JPH0871888A - スピンドル冷却装置 - Google Patents
スピンドル冷却装置Info
- Publication number
- JPH0871888A JPH0871888A JP23220794A JP23220794A JPH0871888A JP H0871888 A JPH0871888 A JP H0871888A JP 23220794 A JP23220794 A JP 23220794A JP 23220794 A JP23220794 A JP 23220794A JP H0871888 A JPH0871888 A JP H0871888A
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- Japan
- Prior art keywords
- spindle
- coolant
- cooling
- rotary cylinder
- cooling device
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- Pending
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q11/00—Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
- B23Q11/12—Arrangements for cooling or lubricating parts of the machine
- B23Q11/126—Arrangements for cooling or lubricating parts of the machine for cooling only
- B23Q11/127—Arrangements for cooling or lubricating parts of the machine for cooling only for cooling motors or spindles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スピンドル軸方向に均一な冷却を行い得るス
ピンドル冷却装置を提供する。 【構成】 冷却路14を、互いに平行な第1,2螺旋溝
15,16と、両螺旋溝15,16を連結する連結溝1
7とから構成し、冷却剤がスピンドル軸方向に沿って往
復して流れるようにした。
ピンドル冷却装置を提供する。 【構成】 冷却路14を、互いに平行な第1,2螺旋溝
15,16と、両螺旋溝15,16を連結する連結溝1
7とから構成し、冷却剤がスピンドル軸方向に沿って往
復して流れるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハウジングに、スピ
ンドルを回転自在に支持するとともに、このスピンドル
を回転させるビルトインモータを設け、冷却剤が供給さ
れスピンドルを内側から冷却する冷却路を備えて成るス
ピンドル冷却装置に関するものである。
ンドルを回転自在に支持するとともに、このスピンドル
を回転させるビルトインモータを設け、冷却剤が供給さ
れスピンドルを内側から冷却する冷却路を備えて成るス
ピンドル冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にスピンドルの冷却装置として、ス
ピンドルの外側から冷却するタイプのものは従来多々あ
ったが、近年ではビルトインモータの大型化のためより
強力なスピンドル冷却装置が望まれ、スピンドルの内側
から冷却するものが提案されている。このようなスピン
ドル冷却装置として、実開平3−100051号公報に
開示されたものがあり、これは、スピンドルを二重筒構
造で構成し、二重筒間に螺旋溝(冷却路)を形成し、こ
の螺旋溝に供給された冷却剤がスピンドルを内側から冷
却するようにしたものであった。
ピンドルの外側から冷却するタイプのものは従来多々あ
ったが、近年ではビルトインモータの大型化のためより
強力なスピンドル冷却装置が望まれ、スピンドルの内側
から冷却するものが提案されている。このようなスピン
ドル冷却装置として、実開平3−100051号公報に
開示されたものがあり、これは、スピンドルを二重筒構
造で構成し、二重筒間に螺旋溝(冷却路)を形成し、こ
の螺旋溝に供給された冷却剤がスピンドルを内側から冷
却するようにしたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスピンドル
冷却装置では、螺旋溝を流れる冷却剤がスピンドル軸方
向に後方から前方に向かって一方向に流れるように構成
されているために、スピンドル軸方向両端部において冷
却剤による冷却能力が異なり、スピンドル軸方向に均一
に冷却できないといった問題があった。また、スピンド
ルの前方にワークの把持開放を行うチャックを設け、ス
ピンドルの後方にチャックの把持開放動作を司るドロー
バーを前後動させる回転シリンダを設けて使用する場
合、従来のようにスピンドルを二重筒構造とし、両筒間
に冷却路を形成すると、スピンドルの中空孔の孔径が小
さく設定され、この中空孔に前後動自在に嵌装されるド
ローバーの外径も小さく設定しなければならず、このド
ローバーにワーク挿入用の中空孔を形成するとき、その
中空孔の孔径が小さくなってしまうといった問題があっ
た。さらに、従来では、冷却路への冷却剤の給排ポート
がハウジングに形成されているため、その油受け量に制
約があり、冷却のための十分な冷却剤を供給することが
