JP3492812B2 - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット

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JP3492812B2
JP3492812B2 JP11325495A JP11325495A JP3492812B2 JP 3492812 B2 JP3492812 B2 JP 3492812B2 JP 11325495 A JP11325495 A JP 11325495A JP 11325495 A JP11325495 A JP 11325495A JP 3492812 B2 JP3492812 B2 JP 3492812B2
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lens
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克峙 村松
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレンズ付きフィルムユニ
ットに関し、更に詳しくは、ストロボユニットが組み込
まれたレンズ付きフイルムユニットの改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】予め写真フイルムを内蔵するとともに簡
単な撮影機能を備えたレンズ付きフイルムユニットが広
く販売されており、このレンズ付きフイルムユニットの
中にはストロボ撮影が可能なものがある(例えば、商品
名「写ルンですFLASH」等)。このようなレンズ付
きフイルムユニットには、放電管を含むストロボ発光部
と、これを発光させるためのストロボ回路が設けられた
回路基板とが小型にユニット化されたストロボユニット
が組み込まれている。ストロボ撮影を行う際には、レン
ズ付きフイルムユニットの前面等に設けられたストロボ
充電スイッチの操作部材を操作して、回路基板に取り付
けられたメインコンデンサへの充電を行う。そして、充
電完了を示すランプ等の点灯を確認した後にシャッタボ
タンを操作すると、シャッタレリーズとともにストロボ
発光が行われる。
【0003】上記充電スイッチは、レンズ付きフイルム
ユニットを低価格に抑える必要性から簡素化されたもの
となっており、回路基板上に形成された2個の接点部に
金属接片を同時に当接させ、ストロボ回路が閉じられる
ことにより充電が開始されるようになっている。金属接
片を接点部に接触させる操作部材としては、一度の操作
で金属接片を接点部に当接させた状態に維持できる係止
機構を備えたスライド式のものや、撮影者によって付勢
されている間だけ金属接片を接点部に接触させるように
した、押しボタン式やスライド式のものが用いられてい
る。また、このような操作部材の多くは、コストダウン
のために前カバーに一体に形成されており、金属接片に
向かって弾性自在に変位されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記充電スイッチの操
作部材のうち、充電完了までのあいだ付勢する必要のあ
る押しボタンやスライド式の操作部材は、連続してスト
ロボ撮影を行う際等には、撮影のたびに充電操作を行わ
なければならないため、非常に煩わしいものであった。
また、係止機構を備えた操作部材は、連続したストロボ
撮影の際には充電操作を一度行うだけでよいが、不定期
にストロボ発光が必要な撮影では、ストロボ撮影後に操
作部材を非充電位置に移動させる操作が必要なため、煩
わしいものである。更に撮影者がレンズ付きフイルムユ
ニットの操作に不慣れな場合等には、操作部材を充電位
置にセットした状態で撮影を終了してしまい、ストロボ
ユニットの電源である乾電池が空になり、その後のスト
ロボ撮影ができなくなってしまうという問題がある。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、連続的なストロボ撮影や、不定期なストロボ撮影
時の充電操作の煩わしさを解消するとともに、低コスト
で確実に充電スイッチの切り忘れを防止できるレンズ付
きフイルムユニットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1記載のレンズ付きフイルムユニットは、
一端が前カバーの前面から垂直に起立した充電位置と前
カバーの前面に沿って倒伏した非充電位置との間で起伏
自在であり、操作レバーを充電位置に起立させたときに
操作レバーの他端によって金属接片を接点部に押し付け
る操作レバーを設けたものである。
【0007】 また、操作レバーが前カバーに倒伏され
た非充電位置にある際でも、押圧操作されることにより
金属接片を回路基板の接点部に当接させられるようにし
たものである。
【0008】 更に、請求項記載のレンズ付きフイル
ムユニットは、前カバーに一体に形成され、自由端側が
弾性に抗して押圧されたときに変形して、背面側に配置
された金属接片を接点部に接触させる押圧片と、この押
圧片の自由端側前面で前カバーに軸着され、先端が前カ
バーの前面から垂直に起立した充電位置と前カバーに沿
って倒伏した非充電位置との間で起伏自在であるととも
に、軸着端が押圧片に向かって略直線的に移動自在に保
持された操作レバーとを備え、操作レバーを非充電位置
から充電位置に起立させたときには、軸着端の回動によ
り押圧片の自由端側を押し込んで金属接片を接点部に接
触させ、かつ操作レバーを非充電位置に倒伏させたまま
軸着端を押し込んだときには、軸着端の略直線的な移動
により押圧片の自由端側を押し込んで金属接片を接点部
に接触させるようにしたものである。
【0009】 また、請求項記載のレンズ付きフイル
ムユニットは、前カバーの、非充電位置にある操作レバ
