JP3907900B2 - ボーリング加工装置および加工方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、工具を備えた回転ロッドが、支持部に挿入支持されつつ被加工孔に挿入された状態で、回転ロッドが回転および軸方向移動しながら、被加工孔の内面を工具にて切削加工するボーリング加工装置および加工方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、被加工孔の加工精度を、コストの上昇を極力抑えた上で高めることを目的としている。
【0003】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、工具を備えた回転ロッドが、支持部に挿入支持されつつ被加工孔に挿入された状態で、前記回転ロッドが回転および軸方向移動しながら、前記被加工孔の内面を前記工具にて切削加工するボーリング加工装置において、前記回転ロッドと支持部との間に流体軸受を設けるとともに、前記回転ロッドと支持部との間に前記流体軸受に使用する作動流体が保持される複数の容積部を円周方向に沿って設け、前記回転ロッド内に、前記流体軸受に使用する作動流体を前記容積部に吐出する吐出流路を設け、この吐出流路の前記容積部への開口部に絞り部を設け、前記各容積部の円周方向端部の前記回転ロッドと支持部との間に、前記容積部に吐出された作動流体を圧力降下させるための隙間となるランド部を設け、このランド部を、前記回転ロッドと支持部との間に設けた作動流体逃がし部に連通させた構成としてある。
【0004】
上記構成によれば、回転ロッドが回転して工具により被加工孔を加工する際に、回転ロッドは、支持部に対し流体軸受により浮上した状態で支持される。
また、回転ロッドが支持部に支持される際に、容積部に作動流体が保持されて流体軸受が形成される。このとき、作動流体は、回転ロッド内から吐出流路を経て回転ロッドの表面の容積部に吐出され、流体軸受を形成する。
そして、作動流体は、吐出流路の絞り部を経て回転ロッドの表面の容積部に吐出されることで、供給圧が調整される。この際、容積部に吐出された作動流体は、ランド部を通って作動流体逃がし部に流れることで、圧力降下する。
【0005】
請求項2の発明は、請求項1の発明の構成において、支持部は、回転ロッドと一体となって回転可能な回転スリーブを備え、この回転スリーブと回転ロッドとの間に静圧流体軸受が設けられている。
【0006】
上記構成によれば、回転ロッドが回転して工具により被加工孔を加工する際には、回転スリーブも回転ロッドと一体となって回転し、このとき回転ロッドは、回転スリーブに対し静圧流体軸受により浮上した状態で支持される。
【0010】
請求項の発明は、請求項1または2の発明の構成において、容積部は、回転ロッドの外周面に設けた凹部と支持部の内周面との間に形成されている。
【0011】
上記構成によれば、回転ロッドが支持部に支持される際に、回転ロッドの外周面に設けた凹部と支持部の内周面との間に形成された容積部に、作動流体が保持されて流体軸受が形成される。
【0012】
請求項の発明は、請求項1または2の発明の構成において、容積部は、支持部の内周面に設けた凹部と回転ロッドの外周面との間に形成されている。
【0013】
上記構成によれば、回転ロッドが支持部に支持される際に、支持部の内周面に設けた凹部と回転ロッドの外周面との間に形成された容積部に、作動流体が保持されて流体軸受が形成される。
【0014】
請求項の発明は、請求項1ないしのいずれか1項の発明の構成において、回転ロッド内に、流体軸受に使用する作動流体の流路を設け、この流路は、軸方向に延長される供給流路と、この供給流路に連通し回転ロッドのほぼ中心位置から放射状に延長されて回転ロッドの表面に開口する前記吐出流路とを備えている。
【0015】
上記構成によれば、回転ロッド内の供給流路に供給された作動流体は、回転ロッドのほぼ中心から吐出流路を経て回転ロッドの表面に吐出され、流体軸受を形成する。
【0018】
請求項の発明は、請求項1ないし5のいずれか1項の発明の構成において、絞り部は、着脱可能に構成されている。
【0019】
上記構成によれば、絞り部を適宜交換することで、流体軸受における作動流体の供給圧を最適条件に設定可能となる。
【0020】
請求項の発明は、請求項5または6の発明の構成において、作動流体の流路には、切削液を吐出する切削液吐出口が連通し、前記作動流体は加工時に使用する切削液を兼用している。