できず、さらに、保守,組付けが煩雑であった。
冷却装置では、螺旋溝を流れる冷却剤がスピンドル軸方
向に後方から前方に向かって一方向に流れるように構成
されているために、スピンドル軸方向両端部において冷
却剤による冷却能力が異なり、スピンドル軸方向に均一
に冷却できないといった問題があった。また、スピンド
ルの前方にワークの把持開放を行うチャックを設け、ス
ピンドルの後方にチャックの把持開放動作を司るドロー
バーを前後動させる回転シリンダを設けて使用する場
合、従来のようにスピンドルを二重筒構造とし、両筒間
に冷却路を形成すると、スピンドルの中空孔の孔径が小
さく設定され、この中空孔に前後動自在に嵌装されるド
ローバーの外径も小さく設定しなければならず、このド
ローバーにワーク挿入用の中空孔を形成するとき、その
中空孔の孔径が小さくなってしまうといった問題があっ
た。さらに、従来では、冷却路への冷却剤の給排ポート
がハウジングに形成されているため、その油受け量に制
約があり、冷却のための十分な冷却剤を供給することが
できず、さらに、保守,組付けが煩雑であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上より本願の目的は、
スピンドル軸方向に均一な冷却を行い得るスピンドル冷
却装置を提供するとともに、このスピンドルをチャック
の回転用スピンドルに使用する場合に好ましいスピンド
ル冷却装置を提供することにある。上記目的達成のため
請求項1では、ハウジングに、スピンドルを回転自在に
支持するとともに、このスピンドルを回転させるビルト
インモータを設け、冷却剤が供給されスピンドルを内側
から冷却する冷却路を備えて成るスピンドル冷却装置に
おいて、冷却路を、冷却剤がスピンドル軸方向に沿って
往復するように構成したことを特徴とし、請求項2で
は、冷却路を、多重螺旋溝で構成したことを特徴とし、
請求項3では、中空孔を有するスピンドル後方に回転シ
リンダを備え、この回転シリンダにより前後動されチャ
ックに把持開放作用をさせるドローバーをスピンドルの
中空孔内に前後動自在に嵌装し、このドローバーの外周
に冷却路を形成したことを特徴とし、請求項4では、中
空孔を有するスピンドル後方に回転シリンダを備え、こ
の回転シリンダにより前後動されチャックに把持開放作
用をさせるドローバーをスピンドルの中空孔内に前後動
自在に嵌装し、冷却路に連通する冷却剤給排ポートを回
転シリンダに設けたことを特徴とする。
スピンドル軸方向に均一な冷却を行い得るスピンドル冷
却装置を提供するとともに、このスピンドルをチャック
の回転用スピンドルに使用する場合に好ましいスピンド
ル冷却装置を提供することにある。上記目的達成のため
請求項1では、ハウジングに、スピンドルを回転自在に
支持するとともに、このスピンドルを回転させるビルト
インモータを設け、冷却剤が供給されスピンドルを内側
から冷却する冷却路を備えて成るスピンドル冷却装置に
おいて、冷却路を、冷却剤がスピンドル軸方向に沿って
往復するように構成したことを特徴とし、請求項2で
は、冷却路を、多重螺旋溝で構成したことを特徴とし、
請求項3では、中空孔を有するスピンドル後方に回転シ
リンダを備え、この回転シリンダにより前後動されチャ
ックに把持開放作用をさせるドローバーをスピンドルの
中空孔内に前後動自在に嵌装し、このドローバーの外周
に冷却路を形成したことを特徴とし、請求項4では、中
空孔を有するスピンドル後方に回転シリンダを備え、こ
の回転シリンダにより前後動されチャックに把持開放作
用をさせるドローバーをスピンドルの中空孔内に前後動
自在に嵌装し、冷却路に連通する冷却剤給排ポートを回
転シリンダに設けたことを特徴とする。
【0005】
【作用】請求項1,2によれば、冷却路を流れる冷却剤
がスピンドル軸方向に沿って往復するので、スピンドル
は軸方向に均一に冷却される。また、請求項3によれ
ば、ドローバーの中空孔の孔径を大きな値に設定でき
る。また、請求項4によれば、油受け量に制約がなく十
分な冷却剤を給排でき、また、保守,組付けを容易に行
うことができる。
がスピンドル軸方向に沿って往復するので、スピンドル
は軸方向に均一に冷却される。また、請求項3によれ
ば、ドローバーの中空孔の孔径を大きな値に設定でき
る。また、請求項4によれば、油受け量に制約がなく十
分な冷却剤を給排でき、また、保守,組付けを容易に行
うことができる。
【0006】
【実施例】次に、図面においてスピンドル冷却装置20
の実施例について説明する。先ず、スピンドルヘッド1
について説明すると、そのハウジング4内には、前後の
軸受5を介して中空孔7を有するスピンドル6が回転自
在に支持されている。スピンドル6の前端には周知のよ
うにワークWの把持開放を行うチャック2が取付けてあ
る。また、ハウジング4には、ロータ8及びステータ9
から成り、スピンドル6を回転駆動させるビルトインモ
ータ10が内蔵されている。スピンドル6の中空孔7内
には、中空孔13を有するドローバー12が前後動自在
に嵌装されている。このドローバー12の外周には冷却
路14が形成され、この冷却路14は、図2に示すよう
に、互いに平行に形成された第1,2螺旋溝15,16
及び両螺旋溝15,16をスピンドル軸方向前端で連結
する連結溝17から構成されている。また、第1,2螺
旋溝15,16のスピンドル軸方向後端部は、スピンド
ル6に形成した冷却剤連結路21a,21bの冷却剤供
給口23a及び冷却剤排出口23bに開口するストレー
ト部24a,24bに形成され、後述するように、ドロ
ーバー12が前進端又は後退端位置のどちらに位置して
