JP3496576B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description
その製造方法に関し、特に強誘電体キャパシタを有する
半導体装置の配線構造とその製造方法に関する。
体装置の開発およびその実用化が種々に検討されてい
る。この強誘電体膜は、その誘電率のヒステリシス特性
から強誘電体メモリ(FeRAM)に適用されたり、そ
の高い誘電率特性からDRAMのようなメモリセルのキ
ャパシタに適用されたりする。以下、これらの強誘電体
膜を含んで構成されるキャパシタを強誘電体キャパシタ
という。ここで、前者は、一般的に蓄積情報の不揮発性
半導体装置であり、後者は、蓄積情報の揮発性半導体装
置である。
は、半導体素子の微細化による高密度化あるいは高集積
化と共に多機能化の方向にある。特に、半導体装置の多
機能化においては、半導体装置に多層配線を形成するこ
とが必須となる。
て、ロジック回路と強誘電体メモリ回路とを混載するも
のがある。そして、このような半導体装置は、ICカー
ドのような携帯機器に有効なものとして期待されてい
る。
リ混載の半導体装置として、特開平10−275897
号公報に記載された技術がある(以下、第1の従来例と
いう)。以下、図8に基づいて、この第1の従来例につ
いて説明する。図8は、2層配線構造の半導体装置の断
面図である。
に素子間分離酸化膜102が形成され、ロジック部およ
びメモリセル部にMOSFETが形成される。すなわ
ち、メモリセル部の半導体基板表面にゲート酸化膜を介
してゲート電極103が形成され、ソース・ドレイン用
の拡散層104,105が形成される。同様に、ロジッ
ク部の半導体基板表面にゲート酸化膜を介してゲート電
極103a,103bが形成され、ソース・ドレイン用
の拡散層104a,105a,106が形成される。
7の所定の領域にコンタクト孔が設けられ、このコンタ
クト孔にコンタクトプラグ108,109が形成され
る。ここで、拡散層105上のコンタクトプラグ109
は、図示していないがメモリセルのビット線に接続され
る。
プ用の絶縁膜110が形成され、この上に強誘電体キャ
パシタが形成される。ここで、強誘電体キャパシタは、
下部電極111、強誘電体薄膜112および上部電極1
13で構成される。そして、上述したコンタクトプラグ
108は、電極配線115を介して強誘電体キャパシタ
の上部電極113に接続される。
108a、コンタクトプラグ109aは、それぞれ第1
配線層116,117に接続される。そして、半導体装
置の全面に第2層間絶縁膜118が形成され、この第2
層間絶縁膜118の所定の領域にスルーホールが形成さ
れ、このスルーホールを介して第1配線層116,11
7にそれぞれ接続する第2配線層119,120が形成
される。
は、メモリセル部の面積を縮小し信頼性を向上させる技
術が提案されている(以下、第2の従来例という)。こ
の技術の特徴は、図8に従って説明すると、強誘電体キ
ャパシタがコンタクトプラグ108上に位置して形成さ
れ、このコンタクトプラグ108が強誘電体キャパシタ
の下部電極111に接続される点にある。この場合に
は、第1の従来例の場合の電極配線115は不要とな
る。
術には、以下に述べるような問題が存在する。すなわ
ち、第1の従来例では、図8で説明したように電極配線
115が強誘電体キャパシタ上に配設される。そして、
メモリセルのキャパシタ領域に大きな凸部が形成され
る。
機械研磨(CMP)法で平坦化すると、半導体装置内で
強誘電体キャパシタの無い領域、例えばロジック部での
第2層間絶縁膜の膜厚が非常に厚くなってしまう。そし
て、ロジック部の多層配線構造でスルーホールが極めて
深くなり、スルーホールのアスペクト比が増大し、半導
体装置の製造が難しくなる。
グ108と上部電極113とが、電極配線115を介し
て接続されている。このために、メモリセル部の占有面
積縮小が難しくなる。
コンタクトプラグ上に形成され、下部電極がコンタクト
プラグに接続される。この場合には、第1の従来例と異
なり、メモリセル部の占有面積縮小が容易となる。しか
し、第2の従来例では、強誘電体キャパシタを有するメ
モリ回路にロジック回路を混載させるような半導体装置
については全く記載されていない。
