JP3493516B2 - 水素吸蔵合金及びその製造方法 - Google Patents

水素吸蔵合金及びその製造方法

Info

Publication number
JP3493516B2
JP3493516B2 JP36519498A JP36519498A JP3493516B2 JP 3493516 B2 JP3493516 B2 JP 3493516B2 JP 36519498 A JP36519498 A JP 36519498A JP 36519498 A JP36519498 A JP 36519498A JP 3493516 B2 JP3493516 B2 JP 3493516B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrogen storage
storage alloy
alloy
general formula
type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP36519498A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000234133A (ja
Inventor
清隆 安田
善樹 坂口
朗 内山
大輔 向井
真吾 菊川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP36519498A priority Critical patent/JP3493516B2/ja
Application filed by Mitsui Mining and Smelting Co Ltd filed Critical Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Priority to US09/582,880 priority patent/US6372059B1/en
Priority to AT99959787T priority patent/ATE254187T1/de
Priority to PCT/JP1999/006988 priority patent/WO2000036171A1/ja
Priority to EP99959787A priority patent/EP1055740B1/en
Priority to CA002318422A priority patent/CA2318422C/en
Priority to DE69912748T priority patent/DE69912748T2/de
Publication of JP2000234133A publication Critical patent/JP2000234133A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3493516B2 publication Critical patent/JP3493516B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/36Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
    • H01M4/38Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of elements or alloys
    • H01M4/383Hydrogen absorbing alloys
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S420/00Alloys or metallic compositions
    • Y10S420/90Hydrogen storage

