JPH0915693A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents
レンズ付きフイルムユニットInfo
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- JPH0915693A JPH0915693A JP16399795A JP16399795A JPH0915693A JP H0915693 A JPH0915693 A JP H0915693A JP 16399795 A JP16399795 A JP 16399795A JP 16399795 A JP16399795 A JP 16399795A JP H0915693 A JPH0915693 A JP H0915693A
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- operating member
- aperture
- optical axis
- diaphragm
- lens
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- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
- Stroboscope Apparatuses (AREA)
Abstract
のピン34と連動レバー29とは連結せず、バネ28の
付勢で絞り部材26は挿入位置にあり、小絞り開口26
aが撮影光軸20にセットされる。ストロボ装置は連続
充電されない。操作部材12が起立位置の時、操作部材
12のピン34が他端部29cを押して連動レバー29
を移動させる。絞り部材26は退避位置に移動され、開
放絞り24aが撮影光軸20にセットされるとともに、
ストロボ装置の連続充電が行なわれる。 【効果】 起立位置にある操作部材は明確に確認できる
ので、操作部材の戻し忘れが防止でき、不要な電源電池
の消耗を防止することができる。ストロボ装置の連続充
電時に撮影絞りが開放絞りになるので、露出レベルがア
ンダーになることなくメインコンデンサを小容量化して
ユニット本体を小型化できる。
Description
ットに関し、更に詳しくは、ストロボ装置が組み込まれ
たレンズ付きフイルムユニットの改良に関するものであ
る。
単な撮影機能を備えたレンズ付きフイルムユニットが広
く販売されており、このレンズ付きフイルムユニットの
中にはストロボ撮影が可能なものがある(例えば、商品
名「写ルンですFLASH」等)。このようなレンズ付
きフイルムユニットには、放電管を含むストロボ発光部
と、これを発光させるためのストロボ回路が設けられた
回路基板とが小型にユニット化されたストロボ装置が組
み込まれている。ストロボ撮影を行う際には、レンズ付
きフイルムユニットの前面等に設けられたストロボ充電
スイッチの操作部材を操作して、回路基板に取り付けら
れたメインコンデンサへの充電を行う。そして、充電完
了を示すランプ等の点灯を確認した後にシャッタボタン
を操作すると、シャッタレリーズとともにストロボ発光
が行われる。
ユニットを低価格に抑える必要性から簡素化されたもの
となっており、回路基板上に形成された2個の接点部に
金属接片を同時に当接させ、ストロボ回路が閉じられる
ことにより充電が開始されるようになっている。金属接
片を接点部に接触させる操作部材としては、一度の操作
で金属接片を接点部に当接させた状態に維持できる係止
機構を備えたスライド式のものや、撮影者によって付勢
されている間だけ金属接片を接点部に接触させるように
した、押しボタン式やスライド式のものが用いられてい
る。また、このような操作部材の多くは、コストダウン
のために前カバーに一体に形成されており、金属接片に
向かって弾性変位されるようになっている。
作部材のうち、充電完了までの間だけ付勢し続ける必要
のある押しボタンやスライド式の操作部材は、連続して
ストロボ撮影を行う際等には、撮影のたびに充電操作を
行わなければならないため、非常に煩わしいものであっ
た。また、係止機構を備えた操作部材は、連続したスト
ロボ撮影の際には充電操作を一度行うだけでよいが、操
作部材を戻し忘れることがあり、充電用の電源である乾
電池を空にして、その後のストロボ撮影をできなくする
ことがあるという問題があった。
ンズ付きフイルムユニットに対して更なる小型化が要求
がされている。この要求に応えるには、ストロボ装置を
構成する部品中で最も大きな部品であるメインコンデン
サの小型化が有効であるが、メインコンデンサを小さな
ものに交換すると、メインコンデンサの静電容量が小さ