ーの軸着端に対向する部位に、操作レバーと一緒に押圧
操作される弾性片を設けたものである。
【0010】 更に請求項記載のレンズ付きフイルム
ユニットは、押圧片の自由端側を前面側に屈曲させて、
非充電位置にある操作レバーの軸着端に対向させ、操作
レバーと一緒に押圧操作されるようにしたものである。
【0011】 また、請求項記載のレンズ付きフイル
ムユニットは、非充電位置に倒伏された操作レバーの先
端の背面側を支持して、操作レバーの先端が前カバーに
向かって押し込まれるのを防止する支持突起を前カバー
の前面に突出させたものである。更に、請求項記載の
レンズ付きフイルムユニットは、支持突起を本体基部に
形成し、前カバーを貫通させて前カバーの前面側に突出
させるようにしたものである。
【0012】 また、請求項記載のレンズ付きフイル
ムユニットは、押圧片と操作レバーとを前カバーの前面
側に向かって付勢する弾性力を備えた金属接片を用い、
押圧片は、固定端を肉薄にして金属接片への負荷を少な
くしたものである。
【0013】 更に、請求項記載のレンズ付きフイル
ムユニットは、軸着端で押圧片を押圧して変位させ、操
作レバーを押圧片の自由端側に向けてスライドさせるこ
とにより、前カバーの背面側に形成された凹部に軸着端
を組み付けるようにしたものである。
【0014】 また、請求項記載のレンズ付きフイル
ムユニットは、操作レバーが前カバーに組み付けられる
際の押圧片の自由端側へのスライド時に、該操作レバー
軸着端を凹部までガイドする傾斜面を設け、この傾斜
面の頂点部分で操作レバーが前カバーから外れるのを防
止するようにしたものである。
【0015】 更に、請求項10記載のレンズ付きフイ
ルムユニットは、押圧片の前面に充電位置に起立された
操作レバーの軸着端に当接して操作レバーの移動を規制
する規制突起を設け、この規制突起には、操作レバーを
前カバーに組み付ける際の押圧片の自由端側へのスライ
ド時に、操作レバーのスライド移動を阻害しないように
傾斜面を設けたものである。
【0016】
【作用】連続してストロボ撮影を行う際には、操作レバ
ーを前カバーの前面に軸着された軸着端で回動させて、
一端を前カバーの前面に垂直になる充電位置に起立させ
る。これにより、操作レバーの軸着端が前カバーの前面
に形成された押圧片の自由端側を押し込み、この押圧片
は金属接片を押圧して回路基板の接点部に接触させるの
で、ストロボ回路への充電が開始される。ストロボ回路
への充電終了後にストロボ撮影が行われるが、この撮影
後には、すぐに次の撮影のためのストロボ充電が行われ
るので充電操作の煩わしさはない。また、撮影を終了す
る際には、操作レバーが前カバーに対して垂直に起立し
ているので、操作レバーが充電位置のままであることが
分かりやすく、充電状態のままレンズ付きフイルムユニ
ットが放置されることはない。更に、不定期にストロボ
撮影を行う場合には、操作レバーを前カバーの前面に対
して倒伏させた非充電位置のままで押圧操作する。する
と、操作レバーの軸着端が押し込まれて略直線的な移動
をして押圧片の自由端側を押圧し、押圧片は金属接片を
押圧して接点部に接触させるので、ストロボ充電を行な
うことができる。
【0017】
【実施例】本発明のレンズ付きフイルムユニットの外観
を示す図2において、レンズ付きフイルムユニット2
は、薄型化の向上を図ったタイプのものであり、撮影機
構等が内蔵されたユニット本体3とこれを収納する紙箱
4とから構成されている。紙箱4は、ユニット本体3に
組み込まれた巻上げノブ5、ストロボ発光部6、シャッ
タボタン7等を露呈させるような輪郭となっており、ま
た、撮影レンズ8、ファインダ9及び撮影枚数表示窓1
0等を露出させるための穴が設けられている。また、ス
トロボ発光部6の下方には、ストロボ充電スイッチ11
が設けられている。このストロボ充電スイッチ11の操
作レバー12を図中二点鎖線で示すように、レンズ付き
フイルムユニット2の前面に対して垂直に起立させた充
電位置にセットすることにより、連続的にストロボ充電
を行うことができる。
【0018】ユニット本体3は、図3に分解して示すよ
うに、本体基部14,露光ユニット15,ストロボユニ
ット16,後カバー17及び前カバー18とから構成さ
れており、これらは爪係合によって着脱自在に組み付け
られている。
【0019】本体基部14は、不透明なプラスチックで
形成されており、光軸20を挟む両側には、パトローネ
を収納するパトローネ収納室21と、写真フイルムをロ
ール状にして収納するフイルムロール室22とが一体に
形成されている。パトローネ収納室21の外壁前面は、
フイルムロール室22の外壁前面よりも前方に突出した
形状となっている。
【0020】後カバー17は、不透明なプラスチックで
形成されており、本体基部14の背面側に組み付けられ
てパトローネ収納室21とフイルムロール室22とを光
密に維持する。また、後カバー17には、パトローネ収
納室21とフイルムロール室22との底面を覆うプルト
ップ式の蓋17a,17bがそれぞれ一体に設けられて
おり、蓋17aは露光済みの写真フイルムを収納したパ
トローネを取り出すときの取り出し蓋となる。
【0021】露光ユニット15は、不透明なプラスチッ
クで形成されたベース部24に、残りコマ数を表示する
撮影枚数表示板25やシャッタ羽根等からなるフイルム
巻止め機構及びシャッタ機構が組み込まれている。ま
た、ベース部24の前面には撮影レンズ8が、上部には
ファインダ9が組み込まれている。この露光ユニット1
5は、本体基部14の前面に着脱自在に取り付けられ
る。
【0022】ストロボユニット16は、回路基板27と
ストロボ発光部6とから構成されている。回路基板27
には、ストロボ回路を構成するメインコンデンサ28等
からなる電気部品と、露光ユニット15のシャッタ機構
