JP3493191B2 - レーザビーム頚椎弧測定装置 - Google Patents

レーザビーム頚椎弧測定装置

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JP3493191B2
JP3493191B2 JP2001325941A JP2001325941A JP3493191B2 JP 3493191 B2 JP3493191 B2 JP 3493191B2 JP 2001325941 A JP2001325941 A JP 2001325941A JP 2001325941 A JP2001325941 A JP 2001325941A JP 3493191 B2 JP3493191 B2 JP 3493191B2
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良二 有富
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、枕を購入する場合
等に枕購入希望者や快適な枕を研究する目的で頚椎弧を
測定する際の被測定者等(以下「被測定者」と称す)に
対して最適な枕を選択できるようにするために被測定者
の頚椎弧深さや後頭部形状等を簡単、迅速かつ正確に測
定することができるレーザビーム頚椎弧測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】枕が合っているか否かは肩凝りや快眠で
きるか否か等について大きく関係し、自分に合った枕を
選ぶことは快眠は勿論、健康にも大きな影響を与える。
しかし、従来より枕を購入する場合は漠然とした感覚や
好みで選んで購入しているが、これは客観的なデーター
に基くものでないため枕の選択に失敗する場合も多い。
ところで、人間の楽な姿勢は自然体の立位で背中(背骨
の第7頚椎に対応する部分)の延長線に対して顔面が約
5°傾斜する姿勢であると医学的に証明されている。そ
こで、寝た状態で背中(背骨の第7頚椎に対応する部
分)の延長線に対して顔面が約5°傾斜する姿勢を保持
する枕が安眠に最適な枕と言える。このため、枕を購入
する場合は背中の延長線に対して顔面が約5°傾斜する
姿勢を保持する枕を選択することが好ましい。しかし、
人間の体型は個人差があるため、上記条件を満たす枕を
選択するには、背中の延長線に対して顔面を約5°傾斜
させた状態にしておいて背中の延長線と頚椎弧と称され
る首の後部の湾曲部までの寸法を測定する必要がある
が、背中の延長線からの頚椎弧までの寸法を測定する測
定器は提案されていなかった。そこで、本願発明の出願
人は背中の延長線からの頚椎弧までの寸法を測定する測
定器(実用新案登録第2137626号、実用新案登録
第3037703号)を提案した。しかし、前記測定器
は長尺状の測定スケールの先端面を適正に頚椎弧に当接
させて頚椎弧を測定する必要があるため測定に熟練を要
すると共に測定作業が煩雑になるという不具合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記不具合
を解消するために開発されたものであり、だれでも簡単
かつ迅速に頚椎弧の深さ寸法や頚椎弧形状等を測定する
ことができるレーザビーム頚椎弧測定装置を提供するも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上下
方向移動可能に設けられたレーザスキャナーと、このレ
ーザースキャナーの上下方向位置を感知すると共に複数
の光センサによって構成された光センサユニットと、前
記レーザスキャナー、光センサユニットとシーケンスコ
ントローラーにそれぞれ接続されたレーザコントローラ
と、人間の頚椎弧付近の側面図を表示するソフトと前記
レーザスキャナーからレーザビームを照射させるソフト
が格納されると共に人間の頚椎弧付近の側面図と頚椎弧
深さの測定数値が表示されるディスプレイを備えたコン
ピュータと、前記シーケンスコントローラに接続された
UPボタン,RESETボタン,DOWNボタン,SE
Tボタン,SCANボタン,KEY孔と、前記レーザス
