JP3494419B2 - モータビルトインスピンドル - Google Patents

モータビルトインスピンドル

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JP3494419B2
JP3494419B2 JP31120895A JP31120895A JP3494419B2 JP 3494419 B2 JP3494419 B2 JP 3494419B2 JP 31120895 A JP31120895 A JP 31120895A JP 31120895 A JP31120895 A JP 31120895A JP 3494419 B2 JP3494419 B2 JP 3494419B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、工作機械
の主軸として用いられるモータビルトインスピンドルに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】工作機械の主軸として用いられるモータ
ビルトインスピンドルは、内蔵したモータの発熱によ
り、ロータを固定しているスピンドルが熱変形を起こす
ため、とくに、精密スピンドルや高速回転スピンドルで
は軸受の寿命の低下や精度の低下が問題となりやすい。
【0003】このようなモータの発熱によるスピンドル
の熱変形を防ぐ構造を有するモータビルトインスピンド
ルとしては、例えば、実開平2−143103号公報に
記載されたものがあり、その構成を図10に示す。
【0004】図示のモータビルトインスピンドル100
は、ハウジング101内に、モータを構成するステータ
102と、このステータ102とともにモータを構成す
るロータ103を設けたスピンドル104を備えてい
る。スピンドル104は、先端側(図10上で左側)お
よび基端側において軸受105,106で支持されてい
ると共に、その軸線上には基端側に開放された中空部1
07が形成してあり、中空部107の開放部分にはノズ
ル部材108が設けてある。このノズル部材108に
は、回転継手などを介して冷却用流体の供給源が接続さ
れる。
【0005】また、スピンドル104の外周には、ロー
タ103との嵌合部分において、線膨脹係数の小さい断
熱部材の溶着成形層109が形成してあると共に、さら
にその外周には、軸線方向にのびる多数の凹溝110が
全周にわたって所定間隔で形成してあり、凹溝110と
中空部107の間には双方を連通させる連通孔111が
形成してある。各凹溝110は、ロータ103の内周部
の軸長よりも長く形成され、その両端部がハウジング1
01内に開放されている。
【0006】上記のモータビルトインスピンドル100
は、ロータ103とスピンドル104の間に溶着成形層
109を形成したことにより、ロータ103とスピンド
ル104との接触面積を小さくしており、また、スピン
ドル104の中空部107に冷却気体を送り込むことに
より、冷却気体を連通孔111から各凹溝110に流通
させ、さらに、各凹溝110の両端から冷却気体をハウ
ジング106内に流入させる。これにより、冷却気体が
各凹溝110を流通するときにロータ103の内周面を
直接冷却し、ロータ103からスピンドル104への熱
伝達を低減させるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うなモータビルトインスピンドル100にあっては、冷
却効率をさらに向上させるために冷却媒体として液体を
使用することが考えられるが、この場合、スピンドル1
04の凹溝110を通過した冷却液体がハウジング10
1内に流出するため、軸受105,106に冷却液体が
流れ込み、これにより軸受105,106の回転抵抗が
増大してスピンドル104の回転機能が低下するという
問題があり、このような問題を解決することが課題であ
った。
【0008】
【発明の目的】本発明は、上記従来の課題に鑑みて成さ
れたものであり、冷却媒体に液体を使用してもこの液体
がスピンドルの回転支持部分に流れ込むようなことがな
く、液体の使用により冷却効率を高めることができると
共に、スピンドルの良好な回転機能を維持することがで
きるモータビルトインスピンドルを提供することを目的
としている。
【0009】また、本発明は、上記目的のほかに、例え
ばメンテナンス上の便宜を図る構造として、スピンドル
からのロータの抜き取りを容易に行うことができる構造
のモータビルトインスピンドルを提供することを目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるモータビ
ルトインスピンドルは、請求項1として、ハウジング内