によってオンされるシンクロスイッチ29と、ストロボ
ユニット16の電源となる乾電池30を接続するための
接片31a,31bとが取り付けられている。
【0023】回路基板27には、ストロボ回路への充電
スイッチ用に2個の接点部32a,32bが近接して設
けられている。そして、これらの接点部32a,32b
に同時に当接して充電を開始させるための金属接片33
が、接点部32a,32bに対面するように配置されて
いる。この金属接片33は、本体基部14のフイルムロ
ール室22の外壁前面に取り付けられ、ピン22aが取
付穴33aに挿入され、本体基部14と前カバー18と
に挟み込まれて位置決めされる。そして、ストロボ充電
スイッチ11の操作により接点部32a,32bに当接
される。ストロボ発光部6は、樹脂で形成された保持枠
34にストロボ光を放射する放電管や、ストロボ光を前
面に向けて反射する反射傘、配光補正板35等が組み付
けられたものである。
【0024】ストロボユニット16のストロボ回路は、
図4に示すような構成となっている。接点部32a,3
2bに金属接片33が当接されると、乾電池30からの
正電圧(1.5V)が、抵抗R1と発振トランス38の
Fコイルとを通って発振トランジスタ37のベースに印
加され、発振トランジスタ37をONさせる。発振トラ
ンジスタ37がONすると、発振トランジスタ37のコ
レクタ電流が発振トランス38のPコイル(1次側)を
通して流れ、同時に発振トランス38のSコイル(2次
側)に、SコイルとPコイルとの巻線比(Sコイル/P
コイル)の起電力を発生させる。これにより発振トラン
ス38は、Pコイル,Sコイル,Fコイルの相互誘導作
用により発振を続ける。Sコイル(2次側)の出力は、
整流器39により整流され、メインコンデンサ28へ充
電を行う。
【0025】メインコンデンサ28の他にトリガ用のト
リガコンデンサ40も設けられている。メインコンデン
サ28の充電完了は、小型ネオン管41が点灯されるこ
とによってユーザーに知らされる。トリガコンデンサ4
0からの放電は、シンクロスイッチ29の接触によって
行われ、トリガ用トランス42で昇圧されてトリガ用端
子43に印加される。次の瞬間に放電管44内部のクセ
ノンガス(Xe)の一部がイオン化して管内の内部抵抗
が下がり、放電管44が放電発光する。
【0026】前カバー18は不透明なプラスチックで形
成されており、シャッタボタン7,撮影枚数表示窓1
0,ストロボ発光部6用の開口46等が形成されてい
る。そして前カバー18にはパトローネ収納室21の突
出に合わせた突出部47が形成されており、この突出部
47は撮影時にグリップとなる。
【0027】開口46の下方に設けられたストロボ充電
スイッチ11は、前カバー18に一体に設けられ、切欠
49によって弾性が付与された押圧片50と、この押圧
片50の自由端側前面に組み付けられる操作レバー12
と、この操作レバー12を起伏自在に保持する保持部5
1とから構成されている。押圧片50は、金属接片33
の前面側に配置されており、押圧片50の押圧により金
属接片33は回路基板27の接点部32a,32bに当
接される。操作レバー12は、緩やかに湾曲した半円板
形状となっており、上下面にはそれぞれピン52a,5
2bが突設されている。そして、これらのピン52a,
52bが保持部51の内面側に形成された一対の凹部5
3a,53bに嵌入されることにより、操作レバー12
が前カバー18に組み付けられる。そして、このピン5
2a,52bと凹部53a,53bとを中心として操作
レバー12が起伏される。
【0028】図1に示すように、前カバー18に組み付
けられた操作レバー12が、前カバー18の前面に対し
て垂直に起立された充電位置にセットされると、操作レ
バー12の軸着端12aが押圧片50を押圧する。押圧
片50は弾性変形して、背面側に形成された凸部50a
で金属接片33を押圧する。これにより、金属接片33
は回路基板27の接点部32a,32bに当接される。
なお、押圧片50には、操作レバー12が充電位置にセ
ットされたときに、操作レバー12の軸着端12aが当
接する突起55が形成されており、これにより操作レバ
ー12の操作範囲が規定されている。また、操作レバー
12が充電位置にセットされると、操作レバー12は押
圧片50の弾性によって前面側に付勢されるので、操作
レバー12はそのままの状態で保持され、連続してスト
ロボ充電が行われる。
【0029】また、図5に示すように、操作レバー12
が、前カバー18に対して倒伏された非充電位置にある
ときには、操作レバー12は押圧片50を押圧しないの
で、金属接片33は回路基板27の接点部32a,32
bに当接されず、非充電状態となる。また、非充電位置
にある操作レバー12は、押圧片50に形成された支持
突起57によって先端部12bが支持されている。そし
て保持部51は、操作レバー12の円板形状を補う形状
となっているので、操作レバー12が非充電位置にある
ときのストロボ充電スイッチ11は、図2に示すように
円形となり、見栄えが向上する。
【0030】また、操作レバー12が非充電位置にある
際にも、ストロボ充電を行うことができる。図6に示す
ように、非充電位置にある操作レバー12を押圧する
と、ピン52a,52bは凹部53a,53b内を背面
側に向かって略直線的に移動する。これにより、操作レ
バー12の軸着端12aが押圧片50を押圧し、押圧片
50の凸部50aが金属接片33を押圧して回路基板2
7の接点部32a,32bに当接させる。なお、非充電
位置でのストロボ充電は、操作レバー12の押圧を解除
すると押圧片50の弾性により操作レバー12が元の位
置に押し戻され、更に金属接片33は自身の弾性により
接点部32a,32bから離れるので、充電が完了する
までの間は、操作レバー12を押圧し続ける必要があ
