JP2000005902A - 主軸装置 - Google Patents

主軸装置

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JP2000005902A
JP2000005902A JP10173376A JP17337698A JP2000005902A JP 2000005902 A JP2000005902 A JP 2000005902A JP 10173376 A JP10173376 A JP 10173376A JP 17337698 A JP17337698 A JP 17337698A JP 2000005902 A JP2000005902 A JP 2000005902A
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main shaft
spindle
rotor
main
spindle device
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泰久 ▲高▼田
Yasuhisa Takada
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速回転時における主軸の回転バランス
を向上させる。 【解決手段】 本発明に係る主軸装置10は、主軸12
がモータ15の筒状の回転子15rと相対移動不能に嵌
合しており、その回転子15rから前後に突出している
主軸12の両端部13f,14bが軸受けを介してハウ
ジング11に支持されている主軸装置10において、主
軸12は回転子15rとの嵌合部において前後に分割さ
れており、さらにその主軸12の両端部13f,14b
の軸径が嵌合部13k,14kの軸径よりも大径であ
る。このため、軸受けに支持される主軸の端部の軸径を
回転子の内径に等しく設定しなければならない従来の方
式と比べ、その主軸12の剛性を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】主軸がモータの筒状の回転子
と相対移動不能に嵌合しており、その回転子から前後に
突出している主軸の両端部が軸受けを介してハウジング
に支持されている主軸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】これに関連する従来の主軸装置が特開平
5−69202号に記載されており、その構造を表す概
略図が図7に示されている。前記主軸装置1の主軸3
は、工具ホルダーを支持する前部主軸3fと、主軸駆動
用モータ7の回転軸として機能する後部主軸3bとから
構成されている。後部主軸3bは、その前端部に前部主
軸3fとの連結部3cを備えており、その連結部3cよ
りも後方に小径のモータ軸3dが形成されている。そし
て、前記モータ軸3dの外周に主軸駆動用モータ7の回
転子7rが固着されている。
【0003】後部主軸3bは、連結部3cとモータ軸3
dの後端部とが軸受け6a,6bによって支持され、主
軸駆動用モータ7の固定子7sを備える後部ハウジング
2bに収納される。後部主軸3b(以下、主軸3bとい
う)のモータ軸3dには、図7(B)に示されるよう
に、主軸駆動用モータ7の回転子7rが後方から焼き嵌
め等により嵌合される。このため、主軸3bのモータ軸
3dはその回転子7rの内径に合わせてその軸径が設定
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、高速回転す
る主軸3は高剛性で高バランスが要求される。このた
め、主軸3は、軸径ができるだけ大きく、また軸長がで
きるだけ短いことが望ましい。一方、回転子7rは一般
的に積層した鋼板とアルミにより成形されるため強度が
小さく、遠心力による破壊を考慮しなければならない。
このため、回転子7rの径は小さい方が望ましく、主軸
の回転数に応じて径の上限値が決められる。
【0005】しかしながら、前記主軸3bでは、モータ
軸3dの軸径は回転子7rの内径によって決まるため、
その軸径の大きさには限界があり、主軸3bの剛性を希
望する値にまで高めることは困難である。このため、前
記主軸装置1では、高速回転時に主軸3bのモータ軸3
dの剛性不足に起因したひずみ等により回転バランスが
低下するという問題が生じる。
【0006】そこで、本発明のうち請求項1〜6に記載
の発明は、回転子の径を変えることなくその回転子から
前後に突出する主軸の両端部の径を大径化して、主軸の
剛性を高め、高速回転時の回転バランスを向上させるこ
とをその目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、以下の
