JP3498002B2 - 画像形成装置の用紙揃え装置および用紙揃え方法 - Google Patents

画像形成装置の用紙揃え装置および用紙揃え方法

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JP3498002B2 JP06249399A JP6249399A JP3498002B2 JP 3498002 B2 JP3498002 B2 JP 3498002B2 JP 06249399 A JP06249399 A JP 06249399A JP 6249399 A JP6249399 A JP 6249399A JP 3498002 B2 JP3498002 B2 JP 3498002B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置において画像形成さ
れた用紙を頁順に揃える用紙揃え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ等において、印字され
た面を上側にして排出するフェースアップでユーザに提
供する場合と、逆に下側にして排出するフェースダウン
でユーザに提供する場合とがある。ここで、両方を選択
可能にすると、画像情報を入力された状態でそのまま印
字を行うとき、フェースアップでは印字後の用紙は第1
頁が最下位にきて、その上に頁順に積載されていくの
で、最終的にユーザが用紙を頁順に揃え直す必要があ
る。このため、従来では入力された画像情報をすべて一
旦メモリに入力し、最終頁から出力して印字を実行する
ことにより、最終頁が最下位にくるように頁順を揃えた
状態で排出する方法等が用いられている。したがって、
印字行程と画像入力行程の両方の制御が複雑になり、画
像情報を一旦メモリして、その後出力しなければならな
いので、時間がかかり、印字速度が低下する問題が発生
していた。
【0003】また、特開平7−69508号公報に記載
された画像形成装置では、印字後の用紙の搬送路を分岐
あるいは合流した複数の通路から構成し、通路の1つと
して再給紙装置に搬送するための再送路を設け、ユーザ
の要求に応じたフェースアップ、フェースダウンの選択
に応じて印字後の用紙を逆送することにより、用紙を表
裏反転してトレイに排出することを可能にしている。こ
のように用紙の搬送を制御することにより、容易に両方
式を選択可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
術においては、フェースアップの場合には最下位に第1
頁がきて、頁順に排出することはできない。一方、フェ
ースダウンの場合には用紙を逆送させることにより頁順
を揃えて排出できるが、用紙がトレイに排出され終わる
まで次の用紙を搬送できず、待機時間が生じると高速化
を阻害することになる。特に、両面印字するときには、
再給紙路を使用して逆送させるので、このことが顕著と
なる。また、用紙を逆送させるために一旦用紙を受け入
れる通路が必要となり、コンパクト化も阻害することに
なる。
【0005】本発明は、上記に鑑み、フェースアップ、
フェースダウンに関係なく、必要に応じて容易に用紙を
頁順に揃えることができる用紙揃え装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、用紙を積載する第1トレイとは別に用紙を積載可
能な第2トレイを設け、第1トレイに積載されている用
紙を1枚ずつ取り出して、取り出した用紙を搬送路を介
して第2トレイに順に搬送するものである。これによっ
て、第1トレイに用紙を積載したときとは上下方向を逆
にして第2トレイに用紙が積載され、フェースアップ、
フェースダウンのいずれであっても頁順に積載されてい
ない用紙を頁順に揃え直すことができる。そして、用紙
揃えを実行する時期は、印字処理が終了して第1トレイ
に用紙がすべて排出された後であり、即座に用紙を取り
出して頁揃えを実行するので、印字処理に影響を及ぼさ
