JP2000074173A - 送りねじの冷却装置 - Google Patents

送りねじの冷却装置

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JP2000074173A
JP2000074173A JP10242231A JP24223198A JP2000074173A JP 2000074173 A JP2000074173 A JP 2000074173A JP 10242231 A JP10242231 A JP 10242231A JP 24223198 A JP24223198 A JP 24223198A JP 2000074173 A JP2000074173 A JP 2000074173A
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shaft
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送りねじの回転に支障をきたすことがなく、
円滑にねじ軸を回転させることができ、しかも送りねじ
を円滑にかつ確実に冷却することができるとともに、長
期間使用しても摩耗等の問題が生じにくく、寿命を大幅
に向上させることができる一方、たとえ、摩耗した場合
でも容易に部品交換することができる上に、ねじ軸の長
さに関係なく適用できる送りねじの冷却装置の提供。 【解決手段】 ねじ軸10がこのねじ軸10の軸孔10
0に装着されたアダプタ30とともに回転している際
に、アダプタ30に摺動自在に設けられたシール部材3
2の流通路を介して供給された冷却流体が、アダプタ3
0の連通路を通って軸孔100内に送給され、この軸孔
100内に装着されたパイプ22により仕切られている
流体往路及び流体復路を経由して、ねじ軸10を冷却し
た後、アダプタ30の連通路に戻り、シール部材32の
流通路を介して固定側に排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、マシニン
グセンタなどの工作機械において、テーブルの送り機構
などとして使用されている送りねじの冷却装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、この種のマシニングセンタなどの
工作機械の送り機構においては、送り速度の高速化、高
加減速化並びに工作機械の稼働率の向上により、送りね
じ軸(ボールねじ軸)と、それを回転自在に支持する軸
受部及び上記送りねじ軸にねじ込まれたナット体等から
なる送り系において、これらの送りねじ軸、軸受部及び
ナット体間の摩擦による発熱が増大するようになってき
ている。そして、この送り系の発熱の増大は、送り系の
各部の温度を上昇させ、送り系の各部材に熱変形を生じ
させて、送り精度の劣化につながるという問題を引き起
こす。
【0003】ところで、この問題を解決するための従来
技術として、特公平4ー80265号公報に記載の送り
ねじ軸の冷却装置が知られている。この従来の送りねじ
の冷却装置は、回転するねじ軸に軸穴を設け、この軸穴
のに回転しない片持ち固定の中空管(パイプ)を内装
し、ねじ軸の軸穴の内面と中空管との間の空隙及び中空
管の内部に冷却液を循環させることにより、ねじ軸を冷
却するようにしている。
【0004】また、上記特公平4ー80265号公報に
は、回転するねじ軸に軸穴を設け、この軸穴の内部に中
空管を固定して二重管構造とし、上記ねじ軸の端部に半
径方向に複数の小孔をあけて、この小孔の両側のねじ軸
に一対のシールを摺動自在に設け、これらのシールによ
り液封された小孔を介して冷却液をねじ軸の軸穴の内面
と中空管との空隙に供給するとともに、中空管の内部を
通った冷却液を中空管の端部から排出する送りねじの冷
却装置が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の送りねじの冷却装置のうち、前者の、回転するねじ
軸の軸穴内に、回転しない片持ち固定の中空管を装着し
たものにあっては、以下の問題を生じる。すなわち、 (1)回転する長いねじ軸の軸穴の中に、一緒に回転し
ない細長い中空管を片持ち固定しているために、中空管
がその自由端において半径方向外方に向かって振れ易
く、軸穴の内面と接触し易いという問題がある。 (2)片持ち固定の中空管にあっては、送り系や中空管
の固有振動数あるいは冷却流体の流れにより振動を生じ
易く、送りストロークの大きな機械には適用できないと
いう問題がある。
【0006】また、上記従来の送りねじの冷却装置のう