【0021】
上記構成によれば、流体軸受専用の作動流体流路および作動流体が不要となる。
【0022】
請求項の発明は、請求項の発明の構成において、切削液吐出口は、絞り部で構成されている。
【0023】
上記構成によれば、絞り部によって作動流体流路内における作動流体の圧力低下が回避される。
【0024】
請求項9の発明は、請求項1ないし8のいずれか1項の発明の構成において、回転ロッドは、回転および軸方向の移動により中仕上加工および最終仕上加工を順次行う中仕上加工用工具および最終仕上加工用工具が、軸方向に沿って所定間隔をおいて外周部に設けられ、容積部は、前記中仕上加工および前記最終仕上加工を行う際の前記回転ロッドの軸方向移動範囲で、前記回転ロッドと前記支持部との間に形成されている。
上記構成によれば、回転ロッドが、回転および軸方向の移動により中仕上加工および最終仕上加工を順次行う際に、回転ロッドの軸方向移動範囲で、回転ロッドと前記支持部との間に容積部が形成される。
請求項10の発明は、工具を備えた回転ロッドを、支持部により流体軸受を介して支持しつつ、被加工孔に挿入した状態で、前記回転ロッドが回転および軸方向移動しながら、前記被加工孔の内面を前記工具にて切削加工するボーリング加工方法であって、前記切削加工時に、前記流体軸受に使用する作動流体が、前記回転ロッド内に円周方向に沿って設けた複数の吐出流路から、該吐出流路の回転ロッド表面の開口部に設けた絞り部を経て、該作動流体が保持される複数の容積部に流入し、この容積部に流入した作動流体が、前記容積部の円周方向端部の前記回転ロッドと支持部との間に設けた隙間となるランド部から、前記回転ロッドと支持部との間に設けた作動流体逃がし部に流出することで、前記容積部に吐出された作動流体を圧力降下させる加工方法としてある。
【0025】
上記加工方法によれば、回転ロッドが回転して工具により被加工孔を加工する際に、回転ロッドは、支持部に対し流体軸受により浮上した状態で支持される。
また、回転ロッドが支持部に支持される際に、容積部に作動流体が保持されて流体軸受が形成される。このとき、作動流体は、回転ロッド内から吐出流路を経て回転ロッドの表面の容積部に吐出され、流体軸受を形成する。
そして、作動流体は、吐出流路の絞り部を経て回転ロッドの表面の容積部に吐出されることで、供給圧が調整される。この際、容積部に吐出された作動流体は、ランド部を通って作動流体逃がし部に流れることで、圧力降下する。
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、工具を備えた回転ロッドが回転して被加工孔を加工する際に、回転ロッドは、支持部に対し流体軸受により浮上した状態で支持されるので、加工時における回転ロッドと支持部との同軸度が確保されて加工精度が向上するとともに、回転ロッドおよび支持部相互の摩耗が回避されることから、相互間の隙間の維持管理が不要になる。この場合、工程追加などによる加工精度向上を目的とした設備投資増は必要なく、トータルコストの上昇は極力抑えられる。
また、回転ロッドと支持部との間に、流体軸受に使用する作動流体が保持される複数の容積部を備えているので、回転ロッドが支持部に支持される際に、容積部に作動流体が保持されて流体軸受を確実に形成することができる。
さらに、回転ロッド内に、容積部に作動流体を吐出する複数の吐出流路をそれぞれ設けたので、各吐出流路の流路抵抗が均一化し、作動流体の回転ロッド表面の容積部への供給圧が安定化する。
また、吐出流路の回転ロッド表面の容積部への開口部に絞り部を設けたので、容積部に吐出される作動流体の圧力を調整することができる。この際、容積部に吐出された作動流体は、ランド部を通って作動流体逃がし部に流れることで、圧力降下する。
【0026】
請求項2の発明によれば、工具を備えた回転ロッドが回転して被加工孔を加工する際には、回転スリーブも回転ロッドと一体となって回転し、このとき回転ロッドは、回転スリーブに対し静圧流体軸受により浮上した状態で支持されるので、加工時における回転ロッドと回転スリーブとの同軸度が確保されて加工精度が向上するとともに、回転ロッドおよび回転スリーブ相互の摩耗が回避されることから、相互間の隙間の維持管理が不要になる。この場合、工程追加などによる設備投資増はなく、コストの上昇は極力抑えられている。
【0029】
