JP2000122237A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents
レンズ付きフイルムユニットInfo
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- JP2000122237A JP2000122237A JP10296383A JP29638398A JP2000122237A JP 2000122237 A JP2000122237 A JP 2000122237A JP 10296383 A JP10296383 A JP 10296383A JP 29638398 A JP29638398 A JP 29638398A JP 2000122237 A JP2000122237 A JP 2000122237A
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- JP
- Japan
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- lens
- photographing
- unit
- photographer
- film unit
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- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 廉価で操作が簡単なセルフ撮影専用のレンズ
付きフイルムユニットを提供する。 【解決手段】 レンズ付きフイルムユニット10は、予
めフイルム及びカートリッジが組み込まれ、シャッタを
含む撮影機構が内蔵されたユニット本体11と、ユニッ
ト本体11の中央部を覆う外装用のラベル12とからな
る。ユニット本体11の前面には、撮影光学系としての
撮影レンズ13,撮影範囲を確認する固定式のミラー1
4,ストロボ発光部15,充電操作ボタン16が形成さ
れている。ユニット本体11の上面には、カウンタ窓1
7,シャッタボタン18が形成され、表示用ライトガイ
ド19が露呈している。
付きフイルムユニットを提供する。 【解決手段】 レンズ付きフイルムユニット10は、予
めフイルム及びカートリッジが組み込まれ、シャッタを
含む撮影機構が内蔵されたユニット本体11と、ユニッ
ト本体11の中央部を覆う外装用のラベル12とからな
る。ユニット本体11の前面には、撮影光学系としての
撮影レンズ13,撮影範囲を確認する固定式のミラー1
4,ストロボ発光部15,充電操作ボタン16が形成さ
れている。ユニット本体11の上面には、カウンタ窓1
7,シャッタボタン18が形成され、表示用ライトガイ
ド19が露呈している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ付きフイル
ムユニットに関するものであり、詳しくは、撮影者が撮
影者自身を撮影するセルフ撮影用のレンズ付きフイルム
ユニットに関するものである。
ムユニットに関するものであり、詳しくは、撮影者が撮
影者自身を撮影するセルフ撮影用のレンズ付きフイルム
ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、手軽に写真撮影を楽しむことがで
きるように、本出願人よりレンズ付きフイルムユニット
が販売されている。レンズ付きフイルムユニットは、撮
影レンズやシャッタ装置等の撮影機構を組み込んだユニ
ット本体に予め未露光の写真フイルムを内蔵させたもの
で、購入してすぐに写真撮影を行うことができ、また、
撮影後にもそのまま現像所に出せばよいという便利さか
ら、一般に広く利用されている。
きるように、本出願人よりレンズ付きフイルムユニット
が販売されている。レンズ付きフイルムユニットは、撮
影レンズやシャッタ装置等の撮影機構を組み込んだユニ
ット本体に予め未露光の写真フイルムを内蔵させたもの
で、購入してすぐに写真撮影を行うことができ、また、
撮影後にもそのまま現像所に出せばよいという便利さか
ら、一般に広く利用されている。
【0003】また最近では、近接撮影に対応したレンズ
付きフイルムユニットとして、セルフ写真を撮ったり、
あるいはペットや植物をクローズアップして撮影できる
