JP3197195B2 - モータビルトインスピンドル - Google Patents
モータビルトインスピンドルInfo
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- JP3197195B2 JP3197195B2 JP31121195A JP31121195A JP3197195B2 JP 3197195 B2 JP3197195 B2 JP 3197195B2 JP 31121195 A JP31121195 A JP 31121195A JP 31121195 A JP31121195 A JP 31121195A JP 3197195 B2 JP3197195 B2 JP 3197195B2
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- Japan
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- spindle
- cooling liquid
- coolant
- motor
- guide
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- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
- Turning (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Description
力部分に利用されるモータビルトインスピンドルに関す
るものである。
ル100は、ハウジング101内に、モータを構成する
ステータ102と、ステータ102とともにモータを構
成するロータ103を設けたスピンドル104を備えて
いる。スピンドル104は、先端側(図13上で左側)
および基端側において、各々2個ずつの軸受105,1
06により回転自在に保持されていると共に、その軸線
に沿って中空部107が形成してあり、軸線上には、ス
ピンドル104とともに回転するドローバー108が挿
設してある。
するものであって、基端部から所定の長さにわたって軸
線上に第1流路111が形成してあると共に、先端部か
ら所定の長さにわたって軸線上に第2流路112が形成
してある。第1流路111の先端部および第2流路11
2の基端部は、ドローバー108の側面において開放さ
れ、スピンドル104の中空部107内に連通してい
る。
1流路111と図外の冷却液供給源とを連通させる回転
継手109が設けてあり、ドローバー108の先端部に
は、工具110が連結される。なお、スピンドル104
の先端側にも第2流路112と連通する供給路113が
形成してある。
は、ステータ102およびロータ103で構成されるモ
ータによってスピンドル104およびドローバー108
が一体的に回転し、このとき、図外の冷却液供給源から
供給された冷却液を回転継手109から第1流路111
に導入し、さらに中空部107に流通させることによ
り、ロータ103や軸受類を冷却する。また、中空部1
07内の冷却液は、第2流路112に流れ、供給路11
3を経て工具110の先端側に噴射される。
しては、例えば、特開平3−213243号公報に開示
されたものがある。
うな従来のモータビルトインスピンドルにあっては、ス
ピンドル104と一体的に回転するドローバー(冷却液
ガイド)108の第1流路111を経て、スピンドル1
04の中空部107内に冷却液を供給する構造であるこ
とから、スピンドル104と冷却液の間に充分な相対速
度を得ることができず、このため、モータの高出力化が
進む中でスピンドル104を充分に冷却することが難し
く、モータの出力低下をまねく恐れがあるという問題が
あった。また、スピンドル104とともにドローバー1
08が回転することから、ドローバー108が熱などで
変形すると、その変形による僅かなアンバランスでもス
ピンドル104に振動が発生しやすくなるという問題が
あり、これらの問題を解決することが課題であった。
されたもので、冷却機能を高めることができると共に、
冷却液ガイドのアンバランスによる振動の発生をなくす
ことができるモータビルトインスピンドルを提供するこ
とを目的としている。
ルトインスピンドルは、請求項1として、ハウジング内
に、モータを構成するステータと、ステータとともにモ
ータを構成するロータを設けたスピンドルを備え、スピ
ンドルの軸線に沿って形成した中空部内に冷却液ガイド