に、モータを構成するステータと、このステータととも
にモータを構成するロータを設けたスピンドルを備え、
スピンドルの軸線に沿って形成した中空部内から同スピ
ンドルの外周側に冷却用流体を流通させてロータを冷却
するようにしたモータビルトインスピンドルにおいて、
スピンドルの外周で且つロータ側との嵌合部分の範囲内
に、一端部が中空部に連通する螺旋溝を設け、螺旋溝の
他端部をハウジング外部に連通させた構成とし、請求項
2として、螺旋溝の一端部と中空部の間に、双方を連通
させる供給路を設けると共に、螺旋溝の他端部と中空部
の間に、双方を連通させる排出路を設け、中空部内に、
スピンドルとともに回転可能であり且つ中空部内周面と
の間に隙間を形成するパイプ状の冷却用流体ガイドを挿
設し、冷却用流体ガイドに、供給路と排出路の間で中空
部を気密的に仕切る支持部を設けて、中空部を供給路側
の第1空間と排出路側の第2空間に分割し、第1空間を
介して冷却用流体ガイド内と供給路を連通状態にすると
共に、第2空間を介して排出路とハウジング外部を連通
状態にした構成とし、請求項3として、螺旋溝の一端部
と中空部の間に、双方を連通させる供給路を設けると共
に、螺旋溝の他端部と中空部の間に、双方を連通させる
排出路を設け、中空部内に、スピンドルとともに回転可
能であり且つ中空部内周面との間に隙間を形成するパイ
プ状の冷却用流体ガイドを挿設し、冷却用流体ガイド
に、供給路の位置で全周にわたって中空部内周面に気密
的に接触する支持部を設け、支持部に、冷却用流体ガイ
ド内と供給路を連通させる流通路を設けると共に、中空
部を介して排出路とハウジング外部を連通状態にした構
成とし、請求項4として、螺旋溝の一端部と中空部の間
に、双方を連通させる供給路を設けると共に、螺旋溝の
他端部と中空部の間に、双方を連通させる排出路を設
け、且つ排出路の近傍に、中空部とスピンドルの外周側
を連通させる第2の排出路を設け、中空部内の2つの排
出路が開放している位置に、全周にわたって中空部内周
面に接触する鍔部を両端に備えたパイプ状の冷却用流体
ガイドを挿設して、両鍔部の間に排出用空間を形成し、
この排出用空間および第2の排出路を介して螺旋溝の排
出路とハウジング外部を連通状態にした構成とし、請求
項5として、スピンドルとロータ側との嵌合部分の範囲
内に、全周にわたって冷却用隙間を形成し、スピンドル
の外周で且つ冷却用隙間の軸線方向の長さ範囲内に螺旋
溝を設けた構成としており、上記の構成を課題を解決す
るための手段としている。
【0011】また、本発明に係わるモータビルトインス
ピンドルは、請求項6として、スピンドル側とロータ側
の嵌合部分において、双方の全周にわたって段部を形成
して、スピンドル側の大外径部とロータ側の大内径部を
嵌合し且つスピンドル側の小外径部とロータ側の小内径
部を嵌合すると共に、双方の段部間に、螺旋溝に連通す
る油溜め空間を全周にわたって設けた構成とし、請求項
7として、スピンドルの外周およびロータの内周のいず
れか一方にスリーブを設け、相手側とスリーブの間に段
部および油溜め空間を設けた構成とし、請求項8とし
て、スピンドルの外周およびロータの内周に各々スリー
ブを設け、両スリーブの間に段部および油溜め空間を設
けた構成とし、請求項9として、ロータの内周にスリー
ブを設け、スピンドルの外周とスリーブの内周に段部を
設けると共に、スピンドルの軸線方向における螺旋溝の
形成範囲全体に対して油溜め空間を形成した構成とし、
上記の構成を、スピンドルからのロータの抜き取りを容
易に行うことができる構造を得る手段としている。
【0012】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わるモータビルト
インスピンドルでは、スピンドルの外周に設けた螺旋溝
の開放部分がロータ側により閉じられた状態になってお
り、冷却液をスピンドルの中空部から螺旋溝の一端部に
導入して、螺旋溝に冷却液を流通させることによってロ
ータ側を冷却し、その冷却液を螺旋溝の他端部からハウ
ジング外部に排出する。したがって、上記モータビルト
インスピンドルでは、ハウジング内に冷却液が流出する
ことがないので、スピンドルの回転支持部分に冷却液が
流れ込んで回転機能が低下するようなこともなく、螺旋
溝に流れる冷却液によってロータ側が直接的に冷却さ
れ、冷却効率が向上することになる。
【0013】本発明の請求項2に係わるモータビルトイ
ンスピンドルでは、冷却液が冷却用流体ガイドから中空
部の第1空間および供給路を経て螺旋溝に導入され、冷
却液を螺旋溝に流通させてロータ側を冷却し、その冷却
液を排出路から中空部の第2空間を介してハウジング外
部に排出する。上記のモータビルトインスピンドルで