請求項の発明によれば、容積部は、回転ロッドの外周面に設けた凹部と支持部の内周面との間に形成されているので、加工時に回転ロッドが支持部に対して軸方向に移動しても、凹部の軸方向長さを、支持部の軸方向長さ内に収まるよう設定することで、流体軸受を構成することができる。
【0030】
請求項の発明によれば、容積部は、支持部の内周面に設けた凹部と回転ロッドの外周との間に形成されているので、加工時に回転ロッドが軸方向に移動しても、容積部が確保されて流体軸受を構成することができる。
【0031】
請求項の発明によれば、回転ロッド内にて軸方向に延長される供給流路に対し、回転ロッドのほぼ中心位置から放射状に延長されて回転ロッドの表面に開口する複数の吐出流路を連通して設けたので、各吐出流路の流路抵抗が均一化し、作動流体の回転ロッド表面への供給圧が安定化する。
【0033】
請求項の発明によれば、絞り部は、着脱可能に構成されているので、絞り部を適宜交換することで、流体軸受における作動流体の圧力を最適条件に設定することができ、軸受性能を向上させることができる。
【0034】
請求項の発明によれば、作動流体の流路には、切削液を吐出する切削液吐出口が連通し、前記作動流体は加工時に使用する切削液を兼用しているので、流体軸受専用の作動流体流路および作動流体が不要となり、その分設備コストの上昇を抑制できる。
【0035】
請求項の発明によれば、切削液吐出口は、絞り部で構成されているので、絞り部によって作動流体流路内における作動流体の圧力低下が回避され、軸受性能を所望に維持又は変更することができる。
【0036】
請求項9の発明によれば、中仕上加工および最終仕上加工を行う際の回転ロッドの軸方向移動範囲で、回転ロッドと支持部との間に容積部が形成されるので、中仕上加工から最終仕上加工終了までの間に流体軸受を構成することができる。
請求項10の発明によれば、工具を備えた回転ロッドが回転して被加工孔を加工する際に、回転ロッドは、支持部に対し流体軸受により浮上した状態で支持されるので、加工時における回転ロッドと支持部との同軸度が確保されて加工精度が向上するとともに、回転ロッドおよび支持部相互の摩耗が回避されることから、相互間の隙間の維持管理が不要になる。この場合、工程追加などによる設備投資増はなく、コストの上昇は極力抑えられている。
また、回転ロッドが支持部に支持される際に、回転ロッドと支持部との間の複数の容積部に作動流体が保持されて流体軸受を確実に形成することができる。
さらに、作動流体は、回転ロッド内の各吐出流路を通って回転ロッドの表面の容積部に流出するので、各吐出流路の流路抵抗が均一化し、作動流体の容積部への供給圧が安定化する。
また、作動流体は、吐出流路の回転ロッド表面の容積部への開口部に設けた絞り部を経て、容積部に吐出されるので、作動流体の圧力を調整することができる。この際、容積部に吐出された作動流体は、ランド部を通って作動流体逃がし部に流れることで、圧力降下させることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0038】
図1は、この発明の実施の一形態を示すボーリング孔加工装置の断面図である。この加工装置は、自動車用エンジンのシリンダブロック1における被加工孔としてのクランクシャフトベアリング孔3a,3b,3c,3d,3eの内面に対し、仕上加工を行うものであり、主軸5の先端にオルダムカップリング7を介して回転ロッドとしてのアーバ9が連結されている。
【0039】
アーバ9は、クランクシャフトベアリング孔3a,3b,3c,3d,3eに挿通された状態で、周囲に取り付けられる中仕上加工用工具11および最終仕上加工用工具13,15により、回転かつ図中で左方向に後退しながら加工を行う。
【0040】
一方、上記シリンダブロック1が位置決め固定される治具側には、アーバ9を支持する支持部としての三つのスリーブ、すなわち先端スリーブ17、後端スリーブ19および中間スリーブ21がそれぞれ設置されている。先端スリーブ17は、図中で右側端部のクランクシャフトベアリング孔3eより右側に突出した先端部付近を、後端スリーブ19は、図中で左側端部のクランクシャフトベアリング孔3aより左側の基端部付近を、中間スリーブ21は、クランクシャフトベアリング孔3c,3d相互間を、それぞれ支持する。
【0041】
