JP3497460B2 - 無段変速機用ベルト - Google Patents

無段変速機用ベルト

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JP3497460B2 JP2000318738A JP2000318738A JP3497460B2 JP 3497460 B2 JP3497460 B2 JP 3497460B2 JP 2000318738 A JP2000318738 A JP 2000318738A JP 2000318738 A JP2000318738 A JP 2000318738A JP 3497460 B2 JP3497460 B2 JP 3497460B2
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    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G5/00V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
    • F16G5/16V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts
    • F16G5/163V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts with means allowing lubrication
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G5/00V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
    • F16G5/16V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無端状の金属リン
グを複数枚積層した左右一対の金属リング集合体に、多
数の金属エレメントに形成した左右一対のリングスロッ
トをそれぞれ支持してなり、ドライブプーリおよびドリ
ブンプーリに巻き掛けられて駆動力の伝達を行う無段変
速機用ベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】かかる無段変速機用ベルトにおいて、金
属エレメントの左右のV面がプーリのV溝から軸方向の
荷重を受けたとき、金属エレメントのV面が前記荷重に
よって平行に移動せずに傾いて移動すると、V面の上下
方向の一端部がプーリのV溝に強く当接して他端部がプ
ーリのV溝から浮き上がってしまい、金属エレメントや
プーリに編摩耗が発生する問題がある。
【0003】そこで本出願人は、金属エレメントのエレ
メント本体部の下縁に形成されて上向きに凹む左右一対
の凹部の形状を工夫することにより、プーリからの荷重
を受ける金属エレメントのV面を平行に移動させて上記
問題を解決するものを、特願2000−10243号に
より提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図10(A)に示すよ
うに、金属エレメント32のロッキングエッジ41まわ
りのピッチングモーメントを減少させて金属エレメント
32の挙動を安定させるには、金属エレメント32のV
面39の中心(荷重中心)をできるだけロッキングエッ
ジ41に近づけてモーメントアームを短くすることが望
ましい。従って、V面高さHvが高い金属エレメント3
2(図10(B)参照)に比べて、V面高さHvが低い
金属エレメント32の(図10(C)参照)の方が、荷
重中心がロッキングエッジ41に近づくくために有利で
ある。しかしながら、V面高さHvを低くすると金属エ
レメント32の凹部46の形状を適切に設定することが
できなくなり、金属エレメント32のサドル面44に作
用するモーメントの総和を0にすることが難しくなる。
その結果、金属エレメント32のV面39がプーリから
受ける荷重で平行に移動せずに傾いて移動してしまい、
金属エレメント32やプーリに編摩耗が発生する問題が
ある。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、金属エレメントのV面高さを低くしながらプーリか
らの荷重でV面が傾くのを防止し、金属エレメントやプ
ーリの偏摩耗を最小限に抑えることを目的とする。
【0006】
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、 請求項に記載された発明によれば、無端状の金属
リングを複数枚積層した左右一対の金属リング集合体
に、多数の金属エレメントに形成した左右一対のリング
スロットをそれぞれ支持してなり、ドライブプーリおよ
びドリブンプーリに巻き掛けられて駆動力の伝達を行う
無段変速機用ベルトであって、金属エレメントは、左右
一対のリングスロット間に挟まれたネック部と、ネック
部の上方に一体に連なるイヤー部と、ネック部の下方に
一体に連なるエレメント本体部と、エレメント本体部の
上面に形成されて金属リング集合体の下面を支持する左
右一対のサドル面と、エレメント本体部の左右両端に形
成されて前記両プーリのV溝に接触する左右一対のV面
と、エレメント本体部の下縁に形成されて上向きに凹む
左右一対の凹部とを備えたものにおいて、金属エレメン
トのサドル面に対する曲げモーメントの積分値が略0と
なるように、V面高さをHvとし、エレメント本体部の
左右両端でV面の上側に形成されてV溝から離間する非
接触部の高さをHsとしたとき、比Hs/Hvを、 0.149≦Hs/Hv≦0.258 に設定したことを特徴とするベルト式無段変速機が提案
される。
【0009】上記構成によれば、V面高さHvに対する
V面の上側の非接触部高さHsの比Hs/Hvを、0.