ない。また、印字処理とは無関係に第1トレイに用紙を
載置した後、開始信号の入力により、用紙を取り出して
頁揃えを実行することもできる。
【0007】ここで、具体的な構成としては、画像形成
装置内の排出路から排出された用紙を積載するための第
1トレイおよび第2トレイを設け、第1トレイから用紙
を1枚ずつ取り出すためのローラ、ベルト等の取出手段
と、取り出された用紙を画像形成装置内の搬送路に搬入
するためのローラ、ベルト等の搬入手段と、搬送路から
第2トレイに搬出するためのローラ、ベルト等の搬出手
段と、用紙を搬送するときその進路を目的の方向に切換
えるためのガイド部材を備えていればよい。このとき、
用紙の積載量は一定でないので確実に用紙を取り出せる
ようにするには、取付手段は第1トレイに対して相対的
に高さ位置を可変とする。なお、搬送路は新設してもよ
いが、用紙の両面に画像を形成するときに用紙を搬送す
る再給紙路を利用することも可能であり、これによって
省スペース化を図れる。
【0008】
【発明の実施の形態】本実施形態の画像形成装置の概略
を図面に基づいて説明する。この画像形成装置は、ファ
ックス機能およびプリンタ機能を有するデジタル複写機
であり、図1(a)に示す原稿Dを読み取るためのスキ
ャナ部と、同図(b)に示す読み取った画像を用紙S上
に形成(印字)する画像形成部とから構成される。な
お、画像形成装置としては、これに限定されるものでは
なく、アナログ複写機あるいはプリンタ等の単独の機能
を有するものであってもよい。
【0009】スキャナ部は、透明ガラスからなる原稿台
1と、原稿台1上へ自動的に原稿Dを供給するための両
面対応自動原稿送り装置2と、原稿台1上の原稿Dの画
像を走査して読み取るための画像読み取りユニット(ス
キャナユニット)3とからなる。原稿送り装置2では、
原稿トレイ4に複数枚の原稿Dをセットしておき、ピッ
クアップローラ5、さばきローラ6、搬送ローラ7によ
って原稿台1上へ送給し、さらに正逆回転可能な排紙ロ
ーラ8によって原稿排紙トレイ9へと搬送する。そし
て、ユーザの選択に応じて原稿Dの片面または両面を読
み取ることができるように、搬送路10を切換えるため
の揺動自在なガイド11を設けている。
【0010】スキャナユニット3は、原稿台1の下方に
配され、原稿台1上を移動する原稿Dに光を照射する露
光用光源12と、原稿Dからの反射光を図中の実線で示
すように結像レンズ13を通して光電変換素子(CC
D)14に導く複数の反射鏡15とを備えている。
【0011】CCD14によって読み取られた原稿画像
データは、画像処理が施され、メモリに一旦記憶されて
から、出力指示に応じて画像形成部に出力される。この
画像形成部は、用紙搬送部20、レーザスキャニングユ
ニット(以下LSUと称する)21、電子写真プロセス
部22から構成される。画像データに応じてLSU21
によりレーザ光を電子写真プロセス部22の感光体23
の表面に照射することにより、静電潜像が形成される。
感光体23は、矢印方向に回転駆動されるドラム形状と
され、この感光体23の周囲には、レーザ照射点から感
光体23の回転方向に沿ってレーザによって露光された
感光体23表面の静電潜像をトナーにより可視像化する
現像装置24、感光体23上のトナー像を用紙Sに転写
する転写チャージャー25、感光体23表面の残留トナ
ーを除去するクリーニング装置26、感光体23を所定
の電位に帯電させる主帯電器27が順に設けられ、感光
体23の下流側にトナー像を用紙Sに定着する定着ロー
ラ28が配され、電子写真プロセス部22が構成され
る。
【0012】また、用紙搬送部20は、複数の用紙カセ
ット30および手差しトレイ31を備え、各カセット3
0には用紙Sがサイズ毎に収容されており、ユーザが所
望するサイズの用紙Sを選択して、いずれかのカセット
30あるいは手差しトレイ31から1枚ずつ電子写真プ
ロセス部22へ搬送し、画像が形成された用紙Sをさら
に複数の排紙トレイ32,33へと搬送するため、複数
