JPH1031286A - ストロボ内蔵型レンズ付きフイルムユニット - Google Patents
ストロボ内蔵型レンズ付きフイルムユニットInfo
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- JPH1031286A JPH1031286A JP18511896A JP18511896A JPH1031286A JP H1031286 A JPH1031286 A JP H1031286A JP 18511896 A JP18511896 A JP 18511896A JP 18511896 A JP18511896 A JP 18511896A JP H1031286 A JPH1031286 A JP H1031286A
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- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Abstract
らの液体の浸入を抑え、ストロボ回路の短絡,腐食を防
止する。 【解決手段】 プリント基板11にはストロボ回路が形
成され、ストロボ充電の完了を知らせるネオンランプ1
4が取り付けられている。プリント基板11の前面を覆
う前カバー42の内壁には、ネオンランプ14と確認窓
29との間に突出し、かつ確認窓29の開口部を分割す
るリブ55aが一体に設けられている。確認窓29の開
口部はリブ55aによって狭められ、ここからユニット
本体内に水滴57が浸入する可能性が低くなる。また、
確認窓29から入り込んだ水滴57は、リブ55aを伝
って前カバー42の内壁に導かれ、プリント基板11へ
の付着が防止される。なお、リブ55aは前カバー42
と一体成形され、レンズ付きフイルムユニットの部品点
数や組立工程数は増加しない。
Description
否を表示するための確認窓が上面に形成されたストロボ
内蔵型レンズ付きフイルムユニットに関するものであ
る。
できるように、本出願人によりレンズ付きフイルムユニ
ットが製造販売されている。レンズ付きフイルムユニッ
トは、簡単な撮影機構を組み込んだユニット本体に予め
写真フイルムを内蔵させ、このユニット本体を化粧用の
外装体で覆ったもので、購入したその場ですぐに写真撮
影ができ、また撮影後にもそのまま現像取扱い店に出せ
ばよいという簡便性から、一般に広く利用されている。
このレンズ付きフイルムユニットには、例えば「写ルン
ですSuper800」(商品名)等のように基本的な撮影機構
のみを組み込んだものから、「写ルンですFlash 」(商
品名)等のようにストロボ装置を備え、夜間や室内での
撮影を可能としたものなど様々な種類があり、ユーザー
は用途に応じたものを選択することができる。
組み込まれるストロボ装置は、ユニット本体への組み込
み作業を簡便化するためにユニット化されている。図6
に示すように、ストロボ装置10は、プリント基板11
上に充電および放電の制御を行うためのストロボ回路を
実装した構成となっている。プリント基板11には、ス
トロボ光を放出するストロボ発光部12,ストロボ発光
用の電荷を蓄積するメインコンデンサ13,ストロボ発
光の可否を知らせるためのネオンランプ14,電源用の
電池15を保持するための電池ホルダー16等の部品が
取り付けられているとともに、充電回路の一部を開放状
態にしたプリント接点17と、放電回路の一部を開放状
態にしたシンクロ接点18とが設けられている。ネオン
ランプ14は、メインコンデンサ13への充電量がスト
ロボ発光に必要な規定電圧に達したときに点灯し、スト
ロボ発光が可能になったことを知らせる。プリント接点
17は、ユニット本体に設けられたストロボ充電スイッ
チを押し込み操作したときに接触片19により短絡され
る。プリント接点17が短絡されると充電回路が作動
し、メインコンデンサ13への充電が行われる。シンク
ロ接点18は一対の接片18a,18bからなり、シャ
ッターレリーズに連動してこれらの接片18a,18b
が接触される。接片18a,18bが接触されると放電
回路が作動し、ストロボ発光部12からストロボ光が放
出される。
付きフイルムユニットは、ユニット本体にネオンランプ
を露呈するための確認窓が設けられている。そして撮影
者は、この確認窓を通してネオンランプの状態を観察す