くなるため、ストロボ光の発光光量が減少する。これに
より、従来のストロボ撮影が可能な最大距離,例えば3
mでは露出レベルがアンダーになるという問題があっ
た。
ので、確実に充電スイッチの切り忘れを防止できるとと
もに、ストロボ撮影時の露出レベルをアンダーにするこ
となく更なる小型化を図ったレンズ付きフイルムユニッ
トを提供することを目的とする。
めに、請求項1記載のレンズ付きフイルムユニットは、
ストロボ装置の充電を連続して行なう起立位置と、スト
ロボ装置の充電を少なくとも連続して行なわない倒伏位
置との間で起伏自在の操作部材と、この操作部材が起立
位置にあるとき、撮影絞りの口径を操作部材が倒伏位置
にあるときより大きくする絞り制御手段とを設けたもの
である。
トは、請求項1において、操作部材が倒伏位置にある場
合には、これを押圧操作している間のみストロボ装置の
充電が行なわれるようにしたものである。
トは、請求項1または2において、前記絞り制御手段
は、開放絞り開口より小さい径の小絞り開口が形成さ
れ、この小絞り開口を撮影光軸にセットする挿入位置と
撮影光軸にセットしない退避位置との間で移動自在の絞
り部材と、この絞り部材を挿入位置に向かって付勢する
付勢手段と、前記操作部材が倒伏位置にあるときには、
操作部材と係合せず、前記付勢手段により絞り部材が挿
入位置に付勢されて小絞り開口が撮影光軸にセットさ
れ、前記操作部材が起立位置にあるときには、操作部材
と係合して絞り部材を付勢手段に抗して退避位置に移動
させ、撮影光軸に開放絞り開口をセットする連動レバー
とからなるようにしたものである。
トは、請求項1または2において、前記絞り制御手段
は、口径が大きい大絞り開口とこれより口径が小さい小
絞り開口とが形成され、撮影光軸に大絞り開口と小絞り
開口のいずれか一方を挿入するように移動される絞り部
材と、この絞り部材に操作部材の起伏位置を伝達する伝
達手段とからなり、操作部材が倒伏位置にあるときには
撮影光軸に小絞り開口が挿入され、操作部材が起立位置
にあるときには撮影光軸に大絞り開口が挿入されるよう
にしたものである。
を起立位置にする。これにより、ストロボ装置の充電が
連続的に行なわれるから、充電操作の煩わしさがないと
ともに、ストロボ装置の連続充電中では操作部材が起立
したままの状態になっているので、ストロボ撮影を終了
する際に操作部材を戻し忘れることがない。また、操作
部材を起立位置にすると同時に、撮影絞りの口径が操作
部材が倒伏位置にあるときよりも大きくなる。これによ
り、少ない光量でストロボ撮影を行なっても露光アンダ
ーにならないから、ストロボ装置のメインコンデンサを
小型にすることができ、レンズ付きフイルムユニットの
小型化に寄与できる。
を示す図2において、レンズ付きフイルムユニット2
は、撮影機構等が内蔵されたユニット本体3とこれを収
納する紙箱4とから構成されている。紙箱4は、ユニッ
ト本体3に組み込まれた巻上げノブ5、ストロボ発光部
6、シャッタボタン7等を露呈させるような輪郭となっ
ており、また、撮影レンズ8、ファインダ9及び撮影枚
数表示窓10等を露出させるための穴が設けられてい
る。また、ストロボ発光部6の下方には、ストロボ充電
スイッチ11が設けられている。このストロボ充電スイ
ッチ11の操作部材12を図中二点鎖線で示すように、
レンズ付きフイルムユニット2の前面に対して垂直に起
立させた起立位置にセットすることにより、連続的にス
トロボ充電を行うことができる。また、詳しくは後述す
るように操作部材12を起立位置にセットすると、撮影
絞りが開放絞りに変更され、小容量のメインコンデンサ
でも充分な露光レベルでストロボ撮影が行なわれる。
うに、本体基部14,露光ユニット15,ストロボ装置
16,後カバー17及び前カバー18とから構成されて
おり、これらは爪係合によって着脱自在に組み付けられ
ている。
形成されており、撮影光軸20を挟む両側には、パトロ
ーネを収納するパトローネ収納室21と、写真フイルム
をロール状にして収納するフイルムロール室22とが一
体に形成されている。パトローネ収納室21の外壁前面
は、フイルムロール室22の外壁前面よりも前方に突出
した形状となっている。
形成されており、本体基部14の背面側に組み付けられ
てパトローネ収納室21とフイルムロール室22とを光
密に維持する。また、後カバー17には、パトローネ収
納室21とフイルムロール室22との底面を覆うプルト
ップ式の蓋17a,17bがそれぞれ一体に設けられて
おり、蓋17aは露光済みの写真フイルムを収納したパ
トローネを取り出すときの取り出し蓋となる。
クで形成されたベース部24に、残りコマ数を表示する
