JP3502450B2 - パターン発生器 - Google Patents

パターン発生器

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、データ出力にレイテン
シ動作を持つメモリ・デバイスの試験を可能とするパタ
ーン発生器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のメモリ試験装置の基本構成を図4
に示す。パターン発生器20において、パターン発生部
22は、あらかじめ設定されたアルゴリズムで、被試験
メモリ10に与える、アドレス信号、試験データ信号及
び制御信号からなるドライバパターンと、期待値信号を
発生する。また、サイクルシフト部21は、期待値信号
をあらかじめ設定された数だけサイクルディレーして、
期待値パターンとし出力する。波形整形器12は、あら
かじめ設定された波形モードにより、パターン発生器2
0からのドライバパターンと、タイミング発生器11か
らのCLOCKによりドライバ波形を生成し、被試験メ
モリ10に印加する。被試験メモリ10は、印加された
ドライバ波形によってデータを出力する。出力データ
は、論理比較器13において、パターン発生器20から
の期待値パターンにより、タイミング発生器11からの
STRBのタイミングで比較され、その一致、不一致に
より、被試験メモリ10の良否判定を行う。 【0003】図5は、出力データに、2サイクルのレイ
テンシ動作を持つ高速メモリ・デバイスの試験動作タイ
ミング図である。ここで、レイテンシ動作とは、外部ク
ロックに同期して高速のリード/ライト動作をする半導
体メモリにおいて、リード動作時にアドレスの入力サイ
クルから一定サイクル遅れてリードデータが出力する動
作で、サイクルの遅れは、対象となる半導体メモリと外
部クロックの周波数により決まる。ドライバパターン
は、CLOCKにより波形整形され、ドライバ波形で被
試験メモリ10をドライブする。2サイクルのレイテン
シ動作を持つ被試験メモリ10は、2サイクル遅れて出
力データを出力する。一方、期待値信号は、サイクルシ
フト部21で2サイクル遅延し、期待値パターンとし
て、論理比較器13に出力する。論理比較器13は、S
TRBのタイミングで、出力データと期待値パターンを
比較し、良否判定をする。 【0004】パターン発生器20の動作周波数が被試験
メモリ10の動作周波数より低い場合、図6に示すよう
に複数のパターン発生器20を持つ事により、デバイス
の動作周波数に対応する。例えば、動作周波数Mの被試
験メモリ10を、動作周波数Lのパターン発生器20を
使って試験する場合、M>Lのときは、M≦N×Lにな
るようにN台のパターン発生器20を使用する。N台の
パターン発生器20が1からnステップのドライバパタ
ーン及び期待値パターンを並列処理し、各ドライバパタ
ーンを波形整形器112に、各期待値パターンを論理比
較器113に与える。波形整形器112は、各ドライバ
パターンと各ドライバパターンに対応するステップのC
LOCKにより周波数Mのドライバ波形を合成し、被試
験メモリ10に印加する。論理比較器113は、各期待
値パターンと各期待値パターンに対応する出力データと
を、STRBにより周波数Mで良否判定する。 【0005】図7は、レイテンシ動作の無い一般的な場
合で、N個のパターン発生器20を使用する場合の動作
タイミング図である。この場合、パターン発生器20の
1サイクルに対して、被試験メモリ10がnサイクル動
作する。ドライバパターンは、パターン発生器1からパ
ターン発生器nまでの、それぞれのパターン発生器20
から、パターン発生器20のサイクルで波形整形器11
2に出力される。タイミング発生器11から出力するC
LOCKは、被試験メモリ10の動作周期で、波形整形
器112に入力されているドライバパターンを選択し、
被試験メモリ10にドライバ波形を供給する。一方、期
待値パターンは、パターン発生器1からパターン発生器
Nまでの、それぞれのパターン発生器20から、パター
ン発生器20のサイクルで論理比較器113に出力され
る。タイミング発生器11から出力するSTRBは、被
試験メモリ10の動作周期で、被試験メモリ10から出
力される出力データと期待値パターンを比較し、良否判
定を行う。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】図8にパターン発生器
20をN台使用し試験する場合で、各パターン発生器2
0のサイクルシフト部21で1サイクルシフトさせた場
合のタイミング図を示す。この場合、パターン発生器2
0の1サイクルに対して、被試験メモリ10がnサイク
ル動作する。ドライバパターンは、パターン発生器1か
らパターン発生器Nまでの、それぞれのパターン発生器
20から、パターン発生器20のサイクルで波形整形器
112に出力される。タイミング発生器11から出力す
るCLOCKは、被試験メモリ10の動作周期で、波形
整形器112に入力されているドライバパターンを選択
し、被試験メモリ10にドライバ波形を供給する。一
方、パターン発生部22から出力する期待値信号は、パ
ターン発生器1からパターン発生器Nまでの、それぞれ
のパターン発生部22から、パターン発生器20のサイ