は、中空部が冷却液の供給と排出の両方に使用されるこ
ととなり、また、中空部内において冷却用流体ガイドを
支持部で支持しているので、回転に伴う冷却用流体ガイ
ドの振動の発生を防止することとなる。
【0014】本発明の請求項3に係わるモータビルトイ
ンスピンドルでは、請求項2と同様の作用が得られるほ
かに、冷却用流体ガイドの冷却液が支持部の流通路から
直接供給路に流れるので、中空部内で冷却前の冷却液が
揺動することがなく、回転に伴う振動の発生をより確実
に防止することとなる。
【0015】本発明の請求項4に係わるモータビルトイ
ンスピンドルでは、冷却用流体ガイド、中空部および供
給路を経て冷却液が螺旋溝に供給され、その冷却液を排
出路から冷却用流体ガイドの両鍔部間の排出用空間およ
び第2の排出路を介してハウジング外部に排出する。上
記のモータビルトインスピンドルでは、冷却用流体ガイ
ドの構造を簡略化することが可能になり、また、冷却用
流体ガイドが中空部内で固定状態となることから、高速
回転時のアンバランスが発生しにくくなり、さらなる低
振動化を実現し得ることとなる。
【0016】本発明の請求項5に係わるモータビルトイ
ンスピンドルでは、冷却液の大半は螺旋溝を通過するこ
ととなるが、冷却用隙間が設けてあるので冷却液とロー
タ側との接触面積が拡大され、これにより全体の温度分
布が平均化されてロータ側の冷却効率がより一層高めら
れることとなる。
【0017】本発明の請求項6に係わるモータビルトイ
ンスピンドルでは、スピンドルからロータを抜き取る場
合において、スピンドルの中空部から螺旋溝を介して油
溜め空間に取外し用油を加圧充填すると、その取外し用
油がスピンドル側とロータ側の嵌合面に浸透する。そし
て、取外し用油が嵌合面全体に浸透すると、段部に油溜
め空間を拡張しようとする軸力が発生し、これによりス
ピンドルからロータが抜けることとなる。
【0018】また、段部および油溜め空間は、スピンド
ルおよびロータに直接形成することが可能であるほか
に、請求項7のようにスピンドルの外周およびロータの
内周のいずれか一方に設けたスリーブとその相手側の間
に形成したり、請求項8のようにスピンドルの外周に設
けたスリーブとロータの内周に設けたスリーブの間に形
成したりすることが可能であり、いずれの場合も請求項
6と同様の作用が得られる。さらに、油溜め空間は、請
求項9のようにロータの内周に設けたスリーブとスピン
ドルの外周の間に形成し、且つスピンドルの軸線方向に
おける螺旋溝の形成範囲全体に対して形成することによ
り、請求項6と同様の作用が得られるほかに、当該モー
タビルトインスピンドルの作動時において、油溜め空間
が請求項5に記載の冷却用隙間として使用される。
【0019】
【実施例】図1は、本発明の請求項1および2に係わる
モータビルトインスピンドルの一実施例を説明する図で
ある。
【0020】図示のモータビルトインスピンドルS1
は、ハウジング1内に、モータを構成するステータ2
と、このステータ2とともにモータを構成するロータ3
を設けたスピンドル4を備えている。この実施例におけ
るロータ3は、その内側に焼き嵌めによってロータスリ
ーブ5が固定してあり、ロータスリーブ5の内側にスピ
ンドル4が嵌合してある。
【0021】スピンドル4は、先端側(図1上で左側)
および基端側において軸受6,7により回転自在に支持
してあると共に、その軸線上には基端側に開放された中
空部8が形成してあり、その外周で且つロータ側の嵌合
部分(ロータスリーブ5との嵌合部分)の範囲内に螺旋
溝9が形成してある。なお、当該モータビルトインスピ
ンドルS1を工作機械に用いた場合、図示を省略したス
ピンドル4の先端部には、ホルダなどを介して工具が取
付けられる。
【0022】螺旋溝9は、ロータスリーブ5の一端側か
ら他端側にかけて条が一定の間隔になるように形成して
あって、ロータスリーブ5によってスピンドル外周側の
開放部分が閉じられた状態にあり、一端部と中空部8の
先端寄り部分の間に、双方を連通させる供給路10が設
けてあると共に、他端部と中空部7の間に、同じく双方
を連通させる排出路11が設けてある。
【0023】また、ハウジング1の基端部には、中空部
8に連通する空間12を形成する閉塞部材13が固定し
てあり、この閉塞部材13には、空間12と外部を連通
させる排出孔14が形成してある。さらに、中空部8内
には、スピンドル4とともに回転可能であり且つ中空部
8の内周面との間に隙間を形成するパイプ状の冷却用流
体ガイド15が軸線上に挿設してある。
【0024】冷却用流体ガイド15は、その軸線上に両
端部で開放される流路16を有すると共に、閉塞部材1
3の中心をを貫通する状態で取付けてあって、中空部先