の通路および複数の搬送用ローラを備えている。
【0013】用紙カセット30および手差しトレイ31
の先端上方には用紙Sを取り出して給紙するための半月
状取出ローラ(ピックアップローラ)34が配されてお
り、カセット30および手差しトレイ31と感光体23
との間に給紙路35が形成され、給紙路35中に、給紙
ローラ36と、感光体23上のトナー像と用紙Sの位置
合わせを行うレジストローラ37とが配置される。そし
て、感光体23から定着ローラ28を経て排紙トレイ3
2,33に至る排出路38が形成され、定着ローラ28
よりも下流側に2組の正逆回転自在な前後の搬送ローラ
39,40が配置され、搬送ローラ39,40は正逆回
転可能なモータによって駆動される。また、両面印字を
行うために排出路38の途中から分岐して給紙路35に
連通した再給紙路41が形成されており、再給紙ローラ
42が配置される。さらに、図示していないが、定着ロ
ーラ28を用紙Sが通過したことを検知する定着紙検知
スイッチや前搬送ローラ39の手前で用紙Sが通過した
ことを検知する排紙検知スイッチが設けられ、紙づまり
を検出している。
【0014】排出路38と再給紙路41との分岐部分に
は、揺動自在な搬送ガイド43が設けられ、ソレノイ
ド、モータ等によって駆動される。すなわち、搬送ガイ
ド43は、排紙トレイ32,33に排出可能なように再
給紙路41を塞ぐ排出姿勢と、両面印字を行うときに排
出路38を塞ぐ搬入姿勢とに切換えられる。
【0015】そして、カセット30あるいは手差しトレ
イ31から供給された用紙Sは給紙路35を通ってレジ
ストローラ37まで達した後、レジストローラ37の回
転により感光体23に搬送され、印字が実行される。印
字された用紙Sは排出路38を通っていずれかの排紙ト
レイ32,33に排出される。この場合、印字された面
が下側になったフェースダウンで用紙Sは排出されるこ
とになる。両面印字する場合は、用紙Sを排出路38の
分岐部分を通過した時点で搬送ローラ39,40を停止
させ、搬送ガイド43の姿勢を切換え、搬送ローラ3
9,40を逆回転することにより、再給紙路41に用紙
Sを送り込み、両面印字が行われる。また、この再給紙
路41を利用することにより、フェースアップで排出す
ることも可能である。すなわち、再給紙された用紙Sに
印字を行わずにそのまま感光体23を通過させて排出す
れば、フェースアップとなる。
【0016】なお、図1は画像形成装置の概略構成を示
す図であり、実際の構造を示すものではないので、各部
の配置によっては再給紙路41を経由せずに通常に排出
路38を搬送すれば、フェースアップで用紙Sが排出さ
れることもある。また、一般に複写機(アナログ、デジ
タルを含む)の場合、画像の取り込みを用紙Sよりも大
きなサイズで取り込めるようにしたものがある。例えば
スキャナ部での画像取り込みサイズを最大A3またはB
4とし、用紙Sは最大A4とし、スキャナ部で取り込ん
だ画像を縮小して印字する。この場合、構造としてスキ
ャナ部、画像形成部、あるいはカセット30のうち、一
番面積を必要とするものがスキャナ部となる。なぜなら
ば、大きいサイズの原稿Dを取り込む必要があるため必
然的に大きな面積が必要となる。
【0017】ここで、フェースアップで用紙Sを排出す
る場合、印字が最終頁からされるときには積載された用
紙Sは頁順に上から並ぶが、印字が第1頁からされる
と、第1頁が最下位にきて、その上に順に積載されてい
くので、頁順に揃った状態にはなっていない。この場
合、積載した用紙Sを上下方向を逆にして、頁順に揃え
直さなければならない。また、フェースダウンで用紙S
を排出する場合、印字が第1頁からされるときには積載
された用紙Sは頁順に下から並ぶが、印字が最終頁から
されると、第1頁は最上位にくるが印字された面が下向
きに積載されている。この場合も用紙Sを頁順に揃え直
さなければならない。
【0018】そのため、この画像形成装置は、印字後に
排出された用紙Sを頁順に揃えるための用紙揃え装置を