キャナーの前方に設けられた測定スペースと、この測定
スペースに設置された椅子と、この椅子の前方に垂線に
対して傾斜角度Aを5°にして設けられると共に被測定
者が椅子に座って顔面を第7頚椎対応部の延長線に対し
て5°傾けると被測定者の顔面の延長線とLED視認板
の傾斜延長線とが平行になるところに設けられLED視
認板と、このLED視認板の上下方向に沿って設けられ
ると共に前記シーケンスコントローラに接続された複数
のLEDランプと、を有してなることを特徴としてい
る。請求項2の発明は、レーザビーム頚椎弧測定装置の
後部に立設されたレーザスキャナー収容ケースと、この
レーザスキャナー収容ケースの前方に連続して立設され
た平面視円弧形状の仕切壁と、前記レーザスキャナー収
容ケース内に立設されたレザースキャナー支持体と、こ
のレーザスキャナー支持体に取付ブラケットを介して取
り付けられたレーザスキャナーと、前記仕切壁の後部に
幅狭で上下方向に長く形成されたレーザビーム通過切欠
口と、前記レーザスキャナー支持体の近傍に設けられ前
記レーザスキャナーを上下方向に移動させることが可能
なリニアモータと、前記取付ブラケットの上方に設けら
れたリニアモータ上限リミットスイッチと、前記取付ブ
ラケットの下方に設けられたリニアモータ下限リミット
スイッチと、前記レーザースキャナー支持体の近傍に設
けられると共に複数の光センサによって構成された光セ
ンサユニットと、前記レーザスキャナー収容ケースの内
部に設けられると共に前記レーザスキャナー、リニアモ
ータ、リニアモータ上限リミットスイッチ、リニアモー
タ下限リミットスイッチ、光センサユニットとシーケン
スコントローラーにそれぞれ接続されたレーザコントロ
ーラーと、レーザスキャナー収容ケースの側部に設置さ
れて人間の頚椎弧付近の側面図を表示するソフトと前記
レーザスキャナーからレーザビームを照射させるソフト
が格納されると共に人間の頚椎弧付近の側面図と頚椎弧
深さの測定数値が表示されるディスプレイを備えたコン
ピュータと、前記レーザスキャナー収容ケースの外側に
取り付けられると共に前記シーケンスコントローラに接
続されたUPボタン,RESETボタン,DOWNボタ
ン,SETボタン,SCANボタン,KEY孔と、前記
仕切壁の内側は設けられた測定スペースと、この測定ス
ペースに設置された椅子載置台に載置されると共に椅子
プッシャによって押圧されて前方に少し傾くように設け
られた椅子と、前記シーケンスコントローラに接続され
ると共に椅子に座ると前記レーザスキャナーをONにす
る椅子リミットスイッチと、前記椅子の前方に垂線に対
して傾斜角度Aを5°にして設けられると共に被測定者
が椅子に座って顔面を第7頚椎対応部の延長線に対して
5°傾けると被測定者の顔面の延長線とLED視認板の
傾斜延長線とが平行になるところに設けられLED視認
板と、このLED視認板の上下方向に沿って設けられる
と共に前記シーケンスコントローラに接続された複数の
LEDランプと、前記仕切壁に形成されて測定スペース
に出入りできる出入口部と、を有してなることを特徴と
している。
【0005】
【発明の実施の形態】図1〜図5には本発明に係るレー
ザビーム頚椎弧測定装置の一実施例が示されている。図
2に示されるように、実施例のレーザビーム頚椎弧測定
装置10の後部にはレーザスキャナー収容ケース12が
立設され、このレーザスキャナー収容ケース12の内側
下部には配電盤14(図3参照)が設けられている。ま
た、図4に示されるように、前記レーザスキャナー収容
ケース12の前方には連続して平面視円弧形状で厚み寸
法が2cmに設定された仕切壁15が立設されている。
図1に示されるように、前記レーザスキャナー収容ケー
ス12内にはレーザスキャナー支持体16が立設され、
このレーザスキャナー支持体16には取付ブラケット1
8を介してレーザスキャナー20が固定されている。こ
のレーザスキャナー20は公知のレーザスキャナーで、
レーザビームをポイント状に照射することができると共
に前記レーザスキャナー20の内蔵されたレンズ(図示