クルでサイクルシフト部21に出力される。サイクルシ
フト部21に1を設定すると、パターン発生器20から
発生する期待値パターンが、被試験メモリ10のサイク
ルでnサイクルシフトした事になる。よって、N台のパ
ターン発生器20を使用すると、サイクルシフト部21
に設定した値は、被試験メモリ10のサイクルでは設定
値のN倍になり、サイクルディレーの値がNの倍数しか
設定できないことになる。これは、動作周波数Mの被試
験メモリ10と動作周波数Lのパターン発生器20の動
作周波数の関係がM>Lで、M≦N×LとなるN台のパ
ターン発生器を使用する必要がある時に、出力データの
サイクルディレーがNの倍数以外の値を持つ被試験メモ
リ10の期待値パターンを発生できないことになる。図
8においては、D1 からDn−1の間、期待値パター
ンが不確定で、DnでD1 の期待値パターンE1 を使
って比較される事になり、期待値パターンのサイクルと
出力データのタイミングが合わない。本発明は、複数の
パターン発生器を使用し試験する場合、任意のサイクル
のレイテンシ動作を持つメモリ・デバイスを試験できる
パターン発生器を実現することを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のパターン発生器においては、ドライバパタ
ーンと期待値信号を出力するパターン発生部を設けてい
る。そして、期待値信号をパターン発生器の動作周期で
1サイクルシフトしたディレー期待値信号を出力する1
サイクル固定のサイクルシフト回路を設ける。また、自
分を含めた複数のパターン発生器より出力する期待値信
号及び自分を除いた複数のパターン発生器より出力する
ディレー期待値信号から任意の信号を選択するN対1の
セレクタを設ける。N対1のセレクタにより選択された
信号の出力に、設定された値だけパターン発生器の動作
周期で遅らせて期待値パターンを出力するサイクルシフ
ト部を設ける。任意のサイクルシフトを期待値パターン
より発生させるため、上記構成のパターン発生器を複数
個使用する。パターン発生器から出力する複数のドライ
バパターンを入力し、被試験メモリの動作周期のCLO
CK信号でドライバ波形を出力する波形整形器を設け
る。また、パターン発生器から出力する複数の期待値パ
ターンを入力し、被試験メモリから出力した出力データ
と、被試験メモリの動作周期のSTRB信号で比較する
論理比較器を設ける。 【0008】 【作用】上記のように構成されたパターン発生器では、
複数のパターン発生器を使用して試験する場合、任意の
サイクルのレイテンシ動作を持つメモリ・デバイスを試
験できる。 【0009】 【実施例】図2に本発明のA台目のパターン発生器12
0のブロック図を示す。このブロックにおいては、従来
のパターン発生器20にN対1のセレクタ123と1サ
イクル固定のサイクルシフト回路124を、パターン発
生部22とサイクルシフト部21の間に入れている。こ
れにより、全てのパターン発生器120から、パターン
発生器120のパターン発生部22から出力した期待値
信号または1サイクル固定のサイクルシフト回路124
から出力したディレー期待値信号を、N対1のセレクタ
123を通してパターン発生器120から期待値パター
ンとして出力できるようにした。このとき、1サイクル
固定のサイクルシフト回路124は、パターン発生部2
2から出力した期待値信号を1サイクルだけ遅らせて、
ディレー期待値信号として出力する。 【0010】図1にN台のパターン発生器120を接続
した場合の接続ブロック図を示す。このとき、N対1の
セレクタ123は、Rサイクルのレイテンシ動作をする
被試験メモリに対し、RがNより小さい時、A番目のパ
ターン発生器120の場合、A−R番目のパターン発生
器120のパターン発生部22から出力した期待値信号
を選択する。但し、(A−R)≦0の場合は、A−R+
N番目の1サイクル固定のサイクルシフト回路124か
ら出力したディレー期待値信号を選択する。例えば、図
1において、A=2、R=1の場合、つまり、パターン
発生器2のN対1のセレクタ123は、A−R=1よ
り、1番目のパターン発生器120のパターン発生部2
2から出力した期待値信号を選択する。また、図1にお
いて、A=1、R=1の場合、つまり、パターン発生器
1のN対1のセレクタ123は、A−R=0≦0より、
A−R+N=N、N番目の1サイクル固定のサイクルシ
フト回路124から出力したディレー期待値信号を選択
する。 【0011】動作周波数Mの被試験メモリ10と動作周
波数Lのパターン発生器120の動作周波数の関係がM
>Lで、M≦N×LになるようにN台のパターン発生器
120を使用し、出力データのサイクルディレーがRの
被試験メモリ10を試験する場合、各パターン発生器1
20のサイクルシフト部21にR÷Nの整数部の値Sを
設定する。次に、N対1のセレクタ123にR÷Nの余
りの値Tを設定する。これにより、A番目のパターン発
生器120のN対1のセレクタ123は、A−T番目の
期待値信号を選択する。但し、(A−T)≦0の場合
は、A−T+N番目のディレー期待値信号を選択する。
サイクルシフト部21では、設定値Sだけサイクルシフ
トすることにより、被試験メモリ10の出力データのサ
イクルディレーRに同期して期待値パターンが発生され