ち、後者の、中空管がねじ軸とともに回転する二重管構
造のものにあっては、ねじ軸の端部に半径方向に複数の
小孔をあけ、これらの小孔の両側のねじ軸に一対のシー
ルを摺動自在に設け、これらのシールにより液封された
小孔を介して冷却液をねじ軸の軸穴内に供給するように
しているために、以下のような問題を生じる。すなわ
ち、 (3)上記シールを直接ねじ軸に摺動自在に設けている
ため、このシールの径が大きくなる。したがって、ねじ
軸が高速回転している際に、シール部に摺接するねじ軸
の周速が大きくなって、シールが摩耗し易く、シールの
寿命が短くなるとともに、ねじ軸の外周にもシールとの
摺動による摩耗痕が現れる。そして、ねじ軸が摩耗した
場合には交換が容易ではないという問題がある。 (4)ねじ軸に直接シールを摺動自在に設けているか
ら、シールの径が大きくなり、その分だけ慣性(イナー
シャ)が大きくなるという問題がある。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、送りねじの回転に支障を
きたすことがなく、円滑にねじ軸を回転させることがで
き、しかも送りねじを円滑にかつ確実に冷却することが
できるとともに、長期間使用しても摩耗等の問題が生じ
にくく、寿命を大幅に向上させることができる一方、た
とえ、摩耗した場合でも容易に部品交換することができ
る上に、ねじ軸の長さに関係なく適用できる送りねじの
冷却装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、少
なくとも一端部を回転自在に支持されたねじ軸と、この
ねじ軸にねじ込まれたナット体と、上記ねじ軸の一方の
端部に開口端を設けて、上記ねじ軸の軸線に沿って穿設
された軸孔とを具備する送りねじの冷却装置において、
上記ねじ軸の軸孔が、この軸孔内に装着された仕切部材
により冷却流体の流体往路と流体復路に仕切られ、上記
ねじ軸の軸孔の開口端に、上記冷却流体の流体往路及び
流体復路にそれぞれ連通する連通路を備えたアダプタが
装着され、このアダプタに、上記アダプタの各連通路に
それぞれ連通する流通路を備えたシール手段が摺動自在
に設けられたものである。この請求項1にあっては、ね
じ軸がこのねじ軸の軸孔の開口端に装着されたアダプタ
とともに回転している際に、アダプタに摺動自在に設け
られたシール手段の流通路を介して供給された冷却流体
が、アダプタの連通路を通って軸孔内に送給され、この
軸孔内に装着された仕切部材により仕切られている流体
往路及び流体復路を経由して、ねじ軸(ナット体、軸受
部)を冷却した後、アダプタの連通路に戻り、シール手
段の流通路を介して固定側に排出される。
【0009】本発明の請求項2は、仕切部材が、ねじ軸
の軸孔内に装着されたパイプから構成され、このパイプ
とねじ軸との間に振れ止め部材が設けられたものであ
る。この請求項2にあっては、ねじ軸の軸孔内に装着さ
れたパイプによって、ねじ軸を二重管構造にして、ねじ
軸の軸孔の内壁面とパイプの外周面との間の空間と、パ
イプの内部の空間とを、それぞれ冷却流体の通路とし
て、ねじ軸の冷却を行うとともに、パイプとねじ軸との
間に設けられた振れ止め部材によって、ねじ軸内のパイ
プを支持して、このパイプの回転中の振動を防止する。
この場合、ねじ軸の軸孔の内壁面とパイプの外周面との
間の空間が流体往路あるいは流体復路のどちらか一方に
限定され、この空間を流れる冷却流体が一方向に限られ
るから、ねじ軸の軸線に直交する面内において、同じ条
件でねじ軸の冷却を行える。したがって、ねじ軸の軸線
まわりにおいて、冷却むらが生じることがない。
【0010】本発明の請求項3は、仕切部材が、ねじ軸
の軸孔の内壁面に当接し、かつねじ軸の軸線に沿った複
数のスプライン溝を有する形材から構成されたものであ
る。この請求項3にあっては、複数のスプライン溝を有
する形材をねじ軸の軸孔の内壁面に当接することによ
り、この形材のがたつきを防ぎ、形材を確実にねじ軸の
軸孔内に装着、固定するとともに、上記複数のスプライ
ン溝に冷却流体を循環させることにより、ねじ軸を冷却
する。この場合、冷却流体と接触しているねじ軸の軸孔
の内壁面が直接冷却されるのに加えて、形材が上記内壁
面に当接しているから、特に、熱伝導率の高い形材を使
用すればするほど、形材のスプライン溝面が冷却流体に
よって冷却されることにより、形材を介してねじ軸が間
接的に冷却される。したがって、冷却面積を増やせるか
ら、より効率的な冷却が可能となる。
【0011】本発明の請求項4は、仕切部材が、ねじ軸
