JP3495031B2 - 半導体装置の静電破壊防止保護回路 - Google Patents
半導体装置の静電破壊防止保護回路Info
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Description
路用専用電源線及び接地線を備えた半導体装置の静電破
壊防止保護回路に関するものである。
体デバイス又はデバイスと記すことがある)では、内部
回路を機能ブロック別に専用の電源線及び接地線で駆動
して用いている。動作電圧が低電圧化されたことで、ノ
イズ誤動作マージンが低下する傾向にあり、例えば、特
定の回路ブロックが電力を多量に消費する状態に移行し
たときに、それによる電源電圧の低下が他の回路ブロッ
クの電源線にも伝播し、電圧低下の影摯を受け易い回路
ブロックが誤動作を起こすのを防止するためである。こ
のようなデバイスでは、静電破壊を起こし易いという問
題がある。2つの回路ブロックに独立した内部回路用専
用電源線と接地線を供給した例で説明する。
止保護回路のデイバイスチップ上のレイアウトイメージ
図を示す。図13は、従来の半導体装置の静電破壊防止
保護回路の回路図を示す。従来の半導体装置の静電破壊
防止保護回路は、図12〜13に示すように、供給電位
が等しく電源系統は独立している回路ブロックA101
(内部回路領域A)及び回路ブロックB102(内部回
路領域B)と、入出力回路103(入出力回路領域)の
電源系統が独立している半導体装置100において、回
路プロックAに接続されたインバータ20はその入力信
号として回路ブロックB102に接続されたインバータ
30からの出力を信号線(配線抵抗)25を介して受け
取る構成になっている。
ーフェースする1対の出力と入力との構成の回路におい
て、回路ブロックA101(領域A)用の電源線21と
回路ブロックB102(領域B)用の接地線32との間
に静電気サージが印加されると、インバータ20を構成
するPチャンネルMOS(Metal−Oxide−S
emiconductor、以下、PMOSという)ト
ランジスタ23のゲート(酸化膜)が容易に破壊されて
しまう。回路ブロックA101用の電源線21から回路
ブロックB102用の接地線32へ静電気サージが抜け
るルートが存在しないため、静電気サージが、インバー
タ30のNチャンネルMOS(Metal−Oxide
−Semiconductor、以下、NMOSとい
う)34とインバータ20のPMOSトランジスタ23
のゲートを介して流れようとするためである。回路ブロ
ックB102用の電源線31と回路ブロックA101用
の接地線22や、回路ブロックA101用の電源線21
と回路ブロックB102用の電源線31との間に静電サ
ージが印加されても、静電気サージが抜けるためのルー
トが存在しないため、インバータ20を構成するPMO
Sトランジスタ23やNMOSトランジスタ24のゲー
ト(酸化膜)が破壊されてしまう。この種の問題を解決
するために、改良型の保護回路が用いられるようになっ
た。
破壊防止保護回路のデイバイスチップ上のレイアウトイ
メージ図を示す。図15は、従来の改良型半導体装置の
静電破壊防止保護回路の回路図を示す。上記従来の半導
体装置の静電防止保護回路において、デバイスチップ周
辺部に配置された入出力回路103用の電源線11と接
地線12との間に保護トランジスタ10を設け、入出力
回路103用の電源線11及び接地線12と、回路ブロ
ックA101用の電源線21及び接地線22との間に保
護トランジスタ26、28を設け、同様に、入出力回路
103用の電源線11及び接地線12と、回路ブロック
B102用の電源線31及び接地線32との間に保護ト
ランジスタ27、29を設けることによって、回路ブロ
ックA101用の電源線21と回路ブロックB102用
の接地線32との間に静電気サージが印加された場合で
も、保護トランジスタ28、保護トランジスタ10、及
び保護トランジスタ27を介してサージが抜けるルート
を確保し、また、これら3つの保護トランジスタをサー
ジが流れきるまで間にPMOSトランジスタ23のゲー
ト酸化膜が破壊されないように信号線(保護抵抗)25
によりゲート膜にサージ電圧が掛からないように遅延を
かけるのである。このように、2つ乃至、3つの保護ト
ランジスタを経由する形式で保護回路網を構成すること
は、保護トランジスタを配置しやすい点で優れている。
メージ図に示したように、内部ブロック用電源線(端
子)及び接地線(端子)と入出力回路用電源線(端子)
及び接地線(端子)とは、チップ周辺部においては上下
の高さの違いをもって交差するので、その支点近傍に保
護トランジスタを容易に配置できるからである。この交
点部分に保護トランジスタを設置すれば、図15に示す
ような保護回路網を容易に構築することが出来、内部回
路どうしをインターフェースする回路のゲート酸化膜を
静電気サージから保護できてきたのである。
スのクロック周波数が高速化し、トランジスタの寄生抵
抗を出来るだけ抑えるような、いわゆるサリサイド構造
が導入されたり、入出力回路領域自身も複数に分割され
るようになり、保護回路網を構成する保護トランジスタ