有している。この用紙揃え装置は、排出路38から排出
された用紙Sを積載するための複数の排紙トレイである
第1排紙トレイ32および第2排紙トレイ33と、第1
排紙トレイ32から用紙Sを1枚ずつ取り出す取出手段
と、取り出された用紙Sを搬送路を介して第2排紙トレ
イ33に順に搬送する搬送手段とを備えており、これら
は画像形成装置に搭載された制御装置によって一連の手
順に従って駆動制御され、第1排紙トレイ32に用紙S
を積載したときとは上下方向を逆にして第2排紙トレイ
33に用紙Sを頁揃えして積載することができる。
【0019】第2排紙トレイ33は、第1排紙トレイ3
2の近傍に設けられているが、排出路38の前後の搬送
ローラ39,40の中間から排出される用紙Sを受け入
れるようになっていればよい。なお、後搬送ローラ40
は、第1排紙トレイ32に近接して配置され、前搬送ロ
ーラ39は、第2排紙トレイ33に近接して配置され
る。
【0020】取出手段は、半月状ピックアップローラで
ある取出ローラ44からなり、第1排紙トレイ32の上
方に設置され、ここに積載された用紙Sを取り出し可能
なように積載量に応じて高さ位置を可変とする移動手段
を設ける。移動手段としては、例えば取出ローラ44の
回転軸をアームの先端に取り付けて、アームをモータで
揺動させる。このとき、光センサ、位置センサ、重量セ
ンサ等の積載量を検出するための公知の用紙量検知セン
サからの出力に基づいて、モータを駆動することによ
り、取出ローラ44は積載量に応じて高さが変わり、用
紙Sに当接可能となる。なお、取出手段としては、ロー
ラに限らずベルト状のものでもよく、また用紙Sを真空
圧によって吸着して取り出してもよい。
【0021】搬送手段としては、取出ローラ44によっ
て取り出された用紙Sを排出路38から再給紙路41に
搬送する搬入手段と、再給紙路41から排出路38を通
って第2排紙トレイ33に搬出する搬出手段とを備え、
前後搬送ローラ39,40の間に、いずれかの排紙トレ
イ32,33に排出可能なように用紙Sの進路を切換え
る切換えガイド45が設けられる。切換えガイド45
は、揺動自在に配置されて、ソレノイド、モータ等によ
って排出路38中の第2排紙トレイ33への出口を開閉
するように駆動され、出口を塞ぐ閉姿勢になることによ
って第1排紙トレイ32に排出可能とし、出口を開いて
排出路38中に突出する開姿勢になることによって第2
排紙トレイ33に排出可能とする。また、閉姿勢のと
き、用紙Sを排出路38から再給紙路41に搬送可能と
し、開姿勢のとき、再給紙路41から排出路38を通っ
て第2排紙トレイ33に搬送可能とする。すなわち、切
換えガイド43は、用紙Sを排出するためのガイドだけ
でなく、用紙揃えを行うときの用紙Sの進路を選択する
ガイドも兼用するものであり、専用のガイドを設ける必
要がなくなり、部品点数を抑えることができる。
【0022】このように搬送手段は、上記の前後搬送ロ
ーラ39,40、搬送ガイド43および切換えガイド4
5とから構成される。ここで、再給紙路41と、排出路
38の一部である再給紙路41との合流地点よりも下流
側部分とから搬送路は形成される。また、搬送ローラ3
9,40を2組にすると、用紙搬送時に紙詰まりが発生
しにくくなり、スムーズに搬送できる。なお、後搬送ロ
ーラ40も取出ローラ44と同様に用紙Sの積載量に応
じて高さ位置を可変にすれば、第1排紙トレイ32から
用紙Sを取り出して搬送するときスムーズに行える。そ
こで、後搬送ローラ40と取出ローラ44とを支持部材
によって一体的に支持して、モータ等により支持部材を
上下動させると、同時に後搬送ローラ40と取出ローラ
44の高さを可変できる。また、後搬送ローラ40や取
出ローラ44を移動させる代わりに、これらのローラを
定位置にしたまま第1排紙トレイ32を用紙Sの積載量
に応じて下降させてもよい。
【0023】次に、フェースアップで用紙Sを排紙した
ときにおける用紙揃え方法を図2〜図3を用いて説明す