る。
【0031】次に上記実施例の作用について説明する。
撮影者は、被写体の輝度が低い時の屋外や、室内で連続
して撮影を行う場合には、図2に二点鎖線で示すよう
に、操作レバー12をレンズ付きフイルムユニット2の
前面に対して垂直となる充電位置に起立させる。する
と、図1に示すように、操作レバー12の軸着端12a
が押圧片50の突起55に当接して移動が規制され、操
作レバー12は充電位置にセットされる。この充電位置
では、操作レバー12の軸着端12aが押圧片50を背
面側に向けて押圧する。押圧片50は弾性変形し、背面
側に形成された凸部50aで金属接片33を押圧する。
金属接片33は、押圧片50の押圧により弾性変形し
て、ストロボユニット16の回路基板27の接点部32
a,32bに当接される。
【0032】回路基板27の接点部32a,32bに金
属接片33が当接されると、図4に示すように、乾電池
30からの正電圧(1.5V)が、抵抗R1と発振トラ
ンス38のFコイルとを通って発振トランジスタ37の
ベースに印加され、発振トランジスタ37をONさせ
る。発振トランジスタ37がONすると、発振トランジ
スタ37のコレクタ電流が発振トランス38のPコイル
(1次側)を通して流れ、同時に発振トランス38のS
コイル(2次側)に、SコイルとPコイルとの巻線比
(Sコイル/Pコイル)の起電力を発生させる。これに
より発振トランス38は、Pコイル,Sコイル,Fコイ
ルの相互誘導作用により発振を続ける。Sコイル(2次
側)の出力は、整流器39により整流され、メインコン
デンサ28へ充電を行う。メインコンデンサ28及びト
リガコンデンサ40が十分に充電されると、小型ネオン
管41が点灯され、撮影者に充電完了が知らされる。
【0033】小型ネオン管41の点灯により充電完了を
確認した後に、ファインダ9により被写体を確認してシ
ャッタボタン7を押下する。シャッタボタン7が押下さ
れると、露光ユニット15に組み込まれたシャッタ羽根
が回動して撮影レンズ8から写真フイルムまでの光路が
開放される。また、シャッタ羽根は、この回動時にシン
クロスイッチ29をオンさせる。これにより、トリガコ
ンデンサ40に充電されていた電荷がトリガ用トランス
42で昇圧されて、トリガ用端子43に印加される。次
の瞬間に放電管44内部のクセノンガスの一部がイオン
化して管内の内部抵抗が下がり、放電管44が放電発光
される。放電管44から放射されたストロボ光は、反射
傘によって前面側に向けて反射され、配光補正板35に
よって配光されて被写体に照射される。
【0034】撮影終了後には巻上げノブ5を回動操作し
て、パトローネ収納室21内に収納されたパトローネに
露光済みの写真フイルムを巻き上げる。また、この巻上
げノブ5の回動操作時にも、操作レバー12によって金
属接片33が回路基板27の接点部32a,32bに当
接されているので、上述のようにメインコンデンサ28
に再びストロボ充電が行われる。そして、写真フイルム
の巻上げ終了からあまり時間を置かずに再びストロボ充
電が完了するので、次のストロボ撮影を行うことができ
る。このように、連続してストロボ撮影を行う場合に
は、煩わしい撮影毎のストロボ充電操作を行う必要がな
い。
【0035】ストロボ撮影を終了する場合には、図5に
示すように、操作レバー12を前カバー18の前面に倒
伏する非充電位置に移動させる。しかしながら、この操
作レバー12の非充電位置への移動を忘れた場合でも、
操作レバー12はレンズ付きフイルムユニット2の前面
に対して垂直に起立しているため気が付きやすいので、
長期のあいだ充電状態で放置されることはない。これに
より、乾電池30の無駄な消耗が防止される。
【0036】また、不定期に1枚だけのストロボ撮影を
行うような場合には、図5に示すように、操作レバー1
2を非充電位置にしたままでストロボ充電を行うとよ
い。この場合には、倒伏された状態の操作レバー12を
そのまま押圧する(図6参照)。すると、操作レバー1
2のピン52a,52bが凹部53a,53b内を背面
側に向かって略直線的に移動し、軸着端12aが押圧片
50を押圧する。押圧片50は弾性変形し、背面側に形
成された凸部50aで金属接片33を押圧する。金属接
片33は、回路基板27の接点部32a,32bに当接
され、メインコンデンサ28にストロボ充電が開始され
る。なお、この場合には、操作レバー12の押圧を解除
すると、押圧片50の弾性により操作レバー12は元の
非充電位置戻され、金属接片33は自身の弾性により接
点部32a,32bから離れるので、充電完了までの間
は操作レバー12を押圧し続ける必要がある。これによ
り、乾電池30の無駄な消耗が防止される。
【0037】また、操作レバー12の前カバー18への
組み付けは、手作業によって行ってもよいが自動組み立
てを用いてもよい。この場合には、図7の(A)に示す
ように、操作レバー12を前カバー18の前面に対して
垂直に保持し、軸着端12aを押圧片50の突起55に
当接させ、さらに押圧する。この押圧は、押圧片50が
背面側に弾性変形し、操作レバー12のピン52a,5
2bが保持部51よりも背面側に位置するまで行う。
【0038】次に、操作レバー12を同図(B)に示す
ように左方にスライドさせる。そして、ピン52a,5
2bが凹部53a,53bの位置に到達したときに操作
レバー12の押圧を解除すると、ピン52a,52bは
凹部53a,53bに嵌入され、押圧片50は自身の弾
性により元の位置に復帰する。このように、操作レバー
12を自動機により組み付けると、レンズ付きフイルム
ユニット2の製造効率を向上できる。
【0039】次に、本発明の別の実施例について説明す
る。図8及び図9(A),(B)に示すように、前カバ
ー60の前面には、切欠61によって弾性自在とされた