の総数(静電気サージの起点から終点までに経由する保
護トランジスタの数)が増えてきており、信号線(保護
抵抗)25の抵抗値を増大させるだけでは、ゲート(酸
化膜)の破壊を防止できないケースが増えている。
では対応しきれなくなっている種々の問題、即ち、プロ
セス構造の変化や、入出力回路領域の分割数が増えるこ
とによる保護回路網の応答性の低下という問題に対し
て、保護回路面積を増大させることなく、かつ工程変更
を伴わずに解決し、小型で高速動作が可能な半導体装置
の静電破壊防止保護回路を提供することである。
により解決される。即ち、本発明は、 (1) 第1の内部回路ブロックにバイアスを供給する
第1の電源線及び第1の接地線と、第2の内部ブロック
にバイアスを供給する第2の電源線及び第2の接地線
と、入出力回路部にバイアスを供給する第3の電源線及
び第3の接地線と、を有し、前記第1の電源線と前記第
3の電源線、前記第1の接地線と前記第3の接地線、前
記第1の電源線と前記第3の接地線、及び/または前記
第1の接地線と前記第3の電源線、の間に設置された第
3の保護トランジスタを少なくとも2つ以上含み、更
に、前記第2の電源線と前記第3の電源線、前記第2の
接地線と前記第3の接地線、前記第2の電源線と前記第
3の接地線、及び/または前記第2の接地線と前記第3
の電源線、の間に設置された第4の保護トランジスタを
少なくとも2つ以上含み、前記第1の内部回路ブロック
の出力信号を、前記第2の内部回路ブロックの入力信号
として伝達する第1の接続線を有する半導体装置におい
て、前記第1の電源線と前記第2の電源線との間に設置
された第1の保護トランジスタ、及び/または、第1接
地線と第2接地線との間に設置された第2の保護トラン
ジスタを有し、且つ前記第1及び第2の保護トランジス
タにおけるソース及びドレインとしての不純物拡散層と
金属配線とを接続するコンタクトホールからゲートまで
の距離が、前記第3及び第4の保護トランジスタにおけ
るソース及びドレインとしての不純物拡散層と金属配線
とを接続するコンタクトホールからゲートまでの距離よ
りも、短いことを特徴とする半導体装置の静電破壊防止
保護回路。
を供給する第1の電源線及び第1の接地線と、第2の内
部ブロックにバイアスを供給する第2の電源線及び第2
の接地線と、入出力回路部にバイアスを供給する第3の
電源線及び第3の接地線と、を有し、前記第1の電源線
と前記第3の電源線、前記第1の接地線と前記第3の接
地線、前記第1の電源線と前記第3の接地線、及び/ま
たは前記第1の接地線と前記第3の電源線、の間に設置
された第3の保護トランジスタを少なくとも2つ以上含
み、更に、前記第2の電源線と前記第3の電源線、前記
第2の接地線と前記第3の接地線、前記第2の電源線と
前記第3の接地線、及び/または前記第2の接地線と前
記第3の電源線、の間に設置された第4の保護トランジ
スタを少なくとも2つ以上含み、前記第1の内部回路ブ
ロックの出力信号を、前記第2の内部回路ブロックの入
力信号として伝達する第1の接続線を有する半導体装置
において、前記第1の電源線と前記第2の電源線との間
に設置された第1の保護トランジスタ、及び/または、
第1接地線と第2接地線との間に設置された第2の保護
トランジスタを有し、且つ前記第1及び第2の保護トラ
ンジスタは、ソース及びドレインとしての不純物拡散層
と金属配線とを接続するコンタクトホールからゲートま
での間の全面にシリコンと金属との化合物層を形成さ
れ、前記第3及び第4の保護トランジスタは、ソース及
びドレインとしての不純物拡散層と金属配線とを接続す
るコンタクトホールからゲートまでの間にシリコンと金
属の化合物層非形成領域を設けたことを特徴とする半導
体装置の静電破壊防止保護回路。
タにおけるソース及びドレインとしての不純物拡散層と
金属配線とを接続するコンタクトホールからゲートまで
の距離が、製造プロセス上の最小値である請求項1又は
2に記載の半導体装置の静電破壊防止保護回路。
面を参照して説明する。なお、実質的に同様の機能を有
するものには、全図面通して同じ符号を付して説明し、
場合によってはその説明を省略することがある。
係る半導体装置の静電破壊防止保護回路のデイバイスチ
ップ上のレイアウトイメージ図である。図2は、第1の
参考例に係る半導体装置の静電破壊防止保護回路の回路
図である。
防止保護回路は、図1〜2に示すように、供給電位が等
しく電源系統は独立している回路ブロックA101(内
部回路領域A)及び回路ブロックB102(内部回路領
域B)と、入出力回路103(入出力回路)の電源系統
が独立している半導体装置100において、回路プロッ
クAに接続されたインバータ20はその入力信号として
回路ブロックB102に接続されたインバータ30から
の出力を信号線(保護抵抗)25を介して受け取る構成
になっている。
(Metal−Oxide−Semiconducto
r、以下、PMOSという)トランジスタ23及びNチ
ャンネルMOS(Metal−Oxide−Semic
onductor、以下、NMOSという)トランジス
タ24で構成され、PMOSトランジスタ23のソース
は回路ブロックA101用の電源線21に、NMOSト