いても、第1,2螺旋溝15,16のストレート部24
a,24bは冷却剤供給口23a,冷却剤排出口23b
に連通するようになっている。前記チャック2のチャッ
ク本体26にはワーク把持爪27が半径方向に移動自在
に支持され、また、チャック本体26にはウエッジプラ
ンジャ28が軸線方向に移動自在に支持されている。こ
のウエッジプランジャ28の後端にはドローバー12の
前端部が螺着されている。また、ウエッジプランジャ2
8の傾斜部29とワーク把持爪27の傾斜部30とが楔
着され、ウエッジプランジャ28の前後動によりワーク
把持爪27が半径方向に移動するようになっている。
の実施例について説明する。先ず、スピンドルヘッド1
について説明すると、そのハウジング4内には、前後の
軸受5を介して中空孔7を有するスピンドル6が回転自
在に支持されている。スピンドル6の前端には周知のよ
うにワークWの把持開放を行うチャック2が取付けてあ
る。また、ハウジング4には、ロータ8及びステータ9
から成り、スピンドル6を回転駆動させるビルトインモ
ータ10が内蔵されている。スピンドル6の中空孔7内
には、中空孔13を有するドローバー12が前後動自在
に嵌装されている。このドローバー12の外周には冷却
路14が形成され、この冷却路14は、図2に示すよう
に、互いに平行に形成された第1,2螺旋溝15,16
及び両螺旋溝15,16をスピンドル軸方向前端で連結
する連結溝17から構成されている。また、第1,2螺
旋溝15,16のスピンドル軸方向後端部は、スピンド
ル6に形成した冷却剤連結路21a,21bの冷却剤供
給口23a及び冷却剤排出口23bに開口するストレー
ト部24a,24bに形成され、後述するように、ドロ
ーバー12が前進端又は後退端位置のどちらに位置して
いても、第1,2螺旋溝15,16のストレート部24
a,24bは冷却剤供給口23a,冷却剤排出口23b
に連通するようになっている。前記チャック2のチャッ
ク本体26にはワーク把持爪27が半径方向に移動自在
に支持され、また、チャック本体26にはウエッジプラ
ンジャ28が軸線方向に移動自在に支持されている。こ
のウエッジプランジャ28の後端にはドローバー12の
前端部が螺着されている。また、ウエッジプランジャ2
8の傾斜部29とワーク把持爪27の傾斜部30とが楔
着され、ウエッジプランジャ28の前後動によりワーク
把持爪27が半径方向に移動するようになっている。
【0007】次に、回転シリンダ3について説明する
と、回転シリンダ本体31には前後の軸受32を介して
シリンダ室33の形成された回転筒部34が回転自在に
支持され、この回転筒部34はアダプタ部材35を介し
てスピンドル6の後端に一体に取付けられている。ま
た、回転筒部35内周には、前記ドローバー12と同様
に中空孔38を有するピストンロッド37が前後動自在
に嵌装されている。このピストンロッド37の前端はド
ローバー12の後端に螺着されている。また、ピストン
ロッド37の外周に設けられたピストン39が、回転筒
部34のシリンダ室33に前後動自在に嵌装され、シリ
ンダ室33を前シリンダ室33aと後シリンダ室33b
とに区画している。また、ピストン39には、回転筒部
34に固定された規制ピン41が挿入する規制孔42が
形成され、ピストンロッド37,ピストン39及びドロ
ーバー12は回転筒部34とともに回転するようになっ
ている。
と、回転シリンダ本体31には前後の軸受32を介して
シリンダ室33の形成された回転筒部34が回転自在に
支持され、この回転筒部34はアダプタ部材35を介し
てスピンドル6の後端に一体に取付けられている。ま
た、回転筒部35内周には、前記ドローバー12と同様
に中空孔38を有するピストンロッド37が前後動自在
に嵌装されている。このピストンロッド37の前端はド
ローバー12の後端に螺着されている。また、ピストン
ロッド37の外周に設けられたピストン39が、回転筒
部34のシリンダ室33に前後動自在に嵌装され、シリ
ンダ室33を前シリンダ室33aと後シリンダ室33b
とに区画している。また、ピストン39には、回転筒部
34に固定された規制ピン41が挿入する規制孔42が
形成され、ピストンロッド37,ピストン39及びドロ
ーバー12は回転筒部34とともに回転するようになっ
ている。
【0008】また、回転シリンダ本体31にはシリンダ
室33に作動油を給排するための一対の作動油給排ポー
ト44a,44bが形成されている。これらの作動油給
排ポート44a,44bは電磁弁46及びポンプ47を
介して作動油タンク48に配管連結されている。また、
作動油給排ポート44a,44bは回転筒部34に夫々
設けた作動油連結路49a,49bを介して前,後シリ
ンダ室33a,33bに連結され、電磁弁46の作用で
作動油給排ポート44a,44bからシリンダ室33に
作動油を給排させて、ドローバー12を前後動させるよ
うになっている。また、回転シリンダ本体31には、前
記作動油給排ポート44a,44bのスピンドル軸方向
後方位置に一対の冷却剤給排ポート51a,51bが設
けてある。これらの冷却剤給排ポート51a,51bは
ポンプ52及びクーラ53を介して冷却剤タンク54に
連結されている。冷却剤給排ポート51aは、回転筒部
34に形成した冷却剤供給路55aを介して前記冷却剤
連結路21aに連結され、冷却剤給排ポート51bは回
転筒部34に形成した冷却剤排出路55bを介して前記
冷却剤連結路21bに連結されている。尚、回転シリン
ダ本体31には、互いに区画された作動油ドレン室57