の軸孔の内壁面に当接し、かつ複数の螺旋溝を有する形
材から構成されたものである。この請求項4にあって
は、複数の螺旋溝を冷却流体の流体通路(流体往路、流
体復路)とすることにより、上記請求項3のスプライン
溝の場合に比べて、より長い流路長が確保されるから、
その分、冷却流体とねじ軸とがより長い間接触してお
り、ねじ軸から冷却流体への熱の移動がより良好に行わ
れ、熱交換効率が向上して、ねじ軸が効果的に冷却され
る。
【0012】本発明の請求項5は、仕切部材が、ねじ軸
の軸孔の内壁面に当接し、この内壁面との間に流体通路
を有する形材から構成され、この形材の内部に中空孔が
形成されたものである。この請求項5にあっては、形材
をねじ軸の軸孔の内壁面に当接して、形材をねじ軸内に
固定するとともに、形材とねじ軸の軸孔の内壁面との間
の空間及び形材の中空孔を利用して冷却流体を循環させ
て、ねじ軸の冷却を行う。この場合、上記請求項2のパ
イプと同様に、ねじ軸の軸孔の内壁面との間の空間の冷
却流体の流れを行きあるいは戻りのどちらか一方に限定
できるから、ねじ軸が、その軸線まわりに均一に冷却さ
れる。
【0013】また、上記請求項3〜5記載の形材をアル
ミ等で形成するようにすれば、その高い熱伝導率により
冷却効率が高められるとともに、軟質であることによ
り、ねじ軸の軸孔に形材をならわせやすく、軸孔の内壁
面と形材とをしっかりと当接しやすい。
【0014】発明の請求項6は、仕切部材がその長さ方
向に沿って複数に分割され、かつこれらの分割体が互い
に係合されるように構成されたものである。この請求項
6にあっては、互いに係合された複数の分割体によって
仕切部材を構成することにより、短い部品(分割体)を
継ぎ足してねじ軸の軸孔内に挿入し固定することが可能
になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図13に基づいて本
発明の実施の形態を説明する。図1〜図5は本発明の第
1の実施の形態を示すもので、これらの図において符号
10はボールねじのねじ軸である。このねじ軸10は、
その両端部にそれぞれ設けられた軸受部12、14によ
り回転自在に支持されている。そして、上記ねじ軸10
の基端には、駆動モータ16の出力軸160が衝き合わ
されて、カップリング18により連結されている。ま
た、上記ねじ軸10の中間部に形成されたねじ部にはナ
ット体20がねじ込まれており、上記駆動モータ16の
出力軸160を回転させることにより、ねじ軸10の回
転にともない、ナット体20が、ねじ軸10の軸線に沿
って往復移動するように構成されている。
【0016】上記ねじ軸10の基端部を回転自在に支持
する軸受部12は、図1に示すように、ねじ軸10の基
端部に形成された小径部において、中空状の支持部材1
20とねじ軸10との間に装着された4個の軸受121
と、上記ねじ軸10の、各軸受121の両側にそれぞれ
装着され、かつこれらの軸受121の内輪部材を挟持す
る押さえ部材122、123と、上記支持部材120の
内部に取り付けられ、かつ各軸受121の外輪部材を支
持部材120とともに挟持する固定部材124とから構
成されている。
【0017】また、上記ねじ軸10の先端部を回転自在
に支持する軸受部14は、上記軸受部12と略同様の構
成を有するものであり、図1と図2に示すように、ねじ
軸10の先端部に形成された小径部において、中空状の
支持部材140とねじ軸10との間に装着された2個の
軸受141と、上記ねじ軸10の、各軸受141の両側
にそれぞれ装着され、かつこれらの軸受141の内輪部
材を挟持する筒状部材142及び押さえ部材143、1
44と、上記支持部材140とこの支持部材140の開
口部をおおうカバー部材146との間の内部に取り付け
られ、かつ各軸受141の外輪部材を支持部材140と
ともに挟持する固定部材145とから構成されている。
【0018】上記ねじ軸10の中心部には、その軸線に
沿って軸孔100が形成されており、この軸孔100の
内部にはパイプ22が装着されている。そして、このパ
イプ22の基端部は、図5に示すように、ねじ軸10の
軸孔100とパイプ22との間に挿し込まれたパイプ押
さえ24によってねじ軸10の軸孔100内に固定され
ているとともに、ねじ軸10の軸孔100の基端には、
この基端を閉塞するプラグ26がねじ込まれている。ま
た、パイプ22の基端部には複数の小穴220が形成さ
れている。
【0019】さらに、上記パイプ22の、軸線方向中央
部外周には、図4に示すように、3個の円柱状の振れ止