撮影枚数表示板25やシャッタ羽根等からなるフイルム
巻止め機構及びシャッタ機構が組み込まれている。ま
た、ベース部24の前面には、小絞り開口26aが形成
された絞り部材26が回動自在に取り付けられ、これを
覆うように撮影レンズ8を保持したレンズホルダ27が
係止され、上部にはファインダ9が組み込まれている。
この露光ユニット15は、本体基部14の前面に着脱自
在に取り付けられる。
ように、絞り部材26と、操作部材12が操作に応動し
て絞り部材26を回動させる連動レバー29とからな
る。絞り部材26の小絞り開口26aは、ベース部24
に形成された開放絞り開口24aの口径より小さくなっ
ており、連続充電を行なう場合以外では常に撮影光軸2
0に挿入されている。このため、絞り部材26は、バネ
28によって撮影光軸20方向に付勢されており、ベー
ス部24の前面に一体成形されたピン状のストッパ24
bに当接した通常位置で小絞り開口26aが撮影光軸2
0に挿入されている。
路基板30の前面に植設された2本のピン31,32を
介してスライド自在に取り付けられ、一端部29aに形
成された開口29bを介して絞り部材26に植設された
ピン26bに係合し、他端部29cはL字形に屈曲され
ている。(A)に示すように、操作部材12が倒伏位置
にセットされている場合には、操作部材12の軸着端1
2aの上部に植設されたピン34と連動レバー29の他
端部29cとは係合せず、絞り部材26はバネ28の付
勢によってストッパ24bに当接した通常位置にある。
このとき、絞り部材26の小絞り開口26aが撮影光軸
20にセットされる。
回動されて起立位置にセットされると、ピン34が他端
部29cと係合して連動レバー29を図面の右方に移動
させる。これにより、絞り部材26がバネ28の付勢に
抗して反時計方向に回動され、撮影光軸20から退避さ
れるから、開放絞り開口24aが撮影光軸20にセット
された状態になる。
ロボ発光部6とから構成されている。回路基板35に
は、ストロボ回路を構成するメインコンデンサ36等か
らなる電気部品と、露光ユニット15のシャッタ機構に
よってオンされるシンクロスイッチ37と、ストロボ装
置16の電源となる乾電池38を接続するための接片3
9a,39bとが取り付けられている。なお、上述した
ように操作部材12を起立位置にセットしてストロボ装
置16を連続充電するときには、開放絞り開口24aで
ストロボ撮影されるため、撮影絞りを変更しない従来の
レンズ付きフイルムユニットに比較してストロボ光量が
少なくて済む。したがって、本実施例のメインコンデン
サ36は従来のものより小型のものになっており、レン
ズ付きフイルムユニット2の小型化に寄与している。
スイッチ用に2個の接点部42a,42bが近接して設
けられている。そして、これらの接点部42a,42b
に同時に当接して充電を開始させるための金属接片43
が、接点部42a,42bに対面するように配置されて
いる。この金属接片43は、本体基部14のフイルムロ
ール室22の外壁前面に取り付けられ、ピン22aが取
付穴43aに挿入され、本体基部14と前カバー18と
に挟み込まれて位置決めされる。そして、ストロボ充電
スイッチ11の操作により接点部42a,42bに当接
される。ストロボ発光部6は、樹脂で形成された保持枠
44にストロボ光を放射する放電管や、ストロボ光を前
面に向けて反射する反射傘、配光補正板45等が組み付
けられたものである。
に示すような構成となっている。接点部42a,42b
に金属接片43が当接されると、乾電池38からの正電
圧(1.5V)が、抵抗R1と発振トランス46のFコ
イルとを通って発振トランジスタ47のベースに印加さ
れ、発振トランジスタ47をONさせる。発振トランジ
スタ47がONすると、発振トランジスタ47のコレク
タ電流が発振トランス46のPコイル(1次側)を通し
て流れ、同時に発振トランス46のSコイル(2次側)
に、SコイルとPコイルとの巻線比(Sコイル/Pコイ
ル)の起電力を発生させる。これにより発振トランス4
6は、Pコイル,Sコイル,Fコイルの相互誘導作用に
より発振を続ける。Sコイル(2次側)の出力は、整流
器48により整流され、メインコンデンサ36へ充電を
行う。
リガコンデンサ50も設けられている。メインコンデン
サ36の充電完了は、小型ネオン管51が点灯されるこ
とによってユーザーに知らされる。トリガコンデンサ5
0からの放電は、シンクロスイッチ37の接触によって
行われ、トリガ用トランス52で昇圧されてトリガ用端
子53に印加される。次の瞬間に放電管54内部のクセ
ノンガス(Xe)の一部がイオン化して管内の内部抵抗
が下がり、放電管54が放電発光する。