せず)でレーザビームを反射させて一定範囲の長さにつ
いてライン状又は面状に照射することができるようにな
っている。また、このレーザスキャナー20は被測定物
を二次元的(平面的)又は三次元的(立体的)に測定表
示することができる。なお、この実施例では被測定物を
二次元に測定表示するように予め設定されている。ま
た、この実施例では前記レーザスキャナー20のレーザ
ビームの照射レベルは人体に影響のない光の強さである
クラス2に予め設定されている。図2及び図4に示され
るように、前記仕切壁15の後部には幅狭で上下方向に
長いレーザビーム通過切欠口22が形成されている。従
って、前記レーザスキャナー20から照射されたレーザ
ビームは仕切壁15に遮断されることなくレーザビーム
通過切欠口22を通過してこの実施例の被測定者24の
第7頚椎対応部にポイント的に当たって第7頚椎対応部
を示したり、被測定者24の頚椎弧や後頭部等にライン
状に当たって前記頚椎弧深さや頚椎弧形状等を測定でき
るようになっている。なお、前記レーザビーム通過切欠
口22は幅狭で上下方向に長く形成されているのでレー
ザビームが無制限に放射状方向に照射される事態を未然
に防ぐことができる。図1に示されるように、前記レー
ザスキャナー支持体16の近傍には前記レーザスキャナ
ー20を上下方向に移動させるリニアモータ26が設け
られている。このリニアモータ26は正回転すると前記
レーザスキャナー20を上昇させ、逆回転するとレーザ
スキャナー20を下降させるように設定されている。こ
れにより被測定者24の座高の高さに関係無くレーザス
キャナー20を最適な高さに位置させることができるよ
うになっている。また、前記取付ブラケット18の上方
にはリニアモータ上限リミットスイッチ28が設けら
れ、前記取付ブラケット18の下方にはリニアモータ下
限リミットスイッチ29が設けられている。従って、前
記リニアモータ26が正回転して前記レーザスキャナー
20が上昇して取付ブラケット18がリニアモータ上限
リミットスイッチ28に当たるとリニアモータ26が停
止するのでそれ以上レーザスキャナー20は上昇せず、
前記リニアモータ26が逆回転して前記レーザスキャナ
ー20が下降して取付ブラケット18がリニアモータ下
限リミットスイッチ29に当たるとリニアモータ26が
停止するのでそれ以上レーザスキャナー20は下降しな
いようになっている。前記レーザスキャナー支持体16
の近傍には上下方向に長く形成された光センサユニット
30が設けられている。この光センサユニット30は上
下方向に沿って取り付けられた38個の光センサ32か
ら構成されている。なお、図示されていないが、これら
38個の光センサ32には上から下に向って順番に1か
ら38の番号が光センサ32毎に付されている。前記レ
ーザスキャナー収容ケース12の内部にはレーザコント
ローラー34とシーケンスコントローラー36が設けら
れている。このレーザコントローラー34は前記レーザ
スキャナー20とシーケンスコントローラー36に接続
されている。また、前記シーケンスコントローラー36
は前記リニアモータ26、リニアモータ上限リミットス
イッチ28、リニアモータ下限リミットスイッチ29、
光センサユニット30にそれぞれ接続されている。図2
に示されるように、レーザスキャナー収容ケース12の
側面板12Aの外側にはコンピューターとしてのノート
型パソコン38が設置されている。このノート型パソコ
ン38には人間の頚椎弧付近の側面図を表示するソフト
と前記レーザスキャナー20からレーザビームを照射さ
せるソフトが格納されている。このため、図5に示され
るように前記ノート型パソコン38のディスプレイ40
には人間の頚椎弧付近の側面図と頚椎弧深さの測定数値
が表示され一見して頚椎付近の側面図と頚椎弧深さの測
定数値がわかるようになっている。また、図3に示され
るように前記レーザスキャナー収容ケース12の側面板
12Aの外側にはスイッチパネル42が取り付けられて
いる。このスイッチパネル42には上部から下部に向っ
て順番にUPボタン44,RESETボタン46,DO
WNボタン48,SETボタン50,SCANボタン5