る。まず、図2(a)に示すように、ステップ1では複
数枚印字処理工程で用紙Sが搬送されている。このと
き、用紙Sが第1排紙トレイ32に排出されるように、
搬送ガイド43は排出姿勢とされ、再給紙路41を塞
ぎ、円滑に用紙Sが前後搬送ローラ39,40へ搬送さ
れるように位置し、また前後搬送ローラ39,40は時
計方向に回動し、切換えガイド45は第1排紙トレイ3
2へ用紙Sが排出されるように位置している。そして、
最後に搬送されてきた用紙Snは第1排紙トレイ32上
に載置されている用紙Sn-1上に載置される。このよう
に第1排紙トレイ32に積載された用紙Sは、図4
(a)に示すように、フェースアップで印字された順番
に下から上に向かって積載された状態となっている。
【0024】全ての用紙Sの印字が終了して、第1排紙
トレイ32に排出されることにより、図2(b)に示す
ステップ2において搬送ガイド43は搬入姿勢に切換え
られ、用紙Sを再給紙路41に搬入可能なようにする。
また、取出ローラ44や後搬送ローラ40は、用紙Sの
積載量に応じてその高さが可変され、最上位の用紙Sに
対応している。
【0025】そして、図2(c)に示すステップ3で
は、取出ローラ44や前後搬送ローラ39,40を反時
計方向に回転させ、最上位の用紙Sである最終頁の用紙
Snを排出路38から再給紙路41へ向けて搬送する。
なお、取出ローラ44は1回転のみ駆動されるため、最
上位の用紙Snの下に位置する用紙Snー1は、現時点では
搬送されない。ここで、もしこのようにせずに排出路3
8中を定着ローラ28側へ向けて用紙Sを搬送した場合
には、用紙Sが定着ローラ28と接触することに対する
影響を避けるため、排出路38を長くしなければならな
い。用紙Sのサイズによりこの排出路38の延長量が決
まることになるため、画像形成装置の拡張性が悪化する
こととなり、小型化には好ましい結果は得られない。し
たがって、用紙Sを再給紙路41側へ搬送することによ
り、既存の搬送路を用いることができるので、余分なス
ペースを取らず、しかも用紙Sを搬入できるだけの長さ
も確保されており、紙詰まりの危険性が減少する。
【0026】次に、図3(d)に示すステップ4では、
用紙Sが切換えガイド45を通過した直後、切換えガイ
ド45は閉姿勢から開姿勢に切換えられ、排出路38を
閉じて第2排紙トレイ33へ用紙Sを排出可能とする。
このとき、用紙Sが前搬送ローラ39に挟まれた状態に
なるタイミングで前搬送ローラ39は一旦停止するよう
に制御され、逆回転することにより第2排紙トレイ33
へと搬送できる。あるいは、再給紙ローラ42に挟まれ
るまで搬送してもよく、再給紙ローラ42を逆回転する
ことにより用紙Sを搬送できる。その後、前搬送ローラ
39を時計方向に回動することにより、用紙Snは第2
排紙トレイ33へ排出され、図3(e)に示すステップ
5において切換えガイド45を元の閉姿勢へ戻すことに
より、ステップ2と同様の状態に復帰する。
【0027】そして、ステップ2からステップ5を繰り
返すことにより、第1排紙トレイ32上の用紙Sは上か
ら順に取り出されて、第2排紙トレイ33へ搬送されて
積載されていく。その結果、第1排紙トレイ32上の用
紙Sが全て第2排紙トレイ33へ移動した状態が図3
(f)に示すステップ6であり、第2排紙トレイ33上
には図4(b)に示すように用紙Sが積載される。この
ように、用紙揃えを実行する前後の状態を比較すると明
確であるが、実行前では第1排紙トレイ32上にフェー
スアップで頁順に下から上にかけて載置されていた用紙
Sは、実行後には第2排紙トレイ33上に用紙Sが上下
方向を逆にして積載される。すなわち、第2排紙トレイ
33にフェースアップで積載された用紙Sの順序は、上
から下に向かって頁順となる。したがって、従来印字処
理を行う場合に用紙Sがフェースアップで排出される場
合の対処方法として、ユーザが原稿Dの最終頁から印字
したり、ユーザが頁順に印字後の用紙Sを揃え直す作業
が不要となり、自動的に頁順に揃えることができて使い
