JP3501888B2 - 肘掛メモ台装置 - Google Patents

肘掛メモ台装置

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JP3501888B2 JP30062995A JP30062995A JP3501888B2 JP 3501888 B2 JP3501888 B2 JP 3501888B2 JP 30062995 A JP30062995 A JP 30062995A JP 30062995 A JP30062995 A JP 30062995A JP 3501888 B2 JP3501888 B2 JP 3501888B2
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良吉 山崎
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C7/00Parts, details, or accessories of chairs or stools
    • A47C7/62Accessories for chairs
    • A47C7/68Arm-rest tables ; or back-rest tables
    • A47C7/70Arm-rest tables ; or back-rest tables of foldable type

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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、単独又は連設椅
子の肘掛部の内側壁に固定し又は肘掛部直下に設けた収
納部内に取付けるメモ台装置に関する。
【0002】
【従来の技術】講堂又はホール内に多数の椅子を縦列設
置する場合、客席通路を確保するために椅子の前端と後
端間の最短距離が条例等によって規定されている。従っ
てメモ台等を椅子に附属させる場合はメモ台等の附属物
が椅子本体外に突出していないことが望ましい。このた
めメモ台等を肘掛内に収納することが行なわれている
が、従来の肘掛収納メモ台は取出し及び収納操作を全て
人手によって行なっていたから収納が不完全であると通
路に突出して障害物となり、緊急避難時には危険であっ
た。
【0003】
【解決しようとする課題】本発明は、自動収納機能を備
えたメモ台装置を提供するものであって既製椅子の肘掛
内側壁に固定し又は肘掛部に設けた前面開口収容室内に
取付けて使用でき、倒伏可能なメモ台を垂直状態にする
ことによって最上位置から所定の停止位置に至るまで自
動的に作動するメモ台装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明メモ台装置は、全
体として長方形のケース体の一側背面側にネジリコイル
バネを収容する凹部が形成され、他側前面に固定軸が突
設されると共に該固定軸の周囲に約180°の範囲で回
動規制溝が貫設されたケースユニットが肘掛内側壁に固
定され、前記ケースユニットの固定軸に嵌合する軸受孔
と前記回動規制溝内に嵌入するピンを有し、外周縁部に
メモ台取付板を倒伏可能に蝶番連結した回動枠を備え、
前記ケースユニット内において前記ネジリコイルバネの
一端が前記回動枠のピンに常時引張力を付勢するように
リンクによって連結されて構成され、ケースユニットを
肘掛内側壁に固定するだけで使用できるものである。ま
た肘掛直下に前面開口収納室を設けた場合には該室内に
案内レールに沿って摺動するスライドベースを設け、該
スライドベースの先端部にケースユニットを取付けると
共に収納室の開口側内壁と回動枠の外縁部とをリンクに
よって連結することによってメモ台を自動引込式とする
ことができるものである。
【0005】
【実施態様】図1は本発明装置を肘掛内側面に固定した
場合であって1は椅子の肘掛、2は内側面、3は本発明
装置のケースユニット、4は回動枠、5はメモ台取付板
である。ケースユニットと回動枠はアルミ軽合金又は強
化プラスチック製である。ケースユニットは全体として
長方形であってその一方の側部にはコイルバネを収容す
る凹部20が形成されると共に他側表面には中心孔21
を有する固定軸22が突設され、固定軸の周囲に半円弧