2,KEY孔54が設けられている。図1に示されるよ
うに、これらUPボタン44,RESETボタン46,
DOWNボタン48,SETボタン50,SCANボタ
ン52,KEY孔54は前記シーケンスコントローラ3
6に接続されている。前記UPボタン44はUPボタン
44を押すとリニアモータ26が正回転して前記レーザ
スキャナー20が上昇移動すると共に前記レーザスキャ
ナー20からレーザビームがポイント的に照射されるよ
うになっている。また、前記RESETボタン46はR
ESETボタン46を押すとリニアモータ26が正回転
又は逆回転して予め設定されたレーザスキャナー20の
上下方向移動範囲の中間位置にレーザスキャナー20が
移動するようになっている。前記DOWNボタン48は
DOWNボタン48を押すとリニアモータ26が逆回転
してレーザスキャナー20が下降移動すると共に前記レ
ーザスキャナー20からレーザビームがポイント的に照
射されるようになっている。前記SETボタン50はS
ETボタン50を押すとレーザスキャナー20からポイ
ント的にレーザビームが照射されるようになっている。
また、前記SCANボタン52はSCANボタン52を
押すとレーザスキャナー20から上下方向の線状にレー
ザビームが照射されるようになっている。なお、前記K
EY孔54は図示しないキーを入れてON方向に回すと
レーザスキャナー20がON状態となり、OFF方向に
回すとレーザスキャナー20がOFF状態となる。図2
及び図4に示されるように、前記仕切壁15の内側は測
定スペース55とされ、この測定スペース55には円形
のゴムで形成されたベースマット56が敷かれている。
この実施例ではベースマット56の直径寸法は94cm
に設定されている。図2に示されるように、前記ベース
マット56の上には椅子載置台58が配設され、椅子載
置台58には椅子60が載置されている。図3に示され
るように、前記椅子60は座板部60Aと背板部60B
から構成され、座板部60Aと背板部60Bの交差角度
は90°になるように形成されている。なお、この実施
例では前記椅子60の背板部60B正面は前記レーザス
キャナー20から60cm離れた位置に椅子60が取り
付けられている。前記椅子60の背板部60Bの前記レ
ーザビーム通過切欠口22に対応する位置には切欠62
(図4参照)が形成され、前記レーザスキャナー20か
らレーザビームを照射した場合にレーザビームが前記背
板部60Bによって遮断されないようになっている。図
1に示されるように、前記椅子60の座板部60Aは椅
子載置台58の前部上端面に設けられた支点64に回動
可能な状態に載置されると共に椅子載置台58の後部に
設けられた椅子プッシャ66によって押圧されている。
従って、椅子60に座らない場合は前記椅子プッシャ6
6に押されて少し傾くようになっている(少し傾いた状
態を図3において破線で示す)。また、前記椅子載置台
58には椅子リミットスイッチ68が設けられ、この椅
子リミットスイッチ68は前記シーケンスコントローラ
36に接続されている。従って椅子リミットスイッチ6
8がONになると前記レーザースキャナー20もON状
態となるが、椅子リミットスイッチ68がOFFの場合
は前記レーザースキャナー20もOFF状態を維持する
ようになっている。図3に示されるように前記椅子60
の前方の仕切壁15の内側面にはLED視認板70が垂
線に対して傾斜角度Xを5°にした状態で固定されてい
る。このLED視認板70が固定される位置は被測定者
24が椅子60に座って顔面を第7頚椎対応部の延長線
Aに対して5°傾けると被測定者24の顔面の延長線B
とLED視認板70の傾斜延長線Cとが平行になる位置
を三角関数で求めて設けられている。前記LED視認板
70の上端には安全確認ランプ72が固定されている。
また、この安全確認ランプ72の下にはLED視認板7
0の上下方向に沿って38個のLEDランプ74が設け
られている。これら38個のLEDランプ74には上か
ら下に向って図示はしないが1から38の番号が順番に
LEDランプ74毎に付されている。なお、このLED