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水素吸蔵合金及び
その製造方法に関し、詳しくは合金中のコバルトの含有
割合を極めて少なくしつつ、微粉化特性及び水素吸蔵特
性(PCT特性)に優れ、しかも電池特性として重要
な、初期活性に優れるばかりか、電動工具等の高出力特
性やハイブリッド電気自動車用途の低温特性が良好な水
素吸蔵合金及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
ニッケル−カドミウム蓄電池に代わる高容量アルカリ蓄
電池として、水素吸蔵合金を負極に用いたニッケル−水
素蓄電池(二次電池)が注目されている。この水素吸蔵
合金は、現在では希土類系の混合物であるMm(ミッシ
ュメタル)とNi、Al、Mn、Coとの5元素の水素
吸蔵合金が汎用されている。
【0003】このMm−Ni−Mn−Al−Co合金
は、La系のそれに比べて比較的安価な材料で負極を構
成でき、サイクル寿命が長く、過充電時の発生ガスによ
る内圧上昇が少ない密閉型ニッケル水素蓄電池を得るこ
とができることから、電極材料として広く用いられてい
る。
【0004】現在用いられているMm−Ni−Mn−A
l−Co合金は、合金の微粉化を抑制してサイクル寿命
を長くしているが、一般的にこの微粉化抑制のためには
10重量%程度のCo(原子比で0.6〜1.0)を必
要とすることが知られている。また、優れた水素吸蔵特
性及び耐食性を得るためにも一定量のCoの含有は必要
とされている。
【0005】しかしながら、Coの含有率が高いとそれ
だけ原料コストが高くなり、原料コストの面から問題視
されている。特に、電気自動車用電源(EV:Electric
Vehicle)等の大型電池への適用やニッケル−水素蓄電
池の更なる市場の増大に対しては、原料コストは、電極
負極材料の選定において大きな割合を占め、このことが
問題となっていた。
【0006】このような問題を解決するために、特開平
9−213319号公報には、Mm−Ni−Mn−Al
−Co系合金の組成を変化させ、これにさらに少量の1
元素を加えることが提案されている。同公報に記載の水
素吸蔵合金粉末を負極に用いることによって、Coが少
量にも拘わらず、合金の微粉化による負極の劣化を一定
限度抑制し、電池のサイクル寿命を長くすることができ
る。
【0007】しかしながら、特開平9−213319号
公報にある組成合金は、必ずしも特性が安定しておら
ず、そのため本発明者らによる特願平9−318760
号では、良好な初期活性を得るための組成と製造方法が
提案されており、これにより低Co合金は特定の用途で
使用されるに至っている。
【0008】しかるに、同公報(特開平9−21331
9号公報、特願平9−318760号)に開示の水素吸
蔵合金を用いた場合には、出力特性、特に低温での出力
が十分ではなく、電動工具等の高出力特性やハイブリッ
ド電気自動車用途としては使用できないという問題があ
る。
【0009】従って、本発明の目的は、コバルトの含有
割合を極めて少なくすることによって製造コストを低減
し、かつ微粉化特性及び水素吸蔵特性に優れると共に、
良好な出力特性及び初期特性を有する水素吸蔵合金及び
その製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は種々の研究
を重ねた結果、AB5 型合金組成を特定の化学量論組成
(Bサイトリッチ)とし、上記組成範囲、特に4.0<
Ni≦4.3、0.25≦Mn≦0.4とし、かつc軸
が一定範囲にある水素吸蔵合金によって、上記目的を達
成し得ることを知見した。また、このような水素吸蔵合
金は、上記特定の組成において、鋳造温度と熱処理条件
とが一定の関係にある場合に得られることを見い出し
た。
【0011】本発明は、上記知見に基づきなされたもの
で、一般式 MmNia Mnb Alc Cod (式中、Mmはミッシュメタル、4.0<a≦4.3、
0.25≦b≦0.4、0.25≦c≦0.4、0.3
≦d≦0.5、5.05≦a+b+c+d≦5.25)
もしくは一般式 MmNia Mnb Alc Cod e (式中、Mmはミッシュメタル、XはCu及び/又はF
e、4.0<a≦4.3、0.25≦b≦0.4、0.
25≦c≦0.4、0.3≦d≦0.5、0<e≦0.
1、5.05≦a+b+c+d+e≦5.25)で表さ
れるCaCu5 型の結晶構造を有するAB5 型水素吸蔵
合金であって、c軸の格子長が404.9pm以上であ
ることを特徴とする水素吸蔵合金を提供するものであ
る。
【0012】また、本発明は、本発明の水素吸蔵合金の
好ましい製造方法として、水素吸蔵合金原料を加熱溶解
し、これを鋳造した後、不活性ガス雰囲気中で熱処理
し、下記一般式で表されるCaCu5 型の結晶構造を有
するAB5 型水素吸蔵合金を製造する方法であって、該
鋳造温度が1350〜1550℃で鋳湯温度が1230
〜1430℃、該熱処理条件が1070〜1100℃、
1〜6時間であることを特徴とする水素吸蔵合金の製造
方法を提供するものである。 一般式 MmNia Mnb Alc Cod (式中、Mmはミッシュメタル、4.0<a≦4.3、
0.25≦b≦0.4、0.25≦c≦0.4、0.3
≦d≦0.5、5.05≦a+b+c+d≦5.25)
もしくは一般式 MmNia Mnb Alc Cod e (式中、Mmはミッシュメタル、XはCu及び/又はF
e、4.0<a≦4.3、0.25≦b≦0.4、0.
25≦c≦0.4、0.3≦d≦0.5、0<e≦0.
1、5.05≦a+b+c+d+e≦5.25)
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の水素吸蔵合金は、一般式 MmNia Mnb Alc Cod (式中、Mmはミッシュメタル、4.0<a≦4.3、
0.25≦b≦0.4、0.25≦c≦0.4、0.3
≦d≦0.5、5.05≦a+b+c+d≦5.25)
もしくは、一般式 MmNia Mnb Alc Cod e (式中、Mmはミッシュメタル、XはCu及び/又はF
e、4.0<a≦4.3、0.25≦b≦0.4、0.
25≦c≦0.4、0.3≦d≦0.5、0<e≦0.
1、5.05≦a+b+c+d+e≦5.25)で表さ
れるCaCu5 型の結晶構造を有するAB5 型水素吸蔵
合金である。
【0014】ここで、MmはLa、Ce、Pr、Nd、
Sm等の希土類系の混合物であるミッシュメタルであ
る。また、この水素吸蔵合金は、CaCu5 型の結晶構
造を有するAB5 型水素吸蔵合金で、AB5.055.25
Bサイトリッチの非化学量論組成である。
【0015】この水素吸蔵合金において、Nia Mnb
Alc Cod の組成割合(原子比)は、下記の関係を有
するものである。すなわち、Niの割合は4.0<a≦
4.3であり、Mnの割合は0.25≦b≦0.4であ
り、Alの割合は0.25≦c≦0.4であり、Coの
割合は0.3≦d≦0.5であり、かつa+b+c+d
が5.05〜5.25の範囲にある。
【0016】また、Nia Mnb Alc Cod e (X
はCu及び/又はFe)の組成割合(原子比)は、下記
の関係を有するものである。すなわち、Niの割合は
4.0<a≦4.3であり、Mnの割合は0.25≦b
≦0.4であり、Alの割合は0.25≦c≦0.4で
あり、Coの割合は0.3≦d≦0.5であり、Xの割
合は0<a≦0.1であり、かつa+b+c+d+eが