め部材28が、パイプ22の周まわりに等間隔をあけて
固着されており、これらの振れ止め部材28は、ねじ軸
10の軸孔100の内壁面に当接してパイプ22を支持
するようになっている。
【0020】上記ねじ軸10の軸孔100の先端には、
図1〜図3に示すように、中空状のアダプタ30の基端
部が挿し込まれており、このアダプタ30の中間部に形
成されたフランジ部300が、Oリング305を介して
液密状態を保持しつつ、ねじ軸100の先端面にボルト
301により取り付けられている。そして、上記アダプ
タ30に形成された中心孔(連通路)302には、一対
の断面半円形状の溝部(連通路)303と、これらの溝
部303に連なり、かつアダプタ30の外方に開口する
小孔(連通路)304とがそれぞれ形成されている。ま
た、上記アダプタ30の中心孔302には、上記パイプ
22の先端部が挿し込まれて固定されている。
【0021】さらに、上記軸受部140のカバー部材1
46には、上記アダプタ30の小孔304の両側を封止
する一対の環状のシール部材32が装着されており、こ
れらのシール部材32間の空間に連通する流通路34
と、アダプタ30の先端側に位置するシール部材32と
上記カバー部材146との間の空間に連通する流通路3
6とが、それぞれ、カバー部材146の内部に形成され
ている。そして、上記カバー部材146に形成された各
流通路34、36は、それぞれ、冷却流体の排出管38
及び供給管40に連結されている。
【0022】次に、上記のように構成された冷却装置を
用いて、ボールねじを冷却する場合について説明する。
まず、駆動モータ16を駆動して、その出力軸160を
介して、ねじ軸10を回転させ、ナット体20をねじ軸
10の軸線に沿って移動させるに際して、クーラーから
送られてきた冷却流体(冷却液)を、供給管40を介し
てカバー部材146内の流通路36内に供給すると、こ
の流通路36に供給された冷却流体は、アダプタ30の
中心孔302に装着されたパイプ22内を通って、パイ
プ22の基端部にまで達する。
【0023】次いで、この冷却流体は、このパイプ22
の基端部に形成された小穴220を介して、パイプ22
の外周面とねじ軸10の軸孔100の内壁面との間の空
間に入り、この空間を通ってねじ軸10の先端部まで戻
る。そして、このねじ軸10の先端まで戻ってきた冷却
流体は、ねじ軸10とパイプ22との間に装着されたア
ダプタ30の溝部303及びこの溝部303に連なる小
孔304を介して、一対のシール部材32間の空間を通
ってカバー部材146の流通路34に入り、さらに、こ
の流通路34に連結されている排出管38を介してクー
ラーに戻される。
【0024】このように、本実施の形態の冷却装置にお
いては、ボールねじを動作させるに際して、冷却流体
を、パイプ22の内部及びこのパイプ22とねじ軸10
の軸孔100の内壁面との間の空間を利用して循環させ
るから、ねじ軸10、両軸受部12、14及びナット体
20が円滑にかつ確実に冷却されるとともに、カップリ
ング18を介して、駆動モータ16の出力軸160が冷
却され、この出力軸160の冷却効率が向上する。
【0025】この場合、上記パイプ22は、その中央部
において振れ止め部材28を介して、ねじ軸10の軸孔
100の内壁面に当接し、この内壁面によって確実に支
持されているから、ねじ軸10が回転している際に、内
部のパイプ22が振れ動くことがなく、軸孔100の内
壁面に接触する等の不具合が起こることがない。したが
って、ねじ軸10が長い場合であっても、内部にパイプ
22を容易に装着できる。
【0026】また、ねじ軸10の先端に着脱可能にアダ
プタ30を設け、このアダプタ30に一対のシール部材
32を摺動自在に設けるようにしたから、シール部材3
2に摺動するアダプタ30の外径をねじ軸10の外径よ
り小さくすることができることにより、上記従来のねじ
軸の外周面にシール部材を摺動自在に設ける構成に比べ
て、シール部材32の径を小さくすることができる。
【0027】したがって、ねじ軸10が高速回転してい
る際に、シール部材32に摺動するアダプタ30の周速
を低減できるから、このシール部材32の、アダプタ3
0との接触による摩耗を減少させることができ、シール
部材32の寿命を大幅に向上させることができる。
【0028】そして、長期間の使用によりシール部材3
2が摩耗した場合には、軸受部14のカバー部材146
を支持部材140から取り外して、新しいシール部材3
2と交換する。この場合、駆動モータ16側の軸受部1
2に比べて、上記軸受部14には、交換作業の支障とな