と冷却剤ドレン室58とが形成され、各ドレン室57,
58は夫々作動油タンク48と冷却剤タンク54に配管
連結されている。
室33に作動油を給排するための一対の作動油給排ポー
ト44a,44bが形成されている。これらの作動油給
排ポート44a,44bは電磁弁46及びポンプ47を
介して作動油タンク48に配管連結されている。また、
作動油給排ポート44a,44bは回転筒部34に夫々
設けた作動油連結路49a,49bを介して前,後シリ
ンダ室33a,33bに連結され、電磁弁46の作用で
作動油給排ポート44a,44bからシリンダ室33に
作動油を給排させて、ドローバー12を前後動させるよ
うになっている。また、回転シリンダ本体31には、前
記作動油給排ポート44a,44bのスピンドル軸方向
後方位置に一対の冷却剤給排ポート51a,51bが設
けてある。これらの冷却剤給排ポート51a,51bは
ポンプ52及びクーラ53を介して冷却剤タンク54に
連結されている。冷却剤給排ポート51aは、回転筒部
34に形成した冷却剤供給路55aを介して前記冷却剤
連結路21aに連結され、冷却剤給排ポート51bは回
転筒部34に形成した冷却剤排出路55bを介して前記
冷却剤連結路21bに連結されている。尚、回転シリン
ダ本体31には、互いに区画された作動油ドレン室57
と冷却剤ドレン室58とが形成され、各ドレン室57,
58は夫々作動油タンク48と冷却剤タンク54に配管
連結されている。
【0009】次に、以上のように構成されたスピンドル
冷却装置20の作用について説明する。先ず、ドローバ
ー12が前進端位置に位置した状態(ワーク把持爪27
がワークを開放した状態)で、図1に示すように作動油
給排ポート44aより作動油連結路49aを介して前シ
リンダ室33aに作動油を供給すると、ピストン39と
共にドローバー12が後退し、ウェッジプランジャ28
とワーク把持爪27の各傾斜部29,30の楔作用によ
りワーク把持爪27がワーク把持方向に移動してワーク
Wを把持する。そして、この把持状態よりビルトインモ
ータ10の作用でスピンドル6とともにチャック2を回
転させ、図示しない旋盤の工具によってワークWの加工
を行う。また、このような旋盤の電源入力時に、冷却剤
給排ポート51aには冷却剤が供給され、この冷却剤が
冷却剤供給路55a及び冷却剤連結路21aを介して冷
却剤供給口23aより第1螺旋溝15に供給される。こ
の第1螺旋溝15に供給された冷却剤はスピンドル軸方
向に沿って後端から前端に向かって流れスピンドル6を
内側より冷却し、第1螺旋溝15の前端に到った冷却剤
は連結溝17を介して第2螺旋溝16をスピンドル軸方
向に沿って後端より前端に向かって流れスピンドル6を
内側より冷却する。その後、第2螺旋溝16の後端に到
った冷却剤は、冷却剤排出口23bより冷却剤連結路2
1b,冷却剤排出路55b及び冷却剤給排ポート51b
を介してクーラ53で冷却された後、冷却剤タンク54
に排出される。
冷却装置20の作用について説明する。先ず、ドローバ
ー12が前進端位置に位置した状態(ワーク把持爪27
がワークを開放した状態)で、図1に示すように作動油
給排ポート44aより作動油連結路49aを介して前シ
リンダ室33aに作動油を供給すると、ピストン39と
共にドローバー12が後退し、ウェッジプランジャ28
とワーク把持爪27の各傾斜部29,30の楔作用によ
りワーク把持爪27がワーク把持方向に移動してワーク
Wを把持する。そして、この把持状態よりビルトインモ
ータ10の作用でスピンドル6とともにチャック2を回
転させ、図示しない旋盤の工具によってワークWの加工
を行う。また、このような旋盤の電源入力時に、冷却剤
給排ポート51aには冷却剤が供給され、この冷却剤が
冷却剤供給路55a及び冷却剤連結路21aを介して冷
却剤供給口23aより第1螺旋溝15に供給される。こ
の第1螺旋溝15に供給された冷却剤はスピンドル軸方
向に沿って後端から前端に向かって流れスピンドル6を
内側より冷却し、第1螺旋溝15の前端に到った冷却剤
は連結溝17を介して第2螺旋溝16をスピンドル軸方
向に沿って後端より前端に向かって流れスピンドル6を
内側より冷却する。その後、第2螺旋溝16の後端に到
った冷却剤は、冷却剤排出口23bより冷却剤連結路2
1b,冷却剤排出路55b及び冷却剤給排ポート51b
を介してクーラ53で冷却された後、冷却剤タンク54
に排出される。
【0010】以上のように本実施例では、スピンドル6
を内側から冷却するようにしたので、大型ビルトインモ
ータ10を使用する場合でも、スピンドル6を強力に冷
却することができる。また、冷却剤は第1螺旋溝15,
連結溝17,第2螺旋溝16を通ってスピンドル軸方向
に沿って往復して流れるようにしたので、スピンドル軸
方向に均一な冷却を行うことができる。また、2重螺旋
溝15,16で冷却路14を形成したので、構成が簡易
で、かつ、安価となり、さらに、冷却剤供給口23aと
冷却剤排出口23bとを必要最小限の一対を設けるのみ
で良い。また、ドローバー12の外周に冷却路14を形
成したので、このドローバー12の中空孔13の孔径を
比較的大きな値に設定できる。さらに、回転シリンダ3
に作動油給排ポート44a,44bと冷却剤給排ポート
51a,51bとを設けたので、冷却剤給排ポート51
a,51bの為に専用継手を設ける必要がなく、装置全
長を短くでき、保守,組付けを容易に行うことができ、
さらに、冷却剤ドレン室58を十分な大きさに設定で
き、冷却剤の受け量の制約が小さくなるので、十分な量
の冷却剤を供給することができる。また、回転シリンダ