上記した三つの各スリーブ17,19,21は、いずれもスリーブ本体23,25,27にベアリング29,31,33を介して回転スリーブ35,37,39が回転可能に設けられている。回転スリーブ35,37,39の内面には、溝35a,37a,39aが軸方向全長にわたり形成されている。この溝35a,37a,39aは、アーバ9を回転スリーブ37,39,35に挿入する際に、中仕上加工用工具11および仕上加工用工具13,15が通過する。
【0042】
中間スリーブ21における回転スリーブ39には、上記した溝39aに対向する側にも溝39bが形成されている。一方、アーバ9の外周には、この溝39bおよび前記した溝35a,37aにそれぞれ入り込んでキーの役目を果たす連結具40がアーバ9の長手方向の3ケ所に取り付けられている。アーバ9の表面から突出した各連結具40の頭部が溝35a,37a,39bに入り込むことで、アーバ9と回転スリーブ35,37,39とが一体回転する。
【0043】
先端スリーブ17および基端スリーブ19は、両側にクランクシャフトベアリング孔3c,3dが配置される中間スリーブ21のように、設置スペースの制約が少ないことから、中間スリーブ21に比べ全体として大型に形成されている。また、回転スリーブ35,37の軸方向長さは、スリーブ本体23,25より長く形成されて左右に突出しており、一方中間スリーブ21における回転スリーブ39の軸方向長さはスリーブ本体27とほぼ同じ長さとなっている。
【0044】
アーバ9と各回転スリーブ35,37,39との間には、静圧流体軸受41,43,45がそれぞれ形成され、加工時には、アーバ9が回転スリーブ35,37,39に対して微小隙間を介して浮上した状態となる。
【0045】
先端スリーブ17および後端スリーブ19における静圧流体軸受41および43は、図1の拡大されたA−A断面図である図2(但し、スリーブ本体23は省略してある。)および同B−B断面図である図3(但し、スリーブ本体25は省略してある。)に示すように、アーバ9の外周面の円周方向適宜位置に、凹部としての平面部47および49がそれぞれ複数形成され、この平面部47,49と回転スリーブ35,37との間に形成される容積部としてのポケット51,53に作動流体が供給される構成となっている。平面部47,49に代えて凹曲面部としてもよい。
【0046】
平面部47,49は、図1に示すように、軸方向長さが、回転スリーブ35,37の同長さに対して1/2もしくは1/3程度に設定され、アーバ9が、図1の最終仕上加工開始位置よりさらに右方向に前進した2点鎖線で示す中仕上加工開始位置から、図4に示す最終仕上加工終了位置まで左方向に後退移動する間において、回転スリーブ35,37の内面に対向する位置にある。つまり、仕上加工を行っている間は、平面部47,49と回転スリーブ35,37との間にポケット51,53が形成されて静圧流体軸受41,43が形成されることになる。
【0047】
また、図2および図3に示すように、アーバ9の左右両側部における平面部47相互間および平面部49相互間には、流体逃がし溝9bおよび9cがそれぞれ形成されている。先端スリーブ17における流体逃がし溝9bは、左側端部が平面部47とほぼ同位置にあり、右側端部はアーバ9の先端に開放している。後端スリーブ19における流体逃がし溝9cは、左側端部が平面部49と同位置にあり、右側端部は図4に示す加工終了時に回転スリーブ37の右側端部より僅かに突出して外部に開放した状態となっている。
【0048】
さらに、図2および図3に示すように、アーバ9の下部における平面部47相互間および平面部49相互間にも流体逃がし溝9dおよび流体逃がし用平面部9eがそれぞれ形成されている。流体逃がし溝9dは、図1に示すように、右側端部がアーバ9の先端に開放する一方、左側端部が図1の状態でクランクシャフトベアリング孔3b,3c相互間に位置している。中間スリーブ21においては、この流体逃がし溝9dに、前記した連結具40が取り付けられてその頭部が溝39bに入り込んだ状態となる。流体逃がし用平面部9eは、流体逃がし溝9cと同様に、図1に示すように左側端部が平面部49と同位置にあり、右側端部は図4に示す加工終了時に回転スリーブ37の右側端部より僅かに突出して外部に開放した状態となっている。
【0049】
一方、中間スリーブ21における静圧流体軸受45は、図1の拡大されたC−C断面図である図5(但し、スリーブ本体27は省略してある。)に示すように、回転スリーブ39の内周面の円周方向適宜位置に、凹部としての凹曲面部55が複数形成され、この凹曲面部55とアーバ9との間に形成される容積部としてのポケット57に作動流体が供給される構成となっている。