形成する場合には、本発明の説明で後述するように、配
線層接続のスルーホール形成(ドライエッチングによ
る)において強誘電体膜の電気的特性劣化(ヒステリシ
ス特性等)あるいは信頼性低下が生じる。
多層配線構造となる半導体装置であって、優れた強誘電
体メモリ特性および高い信頼性を有するロジック回路混
載のような多機能の半導体装置の実現を容易にすること
にある。
の量産適用に好適な製造方法を提供することにある。
体装置では、第1の層間絶縁膜上に下部電極、強誘電体
膜、上部電極がこの順に積層して成る強誘電体キャパシ
タのみを被覆して、水素侵入阻止機能を有するエッチン
グストッパ膜が形成され、前記エッチングストッパ膜上
に第2の層間絶縁膜が形成されている半導体装置におい
て、強誘電体キャパシタと多層配線構造を有し、前記第
1の層間絶縁膜上に前記強誘電体キャパシタと第1の配
線層とが形成され、前記強誘電体キャパシタを構成する
下部電極、強誘電体膜および上部電極の積層した膜厚
が、前記第1の配線層の膜厚と同一になっている。
層間絶縁膜上に下部電極、強誘電体膜、上部電極がこの
順に積層して成る強誘電体キャパシタのみを被覆して、
水素侵入阻止機能を有するエッチングストッパ膜が形成
され、前記エッチングストッパ膜上に第2の層間絶縁膜
が形成され、前記エッチングストッパ膜がチタン酸化物
で構成され、前記第2の層間絶縁膜がシリコン酸化物で
構成されている半導体装置において、強誘電体キャパシ
タと多層配線構造を有し、前記第1の層間絶縁膜上に前
記強誘電体キャパシタと第1の配線層とが形成され、前
記強誘電体キャパシタを構成する下部電極、強誘電体膜
および上部電極の積層した膜厚が、前記第1の配線層の
膜厚と同一になっている。
電体キャパシタを有するメモリセルにおいて、ビット線
およびプレート線が、前記強誘電体キャパシタと前記第
1の配線層を覆い、前記第1の層間絶縁膜上に形成され
る第2の層間絶縁膜を介して前記強誘電体キャパシタの
上部に配設されている。ここで、前記ビット線およびプ
レート線が互いに並行して配設されている。また、隣接
する2本のプレート線および1本のビット線が所定のピ
ッチで配設されている。
るメモリセルにおいて、プレート線が前記第2の層間絶
縁膜を介して前記強誘電体キャパシタの上部に配設さ
れ、ビット線が第3の層間絶縁膜を介して前記プレート
線上に配設されている。同様に、ロジック回路とメモリ
回路の混載する半導体装置であって、前記ロジック回路
の第1の配線層とメモリ回路の前記強誘電体キャパシタ
とが前記第1の層間絶縁膜上に形成され、ロジック回路
の第2の配線層と前記プレート線が前記第2の層間絶縁
膜上に形成され、ロジック回路の第3の配線層と前記ビ
ット線が前記第3の層間絶縁膜上に形成されている。
極は前記第1の層間絶縁膜に形成されたコンタクトプラ
グあるいは前記コンタクトプラグとその上部のバリア層
とを介して半導体基板表面の拡散層に電気接続される。
多層配線構造を有する半導体装置において、強誘電体キ
ャパシタ表面を被着するようにエッチングストッパ膜が
形成される。あるいは、強誘電体キャパシタ上および多
層配線の第1の配線層上に形成される層間絶縁膜の膜厚
が同一になるように形成される。
電体キャパシタのドライエッチング損傷を完全に防止す
るようになり、上記層間絶縁膜にコンタクト孔あるいは
スルーホールを形成するためのドライエッチング工程
で、強誘電体キャパシタを構成する強誘電体膜の電気的
特性劣化は無くなり、強誘電体膜の信頼性も大幅に向上
するようになる。そして、スルーホールおよびコンタク
ト孔の深さがほぼ同一になると、オーバーエッチング時
間も少なくてすみ、多機能で微細な半導体装置の製造が
容易になる。
強誘電体キャパシタを有するメモリセルにおいて、プレ
ート線とビット線とが高密度に配設できるようになる。
そして、メモリセルの平面的占有面積が縮小し、多機能
な半導体装置の高集積化あるいは高密度化が容易にな
る。
を図1乃至図3に基づいて説明する。図1は、強誘電体
メモリ部とロジック部の混載された半導体装置の断面図
である。そして、図2と図3は、このような半導体装置
の製造方法を説明するための工程順の断面図となってい
る。
のと同様に、シリコン基板1表面に素子分離絶縁膜2が
形成され、素子分離絶縁膜2で囲まれた活性領域に、ロ