状の回動規制溝24が貫設されている。23は固定軸周
面に穿設されている回動枠の回動停止用のピン孔であ
る。25はネジリコイルバネ、26は固定端、27は回
動端であって舌片状の回動片28の係合孔29に嵌入さ
れてネジ31によって蓄勢状態でバネ収容凹部20内に
収容される。回動枠4は全体としてU状をなし上辺部に
蝶番連結用の一対の軸受突部36,36とピン孔38が
垂設された中間凹部37が形成されている。39はバネ
付出没ピンであって回動枠の停止ピンとなる。回動枠の
内側面4aには中心に取付孔40を有する軸受孔41が
穿設され、その外周部に回動規制ピン44が突設されて
軸受孔41はケースユニットの固定軸22に嵌合してリ
ベット42によって回動自在に取付けられ、ピン44は
回動規制溝24を貫通する。ピン44の先端はリンク3
3によって回動片28の連結孔30に連結される。メモ
台取付板5の基端側には蝶番連結用の軸受突部51,5
1と凹部52,52を挟む中央にピン押圧突子53が突
設されている。
【0006】上記装置の作動態様は図3のようであっ
て、図3(a)の定位置即ち収納状態においてメモ台6
は肘掛内側壁に沿って垂下している。この状態のとき回
動枠4はリンク33を介してコイルバネ25による引張
力を付勢されており、ピン44は回動規制溝の下端24
bに位置してメモ台を引込み状態で保持している。この
メモ台をバネ25の引張力に抗って図3(b)のように
引出す場合はリンク33の力の作用線が回動枠の中心4
0に達するまではピン44を介して回動枠4に引張力が
作用して抵抗するが中心40を過ぎると同図(c)の位
置即ち直立状態になるまでバネの引張力がメモ台の手動
回動を助勢するように働く。直立状態ではピン44は溝
24の上端24aに位置してこの状態を保持するからメ
モ台6を回動枠4に対して倒伏して使用状態にする。メ
モ台を収納する場合はメモ台を押し上げて同図(c)の
状態にしてからメモ台を軽く前方に押すとメモ台の自重
によって自動的に回動し始める。メモ台の下降回動過程
の初期においてはバネ25の引張力が抵抗して急激な回
動が阻止され、同図(b)の状態を過ぎるとメモ台に引
込み力が働いて定位置状態即ち同図(a)のように復帰
する。上記のようにコイルバネ25はメモ台の停止時は
勿論回動過程においても引出し側及び収納側共に有効に
作用している。なおメモ台直立状態において回動枠の中
間凹部37上に穿設されたピン孔38と固定軸周面上に
設けたピン孔23とを一致させるようにしてピン孔38
に常時上方にバネ付勢された出没ピン39をピン孔23
に達するように設けてメモ台取付板5の押圧突子53に
係合させることによって図4の如くメモ台が直立状態以
外のときには回動枠4を回動不能にすることができる。
【0007】図5以下は肘掛直下にメモ台収納室7を設
けて自動引込式とする場合である。ユニットケース内及
び回動枠の構成は上記と全く同様である。図12におい
て7a,7bは収納室7を構成する内壁であって、60
は一方の内壁7aに固設した市販のスライダである。6
1はスライド案内レール、62はスライドベースであ
り、先端部にケース3が固定される。63は他方の内壁
7bの収納室開口8側の先端に一端64を枢着された回
動引込リンクであって他端65を回動枠4の外縁部に枢
着されている。リンク63の収納室内壁固定端64は、
メモ台収納状態(図11)とメモ台直立状態(図7)の
夫々の回動枠位置の中間に設定され、リンク63の長さ
及びリンクの回動端65の位置は回動枠4の180°回
動を可能とするように選定される。上記装置の作動態様
は図7〜図11のようであって、メモ台が図11のよう
に垂下引込み状態から図10のように引出されるとリン
ク63の回動端65は回動枠4の回動と連動して回動し
スライドベース62を開口8側に引出す。更に図9及び
図8の状態を経てスライドベース62を完全に引出して
図7の直立状態としてからメモ台を倒伏させる。収納す
る場合は、メモ台を直立させた状態(図7)から手を離
せばメモ台の自重によって前記と逆の過程を経て図11
の如く収納室7内に自動収納され、以後この引込状態が
保持される。この間においてバネ25の作用は前記した
発明の場合と全く同様である。
【0008】
【効果】以上のように本発明装置は、ケースユニット内
のコイルバネ25がリンク33を介して回動枠に常時作