ランジスタ24のソースは回路ブロックA101用の接
地線22にそれぞれ接続され、PMOSトランジスタ2
3のドレインとNMOSトランジスタ24のドレインは
短絡されている。インバータ30はPMOS33及びN
MOS34で構成され、PMOS33のソースは回路ブ
ロックB102用の電源線31に、NMOSトランジス
タ34のソースは回路ブロックB102用の接地線32
にそれぞれ接続され、PMOSトランジスタ33のドレ
インとNMOSトランジスタ34のドレインは短絡され
ている。PMOSトランジスタ23及びNMOSトラン
ジスタ24のゲートは、保護抵抗(信号線)25を介し
て、PMOSトランジスタ33及びNMOSトランジス
タ34のドレインと接続されている。
12の間には保護トランジスタ10が、回路ブロックA
101(領域A)用の電源線21と接地線22、及び回
路ブロックB102(領域B)用の電源線31と接地線
32と入出力回路103用の電源線11と接地線12の
間には保護トランジスタ26、27、28、29が設置
されている。
ックA101の電源線21用と回路ブロックB102用
の電源線31との間に、PMOS保護トランジスタ10
4を、回路ブロックB102用の接地線22と回路ブロ
ックB102用の接地線32との間にNMOS保護トラ
ンジスタ105を、インバータ20、30同士を接続す
る信号線(保護抵抗)25の近傍の内部回路領域に設け
る。
路ブロックB102用の接地線32との間に静電気サー
ジが印加された場合を例に動作を説明する。回路ブロッ
クA101用の電源線21に印加された静電気サージ
は、インバータ20のPMOSトランジスタ23及びN
MOSトランジスタ24からNMOS保護トランジスタ
105を介して回路ブロックB102用の接地線32に
到達して消滅するか、PMOS保護トランジスタ104
からインバータ30のPMOS33及びNMOS34を
介して回路ブロックB102用の接地線32に到達して
消滅するので、インバータ20のPMOSトランジスタ
23のゲート(酸化膜)が破壊されるのを防止する。そ
の他の組合せで各電源線と接地線間に静電気サージが印
加された場合も、インバータ20のPMOSトランジス
タ23、或いはNMOSトランジスタ24のゲート(酸
化膜)が破壊されるのが防止される。
S保護トランジスタ105を設置していない場合、回路
ブロックA101用の電源線21と回路ブロックB10
2用の接地線32との間に印加された静電気サージは、
保護トランジスタ10と保護トランジスタ27、28を
経由して流れることになり、チップ周辺部分に引き廻さ
れた入出力回路103用の電源線11または接地線12
を流れなければならない。チップサイズが大きく入出力
回路103用の電源線11及び接地線12が長い場合
や、配線幅が細い場合には、保護トランジスタ10と保
護トランジスタ27、28とを経由して静電気サージが
流れる切るまでに時間が掛かるので、インバータ20の
PMOSトランジスタ23、或いはNMOSトランジス
タ24のゲート(酸化膜)にもサージ電圧が掛かり、結
果としてゲート(酸化膜)が破壊されてしまうという問
題があった。そのため、インバータ20のPMOSトラ
ンジスタ23、或いはNMOSトランジスタ24のゲー
ト(酸化膜)にサージ電圧が掛からない様に、インバー
タ間を接続する信号線(保護抵抗)25を、わざと大き
くする方法なども採用されてきた。
る信号線(保護抵抗)25の近傍に、PMOS保護トラ
ンジスタ104とNMOS保護トランジスタ105を設
け、これらの保護トランジスタとインバータ20及び3
0を介してサージ電流を流せるようにしたので、チップ
サイズ(入出力回路103用の電源線11及び接地線1
2の長さ)や配線幅の影響によって、入出力回路103
に配置された保護トランジスタ10と保護トランジスタ
27、28を経由するルートの応答性が悪化した場合で
も、信号線(保護抵抗)25を増大させることなく、確
実にインバータ20のPMOSトランジスタ23、或い
はNMOSトランジスタ24のゲート(酸化膜)の破壊
が防止される。
NMOS保護トランジスタ105をインバータ間を接続
する信号線(保護抵抗)25の近傍に設けないと、電源
線21又は電源線31とPMOS保護トランジスタ10
4との間に配線抵抗r21、r31がそれぞれ付加され、接
地線22又は接地線32とNMOS保護トランジスタ1
05との間に配線抵抗r22、r32がそれぞれ付加される
こととなり、PMOS保護トランジスタ104及びNM
OS保護トランジスタ105の静電気サージに対する応
答性が損なわれる。このため、インバータ間を接続する
信号線(保護抵抗)25の近傍に、PMOS保護トラン
ジスタ104とNMOS保護トランジスタ105を設け
ることは不可欠となる。
MOS保護トランジスタ105は、入出力回路103に
配置された保護トランジスタ10と保護トランジスタ2
7、28とでサージ電流を流し終えるまでに、内部回路
側に過渡的に掛かるサージ電圧を緩和できれば良いの
で、保護トランジスタ面積は小さくて構わない。従っ
て、これらの保護トランジスタを追加することによる保
護回路面積の増加というデメリットは無視できる。ま