端寄りに位置する先端部に、供給路10と排出路11の
間で中空部8を気密的に仕切る支持部17が設けてあ
り、ハウジング外に位置する基端部に、回転継手18を
介して冷却用流体の供給源19からの供給パイプ20が
接続してある。
【0025】支持部17は、供給路10の近傍に位置
し、その外周部に中空部内周面に接触するOリング21
が嵌着してあって、中空部8を供給路10側の第1空間
8aと排出路11側の第2空間8bに分割している。こ
の実施例において、排出路11は、中空部8の第2空間
8b、閉塞部材13の空間12および排出孔14を介し
てハウジング1の外部と連通状態になっている。
【0026】上記の構成を備えたモータビルトインスピ
ンドルS1では、スピンドル4が回転する作動中におい
て、図中矢印で示すように、冷却用流体である冷却液
(冷却油)を供給源19から供給パイプ20、回転継手
18、冷却用流体ガイド15の流路16、中空部8の第
1空間8a、および供給路10を経て、螺旋溝9の一端
部に導入し、この螺旋溝9に冷却液を流通させることに
よってロータスリーブ5およびロータ3を冷却する。ま
た、螺旋溝9を流れた冷却液は、排出路11から中空部
8の第2空間8b、閉塞部材13の空間12、および排
出孔14を経てハウジング1の外部に排出され、図示し
ないタンクに回収される。
【0027】このように、上記のモータビルトインスピ
ンドルS1では、冷却用流体として液体を使用すること
によって気体を使用した場合よりも高い冷却効率を得て
いると共に、ハウジング1内に冷却液が流出することが
ないので、スピンドル4の回転支持部分である軸受6,
7に冷却液が流れ込んで回転機能が低下するようなこと
もなく、螺旋溝9に流れる冷却液によってロータ側を直
接的に冷却する。
【0028】また、上記のモータビルトインスピンドル
S1では、中空部8に冷却用流体ガイド15を挿設し、
支持部17によって中空部8を供給路10側の第1空間
8aと排出路11側の第2空間8bに分割しているの
で、中空部8が冷却液の供給と排出の両方に使用され、
且つ冷却前の冷却液と冷却後の冷却液とが混合するよう
な不具合が生じることもなく、さらに、中空部8内にお
いて冷却用流体ガイド15の先端部を支持部17で支持
した状態となるので、高速回転に伴う冷却用流体ガイド
15の振動の発生を防止することとなる。
【0029】図2は、本発明の請求項3に係わるモータ
ビルトインスピンドルの一実施例を説明する図である。
なお、図2〜図9に示す各実施例において、先の実施例
と同一の構成部位は、同一の符号を付して詳細な説明を
省略する。
【0030】図2に示すモータビルトインスピンドルS
2は、冷却用流体ガイド15の先端部に、供給路10の
位置で全周にわたって中空部8の内周面に気密的に接触
する支持部27を設けている。支持部27は、冷却用流
体ガイド15の流路16と供給路10を連通させる流通
路22を有しており、その両側に中空部内周面に接触す
るOリング21,21が嵌着してある。排出路11は、
中空部8、閉塞部材13の空間12および排出孔14を
介してハウジング1の外部に連通している。
【0031】上記のモータビルトインスピンドルS2で
は、冷却用流体ガイド15から流通路22および供給路
10を経て螺旋溝9に冷却液が供給され、冷却後の冷却
液は排出路11から中空部8、閉塞部材13の空間1
2、および排出孔14を経て排出されることとなり、先
の実施例と同様の作用および効果が得られるほかに、冷
却用流体ガイド15からの冷却液が支持部27の流通路
22を経て直接供給路10に流れるので、中空部8内で
冷却前の冷却液が揺動することがなく、回転に伴う振動
の発生がより確実に防止されることとなる。
【0032】図3は、本発明の請求項4に係わるモータ
ビルトインスピンドルの一実施例を説明する図である。
【0033】図示のモータビルトインスピンドルS3
は、先の実施例に比べてスピンドル4の基端部がハウジ
ング1外に大きく突出しており、排出路11の近傍であ
る基端側の突出部分に、中空部8とスピンドル4の外周
側を連通させる第2の排出路23が設けてある。この第
2の排出路23は、閉塞部材13の空間12内に開放さ
れている。
【0034】また、冷却用流体ガイド25は、両端側に
開放された流路16を有するパイプ状を成し、その両端
部に、全周にわたって中空部8の内周面に接触する鍔部
25a,25aを有すると共に、両鍔部25a,25a
が2つの排出路11,23のスピンドル先端側および基
端側に位置するように挿設してあり、この状態で両鍔部
25a,25aの間に排出用空間24を形成している。
【0035】したがって、中空部8における冷却液の流
路は、その中間が冷却用流体ガイド25の流路16によ