ジック部およびメモリセル部のMOSFETが形成され
ている。すなわち、メモリセル部のシリコン基板1表面
にゲート酸化膜を介してゲート電極3が形成され、ソー
ス・ドレイン用の拡散層4,5が形成されている。ま
た、ロジック部のシリコン基板1表面にゲート酸化膜を
介してゲート電極3a,3bが形成され、ソース・ドレ
イン用の拡散層4a,5a,6が形成されている。
所定の領域にコンタクト孔が設けられ、このコンタクト
孔にコンタクトプラグ8,9が形成されている。このコ
ンタクトプラグ8は、強誘電体キャパシタの下部電極1
0に接続されている。ここで、コンタクトプラグ8は、
バリア層を介して下部電極10に接続されてもよい。そ
して、この下部電極10上に積層して強誘電体薄膜11
と上部電極12が形成され、この強誘電体キャパシタを
被覆するようにエッチングストッパ膜13が形成されて
いる。
ッド14に接続され、第2層間絶縁膜15に設けられた
スルーホールを通してビット線16に接続されている。
さらに、エッチングストッパ膜13と第2層間絶縁膜1
5に設けられたコンタクト孔を通して、プレート線17
が強誘電体キャパシタの上部電極12に接続されてい
る。ここで、積層した下部電極10、強誘電体薄膜11
および上部電極12の高さが、コンタクトパッド14の
高さと同じになるようにするとよい。
8a、コンタクトプラグ9aは、それぞれ第1配線層1
8,19に接続されている。ここで、第1配線層18,
19の膜厚は、上記の下部電極10、強誘電体薄膜11
および上部電極12の積層する膜厚と同じになるように
するとよい。そして、全面に第2層間絶縁膜15が形成
され、その表面が平坦化され、さらに、この第2層間絶
縁膜15の所定の領域にスルーホールが形成され、この
スルーホールを介して第1配線層18,19にそれぞれ
接続する第2配線層20,21が形成されている。
置の製造方法について図2と図3に基づいて具体的に説
明する。
p型のシリコン基板1の表面に素子分離絶縁膜2が形成
され、公知の方法でトレンチ構造の素子分離領域が形成
される。そして、素子分離領域に囲まれた素子活性領域
にCMOSが形成される。すなわち、メモリセル部およ
びロジック部にゲート電極3,3a,3bが形成され、
ソース・ドレイン用のn型の拡散層4,4a,5,5
a,6が形成される。
ン酸化膜が堆積され、CMP法でその表面が研磨され平
坦化されて、第1層間絶縁膜7が形成される。そして、
所定の領域にコンタクト孔が形成され、窒化チタン等の
バリア膜とタングステン等の高融点金属が充填され、コ
ンタクトプラグ8,8a,9,9aが形成される。そし
て、図2(a)に示すように、強誘電体キャパシタの形
成領域をのぞく領域に酸化防止膜22が形成される。こ
こで、酸化防止膜22は膜厚50nm程度のシリコン窒
化膜である。
である膜厚200nm程度のPt膜、膜厚200nm程
度のPLZT((Pb1.02La0.03)(Zr0.35Ti
0.65)O3 )膜、膜厚50nmのIrO2 と膜厚100
nmのIrがこの順に積層して堆積される。そして、微
細加工技術で上記積層膜が加工され、下部電極10、強
誘電体薄膜11および上部電極12が形成される。ここ
で、酸化防止膜22は、PLZT膜の形成工程で、成膜
時に酸素雰囲気で熱処理を行う場合に、強誘電体メモリ
領域外のコンタクトプラグ8a,9,9a表面が酸化さ
れるのを防止するものである。なお、この酸化処理は、
Pt膜とPLZT膜の形成後に行われる。この酸化雰囲
気での熱処理で、強誘電体メモリのコンタクトプラグ8
表面の酸化を完全に防止するために、Ir,IrO2
、TiN、TaN等がバリア層としてコンタクトプラ
グ8と下部電極10の間に形成されるとよい。
10、強誘電体薄膜11および上部電極12を被覆する
ようにエッチングストッパ膜13が形成される。このエ
ッチングストッパ膜13には、膜厚50nm程度のTi
O2 膜あるいはSiON膜が用いられる。
金属あるいはタングステンのスパッタ成膜とそのパター
ニングとで、図3(a)に示すように、コンタクトパッ
ド14、第1配線層18,19が形成される。ここで、
アルミ金属あるいはタングステンの膜厚は550〜60
0nm程度に設定される。この膜厚は、積層した下部電