用しているが、メモ台の回動位置に応じて抵抗し又は助
勢するように働き特にメモ台の収納回動時の加速度を減
殺するので動作が円滑安定であり、しかも定位置におい
ては引込力として作用するので確実な収納状態が保持さ
れる。またケースユニットをスライダに取付けて収納室
内に設ける場合も定位置においてはコイルバネ25の引
張力が回動枠に対して引込方向回動力として作用するの
でスライドベースも引込収納される。自動引込み式とす
る場合は肘掛部寸法を小さくできるので椅子全体の奥行
寸法も小さくできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明メモ台自動収納装置を椅子肘掛内側面
に取付けた場合の斜視図。
【図2】 本発明装置の内部構造を示す部品展開図。
【図3】 (a)(b)(c)は図1の装置の動作を示
す側面図。
【図4】 回動枠の中央縦断側面図。
【図5】 本発明装置を肘掛直下に設けた収納室内に引
込式に設けた場合の連結椅子の平面図。
【図6】 同上正面図。
【図7】 メモ台の引込動作過程を示す側面図。
【図8】 メモ台の引込動作過程を示す側面図。
【図9】 メモ台の引込動作過程を示す側面図。
【図10】 メモ台の引込動作過程を示す側面図。
【図11】 メモ台の引込動作過程を示す側面図。
【図12】 メモ台引込収納室の横断平面図。
【符号の説明】
1 肘掛 2 内側面 3 ケースユニット 4 回動枠 5 メモ台取付板 6 メモ台 7 メモ台収納室 7a,7b 内壁 8 開口 22 固定軸 23 ピン孔 24 回動規制溝 25 コイルバネ 28 回動片 33 連結リンク 36 軸受突部 38 ピン孔 39 回動停止ピン 41 軸受孔 44 回動規制ピン 61 案内レール 62 スライドベース 63 回動引込リンク 64 固定端 65 回動端
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 7/70 A47C 7/62 A47C 7/68 B60N 3/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体として長方形のケース体の一側背面
    側にネジリコイルバネを収容する凹部が形成され、他側
    前面に固定軸が突設されると共に該固定軸の周囲に約1
    80°の範囲で回動規制溝が貫設されたケースユニット
    が肘掛内側壁に固定され、前記ケースユニットの固定軸
    に嵌合する軸受孔と前記回動規制溝内に嵌入するピンを
    有し、外周縁部にメモ台取付板を倒伏可能に蝶番連結し
    た回動枠を備え、前記ケースユニット内において前記ネ
    ジリコイルバネの一端が前記回動枠のピンに常時引張力
    を付勢するようにリンクを介して連結されてなる肘掛メ
    モ台装置。
  2. 【請求項2】 全体として長方形のケース体の一側背面
    側にネジリコイルバネを収容する凹部が形成され、他側
    前面に固定軸が突設されると共に該固定軸の周囲に約1
    80°の範囲で回動規制溝が貫設されたケースユニット
    が肘掛直下に設けた前面開口収納室内に固設したスライ
    ダのスライドベース前端部に固定され、前記ケースユニ
    ットの固定軸に嵌合する軸受孔と前記回動規制溝内に嵌
    入するピンを有し外周縁部にメモ台取付板を倒伏可能に
    蝶番連結した回動枠を備え、前記ケースユニット内にお
    いて前記ネジリコイルバネの一端が前記回動枠のピンに
    常時引張力を付勢するようにリンクを介して連結される
    と共に、前記回動枠の回動に伴って前記スライドベース
    を進退させるための回動引込リンクの一端が前記収納室
    開口側内壁に枢着され、他端が前記回動枠の外縁部に枢
    着されてなる肘掛メモ台装置。
  3. 【請求項3】 回動枠の蝶番連結凹部37に上方にバネ
    付勢された出没ピン39を固定軸周面上のピン孔23に
    挿脱可能に設けると共に前記出没ピンをメモ台取付板の
    押圧突子に係合させてメモ台が直立状態以外のときに回
    動枠を回動不能とした請求項1又は2記載の装置。
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