るものがないので、シール部材32の交換作業を円滑に
行うことができる。
【0029】また、万一、シール部材32によってアダ
プタ30に摩耗痕が生じた場合には、カバー部材146
及びシール部材32を取り除き、かつアダプタ30をね
じ軸10から取り外して、新たなアダプタ30と交換す
ればよいから、交換作業を極めて容易に行える。さら
に、上記従来のねじ軸の外周面にシール部材を摺動自在
に設ける構成のように、ねじ軸10に径方向に穴を開け
るというような難しい加工を施す必要がない。
【0030】なお、上記実施形態においては、パイプ2
2の内部を冷却流体の流体往路とし、パイプ22と軸孔
100の内壁面とで構成される空間を流体復路とする構
成で説明したが、これに限らず、パイプ22と軸孔10
0の内壁面とで構成される空間を流体往路とし、パイプ
22の内部を流体復路とする構成でもよいことは言うま
でもない。
【0031】この場合、ねじ軸10の軸孔100の内壁
面とパイプ22の外周面との間の空間を流体復路(ある
いは流体往路)として限定でき、この空間を流れる冷却
流体を一方向にすることができるから、ねじ軸10の軸
線に直交する面内において、軸孔100の内壁面の全周
にわたって、同条件で冷却することができる。したがっ
て、ねじ軸10の軸線まわりにおいて、冷却むらが生じ
ることがなく、均一に冷却することができる。
【0032】また、本実施形態にあっては、アダプタ3
0の連通路として、図3に示すように、アダプタ30の
中心孔302に形成した一対の溝部303及びこの溝部
303に連なる小孔304を用いて説明したが、形状や
数量等はこれに限られるものではなく、要するに、アダ
プタ30の端面から外周面にいたる連通路が確保できれ
ばよい。さらに、本実施形態においては、振れ止め部材
28として、図4に示すように、3個の円柱状の部材を
用いて説明したが、形状や数量等はこれに限られるもの
ではなく、要は、パイプ22とねじ軸10の軸孔100
との間に介在して円滑にパイプ22を支持できるような
構成であればよい。
【0033】次に、図6〜図11に基づいて本発明の第
2の実施の形態を説明する。この第2の実施形態は、図
1〜図5に示す上記第1の実施形態のパイプ22及びア
ダプタ30の代わりに、複数の(図においては4つの)
スプライン溝500を有する形材50及びアダプタ52
をねじ軸10に設けるものである。そして、第2の実施
形態のその他の構成は、上記第1の実施形態と同様なの
で、同様の構成要素には同符号を付けて説明を簡略化す
る。
【0034】上記形材50は、アルミ等の高い熱伝導率
を有しかつ軟質の金属から形成された円柱部材の外周面
に、等間隔に上記複数のスプライン溝500を、該円柱
部材の軸線方向に沿って加工したものである。そして、
上記ねじ軸10の軸孔100内には、複数の形材50
が、その端部を互いに衝き合わせて装着されているとと
もに、各形材50の外周面は、図9に示すように、上記
軸孔100の内壁面に当接するように構成されている。
【0035】また、上記各形材50のうち駆動モータ1
6側の形材50の基端部には、図10に示すように、突
起部501が形成されており、この突起部501の外側
において、当該形材50と、ねじ軸10の軸孔100を
閉塞するプラグ26との間には、各形材50を先端側
(図10において下方)に付勢するバネ54が装着され
ている。
【0036】さらに、衝き合わされている各形材50の
端部には、互いに係合する段差部502が形成されてお
り、これらの段差部502どうしが係合することによ
り、上記各形材50のスプライン溝500どうしが合致
して、各形材50が単独でその軸線まわりに回転しない
ようになっている。
【0037】上記ねじ軸10の軸孔100の先端部に装
着された上記アダプタ52の基端部には、上記形材50
の段差部502に係合する段差部520が形成されてい
る。そして、上記アダプタ52の中間部に形成されたフ
ランジ部521が、Oリング522を介して液密状態を
保持しつつ、ねじ軸100の先端面にボルト523によ
り取り付けられている。
【0038】また、上記アダプタ52には、上記形材5
0の各スプライン溝500に連通する直線状及び略L字
状の連通孔(連通路)524、525が、それぞれ、ア
ダプタ52の軸線まわりに交互に配置されて形成されて
いる。そして、上記略L字状の連通孔525の、アダプ
タ52の外周面に形成された開口には、上記シール部材
32間の空間を介して上記カバー部材146の流通路3
4が連通されており、上記直線状の連通孔524には、