特徴を有する主軸装置によって解決される。即ち、請求
項1に記載の主軸装置は、主軸がモータの筒状の回転子
と相対移動不能に嵌合しており、その回転子から前後に
突出している主軸の両端部が軸受けを介してハウジング
に支持されている主軸装置において、前記主軸は前記回
転子との嵌合部において前後に分割されており、さらに
その主軸の両端部の軸径が前記嵌合部の軸径よりも大径
である。このため、軸受けに支持される主軸の端部の軸
径を回転子の内径に等しく設定しなければならない従来
の方式と比べ、その主軸の剛性を高めることができる。
この結果、高速回転時における主軸の回転バランスを向
上させることができる。
【0008】また、請求項2に記載の主軸装置は、請求
項1に記載された主軸装置において、前後の主軸と回転
子とが相対移動不能に嵌合している状態で、両主軸の分
割面が離れている。このため、両分割面の隙間により主
軸の軸方向の熱膨張をある程度吸収することができる。
【0009】また、請求項3に記載の主軸装置は、請求
項2に記載された主軸装置において、前後の主軸の分割
面により形成された隙間には冷却液が通される。このた
め、主軸の熱膨張を抑制することができる。
【0010】また、請求項4に記載の主軸装置は、請求
項1に記載された主軸装置において、前後の主軸の分割
面は軸心に対して傾斜しており、前記主軸と回転子とが
嵌合した状態で、それぞれの分割面が面接触する。この
ため、分割された主軸の回転方向の位置ずれを防止する
ことができる。
【0011】また、請求項5に記載の主軸装置は、請求
項1に記載された主軸装置において、一方の主軸の分割
面に形成された凹部と他方の主軸の分割面に形成された
凸部とが軸方向から嵌合することにより、両主軸は同軸
に保持される。このため、前後の主軸の半径方向の位置
ずれを防止することができる。さらに、凹部と凸部との
形状を変えて半径方向に長くすれば、回転方向の位置ず
れも防止することができる。
【0012】また、請求項6に記載の主軸装置は、請求
項1に記載された主軸装置において、回転子の前後の端
面が、主軸の両端部と嵌合部との間に形成された段差に
よって半径方向外側から支持されている。このため、回
転子の遠心力破壊に対する耐久性を向上させることがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、図1
に基いて本発明の第1の実施の形態に係る主軸装置10
の説明を行う。ここで、図1(A)は本実施の形態に係
る主軸装置10の縦断面図であり、図1(B)は主軸の
分解側面図である。前記主軸装置10は、主軸12と、
その主軸12を収納するハウジング11、及び主軸12
を回転させる主軸駆動用モータ15を備えている。主軸
12は前部主軸13と後部主軸14とに分割されてお
り、その前部主軸13と後部主軸14が主軸駆動用モー
タ15の回転子15rによって同軸に保持された状態で
結合されている。
【0014】前部主軸13は、前記回転子15rに嵌め
込まれる嵌合部13kとその回転子15rから前方に突
出する前端部13fとから構成されており、その嵌合部
13kの長さが前記回転子15rの長さのほぼ半分に設
定されている。また、前部主軸13の前端部13fの軸
径は要求される主軸12の剛性を考慮して嵌合部13k
の軸径よりも予め決められた寸法だけ大径に製作されて
いる。さらに、前部主軸13の前端部13fと嵌合部1
3kとは同軸に保持されており、両者13f,13kの
間にはリング状の段差13dが形成されている。
【0015】また、前部主軸13の前面13uには工具
ホルダーWがセットされる孔部(図示されていない)が
形成されている。前部主軸13の前端部13fは、図1
に示されるように、第1ベアリング11a、第2ベアリ
ング11bを介して軸心回りに回転可能な状態でハウジ
ング11に支持されている。ここで、前記第1ベアリン
グ11a及び第2ベアリング11bは、前部主軸13の
回転バランスを考慮して軸方向に予め決められた寸法だ
け離されて位置決めされている。
【0016】後部主軸14は、前記回転子15rに嵌め
込まれる嵌合部14kと回転子15rから後方に突出す
る後端部14bとから構成されており、その嵌合部14
kの長さが前記回転子15rの長さのほぼ半分に設定さ
れている。また、後部主軸14の後端部14bの軸径は
前部主軸13の前端部13fの軸径と等しい値に設定さ
れている。さらに、後部主軸14の嵌合部14kと後端
部14bとは同軸に保持されており、両者14k,14
bの間にはリング状の段差14dが形成されている。
【0017】後部主軸14の後端部14bは第3ベアリ
