JPH0641227Y2 - レンズ付きフィルムユニット - Google Patents

レンズ付きフィルムユニット

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JPH0641227Y2
JPH0641227Y2 JP16828287U JP16828287U JPH0641227Y2 JP H0641227 Y2 JPH0641227 Y2 JP H0641227Y2 JP 16828287 U JP16828287 U JP 16828287U JP 16828287 U JP16828287 U JP 16828287U JP H0641227 Y2 JPH0641227 Y2 JP H0641227Y2
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contact
film unit
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lens
strobe
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JP16828287U
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JPH0173841U (ja
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高秋 小谷
徳次 佐藤
耕 青崎
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はストロボ装置にシンクロ信号を発信するシンク
ロ接点を備えたレンズ付きフイルムユニットに関するも
のである。
〔従来の技術〕
フイルムを内蔵した容器に簡単な撮影機構を組み込ん
で、非常に低価格で提供されているレンズ付きフイルム
ユニット(以下、フイルムユニットと記す)では、低照
度下において適正な撮影が可能ではないので、このフイ
ルムユニットに対してストロボ装置を備えたものが望ま
れている。このようなレンズ付きフイルムユニットにお
いては、可能な限りローコストである必要から、例えば
シャッタ羽根の移動路に一対の細長い接片を設け、この
接片を露光用開口の全開時にシャッタ羽根で押圧して閉
じる等の簡単な機構のシンクロ接点を内蔵させることが
好ましい。
ところで、ストロボ装置を発光させるためにはトリガ回
路を短絡させるが、この短絡信号を出力するシンクロ接
点とトリガ回路との間には、トリガ回路からの高電圧が
直接シンクロ接点にかかり、接点が融着するという欠点
があった。従来のストロボではこれを防ぐ為に通常サイ
リスタが設けられている。しかしながら、このサイリス
タは非常に高価であるため、上記のような非常に低価格
であるフイルムユニットと組み合わせるストロボ装置に
使用すると、全体が高価格となってしまうという問題が
ある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来のシンクロ接点は一対の細長い接片のうちの一方が
シャッタ羽根で押圧されて屈曲され、他方に接触され、
接点の幅方向長さ分が接触し、さらに他方の接片も屈曲
されるので、一方の接片が自身の弾性によって元に戻る
際に他方の接片も一緒に戻ろうとする。したがって、接
片同士の接触面積が大きくなるとともに、接触時間が長
くなり、溶着の危険性が高いという問題点があった。
〔考案の目的〕
本考案は以上のような問題点に鑑みてなされたもので、
高価なサイリスタ等の高価な回路素子を省略してローコ
スト化を図りながら、信頼性の高いシンクロ接点を内蔵
したレンズ付きフイルムユニットを提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、シャッタ羽根の移
動路内に一端が位置するように設けられ、シャッタ羽根
の開放時にシャッタ羽根の押圧によって屈曲される第1
接片と、屈曲した第1接片に先端の一部が接触するよう
に先端部の位置が決められた第2接片とからなるシンク
ロ接点装置をレンズ付きフイルムユニットに内蔵させた
ものである。
〔作用〕
以上の構成によれば、シャッタ羽根が全開したときに、
シャッタ羽根自体によって第1接片が屈曲され、第1接
片の屈曲された辺の途中が第2接片の先端に接触され
る。この短絡信号によってストロボ装置のトリガ回路が
短絡される。この時、第2接片はほとんど点接触であ
り、かつ屈曲量が極めて少ないので、第1接片と第2接
片との接触時間が短縮され、第1接片と第2接片との間
にトリガ回路からの高電圧による大電流が流れても、第
1接片と第2接片との接触面が溶着することはない。
以下、本考案の実施例について、図面を参照しながら説
明する。
〔実施例〕 フイルムユニット10を部分的に破断した第1図におい
て、フイルムユニット10の本体部11は紙箱12によって覆
われている。この紙箱12には撮影レンズ,レリーズボタ
ン,巻き上げノブ,フイルムカウンタ表示窓などの他、
ファインダ開口部15,発光部20,充電スイッチ21を露出さ
せるための穴が開設され、これらの穴を通して撮影操作
できるようにしてある。
本体部11には、パトローネ室13,フイルムロール室14が
形成されており、パトローネから引き出されてロール状
にされた135タイプのフイルムロールがフイルムロール
室14に、このフイルムロールを巻き込むためのパトロー
ネがパトローネ室13に装填されている。本体部11は光密
性のプラスチックで成形されており、この本体部11の底
部には底蓋13が超音波溶着などによって固着されて光密
に閉鎖されており、ユーザーはこれを取り外すことがで
きないようになっている。
フイルムユニット10のA−A断面を示す第2図におい
て、プリント基板30の前面上部には発光部20,中間部に
はストロボ回路28,下部には充電スイッチ21,背面上には
メインコンデンサ31が取り付けられている。充電スイッ
チ21は、プリント基板30に各々一端側が固着されたZ字
型接片25とL字型接片26とから構成され、L字型接片26
には、プラスチック成形された感電防止用の絶縁円板27
が接着されている。
フイルムユニット10の本体部11の中央には、シャッタベ
ース51が設けられており、このシャッタベース51の上方
にはシャッタ作動レバー52が配置されている。シャッタ
ベース51に形成されたピン51aにはシャッタ羽根50が回
動自在に取り付けられ、スプリング54によって反時計方
向に付勢されている。
シャッタベース51の中央部には露光用の開口55が開設さ
れており、通常はシャッタ羽根50によって閉じられてい
る。この開口55の下方にはシンクロ接点ユニット60の接
片62,63が配置されている。これらの接片62,63は導電性