ることで、ストロボ発光の可否を知ることができるよう
になっている。
レンズ付きフイルムユニットにおいては、確認窓はユニ
ット本体の上面に設けられ、しかも外装体に形成された
開口から露呈されたままにされるので、例えば降雨時や
海水浴場などの水辺で撮影を行う場合には、雨水や海水
などの液体が確認窓からユニット本体内に浸入する危険
性がある。確認窓の内側には、ストロボ回路を実装した
プリント基板が配置されているので、確認窓から液体が
浸入すると、ストロボ回路の短絡や腐食などを招き、ス
トロボ装置の動作に支障をきたす。
外装体の開口との少なくともいずれか一方に透明部材を
貼り付けて確認窓を塞ぐ方法が考えられる。ところが、
この方法では、レンズ付きフイルムユニットの部品点数
を増加させるとともに、製造工程内に透明部材の貼付け
工程を新設する必要があるので、レンズ付きフイルムユ
ニットの製造コストの上昇を招くこととなる。
ので、製造コストを上昇させることなく、確認窓からの
液体の浸入を抑え、ストロボ回路の短絡,腐食を防止す
るストロボ内蔵型レンズ付きフイルムユニットを提供す
ることを目的とする。
に、本発明のストロボ内蔵型レンズ付きフイルムユニッ
トは、ストロボ装置の前面,左右側面,および背面のい
ずれかを覆う前カバーまたは後カバーの内壁に、確認窓
とネオンランプとの間に突出し、かつ確認窓の開口部を
分割するリブを一体に設けるものである。
ボ内蔵型レンズ付きフイルムユニット(以下レンズ付き
フイルムユニットとする)の外観を示すものである。レ
ンズ付きフイルムユニット20は、簡単な撮影機構や写
真フイルムが組み込まれたユニット本体21と、これを
覆う外装体31とから構成される。外装体31は、レン
ズ付きフイルムユニット20の外観を綺麗にするための
ものであり、表面に印刷が施された紙箱等が用いられ
る。外装体31の所要部には、ユニット本体21に設け
られた撮影レンズ22,ファインダー対物窓23,スト
ロボ発光窓24,ストロボ充電スイッチ25,巻上げノ
ブ26,シャッターボタン27,カウンター表示窓2
8,およびストロボ発光の可否を確認するための確認窓
29の各々を露呈させるための開口32〜39が形成さ
れており、この外装体31をユニット本体21に被せた
ままの状態で撮影操作が行えるようになっている。
たように、本体基部41と、その上面,前面,および左
右側面を覆うように被せられる前カバー42と、本体基
部41の背面を覆うように被せられる後カバー43とか
ら構成されている。本体基部41の両側部には、パトロ
ーネ44を収納するためのパトローネ室45と、パトロ
ーネ44から全て引き出してロール状にした写真フイル
ム46を収納するフイルムロール室47とが一体に設け
られており、これらの間に、写真フイルム46の露光範
囲を規定するためのアパーチャー48が形成されてい
る。パトローネ室45およびフイルムロール室47の底
部は開口となっており、後カバー43の底面側に設けた
プルトップ式の底蓋49a,49bによってそれぞれ塞
がれる。
面に露光ユニット50が、また露光ユニット50とフイ
ルムロール室47との間には前述したストロボ装置10
がそれぞれ取り付けられ、前カバー42と後カバー43
とによって挟持される。なお、露光ユニット50は、撮
影レンズ22,ファインダー光学系,フイルム巻き止め
機構,およびシャッター機構をシャッターベース50a
上に組み付けてユニット化したものである。
3,ストロボ発光窓24,ストロボ充電スイッチ25,
シャッターボタン27,カウンター表示窓28,および
確認窓29が形成されている。また図4に示すように、
ストロボ装置10の前面を覆う前カバー42の内壁に
は、確認窓29の開口部を分割するようにリブ55a,
55bが一体に設けられている。図5に示すように、リ
ブ55a,55bは確認窓29を塞ぐ面積が小さくなる
ように、それぞれの厚さが極めて薄く形成されている。
と、ストロボ発光窓24からはストロボ装置10のスト
ロボ発光部12が露呈され、確認窓29の内側にネオン
ランプ14が配置される。またストロボ充電スイッチ2
5の内側には、プリント接点17短絡用の接触片19が
配置される。また図1に示すように、ネオンランプ14
の上方には、前カバー42の内壁に設けたリブ55a,
55bが突出する。
ムユニット20を用いてストロボ撮影を行うときには、