り形成され、螺旋溝9の排出路11は、排出用空間2
4、第2の排出路23、閉塞部材13の空間12、およ
び排出孔14を介してハウジング1の外部に連通してい
る。
【0036】上記のモータビルトインスピンドルS3で
は、中空部8に供給された冷却液がその途中の冷却用流
体ガイド25の流路16を経て供給路10から螺旋溝9
に供給され、冷却後の冷却液は排出路11から排出用空
間24、第2の排出路23、閉塞部材13の空間12、
および排出孔14を経て排出されることとなり、先の実
施例と同様の作用および効果が得られるほかに、鍔部2
5aを有する冷却用流体ガイド25の採用によって構造
が簡略化されており、また、同冷却用流体ガイド25が
中空部8内で固定状態となることから、高速回転時のア
ンバランスが発生しにくく、さらなる低振動化を実現し
得る。
【0037】図4は、本発明の請求項5に係わるモータ
ビルトインスピンドルの一実施例を説明する図である。
【0038】図示のモータビルトインスピンドルS4
は、図3に示す実施例と同様の冷却用流体ガイド25を
備えており、スピンドル4の外周で且つロータ3側との
嵌合部分(ロータスリーブ5との嵌合部分)の範囲内に
小径部4dを設けてロータスリーブ5との間に全周にわ
たる冷却用隙間28を形成し、スピンドル4の外周で且
つ冷却用隙間28の軸線方向の長さ範囲内、つまり小径
部4dの範囲内に螺旋溝9を設けている。また、ロータ
スリーブ5の両端部内側にはOリング26,26を嵌着
し、スピンドル4との間の気密性をより高めるようにし
てある。
【0039】上記のモータビルトインスピンドルS4で
は、基本的には図3に示す実施例と同様に冷却液が流
れ、冷却液の大半は螺旋溝9を通過することとなるが、
冷却用隙間28が設けてあるので冷却液とロータスリー
ブ5との接触面積が拡大され、これにより全体の温度分
布が平均化されてロータ側の冷却効率がより一層高めら
れることとなる。
【0040】なお、上記実施例では、スピンドル4に小
径部4dを設けることによって冷却用隙間28を形成す
るようにしたが、ロータスリーブ5の内側に凹部を設け
ることによって冷却用隙間を形成することも当然可能で
ある。
【0041】図5は、本発明の請求項6および8に係わ
るモータビルトインスピンドルの一実施例を説明する図
である。なお、図5および図7〜図9においては、ハウ
ジングおよびステータを省略した状態で示している。
【0042】図5に示すモータビルトインスピンドルS
5は、ロータ3の内周に焼き嵌めによってロータスリー
ブ5が固定してあると共に、スピンドル4の外周に同じ
く焼き嵌めによってスピンドルスリーブ29が固定して
ある。螺旋溝9はスピンドルスリーブ29によって閉じ
られている。
【0043】ロータスリーブ5は、その内周側における
軸線方向のほぼ中心に、全周にわたって段部5aを有
し、段部5aのスピンドル先端側(図5上で左側)に大
内径部5bを形成し、基端側に小内径部5cを形成して
いる。これに対してスピンドルスリーブ29は、その外
周側における軸線方向のほぼ中心に、全周にわたって段
部29aを有し、段部29aのスピンドル先端側(図5
上で左側)に大外径部29bを形成し、基端側に小外径
部29cを形成している。
【0044】ロータ3は、スピンドル4に対して、ロー
タスリーブ5の大内径部5bとスピンドルスリーブ29
の大外径部29bとを嵌合し、且つロータスリーブ5の
小内径部5cとスピンドルスリーブ29の小外径部29
cとを嵌合することにより固定してある。また、双方の
段部5a、29a間には、油溜め空間30が全周にわた
って設けてあり、この油溜め空間30は、単数または複
数の連通孔31により螺旋溝9に連通している。
【0045】上記のモータビルトインスピンドルS5
は、メンテナンスにおいてスピンドル4からロータ3を
抜き取る場合、中空部8に取外し用油の供給装置32を
装着する。この供給装置32は、取外し用油の供給源3
3、供給用パイプ34および中空部8の内周面に気密的
に接触する閉塞体35等で構成してある。
【0046】モータビルトインスピンドルS5は、供給
装置32から中空部8および供給路10を経て螺旋溝9
内に取外し用油を加圧充填していくと、その取外し用油
が油溜め空間30にも充填され、両スリーブ5,29の
嵌合面に浸透する。そして、取外し用油が嵌合面全体に
浸透すると、段部5a,29aに油溜め空間30を拡張
しようとする軸力が発生し、これによりスピンドル4の
スリーブ29からロータ3のスリーブ5が抜け、結果的
にスピンドル4からロータ3を抜き取ることができる。
【0047】ここで、螺旋溝9に取外し用油を充填しな
い場合には、図6(a)に示すように、取外し用油の圧