押圧片62と、この押圧片62の自由端側前面に組み付
けられる操作レバー63と、この操作レバー63を起伏
自在に保持する保持部64とから構成されたストロボ充
電スイッチ65が設けられている。このストロボ充電ス
イッチ65は、前述の実施例のストロボ充電スイッチ1
1と同様に、図10に示すように、操作レバー63が前
カバー60に対して起立された充電位置にあるときには
連続的なストロボ充電が行われ、図11に示すように、
操作レバー63が前カバー60に沿って倒伏された非充
電位置にあるときに押圧操作された場合には、一度の撮
影分のストロボ充電が行われる。
【0040】操作レバー63は、前面が緩やかな凹形状
とされていて、押圧操作時に指が馴染みやすく操作性が
良好なものとなっている。操作レバー63の上下面に
は、それぞれピン63a,63bが突設されており、保
持部64の内壁面に形成された一対の凹部64aに嵌入
される。この凹部64aは、前カバー60の背面側に向
かって開放されており、操作レバー63は、充電位置と
非充電位置との間をピン63a,63bを中心にして回
動され、非充電位置で押圧操作された際には、ピン63
a,63bが凹部64a内を背面側に向かって移動され
る。
【0041】ピン63a,63bを回転中心とした操作
レバー63の長手側である先端部63cは、背面が切り
欠かれていて前カバー60の前面に対して隙間が形成さ
れている。この隙間により、操作レバー63を引き起こ
す際に指掛りがしやすく、操作レバー63に軽く触れた
場合には操作レバー63の先端部63cが僅かに沈み込
んで更に指に馴染みやすくなる。また、操作レバー63
の短手側である軸着端63dは背面側に向かって突条状
に突出されており、この軸着端63dが押圧片62を押
圧する際の作用点となる。
【0042】押圧片62の自由端62a側の前面には、
操作レバー63が図10に示すように充電位置に引き起
こされた際に、軸着端63dに当接して操作レバー63
の回動範囲を規制する規制突起である突条62bが一体
に形成されている。操作レバー63が非充電位置にある
ときには、操作レバー63の軸着端63dは押圧片62
の自由端62aの前面に当接され、突条62bは操作レ
バー63の背面に当接される。これにより、操作レバー
63の先端部63cは前カバー60の前面から浮き上が
り、更に指掛りがしやすくなる。
【0043】押圧片62の背面には突起67が一体に形
成されており、この突起67は押圧片62の背面側に配
置された金属接片68に当接される。そして、操作レバ
ー63が充電位置に引き起こされたり、あるいは非充電
位置で押圧操作された際には、この突起67が金属接片
68を押圧して回路基板69の接点部69a,69bに
接触させる。金属接片68には、接点部69a,69b
に接触される接触部68aと、本体基部70のフイルム
ロール室71の外壁前面に形成されたピン72に取り付
けられる取付穴68bと、押圧片62と操作レバー63
とを前面側に向かって付勢する弾性力を得るための一対
の板バネ68cとが形成されている。
【0044】金属接片68の接触部68aには、図12
に示すように、操作レバー63の押圧操作にクリック感
を付与するために湾曲されたクリック部74が設けられ
ており、このクリック部74の両側から回路基板69に
向けて1対の接触片74a,74bが突出されている。
このクリック部74に適正なクリック動作をさせるに
は、板厚が0.1mm程度が適当である。取付穴68b
には、内側に向かって3個の内歯75が形成されてお
り、圧入されるピン72に噛み込むことにより、金属接
片68は本体基部70から外れるのが防止される。
【0045】一対の板バネ68cは、0.1mm程度の
板厚で押圧片62と操作レバー63とを押し上げる弾性
力を得るために、翼のような形状をしており、本体基部
70側に向けて折り曲げられている。板バネ対68c
は、フイルムロール室71の外壁前面に当接されてお
り、金属接片68が押圧されたときには、板バネ対68
cがフイルムロール室71に摺接して開いていき、金属
接片68への押圧が解除されると、板バネ対68cがそ
の弾性によって閉じられることにより、押圧片62と操
作レバー63とを前面側に向けて押し上げる。板バネ対
68cの端面は、フイルムロール室71に対してスムー
ズに摺接できるように折り曲げられている。板バネ対6
8cに形成された穴76は、板バネ対68cの弾性力を
調節するためのものである。
【0046】このように、金属接片68の弾性力で押圧
片62と操作レバー63とを付勢するようにしたのは、
どのような条件下においても非充電位置で金属接片68
が回路基板69の接点部69a,69bに接触されない
ようにするためである。押圧片62の弾性力のみを用い
た場合、例えば操作レバー63を充電位置に起立させた
状態でレンズ付きフイルムユニットを高温下に放置する
と、押圧片62が熱により変形してしまい、操作レバー
63を非充電位置に戻しても押圧片62は元の位置に復
帰せず金属接片を押圧し続けてしまい、無駄に乾電池が
消耗されてしまうことがある。しかしながら、金属製の
バネならばプラスチックよりも熱による影響を受けにく
く、この金属製のバネを金属接片と一体に設けることに
より、部品点数の増加によるコストアップも発生しない
という効果が得られる。
【0047】なお、図9(A)に示すように、押圧片6
2の前カバー60に連結された固定端62cは、薄肉化
されている。これにより、押圧片62による板バネ対6
8cへの負荷が小さくなる。
【0048】金属接片68には、取付穴68b以外に穴
78が形成されており、この穴78には本体基部70に
形成された支持突起80が嵌入される。非充電位置に倒
伏された操作レバー63は、レンズ付きフイルムユニッ
トが前面を下向きにして置かれた場合に、先端部63c
がレンズ付きフイルムユニットの重みによって押圧され