勝手を向上できる。
【0028】また、両面印字を行った場合に頁揃えを行
うには、偶数頁の場合では印字順序を最終頁の表、最終
頁、1枚前の表の順とし、奇数頁の場合では印字順序を
白紙、最終頁、1枚前の裏の順で印字することにより、
図5に示すように第1排紙トレイ32上にはバラバラに
排出される。そこで、上記の用紙揃えを実行すると、第
2排紙トレイ33上には裏表の頁番号を各用紙S間で正
しく揃えて頁順に積載され、何ら手を加えることなく、
これらの用紙Sをそのまま利用可能としている。
【0029】さらに、フェースダウンで排出して、かつ
用紙Sの最終頁から印字をした場合には、図6(a)に
示すように用紙Sは上から頁順には積載されるが、印字
された面は下向きになっている。そこで、上記の用紙揃
えを実行することにより、図6(b)に示すように、用
紙Sをフェースダウンで下から頁順に揃えた状態に積載
することができる。
【0030】ところで、用紙揃えの実行はユーザの指示
によって行なわれる。その時期は、印字処理前より認識
している場合と、印字処理後のニーズとの2通りが考え
られる。まず印字処理前より頁揃えを行うことが確定し
ている場合には、画像形成装置における図示しない印字
条件設定等を行う操作パネル上に頁揃えを行うボタンを
設け、このボタンをユーザが印字処理前、あるいは印字
処理中に押下する。すると、開始信号が入力され、制御
装置は印字処理終了後に即座に上記の用紙揃えを自動的
に実行する。
【0031】また、印字処理後のニーズにより用紙揃え
を行う場合には、第1排紙トレイ32上に用紙揃えを行
いたい用紙Sを載置し、次に操作パネル上に設けた頁揃
えボタンをユーザが一定時間押下することにより開始信
号が入力され、印字処理を行うことなしに上記の用紙揃
えのみを行うようにすることができる。したがって、用
紙揃えをしたい書類があれば、この用紙揃え装置を利用
することにより頁順に並べ変えることができ、画像形成
装置の機能が向上して利用価値が高まる。
【0032】以上のように、2段配置された各排紙トレ
イ32,33は、印字処理後の用紙揃えを行う際には必
要不可欠であるが、用紙揃えを行なわないときにも2つ
の排紙トレイ32,33を有効利用することができる。
例えば、画像形成装置が複合機の場合、ファクシミリや
プリンタとして機能する際には第2排紙トレイ33を使
用し、複写機としては第1排紙トレイ32を使用すると
いったように印字内容によって用紙Sを仕分けることが
可能となる。これにより、ファクシミリ受信やプリンタ
として機能している途中に、ユーザがコピーを行うとい
った割り込み作業をする際に、排紙トレイ32,33上
に載置してある用紙Sを取り除かずに、即コピー作業を
行うことができ、多機能の画像形成装置の使い勝手を向
上させることができる。
【0033】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることは勿論である。例え
ば、排紙トレイは、後処理装置として付加されるソータ
の複数あるソートビンを利用すれば、新たに排紙トレイ
を設けなくてもよい。
【0034】他の実施形態として、図7に示すように、
第1排紙トレイ32から第2排紙トレイ33に接続され
た搬送路50を設け、第1排紙トレイ32から順に用紙
Sを取り出して、この搬送路50を用いて第2排紙トレ
イ33に順に積載してもよい。なお、図中、51は案内
板、52は搬送ローラであり、第2排紙トレイ33とし
て、例えば画像形成装置内に配置された両面印字される
用紙Sを一時収容するための両面トレイを利用すれば、
新たなスペースが不要となり、小型化を図れる。しか
も、用紙Sの進路を切換えるためのガイドが不要となっ
て、部品点数を少なくできるとともに、用紙Sを直接搬
送するので、用紙揃え時間を短縮でき、効率よく用紙揃
えを実行できる。
【0035】また、図8に示すように、取出手段を第1
排紙トレイ32の下方に設け、第1排紙トレイ32に積
