JP3501517B2 - ハッチ用安全ロック - Google Patents

ハッチ用安全ロック

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JP3501517B2
JP3501517B2 JP25305994A JP25305994A JP3501517B2 JP 3501517 B2 JP3501517 B2 JP 3501517B2 JP 25305994 A JP25305994 A JP 25305994A JP 25305994 A JP25305994 A JP 25305994A JP 3501517 B2 JP3501517 B2 JP 3501517B2
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hook
lever
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tip
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Inventor
和夫 松本
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松本機工株式会社
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、非常時避難用のハッ
チの蓋が、不用意に開いてしまって、子供が落ちたりす
ることがないようにする、ハッチ用安全ロックに関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】非常時に、階下に避難するためのハシゴ
を備えたハッチには、通常蓋が閉められているが、この
蓋が、子供が遊んでいる時などに簡単に開いてしまう
と、ハッチから階下に落ちてしまうことがあった。ま
た、強風の時に、開いてしまうこともあった。そのた
め、図6に示すように、蓋2の取っ手15と、ハッチ本
体1のフック14との間に鎖10を通して鍵16を掛け
るというようなものがあった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、このように、
常に鍵を掛けて、おくと、開ける時に手間がかかる。特
に、鍵を別のところに保管しておくようなことをする
と、緊急時に間に合わないというような問題もある。そ
こで、本発明の目的は、強風や、子供などには、簡単に
開けられないが、必要な時には簡単に開けられるような
ハッチ用安全ロックを提供することである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明のハッチ用安全ロ
ックは、ハッチの蓋の内側に取り付けたフックと、ハッ
チ本体に取り付けたレバーとからなり、このレバーがフ
ック引っ掛け部を持ったレバー頭部と、縦長の長穴を形
成した胴部とを備えハッチ本体の外壁近傍に取付具を
介して固定した軸を上記長穴に通し、レバーを上記軸
回りに揺動可能とし、フック引っ掛け部先端が、通常
は蓋の開閉によるフック先端の移動軌跡描く円弧の外
側に位置し、下降するフックに押された時、上記円弧
の内側に回避する構成とするとともに、上記レバー頭部
のフック引っ掛け部がフックに引っ掛かったままレバー
が移動するのに伴い、最大で上記長穴の長さ分だけハッ
チの蓋が開く構成とし、上記レバーを移動させ、上記軸
が上記長穴の下端に達しない過程で、ハッチの本体と蓋
の間に、レバーをハッチの内部に向けて押すための隙間
を生じさせる構成とし、この隙間が維持されている状態
で、ハッチの内部に向けてレバーを押す力が作用したと
き、レバー頭部のフック引っ掛け部先端が上記移動軌跡
の描く円弧の内側に回避され、上記レバーが上記フック
から外れる機構にしたことを特徴とする。 【0005】 【作用】ハッチの蓋がハッチ本体に向かって下降して
まるとき、その蓋の下降にともなってフックが移動して
くると、そのフックの移動軌跡である円弧の外側に飛び
出しているレバー頭部に、フックが当たる。フックがレ
バー頭部に当たれば、フックレバー頭部を押すこと
なる。このようにレバー頭部が押されると、レバーは、
軸回りに揺動し、フック引っ掛け部の先端が、円弧の内
側に移動する。ハッチの蓋が完全に下降して、ハッチが
閉まると、フックが最下端まで到達する。フックが最下
端ま到達すると、フック引っ掛け部の先端は、円弧の