5.05〜5.25の範囲にある。
【0017】上記のように、Niの割合aは4.0〜
4.3、望ましくは4.1〜4.2であり、aが4.0
未満では出力特性が良好でなく、4.3を超えると微粉
化特性や寿命特性の劣化が認められる。
【0018】Mnの割合bは0.25〜0.4であり、
bが0.25未満ではプラトー圧力が高くなり、かつ水
素吸蔵量が損なわれ、0.4を超えると合金の腐食が激
しくなり、保存時に電池電圧が大きく劣化する。
【0019】Alの割合cは0.25〜0.4であり、
cが0.25未満では水素吸蔵合金放出圧力であるプラ
トー圧力が高くなり、充放電のエネルギー効率が悪くな
り、0.4を超えると水素吸蔵量が少なくなる。
【0020】Coの割合dは0.3〜0.5であり、d
が0.3未満では水素吸蔵特性や微粉化特性に劣り、
0.5を超えるとCoの割合が多くなり、コストの低減
が図れない。
【0021】Xの割合eは0〜0.1であり、eが0.
1を超えると出力特性が損なわれ、また、水素吸蔵量も
損なわれる。
【0022】a+b+c+d又はa+b+c+d+e
(以下、場合によってxと総称する)は5.05〜5.
25であり、xが5.05未満では電池寿命や微粉化特
性が損なわれ、5.25を超えた場合には、水素吸蔵特
性が減少すると同時に出力特性も損なわれる。
【0023】本発明の水素吸蔵合金は、c軸の格子長が
404.9pm以上、好ましくは404.9〜405.
8pmである。c軸の格子長が404.9pm未満で
は、微粉化特性に劣るのみならず、初期特性(相対磁化
率)も低下する。また、405.8pmを超えるような
水素吸蔵合金は、製造において困難性が伴うし、水素吸
蔵量の大幅な減少を伴う。
【0024】この水素吸蔵合金のc軸の格子長は、a+
b+c+d又はa+b+c+d+e(x)の値によって
好ましい値が存在し、xが5.05〜5.15未満の時
は、c軸の格子長は好ましくは404.9〜405.4
pm未満であり、xが5.15〜5.25の時は、c軸
の格子長は好ましくは405.4〜405.8pmであ
る。
【0025】さらに、本発明の水素吸蔵合金のa軸の格
子長は、特に限定されないが、一般には500.3〜5
01.0pmである。
【0026】次に、本発明の水素吸蔵合金の製造方法に
ついて説明する。先ず、上記で示したような合金組成と
なるように、水素吸蔵合金原料を秤量、混合し、例えば
誘導加熱による高周波加熱溶解炉を用いて、上記水素吸
蔵合金原料を溶解して溶湯となす、これを鋳型、例えば
水冷型の鋳型に流し込んで水素吸蔵合金を1350〜1
550℃で鋳造する。また、この際の鋳湯温度は120
0〜1450℃である。ここでいう鋳造温度とは、鋳造
開始時のルツボ内溶湯温度であり、鋳湯温度とは鋳型注
ぎ込み口温度(鋳型前温度)である。
【0027】次に、得られた水素吸蔵合金を不活性ガス
雰囲気中、例えばアルゴンガス中で熱処理する。熱処理
条件は1070〜1100℃、1〜6時間である。この
ような熱処理を行うのは、鋳造された合金の組織には通
常Mn主体の微細な粒界偏析が認められるが、これを加
熱することによって均質化するためである。
【0028】このようにして、コバルトの含有割合を低
減したにも拘わらず、微粉化特性及び水素吸蔵特性に優
れると共に、良好な出力特性及び初期特性を有する水素
吸蔵合金が得られる。
【0029】この水素吸蔵合金は、粗粉砕、微粉砕後、
高出力用アルカリ蓄電池の負極として好適に用いられ
る。かかるアルカリ蓄電池は、初期特性や低温高出力特
性が良好で、合金の微粉化による負極の劣化が抑制さ
れ、サイクル寿命の長いものとなる。
【0030】
【実施例】以下、本発明を実施例等に基づき具体的に説
明する。
【0031】[実施例1−1〜1−4、比較例1−1〜
1−2及び参考例1−1〜1−3]Mm、Ni、Mn、
Al及びCoを合金組成でMmNi4.13Mn0.35Al
0.32Co0.4 (AB5.2 )となるように、各水素吸蔵合
金原料を秤量、混合し、その混合物をルツボに入れて高
周波溶解炉に固定し、10-4〜10-5Torrまで真空
状態にした後、アルゴンガス雰囲気中で加熱溶解した
後、水冷式銅鋳型に流し込み、1350℃(鋳湯温度1
250℃)で鋳造を行い、合金を得た。更に、この合金
をアルゴンガス雰囲気中で、表1に示す条件で熱処理を
行い、水素吸蔵合金を得た。なお、参考例1−1はCo
10重量%含有する従来合金、参考例1−2及び1−3
はCo5重量%含有する従来合金の特性をそれぞれ示し
た。
【0032】[実施例2−1〜2−3及び比較例2−1
〜2−2]鋳造温度を表2に示した条件とした以外は、
実施例1−2と同様にして水素吸蔵合金を得た。
【0033】[実施例3−1〜3−4及び比較例3−1
〜3−2]化学量論比を表3に示した条件とした以外
は、実施例1−2と同様にして水素吸蔵合金を得た。
【0034】[実施例4−1〜4−4及び比較例4−1
〜4−2]合金組成を、MmNi4.13Mn0.35-yAl
0.32Co0.4 y (AB5.2 )(XはFe又はCu)と
し、yを表4に示した条件で作製した以外は、実施例1
−2と同様にして水素吸蔵合金を得た。
【0035】[特性評価]実施例及び比較例で得られた
水素吸蔵合金について、下記に示す方法によってPCT
容量、相対磁化率及び微粉化残存率を測定した。そし
て、これら実施例及び比較例の評価は、従来のCo10
重量%含有水素吸蔵合金のPCT容量が0.82〜0.
83、微粉化残存率が0.90〜0.91であるので、
この値を基に判断した。結果を表1〜4に示す。
【0036】<PCT容量>45℃で測定した吸蔵特性
から計算した。H/M:0〜0.5MPa
【0037】<相対磁化率>水素吸蔵合金を粉砕して粉
末とし、このものを表面処理して残Ni、Coに起因す
る磁化を測定し、上記Co10重量%含有水素吸蔵合金
粉末の磁化に対する比で計算した。
【0038】<微粉化残存率>PCT装置で、30ba
rの水素ガスを粒度22〜35ミクロンに調整した水素
吸蔵合金に導入し、その後脱蔵廃棄する処理を10回繰
り返した後、サイクル試験前の平均粒度に対するサイク
ル試験後の平均粒度の比で計算した。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】
【0042】
【表4】
【0043】表1〜4の結果から明らかなように、実施
例は比較例よりもPCT容量、微粉化残存率及び出力特
性がバランスよく高いレベルにあり、従来のCo10重
量%含有水素吸蔵合金(参考例1−1)とほぼ同一水準
にある。また、実施例は比較例よりも概ね相対磁化率が
高いため、初期特性に優れることが判る。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の水素吸蔵
合金は、コバルトの含有割合が極めて少ないため製造コ
ストが低減され、かつ微粉化特性及び水素吸蔵特性に優
れると共に、良好な出力特性及び初期特性を有する。ま
た、本発明の製造方法によって、上記水素吸蔵合金が安
定して、かつ効率よく得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−25528(JP,A) 特開 平9−298059(JP,A) 特開 平10−298681(JP,A) 特開 平11−310838(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22C 19/00 - 19/03