ランプ74はLED視認板70の傾斜延長線Cに対して
被測定者24の視線Dが直角である時が一番輝いて被測
定者24に見えるようになっている。図1に示されるよ
うに前記安全確認ランプ72とLEDランプ74は前記
シーケンスコントローラ36に接続されている。図4に
示されるように、前記LED視認板70の横には被測定
者用ディスプレイ76が設けられている。この被測定者
用ディスプレイ76は前記ノート型パソコン38と接続
されノート型パソコン38のディスプレイ40と同じ頚
椎弧付近の側面図と測定数値が表示され、測定されてい
る枕購入希望者24も椅子60に座った状態で自分の前
記頚椎弧付近の側面図と測定数値を見ることができるよ
うになっている。図2及び図4に示されるように、前記
仕切壁15には測定スペース55に出入りできる出入口
部80が形成されて、この出入口部80を通って前記測
定スペース55に入ることができるようになっている。
また、前記仕切壁15の一端部15Aには赤外線エリア
センサ82の投光部82Aが設けられ、前記レーザスキ
ャナー収容ケース12の側面板12Aには赤外線エリア
センサ82の受光部82Bが設けらた赤外線エリアセン
サ受光部取付体84が突設されている。従って、前記出
入口部80に子供等が不用意に侵入した場合には前記赤
外線エリアセンサ82が感知してレーザスキャナー20
をオフにするようになっている。
【0006】次に、前記レーザビーム頚椎弧測定装置1
0の作用について被測定者24が実際にアドバイザーに
よって自分の頚椎弧深さを測定してもらう場合を例にし
て説明する。アドバイザーがスイッチパネル42のKE
Y孔54にキーを差し込んでレーザスキャナー20をO
FF状態からON状態にする。すると、LED視認板7
0の上端部に設けられた安全確認ランプ72が点灯す
る。そして、アドバイザーはスイッチパネル42のRE
SETボタン46を押してレーザスキャナー20を移動
させて定位置に戻す。次に、アドバイザーは被測定者2
4の氏名や顧客コード等の参考事項をノート型パソコン
38に入力する。そして、被測定者24に測定スペース
55に入ってもらって椅子60に座ってもらう。この
時、アドバイザーは被測定者24に椅子60に深く腰掛
けるように指導すると共に背中を椅子60の背板部60
Bにしっかりつけてもらうように指導する。被測定者2
4が前記椅子60にアドバイザーの指導に従って座るこ
とにより椅子プッシャ66に押されて少し前に傾斜して
いた椅子60が後方に回動することにより、椅子リミッ
トスイッチ68がONとなりレーザスキャナー20がO
N状態となる。また、アドバイザーは被測定者24に対
して前方にあるLED視認板70のLEDランプ74を
見てもらうように指導する。そして、アドバイザーはス
イッチパネル42のSETボタン50を押してレーザス
キャナー20からレーザビームをポイント的に照射して
レーザビームを被測定者24の背面に当て、現在のレー
ザビームの照射ポイント位置を確認してから、アドバイ
ザーはレーザビームがポイント的に被測定者24の第7
頚椎対応部に当たるように前記UPボタン44又はDO
WNボタン48を押してレーザスキャナー20を上昇移
動又は下降移動させる。なお、前記UPボタン44又は
DOWNボタン48を押している時もレーザスキャナー
20からはポイント的にレーザビームが照射されるので
その時点におけるレーザスキャナー20の高さ位置を確
認できる。そして、アドバイザーは被測定者24の第7
頚椎対応部にレーザビームが当たったと判断したらアド
バイザーは再びSETボタン50を押す。すると、この
時点におけるレーザスキャナー20の位置を光センサユ
ニット30の光センサ32が感知して、前記LED視認
板70の光センサ32と対応する同じ番号が付されたL
EDランプ74が点灯する。アドバイザーは被測定者2
4に点灯した唯一の前記LEDランプ74を見てもらう
ように指導すると共に当該LEDランプ74が最も光っ
て見える位置が被測定者24の顔面の延長線Bと5°傾
斜しているLED視認板70が水平状態となった位置で
あることを被測定者24に告げて被測定者24に対して