ようにしたアダプターが販売されている。一方、レンズ
付きフイルムユニットの使用形態として、撮影レンズを
撮影者自身の方に向けてレンズ付きフイルムユニットを
把持し、そのままレリーズ操作を行って撮影者自身を撮
影する、所謂、セルフ撮影を行うユーザーが多くなって
いる。
付きフイルムユニットとして、セルフ写真を撮ったり、
あるいはペットや植物をクローズアップして撮影できる
ようにしたアダプターが販売されている。一方、レンズ
付きフイルムユニットの使用形態として、撮影レンズを
撮影者自身の方に向けてレンズ付きフイルムユニットを
把持し、そのままレリーズ操作を行って撮影者自身を撮
影する、所謂、セルフ撮影を行うユーザーが多くなって
いる。
【0004】例えば、本出願人により提案されている図
6(A),(B)に示す近接撮影用アダプター1は、レ
ンズ付きフイルムユニットのユニット本体2の前面に装
着され、ピントを通常の被写体距離よりも近距離側に変
更する補助レンズ4を固定するとともに、ストロボ発光
窓5の前面を覆う位置に、遮光性を有する樹脂からな
り、ストロボ発光窓5から放出されたストロボ光の光束
の一部を通過させる穴6が複数形成された減光板7を取
りつけられたものである。また、セルフ撮影時に、被写
体である撮影者の露光範囲,表情を映す凸面状のハーフ
ミラー8がファインダ9の前面を覆うように位置決めさ
れるようにアダプター1に取りつけられている。
6(A),(B)に示す近接撮影用アダプター1は、レ
ンズ付きフイルムユニットのユニット本体2の前面に装
着され、ピントを通常の被写体距離よりも近距離側に変
更する補助レンズ4を固定するとともに、ストロボ発光
窓5の前面を覆う位置に、遮光性を有する樹脂からな
り、ストロボ発光窓5から放出されたストロボ光の光束
の一部を通過させる穴6が複数形成された減光板7を取
りつけられたものである。また、セルフ撮影時に、被写
体である撮影者の露光範囲,表情を映す凸面状のハーフ
ミラー8がファインダ9の前面を覆うように位置決めさ
れるようにアダプター1に取りつけられている。
【0005】セルフ撮影時には、撮影者はユニット本体
2に近接撮影用アダプター1を装着し、ハーフミラー8
に映る撮影者自身である被写体像の露光範囲,表情を決
めた後にシャッタレリーズを行う。また、標準撮影時に
は、レンズ付きフイルムユニットから近接撮影用アダプ
ター1を取り外してから通常の撮影操作を経てシャッタ
レリーズを行う。
2に近接撮影用アダプター1を装着し、ハーフミラー8
に映る撮影者自身である被写体像の露光範囲,表情を決
めた後にシャッタレリーズを行う。また、標準撮影時に
は、レンズ付きフイルムユニットから近接撮影用アダプ
ター1を取り外してから通常の撮影操作を経てシャッタ
レリーズを行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うなアダプターを用いた近接撮影は、別売り品となる近
接撮影用アダプターをわざわざ購入しなければならず、
携帯に不便であり、また、紛失する可能性も高い。さら
に、近接撮影と標準撮影との切り替え操作が面倒で、手
軽に近接撮影を取り組めるわけではなく、撮影意欲を失
わせる大きな要因となっていた。
うなアダプターを用いた近接撮影は、別売り品となる近
接撮影用アダプターをわざわざ購入しなければならず、
携帯に不便であり、また、紛失する可能性も高い。さら
に、近接撮影と標準撮影との切り替え操作が面倒で、手
軽に近接撮影を取り組めるわけではなく、撮影意欲を失
わせる大きな要因となっていた。
【0007】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、廉価で操作が簡単なセルフ撮影専用のレンズ付きフ
イルムユニットを提供することを目的とする。
で、廉価で操作が簡単なセルフ撮影専用のレンズ付きフ
イルムユニットを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、予め未露光の写真フイルムを装填し、
撮影レンズやシャッタ等を備えた撮影ユニットと、スト
ロボ発光部やメインコンデンサ等を備えたストロボ装置
とを有するレンズ付きフイルムユニットにおいて、前記
撮影レンズが露出しているレンズ付きフイルムユニット