を挿設し、冷却液ガイドからスピンドルの中空部内に冷
却液を流通させてロータ側を冷却するようにしたモータ
ビルトインスピンドルにおいて、スピンドルに、その軸
線上に沿って基端側に開放され且つ先端側で閉塞された
中空部を設け、ハウジングに、中空部の開放部と連通す
る排出用空間を設けると共に、中空部に、その開放部か
ら冷却液ガイドを挿設し、且つ同冷却液ガイドをハウジ
ングに対して回転不能な状態で保持し、中空部の内周面
を閉塞部から開放部に向けて内径が漸次拡大されるテー
パ状に形成した構成とし、請求項2として、冷却液ガイ
ドの側部および中空部内周面の少なくとも一方に、冷却
液攪拌用の突部を設けた構成とし、請求項3として、冷
却液ガイドの側部で且つロータの中央に対応する位置
に、冷却液攪拌用の突部を設けた構成とし、請求項4と
して、冷却液ガイドの側部に、冷却液の噴射孔を設けた
構成とし、請求項5として、冷却液ガイドの側部に冷却
液の噴射孔を複数設け、ロータの中央に対応する位置に
おける噴射孔の開口面積を他の噴射孔よりも大きくした
構成とし、請求項6として、ハウジング内に、モータを
構成するステータと、ステータとともにモータを構成す
るロータを設けたスピンドルを備え、スピンドルの軸線
に沿って形成した中空部内に冷却液ガイドを挿設し、冷
却液ガイドからスピンドルの中空部内に冷却液を流通さ
せてロータ側を冷却するようにしたモータビルトインス
ピンドルにおいて、スピンドルに、その軸線上に沿って
基端側に開放され且つ先端側で閉塞された中空部を設
け、ハウジングに、中空部の開放部と連通する排出用空
間を設けると共に、中空部に、その開放部から冷却液ガ
イドを挿設し、且つ同冷却液ガイドをハウジングに対し
て回転不能な状態で保持し、冷却液ガイドが、中空部の
開放部近傍で開放された供給管と、同中空部の閉塞部近
傍で開放された吸入管を備え、吸入管を冷却液の吸引装
置に連結すると共に、中空部の内周面を閉塞部から開放
部に向けて内径が漸次縮小されるテーパ状に形成した構
成としており、上記の構成を課題を解決するための手段
としている。
インスピンドルでは、スピンドルの回転中において、冷
却液ガイドから冷却液を中空部に供給してロータ側を冷
却し、その冷却液を中空部の開放部から排出用空間に流
すこととなり、このとき、冷却液ガイドが回転しないこ
とから、回転するスピンドルと冷却液の間には充分な相
対速度が得られると共に、冷却液ガイドのアンバランス
修正も不要になる。さらに、中空部の内周面を閉塞部か
ら開放部に向けて内径が漸次拡大されるテーパ状にした
ことにより、スピンドルの回転によって冷却液に作用す
る遠心力がその冷却液を中空部の開放部側へ流す力成分
に変換され、これにより、冷却液の流速が大きくなると
共に、回転するスピンドルと冷却液の相対速度がより大
きくなり、冷却効率が高められる。
ンスピンドルでは、冷却液ガイドの側部および中空部内
周面の少なくとも一方に設けた冷却液攪拌用の突部によ
り、回転するスピンドルと冷却液の相対速度がより大き
くなり、冷却効率が高められる。
ンスピンドルでは、冷却液攪拌用の突部を冷却液ガイド
の側部で且つロータの中央に対応する位置に設けたこと
により、その突部付近でのスピンドルと冷却液の相対速
度を高めて、発熱量が最も大きいロータの部分を集中的
に冷却し且つ全体の温度分布を均一にし得ることとな
る。
ンスピンドルでは、冷却液ガイドの側部に設けた噴射孔
から冷却液を噴射することにより、回転するスピンドル
と冷却液の相対速度がより大きくなり、冷却効率が高め
られる。
ンスピンドルでは、冷却液ガイドの側部に冷却液の噴射
孔を複数設け、ロータの中央に対応する位置における噴
射孔の開口面積を他の噴射孔よりも大きくしたことによ
り、ロータの中央に対応する位置でのスピンドルと冷却
液の相対速度を高めて、発熱量が最も大きいロータの部
分を集中的に冷却し且つ全体の温度分布を均一にし得る
こととなる。
ンスピンドルでは、スピンドルの回転中において、冷却
液ガイドから冷却液を中空部に供給してロータ側を冷却
し、その冷却液の一部を中空部の開放部から排出用空間
に流すこととなり、このとき、冷却液ガイドが回転しな
いことから、回転するスピンドルと冷却液の間には充分
な相対速度が得られると共に、冷却液ガイドのアンバラ
ンス修正も不要になる。また、供給管によって中空部の
開放部側から閉塞部側に冷却液を流通させ、吸引装置に
連結した吸入管よって大半の冷却液を強制的に排出する
ようにしており、これにより、請求項1と同様の作用が