力によってスピンドルスリーブ29が螺旋溝9内に向け
て変形し、螺旋溝9に沿って取外し用油が流出するため
に均等な油膜40が得られず、ロータスリーブ5が抜け
にくくなるが、上記のモータビルトインスピンドルS5
では、螺旋溝9を介して取外し用油を加圧充填するので
スピンドルスリーブ29の内外の圧力が等しくなり、図
6(b)に示すように、均等な油膜40が得られること
となってロータスリーブ5の抜き取りが容易になる。
【0048】図7は、本発明の請求項7に係わるモータ
ビルトインスピンドルを説明する図である。
【0049】図示のモータビルトインスピンドルS6
は、図1に示す実施例とほぼ同様の冷却用流体ガイド1
5を備えていると共に、ロータ3の内周にロータスリー
ブ5が設けてあって、ロータスリーブ5とスピンドル4
の嵌合部分において、スピンドル4の軸線方向の中央に
段部4aを形成して、大外径部4bおよび小外径部4c
を直接形成し、これらにロータスリーブ5の大内径部5
bおよび小内径部5cを嵌合し、双方の段部4a,5a
間に螺旋溝9に連通する油溜め空間30を形成してい
る。なお、この実施例では、冷却用流体ガイド15の支
持部17が、排出路11のスピンドル先端側に近接して
設けてある。
【0050】上記のモータビルトインスピンドルS6に
あっても、先の各実施例と同様に冷却液の流通を行うこ
とができると共に、スピンドル4からロータ3を抜き取
る場合、図5に示す実施例と同様の作用および効果を得
ることができる。
【0051】図8は、本発明の請求項9に係わるモータ
ビルトインスピンドルの一実施例を説明する図である。
【0052】図示のモータビルトインスピンドルS7
は、図1に示す実施例とほぼ同様の冷却用流体ガイド1
5を備えていると共に、ロータ3の内周にロータスリー
ブ5が設けてあって、ロータスリーブ5とスピンドル4
の嵌合部分において、スピンドル4の先端寄りの部分に
段部4aを形成すると共に、小外径部4cに螺旋溝9を
形成している。また、ロータスリーブ5は、スピンドル
先端側に大内径部5bを有すると共に、基端側に段部5
aおよび小内径部5cを有し、段部5aと大内径部5b
の間には凹部5dが形成してある。これにより、両段部
4a,5aの間には、スピンドル4の軸線方向における
螺旋溝9の形成範囲全体に対して油溜め空間30が形成
してある。
【0053】上記のモータビルトインスピンドルS7に
あっても、スピンドル4からロータ3を抜き取る場合、
図5および図7に示す実施例と同様の作用および効果を
得ることができ、また、上記のモータビルトインスピン
ドルS7では、スピンドル4の回転時において、油溜め
空間30を図4に示す実施例中の冷却用隙間(28)と
して使用することが可能である。
【0054】図9は、本発明の請求項6に係わるモータ
ビルトインスピンドルの他の実施例を説明する図であ
る。
【0055】図示のモータビルトインスピンドルS8
は、ロータ3とスピンドル4の嵌合部分において、スピ
ンドル4の外周における軸線方向の中央に段部4a、大
外径部4bおよび小外径部4cを直接形成すると共に、
ロータ3の内周における軸線方向の中央に段部3a、大
内径部3bおよび小内径部3cを直接形成し、双方の段
部3a,4a間に螺旋溝9に連通する油溜め空間30を
形成している。
【0056】上記のモータビルトインスピンドルS8に
あっても、先の各実施例と同様に冷却液の流通を行うこ
とができると共に、スピンドル4からロータ3を抜き取
る場合、図5、図7および図8に示す実施例と同様の作
用および効果を得ることができ、このほか、スリーブを
用いないのでその分構造が簡略化されると共に、螺旋溝
9に流通させた冷却液によってロータ3を直接冷却する
ので、これにより冷却効率が高められる。
【0057】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の請求
項1に係わるモータビルトインスピンドルによれば、冷
却媒体に液体を使用することが可能であって、ハウジン
グ内に冷却液が流出することがないので、スピンドルの
回転支持部分に冷却液が流れ込んで回転機能が低下する
ような不具合を解消することができ、スピンドルの良好
な回転機能を維持することができると共に、冷却効率を
大幅に向上させることができる。
【0058】本発明の請求項2に係わるモータビルトイ
ンスピンドルによれば、中空部を冷却液の供給と排出の
両方に使用することができ、構造の簡略化を図ることが
できると共に、中空部内において冷却用流体ガイドを支
持部で支持しているので、回転に伴う冷却用流体ガイド
の振動の発生を防止することができ、ひいては、スピン
ドルに取付けた工具類の回転の安定化、ならびに加工精
度の向上などに貢献し得る。