【0050】
中間スリーブ21は、前述したように両側にクランクシャフトベアリング孔3c,3dがあることから軸方向長さが制限されて短いので、作動流体が供給されるポケットをアーバ9側に設けたのでは、アーバ9の軸方向移動によって流体軸受が構成できず、このため上記したように、回転スリーブ39側に凹曲面部55を形成することで、仕上加工開始から図4の最終仕上加工終了まで静圧流体軸受を構成することが可能となる。
【0051】
また、図5に示すように、回転スリーブ39の左右両側部における凹曲面部55相互間には流体逃がし溝39cが、下部側の凹曲面部55よりさらに下部側には流体逃がし溝39dがそれぞれ形成されている。これら各流体逃がし溝39c,39dは、軸方向両端に開放している。
【0052】
アーバ9内には、主軸5側に一端が開口してオルダムカップリング7を介して切削液兼作動流体となる水溶性切削油剤が供給される二つの供給流路としての切削液兼作動流体流路59が軸方向に沿って形成されている。切削液兼作動流体流路59は、図2,図3および図5に示すように、アーバ9の下部側に位置しており、先端側および後端側の各スリーブ17,19においては(図2,図3)、ほぼ半径方向に延びる吐出流路61,62を介して対応するポケット51,53にそれぞれ連通している。吐出流路61相互,62相互がそれぞれ交差する部位よりポケット51,53側の吐出流路61,62には、分岐吐出流路63,64の一端が連通し、分岐吐出流路63,64の他端は、対応するポケット51,53にそれぞれ連通している。そして、吐出流路61,62および分岐吐出流路63,64のポケット51,53側の開口部には、絞り部としての絞り調整用プラグ65が着脱可能に取り付けられている。
【0053】
上記した二つの吐出流路61相互および二つの吐出流路62相互は、アーバ9のほぼ中心位置で交差しており、このため、切削液兼作動流体流路59に供給され作動流体は、この交差しているほぼ中心位置から放射状に各ポケット51,53に吐出されることとなる。
【0054】
図5に示すように、中間スリーブ21においては、二つの切削液兼作動流体流路59相互を両端にて連通する水平方向の吐出流路67と、吐出流路67の両端から上方に延び、中仕上加工用工具11および最終仕上加工用工具13,15が取り付けられる切欠端面9aに開口する吐出流路69とが、アーバ9内に形成されている。吐出流路67の両端2ヶ所および吐出流路69の上端部付近には、それぞれポケット57に連通させるための絞り部としての絞り調整用プラグ71が着脱可能に取り付けられている。中仕上加工用工具11および最終仕上加工用工具13,15は、アーバ9内に埋め込まれた状態で設置される工具ホルダ73に保持されている。
【0055】
図5中で左側の吐出流路69の上端開口部には、給水圧確保用プラグ75が装着され、給水圧確保用プラグ75には、絞り部として切削液吐出口77が形成されている。所定のノズル径の切削液吐出口77を備えた給水圧確保用プラグ75を設けることで、切削液が切削液吐出口77から吐出されても、ポケット51,53,57への供給圧を所定に維持することが可能となる。一方、図5中で右側の吐出流路69の上端開口は封止栓79によって封止されている。
【0056】
ポケット51,53,57の円周方向両端部には、ランド部81,83,85がそれぞれ形成されている。このランド部81,83,85は、ポケット51,53,57に吐出された作動流体を所定に圧力降下させる部分であり、アーバ9と各回転スリーブ35,37,39との間の軸受隙間に相当する。例えば図2のD部で示すランド部81を拡大したものが、図6であり、ランド部81には、隙間h0が形成されている。ランド部81は流体逃がし溝9b,9dおよび溝35aに、ランド部83は流体逃がし溝9c,流体逃がし用平面部9eおよび溝37aに、ランド部85は流体逃がし溝39c,39dおよび溝39aに、それぞれ連通している。
上記した流体逃がし溝9b,9c,9d,39c,39d,流体逃がし用平面部9e,溝35a,37a , 39aは、回転ロッドと支持部との間に設けた流体逃がし部を構成している。
【0057】
静圧流体軸受の性能を所定に確保するためには、上記したランド部81,83,85の隙間hの寸法および、絞り調整用プラグ65,71のノズル径dの寸法が重要な要素を占める。
【0058】