載された用紙Sのうち最下位の用紙Sから取り出して、
順に第2排紙トレイ33に搬送する。このとき、用紙S
の表裏を反転するように搬送しなければ、頁順に用紙揃
えができないので、取出手段として、用紙Sを負圧で吸
着しながら搬送する搬送ベルト53を用いればよく、こ
れは搬送手段も兼用することになる。なお、図中、54
は案内板、55は剥離爪である。これによって、用紙S
を取り出して、搬送ベルト53に吸着させながら搬送す
ると、用紙Sは反転しながら第2排紙トレイ33の上方
まで搬送される。そして、剥離爪55によって搬送ベル
ト53から分離すると、第2排紙トレイ33に頁順に積
載することができる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、1つのトレイに一旦積載された用紙を取り出し
て、他のトレイに搬送して再び積載することによって、
用紙を頁順に揃え直すことができ、一括して用紙揃えが
実行されるので、画像形成装置における印字処理に影響
を及ぼすことなく実行でき、画像形成装置の使い勝手を
向上させることができる。このとき、取り出した用紙を
搬送するための搬送路として既存の搬送路を利用するこ
とにより、装置の大型化を防げる。
【0037】また、積載された用紙を上から取り出す場
合、ローラ等の取出手段の高さ位置を可変とすることに
より、用紙の積載量に関係なく確実に用紙を取り出すこ
とができる。そのため、用紙揃えを意識して印字処理を
複数回に分けて行う必要がなくなり、使い勝手を悪化さ
せることなく用紙揃えを実行することができる。
【0038】そして、用紙揃えの要求を印字の条件設定
時に指定することにより、印字終了後に即時実行される
ので、用紙揃えを含めた印字処理の高速化を実現するこ
とができる。また、ユーザが画像形成装置を離れていた
場合でも、用紙揃えが自動的に行なわれるので、使い勝
手を向上することができる。そこで、この画像形成装置
の用紙揃えの機能を用いて、一旦ユーザの手元に渡った
用紙をトレイに載置して、用紙揃えの開始信号を入力す
ることにより、印字処理とは無関係に用紙揃えのみを単
独で実行できるので、この機能の活用を図ることがで
き、画像形成装置の機能性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の画像形成装置を示し、
(a)はスキャナ部の概略構成図、(b)は用紙揃え装
置を有する画像形成部の概略構成図
【図2】用紙揃え処理の過程を示す図
【図3】用紙揃え処理の過程を示す図
【図4】フェースアップで排出された片面印字用紙の用
紙揃え処理の前後における積載順序を示す図
【図5】両面印字された用紙の用紙揃え処理の前後にお
ける積載順序を示す図
【図6】フェースダウンで排出された片面印字用紙の用
紙揃え処理の前後における積載順序を示す図
【図7】他の実施形態の用紙揃え装置の概略構成図
【図8】他の実施形態の用紙揃え装置の概略構成図
【符号の説明】
32 第1排紙トレイ 33 第2排紙トレイ 38 排出路 39 前搬送ローラ 40 後搬送ローラ 41 再給紙路 43 搬送ガイド 44 取出ローラ 45 切換えガイド S 用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 康弘 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社 内 (72)発明者 中島 範智 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社 内 (72)発明者 加藤 竹博 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社 内 (56)参考文献 特開 平4−340858(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 83/02 B65H 85/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一面に画像の形成された用紙