の細長い薄片からなり、互いに一定間隔をもって平行と
なるように支持部材61にモールド成形されている。この
支持部材61には突起部61aが形成され、この突起部61aが
フイルムロール室14の外壁に形成された鉤状突起15,16
の間に嵌入され、支持部材61の底部がフイルムロール室
14の外壁の凸部17に規制されることによって、支持部材
61は本体基部11に固定される。
前記接片62,63のうちの一方の接片63は他方の接片62よ
りも短く、その先端部は第3図に示したように尖った形
状をしている。また、接片63の下面はシャッタベース51
に形成された突起64に対しており、詳しくは後述するよ
うに接片62がシャッタ羽根50によって屈曲して接片63に
接触したときに、接片63が屈曲されないか、もしくは極
めてわずかしか屈曲しないようになっている。
なお、前記接片62,63の下方の前記パトローネ室13,フイ
ルムロール室14の間には、ストロボ用の電源としての電
池32が、本体部11と一体に成形された電池受部65に嵌め
込まれて固定されている。
前記接片62,63の端部62a,63aは、第3図に示すようにス
トロボ回路28内のトリガ回路に接続されている。このス
トロボ回路28には、電池32を含む電源回路40と電源スイ
ッチ21とが直列に接続されており、電源回路40からの高
電圧出力は、トリガ用コンデンサ42及びメインコンデン
サ31を充電する。トリガ用コンデンサ42にはトリガ用ト
ランス43が接続され、その一次巻線43aには接片62の端
部62aが、二次巻線43bには放電管23の放電を開始させる
ためのトリガ電極23aがそれぞれ接続されている。
つぎに、本考案の作用について説明する。先ず、絶縁円
板27を押圧すると、L字型接片26が第2図の破線のよう
に曲げられてZ字型接片25に接触し充電スイッチ21がON
する。これにより、電源回路40から供給される電流によ
ってメインコンデンサ31,トリガ用コンデンサ42に充電
が行われる。
レリーズボタンを押し込むと、第1図に示したシャッタ
作動レバー52は突起部50aを押圧しながら勢いよく回動
する。すると、シャッタ羽根50は点線の位置まで回動さ
れ、開口55が全開されると同時に、シャッタ羽根50の先
端が接片62を押圧してこれを破線で示したように屈曲さ
せ、接片62の辺の中間部が接片63の先端部に接触する。
この瞬間にストロボ回路28内のトリガ回路が短絡され、
トリガ用コンデンサ42に蓄えられていた電荷が1次巻線
43aを介して放電される。こうしてトリガ回路が短絡さ
れると二次巻線43b,トリガ電極23aを介して放電管23に
発光のトリガ信号が与えられ、放電管23はメインコンデ
ンサ31に蓄えられた電荷によって放電し、被写体に補助
照明が与えられる。
ところで、接片62,63が接触した後には、接片62にはそ
れ自身の弾性によって元の位置に復元されるが、これら
が接触した瞬間には、トリガ用コンデンサ42の高電圧が
接片62,63の間に印加されるようになる。しかし、一方
の接片63はその下面が突起64に当接してほとんど屈曲し
ないこと、さらにその先端部が尖っていることから、接
片62との接触面積が小さいとともに、接触時間が極めて
短いものになり、これらの接触部分が溶着し合うことを
防止できる。
放電管23が放電発光されたつぎの瞬間、シャッタ羽根50
の突起部50aはシャッタチャージレバー52から外れ、ス
プリング54によって引き戻される。そして、シャッタ羽
根50はストッパ51bに当接して停止し、開口55が閉じら
れる。前記充電スイッチ21の押圧を止めれば、L字型接
片26が第2図に示す実線の位置に戻り、ストロボ回路28
の充電は停止される。
このフイルムユニット10を購入したユーザーはそのまま
レリーズボタンを操作して写真撮影を行うことができ
る。撮影を行うごとに巻き上げノブを操作することによ
って、露光済みのフイルムはパトローネに巻き込まれ
る。そして、全コマの撮影を終えた後には、そのままの
状態で現像取扱店に提出する。現像所では、本体部11か
らパトローネを取り出し、従来通りの現像,焼き付け処
理を行って、ネガ及びプリント写真がユーザーに戻され
る。したがって、このフイルムユニット10の本体部11は
使い捨て式となり、ユーザーには返却されることがな
い。
なお、接片62,63の溶着を防ぐには、この接片62,63をそ
れぞれ融点の異なる材質によって形成したり、片方だけ
にニッケルメッキを施すとさらによい。また、第4図に
示すように接片63の先端を接片62の方向に折り曲げて、
その先端を鋭角状にしておいても上記と同様の効果が得
られる。
また、ストロボはフイルムユニットに内蔵したものとし
て説明したが、外付け方式のものにも利用できる。その
時には、シンクロ接点装置の他方がストロボ装置とフイ
ルムユニットの結合部まで延長され、ストロボ装置を接
続した際にフイルムユニットの接点とストロボ側の端子
が接続される。また、外付けタイプのストロボの場合に
は、電池を、第2図に破線で示すように、基板30の背後
に置くことができる。そして、電池34の上下のプラスチ
ック製の蓋,底を薄肉部11a,11bとして、使用後に外箱
を外した後に薄肉部11a,11bを強くプレスすると、電池3
4を取り出せるようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案のフイルムユニットにおいては、
下方に突起を備えてほとんど屈曲しないようにした短い
接片と、シャッタ羽根に連動して曲げられ、短い接片の
先端に接触される長い接片との組合せからなるシンクロ
接点を備えたので、接片同士の接触時間を非常に短縮す
ることができるようになる。したがって、これらの接片
同士がトリガ回路からの高電圧で溶着するという不都合
がなくなり、サイリスタ等の回路素子を省略したローコ
スト型のものでありながら、信頼性の高いシンクロ接点
を内蔵したレンズ付きフイルムユニットを提供すること
ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部を開示するために、外
表部の一部を破断した正面図である。 第2図は第1図のA−A断面図である。 第3図は本考案の一実施例に用いた回路の概略図であ
る。 第4図はシンクロ接点ユニットの他の例の概略図であ
る。 10……フイルムユニット 11……本体部 20……発光部 21……充電スイッチ 31……メインコンデンサ 42……トリガ用コンデンサ 50……シャッタ羽根 60……シンクロ接点ユニット 61……支持部材 62,63……接片 64……突起。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−288817(JP,A) 実開 昭57−69118(JP,U) カメラ通信,Vol.42 No.12,昭 和62.12.30,P.74〜P.75