アダプタ52の先端側に位置するシール部材32と上記
カバー部材146との間の空間を介して流通路36が連
通されている。
【0039】上記のように構成された送りねじの冷却装
置において、ボールねじを動作させるに際して、クーラ
ーから送られてきた冷却流体(冷却液)を、供給管40
を介してカバー部材146内の流通路36内に供給する
と、この流通路36に供給された冷却流体は、アダプタ
52の連通孔524と、この連通孔524に連通し、か
つ流体往路となる各形材50のスプライン溝500とを
通って、ねじ軸10の軸孔100の基端部に至り、次い
で、形材50の基端面とプラグ26との間の空間を経
て、流体復路となる各形材50のスプライン溝500を
戻り、アダプタ52の連通孔525、一対のシール部材
32間の空間を介して、カバー部材146の流通路34
に入り、さらに、この流通路34に連結されている排出
管38を介してクーラーに戻される。
【0040】この場合、この第2の実施形態において
は、上記第1の実施形態と同様に、ねじ軸10、両軸受
部12、14及びナット体20、さらに、カップリング
18を介して、駆動モータ16の出力軸160の効果的
な冷却が行われるとともに、シール部材32の径を小さ
くすることができることにより、シール部材32の寿命
の向上が図られ、しかもねじ軸10に摩耗痕を生じるこ
とがなくて、シール部材32やアダプタ52が摩耗した
場合の交換作業が容易であるという優れた効果を奏す
る。
【0041】また、本実施形態においては、形材50の
外周面がねじ軸10の軸孔100の内壁面に当接してい
るから、ねじ軸10が高速で回転していても、内部に装
着されている形材50が、がたつくことはなく、ねじ軸
10の高速回転やねじ軸10内に供給される冷却流体の
流通に支障をきたすことがないとともに、形材50が軸
孔100の内壁面に支持案内されるから、形材50に廻
り止め(段差部502)を形成することにより、複数の
短い形材50を順次軸孔100内に挿入して容易に各形
材50どうしを連結した状態で固定することができる。
【0042】その上、上記形材50がアルミ等の高い熱
伝導率を有し、かつ軟質の金属から構成されているか
ら、冷却効率が高められるとともに、ねじ軸10の軸孔
100に形材50をならわせやすく、軸孔100の内壁
面と形材50とを密着した状態で当接することができ
る。したがって、冷却流体と接触しているねじ軸10の
軸孔100の内壁面が直接冷却されるのに加えて、形材
50が上記内壁面に当接しているから、形材50のスプ
ライン溝500面が冷却流体によって冷却されることに
より、形材50を介してねじ軸10が間接的に冷却され
る。この結果、冷却面積を増やせるから、より効率的な
冷却を行うことができる。
【0043】なお、上記第2の実施形態である廻り止め
(段差部502)を形成した複数の形材50を順次軸孔
100内に挿入して形材50どうしを連結した構成に関
しては、上記第1の実施形態のパイプ22において、各
パイプ22にそれぞれ振れ止め部材28を設けるととも
に、複数のパイプ22を互いに衝き合わせて、この衝き
合わせ部に設けた廻り止めにより互いに係合するように
構成してもよい。これにより、上記パイプ22において
も、上記スプライン溝500を有する形材50と同様の
作用効果を奏することができる。
【0044】さらに、上記形材50は、その外周面にス
プライン溝500を形成するだけでよいので、製作が容
易で、長い形材であっても、精度良く加工することがで
きる。したがって、形材50の外周面とねじ軸10の軸
孔100の内壁面との間の隙間を抑制することができ、
流体往路と流体復路との間を遮断できるとともに、敢え
て、複数に分割した形材50を互いに連結した構成で軸
孔100内を仕切るようにしなくとも、連続した1本の
長い形材50を用いてもよい。
【0045】なお、上記第2の実施形態のスプライン溝
500を有する形材50の代わりに、図12に示すよう
に、2条以上の螺旋溝600を有する形材60を用いて
もよい。この場合には、上記第2の実施形態と同様の効
果を奏する上に、複数の螺旋溝600を冷却流体の流体
通路(流体往路、流体復路)とすることにより、上記ス
プライン溝500を流体通路にする場合に比べて、より
長い流路長が確保されるから、その分、冷却流体とねじ
軸10とがより長い間接触しており、ねじ軸10から冷
却流体への熱の移動がより良好に行われ、ねじ軸10が
効果的に冷却される。
【0046】なおまた、上記スプライン溝500あるい
は螺旋溝600を有する形材50、60の代わりに、図