の前面側に、撮影範囲を確認するミラーを設け、撮影距
離が1m未満でピントが合うように前記撮影レンズを配
置するとともに、前記ストロボ装置のガイドナンバーを
3〜6の範囲とし、前記メインコンデンサを前記ガイド
ナンバーに対応した容量とし、撮影者が前記撮影レンズ
を撮影者自身の方向に向けて前記レンズ付きフイルムユ
ニットを保持し、撮影者が前記ミラーで撮影者自身の撮
影範囲を確認して撮影者自身のレリーズボタン操作によ
り撮影者自身を撮影できるようにしたものである。ま
た、前記撮影レンズを、撮影距離が0.4m付近でピントが
合うように配置したものである。
に、本発明では、予め未露光の写真フイルムを装填し、
撮影レンズやシャッタ等を備えた撮影ユニットと、スト
ロボ発光部やメインコンデンサ等を備えたストロボ装置
とを有するレンズ付きフイルムユニットにおいて、前記
撮影レンズが露出しているレンズ付きフイルムユニット
の前面側に、撮影範囲を確認するミラーを設け、撮影距
離が1m未満でピントが合うように前記撮影レンズを配
置するとともに、前記ストロボ装置のガイドナンバーを
3〜6の範囲とし、前記メインコンデンサを前記ガイド
ナンバーに対応した容量とし、撮影者が前記撮影レンズ
を撮影者自身の方向に向けて前記レンズ付きフイルムユ
ニットを保持し、撮影者が前記ミラーで撮影者自身の撮
影範囲を確認して撮影者自身のレリーズボタン操作によ
り撮影者自身を撮影できるようにしたものである。ま
た、前記撮影レンズを、撮影距離が0.4m付近でピントが
合うように配置したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のセルフ撮影用レ
ンズ付きフイルムユニットの前面を示す外観斜視図であ
る。レンズ付きフイルムユニット10は、予めフイルム
及びカートリッジが組み込まれ、シャッタを含む撮影機
構が内蔵されたユニット本体11と、ユニット本体11
の中央部を覆う外装用のラベル12とからなる。ユニッ
ト本体11の前面には、撮影光学系としての撮影レンズ
13,固定式のミラー14,ストロボ発光部15,充電
操作ボタン16が形成されている。ユニット本体11の
上面には、カウンタ窓17,シャッタボタン18が形成
され、表示用ライトガイド19が露呈している。
ンズ付きフイルムユニットの前面を示す外観斜視図であ
る。レンズ付きフイルムユニット10は、予めフイルム
及びカートリッジが組み込まれ、シャッタを含む撮影機
構が内蔵されたユニット本体11と、ユニット本体11
の中央部を覆う外装用のラベル12とからなる。ユニッ
ト本体11の前面には、撮影光学系としての撮影レンズ
13,固定式のミラー14,ストロボ発光部15,充電
操作ボタン16が形成されている。ユニット本体11の
上面には、カウンタ窓17,シャッタボタン18が形成
され、表示用ライトガイド19が露呈している。
【0010】図2に示すように、ユニット本体11の背
面には、部分的に露呈した巻き上げノブ21が設けられ
ている。なお、従来に設けられていたファインダレンズ
等からなるファインダ装置はない。
面には、部分的に露呈した巻き上げノブ21が設けられ
ている。なお、従来に設けられていたファインダレンズ
等からなるファインダ装置はない。
【0011】図3はセルフ撮影用のレンズ付きフイルム
ユニットの分解斜視図である。ユニット本体11は、前
面及び背面を構成する前カバー22,後カバー23と、
これらのカバーで覆われる本体基部24,露光ユニット
25,ストロボユニット26とから構成されている。本
体基部24には、フイルムロール室27とカートリッジ
室28とが形成され、フイルムロール27a,カートリ
ッジ28aが製造時に各々装填される。カートリッジ室
28の上方には巻き上げノブ21が組付けられ、その下
端に突出した巻き上げ軸がカートリッジ28aのスプー
ル軸と係合される。
ユニットの分解斜視図である。ユニット本体11は、前
面及び背面を構成する前カバー22,後カバー23と、
これらのカバーで覆われる本体基部24,露光ユニット
25,ストロボユニット26とから構成されている。本
体基部24には、フイルムロール室27とカートリッジ
室28とが形成され、フイルムロール27a,カートリ
ッジ28aが製造時に各々装填される。カートリッジ室