【0059】本発明の請求項3に係わるモータビルトイ
ンスピンドルによれば、請求項2と同様の効果を得るこ
とができるうえに、冷却用流体ガイドの冷却液が支持部
の流通路から直接供給路に流れるので、中空部内におけ
る冷却前の冷却液の揺動を抑制することができ、回転に
伴う振動の発生をより確実に防止し得る。
【0060】本発明の請求項4に係わるモータビルトイ
ンスピンドルによれば、上記各請求項と同様の効果を得
ることができるうえに、冷却用流体ガイドの構造を簡略
化することができ、また、冷却用流体ガイドが中空部内
で固定状態となることから、高速回転時のアンバランス
が発生しにくくなり、さらなる低振動化を実現すること
ができる。
【0061】本発明の請求項5に係わるモータビルトイ
ンスピンドルによれば、上記各請求項と同様の効果を得
ることができるうえに、冷却用隙間によって冷却液とロ
ータ側との接触面積を拡大して、全体の温度分布を平均
にすることができ、ロータ側の冷却効率をより一層高め
らることができる。
【0062】本発明の請求項6〜9に係わるモータビル
トインスピンドルによれば、上記各請求項と同様の効果
を得ることができるうえに、取外し用油の加圧充填によ
ってスピンドルからロータを容易に抜き取ることがで
き、メンテナンス時の作業性などを大幅に高めることが
でき、とくに、請求項9のように、油溜め空間をスピン
ドルの軸線方向における螺旋溝の形成範囲全体に対して
形成することにより、当該モータビルトインスピンドル
の作動時において、油溜め空間を請求項5に記載の冷却
用隙間として使用して、冷却効率をより一層高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1および2に係わるモータビル
トインスピンドルの一実施例を説明する断面図である。
【図2】本発明の請求項3に係わるモータビルトインス
ピンドルの一実施例を説明する断面図である。
【図3】本発明の請求項4に係わるモータビルトインス
ピンドルの一実施例を説明する断面図である。
【図4】本発明の請求項5に係わるモータビルトインス
ピンドルの一実施例を説明する断面図である。
【図5】本発明の請求項6および8に係わるモータビル
トインスピンドルの一実施例においてハウジングおよび
ステータを省略して説明する断面図である。
【図6】螺旋溝に取外し油が充填されていない状態を説
明する断面図(a)および螺旋溝に取外し油が充填され
ている状態を説明する断面図(b)である。
【図7】本発明の請求項7に係わるモータビルトインス
ピンドルの一実施例においてハウジングおよびステータ
を省略して説明する断面図である。
【図8】本発明の請求項9に係わるモータビルトインス
ピンドルの一実施例においてハウジングおよびステータ
を省略して説明する断面図である。
【図9】本発明の請求項6に係わるモータビルトインス
ピンドルの他の実施例においてハウジングおよびステー
タを省略して説明する断面図である。
【図10】従来におけるモータビルトインスピンドルを
説明する断面図である。
【符号の説明】
S1〜S8 モータビルトインスピンド
ル 1 ハウジング 2 ステータ 3 ロータ 3a 4a 5a 29a 段部 3b 5b 大内径部 3c 5c 小内径部 4 スピンドル 4b 29b 大外径部 4c 29c 小外径部 5 ロータスリーブ 8 中空部 8a 第1空間 8b 第2空間 9 螺旋溝 10 供給路 11 排出路 15 25 冷却用流体ガイド 17 27 支持部 22 流通路 24 排出用空間 23 第2の排出路 25a 鍔部 28 冷却用隙間 29 スピンドルスリーブ 30 油溜め空間
フロントページの続き (72)発明者 中 山 達 臣 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社 内 (72)発明者 宮 原 克 敏 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社 内 (72)発明者 太 田 稔 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社 内 (56)参考文献 特開 平2−197237(JP,A) 特開 平7−250456(JP,A) 特開 平8−71888(JP,A) 特開 平8−243878(JP,A) 実開 昭61−88468(JP,U) 実開 昭63−36149(JP,U) 実開 平5−53846(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 11/12 B23B 19/02

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に、モータを構成するステ