成されており、シャッタボタン7,撮影枚数表示窓1
0,ストロボ発光部6用の開口56等が形成されてい
る。そして前カバー18にはパトローネ収納室21の突
出に合わせた突出部57が形成されており、この突出部
57は撮影時にグリップとなる。
スイッチ11は、前カバー18に一体に設けられ、切欠
59によって弾性が付与された押圧片60と、この押圧
片60の自由端側前面に組み付けられる操作部材12
と、この操作部材12を起伏自在に保持する保持部61
とから構成されている。押圧片60は、金属接片43の
前面側に配置されており、押圧片60の押圧により金属
接片43は回路基板35の接点部42a,42bに当接
される。操作部材12は、緩やかに湾曲した半円板形状
となっており、上下面にはそれぞれピン62a,62b
が突設されている。そして、これらのピン62a,62
bが保持部61の内面側に形成された一対の凹部63
a,63bに嵌入されることにより、操作部材12が前
カバー18に組み付けられる。そして、このピン62
a,62bと凹部63a,63bとを中心として操作部
材12が起伏される。
けられた操作部材12が、前カバー18の前面に対して
垂直に起立された起立位置にセットされると、操作部材
12の軸着端12aが押圧片60を押圧する。押圧片6
0は弾性変形して、背面側に形成された凸部60aで金
属接片43を押圧する。これにより、金属接片43は回
路基板35の接点部42a,42bに当接される。な
お、押圧片60には、操作部材12が起立位置にセット
されたときに、操作部材12の軸着端12aが当接する
突起65が形成されており、これにより操作部材12の
操作範囲が規定されている。また、操作部材12が起立
位置にセットされると、操作部材12は押圧片60の弾
性によって前面側に付勢されるので、操作部材12はそ
のままの状態で保持され、連続してストロボ充電が行わ
れる。また、操作部材12のピン34は押圧片60に係
合しない位置に形成され、連動レバー29の一端部29
aも押圧片60に係合しない位置に設けられている。
が、前カバー18に対して倒伏された倒伏位置にあると
きには、操作部材12は押圧片60を押圧しないので、
金属接片43は回路基板35の接点部42a,42bに
当接されず、非充電状態となる。また、倒伏位置にある
操作部材12は、押圧片60に形成された支持突起67
によって先端部12bが支持されている。そして保持部
61は、操作部材12の円板形状を補う形状となってい
るので、操作部材12が倒伏位置にあるときのストロボ
充電スイッチ11は、図2に示すように円形となり、見
栄えが向上する。
も、ストロボ充電を行うことができる。図7に示すよう
に、倒伏位置にある操作部材12を押圧すると、ピン6
2a,62bは凹部63a,63b内を背面側に向かっ
てほぼ直線的に移動する。これにより、操作部材12の
軸着端12aが押圧片60を押圧し、押圧片60の凸部
60aが金属接片43を押圧して回路基板35の接点部
42a,42bに当接させる。なお、倒伏位置でのスト
ロボ充電は、操作部材12の押圧を解除すると押圧片6
0の弾性により操作部材12が元の位置に押し戻され、
更に金属接片43は自身の弾性により接点部42a,4
2bから離れるので、充電が完了するまでの間は、操作
部材12を押圧し続ける必要がある。
撮影者は、被写体の輝度が低い時の屋外や、室内で連続
して撮影を行う場合には、図2に二点鎖線で示すよう
に、操作部材12を手前に引き起こし、レンズ付きフイ
ルムユニット2の前面に対して垂直となる起立位置にセ
ットする。この操作部材12の引起し操作に応動して、
図1(B)に示すように、ピン34が連動レバー29の
一端部29aに係合して連動レバー29を図面の右方へ
移動させる。これにより、絞り部材26がバネ28の付
勢に抗して反時計方向に回動され、撮影光軸20から退
避され、撮影光軸20に開放絞り開口24aがセットさ
れた状態になる。
材12の軸着端12aが押圧片60を背面側に向けて押
圧する。押圧片60は弾性変形し、背面側に形成された
凸部60aで金属接片43を押圧する。金属接片43
は、押圧片60の押圧により弾性変形して、ストロボ装
置16の回路基板35の接点部42a,42bに当接さ
れる。
属接片43が当接されると、図4に示すように、乾電池
38からの正電圧(1.5V)が、抵抗R1と発振トラ
ンス46のFコイルとを通って発振トランジスタ47の
ベースに印加され、発振トランジスタ47をONさせ
る。発振トランジスタ47がONすると、発振トランジ
スタ47のコレクタ電流が発振トランス46のPコイル
(1次側)を通して流れ、同時に発振トランス46のS
コイル(2次側)に、SコイルとPコイルとの巻線比