た、PMOS保護トランジスタ104とNMOS保護ト
ランジスタ105は、仮に破壊されたとしても、回路ブ
ロックA101用の電源線21と回路ブロックB102
用の電源線31の電位が等しく、回路ブロックA101
用の接地線22と回路ブロックB102用の接地線32
の電位も等しいので電気的な不良とはならない。影響が
あるとすれば、片方の回路ブロックのスイッチングノイ
ズにより、もう一方の回路ブロックで誤動作マージンが
減少する問題が考えられるが、静電破壊によって電気的
に不良となることに比べれば、その影響は軽微である。
防止保護回路における保護トランジスタを示す平面図で
ある。図4は、第1の実施の形態に係る半導体装置の静
電破壊防止保護回路における他の保護トランジスタを示
す平面図である。
破壊防止保護回路では、第1の参考例と共通する部分は
説明を省略する。第1の実施の形態では、第1の参考例
に係る保護回路において、図3に示すように、PMOS
保護トランジスタ104におけるソース及びドレインと
しての不純物拡散層104sdと金属配線とを接続する
コンタクトホール(接続口)104hからゲート104
gまでの距離をPD1とし、NMOS保護トランジスタ
105におけるソース及びドレインとしての不純物拡散
層105sdと金属配線とを接続するコンタクトホール
(接続口)105hからゲート105gまでの距離をN
D1とし、一方、図4に示すように、保護トランジスタ
10、26〜29のうち、PMOSトランジスタにおけ
るソース及びドレインとしての不純物拡散層10psd
と金属配線とを接続するコンタクトホール(接続口)1
0phからゲート10pgまでの距離をPD2とし、N
MOSトランジスタにおけるソース及びドレインとして
の不純物拡散層10nsdと金属配線とを接続するコン
タクトホール(接続口)10nhからゲート10ngま
での距離をND2としたとき、各トランジスタは、PD
2>PD1、且つND2>ND2の関係を満たすように
各トランジスタを形成する。
MOS保護トランジスタ104及びNMOS保護トラン
ジスタ105におけるソース及びドレインとしての不純
物拡散層104sd(105sd)と金属配線とを接続
するコンタクトホール(接続口)104h(105h)
からゲート104g(105g)までの距離は、製造プ
ロセス上の最小値で形成させることが好適である。
ート(電極)とコンタクトホールとを離間させて形成で
きる最小値のことで、ゲート(電極)形成用マスク及び
コンタクトホール形成用マスクの合わせ余裕と、それぞ
れのマスクに描画された図形と、シリコンウエハ上に転
写され実際に形成されるパターンと、の寸法差(マスク
変換差)から決定される。この値は、製造プロセスごと
に異なり、加工寸法が小さい(微細化が進んだ)プロセ
スになる程、小さくできる。
に示すように、PMOS保護トランジスタ104におけ
るゲート104g幅をlP1、ソース及びドレインとして
の不純物拡散層104sd領域の長さ(ゲートに沿った
長さ)をWP1とし、NMOS保護トランジスタ105に
おけるゲート105g幅をlN1、ソース及びドレインと
しての不純物拡散層105sd領域の長さ(ゲートに沿
った長さ)WN1とし、、一方、図4に示すように、保護
トランジスタ10、26〜29のうち、PMOSトラン
ジスタにおけるゲート10pg幅をlP2、ソース及びド
レインとしての不純物拡散層10psd領域の長さ(ゲ
ートに沿った長さ)をWP2とし、NMOSトランジスタ
におけるゲート10ng幅をlN2、ソース及びドレイン
としての不純物拡散層10nsd領域の長さ(ゲートに
沿った長さ)をWN2としたとき、[WP1/(lP1+2×
PD1)]>[WP2/(lP2+2×PD2)]、且つ
[WN1/(lN1+2×ND1)]>[WN2/(lN2+2
×ND2)]を満たすように各トランジスタを形成する
ことが好適である。
4,28(29は28で代表させる)それぞれのサージ
電流の流れ易さをr104、r28とし、NMOS保護トラ
ンジスタ105,26(27は26で代表させる)それ
ぞれのサージ電流の流れ易さをr106、r26とし、
r104、r28、r105、r26とサージ電流に対する応答性
の関係について以下説明する。
値Rは、式R=A×(W/L)[Aは係数]で表され、
抵抗幅Wに比例し、抵抗長さLに反比例する。PMOS
保護トランジスタ104,28、及びNMOS保護トラ
ンジスタ105,26が静電気サージを流す時にも抵抗
として振る舞う。保護トランジスタを抵抗として扱う際
に、抵抗幅Wに相当するのが、それぞれ図3〜図4に於
けるWP1,WP2,WN1,WN2であり、抵抗長さLに相当
するのが図3〜図4に於ける、[IP1+2×PD1],
[IP2+2×PD2],[IN1+2×ND1],[IN2
+2×ND2]である。従って、PMOS保護トランジ
スタ104の静電気サージの流し易さを、r104=WP1
/[IP1+2×PD1]、以下同様にr28=WP2/[I
P2+2×PD2],r105=WN1/[IN1+2×ND
1],r26=WN2/[IN2+2×ND2]と表すことが
できる。
た時の静電気サージの流れ易さ、即ち、静電気サージへ