本体31に冷却剤給排ポート51a,51bと冷却路1
4とを連通させる冷却剤供給路55aと排出路55bと
を設けたので、回転シリンダ3自体が冷却され、シリン
ダ用作動油の温度上昇を防止でき、ドレン内部リーク量
を少なくできる。尚、上記実施例において、作動油と冷
却剤とが同性質で同程度の温度であるならば、作動油と
冷却剤とを兼用しても良く、この場合タンク48,54
を一体化することにより各ドレン室57,58を分ける
必要がなくなり、又中央のドレン回収路64,65を無
くすることが出来シリンダ3を簡易で全長を短いものに
することが出来る。また、上記実施例では、冷却路14
を二重螺旋溝で構成したが、これに限定されることな
く、例えば、4重螺旋溝構造としても良い。
を内側から冷却するようにしたので、大型ビルトインモ
ータ10を使用する場合でも、スピンドル6を強力に冷
却することができる。また、冷却剤は第1螺旋溝15,
連結溝17,第2螺旋溝16を通ってスピンドル軸方向
に沿って往復して流れるようにしたので、スピンドル軸
方向に均一な冷却を行うことができる。また、2重螺旋
溝15,16で冷却路14を形成したので、構成が簡易
で、かつ、安価となり、さらに、冷却剤供給口23aと
冷却剤排出口23bとを必要最小限の一対を設けるのみ
で良い。また、ドローバー12の外周に冷却路14を形
成したので、このドローバー12の中空孔13の孔径を
比較的大きな値に設定できる。さらに、回転シリンダ3
に作動油給排ポート44a,44bと冷却剤給排ポート
51a,51bとを設けたので、冷却剤給排ポート51
a,51bの為に専用継手を設ける必要がなく、装置全
長を短くでき、保守,組付けを容易に行うことができ、
さらに、冷却剤ドレン室58を十分な大きさに設定で
き、冷却剤の受け量の制約が小さくなるので、十分な量
の冷却剤を供給することができる。また、回転シリンダ
本体31に冷却剤給排ポート51a,51bと冷却路1
4とを連通させる冷却剤供給路55aと排出路55bと
を設けたので、回転シリンダ3自体が冷却され、シリン
ダ用作動油の温度上昇を防止でき、ドレン内部リーク量
を少なくできる。尚、上記実施例において、作動油と冷
却剤とが同性質で同程度の温度であるならば、作動油と
冷却剤とを兼用しても良く、この場合タンク48,54
を一体化することにより各ドレン室57,58を分ける
必要がなくなり、又中央のドレン回収路64,65を無
くすることが出来シリンダ3を簡易で全長を短いものに
することが出来る。また、上記実施例では、冷却路14
を二重螺旋溝で構成したが、これに限定されることな
く、例えば、4重螺旋溝構造としても良い。
【0011】次に、図3においてスピンドル冷却装置の
第2実施例について説明するが、前記第1実施例と同じ
構成のものは同符号を付けておく。このスピンドル冷却
装置60では、スピンドル6の中空孔7には環状ブッシ
ュ61が嵌着され、この環状ブッシュ61の外周面に冷
却路14が形成されている。また、環状ブッシュ61及
び回転シリンダ3のピストンロッド37の内周にはドロ
ーバー12が前後動自在に嵌装されている。さらに、ド
ローバー12に、冷却剤給排ポート51a,51bと冷
却路14とを連通させる冷却剤供給路55a及び冷却剤
排出路55bが形成されている。以上のように構成され
たスピンドル冷却装置60では、前記第1実施例に比べ
ドローバー12の中空孔13の孔径は小さくなっている
が、冷却剤供給路55aと冷却剤排出路55bとが曲が
り部分が少なく、途中での圧力損失が少なくなるので、
多量の冷却剤を供給することができる。尚、このスピン
ドル冷却装置60では、冷却路14と共に冷却剤給排口
23a,23bもドローバー12に形成してあるため、
前記第1実施例のように第1,2螺旋溝15,16のス
ピンドル軸方向後端部にストレート部24a,24bを
形成する必要はない。
第2実施例について説明するが、前記第1実施例と同じ
構成のものは同符号を付けておく。このスピンドル冷却
装置60では、スピンドル6の中空孔7には環状ブッシ
ュ61が嵌着され、この環状ブッシュ61の外周面に冷
却路14が形成されている。また、環状ブッシュ61及
び回転シリンダ3のピストンロッド37の内周にはドロ
ーバー12が前後動自在に嵌装されている。さらに、ド
ローバー12に、冷却剤給排ポート51a,51bと冷
却路14とを連通させる冷却剤供給路55a及び冷却剤
排出路55bが形成されている。以上のように構成され
たスピンドル冷却装置60では、前記第1実施例に比べ
ドローバー12の中空孔13の孔径は小さくなっている
が、冷却剤供給路55aと冷却剤排出路55bとが曲が
り部分が少なく、途中での圧力損失が少なくなるので、
多量の冷却剤を供給することができる。尚、このスピン
ドル冷却装置60では、冷却路14と共に冷却剤給排口
23a,23bもドローバー12に形成してあるため、
前記第1実施例のように第1,2螺旋溝15,16のス
ピンドル軸方向後端部にストレート部24a,24bを
形成する必要はない。
【0012】次に、図4においてスピンドル冷却装置の
第3実施例について説明するが、この第3実施例は前記
第1,2実施例を組み合わせたものであり、前記第1,
2実施例と同じ構成のものは同符号を付けておく。この
スピンドル冷却装置70では、スピンドル6と環状ブッ
シュ61との間に形成された冷却路14と、冷却剤給排
ポート51a,51bとを連通させる冷却剤給排路55
a,55bが回転シリンダ本体31に形成されている。
以上のように構成されたスピンドル冷却装置70では、
