JP2575274Y2 - フィルム一体型カメラ - Google Patents

フィルム一体型カメラ

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JP2575274Y2
JP2575274Y2 JP1994015626U JP1562694U JP2575274Y2 JP 2575274 Y2 JP2575274 Y2 JP 2575274Y2 JP 1994015626 U JP1994015626 U JP 1994015626U JP 1562694 U JP1562694 U JP 1562694U JP 2575274 Y2 JP2575274 Y2 JP 2575274Y2
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JP
Japan
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film
light emitting
chamber
substrate
integrated camera
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JP1994015626U
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English (en)
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JPH0743701U (ja
Inventor
和夫 藤堂
彌一 飯島
善一 境
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、予め未露光フィルム
を装填した本体筐体に、撮影に必要な諸機能を組み込ん
でなるフィルム一体型カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のフィルム一体型カメラ
は、予め装填されたフィルムの全コマの撮影が終了して
現像する際、カメラ自身の一部を壊して内部のフィルム
を取り出すように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】一般に、フィルム一体
型カメラは撮影が終了し本体筐体から撮影済みフィルム
を取り出すことで、フィルム一体型カメラとしての役割
(寿命)が終わる。しかしながら、このようなフィルム
一体型カメラにストロボを内蔵させた場合、主コンデン
サ等のストロボ発光回路の寿命及び電池の寿命は撮影枚
数(予め収納された未露光フィルムの撮影枚数)が24枚
であれば、24回発光できれば十分なわけであるが、通常
はそれ以上の寿命を有している。即ち、主コンデンサな
どストロボ発光回路の寿命は、フィルム一体型カメラの
寿命以上の寿命をもっている。
【0004】しかしながら、従来のストロボを内蔵した
フィルム一体型カメラでは、撮影が終了すると、十分に
寿命のあるストロボ関係部品をも廃棄していた。この場
合、廃棄したストロボ関係部品により環境の悪化を招
き、更にフィルム一体型カメラを作る毎に新たなストロ
ボ関係部品を製造する必要があり、結果的にコスト高を
招いていた。
【0005】この考案は、フィルム一体型カメラの寿命
とストロボ関係部品の寿命に隔たりがあるというフィル
ム一体型カメラ特有の前提に鑑み、撮影が終了したフィ
ルム一体型カメラからストロボ関係部品を回収し、再利
用でき、環境面,コスト面で優れ、しかも、組み立て効
率,回収効率にも優れるフィルム一体型カメラを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、撮影レンズ
を挟んで一方側に設けられた、巻層された未露光フィル
ムを予め収納している第1室と、前記撮影レンズを挟ん
で他方側に設けられた、撮影済みのフィルムを巻取る第
2室と、前記第1室、前記第2室を内部に有する本体筐
体と、を備えたフイルム一体型カメラにおいて、基板に
取り付けられたストロボ発光のための主コンデンサ及び
発光ランプと、該発光ランプよりも撮影レンズ側となる
上方位置に発光部が位置するように前記基板に直に取り
付けられストロボ充電状態を表示する表示用ランプとを
備え本体に対して取り外し可能なストロボ基板ユニッ
トを、前記本体筐体内の前記撮影レンズに対して前記第
1室側であって、前記基板が前記撮影レンズの光軸に対
し垂直な面とほぼ平行になるように配置すると共に、該
筐体の前記ストロボ基板ユニットの前記表示用ランプの
発光部の位置に対応する上面に窓を設けたことを特徴と
するフィルム一体型カメラにより達成される。
【0007】
【実施例】以下、この考案を添付図面に示す一実施例に
基づいて説明する。
【0008】図1は本願カメラの斜視図、図2はストロ
ボ発光基板と点灯ランプ(表示用ランプ)を示す斜視
図、図3はストロボ発光基板の回路図、図4は従来のフ
ィルム一体型カメラの背面側斜視図である。
【0009】図において、1は本願カメラの本体で、該
本体1はプラスチック製筐体からなり、その内部に未露
光の撮影用フィルムが装填されている。該本体1は、一
方の側部(撮影者から見て左側)にはスプール室(第1