13に示すように、ねじ軸10の軸孔100に角パイプ
70を装着して、角パイプ70の外角部を軸孔100の
内壁面に当接するようにしてもよい。また、外周部に1
条以上の螺旋溝600あるいはスプライン溝500を有
する形材60、50の中心部に貫通孔を設けた構成でも
よいことは言うまでもない。
【0047】これらの角パイプ70、あるいは中心部に
貫通孔を有する形材50、60においては、角パイプ7
0、各形材50、60と軸孔100の内壁面との間の空
間を流体復路(あるいは流体往路)とし、かつ内部の貫
通孔を流体往路(あるいは流体復路)とすることによ
り、上記各実施形態と同様に、ねじ軸10を冷却するこ
とができる。この場合、上記パイプ22と同様に、ねじ
軸10の軸孔100の内壁面との間の空間の冷却流体の
流れを行きあるいは戻りのどちらか一方に限定できるか
ら、ねじ軸10を、その軸線まわりに均一に冷却するこ
とができる。
【0048】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、ねじ軸がこ
のねじ軸の軸孔の開口端に装着されたアダプタとともに
回転している際に、アダプタに摺動自在に設けられたシ
ール手段の流通路を介して供給された冷却流体が、アダ
プタの連通路を通って軸孔内に送給され、この軸孔内に
装着された仕切部材により仕切られている流体往路及び
流体復路を経由して、ねじ軸(ナット体、軸受部)を冷
却した後、アダプタの連通路に戻り、シール手段の流通
路を介して固定側に排出されることにより、送りねじの
回転に支障をきたすことがなく、円滑にねじ軸を回転さ
せることができ、しかも送りねじを円滑にかつ確実に冷
却することができる。
【0049】また、ねじ軸の開口端にアダプタを設け、
このアダプタにシール手段を摺動自在に設けるようにし
たから、シール手段に摺動するアダプタの外径をねじ軸
の外径より小さくすることができることにより、上記従
来のねじ軸の外周面にシール部材を摺動自在に設ける構
成に比べて、シール手段の径を小さくすることができ
る。
【0050】したがって、ねじ軸が高速回転している際
に、シール手段に摺動するアダプタの周速を低減できる
から、このシール手段の、アダプタとの接触による摩耗
を減少させることができ、シール手段の寿命を大幅に向
上させることができて、長期間使用しても摩耗等の問題
が生じにくいとともに、たとえ、摩耗した場合でも容易
に部品交換することができる上に、ねじ軸の長さに関係
なく適用できる。
【0051】本発明の請求項2によれば、ねじ軸の軸孔
内に装着されたパイプによって、ねじ軸を二重管構造に
して、ねじ軸の軸孔の内壁面とパイプの外周面との間の
空間と、パイプの内部の空間とを、それぞれ冷却流体の
通路とすることにより、ねじ軸の冷却を効率的に行うこ
とができるとともに、パイプとねじ軸との間に設けられ
た振れ止め部材によって、ねじ軸内のパイプを支持する
ことにより、このパイプの回転中の振動を確実に防止す
ることができる。この場合、ねじ軸の軸孔の内壁面とパ
イプの外周面との間の空間が流体往路あるいは流体復路
のどちらか一方に限定され、この空間を流れる冷却流体
が一方向に限られるから、ねじ軸の軸線に直交する面内
において、同じ条件でねじ軸の冷却を行うことができ
る。したがって、ねじ軸の軸線まわりにおいて、冷却む
らが生じることがなく、均一に冷却することができ
る。。
【0052】本発明の請求項3によれば、複数のスプラ
イン溝を有する形材をねじ軸の軸孔の内壁面に当接する
ことにより、この形材のがたつきを容易に防ぐことがで
き、形材を確実にねじ軸の軸孔内に装着、固定すること
ができるとともに、上記複数のスプライン溝に冷却流体
を循環させることにより、ねじ軸を効果的に冷却するこ
とができる。この場合、冷却流体と接触しているねじ軸
の軸孔の内壁面が直接冷却されるのに加えて、形材が上
記内壁面に当接しているから、特に、熱伝導率の高い形
材を使用すればするほど、形材のスプライン溝面が冷却
流体によって冷却されることにより、形材を介してねじ
軸を間接的に冷却することができる。したがって、冷却
面積を増やせるから、より効率的な冷却を行うことがで
きる。
【0053】本発明の請求項4によれば、複数の螺旋溝
を冷却流体の流体通路(流体往路、流体復路)とするこ
とにより、上記請求項3のスプライン溝の場合に比べ
て、より長い流路長が確保されるから、その分、冷却流
体とねじ軸とがより長い間接触することができ、ねじ軸
から冷却流体への熱の移動をより良好に行うことができ
て、熱交換効率を向上させることができ、ねじ軸を円滑