28の上方には巻き上げノブ21が組付けられ、その下
端に突出した巻き上げ軸がカートリッジ28aのスプー
ル軸と係合される。
【0012】露光ユニット25は、ベース部材29に、
撮影レンズ13,シャッタ羽根を含むシャッタ機構,フ
イルム巻止め機構,カウンタ機構など撮影に必要な各種
機構を組み付け、その上部を天板で覆ったもので、本体
基部24の前面に爪結合によって組付けられる。
撮影レンズ13,シャッタ羽根を含むシャッタ機構,フ
イルム巻止め機構,カウンタ機構など撮影に必要な各種
機構を組み付け、その上部を天板で覆ったもので、本体
基部24の前面に爪結合によって組付けられる。
【0013】撮影レンズ13は、近接撮影となるセルフ
撮影に対応して、撮影距離が1m未満になるように設定
され、特に本実施例では、0.4m近傍でピントが合う
ように設定される。これにより、被写体が近いセルフ撮
影において、被写体の顔を鮮明に撮影することが可能に
なる。
撮影に対応して、撮影距離が1m未満になるように設定
され、特に本実施例では、0.4m近傍でピントが合う
ように設定される。これにより、被写体が近いセルフ撮
影において、被写体の顔を鮮明に撮影することが可能に
なる。
【0014】ストロボユニット26は、プリント基板3
0をベースにして、ストロボ放電管31(図4参照)を
含むストロボ発光部15,メインコンデンサ32,ネオ
ン管33,シンクロスイッチ34等の回路部品のほか、
電池35を保持させたものである。
0をベースにして、ストロボ放電管31(図4参照)を
含むストロボ発光部15,メインコンデンサ32,ネオ
ン管33,シンクロスイッチ34等の回路部品のほか、
電池35を保持させたものである。
【0015】ストロボ発光回路の要部回路図を図4に示
す。ストロボの基本的な発光回路はメインコンデンサ3
2とこれに並列につながる内部気体にキセノンを使用す
るストロボ放電管31及びトリガー回路から構成されて
いる。一次巻線36にスイッチ37を介してトリガーコ
ンデンサ38のエネルギを放出すると、トリガーコイル
二次捲線39に高電圧を発生し、その電圧がトリガー電
極40に印加されて、ストロボ放電管31が発光する。
す。ストロボの基本的な発光回路はメインコンデンサ3
2とこれに並列につながる内部気体にキセノンを使用す
るストロボ放電管31及びトリガー回路から構成されて
いる。一次巻線36にスイッチ37を介してトリガーコ
ンデンサ38のエネルギを放出すると、トリガーコイル
二次捲線39に高電圧を発生し、その電圧がトリガー電
極40に印加されて、ストロボ放電管31が発光する。
【0016】充電開始から充電完了までメインコンデン
サ32に蓄えられる電気エネルギを蓄積エネルギEと
し,充電完了後シャッタレリーズ時にストロボ放電管3
1から発せられる閃光量の大きさをストロボ光量Qとす
ると、蓄積エネルギEとストロボ光量Qとの間には一般
的に次の関係がある。
サ32に蓄えられる電気エネルギを蓄積エネルギEと
し,充電完了後シャッタレリーズ時にストロボ放電管3
1から発せられる閃光量の大きさをストロボ光量Qとす
ると、蓄積エネルギEとストロボ光量Qとの間には一般
的に次の関係がある。
【0017】 E=(1/2)・C・V 〔J〕 Q=E・η 〔lm・s〕 C:メインコンデンサ容量値 〔F〕 V:メインコンデンサの充電電圧 〔V〕 η:ストロボ放電管の発光効率 〔lm/W〕
【0018】また、ガイドナンバGNはストロボの光量
を実用的に表示した値で、一般的につぎのように示すこ
とができる。
を実用的に表示した値で、一般的につぎのように示すこ
とができる。
【0019】GN=0.3/K・Q・S K:定数 Q:ストロボ光量 〔lm・s〕 S:フイルムの露光指数
【0020】上記の式から、ストロボ放電管31のスト
ロボ光量Qはメインコンデンサ32の容量値Cの関数
で、近距離の被写体像がストロボ光量Qの過多による露
光オーバーにならないようにするためには、メインコン
デンサ32の容量値Cを小さくしたものを用いればよ
い。また、フイルム露光指数Sは使用する写真フイルム
で決まるので、ガイドナンバGNはストロボ光量Qの関
数である。したがって、ガイドナンバGNはメインコン
デンサ32の容量値Cの関数である。本実施例では、ガ
イドナンバGNが3〜6の範囲になるようにメインコン