室)2、他方の側部(同じく右側)にはパトローネ室
(第2室)3が設けられ、該スプール室2内のスプール
(図示せず)に巻層されたフィルムをパトローネ室3内
のパトローネ(図示せず)に巻き取れるよう構成されて
いる。ここで図1の如くスプール室2の奥行きd2はパ
トローネ室3の奥行きd1より小さくなっているため、
スプール室2の前部には、両室の奥行き差(d1−d2)に
相当する偏平空間Hが存在している。
【0010】4は図1,図2に示すように、主コンデン
サC、抵抗R、発光ランプL、点灯ランプ5等が取り付
けられたストロボ発光基板で、該基板4はスプール室2
の前部の偏平空間(ストロボ発光室)H内に設けられて
いる。このため、該基板4は本体1の外形寸法を変える
ことなく、本体1に収容されている。該ストロボ発光基
板4は、主コンデンサC、抵抗R、発光ランプL、点灯
ランプ5等からなるストロボ発光回路を備え、撮影に必
要な所定の光量を発光ランプLから発光できるようにな
っている。また、本体1の前面で、発光ランプLと対応
する部位には透明の窓板Mが、同じく本体1の前面で下
方コーナー部にはストロボ切り替えスイッチXがそれぞ
れ設けられている。点灯ランプ5は、主コンデンサCの
充電完了を知らせるようにするもので、図2の如く発光
ランプLよりも撮影レンズ側となる基板4の上方に直付
けされ、図1に示すようにその発光部を本体状面の前側
で直視できるように構成されている。即ち、本体1の上
面に開孔又は透明窓板を設け、該開孔(又は透明窓板)
を介して、本体内側の該点灯ランプ5の発光部を視認で
きるようになっている。しかして、リード線を用いずに
点灯ランプ5を視認可能な位置(本体1の上面直下)に
セットでき、しかも、本体1の外形寸法を変えることな
く、ストロボ機能を有するフィルム一体型カメラを構成
できるようになっている。
【0011】ここでストロボ発光ランプLの発光光量
は、室内において、ピント位置(例えば1.5m前方)に
ある被写体(主として人物)を適正露光するに十分な光
量となるように決定されている。即ち、前記撮影レンズ
6の絞り値が例えば、 F=8 で固定されていた場合、ガイドナンバーGは、 G=10程度 に設定されている。しかして、ピント位置の近傍の被写
体を、適正露出かつ光量ムラのない状態で撮影すること
ができるようになっている。但し、例えば、顔写真の撮
影用として専用機化する場合、顔が綺麗に写るようスト
ロボ光のスペクトル成分や光量を適宜調整してもよい。
【0012】なお、コンデンサの寿命及び電池寿命は、
撮影枚数が24枚であれば24回発光できれば十分なわけで
あるが、通常はそれ以上の寿命を有している。従って、
現像のためラボに配送されたカメラの本体1から前記ス
トロボ発光室H内の電装品を取り外せるようにすること
で、主コンデンサC、ランプL及び抵抗Rを含むストロ
ボユニット(ストロボ発光基板4)の回収,再生利用シ
ステムを構築することができる。
【0013】撮影レンズ6は本体1の前面中央に一体的
に設けられ、シャッター機構(図示せず)を内蔵してい
る。シャッター機構としては低コストで製造できる簡易
なものであれば特に問わないが、例えば一枚往復形式の
シャッター羽根と該シャッター羽根を閉じ方向に付勢す
るバネとからなる露光手段と、巻上ノブ7の巻上げ方向
の回転に連動して復帰バネに抗して初期位置より変位
し、シャッターレリーズボタン8の押作動により初期位
置に復帰し、その復帰過程で前記シャッター羽根を開放
させる駆動手段とを備えれば足りる。また、該レンズ6
は操作を容易にするため、合焦操作の不用なパンフォー
カス(固定焦点)に構成され、前方1〜3m程度の範囲
内に適正ピント位置Poが設定されている。即ち、例え
ば ボケ近限界:Dn=0.5m ピント位置:Po=1.5m ボケ遠限界:Df=∞ となるように設定され、被写体となる人物に接近し過ぎ
ない限り、ある程度の大きさのフレーミングされた時点
でレリーズボタン8を押せばピンボケ写真にはならない
ようになっている。
【0014】9はファインダ部で、該ファインダ部9は
本体1の上部適所に設けられた撮影者側から被写体側に
向かう透孔Tで構成され、接眼レンズや対物レンズを備
えない素通しの視野を実現するようになっている。
【0015】上記実施例において、撮影者は、スイッチ
Xを「ON」方向に移動させ、ストロボ発光基板4の主
コンデンサCへの充電を開始する。この時、主コンデン
サCに所定の電荷が蓄積されると本体筐体上面から視認
できる点灯ランプ5が点灯し、撮影者に充填完了を指示
する。そして、充電完了を視認した撮影者は、カメラ本
体1を備えてファインダ部9の透孔Tより被写体(例え
ば人物)を視野内にとらえ、画面内で十分な大きさに収
められるまで接近してフレーミング設定を行い、レリー
ズボタン8を押す。この時、人物の顔は適正ピント位置
oの近接にあり、しかもストロボ発光室Hの発光ラン
プLからは、この位置における人物撮影に最適な光量が
バランスよく発光される。しかして、光量もピントも適
正な被写体を、極めて容易に撮影することができる。ま
たストロボ発光室Hはパトローネ室3とスプール室2の
奥行き差に相当しているため、本体1の大きさは従来通
りであり、巻上げノブ7を操作することにより、フィル