ング11c、第4ベアリング11dを介して軸心回りに
回転可能な状態でハウジング11に支持されている。こ
こで、前記第3ベアリング11c及び第4ベアリング1
1dは、後部主軸14の回転バランスを考慮して軸方向
に予め決められた寸法だけ離されて位置決めされてい
る。
【0018】前記主軸駆動用モータ15の回転子15r
は、積層した鋼板とアルミにより略円筒形に成形されて
おり、その内径は前部主軸13及び後部主軸14の嵌合
部13k,14kとほぼ等しい寸法に設定されている。
また、前記ハウジング11の内部には、前記回転子15
rを囲む位置に主軸駆動用モータ15の固定子15sが
取付けられている。
【0019】次に、図1(B)に基づいて、主軸装置1
0の製造方法を説明する。先ず、主軸12を一体で成形
した後、その主軸12を回転子15rとの嵌合部の位置
で前後に分割する。前記主軸12を分割する方法として
はワイヤーカット放電加工が好適に使用される。次に、
分割された前部主軸13と後部主軸14の嵌合部13
k,14kを、図に示すように、回転子15rに対して
前後から焼き嵌めする。前述のように、両主軸13,1
4の嵌合部13k,14kの長さは回転子15rの長さ
のほぼ半分に設定されているため、焼き嵌めされること
により両主軸13,14の段差13d,14dは回転子
15rの両端面に当接するとともに、前部主軸13の分
割面13bと後部主軸14の分割面14fとは前記回転
子15rの内部で面接触する。なお、図1(A)では、
作図の関係で両分割面13b,14fは離れているよう
に示されているが、実際には当接している。
【0020】さらに、焼き嵌めの際、両主軸13,14
の嵌合部13k,14kと回転子15rとを接着剤で接
着し、さらに前部主軸13の分割面13bと後部主軸1
4の分割面14fとを同様に接着する。これによって、
前部主軸13と後部主軸14とが回転子15rによって
結合され、主軸12が組み立てられる。このように、主
軸12を前後に分割して各々の主軸13,14を個別に
回転子15rに嵌合させる方式のため、主軸12の前端
部13fと後端部14bの軸径を回転子15rの径に係
わらず自由に大径化することができる。
【0021】このようにして、前記主軸12が組み立て
られると、その主軸12はハウジング11に装着された
主軸駆動用モータ15の固定子15sに通され、第1〜
第4ベアリング11a,11b,11c,11dによっ
てその前端部13fと後端部14bとが支持された状態
で前記ハウジング11に収納される。
【0022】このように、本実施の形態に係る主軸装置
10によると、主軸12の両端部13f,14bの軸径
が嵌合部13k,14kの軸径よりも大径であるため、
主軸の軸径を回転子の内径に等しく設定した従来の方式
と比べ、その主軸の剛性を高めることができる。この結
果、高速回転時における主軸の回転バランスを向上させ
ることができる。
【0023】また、回転子15rの径に係わらず主軸1
2の前端部13fの軸径を大径化できるため、従来より
も大型の工具ホルダーWを装着することができるように
なり、前記主軸12の利用範囲が広くなる。また、主軸
12の径に対する回転子15rの径を小さくできるた
め、回転子15rに加わる遠心力を小さくでき、主軸駆
動用モータ7の寿命延長を図ることができる。
【0024】ここで、本実施の形態においては、主軸1
2を成形した後にワイヤーカット放電加工によりその主
軸12を分割して前部主軸13と後部主軸14とを成形
する例を示したが、これに限られず、前部主軸13と後
部主軸14とを個別に成形する方法でも可能である。ま
た、本実施の形態においては、主軸駆動用モータ15の
回転子15rと前部主軸13及び後部主軸14とを焼き
嵌めし、接着剤により固定する例を示したが、前記回転
子15rと前部主軸13及び後部主軸14とを溶接する
方法でも可能である。さらに、焼き嵌め以外に冷やし嵌
めを利用することも可能である。
【0025】また、本実施の形態においては、前記回転
子15rの材料としてアルミと鋼板による積層体を使用
したが、剛性を高めるためにチタン合金板やマグネシウ
ム合金板を使用しても良い。これによって、回転子15
rの径を大きくでき、その分だけ主軸12の径を大きく
することができる。また、回転子15rの剛性が高まる
ことにより、主軸全体の剛性が向上する。さらに、本実
施の形態においては、主軸12の前端部13fと後端部
14bとをそれぞれ二個のベアリングで支持する例を示
したが、主軸12の回転バランスを考慮しながら適宜増
やすことも可能である。
【0026】(第2の実施の形態)図2は、本発明の第
2の実施の形態に係る主軸装置20の主軸22及び主軸