その姿勢を維持するように伝える。そして、アドバイザ
ーは被測定者24に頚椎弧を測定することを伝え、SC
ANボタン52を押す。これにより前記レーザスキャナ
ー20からレーザビームがライン状に照射され頚椎弧深
さ及び頚椎弧付近の形状の測定が行われる。なお、測定
時間は1/100秒以下で終了するため、頚椎弧深さの
測定は被測定者24の負担になることはない。また、測
定途中に誤って子供等が出入口部80に侵入したような
場合には前記赤外線エリアセンサ82が感知してレーザ
スキャナー20をオフにするので、レーザビームの弊害
を防止できるようになっている。従って、アドバイザー
は熟練した技術を要していなくても簡単かつ迅速に被測
定者24の頚椎弧深さや頚椎弧付近の形状を正確に測定
することができる。これにより、被測定者24の頚椎弧
深さの数値と頚椎付近の二次元形状が前記ノート型パソ
コン38のディスプレイ40に表示されるので、アドバ
イザーは一目で頚椎弧深さの数値と頚椎付近の二次元形
状を知ることができる。なお、前記被測定者用ディスプ
レイ76にも被測定者24の頚椎弧深さの数値と頚椎付
近の二次元形状が表示されるので被測定者24も椅子6
0に座ったままで自分の頚椎弧深さの数値と頚椎付近の
二次元形状を知ることができる。従って、アドバイザー
は前記ディスプレイ40に表示された前記測定値等に基
づいて被測定者24に最も最適な枕をアドバイスするこ
とができる。なお、このレーザビーム頚椎弧測定装置1
0は被測定者24の頚椎弧深さや形状を保存することが
できる。
【0007】なお、この実施例ではディスプレイ40及
び被測定者用ディスプレイ76には二次元形状で頚椎弧
形状等を表示するようにしたが、三次元形状で頚椎弧形
状等を立体的に表示するようにしてもよいことは勿論で
ある。
【0008】
【発明の効果】本発明のレーザビーム頚椎弧測定装置
は、熟練技術を持っていなくてもだれでも簡単かつ迅速
に被測定者の頚椎弧深さや頚椎弧付近の形状の測定を正
確に行うことができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のレーザビーム頚椎弧測定装置の全体構
成を示す全体構成図である。
【図2】実施例のレーザビーム頚椎弧測定装置の全体斜
視図である。
【図3】実施例のレーザビーム頚椎弧測定装置の作用を
示す作用側面図である。
【図4】実施例のレーザビーム頚椎弧測定装置の作用を
示す作用平面図である。
【図5】実施例のレーザビーム頚椎弧測定装置に表示さ
れた頚椎弧深さ数値と二次元形状のノート型パソコンの
ディスプレイの正面図である。
【符号の説明】
10 レーザビーム頚椎弧測定装置 12 レーザスキャナー収容ケース 15 仕切体壁 16 レーザスキャナー支持体 18 取付ブラケット 20 レーザスキャナー 22 レーザビーム通過切欠口 24 被測定者 26 リニアモータ 28 上限リミットスイッチ 29 下限リミットスイッチ 30 光センサユニット 32 光センサ 34 レーザコントローラ 36 シーケンスコントローラ 38 ノート型パソコン 40 ディスプレイ 42 スイッチパネル 44 UPボタン 46 RESETボタン 48 DOWNボタン 50 SETボタン 52 SCANボタン 54 KEY孔 55 測定スペース 58 椅子載置台 60 椅子 62 切欠 64 支点 68 椅子リミットスイッチ 70 LED視認板 72 安全確認ランプ 74 LEDランプ 76 被測定者用ディスプレイ 80 出入口部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向移動可能に設けられたレーザス
    キャナーと、このレーザースキャナーの上下方向位置を
    感知すると共に複数の光センサによって構成された光セ
    ンサユニットと、前記レーザスキャナー、光センサユニ
    ットとシーケンスコントローラーにそれぞれ接続された
    レーザコントローラと、人間の頚椎弧付近の側面図を表
    示するソフトと前記レーザスキャナーからレーザビーム