外側に戻ってくる。これによって、レバーのフック引っ
掛け部が蓋のフックに引っ掛かる。ここで、レバー頭部
が、軸の中心を通る鉛直線よりも、ハッチ本体の中心と
は反対側(外側)に傾いていると、レバーの戻り、つま
り、フックへの引っ掛かりが、より確実なものとなる。
そのためには、レバーにフックが掛かっていない状態に
おいて、レバー頭部が、レバー胴部よりもハッチ本体の
中心とは反対側(外側)に傾いている構成を採ることが
望ましい。そして、蓋を開ける時には、蓋を少しだけ持
ち上げて、蓋を少し開けた部分から、手を差し入れてレ
バーをつまむ。このようにしてレバーをつまんだら、そ
のレバーを強制的に回動して、レバーをフックからはず
すことができる。 【0006】 【実施例】図1〜図5に示す、実施例は、避難用ハッチ
本体1と蓋2との間の安全ロックであり、蓋2に取り付
けたフック3と、本体1に取り付けたレバー5とからな
る。そして、図1に示すように、蓋2が閉まった時にフ
ック3がレバー5に引っ掛かるようになっている。レバ
ー5のハッチ本体1への組み付け状態を図2に示す。レ
バー5は、フック引っ掛け部7を形成したレバー頭部6
と長穴8を形成した胴部からなり、長穴8に軸12を
通す。軸12はブラケット4に固定した取付金具11に
固定し、ブラケット4を図2の(c)に示すように、ハ
ッチ本体1のコーナー部にビス穴18を利用して取り付
ける。フック3は、このレバー5の位置に対応する蓋2
の位置に固定する。このように本体1に設置されたレバ
ー5は、軸12の回りに矢印19方向に揺動可能であ
る。 【0007】蓋2が閉まった時に、フック3がレバー5
のフック引っ掛け部7に引っ掛かる仕組みを図2、図3
を用いて説明する。蓋2の開閉によって、フック3の先
端の軌跡は円弧17を描くが、レバー5のフック引っ掛
け部7の先端7aは、この円弧17の外側に突出してい
る(図3)。そこで、フック3は、蓋2と共に下降し
て、レバー頭部6に突き当たるが、レバー5は、軸12
を中心に揺動し、フック3に押されることによって、引
っ掛け部先端7aを円弧17の内側にま回避させる。
この時、レバーは、図3の破線の位置ま移動する。
蓋2が閉じて、フック3が、最下端に到達すると、レバ
ー5は実線の状態に戻り、引っ掛け部7にフック3が引
っ掛かることになる。ここで、レバーは、図2(a)
に示すように、自然状態では、レバー頭部6の方が、レ
バー胴部9よりも外側(ブラケット4と反対側)に傾い
ている構成を採っているので、フック3によって、円弧
17から回避した後の戻りが、より確実になる。 【0008】また、レバー5は、軸12を中心にして揺
動できるが、ブラケット4に衝突することで、その揺動
範囲が制約されている。レバー5とブラケット4との間
には、フック引っ掛け部の先端7aが、フック3の移動
軌跡である円弧17から回避できるだけの空間が必要で
ある。しかし、この空間があっても、ブラケット4によ
って、レバー5は、その揺動範囲が制約される。そこ
、レバー5、やたらに回転したり、振動したりなど
することがない。したがって、レバー5がフック3から
はずれるというようなことが起こらない。このようにロ
ックされた蓋2を、子供が、いたずらに開けようとした
場合には、図4に示すように、フック3は、フック引っ
掛け部7に引っ掛かったまま、フック3の移動軌跡であ
円弧17上を上方に移動する。フック3は、レバー5
のフック引っ掛け部7に引っ掛かったまま移動するの
で、この移動中、レバー5のフック引っ掛け部7の先端
7aは、円弧17の外側に突出した状態を維持してい
る。したがって、レバー5がフック3から外れることは
ない。また、レバー5は、蓋2が開けられるとき、最大
長穴8の長さ分だけ移動する。つまり、蓋2は、長穴
8の長さ以上には開かないので、蓋2が開くことによっ
て生じた長穴8の長さに相当する程度の隙間から子供
転落することはない。さらに、強風により、蓋がもち
上がり、開きかけても、やはり、長穴8の長さ以上には
開かない。この場合、蓋2自体の重さによって、蓋2
は、元の閉まった状態に戻る。次に、このハッチ本体1
を利用して避難する場合について説明する。このハッチ
本体1を利用して避難しなければならない非常時には、
図5示すようにする。まず、蓋2を少し開け、つまん
だレバー5を矢印方向に押して、レバー5をフック3か
らはずし(a)、蓋を完全に開け、確実にロックする
(b)。次に、階下の安全を確かめて、ハシゴを下ろし