149≦Hs/Hv≦0.258に設定したので、V面
高さHvを小さくしてV面に作用する荷重による金属エ
レメントのピッチングモーメントを減少させても、金属
エレメントのサドル面に対する曲げモーメントの積分値
が略0となるようにして、前記荷重でV面が傾斜して平
行度が低下するのを防止し、金属エレメントのV面およ
びプーリのV溝の偏摩耗を防止することができる。
【0010】 また請求項に記載された発明によれ
ば、無端状の金属リングを複数枚積層した左右一対の金
属リング集合体に、多数の金属エレメントに形成した左
右一対のリングスロットをそれぞれ支持してなり、ドラ
イブプーリおよびドリブンプーリに巻き掛けられて駆動
力の伝達を行う無段変速機用ベルトであって、金属エレ
メントは、左右一対のリングスロット間に挟まれたネッ
ク部と、ネック部の上方に一体に連なるイヤー部と、ネ
ック部の下方に一体に連なるエレメント本体部と、エレ
メント本体部の上面に形成されて金属リング集合体の下
面を支持する左右一対のサドル面と、エレメント本体部
の左右両端に形成されて前記両プーリのV溝に接触する
左右一対のV面と、エレメント本体部の下縁に形成され
て上向きに凹む左右一対の凹部とを備えたものにおい
て、金属エレメントのサドル面に対する曲げモーメント
の積分値が略0となるように、V面高さをHv[mm]
とし、エレメント本体部の左右両端でV面の上側に形成
されてV溝から離間する非接触部の高さをHs[mm]
としたとき、 −0.5265Hv+2.768≦Hs≦−0.593
4Hv+3.524 が成立することを特徴とするベルト式無段変速機が提案
される。
【0011】上記構成によれば、V面高さHv[mm]
と、V面の上側の非接触部高さHs[mm]との関係
が、−0.5265Hv+2.768≦Hs≦−0.5
934Hv+3.524を満たすので、V面高さHvを
小さくしてV面に作用する荷重による金属エレメントの
ピッチングモーメントを減少させても、金属エレメント
のサドル面に対する曲げモーメントの積分値が略0とな
るようにして、前記荷重でV面が傾斜して平行度が低下
するのを防止し、金属エレメントのV面およびプーリの
V溝の偏摩耗を防止することができる。
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0015】図1〜図9は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は無段変速機を搭載した車両の動力伝達系のス
ケルトン図、図2は金属ベルトの部分斜視図、図3は金
属エレメントの正面図、図4は図3の4方向矢視図、図
5は図3の要部拡大図、図6は荷重による金属エレメン
トの変形を示す図、図7はサドル面に作用する曲げモー
メントの分布を示す図、図8はV面の平行度が±1μm
未満に収まるV面高さHvおよび上側の非接触部高さH
sの領域を示すグラフ、図9はV面の平行度および摩擦
係数の関係を示すグラフである。
【0016】尚、本実施例で用いる金属エレメントの前
後方向、左右方向、上下方向、内外方向の定義は図2に
示されている。
【0017】図1は自動車に搭載された金属ベルト式無
段変速機Tの概略構造を示すもので、エンジンEのクラ
ンクシャフト1にダンパー2を介して接続されたインプ
ットシャフト3は発進用クラッチ4を介して金属ベルト
式無段変速機Tのドライブシャフト5に接続される。ド
ライブシャフト5に設けられたドライブプーリ6は、ド
ライブシャフト5に固着された固定側プーリ半体7と、
この固定側プーリ半体7に対して接離可能な可動側プー
リ半体8とを備えており、可動側プーリ半体8は油室9
に作用する油圧で固定側プーリ半体7に向けて付勢され
る。
【0018】ドライブシャフト5と平行に配置されたド
リブンシャフト10に設けられたドリブンプーリ11
は、ドリブンシャフト10に固着された固定側プーリ半
体12と、この固定側プーリ半体12に対して接離可能
な可動側プーリ半体13とを備えており、可動側プーリ