前記第1,2実施例では加工されるワークWの変更によ
ってチャック2と共にドローバー12を交換する場合、
この交換されるドローバー12にも冷却路14や冷却剤
給排路55a,55bを形成しておく必要があったが、
この第3実施例では、ドローバー12には冷却路14や
冷却剤給排路55a,55bを何ら形成する必要がなく
煩雑な作業を無くすことができる。
第3実施例について説明するが、この第3実施例は前記
第1,2実施例を組み合わせたものであり、前記第1,
2実施例と同じ構成のものは同符号を付けておく。この
スピンドル冷却装置70では、スピンドル6と環状ブッ
シュ61との間に形成された冷却路14と、冷却剤給排
ポート51a,51bとを連通させる冷却剤給排路55
a,55bが回転シリンダ本体31に形成されている。
以上のように構成されたスピンドル冷却装置70では、
前記第1,2実施例では加工されるワークWの変更によ
ってチャック2と共にドローバー12を交換する場合、
この交換されるドローバー12にも冷却路14や冷却剤
給排路55a,55bを形成しておく必要があったが、
この第3実施例では、ドローバー12には冷却路14や
冷却剤給排路55a,55bを何ら形成する必要がなく
煩雑な作業を無くすことができる。
【0013】次に、図5において、冷却路の他の実施例
について説明する。この冷却路80は、スピンドル軸方
向に伸びる4本の軸方向溝71a,71b,71c,7
1dと、これらの4本の軸方向溝71a,71b,71
c,71dを円周方向に連結する複数の円周方向溝73
とで構成されている。円周方向溝73はスピンドル軸方
向に等ピッチ間隔で複数設けられ、その溝幅は、スピン
ドル軸方向の前方に近づくほど広く設定されている。4
本の軸方向溝71a,71b,71c,71dのうち隣
あわない2本の軸方向溝71a,71cのスピンドル軸
方向後端に冷却剤供給口23aが開口し、他の2本の軸
方向溝71b,71dのスピンドル軸方向後端に冷却剤
排出口23bが開口している。従って、冷却剤給排ポー
ト51aより冷却剤を冷却剤供給口23aに供給する
と、冷却剤は2本の軸方向溝71a,71cをスピンド
ル軸方向後端より前端に向かって流れると共に円周方向
溝73を介して2本の軸方向溝71b,71dに流れ
る。このように円周方向溝73を介して軸方向溝71
b,71dに流れる冷却剤はスピンドル軸方向前方側ほ
ど多くなる。そして、2本の軸方向溝71b,71dを
通る冷却剤はスピンドル軸方向後端から前端に向かって
流れ、冷却剤排出口23bを介して冷却剤給排ポート5
1bより外部に排出される。
について説明する。この冷却路80は、スピンドル軸方
向に伸びる4本の軸方向溝71a,71b,71c,7
1dと、これらの4本の軸方向溝71a,71b,71
c,71dを円周方向に連結する複数の円周方向溝73
とで構成されている。円周方向溝73はスピンドル軸方
向に等ピッチ間隔で複数設けられ、その溝幅は、スピン
ドル軸方向の前方に近づくほど広く設定されている。4
本の軸方向溝71a,71b,71c,71dのうち隣
あわない2本の軸方向溝71a,71cのスピンドル軸
方向後端に冷却剤供給口23aが開口し、他の2本の軸
方向溝71b,71dのスピンドル軸方向後端に冷却剤
排出口23bが開口している。従って、冷却剤給排ポー
ト51aより冷却剤を冷却剤供給口23aに供給する
と、冷却剤は2本の軸方向溝71a,71cをスピンド
ル軸方向後端より前端に向かって流れると共に円周方向
溝73を介して2本の軸方向溝71b,71dに流れ
る。このように円周方向溝73を介して軸方向溝71
b,71dに流れる冷却剤はスピンドル軸方向前方側ほ
ど多くなる。そして、2本の軸方向溝71b,71dを
通る冷却剤はスピンドル軸方向後端から前端に向かって
流れ、冷却剤排出口23bを介して冷却剤給排ポート5
1bより外部に排出される。
【0014】次に、図6において、冷却路の他の実施例
について説明する。この冷却路90はスピンドル円周方
向に沿って蛇行する1本の蛇行溝81で構成されてい
る。この蛇行溝81のスピンドル軸方向後端には一対の
冷却剤供給口23aと冷却剤排出口23bとが開口して
いる。従って、冷却剤給排ポート51aより冷却剤を冷
却剤供給口23aに供給すると、冷却剤は蛇行溝81を
スピンドル軸方向に沿って往復して流れてスピンドル6
を内側から冷却し、冷却剤排出口23bを介して冷却剤
給排ポート51bより外部に排出される。尚、上記構成
の冷却路14,80,90は前記のようにチャック回転
用のスピンドル冷却装置20,60,70にのみ限定し
て使用されることなく、工具回転用のスピンドル冷却装
置に適用しても良い。
について説明する。この冷却路90はスピンドル円周方
向に沿って蛇行する1本の蛇行溝81で構成されてい
る。この蛇行溝81のスピンドル軸方向後端には一対の
冷却剤供給口23aと冷却剤排出口23bとが開口して
いる。従って、冷却剤給排ポート51aより冷却剤を冷
却剤供給口23aに供給すると、冷却剤は蛇行溝81を
スピンドル軸方向に沿って往復して流れてスピンドル6
を内側から冷却し、冷却剤排出口23bを介して冷却剤
給排ポート51bより外部に排出される。尚、上記構成
の冷却路14,80,90は前記のようにチャック回転
用のスピンドル冷却装置20,60,70にのみ限定し
て使用されることなく、工具回転用のスピンドル冷却装
置に適用しても良い。
【0015】次に、本願の実施様態についてまとめて記
載する。 (a)冷却路を、スピンドル軸方向に伸びる複数の軸方向
溝71a,71b,71c,71dと、これらの軸方向