る。例えば、図1において、N=4、R=5の場合、S
=1、T=1となる。A=2、つまり、2番目のパター
ン発生器120のN対1のセレクタ123は、A−T=
1番目の期待値信号を選択する。また、A=1、つま
り、1番目のパターン発生器120のN対1のセレクタ
123は、A−T=0≦0のため、A−T+N=N=4
番目のディレー期待値信号を選択する。また、S=1の
ため、パターン発生器120の1サイクル、N=4だけ
無条件でサイクルディレーする。 【0012】図3にパターン発生器120をN台使用し
試験する場合で、サイクルディレーが1の場合のタイミ
ング図を示す。この場合、パターン発生器120の1サ
イクルに対して、被試験メモリ10がnサイクル動作す
る。ドライバパターンは、パターン発生器1からパター
ン発生器Nまでの、それぞれのパターン発生器120か
ら、パターン発生器120のサイクルで波形整形器11
2に出力される。タイミング発生器11から出力するC
LOCKは、被試験メモリ10の動作周期で、波形整形
器112に入力されているドライバパターンを選択し、
被試験メモリ10にドライバ波形を供給する。一方、パ
ターン発生部22から出力する期待値信号は、パターン
発生器1からパターン発生器Nまでの、それぞれのパタ
ーン発生部22から、パターン発生器120のサイクル
でN対1のセレクタ123及び1サイクル固定のサイク
ルシフト回路124に出力される。1サイクル固定のサ
イクルシフト回路124から発生するディレー期待値信
号は、被試験メモリ10のサイクルでnサイクルシフト
して出力される。N対1のセレクタ123は、パターン
発生部22からの期待値信号と、1サイクル固定のサイ
クルシフト回路124からのディレー期待値信号から1
つの信号を選択し、サイクルシフト部21を通して、期
待値パターンとして、パターン発生器120のサイクル
で論理比較器113に出力される。タイミング発生器1
1から出力するSTRBは、被試験メモリ10の動作周
期で、被試験メモリ10から出力される出力データと期
待値パターンを比較し、良否判定を行う。 【0013】 【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、複数のパターン発生器を使用し試験する場
合においても、任意のサイクルのレイテンシ動作を持つ
メモリ・デバイスを試験することが可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の複数のパターン発生器を使用したメモ
リ試験の回路ブロック図である。 【図2】本発明のA番目のパターン発生器の回路ブロッ
ク図である。 【図3】本発明の複数のパターン発生器を使用したメモ
リ試験のタイミング図である。 【図4】従来のメモリ試験装置の基本構成図である。 【図5】パターン発生器が1個の場合のレイテンシ動作
を持つメモリ・デバイスの試験動作タイミング図であ
る。 【図6】従来の複数のパターン発生器を使用したメモリ
試験の回路ブロック図である。 【図7】従来の複数のパターン発生器を使用したレイテ
ンシ動作の無い場合の動作タイミング図である。 【図8】従来の複数のパターン発生器を使用したサイク
ルシフトさせた場合のタイミング図である。 【符号の説明】 10 被試験メモリ 11 タイミング発生器 12、112 波形整形器 13、113 論理比較器 20、120 パターン発生器 21 サイクルシフト部 22 パターン発生部 123 N対1のセレクタ 124 1サイクル固定のサイクルシフト回路

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ドライバパターンと期待値信号を出力す
    るパターン発生部(22)と、 期待値信号をパターン発生器(120)の動作周期で1
    サイクルシフトした、ディレー期待値信号を出力する1
    サイクル固定のサイクルシフト回路(124)と、 自分を含めた複数のパターン発生器(120)より出力
    する期待値信号及び自分を除いた複数のパターン発生器
    (120)より出力するディレー期待値信号から任意の
    信号を選択するN対1のセレクタ(123)と、 上記N対1のセレクタ(123)により選択された信号
    を、設定された値だけパターン発生器(120)の動作
    周期で遅らせて期待値パターンとして出力するサイクル
    シフト部(21)と、 を具備することを特徴としたパターン発生器。
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WO1999040450A1 (fr) * 1998-02-09 1999-08-12 Advantest Corporation Appareil pour l'essai de dispositif a semi-conducteur
EP1316808B1 (en) * 2002-09-24 2004-03-24 Agilent Technologies Inc., A Delaware Corporation Transition adjustment

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