(Sコイル/Pコイル)の起電力を発生させる。これに
より発振トランス46は、Pコイル,Sコイル,Fコイ
ルの相互誘導作用により発振を続ける。Sコイル(2次
側)の出力は、整流器48により整流され、メインコン
デンサ36へ充電を行う。メインコンデンサ36及びト
リガコンデンサ50が充分に充電されると、小型ネオン
管51が点灯され、撮影者に充電完了が知らされる。な
お、メインコンデンサ36が小型のものであるから、こ
の充電に要する時間が少なく、短時間で小型ネオン管5
1が点灯される。
確認した後に、ファインダ9により被写体を確認してシ
ャッタボタン7を押下する。シャッタボタン7が押下さ
れると、露光ユニット15に組み込まれたシャッタ羽根
が回動して撮影レンズ8から写真フイルムまでの光路が
開放される。また、シャッタ羽根は、この回動時にシン
クロスイッチ37をオンさせる。これにより、トリガコ
ンデンサ50に充電されていた電荷がトリガ用トランス
52で昇圧されて、トリガ用端子53に印加される。次
の瞬間に放電管54内部のクセノンガスの一部がイオン
化して管内の内部抵抗が下がり、放電管54が放電発光
される。放電管54から放射されたストロボ光は、反射
傘によって前面側に向けて反射され、配光補正板45に
よって配光されて被写体に照射される。
小型であるから従来より少なくなっているが、撮影絞り
口径が通常撮影時の小絞り開口26aより大きい開放絞
り開口24aになっているから、従来のストロボ撮影可
能範囲,例えば1m〜3mで充分な露光レベルを確保す
ることができる。
て、パトローネ収納室21内に収納されたパトローネに
露光済みの写真フイルムを巻き上げる。また、この巻上
げノブ5の回動操作時にも、操作部材12によって金属
接片43が回路基板35の接点部42a,42bに当接
されているので、上述のようにメインコンデンサ36に
再びストロボ充電が行われる。そして、写真フイルムの
巻上げ終了からあまり時間を置かずに再びストロボ充電
が完了するので、次のストロボ撮影を行うことができ
る。このように、連続してストロボ撮影を行う場合に
は、煩わしい撮影毎のストロボ充電操作を行う必要がな
い。
示すように、操作部材12を前カバー18の前面に倒伏
する倒伏位置に移動させる。しかしながら、この操作部
材12の倒伏位置への移動を忘れた場合でも、操作部材
12はレンズ付きフイルムユニット2の前面に対して垂
直に起立しているため気が付きやすいので、長期のあい
だ充電状態で放置されることはない。これにより、乾電
池38の無駄な消耗が防止される。
行うような場合には、図6に示すように、操作部材12
を倒伏位置にしたままでストロボ充電を行うとよい。こ
の場合には、絞り部材26は撮影光軸20に挿入され、
小絞り開口26aが撮影光軸20にセットされた状態に
なっている。倒伏された状態の操作部材12をそのまま
押圧すると、操作部材12のピン62a,62bが凹部
63a,63b内を背面側に向かってほぼ直線的に移動
し、軸着端12aが押圧片60を押圧する。押圧片60
は弾性変形し、背面側に形成された凸部60aで金属接
片43を押圧する。金属接片43は、回路基板35の接
点部42a,42bに当接され、メインコンデンサ36
にストロボ充電が開始される。なお、この場合には、操
作部材12の押圧を解除すると、押圧片60の弾性によ
り操作部材12は元の倒伏位置戻され、金属接片43は
自身の弾性により接点部42a,42bから離れるの
で、充電完了までの間は操作部材12を押圧し続ける必
要がある。これにより、乾電池38の無駄な消耗が防止
される。
て、絞り部材71は扇形をしており、軸72を中心に回
動自在にベース部24の前面に取り付けられている。絞
り部材71の回動範囲は、ベース部24の前面に植設さ
れた2本のストッパピン73,74によって規制され、
操作部材の起伏位置に応じて絞り部材71はこれらのス
トッパピン73,74の間を回動される。絞り部材71
には、大小2個の絞り開口71a,71bが軸72の同
心円上に並列して形成してあり、この絞り開口71a,
71bのうちいずれか一方が光軸開口75にセットされ
るようになっている。このセット手段としては、例えば
トグルバネ方式により、大絞り開口71aが光軸開口7
5にセットされているとき(A)には、絞り部材71を
ストッパピン73側に押しつけ、また小絞り開口71b
が光軸開口75にセットされているとき(B)には、絞
り部材71をストッパピン74側に押しつけるようにす
る。
る定常光撮影,小絞りによるストロボ撮影(操作部材
を倒伏位置にしたままで充電),開放絞りまたは大絞
りによるストロボ撮影(操作部材を起立位置にした連続