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 MmNia Mnb Alc Cod (式中、Mmはミッシュメタル、4.0<a≦4.3、
    0.25≦b≦0.4、0.25≦c≦0.4、0.3
    ≦d≦0.5、5.05≦a+b+c+d≦5.25)
    で表されるCaCu5 型の結晶構造を有するAB5 型水
    素吸蔵合金であって、 c軸の格子長が404.9pm以上であることを特徴と
    する水素吸蔵合金。
  2. 【請求項2】 一般式 MmNia Mnb Alc Cod e (式中、Mmはミッシュメタル、XはCu及び/又はF
    e、4.0<a≦4.3、0.25≦b≦0.4、0.
    25≦c≦0.4、0.3≦d≦0.5、0<e≦0.
    1、5.05≦a+b+c+d+e≦5.25)で表さ
    れるCaCu5 型の結晶構造を有するAB5 型水素吸蔵
    合金であって、 c軸の格子長が404.9pm以上であることを特徴と
    する水素吸蔵合金。
  3. 【請求項3】 上記c軸の格子長が404.9〜40
    5.8pmである請求項1又は2に記載の水素吸蔵合
    金。
  4. 【請求項4】 上記一般式において、a+b+c+dあ
    るいはa+b+c+d+eが5.05〜5.15未満で
    あり、上記c軸の格子長が404.9〜405.4pm
    未満である請求項1又は2に記載の水素吸蔵合金。
  5. 【請求項5】 上記一般式において、a+b+c+dあ
    るいはa+b+c+d+eが5.15〜5.25であ
    り、上記c軸の格子長が405.4〜405.8pmで
    ある請求項1又は2に記載の水素吸蔵合金。
  6. 【請求項6】 水素吸蔵合金を加熱溶解し、これを鋳造
    した後、不活性ガス雰囲気中で熱処理し、下記一般式で
    表されるCaCu5 型の結晶構造を有するAB5 型水素
    吸蔵合金を製造する方法であって、該鋳造温度が130
    0〜1550℃で鋳湯温度が1200〜1450℃、該
    熱処理条件が1070〜1100℃、1〜6時間である
    ことを特徴とする水素吸蔵合金の製造方法。 一般式 MmNia Mnb Alc Cod (式中、Mmはミッシュメタル、4.0<a≦4.3、
    0.25≦b≦0.4、0.25≦c≦0.4、0.3
    ≦d≦0.5、5.05≦a+b+c+d≦5.25)
  7. 【請求項7】 水素吸蔵合金を加熱溶解し、これを鋳造
    した後、不活性ガス雰囲気中で熱処理し、下記一般式で
    表されるCaCu5 型の結晶構造を有するAB5 型水素
    吸蔵合金を製造する方法であって、該鋳造温度が130
    0〜1550℃で鋳湯温度が1200〜1450℃、該
    熱処理条件が1070〜1100℃、1〜6時間である
    ことを特徴とする水素吸蔵合金の製造方法。 一般式 MmNia Mnb Alc Cod e (式中、Mmはミッシュメタル、XはCu及び/又はF
    e、4.0<a≦4.3、0.25≦b≦0.4、0.
    25≦c≦0.4、0.3≦d≦0.5、0<e≦0.
    1、5.05≦a+b+c+d+e≦5.25)
JP36519498A 1998-12-15 1998-12-22 水素吸蔵合金及びその製造方法 Expired - Lifetime JP3493516B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36519498A JP3493516B2 (ja) 1998-12-15 1998-12-22 水素吸蔵合金及びその製造方法
AT99959787T ATE254187T1 (de) 1998-12-15 1999-12-13 Waserstoffspeicherlegierung und verfahren zu deren herstellung
PCT/JP1999/006988 WO2000036171A1 (en) 1998-12-15 1999-12-13 Hydrogen storage alloy and method for preparation thereof
EP99959787A EP1055740B1 (en) 1998-12-15 1999-12-13 Hydrogen storage alloy and method for preparation thereof
US09/582,880 US6372059B1 (en) 1998-12-15 1999-12-13 Hydrogen storage alloy and method for preparation thereof
CA002318422A CA2318422C (en) 1998-12-15 1999-12-13 Hydrogen storage material and process for producing the same
DE69912748T DE69912748T2 (de) 1998-12-15 1999-12-13 Waserstoffspeicherlegierung und verfahren zu deren herstellung