得られ、さらに、中空部の内周面を閉塞部から開放部に
向けて内径が漸次縮小されるテーパ状にすることによ
り、スピンドルの回転により冷却液に作用する遠心力が
その冷却液を中空部の閉塞部側へ流す力成分に変換さ
れ、これにより、冷却液の流速が大きくなると共に、回
転するスピンドルと冷却液の相対速度がより大きくな
り、冷却効率が高められる。
ピンドルの一実施例を説明する図である。
は、概略円筒形状を成すハウジング1内に、モータを構
成する環状のステータ2と、このステータ2とともにモ
ータを構成するロータ3を設けたスピンドル4を備え、
スピンドル4に、その軸線に沿って基端側(図1上で右
側)に開放され且つ先端側で閉塞された中空部5が形成
してあると共に、中空部5内に、冷却液ガイド6が回転
不能な状態で挿設してある。また、ハウジング1には、
中空部5の開放部と連通する排出用空間7を形成する閉
塞部材8が固定してあり、この閉塞部材8には、排出用
空間7と外部を連通させる排出孔9が設けてある。
先端側および基端側において、各々2個ずつの軸受1
0,11により回転自在に保持されており、基端側から
先端側軸受10の付近までの長さにわたって中空部5が
形成してある。
を有すると共に、先端部に噴射孔13を有しており、閉
塞部材8を貫通する状態で中空部5に挿設してあると共
に、閉塞部材8の外側においてフランジ14により固定
してある。これにより、冷却液ガイド6は、ハウジング
1に対して回転不能な状態に保持してある。また、冷却
液ガイド6の基端部には、冷却液供給源15からの供給
パイプ16が接続してあり、冷却液供給源15には、閉
塞部材8の排出孔9との間に戻しパイプ17が接続して
ある。
ンドルS1は、ステータ2およびロータ3で構成される
モータによってスピンドル4が回転し、この際、冷却液
供給源15から供給された冷却液を冷却液ガイド6の噴
射孔13から中空部5の閉塞部において噴射し、その冷
却液を中空部5において閉塞部側から開放部側へ流通さ
せることによりロータ3側を冷却する。また、冷却後の
冷却液は、中空部5の開放部から排出用空間7に流れ、
排出孔9および戻しパイプ17を介して冷却液供給源1
5に回収される。
ルS1では、冷却液ガイド6が回転しないことから、回
転するスピンドル4と中空部5内の冷却液の間に充分な
相対速度が得られることとなり、これにより冷却効率が
大幅に高められる。また、冷却液ガイド6が回転しない
ことから、仮に冷却液ガイド6にアンバランスがあった
としてもスピンドル4の回転には何ら影響することがな
く、冷却液ガイド6のアンバランス修正が不要になると
共に、アンバランスによる振動が発生することもない。
ビルトインスピンドルの他の実施例を説明する図であ
る。なお、図2〜図11に示す各実施例において、先の
実施例と同一の構成部位は、同一符号を付して詳細な説
明を省略する。
2は、冷却液ガイド6の側部に、冷却液攪拌用の突部1
8が設けてある。この実施例の突部18は、基端部側の
フランジ14から先端部にかけて軸線方向に連続した突
条を成すと共に、図3に示すように、冷却液ガイド6の
周方向に90度間隔で4か所に設けてある。
は、先の実施例と同様に冷却液が流通するほかに、突部
18によって回転するスピンドル4と中空部5内の冷却
液の相対速度がより大きくなり、冷却効率がさらに高め
られることとなる。
に突部18を設けた場合を例示したが、突部を中空部5
の内周面側に設けることも可能であり、その数や形態が
とくに限定されることはない。
スピンドルのさらに他の実施例を説明する図である。
は、冷却液ガイド6の側部で且つロータ3の中央に対応
する位置に、冷却液攪拌用の突部18が設けてある。こ
の突部18は、軸線方向に一定の長さを有し、例えば、
冷却液ガイド6の周方向に一定の間隔で複数設けてあ
る。
は、先の実施例と同様に冷却液が流通するほかに、冷却
液攪拌用の突部18をロータ3の中央に対応する位置に
設けたことにより、その突部18の付近でのスピンドル
4と中空部5内の冷却液の相対速度が最も高められ、発
熱量が最も大きいロータ3の部分を集中的に冷却すると
共に、中空部5における全体の温度分布が均一になる。
ビルトインスピンドルのさらに他の実施例を説明する図
である。
4は、冷却液ガイド6の先端部を閉塞状態とし、同冷却
液ガイド6の側部に、冷却液の噴射孔13を設けてい
る。この実施例では、冷却液ガイド6の軸線方向の3か
所において、図6に示す如く周方向に90度間隔で4個