の応答性と抵抗値との関係について説明する。図6に、
図2に示す静電破壊防止保護回路おいて、PMOS保護
トランジスタ104,28を抵抗r104,r28に置き換
え、静電気サージを電圧V0に充電された容量Cからの
放電とした等価回路を示す。スイッチを閉じた後に回路
を流れる電流は、時間の関数として表される。尚、簡単
にするためにPMOSトランジスタ23(図中ではPM
OS23と表記)とNMOSトランジスタ24(図中で
はNMOS24と表記)の等価抵抗を0Ωとしている
(i1、i2への影響は同じなので支障はない)。
て、PMOSトランジスタ28と29を流れる電流をi1、
PMOSトランジスタ104を流れる電流をi2、それぞれ
が一方だけを流れたと仮定した電流値は、r28=r29=
Rとして下記式(1,a)で表される。
(1,a)は、下記式(1,b)で表される。
で流れた時の電流)について時間を横軸にとってグラフ
化すると図7の様になる。i2はi1に比べて初期電流値
は2倍流れるが、その後の減衰時間が短い。このこと
は、r105を小さくすることで、サージ電流が回路を流
れている時間を短く、即ち、サージに対する応答性が良
くなることを表している。ゲートとコンタクトホールと
の距離を短くすることは[2×PD1],[2×ND
1]を小さくすることに相当するのでr104及びr105を
下げることになる。
とは、その分だけ急激なサージ電流にさらされることを
意味しており、保護トランジスタが破壊され易い。逆に
云えば、適度に抵抗を増やすことで、初期電流を低減さ
せ、破壊しにくくすることが出来る(反面、応答性は悪
くなる)。
MOS保護トランジスタ28,29とNMOS保護トラ
ンジスタ26,27には適度の抵抗を付与し、サージに
対する応答性を優先させれば良いPMOS保護トランジ
スタ104とNMOS保護トランジスタ105は抵抗が
最小となるようにするのである。
+2×PD1]>[WP2/IP2+2×PD2]かつ[W
N1/IN1+2×ND1]>[WN2/IN2+2×ND2]
である。
とコンタクトホールとの距離が短いと、応答性がよくな
るが、サージ電流が急激に流れてトランジスタが破竣さ
れやすくなり、一方、ゲートとコンタクトホールの距離
を広げると、サージ電流を適度に制限できるが、静電気
サージに対する応答性が悪くなる。特に、当該距離を製
造プロセス上の最小値を用いると応答性が最大限発揮さ
れることとなる。
9におけるゲートとコンタクトホールとの距離に製造プ
ロセス上の最小値を用いると、上述のようにサージ電流
が急激に流れてトランジスタが破壊されてしまい、ゲー
トとコンタクトホールの距離を広げると、サージ電流を
適度に制限できるが、静電気サージに対する応答性が悪
くなる。PMOS保護トランジスタ10、26〜29
を、このゲートとコンタクトホールとの距離を広げなけ
ればならないことも、入出力回路103に配置された保
護トランジスタ10と保護トランジスタ27を経由する
ルートの応答性を悪化させる(悪化させざるをえない)
要因となっている。
では、PMOS保護トランジスタ104及びNMOS保
護トランジスタ105におけるコンタクトホール(接続
口)104h(105h)からゲート104g(105
g)までの距離は、保護トランジスタ10、26〜29
におけるコンタクトホール(接続口)10ph(10n
h)からゲート10pg(10ng)までの距離よりも
短くする、即ち、応答性の悪いトランジスタを使用する
ことが不可欠なPMOS保護トランジスタ10、26〜
29は、それ自身の破壊耐性をを確保するためにゲート
とコンタクトホールとの距離を広くし、もう一方のPM
OS保護トランジスタ104及びNMOS保護トランジ
スタ104は応答性をよくするためにゲートとコンタク
トホールとの距離を短くする(特に、この距離をプロセ
ス上の最小値させ応答性を最大限に発揮させることが好
適である)。回路ブロックA101用の電源線21と回
路ブロックB102用の接地線32との間に静電気サー
ジが印加された場合でも、PMOS保護トランジスタ1
0と保護トランジスタ27、28の破壊耐性を良くし、
PMOS保護トランジスタ104の応答性を良くするこ
とで、保護トランジスタとしての破壊耐性を持たせつ
つ、インバータ20、30にサージ電流を流す経路の応
答性を向上させ、静電気サージが流れきるまでにインバ
ータ20の各トランジスタのゲートにサージ電圧が掛か
らないようにする信号線(保護抵抗)25に掛かるサー
ジ電圧が低下し、インバータ20、30のゲートの破壊
がより一層効果的に防止される。また、同様に、その他
の組合せで各電源線と接地線間に静電気サージが印加さ
れた場合も、保護トランジスタ10、26〜293の破
壊耐性を良くし、PMOS保護トランジスタ104及び
NMOS保護トランジスタ105の応答性を良くするこ
とで、インバータ20、30の各トランジスタのゲート
(酸化膜)が破壊されるのが防止される。
ての動作は第1の参考例と同様なので、説明を省略す
る。
104とNMOS保護トランジスタ105は、保護トラ
ンジスタ10、26〜29よりも、コンタクトホール
(接続口)からゲートまでの距離を短くし、応答性を良
くさせ、特に当該距離に製造プロセス上の最小値を用い