(c)、速やかに、避難する(d)。図5の(a)に示
す、蓋2を少し開け、レバー5をつまんでフック3から
はずす動作は、非常に単純なものであり、非常時に、簡
単に蓋2を開けることができる。しかし、このような蓋
2の開け方を知らない子供は、単に、蓋2を持ち上げよ
うとするだけなので、レバー5をフック3からはずすこ
とができない。 【0009】 【発明の効果】本発明のハッチ用安全ロックは、子供な
どが、単にハッチの蓋を引っ張っただけでは、ハッチの
蓋の内側に取り付けたフックが、ハッチ本体に取り付け
たレバーからはずれない。単に、レバー頭部のフック引
っ掛け部がフックに引っ掛かったままレバーが移動する
だけである。この場合、レバーの移動に伴い、ハッチの
蓋が開く構成になっている。しかし、レバーの移動量
は、最大でもレバー胴部に形成された長穴の長さ分だけ
なので、レバーの移動に伴ってハッチの蓋が開いたこと
によって生ずる隙間は、せいぜい長穴の長さ相当分であ
る。この程度の隙間からは、身体の小さい子供といえど
も、誤って転落することがない。また、強風によって蓋
が持ち上がっても、レバーの可動分以上に開くことはな
い。一方、必要な時には、ハッチの蓋を少し開け、ハッ
チの内部に向けてレバーを押す力を作用させるという
単な操作で、レバーをフックから外すことができるの
で、ハッチの蓋を開けて、避難することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本実施例の全体図である。 【図2】本実施例の組み付け図であり、(a)は側面
図、(b)は正面図、(c)は平面図である。 【図3】本実施例の安全ロックの作動説明図である。 【図4】本実施例の安全ロックの作動説明図である。 【図5】本実施例のハッチ使用説明図である。 【図6】従来例の斜視図である。 【符号の説明】 1 ハッチ本体 2 蓋 3 フック 5 レバー 6 頭部 7 フック引っ掛け部 8 長穴 9 胴部 12 軸 17 円弧

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ハッチの蓋の内側に取り付けたフックと
    ハッチ本体に取り付けたレバーとからなり、このレバー
    がフック引っ掛け部を持ったレバー頭部と、縦長の長穴
    を形成した胴部とを備えハッチ本体の外壁近傍に取付
    具を介して固定した軸を上記長穴に通し、レバーを上記
    回りに揺動可能とし、フック引っ掛け部先端が、
    通常は蓋の開閉によるフック先端の移動軌跡描く円弧
    の外側に位置し、下降するフックに押された時、上記
    円弧の内側に回避する構成とするとともに、上記レバー
    頭部のフック引っ掛け部がフックに引っ掛かったままレ
    バーが移動するのに伴い、最大で上記長穴の長さ分だけ
    ハッチの蓋が開く構成とし、上記レバーを移動させ、上
    記軸が上記長穴の下端に達しない過程で、ハッチの本体
    と蓋の間に、レバーをハッチの内部に向けて押すための
    隙間を生じさせる構成とし、この隙間が維持されている
    状態で、ハッチの内部に向けてレバーを押す力が作用し
    たとき、レバー頭部のフック引っ掛け部先端が上記移動
    軌跡の描く円弧の内側に回避され、上記レバーが上記フ
    ックから外れる機構にしたハッチ用安全ロック。
JP25305994A 1994-09-21 1994-09-21 ハッチ用安全ロック Expired - Lifetime JP3501517B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010035902A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Naka Ind Ltd 避難装置の安全ロック
JP7132603B2 (ja) 2018-08-13 2022-09-07 ヤマトプロテック株式会社 避難装置

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JP2010035902A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Naka Ind Ltd 避難装置の安全ロック
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