ムはスプールからパトローネに移送収納される。
【0016】
【考案の効果】上述したように、本願考案では、基板に
取り付けられたストロボ発光のための主コンデンサ及び
発光ランプと、該発光ランプよりも撮影レンズ側となる
上方位置に発光部が位置するように前記基板に直に取り
付けられストロボ充電状態を表示する表示用ランプとを
備え本体に対して取り外し可能なストロボ基板ユニッ
トを、前記本体筐体内の前記撮影レンズに対して前記第
1室側であって、前記基板が前記撮影レンズの光軸に対
し垂直な面とほぼ平行になるように配置するとともに、
該筐体の前記ストロボ基板ユニットの前記表示用ランプ
発光部の位置に対応する上面に窓を設けるようにした
ので、本体筐体の内部空間を有効利用することができ、
しかも撮影が終了したフィルム一体型カメラのストロボ
基板ユニットを回収し、容易に再利用でき、環境面,コ
スト面で非常に優位であるばかりでなく、組み立て効
率,回収効率にもすぐれているというフィルム一体型カ
メラ特有の効果を有する。
【0017】また、本体組み立て作業及び回収作業の簡
素化ができ、故障発生率を低くし、ひいては、再利用す
る際に、再利用できない不良ユニットの数を減らすこと
ができる、という効果を奏する。更に、表示用ランプの
発光部を発光ランプよりも撮影レンズ側となるようにし
ているので、コンパクトなカメラ筐体としても、発光ラ
ンプを本体筐体の第1室側で撮影レンズから最も離れた
位置である角部に位置させることができて、ストロボ撮
影時の赤目現象を低減できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願カメラの斜視図である。
【図2】ストロボ発光基板と点灯ランプを示す斜視図で
ある。
【図3】ストロボ発光基板の回路図である。
【図4】従来のフィルム一体型カメラの背面側斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 本体 2 スプール室 3 パトローネ室 4 ストロボ発光基板 5 点灯ランプ 6 撮影レンズ 7 巻き取りノブ 8 レリーズボタン 9 ファインダ部 H ストロボ発光室 T 透孔 M 透明窓板 X ストロボ切り替えスイッチ R 抵抗 C コンデンサ L 発光ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−90519(JP,A) 特許2648068(JP,B2) 米国特許4903058(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 15/05 G03B 17/04 G03C 3/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズを挟んで一方側に設けられ
    た、巻層された未露光フィルムを予め収納している第1
    室と、前記撮影レンズを挟んで他方側に設けられた、撮
    影済みのフィルムを巻取る第2室と、前記第1室、前記
    第2室を内部に有する本体筐体と、を備えたフイルム一
    体型カメラにおいて、基板に取り付けられたストロボ発
    光のための主コンデンサ及び発光ランプと、該発光ラン
    プよりも撮影レンズ側となる上方位置に発光部が位置す
    るように前記基板に直に取り付けられストロボ充電状態
    を表示する表示用ランプとを備え本体に対して取り外
    し可能なストロボ基板ユニットを、前記本体筐体内の前
    記撮影レンズに対して前記第1室側であって、前記基板
    が前記撮影レンズの光軸に対し垂直な面とほぼ平行にな
    るように配置すると共に、該筐体の前記ストロボ基板ユ
    ニットの前記表示用ランプの発光部の位置に対応する上
    面に窓を設けたことを特徴とするフィルム一体型カメ
    ラ。
JP1994015626U 1994-12-19 1994-12-19 フィルム一体型カメラ Expired - Lifetime JP2575274Y2 (ja)

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JPH0743701U JPH0743701U (ja) 1995-09-05
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4903058A (en) 1989-06-08 1990-02-20 Eastman Kodak Company Re-usable electronic flash unit for disposable single-use camera
JP2648068B2 (ja) 1992-04-03 1997-08-27 富士写真フイルム株式会社 レンズ付きフイルムユニット及びレンズ付きフイルムユニットのリサイクル方法

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JPH0234688Y2 (ja) * 1987-10-05 1990-09-18

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