半体13は油室14に作用する油圧で固定側プーリ半体
12に向けて付勢される。ドライブプーリ6およびドリ
ブンプーリ11間に、左右の一対の金属リング集合体3
1,31に多数の金属エレメント32を支持してなる金
属ベルト15が巻き掛けられる(図2参照)。それぞれ
の金属リング集合体31は、12枚の金属リング33…
を積層してなる。
【0019】ドリブンシャフト10には前進用ドライブ
ギヤ16および後進用ドライブギヤ17が相対回転自在
に支持されており、これら前進用ドライブギヤ16およ
び後進用ドライブギヤ17はセレクタ18により選択的
にドリブンシャフト10に結合可能である。ドリブンシ
ャフト10と平行に配置されたアウトプットシャフト1
9には、前記前進用ドライブギヤ16に噛合する前進用
ドリブンギヤ20と、前記後進用ドライブギヤ17に後
進用アイドルギヤ21を介して噛合する後進用ドリブン
ギヤ22とが固着される。
【0020】アウトプットシャフト19の回転はファイ
ナルドライブギヤ23およびファイナルドリブンギヤ2
4を介してディファレンシャル25に入力され、そこか
ら左右のアクスル26,26を介して駆動輪W,Wに伝
達される。
【0021】而して、エンジンEの駆動力はクランクシ
ャフト1、ダンパー2、インプットシャフト3、発進用
クラッチ4、ドライブシャフト5、ドライブプーリ6、
金属ベルト15およびドリブンプーリ11を介してドリ
ブンシャフト10に伝達される。前進走行レンジが選択
されているとき、ドリブンシャフト10の駆動力は前進
用ドライブギヤ16および前進用ドリブンギヤ20を介
してアウトプットシャフト19に伝達され、車両を前進
走行させる。また後進走行レンジが選択されていると
き、ドリブンシャフト10の駆動力は後進用ドライブギ
ヤ17、後進用アイドルギヤ21および後進用ドリブン
ギヤ22を介してアウトプットシャフト19に伝達さ
れ、車両を後進走行させる。
【0022】このとき、金属ベルト式無段変速機Tのド
ライブプーリ6の油室9およびドリブンプーリ11の油
室14に作用する油圧を、電子制御ユニットU1からの
指令で作動する油圧制御ユニットU2で制御することに
より、その変速比が無段階に調整される。即ち、ドライ
ブプーリ6の油室9に作用する油圧に対してドリブンプ
ーリ11の油室14に作用する油圧を相対的に増加させ
れば、ドリブンプーリ11の溝幅が減少して有効半径が
増加し、これに伴ってドライブプーリ6の溝幅が増加し
て有効半径が減少するため、金属ベルト式無段変速機T
の変速比はLOWに向かって無段階に変化する。逆にド
リブンプーリ11の油室14に作用する油圧に対してド
ライブプーリ6の油室9に作用する油圧を相対的に増加
させれば、ドライブプーリ6の溝幅が減少して有効半径
が増加し、これに伴ってドリブンプーリ11の溝幅が増
加して有効半径が減少するため、金属ベルト式無段変速
機Tの変速比はODに向かって無段階に変化する。
【0023】図2および図3に示すように、金属板材か
ら打ち抜いて成形した金属エレメント32は、概略台形
状のエレメント本体部34と、金属リング集合体31,
31が嵌合する左右一対のリングスロット35,35間
に位置するネック部36と、ネック部36を介して前記
エレメント本体部34の上部に接続される概略三角形の
イヤー部37とを備える。エレメント本体部34の左右
方向両端部には、ドライブプーリ6およびドリブンプー
リ11のV溝38,38に当接可能な一対のV面39,
39が形成される。また金属エレメント32の進行方向
前側および後側には、該進行方向に直交するとともに相
互に平行な前後一対の主面40,40が形成され、また
進行方向前側の主面40の下部には左右方向に延びるロ
ッキングエッジ41を介して傾斜面42が形成される。
更に、前後に隣接する金属エレメント32,32を結合
すべく、イヤー部37の前後面にそれぞれ凹凸係合部4
3が形成される。リングスロット35,35の下縁およ
び上縁はそれぞれサドル面44,44およびイヤー部下