の噴射孔13を形成し、合計で12個の噴射孔13を設
けている。
は、冷却液ガイド6の側部に設けた噴射孔13から冷却
液を噴射することにより、冷却液が中空部5の内周面に
直接的に噴射され、回転するスピンドル4と中空部5内
の冷却液の相対速度がより大きくなり、冷却効率がさら
に高められることとなる。なお、上記実施例の場合、噴
射孔13の数や形態などがとくに限定されることはな
い。
スピンドルのさらに他の実施例を説明する図である。
は、冷却液ガイド6の先端部を閉塞状態とし、同冷却液
ガイド6の側部に、冷却液の噴射孔13(13A)が複
数設けてあり、ロータ3の中央に対応する位置における
噴射孔13Aの開口面積を他の噴射孔13の開口面積よ
りも大きくした構成になっている。これらの噴射孔13
(13A)は、例えば先の実施例と同様に、冷却液ガイ
ド6の軸線方向の3か所において、周方向に90度間隔
で4か所に設けてあり、軸線方向の配列における中間の
噴射孔13Aの開口面積を他のものよりも大きくしてあ
る。
は、先の実施例と同様に冷却液が中空部5の内周面に直
接的に噴射されることとなり、しかも、ロータ3の中央
に対応する位置における噴射孔13Aの開口面積を大き
くしたことにより、ロータ3の中央に対応する位置での
スピンドル4と中空部5内の冷却液の相対速度が最も高
められ、発熱量が最も大きいロータ3の部分を集中的に
冷却すると共に、中空部3の全体の温度分布が均一にな
る。
スピンドルのさらに他の実施例を説明する図である。
は、先端部に冷却液の噴射孔13を設けた冷却液ガイド
6を備えると共に、中空部5の内周面がその閉塞部から
開放部に向けて内径が漸次拡大されるテーパ状に形成し
てある。
は、先の実施例と同様に冷却液が流通するほかに、開放
部側が大径であるテーパ状の中空部5の内周面により、
スピンドル4の回転により冷却液に作用する遠心力がそ
の冷却液を中空部5の開放部側へ流す力成分に変換され
ることとなり、これにより、冷却液の流速が大きくなる
と共に、回転するスピンドル4と中空部5内の冷却液の
相対速度がより大きくなり、冷却効率がさらに高められ
ることとなる。
スピンドルのさらに他の実施例を説明する図である。
は、冷却液ガイド6の先端部を折り曲げ状態にすると共
に、先端部をロータ3の中央に対応する位置に配し、且
つ同先端部に冷却液の噴射孔13が設けてある。
は、先の実施例と同様に冷却液が中空部5の内周面に直
接的に噴射されることとなり、しかも、噴射孔13を備
えた冷却液ガイド6の先端部をロータ3の中央に対応す
る位置に配したことにより、ロータ3の中央に対応する
位置でのスピンドル4と中空部5内の冷却液の相対速度
が最も高められ、発熱量が最も大きいロータ3の部分を
集中的に冷却すると共に、中空部3の全体の温度分布が
均一になる。
ータビルトインスピンドルのさらに他の実施例を説明す
る図である。
S8は、冷却液ガイド26が、中空部5の開放部近傍で
開放された供給管19と、同中空部5の閉塞部近傍で開
放された吸入管20を備えている。冷却液ガイド26
は、基端部分が二重構造になっており、中心に吸入管2
0を備え、その外周側に供給管19を備えている。
示すように周方向に90度間隔で4個の噴射孔13を備
えており、基端部には冷却液供給源15からの供給パイ
プ16が接続してある。吸入管20は、その先端部に吸
入孔21を備えており、基端部にはポンプ類で構成され
る吸引装置22が接続してある。また、吸引装置22
は、閉塞部材8の排出孔9から導かれた戻しパイプ17
に接続してあり、吸入管20を経て吸引した冷却液を冷
却液供給源15に戻すようになっている。
は、中空部5の内周面が閉塞部から開放部に向けて内径
が漸次縮小されるテーパ状に形成してある。
は、供給管19の噴射孔13から冷却液を噴射して、中
空部5の開放部側から閉塞部側に冷却液を流通させるこ
とによってロータ3側を冷却し、中空部の閉塞部におい
て、吸引装置22に連結した吸入管20より大半の冷却
液を強制的に排出するようにしており、これにより、冷
却液の流速が大きくなると共に、回転するスピンドル4
と冷却液の相対速度がより大きくなり、冷却効率が高め
られることとなる。また、閉塞部側が大径であるテーパ
状の中空部5の内周面により、スピンドル4の回転によ
り冷却液に作用する遠心力がその冷却液を中空部5の閉
塞部側へ流す力成分に変換されることとなり、これによ
り、冷却液の流速がより大きくなると共に、回転するス
ピンドル4と中空部5内の冷却液の相対速度がより一層
大きくなり、冷却効率がさらに高められる。