て、押圧片62を押し込んでしまうことがある。これに
より、金属接片68が回路基板69の接点部69a,6
9bに接触されてしまい、乾電池が無駄に消耗されるこ
とがある。支持突起80は、このような不具合を防止す
るためのもので、操作レバー63の先端部63cが押圧
された際に、その背面に当接して押圧片62への押圧を
阻止する。本実施例では、支持突起として先端部63c
の中央部分を支持する支持突起80と、この支持突起8
0の両脇で支持する支持突起81,82との三個が設け
られている。
【0049】中央部分を支持する支持突起80は、金属
接片68の穴78と、押圧片62の穴83とを貫通して
前カバー60の前面側に配置される。また、両脇を支持
する支持突起81,82は、前カバー60に形成された
切欠61を貫通して前カバー60の前面側に突出され
る。これにより、図13に示すように、操作レバー63
の先端部63cが押圧されても、先端部63cの背面は
支持突起80,81,82に支持されて押圧片62を押
圧することはないので、無駄にストロボ充電が行われる
ことはなく、乾電池の消耗を防止することができる。な
お、支持突起80は、金属接片68の振れ止めとしての
機能も有している。
【0050】前述したストロボ充電スイッチ11では、
非充電位置にある操作レバー12を押圧操作してストロ
ボ充電を行うときに、指先や爪の先が操作レバー12の
軸着端12aに対向する保持部51の直線部に掛かって
しまい、操作性が良くないという問題があった。そのた
め、本実施例では、保持部64の操作レバー63の軸着
端63dに対向する直線部64bを切欠85によって弾
性自在にして、弾性片86とした。これによれば、図1
1に示すように、操作レバー63を押圧操作する際に指
先が保持部64の直線部64bに掛かっても、この直線
部64bは弾性片86として操作片63と同じようにレ
ンズ付きフイルムユニット内部に向けて弾性変形される
ので、操作性が大幅に向上される。
【0051】前カバー60は、操作レバー63が組み付
けられた状態で本体基部70の前面に組み付けられる。
本実施例のストロボ充電スイッチ65における、操作レ
バー63の保持部64への組み付けは、前述のストロボ
充電スイッチ11と同様に、操作レバー63の軸着端6
3dで押圧片62を押圧して変位させてから、押圧片6
2の自由端62a側にスライド移動させることにより、
ピン63a,63bが凹部64aに嵌入される。しかし
ながら、更に操作レバー63を保持部64に組み付けや
すくするために、本実施例では、図14に示すように、
保持部64の内壁に傾斜面88と、押圧片62の突条6
2bに傾斜面89とが設けられている。
【0052】これによれば、操作レバー63を前カバー
60の前面に対して緩やかに傾斜させた状態で、ピン6
3a,63bを切欠61内に挿入し、軸着端63dを押
圧片62と保持部64との間に差し込み、操作レバー6
3を押圧片62の自由端62a側にスライド移動させる
だけで、ピン63a,63bは傾斜面88にガイドされ
て凹部64aに嵌入される。また、軸着端63dは、傾
斜面88に沿ってスライドされるので、突条62bに引
っ掛かることもない。更に、操作レバー63を傾斜させ
て組み付けるので、押圧片62の変位量が僅かで済み、
塑性変形することもない。また、傾斜面88の頂点部8
8aは、図15に示すように、操作レバー63が最も前
カバー60の背面側に移動した場合でも、ピン63a,
63bよりも背面側に位置するような高さとされている
ので、操作レバー63が前カバー60から外れることは
ない。
【0053】なお、上記ストロボ充電スイッチ65で
は、本体基部70に設けられた支持突起80,81,8
2によって操作レバー63の先端部63cの背面を支持
するようにしたが、中央部の支持突起80のみ、あるい
は両脇の支持突起81,82のみで支持するようにして
もよい。更に、操作レバーの先端部の押圧によって押圧
片が押圧されなければ、図16に示すように、前カバー
91に支持突起92,93を設けるようにしてもよい。
この場合には、前カバー91の支持突起92,93上に
操作レバー94の先端部94aが配置されるように、操
作レバー94は、先端部94aが僅かに延長されたもの
用いるとよい。
【0054】また、金属接片としては、フイルムロール
室71の外壁前面に摺接して弾性を発揮する翼形状の板
バネ対68cを備えた金属接片68を用いたが、図17
に示すように、取付穴98が設けられた平面部99から
板バネ96,97が突設された金属接片100を用いて
もよい。更に、図18に示すように、金属接片101に
対して、2本の板バネ102,103が形成されたバネ
ユニット104をスポット溶接等で一体化するようにし
てもよい。これによれば、バネユニット104に金属接
片101よりも厚い金属板を用いることができるので弾
性を向上させることができ、より確実に押圧片62と操
作レバー63とを付勢することができる。なお、符号1
05,106は、バネユニット104を金属接片101
に供給する際や、金属接片101が一体化されたバネユ
ニット104を本体基部70に組み付ける際に用いられ
るパーツフィーダ用の形状である。
【0055】更に、非充電位置にある操作レバー63の
押圧操作の操作性向上のために、保持部64の直線部6
4bを弾性片86としたが、この弾性片86に代わり、
図19(A),(B)に示すように、押圧片62の自由
端62aを延長,屈曲させることにより操作レバー63
の軸着端63dに対向させ、保持部64の直線部64b
を構成させるようにしてもよい。これによれば、図20
に示すように、操作レバー63と保持部64の直線部6
4bとが指先により押圧されても、直線部64bは押圧
片62と一体化されているので操作レバー63と一緒に
沈み込むので、操作性が大幅に向上される。