図7ないし図9は、先端スリーブ17および後端スリーブ19において、アーバ9の回転スリーブ35,37に対する偏心率と、偏心したときのアーバ9を中心に戻す力に相当する負荷容量(N)との関係を、ノズル径d=0.5mm(図7)、0.6mm(図8)、0.7mm(図9)について、それぞれ作動流体の給水圧Psを、3.0MPa、2.0MPa、1.0MPaと変化させ、かつランド部隙間hを、7μm、10μm、13μmと変化させて示したものである。図10ないし図12は、中間スリーブ21についての上記と同様のグラフである。
【0059】
また、図13ないし図15は、先端スリーブ17および後端スリーブ19において、ランド部隙間hに相当する軸受隙間(μm)と、アーバ9を1μm偏心させるのに必要な力に相当する静剛性(N/μm)との関係を、ノズル径d=0.5mm(図13)、0.6mm(図14)、0.7mm(図15)について、それぞれ作動流体の給水圧Psを、3.0MPa、2.0MPa、1.0MPaと変化させて示したものである。図16ないし図18は、中間スリーブ21についての上記と同様のグラフである。
【0060】
これらのグラフから、負荷容量および静剛性が共に満足し、かつ給水圧については常用使用にて問題のない点を考慮すると、ランド部隙間h=10μm、絞り調整用プラグ65,71のノズル径d=0.6mm、給水圧Ps=3.0MPaが最適であると判断した。
【0061】
このように設定された静圧流体軸受41,43,45を備えた加工装置にてクランクシャフトベアリング孔3a,3b,3c,3d,3eを仕上加工するが、ここでは軸受に及ぼす工具からの背分力負荷を減らすために、仕上工程内を中仕上加工と最終仕上加工とに分けている。さらに最終仕上工程では、五つのクランクシャフトベアリング孔3a,3b,3c,3d,3eに対し、最終仕上加工用工具13により三つのクランクシャフトベアリング孔3a,3c,3eを、最終仕上加工用工具15によりクランクシャフトベアリング孔3b,3dを、それぞれ加工するようにしている。
【0062】
加工作業は、まず主軸5の図1中で右方向への前進移動により、アーバ9を、図1に示す位置よりさらに右方向の二点鎖線で示す位置(アーバ9の先端が回転スリーブ35の右端部に相当する位置)にセットする。このとき、アーバ9と各回転スリーブ35,37,39とは、連結具40の頭部が溝35a,37a,39bにぞれぞれ入り込むことで、一体回転可能となっている。
【0063】
また、アーバ9をクランクシャフトベアリング孔3a,3b,3c,3d,3eに挿入する際には、シリンダブロック1をアーバ9に対して僅かに上昇させることで、アーバ9の中心とクランクシャフトベアリング孔3a,3b,3c,3d,3eの中心とを相互にずらす。これにより、中仕上加工用工具11および最終仕上加工用工具13を装着した状態のアーバ9を、クランクシャフトベアリング孔3a,3b,3c,3d,3eに挿入可能となる。挿入後は、シリンダブロック1を下降させて、アーバ9とクランクシャフトベアリング孔3a,3b,3c,3d,3eの中心が相互に一致する正規の位置にて位置決め固定する。
【0064】
アーバ9を上記した図1の二点鎖線で示し位置にセットした状態で、アーバ9の回転に伴って回転スリーブ35,37,39が回転しつつ、アーバ9を主軸5の後退移動により回転スリーブ35,37,39に対し、図1中で左方向に後退させる。これにより、まず五つの中仕上加工用工具11により、五つのクランクシャフトベアリング孔3a,3b,3c,3d,3eがそれぞれ同時に中仕上加工される。図1は、この中仕上加工が終了し、続いて行われる最終仕上加工開始直前の状態である。
【0065】
上記図1の状態から、さらにアーバ9が回転しながら後退することで、三つの最終仕上加工用工具13により三つのクランクシャフトベアリング孔3a,3c,3eが最終仕上加工され、続いて二つの最終仕上加工用工具15により残りの二つのクランクシャフトベアリング孔3b,3dが最終仕上加工される。
【0066】
アーバ9が回転して上記したような仕上加工が行われる際には、アーバ9内の切削液兼作動流体流路59内に供給される水溶性切削油剤が、先端スリーブ17および後端スリーブ19においては吐出流路61,63および62,64を経て、絞り調整用プラグ65からポケット51,53に吐出される。一方、中間スリーブ21においては、水溶性切削油剤が、吐出流路67,69を経て、絞り調整用プラグ71からポケット57に吐出されるとともに、給水圧確保用プラグ75の切削液吐出口77から工具近傍に切削液として吐出される。
【0067】