デンサ32の容量値Cを定めた。
ロボ光量Qはメインコンデンサ32の容量値Cの関数
で、近距離の被写体像がストロボ光量Qの過多による露
光オーバーにならないようにするためには、メインコン
デンサ32の容量値Cを小さくしたものを用いればよ
い。また、フイルム露光指数Sは使用する写真フイルム
で決まるので、ガイドナンバGNはストロボ光量Qの関
数である。したがって、ガイドナンバGNはメインコン
デンサ32の容量値Cの関数である。本実施例では、ガ
イドナンバGNが3〜6の範囲になるようにメインコン
デンサ32の容量値Cを定めた。
【0021】前カバー22には、充電操作ボタン16,
シャッタボタン18等が形成されている。また、ファイ
ンダレンズ等から構成されている従来のファインダ装置
はなく、セルフ撮影時に撮影範囲を確認するための固定
式のミラー14が組み込まれている。ミラー14はセル
フ撮影時において撮影者である被写体を映す凸面鏡で、
写真フイルムの露光範囲と撮影レンズ13の焦点距離に
応じて曲率半径が決められており、撮影者である被写体
が近距離側に位置したときミラー14に映る範囲が露光
範囲になる。撮影者はミラー14に映し出されている適
当なアングル及び表情でシャッタレリーズを行うことが
できる。
シャッタボタン18等が形成されている。また、ファイ
ンダレンズ等から構成されている従来のファインダ装置
はなく、セルフ撮影時に撮影範囲を確認するための固定
式のミラー14が組み込まれている。ミラー14はセル
フ撮影時において撮影者である被写体を映す凸面鏡で、
写真フイルムの露光範囲と撮影レンズ13の焦点距離に
応じて曲率半径が決められており、撮影者である被写体
が近距離側に位置したときミラー14に映る範囲が露光
範囲になる。撮影者はミラー14に映し出されている適
当なアングル及び表情でシャッタレリーズを行うことが
できる。
【0022】後カバー23には、従来のファインダ接眼
窓が形成されていない。また、符号41,42は後カバ
ー23に形成された底蓋を示し、それぞれカートリッジ
室28,フイルムロール室29の底を光密に塞ぐ。カー
トリッジ室側の底蓋41は、現像所において撮影済みの
フイルムが巻き込まれたカートリッジ28aを取り出す
ときに開放される。
窓が形成されていない。また、符号41,42は後カバ
ー23に形成された底蓋を示し、それぞれカートリッジ
室28,フイルムロール室29の底を光密に塞ぐ。カー
トリッジ室側の底蓋41は、現像所において撮影済みの
フイルムが巻き込まれたカートリッジ28aを取り出す
ときに開放される。
【0023】以下、本実施形態についての作用を説明す
る。撮影者は、本発明のレンズ付きフイルムユニットを
用いてセルフ撮影を行う場合、先ずユニット本体11の
前面に形成されている充電操作ボタン16を押圧操作し
てストロボ充電を開始させる。充電操作ボタン16が押
圧操作されることによってストロボユニット26の所定
の接片43に接触しメインコンデンサ32への充電が開
始される。
る。撮影者は、本発明のレンズ付きフイルムユニットを
用いてセルフ撮影を行う場合、先ずユニット本体11の
前面に形成されている充電操作ボタン16を押圧操作し
てストロボ充電を開始させる。充電操作ボタン16が押
圧操作されることによってストロボユニット26の所定
の接片43に接触しメインコンデンサ32への充電が開
始される。
【0024】それに伴いネオン管33が点灯を開始す
る。メインコンデンサ32が規定のレベルまで充電され
ると、ネオン管33が点滅を開始する。撮影者はユニッ
ト本体の上面から露呈している表示用ライトガイド19
を通して導かれるネオン管32の点滅光を視認し、充電
完了を知ることができる。なお、これらは、特に充電操
作ボタンを設けずとも、常時メインコンデンサ32への
充電が行われるようにしてもよい。
る。メインコンデンサ32が規定のレベルまで充電され
ると、ネオン管33が点滅を開始する。撮影者はユニッ
ト本体の上面から露呈している表示用ライトガイド19
を通して導かれるネオン管32の点滅光を視認し、充電
完了を知ることができる。なお、これらは、特に充電操
作ボタンを設けずとも、常時メインコンデンサ32への
充電が行われるようにしてもよい。
【0025】点滅光を視認後、図5のように撮影者は人