て、応答性を最大限に発揮させるようにすることで、保
護抵抗(信号線)25の抵抗値の増大を抑えつつ(特
に、第1の参考例よりも保護抵抗(信号線)25の抵抗
値を小さくできる)、インバータ20の各トランジスタ
のゲーの破壊が防止される。また、PMOS保護トラン
ジスタ104とNMOS保護トランジスタ105のゲー
トとをコンタクトホールとの距離に短くする(特に製造
プロセス上の最小値を用いる)ので、保護トランジスタ
面積は小さく、保護トランジスタ面積の増分はいっそう
無視できる。
ランジスタ104とNMOS保護トランジスタ105の
両トランジスタとも、仮に破壊しても電気的な不良とは
ならず、影響があるとすれば、片方の回路ブロックのス
イッチングノイズにより、もう一方の回路ブロックで誤
動作マージンが減少するくらいであり、静電破壊によっ
て電気的に不良となることに比べれば、その影響は軽微
である。
防止保護回路における保護トランジスタを示す平面図で
ある。図9は、第1の実施の形態に係る半導体装置の静
電破壊防止保護回路における他の保護トランジスタを示
す平面図である。
破壊防止保護回路では、第1の参考例と共通する部分は
説明を省略する。第2の実施の形態は、不純物拡散層の
寄生抵抗を下げるためにシリコンと金属の化合物層(以
下、サリサイド層と記す)を不純物拡散層の表面に形成
する、いわゆるサリサイド構造を採用したトランジスタ
を用いる形態である。
1の参考例の保護回路において、図9に示すように、保
護トランジスタ10、26〜29のうち、PMOS保護
トランジスタには、ソース及びドレインとしての不純物
拡散層10psdにおけるコンタクトホール10ph近
傍にサリサイド層10paを形成すると共に、ゲート1
0pgとコンタクトホール10phとの間にサリサイド
層10paを形成しない(P型不純物拡散層のままの)
非サリサイド層形成領域10pbを設け、図8に示すよ
うに、PMOS保護トランジスタ104には、ソース及
びドレインとしての不純物拡散層104sd(図8中、
不純物拡散層104sdは図示しない)におけるゲート
104gとコンタクトホール104hとの間の全面にサ
リサイド層401を形成する。また、同様に、図9に示
すように、保護トランジスタ10、26〜29のうち、
NMOS保護トランジスタには、ソース及びドレインと
しての不純物拡散層10nsdにおけるコンタクトホー
ル10nh近傍にサリサイド層10naを形成すると共
に、ゲート10ngとコンタクトホール10nhとの間
にサリサイド層10naを形成しない(N型不純物拡散
層のままの)非サリサイド層形成領域10nbを設け、
図8に示すように、NMOS保護トランジスタ105に
は、ソース及びドレインとしての不純物拡散層105s
d(図8中、不純物拡散層105sdは図示しない)に
おけるゲート105gとコンタクトホール105hとの
間の全面にサリサイド層501を形成する。
拡散層おけるゲートとコンタクトホールとの間の全面に
サリサイド層を全面に形成すると、サージ電流が急激に
流れてトランジスタが破壊され易くなるが、応答性が良
くなり、一方、ゲートとコンタクトホールの間に不純物
拡散層のままの領域(サリサイド層非形成領域)を設け
ると、サージ電流を適度に制限できるので、トランジス
タ自身の静電破壊耐性は向上するが、静電気サージに対
する応答性は悪くなる。
0、26〜29におけるゲートとコンタクトホールの間
に不純物拡散層のままの領域を設けることも、入出力回
路103に配置された保護トランジスタ10と保護トラ
ンジスタ27、28を経由するルートの応答性を悪化さ
せる(悪化させざるをえない)要因となっている。
は、応答性の悪いトランジスタを使用することが不可欠
なPMOS保護トランジスタ10、26〜29は、それ
自身の破壊耐性をを確保するためにゲートとコンタクト
ホールの間に不純物拡散層のままの領域(サリサイド層
非形成領域)を設け、もう一方のPMOS保護トランジ
スタ104及びNMOS保護トランジスタ105は応答
性をよくするためにソース及びドレインとしての不純物
拡散層おけるゲートとコンタクトホールとの間の全面に
サリサイド層を全面に形成する。第1の実施の形態と同
様に、回路ブロックA101用の電源線21と回路ブロ
ックB102用の接地線32との間に静電気サージが印
加された場合でも、保護トランジスタ10と保護トラン
ジスタ27、28の破壊耐性を良くし、PMOS保護ト
ランジスタ104の応答性を良くすることで、インバー
タ20のゲートの破壊がより一層効果的に防止される。
また、同様に、その他の組合せで各電源線と接地線間に
静電気サージが印加された場合も、保護トランジスタ1
0、26〜293の破壊耐性を良くし、PMOS保護ト
ランジスタ104及びNMOS保護トランジスタ105
の応答性を良くすることで、インバータ20のPMOS
トランジスタ23、或いはNMOSトランジスタ24の
ゲート(酸化膜)が破壊されるのが防止される。
ての動作は第1の参考例と同様なので、説明を省略す
る。
104とNMOS保護トランジスタ105は、ゲートと
コンタクトホールとの間の全面にサリサイド層を形成し
て静電気サージに対する保護トランジスタの応答性を良