【0056】また、操作レバー63は、背面側と軸着端
63d側とに押圧片62が配置されるので、例えばレン
ズ付きフイルムユニットを落下させてしまい前カバー6
0が極端に歪んだ場合でも、操作レバー63が凹部64
aから外れて前カバー60内に潜り込むような不具合は
発生しない。
【0057】なお、上記各実施例では、操作レバーを半
円板形状とし、非充電時にストロボ充電スイッチが円形
になるようにしたが、これに限らず矩形や楕円形,三角
形等にしてもよい。また、金属接片を本体基部に取り付
けるようにしたが、小型にして押圧片の背面側に貼着や
爪係合等で取り付けるようにしてもよいし、プリント基
板上に取り付けてもよい。また、スイッチ機能と前カバ
ーの押圧片を付勢する機能とを分離し、スイッチ用の金
属接片をプリント基板上に設け、押圧片付勢用のバネを
別部品として設けてもよい。更に、この操作レバーは前
カバーの前面に固執することなく、前カバーの側面や後
カバーの背面に同様の構造で配置可能である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレンズ付
きフイルムユニットは、連続してストロボ撮影を行う場
合に一度の充電操作を行うだけで、その後の撮影毎の充
電操作を必要としないので、連続的なストロボ撮影時の
煩わしさが解消される。また、充電位置にある操作レバ
ーは明確に確認できるので、不要な電源電池の消耗を防
止することができる。更に、部品の増加も僅かで済むの
で、低コストで実施することができる。
【0059】更に、不定期にストロボ撮影を行う場合に
は、非充電位置にある操作レバーを押圧操作すること
で、1回の撮影分のストロボ充電を行うことができるの
で、不要な電源電池の消耗を防止することができる。
【0060】また、操作レバーは、二通りに使用して充
電操作できるので、操作部分をコンパクトにまとめるこ
とができる。更に、操作レバーは回動されたときも押圧
されたときも軸着端で押圧片を押圧して充電を開始させ
るので、充電スイッチを簡素化できる。
【0061】更に、前カバーの非充電位置にある操作部
材の軸着端に対向する部位を切欠により弾性自在とした
ので、操作レバーの押圧操作時の操作性が向上できる。
また、押圧片の自由端側を屈曲させて操作レバーの前面
に対して面一にしても、同様に操作レバーの押圧操作の
操作性を向上できる。
【0062】更に、非充電位置にある操作レバーの先端
の背面を支持突起により支持するようにしたので、操作
レバーの先端への押圧による不要なストロボ充電は発生
しない。また、支持突起を本体基部に形成するようにし
たので、支持突起による支持は確実なものとなる。
【0063】また、押圧片と操作レバーとの付勢を金属
接片の弾性力により行うようにしたので、押圧片の変形
による不要なストロボ充電は発生しない。更に、押圧片
の固定端を肉薄にしたので、金属接片に掛かる負荷が軽
減でき、金属接片の肉厚を薄くすることができる。
【0064】また、操作レバーは、軸着端で押圧片を押
圧して変形させてから、押圧片の自由端側に向けてスラ
イドすることにより、前カバーの背面側に形成された凹
部に組み付けられるようにしたので、自動組み立てに容
易に対応させることができ、製造効率の向上が図れる。
更に、前カバーの背面に、操作レバーの軸着端を凹部ま
でガイドする傾斜面を設け、操作レバーの移動を規制す
る規制突起にも傾斜面を設けたので、操作レバーの押圧
片自由端側へのスライドが容易になる。また、傾斜面の
頂点部分で操作レバーが前カバーから外れるのを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】連続充電状態にあるユニット本体の要部断面図
である。
【図2】本発明のレンズ付きフイルムユニットの外観を
示す斜視図である。
【図3】ユニット本体の構成を示す分解斜視図である。
【図4】ストロボユニットの回路図である。
【図5】非充電状態にあるユニット本体の要部断面図で
ある。
【図6】押圧操作による充電状態にあるユニット本体の
要部断面図である。
【図7】操作レバーの自動組立方法を示す説明図であ
る。
【図8】別の実施例のストロボ充電スイッチの構成を示
す分解斜視図である。
【図9】別の実施例の非充電状態にあるストロボ充電ス
イッチの概略図である。
【図10】別の実施例の連続充電状態にあるユニット本
体の要部断面図である
【図11】別の実施例の押圧操作による充電状態にある
ユニット本体の要部断面図である。
【図12】別の実施例の金属接片の外観を示す斜視図で
ある。
【図13】別の実施例の操作レバーの先端部が押圧され
た状態のユニット本体の要部断面図である。
【図14】別の実施例の操作レバーの組付け方法を示す
説明図である。
【図15】別の実施例の押圧操作時の保持部内の状態を
示すユニット本体の要部断面図である。
【図16】更に別の実施例のストロボ充電スイッチの正
面図である。
【図17】金属接片の更に別の実施例を示す外観斜視図
である。
【図18】金属接片の更にまた別の実施例を示す外観斜
視図である。
【図19】更にまた別の実施例の非充電状態にあるスト
ロボ充電スイッチの概略図である。
【図20】更にまた別の実施例の押圧操作による充電状
態にあるユニット本体の要部断面図である。
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット 11,65 ストロボ充電スイッチ 12,63 操作レバー 14,70 本体基部 16 ストロボユニット 18,60 前カバー 27,69 回路基板 32a,32b,69a,69b 接点部 33,68,100,101 金属接片 50,62 押圧片 80,81,82,92,93 支持突起