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-356058 1998-12-15
JP35605898 1998-12-15
JP36519498A JP3493516B2 (ja) 1998-12-15 1998-12-22 水素吸蔵合金及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000234133A JP2000234133A (ja) 2000-08-29
JP3493516B2 true JP3493516B2 (ja) 2004-02-03

Family

ID=26580369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36519498A Expired - Lifetime JP3493516B2 (ja) 1998-12-15 1998-12-22 水素吸蔵合金及びその製造方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6372059B1 (ja)
EP (1) EP1055740B1 (ja)
JP (1) JP3493516B2 (ja)
AT (1) ATE254187T1 (ja)
CA (1) CA2318422C (ja)
DE (1) DE69912748T2 (ja)
WO (1) WO2000036171A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001266861A (ja) * 2000-03-21 2001-09-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 水素吸蔵合金電極の製造方法
JP4504507B2 (ja) 2000-04-10 2010-07-14 三井金属鉱業株式会社 水素吸蔵合金及びその製造方法
JP3881823B2 (ja) * 2000-06-09 2007-02-14 三井金属鉱業株式会社 水素吸蔵合金及びその製造方法
JP4647910B2 (ja) * 2001-12-13 2011-03-09 株式会社三徳 水素吸蔵合金粉末、その製造法及びニッケル水素二次電池用負極
WO2005014871A1 (ja) * 2003-08-08 2005-02-17 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. 低Co水素吸蔵合金
WO2007040277A1 (ja) * 2005-10-06 2007-04-12 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. 低Co水素吸蔵合金
EP2194756B1 (en) * 2008-12-02 2016-07-27 Whirlpool Corporation A method for controlling the induction heating system of a cooking appliance