極10、強誘電体薄膜11および上部電極12の膜厚と
同じである。
酸化膜が堆積され、CMP法でその表面が完全に平坦化
されて第2層間絶縁膜15が形成される。そして、レジ
ストマスク23をエッチングマスクにしたドライエッチ
ングで、第2層間絶縁膜15の所定の領域がエッチング
され、コンタクトパッド14表面に貫通するスルーホー
ル24、エッチングストッパ膜に達するコンタクト孔2
5、第1配線層18,19表面にそれぞれ達するスルー
ホール26,27が同時に形成される。
スとしてCH2 F2 あるいはCHF 3 ガスが用いられ、
シリコン酸化膜である第2層間絶縁膜15が選択的にエ
ッチングされ、TiO2 膜であるエッチングストッパ膜
13はほとんどエッチングされない。また、エッチング
ストッパ膜13は水素の侵入をブロックするため、上記
スルーホール形成工程で、エッチングガスから生じる水
素により強誘電体薄膜11が劣化することはない。
変えて、露出したエッチングストッパ膜13がエッチン
グされる。このようにして、図3(a)に示すように、
上部電極12表面に貫通するようにコンタクト孔25a
が形成される。
びコンタクト孔25aを充填するように、高温リフロー
スパッタ法でアルミ金属膜が堆積される。そして、この
アルミ金属の微細加工を経て、図1で説明したようなビ
ット線16、プレート線17および第2配線層20,2
1が形成される。
うなエッチングストッパ膜が強誘電体キャパシタを被覆
するように形成されることはない。このために、ドライ
エッチングによるスルーホールおよびコンタクト孔の形
成工程で、水素および帯電損傷による強誘電体膜の劣化
が著しい。
たように強誘電体キャパシタの上部電極12上のコンタ
クト孔25aが、第2層間絶縁膜15とエッチングスト
ッパ膜13の2ステップのドライエッチング工程を通し
て形成される。このために、スルーホール24,26,
27およびコンタクト孔25aの形成工程で、強誘電体
薄膜11の電気的特性の劣化が生ずることはなく、また
信頼性の低下も完全に避けられるようになる。
ていると、プラズマ励起のために水素イオンあるいはラ
ジカル水素が多量に発生する。この水素イオンあるいは
ラジカル水素は、強誘電体キャパシタの強誘電体膜を還
元する能力が非常に高い。本発明のエッチングストッパ
膜13は、上述したように水素阻止能力が高く、このド
ライエッチング工程での強誘電体膜の劣化を完全に防止
できるようになる。
層18,19の膜厚と強誘電体メモリの厚さとが同じに
形成されると、スルーホール24,26,27とコンタ
クト孔25aの深さが同じになり、その形成が非常に容
易になる。
づいて説明する。この第2の実施の形態では、スルーホ
ール部およびコンタクト孔部が第1の実施の形態と異な
る。それ以外は、第1の実施の形態と同じである。
明したのと同様にして、第2層間絶縁膜15の所定の領
域にスルーホール24a,26,27およびコンタクト
孔25aが形成される。ここで、スルーホール24a
は、コンタクトプラグ9表面に貫通するように形成され
る。また、この場合には、ロジック部の第1配線層1
8,19の膜厚が、第1の実施の形態で説明した下部電
極10、強誘電体薄膜11および上部電極12の合計の
厚さより薄くなってもよい。
よびコンタクト孔25aの内壁にバリア膜が窒化チタン
で形成される。この窒化チタンは水素の侵入をブロック
する働きを有する。そして、スルーホール24a、2
6,27およびコンタクト孔25aにタングステンが充
填され、コンタクトプラグ28,29,30,31が形
成される。そして、アルミ合金でビット線16a、プレ
ート線17a、第2配線層20a,21aが形成され
る。上記のタングステンの形成で、WF6 と水素を含む
ガスの混合ガスの使用が可能になり、ロジック回路とメ
モリ回路の混載の半導体装置の製造が容易になる。
コンタクト孔の深さが同じになるように設定する必要は
ない。また、第1の実施の形態と異なり、コンタクトパ
ッドの形成は不要となり、メモリセル部の面積縮小が容
易になる。
るメモリセル部の構造について、以下、第3乃至第5の
実施の形態で説明する。これらの実施の形態では、主に
ビット線とプレート配線の関係が特徴的となっている。
に基づいて説明する。図5はメモリセル部の製造工程順
の平面図である。図5(a)に示すように、拡散層32