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−303173(JP,A) 実開 昭55−4488(JP,U) 実開 平4−120960(JP,U) 実開 平3−54919(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03C 3/00 G03B 15/05

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め写真フイルムが内蔵された本体基部
    の前面に、ストロボ回路が形成された回路基板及びスト
    ロボ発光部からなるストロボユニットが組み付けられ、
    さらにその前面を覆うように前カバーが組み付けられる
    とともに、前カバーに設けられた操作レバーを操作する
    ことによって、前記回路基板に設けられた接点部に金属
    接片を接触させてストロボ回路への充電を開始させるよ
    うにしたレンズ付きフイルムユニットにおいて、 前記操作レバーは、一端が前カバーの前面から垂直に起
    立した充電位置と前カバーの前面に沿って倒伏した非充
    電位置との間で起伏自在であり、操作レバーを充電位置
    に起立させたときに操作レバーの他端によって前記金属
    接片が接点部に押し付けられ、かつ操作レバーを非充電
    位置に倒伏して押圧操作することにより、前記金属接片
    が接点部に当接されることを特徴とするレンズ付きフイ
    ルムユニット。
  2. 【請求項2】 予め写真フイルムが内蔵された本体基部
    の前面に、ストロボ回路が形成された回路基板及びスト
    ロボ発光部からなるストロボユニットが組み付けられ、
    さらにその前面を覆うように前カバーが組み付けられる
    とともに、前記回路基板に設けられた接点部に金属接片
    を接触させてストロボ回路への充電を開始させるように
    したレンズ付きフイルムユニットにおいて、 前記前カバーに一体に形成され、自由端側が弾性に抗し
    て押圧されたときに変形して背面側に配置された前記金
    属接片を接点部に接触させる押圧片と、この押圧片の自
    由端側前面で前カバーに軸着され、先端が前カバーの前
    面から垂直に起立した充電位置と前カバーに沿って倒伏
    した非充電位置との間で起伏自在であるとともに、軸着
    端が押圧片に向かって略直線的に移動自在とされた操作
    レバーとを備え、操作レバーを非充電位置から充電位置
    に起立させたときには、軸着端の回動により押圧片の自
    由端側を押し込んで金属接片を接点部に接触させ、かつ
    操作レバーを非充電位置に倒伏させたまま軸着端を押し
    込んだときには、軸着端の略直線的な移動により押圧片
    の自由端側を押し込んで金属接片を接点部に接触させる
    ようにしたことを特徴とするレンズ付きフイルムユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記前カバーは、非充電位置にある操作
    レバーの軸着端に対向する部位操作レバーと一緒に
    押圧操作される弾性片が設けられていることを特徴とす
    る請求項記載のレンズ付きフイルムユニット。
  4. 【請求項4】 前記押圧片の自由端側を前面側に屈曲さ
    、非充電位置にある操作レバーの軸着端に対向させ
    て、操作レバーと一緒に押圧操作されるようにしたこと
    を特徴とする請求項記載のレンズ付きフイルムユニッ
    ト。
  5. 【請求項5】 前記操作レバーは、非充電位置にある際
    に、前カバーの前面側に突出された支持突起によって先
    端の背面側が支持され、操作レバーの先端が前カバーに
    向かって押し込まれるのが防止されることを特徴とする
    請求項2乃至4いずれか記載のレンズ付きフイルムユニ
    ット。
  6. 【請求項6】 前記支持突起は本体基部に形成され、前
    カバーを貫通して前カバーの前面側に突出されているこ
    とを特徴とする請求項記載のレンズ付きフイルムユニ
    ット。
  7. 【請求項7】 前記金属接片は、押圧片と操作レバーと
    を前カバーの前面側に向けて付勢する弾性力を備え、押
    圧片は、固定端が肉薄にされて金属接片への負荷が少な
    くされていることを特徴とする請求項2乃至6いずれか
    記載のレンズ付きフイルムユニット。
  8. 【請求項8】 前記操作レバーは、軸着端で押圧片を押
    圧して変位させてから押圧片の自由端側に向けてスライ
    ドされて、前カバーの背面側に形成された凹部に軸着端
    が組み付けられることを特徴とする請求項2乃至7いず
    れか記載のレンズ付きフイルムユニット。
  9. 【請求項9】 前記前カバーの背面側には、操作レバー
    が前カバーに組み付けられる際の押圧片の自由端側への
    スライド時に、該操作レバーの軸着端を前記凹部までガ
    イドする傾斜面が設けられており、この傾斜面の頂点部
    分で操作レバーが前カバーから外れるのを防止すること
    を特徴とする請求項記載のレンズ付きフイルムユニッ
    ト。
  10. 【請求項10】 前記押圧片には、前面に充電位置に起
    立された操作レバーの軸着端に当接して操作レバーの移
    動を規制する規制突起が設けられていて、この規制突起
    には、操作レバーが前カバーに組み付けられる際の押圧
    片の自由端側へのスライド時に、操作レバーのスライド
    移動を阻害しないように傾斜面が設けられていることを
    特徴とする請求項8又は9記載のレンズ付きフイルムユ
    ニット。
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