各ポケット51,53,57に吐出された水溶性切削油剤は、静圧流体軸受41,43,45として作用し、アーバ9を回転スリーブ35,37,39に対して浮上させた状態とする。このとき特に先端スリーブ17および後端スリーブ19においては、水溶性切削油剤は、吐出流路61,63相互および吐出流路62,64相互がそれぞれ交差する、アーバ9のほぼ中心部から放射状にポケット51および53に吐出されるので、複数のポケット51および53に対し流路抵抗が均一化して安定して供給され、静圧流体軸受としての軸受特性が向上する。
【0068】
各ポケット51,53,57に吐出される水溶性切削油剤は、絞り調整用プラグ65,71を通過することで、ポケット51,53,57内の圧力が所望に確保される。また、絞り調整用プラグ65,71は、着脱可能に構成されているので、静圧流体軸受として条件変更に容易に対応することができる。
【0069】
上記したように、アーバ9は、加工作業時において回転スリーブ35,37,39に対し静圧流体軸受を介して浮上した状態で支持されるので、加工時におけるアーバ9と回転スリーブ35,37,39との同軸度が確保されて加工精度が向上するとともに、アーバ9および回転スリーブ35,37,39相互の摩耗が回避されることから、相互間の隙間の維持管理が不要になる。この場合、工程追加などによる設備投資増はなく、コストの上昇は極力抑えられたものとなっている。
【0070】
表1は、加工終了後のクランクシャフトベアリング孔3a,3b,3c,3d,3eの真円度および同軸度を、静圧流体軸受を使用した本加工装置と、同軸受を使用せず、アーバを回転スリーブ内に単に挿入しただけの加工装置とで、比較して示したものである。真円度とは、真円に対する半径方向の振れ量で、同軸度とは両端のクランクシャフトベアリング孔3a,3eの中心を通る直線に対する中央三つのクランクシャフトベアリング孔3b,3c,3dの中心のずれ量を表している。また、真円度では、加工面が全周AL(アルミニウム合金)の場合と、ベアリングキャップ側(図1中で下部側)の半分の加工面にFC(鋳鉄)を鋳込んだ場合とを示している。
【0071】
【表1】
Figure 0003907900
これによれば、静圧流体軸受を使用した本加工装置の方が、同軸受を使用しない加工装置に比べ、真円度および同軸度ともに優れていることがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示すボーリング加工装置の断面図である。
【図2】図1の拡大されたA−A断面図である。
【図3】図1の拡大されたB−B断面図である。
【図4】図1の加工装置における加工終了後の断面図である。
【図5】図1の拡大されたC−C断面図である。
【図6】図2のD部の詳細を示した拡大された説明図である。
【図7】図1の加工装置における先端スリーブおよび後端スリーブでの絞り調整用プラグのノズル径が0.5mmの場合の偏心率と負荷容量との相関図である。
【図8】同ノズル径が0.6mmの場合の偏心率と負荷容量との相関図である。
【図9】同ノズル径が0.7mmの場合の偏心率と負荷容量との相関図である。
【図10】図1の加工装置における中間スリーブの絞り調整用プラグのノズル径が0.5mmの場合の偏心率と負荷容量との相関図である。
【図11】同ノズル径が0.6mmの場合の偏心率と負荷容量との相関図である。
【図12】同ノズル径が0.7mmの場合の偏心率と負荷容量との相関図である。
【図13】図1の加工装置における先端スリーブおよび後端スリーブでの絞り調整用プラグのノズル径が0.5mmの場合の軸受隙間と静剛性との相関図である。
【図14】同ノズル径が0.6mmの場合の軸受隙間と静剛性との相関図である。
【図15】同ノズル径が0.7mmの場合の軸受隙間と静剛性との相関図である。
【図16】図1の加工装置における中間スリーブでの絞り調整用プラグのノズル径が0.5mmの場合の軸受隙間と静剛性との相関図である。
【図17】同ノズル径が0.6mmの場合の軸受隙間と静剛性との相関図である。
【図18】同ノズル径が0.7mmの場合の軸受隙間と静剛性との相関図である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック
3a,3b,3c,3d,3e クランクシャフトベアリング孔(被加工孔)
9 アーバ(回転ロッド)
11 中仕上加工用工具(工具)
13,15 最終仕上加工用工具(工具)
17 先端スリーブ(支持部)