    ータと、このステータとともにモータを構成するロータ
    を設けたスピンドルを備え、スピンドルの軸線に沿って
    形成した中空部内から同スピンドルの外周側に冷却用流
    体を流通させてロータを冷却するようにしたモータビル
    トインスピンドルにおいて、スピンドルの外周で且つロ
    ータ側との嵌合部分の範囲内に、一端部が中空部に連通
    する螺旋溝を設け、螺旋溝の他端部をハウジング外部に
    連通させたことを特徴とするモータビルトインスピンド
    ル。
  2. 【請求項2】 螺旋溝の一端部と中空部の間に、双方を
    連通させる供給路を設けると共に、螺旋溝の他端部と中
    空部の間に、双方を連通させる排出路を設け、中空部内
    に、スピンドルとともに回転可能であり且つ中空部内周
    面との間に隙間を形成するパイプ状の冷却用流体ガイド
    を挿設し、冷却用流体ガイドに、供給路と排出路の間で
    中空部を気密的に仕切る支持部を設けて、中空部を供給
    路側の第1空間と排出路側の第2空間に分割し、第1空
    間を介して冷却用流体ガイド内と供給路を連通状態にす
    ると共に、第2空間を介して排出路とハウジング外部を
    連通状態にしたことを特徴とする請求項1に記載のモー
    タビルトインスピンドル。
  3. 【請求項3】 螺旋溝の一端部と中空部の間に、双方を
    連通させる供給路を設けると共に、螺旋溝の他端部と中
    空部の間に、双方を連通させる排出路を設け、中空部内
    に、スピンドルとともに回転可能であり且つ中空部内周
    面との間に隙間を形成するパイプ状の冷却用流体ガイド
    を挿設し、冷却用流体ガイドに、供給路の位置で全周に
    わたって中空部内周面に気密的に接触する支持部を設
    け、支持部に、冷却用流体ガイド内と供給路を連通させ
    る流通路を設けると共に、中空部を介して排出路とハウ
    ジング外部を連通状態にしたことを特徴とする請求項1
    に記載のモータビルトインスピンドル。
  4. 【請求項4】 螺旋溝の一端部と中空部の間に、双方を
    連通させる供給路を設けると共に、螺旋溝の他端部と中
    空部の間に、双方を連通させる排出路を設け、且つ排出
    路の近傍に、中空部とスピンドルの外周側を連通させる
    第2の排出路を設け、中空部内の2つの排出路が開放し
    ている位置に、全周にわたって中空部内周面に接触する
    鍔部を両端に備えたパイプ状の冷却用流体ガイドを挿設
    して、両鍔部の間に排出用空間を形成し、この排出用空
    間および第2の排出路を介して螺旋溝の排出路とハウジ
    ング外部を連通状態にしたことを特徴とする請求項1に
    記載のモータビルトインスピンドル。
  5. 【請求項5】 スピンドルとロータ側との嵌合部分の範
    囲内に、全周にわたって冷却用隙間を形成し、スピンド
    ルの外周で且つ冷却用隙間の軸線方向の長さ範囲内に螺
    旋溝を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載のモータビルトインスピンドル。
  6. 【請求項6】 スピンドル側とロータ側の嵌合部分にお
    いて、双方の全周にわたって段部を形成して、スピンド
    ル側の大外径部とロータ側の大内径部を嵌合し且つスピ
    ンドル側の小外径部とロータ側の小内径部を嵌合すると
    共に、双方の段部間に、螺旋溝に連通する油溜め空間を
    全周にわたって設けたことを特徴とする請求項1〜5の
    いずれかに記載のモータビルトインスピンドル。
  7. 【請求項7】 スピンドルの外周およびロータの内周の
    いずれか一方にスリーブを設け、相手側とスリーブの間
    に段部および油溜め空間を設けたことを特徴とする請求
    項6に記載のモータビルトインスピンドル。
  8. 【請求項8】 スピンドルの外周およびロータの内周に
    各々スリーブを設け、両スリーブの間に段部および油溜
    め空間を設けたことを特徴とする請求項6に記載のモー
    タビルトインスピンドル。
  9. 【請求項9】 ロータの内周にスリーブを設け、スピン
    ドルの外周とスリーブの内周に段部を設けると共に、ス
    ピンドルの軸線方向における螺旋溝の形成範囲全体に対
    して油溜め空間を形成したことを特徴とする請求項6に
    記載のモータビルトインスピンドル。
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