6は、先の各実施例における冷却液ガイド(例えば図1
の冷却液ガイド6)のフランジ14部分を改造すること
により容易に製作することが可能である。
ータビルトインスピンドル(突部18を有する冷却液ガ
イド6を備えたモータビルトインスピンドルS2)と、
図5に基づいて説明したモータビルトインスピンドル
(側部に噴射孔13を有する冷却液ガイド6を備えたモ
ータビルトインスピンドルS4)と、図13に示す従来
のモータビルトインスピンドルにおいて、有効電力を変
化させたときのロータ3のコイルエンド温度の変化を表
すグラフである。
モータビルトインスピンドルS2,S4では、従来のも
のに比べてコイルエンド温度が全体的に約10度低下し
ており、従来のものに比べて冷却効率が高められたこと
を確認できる。なお、その他の実施例によるモータビル
トインスピンドルにあっても、当然のことながら従来の
ものに比べて冷却効率が高められる。
項1に係わるモータビルトインモータによれば、冷却液
ガイドが回転しないことから、回転するスピンドルと冷
却液の間に充分な相対速度を得ることができ、これによ
り冷却機能を大幅に高めることができると共に、モータ
の高出力化にも容易に対処することができる。また、冷
却液ガイドが回転しないことから、仮に冷却液ガイドに
アンバランスがあったとしてもスピンドルの回転に何ら
影響を及ぼすことがなく、冷却液ガイドのアンバランス
修正を不要にすることができると共に、そのアンバラン
スによる振動の発生をなくすことができ、スピンドルの
高速回転に対応することができると共に、工作機械に用
いる場合においては高精度な加工に充分に対応できる。
さらに、中空部の内周面をテーパ状にしたことにより、
冷却液に作用する遠心力を軸方向の力成分に変換して冷
却液の流速を大きくすることができると共に、回転する
スピンドルと冷却液の相対速度をより大きくすることが
でき、冷却効率をさらに高めることができる。
ンスピンドルによれば、請求項1と同様の効果を得るこ
とができるうえに、冷却液攪拌用の突部によって回転す
るスピンドルと冷却液の相対速度をより大きくすること
ができ、冷却効率をさらに高めることができ、さらに、
本発明の請求項3に係わるモータビルトインスピンドル
によれば、請求項1と同様の効果を得ることができるう
えに、発熱量が最も大きいロータの部分を集中的に冷却
することができると共に、全体の温度分布を均一にする
ことができる。
ンスピンドルによれば、請求項1〜3と同様の効果を得
ることができるうえに、冷却液ガイドの側部に設けた噴
射孔から中空部内周面に冷却液を直接的に噴射すること
により、回転するスピンドルと冷却液の相対速度をより
大きくすることができ、冷却効率をさらに高めることが
でき、さらに、本発明の請求項5に係わるモータビルト
インスピンドルによれば、請求項4と同様の効果を得る
ことができるうえに、発熱量が最も大きいロータの部分
を集中的に冷却することができると共に、全体の温度分
布を均一にすることができる。
ンスピンドルによれば、冷却液ガイドが回転しないこと
から、回転するスピンドルと冷却液の間に充分な相対速
度を得ることができ、これにより冷却機能を大幅に高め
ることができると共に、モータの高出力化にも容易に対
処することができる。また、冷却液ガイドが回転しない
ことから、仮に冷却液ガイドにアンバランスがあったと
してもスピンドルの回転に何ら影響を及ぼすことがな
く、冷却液ガイドのアンバランス修正を不要にすること
ができると共に、そのアンバランスによる振動の発生を
なくすことができ、スピンドルの高速回転に対応するこ
とができると共に、工作機械に用いる場合においては高
精度な加工に充分に対応できる。さらに、吸引装置に連
結した吸入管よって冷却液を強制的に排出することによ
り、冷却液の流速を大きくして回転するスピンドルと冷
却液の相対速度をより大きくすることができると共に、
冷却効率をさらに高めることができ、しかも、中空部の
内周面をテーパ状にしたことにより、冷却液に作用する
遠心力を軸方向の力成分に変換して冷却液の流速をより
大きくすることができると共に、回転するスピンドルと
冷却液の相対速度をより一層大きくすることができ、冷
却効率をさらに高めることができる。
一実施例を説明する断面図である。
他の実施例を説明する断面図である。
る中空部内の冷却液ガイドの断面図である。
さらに他の実施例を説明する断面図である。
さらに他の実施例を説明する断面図である。
る中空部内の冷却液ガイドの断面図である。