駆動用モータの回転子25rの側面図を表している。本
実施の形態に係る主軸装置20では、前部主軸23の分
割面23bと後部主軸24の分割面24fとが軸心に対
して一定角度で傾斜するように成形されている。そし
て、両分割面23b,24fが面接触するように、前部
主軸23と後部主軸24が前記回転子25rに対して前
後から嵌め込まれる。なお、前記主軸23,24と回転
子25rとの嵌合方法等は第1の実施の形態に係る主軸
装置10の場合と同様である。この構造により、前部主
軸23と後部主軸24との回転方向の位置ずれを防止す
ることができる。
【0027】(第3の実施の形態)図3は、本発明の第
3の実施の形態に係る主軸装置30の主軸32及び主軸
駆動用モータの回転子35rの側面図を表している。本
実施の形態に係る主軸装置30の主軸32は、前部主軸
33の分割面33bに円形の凹部33hが同軸に形成さ
れており、後部主軸34の分割面34fにその凹部33
hと嵌合する円柱形の凸部34tが同軸に形成されてい
る。そして、前記凹部33hと凸部34tとが嵌合する
ように、前部主軸33と後部主軸34は回転子35rに
対して前後から嵌め込まれる。この構造により、前部主
軸33に対する後部主軸34の半径方向の位置ずれを防
止することができる。また、図3(C)に示されるよう
に、凹部33hと凸部34tとの形状を変えて半径方向
に長く成形することにより、前部主軸33と後部主軸3
4との回転方向の位置ずれを防止することができる。
【0028】(第4の実施の形態)図4は、本発明の第
4の実施の形態に係る主軸装置40の主軸42及び主軸
駆動用モータの回転子45rの側面図を表している。本
実施の形態に係る主軸装置40の主軸42は、前部主軸
43と後部主軸44の嵌合部43k,44kの長さが回
転子45rの長さの1/2よりも短く製作されている。
このため、前部主軸43及び後部主軸44が前記回転子
45rと嵌合した状態で、前記回転子45rの内部には
その前部主軸43と後部主軸44の分割面43b、44
fにより隙間Sが形成される。この隙間Sにより、主軸
42の軸方向の熱膨張が吸収される。
【0029】(第5の実施の形態)図5は、本発明の第
5の実施の形態に係る主軸装置50の主軸52及び主軸
駆動用モータの回転子55rの側面図を表している。本
実施の形態に係る主軸装置50は、第4の実施の形態に
係る主軸装置40の回転子45r内の隙間Sに冷却用の
油を流せるようにしたものである。後部主軸54の中央
軸方向には主通路54mが形成されており、その主通路
54mの一端が後部主軸54の後端面54bで開口して
いる。そして、前記主通路54mの開口に油配管58が
コネクタ56によって接続されている。ここで、前記コ
ネクタ56は油配管58に接続される固定部56sと、
後部主軸54に接続される可動部56mとから構成され
ており、固定部56sと可動部56mとの間にシールが
施されている。
【0030】前記主通路54mの他端は後部主軸54の
内部で複数の分岐通路54yに分けられており、それら
の分岐通路54yが後部主軸54の分割面54fで開口
している。このため、前記油配管58から供給された油
は後部主軸54の主通路54m、分岐通路54yを通っ
て回転子55r内の隙間Sに供給される。前部主軸53
にはその中央軸方向に主通路53mが形成されており、
その主通路53mの一端が前部主軸53の分割面53b
で開口している。また、前記主通路53mの他端は前部
主軸53の内部で複数の分岐通路53tに分けられてお
り、それらの分岐通路53tが前部主軸53のベアリン
グ51の位置で開口している。
【0031】このため、前記隙間S内の油は前部主軸5
3の主通路53m、分岐通路53tを通ってベアリング
51に供給され、ここで潤滑油として使用された後、図
示されていない戻り配管によって油タンクに戻される。
このように、主軸52及び回転子55rの内部に冷却用
の油を通すことができるため、主軸52及び回転子55
rの熱膨張を抑制することができる。なお、本実施の形
態では冷却液として油を使用したが、冷却水を使用する
ことも可能である。また、冷却液を通す通路を回転子5
5rの内壁面に沿って形成することも可能であり、この
ようにすることで回転子55rの冷却効率を上げること
ができる。
【0032】(第6の実施の形態)図6は、本発明の第
6の実施の形態に係る主軸装置60の主軸62及び主軸
駆動用モータの回転子65rの側面図を表している。本
実施の形態に係る主軸装置60では、主軸62の両端部
63f,64bと嵌合部63k,64kとの間に形成さ
れた段差63s,64sによって前記回転子65rの前
後の端面65kを半径方向外側から支持している。この