    を照射させるソフトが格納されると共に人間の頚椎弧付
    近の側面図と頚椎弧深さの測定数値が表示されるディス
    プレイを備えたコンピュータと、前記シーケンスコント
    ローラに接続されたUPボタン,RESETボタン,D
    OWNボタン,SETボタン,SCANボタン,KEY
    孔と、前記レーザスキャナーの前方に設けられた測定ス
    ペースと、この測定スペースに設置された椅子と、この
    椅子の前方に垂線に対して傾斜角度Aを5°にして設け
    られると共に被測定者が椅子に座って顔面を第7頚椎対
    応部の延長線に対して5°傾けると被測定者の顔面の延
    長線とLED視認板の傾斜延長線とが平行になるところ
    に設けられLED視認板と、このLED視認板の上下方
    向に沿って設けられると共に前記シーケンスコントロー
    ラに接続された複数のLEDランプと、を有してなるこ
    とを特徴とするレーザビーム頚椎弧測定装置。
  2. 【請求項2】 レーザビーム頚椎弧測定装置の後部に立
    設されたレーザスキャナー収容ケースと、このレーザス
    キャナー収容ケースの前方に連続して立設された平面視
    円弧形状の仕切壁と、前記レーザスキャナー収容ケース
    内に立設されたレザースキャナー支持体と、このレーザ
    スキャナー支持体に取付ブラケットを介して取り付けら
    れたレーザスキャナーと、前記仕切壁の後部に幅狭で上
    下方向に長く形成されたレーザビーム通過切欠口と、前
    記レーザスキャナー支持体の近傍に設けられ前記レーザ
    スキャナーを上下方向に移動させることが可能なリニア
    モータと、前記取付ブラケットの上方に設けられたリニ
    アモータ上限リミットスイッチと、前記取付ブラケット
    の下方に設けられたリニアモータ下限リミットスイッチ
    と、前記レーザースキャナー支持体の近傍に設けられる
    と共に複数の光センサによって構成された光センサユニ
    ットと、前記レーザスキャナー収容ケースの内部に設け
    られると共に前記レーザスキャナー、リニアモータ、リ
    ニアモータ上限リミットスイッチ、リニアモータ下限リ
    ミットスイッチ、光センサユニットとシーケンスコント
    ローラーにそれぞれ接続されたレーザコントローラー
    と、レーザスキャナー収容ケースの側部に設置されて人
    間の頚椎弧付近の側面図を表示するソフトと前記レーザ
    スキャナーからレーザビームを照射させるソフトが格納
    されると共に人間の頚椎弧付近の側面図と頚椎弧深さの
    測定数値が表示されるディスプレイを備えたコンピュー
    タと、前記レーザスキャナー収容ケースの外側に取り付
    けられると共に前記シーケンスコントローラに接続され
    たUPボタン,RESETボタン,DOWNボタン,S
    ETボタン,SCANボタン,KEY孔と、前記仕切壁
    の内側は設けられた測定スペースと、この測定スペース
    に設置された椅子載置台に載置されると共に椅子プッシ
    ャによって押圧されて前方に少し傾くように設けられた
    椅子と、前記シーケンスコントローラに接続されると共
    に椅子に座ると前記レーザスキャナーをONにする椅子
    リミットスイッチと、前記椅子の前方に垂線に対して傾
    斜角度Aを5°にして設けられると共に被測定者が椅子
    に座って顔面を第7頚椎対応部の延長線に対して5°傾
    けると被測定者の顔面の延長線とLED視認板の傾斜延
    長線とが平行になるところに設けられLED視認板と、
    このLED視認板の上下方向に沿って設けられると共に
    前記シーケンスコントローラに接続された複数のLED
    ランプと、前記仕切壁に形成されて測定スペースに出入
    りできる出入口部と、を有してなることを特徴とするレ
    ーザビーム頚椎弧測定装置。
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