さらに他の実施例を説明する断面図である。
さらに他の実施例を説明する断面図である。
さらに他の実施例を説明する断面図である。
のさらに他の実施例を説明する断面図である。
おける中空部内の冷却液ガイドの基端部分の断面図であ
る。
インスピンドルと従来のモータビルトインスピンドルに
おいて、有効電力を変化させたときのロータのコイルエ
ンド温度の変化を表すグラフである。
る断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 ハウジング内に、モータを構成するステ
ータと、ステータとともにモータを構成するロータを設
けたスピンドルを備え、スピンドルの軸線に沿って形成
した中空部内に冷却液ガイドを挿設し、冷却液ガイドか
らスピンドルの中空部内に冷却液を流通させてロータ側
を冷却するようにしたモータビルトインスピンドルにお
いて、スピンドルに、その軸線上に沿って基端側に開放
され且つ先端側で閉塞された中空部を設け、ハウジング
に、中空部の開放部と連通する排出用空間を設けると共
に、中空部に、その開放部から冷却液ガイドを挿設し、
且つ同冷却液ガイドをハウジングに対して回転不能な状
態で保持し、中空部の内周面を閉塞部から開放部に向け
て内径が漸次拡大されるテーパ状に形成したことを特徴
とするモータビルトインスピンドル。 - 【請求項2】 冷却液ガイドの側部および中空部内周面
の少なくとも一方に、冷却液攪拌用の突部を設けたこと
を特徴とする請求項1に記載のモータビルトインスピン
ドル。 - 【請求項3】 冷却液ガイドの側部で且つロータの中央
に対応する位置に、冷却液攪拌用の突部を設けたことを
特徴とする請求項1に記載のモータビルトインスピンド
ル。 - 【請求項4】 冷却液ガイドの側部に、冷却液の噴射孔
を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
載のモータビルトインスピンドル。 - 【請求項5】 冷却液ガイドの側部に冷却液の噴射孔を
複数設け、ロータの中央に対応する位置における噴射孔
の開口面積を他の噴射孔よりも大きくしたことを特徴と
する請求項4に記載のモータビルトインスピンドル。 - 【請求項6】 ハウジング内に、モータを構成するステ
ータと、ステータとともにモータを構成するロータを設
けたスピンドルを備え、スピンドルの軸線に沿って形成
した中空部内に冷却液ガイドを挿設し、冷却液ガイドか
らスピンドルの中空部内に冷却液を流通させてロータ側
を冷却するようにしたモータビルトインスピンドルにお
いて、スピンドルに、その軸線上に沿って基端側に開放
され且つ先端側で閉塞された中空部を設け、ハウジング
に、中空部の開放部と連通する排出用空間を設けると共
に、中空部に、その開放部から冷却液ガイドを挿設し、
且つ同冷却液ガイドをハウジングに対して回転不能な状
態で保持し、冷却液ガイドが、中空部の開放部近傍で開
放された供給管と、同中空部の閉塞部近傍で開放された
吸入管を備え、吸入管を冷却液の吸引装置に連結すると
共に、中空部の内周面を閉塞部から開放部に向けて内径
が漸次縮小されるテーパ状に形成したことを特徴とする
モータビルトインスピンドル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31121195A JP3197195B2 (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | モータビルトインスピンドル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31121195A JP3197195B2 (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | モータビルトインスピンドル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09150346A JPH09150346A (ja) | 1997-06-10 |
JP3197195B2 true JP3197195B2 (ja) | 2001-08-13 |
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ID=18014446
Family Applications (1)
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