溝71a,71b,71c,71dを夫々スピンドル円
周方向に連結させる円周方向溝73とで構成したことを
特徴とする請求項1記載のスピンドル冷却装置。 (b)冷却路を、スピンドル円周方向に蛇行する1本の蛇
行溝81で構成したことを特徴とする請求項1記載のス
ピンドル冷却装置。 (c)スピンドル6の中空孔7に環状ブッシュ61を嵌着
し、スピンドル6後方に回転シリンダ3を備え、この回
転シリンダ3により前後動されチャック2に把持開放作
用させるドローバー12を環状ブッシュ61の内周に前
後動自在に嵌装し、環状ブッシュ61の外周面に冷却路
14,80,90を形成したことを特徴とする請求項1
記載のスピンドル冷却装置。 (d)回転シリンダ本体31に、冷却剤給排ポート51
a,51bと冷却路14,80,90を連結する冷却剤
供給路55aと冷却剤排出路55bとを設けたことを特
徴とする請求項4記載のスピンドル冷却装置。 (e)ドローバー12に、冷却剤給排ポート51a,51
bと冷却路14,80,90とを連結する冷却剤供給路
55aと冷却剤排出路55bとを設けたことを特徴とす
る請求項4記載のスピンドル冷却装置。
載する。 (a)冷却路を、スピンドル軸方向に伸びる複数の軸方向
溝71a,71b,71c,71dと、これらの軸方向
溝71a,71b,71c,71dを夫々スピンドル円
周方向に連結させる円周方向溝73とで構成したことを
特徴とする請求項1記載のスピンドル冷却装置。 (b)冷却路を、スピンドル円周方向に蛇行する1本の蛇
行溝81で構成したことを特徴とする請求項1記載のス
ピンドル冷却装置。 (c)スピンドル6の中空孔7に環状ブッシュ61を嵌着
し、スピンドル6後方に回転シリンダ3を備え、この回
転シリンダ3により前後動されチャック2に把持開放作
用させるドローバー12を環状ブッシュ61の内周に前
後動自在に嵌装し、環状ブッシュ61の外周面に冷却路
14,80,90を形成したことを特徴とする請求項1
記載のスピンドル冷却装置。 (d)回転シリンダ本体31に、冷却剤給排ポート51
a,51bと冷却路14,80,90を連結する冷却剤
供給路55aと冷却剤排出路55bとを設けたことを特
徴とする請求項4記載のスピンドル冷却装置。 (e)ドローバー12に、冷却剤給排ポート51a,51
bと冷却路14,80,90とを連結する冷却剤供給路
55aと冷却剤排出路55bとを設けたことを特徴とす
る請求項4記載のスピンドル冷却装置。
【0016】
【発明の効果】請求項1では、冷却路を、冷却剤がスピ
ンドル軸方向に沿って往復するように構成したので、ス
ピンドルを軸方向に均一に冷却することができる。ま
た、請求項2では、冷却路を、多重螺旋溝で構成したの
で、冷却路を簡易で、かつ、安価に形成することができ
る。また、請求項3では、ドローバーの外周に冷却路を
形成したので、ドローバーの中空孔の孔径を大きな値に
設定できる。また、請求項4では、冷却路に連通する冷
却剤給排ポートを回転シリンダに設けたので、油受け量
に制約がなく十分な冷却剤を給排でき、また、保守,組
付けを容易に行うことができる。
ンドル軸方向に沿って往復するように構成したので、ス
ピンドルを軸方向に均一に冷却することができる。ま
た、請求項2では、冷却路を、多重螺旋溝で構成したの
で、冷却路を簡易で、かつ、安価に形成することができ
る。また、請求項3では、ドローバーの外周に冷却路を
形成したので、ドローバーの中空孔の孔径を大きな値に
設定できる。また、請求項4では、冷却路に連通する冷
却剤給排ポートを回転シリンダに設けたので、油受け量
に制約がなく十分な冷却剤を給排でき、また、保守,組
付けを容易に行うことができる。
【図1】スピンドル冷却装置の第1実施例を示す側断面
図である。
図である。
【図2】冷却路の展開図である。
【図3】スピンドル冷却装置の第2実施例を示す側断面
図である。
図である。
【図4】スピンドル冷却装置の第3実施例を示す側断面
図である。
図である。
【図5】他の実施例の冷却路の展開図である。
【図6】他の実施例の冷却路の展開図である。
2 チャック、 3 回転シリンダ、 4 ハウジン
グ、 6 スピンドル、7 中空孔、 10 ビルトイ
ンモータ、 12 ドローバー 14,80,90 冷却路、 20 スピンドル冷却装
置、51a,51b 冷却剤給排ポート
グ、 6 スピンドル、7 中空孔、 10 ビルトイ
ンモータ、 12 ドローバー 14,80,90 冷却路、 20 スピンドル冷却装
置、51a,51b 冷却剤給排ポート
Claims (4)
- 【請求項1】 ハウジングに、スピンドルを回転自在に
支持するとともに、このスピンドルを回転させるビルト
インモータを設け、冷却剤が供給されスピンドルを内側
から冷却する冷却路を備えて成るスピンドル冷却装置に
おいて、冷却路を、冷却剤がスピンドル軸方向に沿って
往復するように構成したことを特徴とするスピンドル冷
却装置。 - 【請求項2】 冷却路を、多重螺旋溝で構成したことを
特徴とする請求項1記載のスピンドル冷却装置。 - 【請求項3】 中空孔を有するスピンドル後方に回転シ
リンダを備え、この回転シリンダにより前後動されチャ
ックに把持開放作用をさせるドローバーをスピンドルの
中空孔内に前後動自在に嵌装し、このドローバーの外周
に冷却路を形成したことを特徴とする請求項1記載のス
ピンドル冷却装置。 - 【請求項4】 中空孔を有するスピンドル後方に回転シ
リンダを備え、この回転シリンダにより前後動されチャ
ックに把持開放作用をさせるドローバーをスピンドルの
中空孔内に前後動自在に嵌装し、冷却路に連通する冷却