充電)の3種類の撮影モードから撮影状況に応じて適宜
に選択することができる。,では充分な被写界深度
を確保でき、では小容量のメインコンデンサでも充分
な露光量を確保できる。特に、では、例えば日中の逆
光撮影等でストロボ光を補助的に使用する,いわゆる日
中シンクロ撮影を行なうことができる。
きフイルムユニットは、ストロボ充電を連続して行なう
場合には、操作部材を起立位置にすることにより、操作
部材が倒伏位置にあるときより撮影絞りの口径が大きく
なるようにしたので、小容量のメインコンデンサでも充
分な露光レベルでストロボ撮影を行なうことができる。
したがって、レンズ付きフイルムユニットを小型化でき
る。また、起立位置にある操作部材は明確に確認できる
ので、操作部材の戻し忘れが防止でき、不要な電源電池
の消耗を防止することができる。
には、倒伏位置にある操作部材を押圧操作することで、
1回の撮影分のストロボ充電を行うことができるので、
不要な電源電池の消耗を防止することができるととも
に、撮影絞りを小絞りのままでストロボ撮影できるか
ら、ストロボ光を補助光とする日中シンクロ撮影を行な
うことができる。
り開口の径より小さい小絞り開口を形成し、操作部材に
応動して操作部材が倒伏位置にあるときには小絞り開口
が撮影光軸にセットされ、起立位置にあるときには絞り
部材が退避して開放絞り開口が撮影光軸にセットされる
ように構成すると、上記効果を簡単な構成で達成でき
る。また、絞り制御手段は、大絞り開口と小絞り開口を
形成した絞り部材が操作部材の起伏位置により移動され
るようにし、操作部材が倒伏位置にあるときには撮影光
軸に小絞り開口を挿入し、操作部材が起立位置にあると
きには撮影光軸に大絞り開口を挿入するように構成する
こともできる。
示す説明図である。
示す斜視図である。
断面図である。
断面図である。
要部断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 予め写真フイルムが内蔵されたユニット
本体にストロボ装置を設けたレンズ付きフイルムユニッ
トにおいて、 前記ストロボ装置の充電を連続して行なう起立位置と、
ストロボ装置の充電を少なくとも連続して行なわない倒
伏位置との間で起伏自在の操作部材と、この操作部材が
起立位置にあるとき、撮影絞りの口径を操作部材が倒伏
位置にあるときより大きくする絞り制御手段とを設けた
ことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。 - 【請求項2】 前記操作部材は、これが倒伏位置にある
とき、押圧操作されている間のみ前記ストロボ装置の充
電が行なわれることを特徴とする請求項1記載のレンズ
付きフイルムユニット。 - 【請求項3】 前記絞り制御手段は、開放絞り開口より
小さい径の小絞り開口が形成され、この小絞り開口を撮
影光軸にセットする挿入位置と撮影光軸にセットしない
退避位置との間で移動自在の絞り部材と、この絞り部材
を挿入位置に向かって付勢する付勢手段と、前記操作部
材が倒伏位置にあるときには、操作部材と係合せず、前
記付勢手段により絞り部材が挿入位置に付勢されて小絞
り開口が撮影光軸にセットされ、前記操作部材が起立位
置にあるときには、操作部材と係合して絞り部材を付勢
手段に抗して退避位置に移動させ、撮影光軸に開放絞り
開口をセットする連動レバーとからなることを特徴とす
る請求項1または2記載のレンズ付きフイルムユニッ
ト。 - 【請求項4】 前記絞り制御手段は、口径が大きい大絞
り開口とこれより口径が小さい小絞り開口とが形成さ
れ、撮影光軸に大絞り開口と小絞り開口のいずれか一方
を挿入するように移動される絞り部材と、この絞り部材
に前記操作部材の起伏位置を伝達する伝達手段とからな
り、前記操作部材が倒伏位置にあるときには撮影光軸に
小絞り開口が挿入され、前記操作部材が起立位置にある
ときには撮影光軸に大絞り開口が挿入されることを特徴
とする請求項1または2記載のレンズ付きフイルムユニ
ット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16399795A JP3677084B2 (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | レンズ付きフイルムユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16399795A JP3677084B2 (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | レンズ付きフイルムユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0915693A true JPH0915693A (ja) | 1997-01-17 |