くし、一方、保護トランジスタ10、26〜29は、ゲ
ートとコンタクトホールの間に不純物拡散層のままの領
域(サリサイド層非形成領域)を設け静電気サージに対
する破壊耐性を向上させたので、保護抵抗(信号線)2
5の抵抗値の増大を抑えつつ(特に、第1の参考例より
も保護抵抗(信号線)25の抵抗値を小さくできる)、
インバータ20、30の各トランジスタのゲート(酸化
膜)の破壊が防止される。また、PMOS保護トランジ
スタ104とNMOS保護トランジスタ105は、ゲー
トとコンタクトホールとの間に不純物拡散層のまま残す
領域をわざわざ設けないので、保護トランジスタ面積は
小さく、保護トランジスタ面積の増分はいっそう無視で
きる。
MOS保護トランジスタ105の両トランジスタとも、
仮に破壊されたとしても、電気的な不良とはならず、影
響があるとすれば、片方の回路ブロックのスイッチング
ノイズにより、もう一方の回路ブロックで誤動作マージ
ンが減少するくらいであり、静電破壊によって電気的に
不良となることに比べれば、その影響は軽微である。
止保護回路のデイバイスチップ上のレイアウトイメージ
図である。図11は、第2の参考例に係る半導体装置の
静電破壊防止保護回路の回路図である。
防止保護回路では、第1の参考例と共通する部分は説明
を省略する。第2の参考例に係る半導体装置の静電破壊
防止保護回路は、図10〜図11に示すように、第1の
参考例におけるPMOS保護トランジスタ104及びN
MOS保護トランジスタ105を設けずに、インバータ
20のPMOSトランジスタ23のソース及び回路プロ
ックA用の電源線21の接続箇所の近傍と、インバータ
30のPNOSトランジスタ33のソース及び回路ブロ
ックB102用の電源線31の接続箇所の近傍とを、抵
抗体106を介して短絡し、インバータ20のNMOS
トランジスタ24のソース及び回路ブロックA101用
の接地線22との接続箇所の近傍と、インバータ30の
NNOSトランジスタ34のソース及び回路ブロックB
102用の接地線32との接続箇所の近傍とを、抵抗体
107を介して短絡している。
参考例におけるPMOS保護トランジスタ104及びN
MOS保護トランジスタ105をそれぞれ抵抗体10
6、107に置き換えることで、PMOS保護トランジ
スタ104及びNMOS保護トランジスタ105がサー
ジ電流を流せる様になるまでの時間的な遅延が解消され
る。また、PMOS保護トランジスタ104及びNMO
S保護トランジスタ105がサージ電流を流す時には、
(1)PMOS(NMOS)保護トランジスタがパンチ
スルーを起こすか、(2)ゲート下が反転して、チャネ
ルが形成されるかのどちらかの状態となる必要がある。
どちらの場合もドレイン又はゲートからの電界によって
ゲート下(チャネル領域)が空乏化することが不可欠で
あり、この空乏化に僅かながらでも時間が掛かるので純
抵抗体でバイパスする方が、サージ電流に対する応答性
が改善される。このため、静電気サージが流れきるまで
にインバータ20の各トランジスタのゲートにサージ電
圧が掛からないようにする信号線(配線抵抗)25に掛
かるサージ電圧がより低下し、インバータ20の各トラ
ンジスタのゲート破壊を一層効果的に防止できる。な
お、抵抗体106、107を、信号線(配線抵抗)25
の近傍に設けることは、PMOS保護トランジスタ10
4及びNMOS保護トランジスタ105と同様に、第1
の参考例で説明し通りである。
OS保護トランジスタ104を抵抗体106に、NMO
S保護トランジスタ105を抵抗体107置き換えるこ
とで、信号線(保護抵抗)25の抵抗値の増大を抑えつ
つ、インバータ20の各トランジスタのゲートの破壊を
防止できる。内部ブロックA用の電源線21と内部ブロ
ックB用の電源線31、及び、内部ブロックA用の接地
線22と内部ブロックB用の接地線32とを、抵抗を介
して短縮するだけなので、パターン面積を大幅に縮小で
きる。
ックのスイッチングノイズにより、もう一方の回路ブロ
ックで誤動作マージンが減少することが考えられるが、
静電破壊によって電気的に不良となることに比べれば、
その影響は軽微である。また、静電破壊耐性を確保しつ
つ、スイッチングノイズによる影響を最小に抑えられる
ような最適な抵抗値を選ぶことも可能である。
2の参考例では、何れもCMOSインバータどうしのイ
ンターフェース回路を例に説明したが、PMOSまたは
NMOSの一方の出力トランジスタから出力された信号
を同種のトランジスタのゲート入力として受け取るよう
なインターフェース回路にも適用できる。また、ゲート
入力ではなくトランスファゲート(ドレイン入力)型の
人力として受ける場合にも適用可能である。更に、第1
及び第2の実施の形態及び第1及び第2の参考例を組合
せることもできる。また、第1及び第2の実施の形態及
び第1及び第2の参考例の何れも、電源線側だけ、或い
は接地線側だけに適用しても良い。
が可能な半導体装置の静電破壊防止保護回路を提供する
ことができる。
止保護回路のデイバイスチップ上のレイアウトイメージ
図である。
止保護回路の回路図である。
壊防止保護回路における保護トランジスタを示す平面図
である。