指し指でシャッタボタン18が押圧操作できるように左
手でユニット本体11を持ち、ユニット本体11の前面
に固定式に組付けてあるミラー14に写る撮影者自身で
ある被写体像44の表情やアングルを決定後にシャッタ
ボタン18を押圧操作してシャッタレリーズを行う。す
るとシャッタ羽根が開放した瞬間にシンクロスイッチ3
4がオンしてストロボ発光部15から被写体に向かって
ストロボ光が照射され、1コマ分のセルフ撮影が完了す
る。
指し指でシャッタボタン18が押圧操作できるように左
手でユニット本体11を持ち、ユニット本体11の前面
に固定式に組付けてあるミラー14に写る撮影者自身で
ある被写体像44の表情やアングルを決定後にシャッタ
ボタン18を押圧操作してシャッタレリーズを行う。す
るとシャッタ羽根が開放した瞬間にシンクロスイッチ3
4がオンしてストロボ発光部15から被写体に向かって
ストロボ光が照射され、1コマ分のセルフ撮影が完了す
る。
【0026】この撮影の際、本発明のセルフ撮影用のレ
ンズ付きフイルムユニットでは、撮影レンズ13のピン
トが1m未満、特に0.4m近傍に設定されているの
で、被写体が撮影レンズ13に近接していてもピンボケ
することなく鮮明な被写体像がフイルム上に結像され
る。また、容量値が小さいメインコンデンサ32を使用
したため、被写体が撮影レンズ13に近接していてもス
トロボ光量が多過ぎて露光オーバーになることなくフイ
ルムに結像される。
ンズ付きフイルムユニットでは、撮影レンズ13のピン
トが1m未満、特に0.4m近傍に設定されているの
で、被写体が撮影レンズ13に近接していてもピンボケ
することなく鮮明な被写体像がフイルム上に結像され
る。また、容量値が小さいメインコンデンサ32を使用
したため、被写体が撮影レンズ13に近接していてもス
トロボ光量が多過ぎて露光オーバーになることなくフイ
ルムに結像される。
【0027】また、本発明のセルフ撮影用のレンズ付き
フイルムユニットでは、従来からのファインダ光学系を
全て取り除き、ストロボ光量も減らしたため生産コスト
を大幅に削減することができ、廉価に提供することがで
きる。
フイルムユニットでは、従来からのファインダ光学系を
全て取り除き、ストロボ光量も減らしたため生産コスト
を大幅に削減することができ、廉価に提供することがで
きる。
【0028】また、本実施例の付属的な実施例として、
撮影レンズの焦点距離が従来の25m/mから15〜2
0m/mの短焦点側になるレンズを使用すると、撮影範
囲が広がるので、セルフ撮影の際に撮影できる人数が増
やすことができ、また、背景を広範囲に撮影できる。さ
らに、被写界深度が拡がるので、遠くの背景も鮮明に撮
影することができる。
撮影レンズの焦点距離が従来の25m/mから15〜2
0m/mの短焦点側になるレンズを使用すると、撮影範
囲が広がるので、セルフ撮影の際に撮影できる人数が増
やすことができ、また、背景を広範囲に撮影できる。さ
らに、被写界深度が拡がるので、遠くの背景も鮮明に撮
影することができる。
【0029】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明で
は、予め未露光の写真フイルムを装填し、撮影レンズや
シャッタ等を備えた撮影ユニットと、ストロボ発光部や
メインコンデンサ等を備えたストロボ装置とを有するレ
ンズ付きフイルムユニットにおいて、前記撮影レンズが
露出しているレンズ付きフイルムユニットの前面側に、
撮影範囲を確認するミラーを設け、撮影距離が1m未満
でピントが合うように前記撮影レンズを配置するととも
に、前記ストロボ装置のガイドナンバーを3〜6の範囲
とし、前記メインコンデンサを前記ガイドナンバーに対
応した容量とし、撮影者が前記撮影レンズを撮影者自身
の方向に向けて前記レンズ付きフイルムユニットを保持
し、撮影者が前記ミラーで撮影者自身の撮影範囲を確認
して撮影者自身のレリーズボタン操作により撮影者自身
を撮影できるようにしたので、廉価で操作が簡単なセル
フ撮影専用のレンズ付きフイルムユニットを提供するこ
とが可能になる。
は、予め未露光の写真フイルムを装填し、撮影レンズや
シャッタ等を備えた撮影ユニットと、ストロボ発光部や
メインコンデンサ等を備えたストロボ装置とを有するレ