が所定の配置で多数個形成されている。そして、ワード
線33が配設されている。また、1個の拡散層32にコ
ンタクト孔34が3個形成されている。
るいは第2の実施の形態で説明した強誘電体キャパシタ
35およびコンタクトパッド36が形成されている。さ
らに、図5(c)に示すように、ワード線33に直交す
るようにビット線37およびプレート線38が並行して
配設されている。これらのビット線37およびプレート
線38は、同層の配線層に形成されている。例えば、第
1の実施の形態で説明した第2配線層と同層の配線層で
形成されている。そして、ビット線37およびプレート
線38は、それぞれ、スルーホールを介してコンタクト
パッド36、コンタクト孔を介して強誘電体キャパシタ
35の上部電極に接続されている。また、この場合に特
徴的なことは、1本のビット線と2本のプレート線とが
交互に配設されていることである。
づいて説明する。図6もメモリセル部の製造工程順の平
面図である。図6(a)に示すように、ワード線33が
配設され、強誘電体キャパシタ35およびコンタクトパ
ッド36が形成されている。そして、図6(b)に示す
ように、ワード線33に直交するようにビット線37a
およびプレート線38aが並行して形成されている。こ
こで、ビット線37aおよびプレート線38aは、それ
ぞれ、スルーホールを介してコンタクトパッド36、コ
ンタクト孔を介して強誘電体キャパシタ35の上部電極
に接続されている。この場合に特徴的なことは、第3の
実施の形態と異なり、1本のビット線と1本のプレート
線とが交互に配設されていることである。
づいて説明する。図7もメモリセル部の製造工程順の平
面図である。図7(a)に示すように、ワード線33が
配設され、強誘電体キャパシタ35および第1コンタク
トパッド39が形成されている。
ンタクトパッド39に接続する第2コンタクトパッド4
0が形成されている。また、ワード線33に並行するよ
うにプレート線41が配設されている。ここで、第2コ
ンタクトパッド40およびプレート線41は、第1の実
施の形態で説明した第2配線層と同層に形成されてい
る。
線42が、第2のスルーホールを通して2コンタクトパ
ッド40に接続し、プレート線41とは直交するように
配設されている。ここで、プレート線41とビット線4
2とは層間絶縁膜を介して絶縁されている。
モリセル部のプレート線とビット線とが高密度に配設で
きるようになる。このために、メモリセルの平面的占有
面積は縮小し、多機能な半導体装置の高集積化あるいは
高密度化が容易になる。
T膜以外にPZT膜のようなものでも同様に適用でき
る。また、エッチングストッパ膜としてTiO2 膜、S
iON膜あるいはアルミナ膜以外でも、層間絶縁膜との
ドライエッチング選択比が高くなる絶縁膜であれば同様
に適用できる。なお、この場合には、水素の侵入に対し
てブロック能力の高いものであれば好適である。そし
て、強誘電体キャパシタの下部電極および上部電極との
密着性の高い絶縁膜であることも必要である。
部電極、強誘電体膜、上部電極で構成される強誘電体キ
ャパシタ表面にエッチングストッパ膜が被着し、エッチ
ングストッパ膜上に別種の層間絶縁膜が形成される。あ
るいは、強誘電体キャパシタと多層配線構造を有する半
導体装置において、層間絶縁膜上に強誘電体キャパシタ
と第1の配線層が形成され、強誘電体キャパシタの膜厚
が、上記第1の配線層の膜厚と同一になるように形成さ
れる。
有するメモリセルにおいて、ビット線およびプレート線
が層間絶縁膜を介して強誘電体キャパシタの上部に配設
され、上記ビット線およびプレート線が互いに並行ある
いは直交して高密度に配設される。
孔あるいはスルーホールを形成するためのドライエッチ
ング工程で、強誘電体キャパシタを構成する強誘電体膜
の電気的特性劣化は無く、強誘電体膜の信頼性は大幅に
向上するようになる。
配線構造を有する半導体装置の製造が非常に簡便にな
る。
るメモリセル部の構造では、プレート線とビット線とが
高密度に配設できるようになる。そして、メモリセルの
平面的占有面積が縮小し、多機能な半導体装置の高集積
化あるいは高密度化が容易になる。
導体装置の断面図である。
導体装置の断面図である。
誘電体メモリセルの平面図である。