JP3677084B2 JP3677084B2 (ja) | 2005-07-27 |
Family
ID=15784804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16399795A Expired - Fee Related JP3677084B2 (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | レンズ付きフイルムユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3677084B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000305221A (ja) * | 1999-04-23 | 2000-11-02 | Konica Corp | レンズ付きフィルムユニット、及びその製造方法 |
US6549727B1 (en) * | 1999-07-01 | 2003-04-15 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Lens-fitted photo film unit with flash device |
EP1365280A1 (en) * | 2002-05-16 | 2003-11-26 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Lens-fitted photo film unit and method of producing the same |
US6714728B2 (en) | 2002-05-16 | 2004-03-30 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Photographic mode selectable camera |
-
1995
- 1995-06-29 JP JP16399795A patent/JP3677084B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000305221A (ja) * | 1999-04-23 | 2000-11-02 | Konica Corp | レンズ付きフィルムユニット、及びその製造方法 |
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EP1365280A1 (en) * | 2002-05-16 | 2003-11-26 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Lens-fitted photo film unit and method of producing the same |
US6714728B2 (en) | 2002-05-16 | 2004-03-30 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Photographic mode selectable camera |
US6768866B2 (en) | 2002-05-16 | 2004-07-27 | Fuji Photo Co., Ltd. | Lens-fitted photo film unit and method of producing the same |
US6771900B2 (en) | 2002-05-16 | 2004-08-03 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Photographic mode selectable camera |
EP1505432A1 (en) * | 2002-05-16 | 2005-02-09 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Lens-fitted photo film unit and method of producing the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3677084B2 (ja) | 2005-07-27 |
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