面45,45と呼ばれ、金属リング集合体31,31の
下面はサドル面44,44に当接する。更にまた、エレ
メント本体部34の下縁は直線ではなく左右両側に上向
きに凹む一対の凹部46,46が形成される。
【0024】図3に示すように、金属ベルト15がドラ
イブプーリ6およびドリブンプーリ11に巻き付いたと
きに、金属エレメント32の左右のサドル面44,44
には金属リング集合体31,31の張力により下向きの
荷重F1,F1が作用し、金属エレメント32の左右の
V面39,39にはドライブプーリ6あるいはドリブン
プーリ11のV溝38,38から荷重F2,F2が作用
する。図6(A)に示すように、前記荷重F1,F1お
よび荷重F2,F2により金属エレメント32が変形
し、そのV面39,39の角度がドライブプーリ6ある
いはドリブンプーリ11のV溝38,38の角度と大き
く異なってしまうと、金属エレメント32のV面39,
39とプーリ6,11のV溝38,38との間にコジリ
が発生して異常摩耗の原因となる問題がある。それに対
して、図6(B)に示すように金属エレメント32が変
形しても、そのV面39,39の角度がドライブプーリ
6あるいはドリブンプーリ11のV溝38,38の角度
に対して平行移動すれば、前記異常摩耗の発生を防止す
ることができる。
【0025】さて、金属エレメント32がドライブプー
リ6およびドリブンプーリ11に挟まれている状態にお
いて、金属リング集合体31,31からの荷重F1,F
1がサドル面44,44の全域に作用し、かつプーリ
6,11のV溝38,38からの荷重F2,F2がV面
39,39に作用する。このとき、金属エレメント32
のV面39,39の角度変化について考察する。
【0026】 サドル面の撓み角 ;θ サドル面の撓み量 ;w サドル面の内端からの距離 ;X サドル面の曲げモーメント ;M サドル面の長さ ;L 縦弾性係数 ;E 断面二次モーメント ;I とすると、サドル面の撓み角θは微少であるため、 θ≒tanθ=dw/dX …(1) が成立する。一般的に、 d2 w/dX2 =−M/EI …(2) であるから、前記(2)式をサドル面44,44の全長
に亘って積分して、 θ=dw/dX=−(1/E)∫(M/I)dX …(3) が得られる。この(3)式は、エレメント本体部34の
サドル面44,44の外端(X=Lの位置)におけるサ
ドル面44,44の撓み角θが0になるには、サドル面
44,44の全長に亘って曲げモーメントMを積分した
値が0になれば良いことを示している。即ち、サドル面
44,44の全長に亘って曲げモーメントMを積分した
値が0になるようにすれば、金属エレメント32のV面
39,39の角度は変化しない。
【0027】図5に示すように、金属エレメント32の
V面39の下側にはドライブプーリ6あるいはドリブン
プーリ11のV溝38と接触しない円弧部aが形成さ
れ、V面29の上側にはドライブプーリ6あるいはドリ
ブンプーリ11のV溝38と接触しない円弧部bおよび
直線部cが形成される。本発明では下側の円弧部aの下
端から上側の円弧部bの上端(つまりサドル面44)ま
での高さをV面高さHvと定義し、上側の円弧部bおよ
び直線部cの高さの和を上側の非接触部高さHsと定義
し、下側の円弧部aの高さを下側の非接触部高さHs′
と定義し、下側の円弧部aの上端から直線部bの下端ま
での高さを接触部高さHc(=Hv−Hs−Hs′)と
定義する。図5および図6(B)に示す本実施例は、図
6(A)に示す従来例と比べて、非接触部高さHsが直
線部cの高さに相当する分だけ減少しており、その結果
としてV面39の荷重中心の位置が従来例よりも低くな
っている。
【0028】図7は、金属エレメント32のサドル面4
4に作用する曲げモーメントの分布を示すもので、その
曲げモーメントはサドル面44の内側(ネック部36
側)で正値となり、外側(V面39側)で負値となる。
図7(A)に示す従来例では、曲げモーメント=0の点
が外側にずれており、従って正の曲げモーメントの積分