    を積載する第1トレイと、該第1トレイから用紙を1枚
    ずつ取り出す取出手段と、取り出された用紙を第2トレ
    イに順に搬送する搬送手段とを備え、前記第1トレイに
    用紙を積載したときとは上下方向を逆にして前記第2ト
    レイに用紙を頁揃えして積載することを特徴とする画像
    形成装置の用紙揃え装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置内の排出路から排出された
    用紙を積載するための第1トレイおよび第2トレイと、
    該第1トレイから用紙を1枚ずつ取り出す取出手段と、
    取り出された用紙を画像形成装置内の搬送路に搬入する
    搬入手段と、前記搬送路から第2トレイに用紙を搬出す
    る搬出手段とを備え、前記第1トレイに用紙を積載した
    ときとは上下方向を逆にして前記第2トレイに用紙を頁
    揃えして積載することを特徴とする画像形成装置の用紙
    揃え装置。
  3. 【請求項3】 排出路と搬送路との合流地点の下流側
    に、いずれかのトレイに搬送可能なように用紙の進路を
    切換えるガイド部材が設けられたことを特徴とする請求
    項2記載の画像形成装置の用紙揃え装置。
  4. 【請求項4】 搬送路として、用紙の両面に画像を形成
    するときに用紙を搬送する再給紙路が利用されたことを
    特徴とする請求項3記載の画像形成装置の用紙揃え装
    置。
  5. 【請求項5】 第1トレイに積載された最上位の用紙か
    ら取り出し可能なように、取出手段は前記第1トレイに
    対して相対的に高さ位置が可変とされたことを特徴とす
    る請求項1または2記載の画像形成装置の用紙揃え装
    置。
  6. 【請求項6】 画像形成装置内の排出路から排出された
    用紙を積載するための第1トレイおよび第2トレイと、
    用紙の両面に画像を形成するときに用紙を前記排出路か
    ら搬送する再給紙路と、前記第1トレイから最上位の用
    紙を取り出す取出ローラと、前記再給紙路よりも下流側
    の排出路中に配された搬送ローラと、いずれかのトレイ
    に用紙を排出するように用紙を導くガイド部材とを備
    え、前記取出ローラは、第1トレイに積載された用紙の
    高さに応じて移動自在とされ、前記搬送ローラは、用紙
    を前記第1トレイあるいは第2トレイに搬送するととも
    に第1トレイから取り出された用紙を前記再給紙路に搬
    送するように正逆回転可能とされ、前記第1トレイに用
    紙を積載したときとは上下方向を逆にして前記第2トレ
    イに用紙を頁揃えして積載することを特徴とする画像形
    成装置の用紙揃え装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも一面に画像の形成された用紙
    を第1トレイに積載し、積載された用紙を1枚ずつ取り
    出して一旦画像形成装置内の搬送路に搬入し、該搬送路
    から第2トレイに用紙を搬出して積載することによっ
    て、前記第1トレイに用紙を積載したときとは上下方向
    を逆にして頁揃えすることを特徴とする画像形成装置の
    用紙揃え方法。
  8. 【請求項8】 画像形成が終了して第1トレイに用紙が
    すべて排出された後、用紙を取り出して頁揃えを実行す
    ることを特徴とする請求項7記載の画像形成装置の用紙
    揃え方法。
  9. 【請求項9】 画像形成に関係なく第1トレイに用紙を
    載置した後、開始信号の入力により用紙を取り出して頁
    揃えを実行することを特徴とする請求項7記載の画像形
    成装置の用紙揃え方法。
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