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1028882C (zh) * 1992-07-16 1995-06-14 南开大学 新型储氢合金电极材料
KR960014512B1 (ko) * 1992-09-14 1996-10-16 가부시키가이샤 도시바 전지용 수소흡장합금 및 그 제조방법 및 그 합금을 이용한 니켈수소이차전지
US5512385A (en) * 1994-02-28 1996-04-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Hydrogen storage alloy and nickel-metal hydride storage battery using the same
JP3499924B2 (ja) * 1994-07-22 2004-02-23 三洋電機株式会社 金属−水素化物アルカリ蓄電池用の水素吸蔵合金電極
DE19512841A1 (de) * 1995-04-06 1996-10-10 Varta Batterie Alkalische Metalloxid-Metallhydrid-Batterie
DE19527505A1 (de) * 1995-07-27 1997-01-30 Varta Batterie Legierungen für die Verwendung als aktives Material für die negative Elektrode einer alkalischen, wiederaufladbaren Nickel-Metallhydrid-Batterie und Verfahren zu ihrer Herstellung
JP3201247B2 (ja) * 1996-02-05 2001-08-20 松下電器産業株式会社 密閉型アルカリ蓄電池
JPH09298059A (ja) 1996-05-01 1997-11-18 Japan Metals & Chem Co Ltd 電池用水素吸蔵合金
JPH1025528A (ja) 1996-05-09 1998-01-27 Mitsubishi Materials Corp 水素吸蔵合金
JP3953138B2 (ja) 1997-04-24 2007-08-08 トヨタ自動車株式会社 水素吸蔵合金
JP3930638B2 (ja) 1998-04-27 2007-06-13 三井金属鉱業株式会社 水素吸蔵合金及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6372059B1 (en) 2002-04-16
CA2318422A1 (en) 2000-06-22
JP2000234133A (ja) 2000-08-29
EP1055740A1 (en) 2000-11-29
WO2000036171A1 (en) 2000-06-22
DE69912748T2 (de) 2004-09-23
EP1055740A4 (en) 2001-11-28
ATE254187T1 (de) 2003-11-15
EP1055740B1 (en) 2003-11-12
CA2318422C (en) 2004-04-27
DE69912748D1 (de) 2003-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9219277B2 (en) Low Co hydrogen storage alloy
JP3493516B2 (ja) 水素吸蔵合金及びその製造方法
JP3881823B2 (ja) 水素吸蔵合金及びその製造方法
JP2001040442A (ja) 水素吸蔵合金
JP5001809B2 (ja) 水素吸蔵合金
JP3114677B2 (ja) 水素吸蔵合金及びその製造方法
JP3944237B2 (ja) 低Co水素吸蔵合金
JP3930638B2 (ja) 水素吸蔵合金及びその製造方法
JP2005133193A (ja) 低Co水素吸蔵合金
JP2004218017A (ja) 水素吸蔵合金
JP4091704B2 (ja) 水素吸蔵合金及びその製造方法
JP2000144278A (ja) 水素吸蔵合金及びその製造方法
WO2001069700A1 (en) Hydrogen absorbing alloy and negative electrode for nickel-metal hydride secondary cell
JP2001181763A (ja) 水素吸蔵合金
JPH11269501A (ja) 水素吸蔵合金粉末の製造方法及び水素吸蔵合金電極
JPH11323468A (ja) 水素吸蔵合金及びその製造方法
JP4462909B2 (ja) 水素吸蔵合金
JP2002535495A (ja) 二次電池負極用ab5型希土類−遷移金属間化合物
JP4573421B2 (ja) 水素吸蔵合金
JP2000038630A (ja) 水素吸蔵合金及びその製造方法
JPH11323467A (ja) 水素吸蔵合金及びその製造方法
JP2000144277A (ja) 水素吸蔵合金及びその製造方法
JPH11310861A (ja) 水素吸蔵合金の製造方法
EP1324407A1 (en) Hydrogen storage material
JP2002075347A (ja) 水素吸蔵合金

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081121

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081121

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091121

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101121

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121121

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121121

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131121

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term