に冷却することができる。
【0054】本発明の請求項5によれば、形材をねじ軸
の軸孔の内壁面に当接することにより、形材をねじ軸内
にしっかりと固定することができるとともに、形材とね
じ軸の軸孔の内壁面との間の空間及び形材の中空孔を利
用して冷却流体を循環させることにより、ねじ軸の冷却
を確実に行うことができる。この場合、上記請求項2の
パイプと同様に、ねじ軸の軸孔の内壁面との間の空間の
冷却流体の流れを行きあるいは戻りのどちらか一方に限
定できるから、ねじ軸を、その軸線まわりに均一に冷却
できる。
【0055】発明の請求項6によれば、互いに係合され
た複数の分割体によって仕切部材を構成することによ
り、短い部品(分割体)を継ぎ足すことにより、ねじ軸
の軸孔内に挿入し固定することができる。したがって、
長いねじ軸においても、円滑に適用することができて、
効果的に冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図2】 ねじ軸の先端側の軸受部を示す断面図であ
る。
【図3】 図2のIII−III線に沿った断面図であ
る。
【図4】 図2のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】 ねじ軸の基端部を示す断面図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図7】 ねじ軸の先端側の軸受部を示す断面図であ
る。
【図8】 図7のVIII−VIII線に沿った断面図
である。
【図9】 図7のIX−IX線に沿った断面図である。
【図10】 ねじ軸の基端部を示す断面図である。
【図11】 形材の一例を示す斜視図である。
【図12】 形材の他の一例を示す斜視図である。
【図13】 形材の別の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ねじ軸 20 ナット体 22 パイプ 28 振れ止め部
材 30、52 アダプタ 32 シール部材
(シール手段) 34、36 流通路 50、60 形材 70 角パイプ(形材) 100 軸孔 146 カバー部材(シール手段) 302 中心孔
(連通路) 303 溝部(連通路) 304 小孔(連
通路) 500 スプライン溝 524、525
連通孔(連通路) 600 螺旋溝

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一端部を回転自在に支持され
    たねじ軸と、このねじ軸にねじ込まれたナット体と、上
    記ねじ軸の一方の端部に開口端を設けて、上記ねじ軸の
    軸線に沿って穿設された軸孔とを具備する送りねじの冷
    却装置において、 上記ねじ軸の軸孔が、この軸孔内に装着された仕切部材
    により冷却流体の流体往路と流体復路に仕切られ、上記
    ねじ軸の軸孔の開口端に、上記冷却流体の流体往路及び
    流体復路にそれぞれ連通する連通路を備えたアダプタが
    装着され、このアダプタに、上記アダプタの各連通路に
    それぞれ連通する流通路を備えたシール手段が摺動自在
    に設けられたことを特徴とする送りねじの冷却装置。
  2. 【請求項2】 仕切部材が、ねじ軸の軸孔内に装着され
    たパイプから構成され、このパイプとねじ軸との間に振
    れ止め部材が設けられたことを特徴とする請求孔1記載
    の送りねじ軸の冷却装置。
  3. 【請求項3】 仕切部材が、ねじ軸の軸孔の内壁面に当
    接し、かつねじ軸の軸線に沿った複数のスプライン溝を
    有する形材から構成されたことを特徴とする請求項1記
    載の送りねじの冷却装置。
  4. 【請求項4】 仕切部材が、ねじ軸の軸孔の内壁面に当
    接し、かつ複数の螺旋溝を有する形材から構成されたこ
    とを特徴とする請求項1記載の送りねじの冷却装置。
  5. 【請求項5】 仕切部材が、ねじ軸の軸孔の内壁面に当
    接し、この内壁面との間に流体通路を有する形材から構
    成され、この形材の内部に中空孔が形成されたことを特
    徴とする請求項1記載の送りねじの冷却装置。
  6. 【請求項6】 仕切部材がその長さ方向に沿って複数に
    分割され、かつこれらの分割体が互いに係合されるよう
    に構成されたことを特徴とする請求項1、2、3、4ま
    たは5記載の送りねじの冷却装置。
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