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャッタ羽根が開放したときにストロボ用
    トリガ回路に短絡信号を出力するシンクロ接点装置を備
    えたレンズ付きフイルムユニットにおいて、 前記シンクロ接点装置は、シャッタ羽根の移動路内に一
    端が位置するように設けられ、シャッタ羽根の開放時に
    シャッタ羽根の押圧によって屈曲される第1接片と、屈
    曲した第1接片に先端の一部が接触するように先端部の
    位置が決められた第2接片とからなることを特徴とする
    レンズ付きフイルムユニット。
  2. 【請求項2】前記第2接片は、その先端部が尖っている
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    レンズ付きフイルムユニット。
  3. 【請求項3】前記シンクロ接点装置の他方がストロボ装
    置とフイルムユニットの結合部まで延長され、ストロボ
    装置を接続した際にフイルムユニットの接点とストロボ
    側の端子が接続されることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のレンズ付きフイルムユニット。
JP16828287U 1987-11-02 1987-11-02 レンズ付きフィルムユニット Expired - Lifetime JPH0641227Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16828287U JPH0641227Y2 (ja) 1987-11-02 1987-11-02 レンズ付きフィルムユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16828287U JPH0641227Y2 (ja) 1987-11-02 1987-11-02 レンズ付きフィルムユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0173841U JPH0173841U (ja) 1989-05-18
JPH0641227Y2 true JPH0641227Y2 (ja) 1994-10-26

Family

ID=31457325

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16828287U Expired - Lifetime JPH0641227Y2 (ja) 1987-11-02 1987-11-02 レンズ付きフィルムユニット

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JP (1) JPH0641227Y2 (ja)

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
カメラ通信,Vol.42No.12,昭和62.12.30,P.74〜P.75

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JPH0173841U (ja) 1989-05-18

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