値が負の曲げモーメントの積分値を上回っている。一
方、図7(B)に示す実施例では、V面39の上側の非
接触部高さHsを下側の非接触部高さHs′よりも大き
くしたことにより、換言すればV面39の上側の非接触
部高さHsを拡大して荷重中心の位置を下げたことによ
り曲げモーメント=0の点が内側にずれており、従って
正の曲げモーメントの積分値が負の曲げモーメントの積
分値に略一致している。
【0029】図8には、金属エレメント32のV面高さ
Hvと、上側の非接触部高さHsとの関係を種々に変化
させたとき、V面39の平行度が±1μm未満に収まる
領域が斜線で示される。平行度はV面39の上部の移動
量と下部の移動量との差で定義され、V面が傾くことな
く平行移動すれば平行度は0μmであり、また図6
(A)に示すようにV面39の上部の移動量が下部の移
動量よりも大きい場合にば、平行度は負値となる。
【0030】このような図8のグラフにおいて、平行度
=−1μmで一定の場合、V面高さHvの増加に応じて
上側の非接触部高さHsはリニアに減少し、その関係
は、 Hs=−0.5265Hv+2.768 で近似的に表される。また平行度=1μmで一定の場
合、その関係は、 Hs=−0.594Hv+3.524 で近似的に表される。
【0031】またV面39とプーリ6,11のV溝38
と当接部に発生するヘルツ面圧の制約から、接触部高さ
Hcは最小値で0.98mm必要であり、従って、平行
度=−1μmのときのV面高さHvの最小値は2.45
6mmとなり、平行度=1μmのときのV面高さHvの
最小値は2.827mmとなる。
【0032】而して、金属エレメント32のV面高さH
vを減少させることにより、荷重中心の高さを上げてロ
ッキングエッジ41回りのピッチングモーメントを減少
させた結果、サドル面44,44に作用する曲げモーメ
ントの積分値が0にならず、V面39、39を平行移動
させることが困難になっても、図8に斜線領域で示した
上側の非接触部高さHsを有する非接触部をV面39,
39に形成することにより、プーリ6,11からの荷重
に対してV面39,39を平行移動させることが可能と
なる。これにより、金属エレメント32のV面39,3
9の上部や下部がプーリ6,11のV溝38,38に片
当たりして摩耗が促進されるのを防止し、金属エレメン
ト32、ドライブプーリ6およびドリブンプーリ11の
耐久性を高めることができる。
【0033】図9には、一般的なV面高さHv=4.2
2mmを有する金属エレメント32におけるV面39,
39の平行度と、金属エレメント32およびプーリ6,
11間の摩擦係数との関係が示される。この場合Hs=
0.149HvからHs=0.258Hvの範囲で平行
度が±1の範囲に収まっており、このとき摩擦係数も
0.090以上の大きな値を確保していることが分か
る。またV面39,39に形成された複数の油溝39a
…により、V面39,39とV溝38,38との間に必
要量のオイルを保持し、かつ余剰のオイルを速やかに排
出することが可能となり、摩擦係数の安定に寄与するこ
とができる。
【0034】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0035】
【0036】
【発明の効果】以上のように 請求項に記載された発明
によれば、V面高さHvに対するV面の上側の非接触部
高さHsの比Hs/Hvを、0.149≦Hs/Hv≦
0.258に設定したので、V面高さHvを小さくして
V面に作用する荷重による金属エレメントのピッチング
モーメントを減少させても、金属エレメントのサドル面
に対する曲げモーメントの積分値が略0となるようにし
て、前記荷重でV面が傾斜して平行度が低下するのを防
止し、金属エレメントのV面およびプーリのV溝の偏摩
耗を防止することができる。
【0037】 また請求項に記載された発明によれ
ば、V面高さHv[mm]と、V面の上側の非接触部高
さHs[mm]との関係が、−0.5265Hv+2.