剤給排ポートを回転シリンダに設けたことを特徴とする
請求項1記載のスピンドル冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23220794A JPH0871888A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | スピンドル冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23220794A JPH0871888A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | スピンドル冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0871888A true JPH0871888A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=16935671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23220794A Pending JPH0871888A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | スピンドル冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0871888A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11291142A (ja) * | 1998-04-13 | 1999-10-26 | Disco Abrasive Syst Ltd | スピンドル温度制御装置及びダイシング装置 |
JP2002028838A (ja) * | 2000-03-29 | 2002-01-29 | Kiwa Tekkosho:Kk | 主軸冷却装置 |
JP2002036066A (ja) * | 2000-07-18 | 2002-02-05 | Toshiba Mach Co Ltd | 工作機械の主軸装置 |
JP2006026774A (ja) * | 2004-07-14 | 2006-02-02 | Makino Milling Mach Co Ltd | 回転軸装置 |
WO2011092887A1 (ja) | 2010-01-29 | 2011-08-04 | 三菱重工業株式会社 | 中ぐり盤の主軸装置 |
JP2012024878A (ja) * | 2010-07-22 | 2012-02-09 | Okuma Corp | 主軸の冷却装置 |
CN102581693A (zh) * | 2011-12-31 | 2012-07-18 | 上海三一精机有限公司 | 一种主轴套筒双通道冷却结构 |
DE202014101721U1 (de) * | 2014-04-11 | 2015-07-14 | Paul Müller GmbH & Co. KG Unternehmensbeteiligungen | Spindel für eine Werkzeugmaschine mit Kühlkanal |
CN104942649A (zh) * | 2015-07-21 | 2015-09-30 | 安阳工学院 | 一种高速电主轴内外冷却结构 |
EP3593943A4 (en) * | 2017-03-10 | 2020-12-16 | Makino Milling Machine Co., Ltd. | MAIN SPINDLE DEVICE FOR MACHINE TOOL |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP23220794A patent/JPH0871888A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11291142A (ja) * | 1998-04-13 | 1999-10-26 | Disco Abrasive Syst Ltd | スピンドル温度制御装置及びダイシング装置 |
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WO2011092887A1 (ja) | 2010-01-29 | 2011-08-04 | 三菱重工業株式会社 | 中ぐり盤の主軸装置 |
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JP2012024878A (ja) * | 2010-07-22 | 2012-02-09 | Okuma Corp | 主軸の冷却装置 |
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EP3593943A4 (en) * | 2017-03-10 | 2020-12-16 | Makino Milling Machine Co., Ltd. | MAIN SPINDLE DEVICE FOR MACHINE TOOL |
US11529707B2 (en) | 2017-03-10 | 2022-12-20 | Makino Milling Machine Co., Ltd. | Main spindle device for machine tool |
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