壊防止保護回路における他の保護トランジスタを示す平
面図である。
長さLとの関係を説明する概要図である。
MOS保護トランジスタ107,102を抵抗r107,
r102に置き換え、静電気サージを電圧V0に充電された
容量Cからの放電とした等価回路を示す回路図である。
及び電流i2(t)と時間との関係を示すグラフであ
る。
壊防止保護回路における保護トランジスタを示す平面図
である。
壊防止保護回路における他の保護トランジスタを示す平
面図である。
防止保護回路のデイバイスチップ上のレイアウトイメー
ジ図である。
防止保護回路の回路図である。
のデイバイスチップ上のレイアウトイメージ図である。
の回路図である。
護回路のデイバイスチップ上のレイアウトイメージ図で
ある。
護回路の回路図である。
の保護トランジスタ) 11 入出力回路用の電源線(第3の電源線) 12 入出力回路用の接地線(第3の接地線) 20、30 インバータ 21 回路ブロックA用の電源線(第1の電源線) 22 回路ブロックA用の接地線(第1の接地線) 25 信号線(第1の接続線) 31 回路ブロックB用の電源線(第2の電源線) 32 回路ブロックB用の接地線(第2の接地線) 101 回路ブロックA(第1の内部回路ブロック) 102 回路ブロックB(第2の内部回路ブロック) 103 入出力回路 104 PMOS保護トランジスタ(第1の保護トラン
ジスタ) 105 NMOS保護トランジスタ(第2の保護トラン
ジスタ) 106、107 抵抗体(第1または第2の抵抗体)
Claims (3)
- 【請求項1】 第1の内部回路ブロックにバイアスを供
給する第1の電源線及び第1の接地線と、第2の内部ブ
ロックにバイアスを供給する第2の電源線及び第2の接
地線と、入出力回路部にバイアスを供給する第3の電源
線及び第3の接地線と、を有し、 前記第1の電源線と前記第3の電源線、前記第1の接地
線と前記第3の接地線、前記第1の電源線と前記第3の
接地線、及び/または前記第1の接地線と前記第3の電
源線、の間に設置された第3の保護トランジスタを少な
くとも2つ以上含み、 更に、前記第2の電源線と前記第3の電源線、前記第2
の接地線と前記第3の接地線、前記第2の電源線と前記
第3の接地線、及び/または前記第2の接地線と前記第
3の電源線、の間に設置された第4の保護トランジスタ
を少なくとも2つ以上含み、 前記第1の内部回路ブロックの出力信号を、前記第2の
内部回路ブロックの入力信号として伝達する第1の接続
線を有する半導体装置において、 前記第1の電源線と前記第2の電源線との間に設置され
た第1の保護トランジスタ、及び/または、第1接地線
と第2接地線との間に設置された第2の保護トランジス
タを有し、且つ前記第1及び第2の保護トランジスタにおけるソー
ス及びドレインとしての不純物拡散層と金属配線とを接
続するコンタクトホールからゲートまでの距離が、前記
第3及び第4の保護トランジスタにおけるソース及びド
レインとしての不純物拡散層と金属配線とを接続するコ
ンタクトホールからゲートまでの距離よりも、短いこと
を特徴とする半導体装置の静電破壊防止保護回路 。 - 【請求項2】 第1の内部回路ブロックにバイアスを供
給する第1の電源線及び第1の接地線と、第2の内部ブ
ロックにバイアスを供給する第2の電源線及び第2の接
地線と、入出力回路部にバイアスを供給する第3の電源
線及び第3の接地線と、を有し、 前記第1の電源線と前記第3の電源線、前記第1の接地
線と前記第3の接地線、前記第1の電源線と前記第3の
接地線、及び/または前記第1の接地線と前記第3の電
源線、の間に設置された第3の保護トランジスタを少な
くとも2つ以上含み、 更に、前記第2の電源線と前記第3の電源線、前記第2
の接地線と前記第3の接地線、前記第2の電源線と前記
第3の接地線、及び/または前記第2の接地線と前記第
3の電源線、の間に設置された第4の保護トランジスタ
を少なくとも2つ以上含み、 前記第1の内部回路ブロックの出力信号を、前記第2の
内部回路ブロックの入力信号として伝達する第1の接続
線を有する半導体装置において、 前記第1の電源線と前記第2の電源線との間に設置され
た第1の保護トランジスタ、及び/または、第1接地線
と第2接地線との間に設置された第2の保護トランジス
タを有し、且つ前記第1及び第2の保護トランジスタは、ソース及
びドレインとしての不純物拡散層と金属配線とを接続す
るコンタクトホールからゲートまでの間の全面にシリコ
ンと金属との化合物層を形成され、前記第3及び第4の
保護トランジスタは、ソース及びドレインとしての不純
物拡散層と金属配線とを接続するコンタクトホールから
ゲートまでの間にシリコンと金属の化合物層非形成領域
を設けたことを特徴とする半導体装置の静電破壊防止保
護回路 。 - 【請求項3】 前記第1及び第2の保護トランジスタに
おけるソース及びドレインとしての不純物拡散層と金属
配線とを接続するコンタクトホールからゲートまでの距
離が、製造プロセス上の最小値である請求項1又は2に
記載の半導体装置の静電破壊防止保護回路。
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