768≦Hs≦−0.5934Hs+3.524を満た
すので、V面高さHvを小さくしてV面に作用する荷重
による金属エレメントのピッチングモーメントを減少さ
せても、金属エレメントのサドル面に対する曲げモーメ
ントの積分値が略0となるようにして、前記荷重でV面
が傾斜して平行度が低下するのを防止し、金属エレメン
トのV面およびプーリのV溝の偏摩耗を防止することが
できる。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】無段変速機を搭載した車両の動力伝達系のスケ
ルトン図
【図2】金属ベルトの部分斜視図
【図3】金属エレメントの正面図
【図4】図3の4方向矢視図
【図5】図3の要部拡大図
【図6】荷重による金属エレメントの変形を示す図
【図7】サドル面に作用する曲げモーメントの分布を示
す図
【図8】V面の平行度が±1μm未満に収まるV面高さ
Hvおよび上側の非接触部高さHsの領域を示すグラフ
【図9】V面の平行度および摩擦係数の関係を示すグラ
【図10】荷重中心の高さとピッチングモーメントとの
関係を示す図
【符号の説明】
6 ドライブプーリ 11 ドリブンプーリ 31 金属リング集合体 32 金属エレメント 33 金属リング 34 エレメント本体部 35 リングスロット 36 ネック部 37 イヤー部 38 V溝 39 V面 39a 油溝 44 サドル面 46 凹部 円弧部(非接触部) 円弧部(非接触部) 直線部(非接触部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−125313(JP,A) 特開2000−2301(JP,A) 特開2000−55136(JP,A) 特開2001−200895(JP,A) 特開2000−346140(JP,A) 特開 平2−125122(JP,A) 特開 平10−213185(JP,A) 実開 昭63−115653(JP,U) 実開 昭63−91745(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16G 1/00 - 9/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状の金属リング(33)を複数枚積
    層した左右一対の金属リング集合体(31)に、多数の
    金属エレメント(32)に形成した左右一対のリングス
    ロット(35)をそれぞれ支持してなり、ドライブプー
    リ(6)およびドリブンプーリ(11)に巻き掛けられ
    て駆動力の伝達を行う無段変速機用ベルトであって、 金属エレメント(32)は、 左右一対のリングスロット(35)間に挟まれたネック
    部(36)と、 ネック部(36)の上方に一体に連なるイヤー部(3
    7)と、 ネック部(36)の下方に一体に連なるエレメント本体
    部(34)と、 エレメント本体部(34)の上面に形成されて金属リン
    グ集合体(31)の下面を支持する左右一対のサドル面
    (44)と、 エレメント本体部(34)の左右両端に形成されて前記
    両プーリ(6,11)のV溝(38)に接触する左右一
    対のV面(39)と、 エレメント本体部(34)の下縁に形成されて上向きに
    凹む左右一対の凹部(46)とを備えたものにおいて、 金属エレメント(32)のサドル面(44)に対する曲
    げモーメントの積分値が略0となるように、 V面高さをHvとし、エレメント本体部(34)の左右
    両端でV面(39)の上側に形成されてV溝(38)か
    ら離間する非接触部(b,c)の高さをHsとしたと
    き、 比Hs/Hvを、 0.149≦Hs/Hv≦0.258 に設定したことを特徴とするベルト式無段変速機。
  2. 【請求項2】 無端状の金属リング(33)を複数枚積
    層した左右一対の金属リング集合体(31)に、多数の
    金属エレメント(32)に形成した左右一対のリングス
    ロット(35)をそれぞれ支持してなり、ドライブプー
    リ(6)およびドリブンプーリ(11)に巻き掛けられ
    て駆動力の伝達を行う無段変速機用ベルトであって、 金属エレメント(32)は、 左右一対のリングスロット(35)間に挟まれたネック
    部(36)と、 ネック部(36)の上方に一体に連なるイヤー部(3
    7)と、 ネック部(36)の下方に一体に連なるエレメント本体
    部(34)と、 エレメント本体部(34)の上面に形成されて金属リン
    グ集合体(31)の下面を支持する左右一対のサドル面
    (44)と、 エレメント本体部(34)の左右両端に形成されて前記
    両プーリ(6,11)のV溝(38)に接触する左右一
    対のV面(39)と、 エレメント本体部(34)の下縁に形成されて上向きに
    凹む左右一対の凹部(46)とを備えたものにおいて、 金属エレメント(32)のサドル面(44)に対する曲
    げモーメントの積分値が略0となるように、 V面高さをHv[mm]とし、エレメント本体部(3
    4)の左右両端でV面(39)の上側に形成されてV溝
    (38)から離間する非接触部(b,c)の高さをHs
    [mm]としたとき、 −0.5265Hv+2.768≦Hs≦−0.593
    4Hv+3.524 が成立することを特徴とするベルト式無段変速機。
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