ため、前記段差63s,64sは円錐凹面状に傾斜して
形成されており、一方、前記回転子65rの端面65k
は前記段差63s,64sと面接触可能なように円錐凸
面状に形成されている。この構造により、前記回転子6
5rが遠心力によって拡開しようとしても、その両端面
65kが主軸62の段差63s,64sによって半径方
向外側から押えられる。このため、前記回転子65rの
遠心力破壊に対する耐久性が向上する。
【0033】
【発明の効果】本発明によると、軸受けに支持される主
軸の端部の軸径が回転子の内径よりも大径であるため、
端部の内径が回転子の内径に等しい従来の主軸よりも剛
性を高くできる。この結果、高速回転時における主軸の
回転バランスが向上して、工作機械の加工精度が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る主軸装置の縦
断面図(A図)と主軸の分解側面図(B図)である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る主軸の側面図
(A図)と主軸の分解側面図(B図)である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る主軸の一部破
断側面図(A図)と主軸の分解側面図(B図)、及び凹
部と凸部との形状を変た場合の主軸図面(C図)であ
る。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係る主軸の側面図
(A図)と主軸の分解側面図(B図)である。
【図5】本発明の第5の実施の形態に係る主軸の側面図
である。
【図6】本発明の第6の実施の形態に係る主軸の側面図
である。
【図7】従来の主軸装置の縦断面図(A図)と、主軸の
分解側面図(B図)である。
【符号の説明】
12 主軸 13 前部主軸 13k 嵌合部 13f 前端部 13d 段差 13b 分割面 14 後部主軸 14k 嵌合部 14b 後端部 14d 段差 14f 分割面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸がモータの筒状の回転子と相対移動
    不能に嵌合しており、その回転子から前後に突出してい
    る主軸の両端部が軸受けを介してハウジングに支持され
    ている主軸装置において、 前記主軸は前記回転子との嵌合部において前後に分割さ
    れており、さらにその主軸の両端部の軸径が前記嵌合部
    の軸径よりも大径である主軸装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された主軸装置におい
    て、 前後の主軸と回転子とが相対移動不能に嵌合している状
    態で、両主軸の分割面が離れている主軸装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された主軸装置におい
    て、 前後の主軸の分割面により形成された隙間には冷却液が
    通される主軸装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載された主軸装置におい
    て、 前後の主軸の分割面は軸心に対して傾斜しており、前記
    主軸と回転子とが嵌合した状態で、それぞれの分割面が
    面接触する主軸装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載された主軸装置におい
    て、 一方の主軸の分割面に形成された凹部と他方の主軸の分
    割面に形成された凸部とが軸方向から嵌合することによ
    り、両主軸は同軸に保持される主軸装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載された主軸装置におい
    て、 回転子の前後の端面が、主軸の両端部と嵌合部との間に
    形成された段差によって半径方向外側から支持されてい
    る主軸装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104806645A (zh) * 2015-04-03 2015-07-29 王慧 一种长轴连轴装置
CN112054625A (zh) * 2019-06-06 2020-12-08 Zf腓特烈斯哈芬股份公司 用于电机的轴

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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