19 後端スリーブ(支持部)
21 中間スリーブ(支持部)
35,37,39 回転スリーブ
41,43,45 静圧流体軸受(流体軸受)
47,49 平面部(凹部)
51,53,57 ポケット(容積部)
55 凹曲面部(凹部)
59 切削液兼作動流体流路(供給流路、作動流体の流路)
61,62 吐出流路(作動流体の流路)
63,64 分岐吐出流路(作動流体の流路)
65,71 絞り調整用プラグ(絞り部)
77 切削液吐出口(絞り部)

Claims (10)

  1. 工具を備えた回転ロッドが、支持部に挿入支持されつつ被加工孔に挿入された状態で、前記回転ロッドが回転および軸方向移動しながら、前記被加工孔の内面を前記工具にて切削加工するボーリング加工装置において、前記回転ロッドと支持部との間に流体軸受を設けるとともに、前記回転ロッドと支持部との間に前記流体軸受に使用する作動流体が保持される複数の容積部を円周方向に沿って設け、前記回転ロッド内に、前記流体軸受に使用する作動流体を前記容積部に吐出する吐出流路を設け、この吐出流路の前記容積部への開口部に絞り部を設け、前記各容積部の円周方向端部の前記回転ロッドと支持部との間に、前記容積部に吐出された作動流体を圧力降下させるための隙間となるランド部を設け、このランド部を、前記回転ロッドと支持部との間に設けた作動流体逃がし部に連通させたことを特徴とするボーリング加工装置。
  2. 支持部は、回転ロッドと一体となって回転可能な回転スリーブを備え、この回転スリーブと回転ロッドとの間に静圧流体軸受が設けられていることを特徴とする請求項1記載のボーリング加工装置。
  3. 容積部は、回転ロッドの外周面に設けた凹部と支持部の内周面との間に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のボーリング加工装置。
  4. 容積部は、支持部の内周面に設けた凹部と回転ロッドの外周面との間に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のボーリング加工装置。
  5. 回転ロッド内に、流体軸受に使用する作動流体の流路を設け、この流路は、軸方向に延長される供給流路と、この供給流路に連通し回転ロッドのほぼ中心位置から放射状に延長されて回転ロッドの表面に開口する前記複数の吐出流路とを備えていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載のボーリング加工装置。
  6. 絞り部は、着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のボーリング加工装置。
  7. 作動流体の流路には、切削液を吐出する切削液吐出口が連通し、前記作動流体は加工時に使用する切削液を兼用していることを特徴とする請求項5または6に記載のボーリング加工装置。
  8. 切削液吐出口は、絞り部で構成されていることを特徴とする請求項記載のボーリング加工装置。
  9. 回転ロッドは、回転および軸方向の移動により中仕上加工および最終仕上加工を順次行う中仕上加工用工具および最終仕上加工用工具が、軸方向に沿って所定間隔をおいて外周部に設けられ、容積部は、前記中仕上加工および前記最終仕上加工を行う際の前記回転ロッドの軸方向移動範囲で、前記回転ロッドと前記支持部との間に形成されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項にボーリング加工装置。
  10. 工具を備えた回転ロッドを、支持部により流体軸受を介して支持しつつ、被加工孔に挿入した状態で、前記回転ロッドが回転および軸方向移動しながら、前記被加工孔の内面を前記工具にて切削加工するボーリング加工方法であって、前記切削加工時に、前記流体軸受に使用する作動流体が、前記回転ロッド内に円周方向に沿って設けた複数の吐出流路から、該吐出流路の回転ロッド表面の開口部に設けた絞り部を経て、該作動流体が保持される複数の容積部に流入し、この容積部に流入した作動流体が、前記容積部の円周方向端部の前記回転ロッドと支持部との間に設けた隙間となるランド部から、前記回転ロッドと支持部との間に設けた作動流体逃がし部に流出することで、前記容積部に吐出された作動流体を圧力降下させることを特徴とするボーリング加工方法。
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