ンズ付きフイルムユニットにおいて、前記撮影レンズが
露出しているレンズ付きフイルムユニットの前面側に、
撮影範囲を確認するミラーを設け、撮影距離が1m未満
でピントが合うように前記撮影レンズを配置するととも
に、前記ストロボ装置のガイドナンバーを3〜6の範囲
とし、前記メインコンデンサを前記ガイドナンバーに対
応した容量とし、撮影者が前記撮影レンズを撮影者自身
の方向に向けて前記レンズ付きフイルムユニットを保持
し、撮影者が前記ミラーで撮影者自身の撮影範囲を確認
して撮影者自身のレリーズボタン操作により撮影者自身
を撮影できるようにしたので、廉価で操作が簡単なセル
フ撮影専用のレンズ付きフイルムユニットを提供するこ
とが可能になる。
【図1】本発明のセルフ撮影用のレンズ付きフイルムユ
ニットの前面側斜視図である。
ニットの前面側斜視図である。
【図2】本発明のセルフ撮影用のレンズ付きフイルムユ
ニットの背面側斜視図である。
ニットの背面側斜視図である。
【図3】セルフ撮影用のレンズ付きフイルムユニットの
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図4】ストロボ装置の要部基礎回路の説明図である。
【図5】本発明のセルフ撮影用レンズ付きフイルムユニ
ットの使用説明図である。
ットの使用説明図である。
【図6】従来の近接撮影用アダプターの説明図である。
11 ユニット本体 13 撮影レンズ 14 ミラー 31 ストロボ放電管 32 メインコンデンサ
Claims (2)
- 【請求項1】 予め未露光の写真フイルムを装填し、撮
影レンズやシャッタ等を備えた撮影ユニットと、ストロ
ボ発光部やメインコンデンサ等を備えたストロボ装置と
を有するレンズ付きフイルムユニットにおいて、 前記撮影レンズが露出しているレンズ付きフイルムユニ
ットの前面側に、撮影範囲を確認するミラーを設け、撮
影距離が1m未満でピントが合うように前記撮影レンズ
を配置するとともに、前記ストロボ装置のガイドナンバ
ーを3〜6の範囲とし、前記メインコンデンサを前記ガ
イドナンバーに対応した容量とし、撮影者が前記撮影レ
ンズを撮影者自身の方向に向けて前記レンズ付きフイル
ムユニットを保持し、撮影者が前記ミラーで撮影者自身
の撮影範囲を確認して撮影者自身のレリーズボタン操作
により撮影者自身を撮影できるようにしたことを特徴と
するレンズ付きフイルムユニット。 - 【請求項2】 前記撮影レンズは、撮影距離が0.4m付近
でピントが合うように配置されていることを特徴とする
請求項1記載のレンズ付きフイルムユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10296383A JP2000122237A (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | レンズ付きフイルムユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10296383A JP2000122237A (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | レンズ付きフイルムユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000122237A true JP2000122237A (ja) | 2000-04-28 |
Family
ID=17832845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10296383A Pending JP2000122237A (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | レンズ付きフイルムユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000122237A (ja) |
-
1998
- 1998-10-19 JP JP10296383A patent/JP2000122237A/ja active Pending
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