誘電体メモリセルの平面図である。
誘電体メモリセルの平面図であ
図である。
タクトプラグ 10 下部電極 11 強誘電体薄膜 12 上部電極 13 エッチングストッパ膜 14,36 コンタクトパッド 15 第2層間絶縁膜 16,37,37a,42 ビット線 17,38,38a,41 プレート線 18,19 第1配線層 20,21 第2配線層 22 酸化防止膜 24,24a,26,27 スルーホール 25,25a,34 コンタクト孔 33 ワード線 35 強誘電体キャパシタ 39 第1コンタクトパッド 40 第2コンタクトパッド
Claims (8)
- 【請求項1】 第1の層間絶縁膜上に下部電極、強誘電
体膜、上部電極がこの順に積層して成る強誘電体キャパ
シタのみを被覆して、水素侵入阻止機能を有するエッチ
ングストッパ膜が形成され、前記エッチングストッパ膜
上に第2の層間絶縁膜が形成されている半導体装置にお
いて、強誘電体キャパシタと多層配線構造を有し、前記
第1の層間絶縁膜上に前記強誘電体キャパシタと第1の
配線層とが形成され、前記強誘電体キャパシタを構成す
る下部電極、強誘電体膜および上部電極の積層した膜厚
が、前記第1の配線層の膜厚と同一になっていることを
特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 第1の層間絶縁膜上に下部電極、強誘電
体膜、上部電極がこの順に積層して成る強誘電体キャパ
シタのみを被覆して、水素侵入阻止機能を有するエッチ
ングストッパ膜が形成され、前記エッチングストッパ膜
上に第2の層間絶縁膜が形成され、前記エッチングスト
ッパ膜がチタン酸化物で構成され、前記第2の層間絶縁
膜がシリコン酸化物で構成されている半導体装置におい
て、強誘電体キャパシタと多層配線構造を有し、前記第
1の層間絶縁膜上に前記強誘電体キャパシタと第1の配
線層とが形成され、前記強誘電体キャパシタを構成する
下部電極、強誘電体膜および上部電極の積層した膜厚
が、前記第1の配線層の膜厚と同一になっていることを
特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 前記強誘電体キャパシタを有するメモリ
セルにおいて、ビット線およびプレート線が前記第2の
層間絶縁膜を介して前記強誘電体キャパシタの上部に配
設されていることを特徴とする請求項1又は2記載の半
導体装置。 - 【請求項4】 前記ビット線およびプレート線が互いに
並行して配設されていることを特徴とする請求項3記載
の半導体装置。 - 【請求項5】 隣接する2本のプレート線および1本の
ビット線が所定のピッチで配設されていることを特徴と
する請求項4記載の半導体装置。 - 【請求項6】 前記強誘電体キャパシタを有するメモリ
セルにおいて、プレート線が前記第2の層間絶縁膜を介
して前記強誘電体キャパシタの上部に配設され、ビット
線が第3の層間絶縁膜を介して前記プレート線上に配設
されていることを特徴とする請求項1又は2記載の半導
体装置。 - 【請求項7】 ロジック回路とメモリ回路の混載する半
導体装置であって、前記ロジック回路の第1の配線層と
メモリ回路の前記強誘電体キャパシタとが前記第1の層
間絶縁膜上に形成され、ロジック回路の第2の配線層と
前記プレート線が前記第2の層間絶縁膜上に形成され、
ロジック回路の第3の配線層と前記ビット線が前記第3
の層間絶縁膜上に形成されていることを特徴とする請求
項6記載の半導体装置。 - 【請求項8】 前記強誘電体キャパシタの下部電極が前
記第1の層間絶縁膜に形成されたコンタクトプラグある
いは前記コンタクトプラグとその上部のバリア層とを介
して半導体基板表面の拡散層に電気接続されていること
を特徴とする請求項1から請求項7のうち1つの請求項
に記載の半導体装置。
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JP15827199A Expired - Fee Related JP3496576B2 (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | 半導体装置 |
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