まず巻上げノブ26の回動がロックされるまで反時計方
向に回転操作をしてシャッターチャージを行うととも
に、ストロボ充電スイッチ25を押し込み操作する。ス
トロボ充電スイッチ25が押し込まれると、このストロ
ボ充電スイッチ25の内側に配置された接触片19がプ
リント接点17を短絡し、メインコンデンサ13への充
電が行われる。
ランプ14の状態を観察し、ストロボ発光の可否を確認
する。この際、確認窓29とネオンランプ14との間に
リブ55a,55bが突出し、確認窓29内の視野を一
部遮っているが、リブ55a,55bの厚さを薄く形成
しておくことで、ネオンランプ14の視認性の悪化を抑
えることができる。
がストロボ発光に必要な規定電圧に達するとネオンラン
プ14が点灯する。撮影者は、ネオンランプ14の点灯
を確認した後に、被写体のフレーミングを行い、シャッ
ターボタン27を押し込むと、このシャッターレリーズ
に連動してシンクロ接点18の接片18a,18bが接
触され、ストロボ発光部12からストロボ光が放出され
る。同時に、露光ユニット50に組み付けられたシャッ
ター機構が作動し、撮影レンズ22を通過した被写体光
が写真フイルム46上に露光される。
ト20を用いて降雨時や水辺で撮影を行う場合、水滴が
レンズ付きフイルムユニット20の上面に開口した確認
窓29からユニット本体21内に浸入することが危惧さ
れる。この確認窓29の内側にはプリント基板11が配
置されており、このプリント基板11に水滴が付着する
と、ストロボ回路の短絡や腐食を招くので、ユニット本
体21内に水滴が浸入することは絶対に避けなくてはな
らない。この点、確認窓29の内側に、この確認窓29
の開口部を分割するリブ55a,55bを設けておく
と、これらのリブ55a,55bによって確認窓29の
開口部が狭められるので、確認窓29から水滴が浸入す
る可能性が低くなる。また図1に示すように、リブ55
a,55bがプリント基板11の前面を覆う前カバー4
2の内壁に一体に設けられているので、万が一確認窓2
9から水滴57が入り込んだとしても、この水滴57は
リブ55a,55bを伝って前カバー42の内壁に導か
れる。これにより、水滴57がプリント基板11に付着
してストロボ装置10の故障を招くことが防止され、安
定してストロボ撮影を行うことができる。なお、リブ5
5a,55bは前カバー42と一体成形されるので、レ
ンズ付きフイルムユニット20の部品点数や組立工程数
が増えることはなく、製造コストの上昇を招くことはな
い。
2枚のリブを設けたが、ただ1枚のリブを設けるだけで
も同様の作用効果を得ることが期待できる。リブの枚数
が少なくなれば確認窓内の視野を遮る面積も小さくなる
ので、ネオンランプの視認性がより向上する。また、ネ
オンランプの視認性を損なわない範囲であれば、リブの
枚数は3枚以上であってもよい。さらに、リブは確認窓
の開口部を分割し、かつストロボ装置を覆うカバー部材
の内壁に連設されればよいので、前カバーの側面に設け
てもよく、また後カバーの内壁でもよい。
発光の可否を表示する確認窓の内側に、この開口部を分
割するリブを設けるので、リブによって確認窓の開口部
が狭められ、ここから水滴が浸入する可能性が低くな
る。また、リブはストロボ装置の前面,左右側面,およ
び背面のいずれかを覆う前カバーまたは後カバーの内壁
に一体に設けられるので、万が一、確認窓から水滴が浸
入したとしても、この水滴はリブを伝って前カバーまた
は後カバーの内壁に向けて導かれる。これにより、水滴
がプリント基板に付着することがなくなり、ストロボ装
置の故障が防止される。また、リブは前カバーまたは後
カバーと一体成形されるので、レンズ付きフイルムユニ
ットの部品点数や組立工程数が増加することはなく、製
造コストの上昇を招くこともない。
イルムユニットの要部概略図である。
構成を示す説明図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 撮影機構が組み付けられた本体基部と、
この本体基部の前面,上面,および左右側面を覆う前カ
バーと、本体基部の背面を覆う後カバーとからなるユニ
ット本体に、ストロボ充電が完了したときに点灯するネ
オンランプを備えたストロボ装置を組み込むとともに、
前記ユニット本体の上面に設けた確認窓から前記ネオン
ランプを露呈させたストロボ内蔵型レンズ付きフイルム
ユニットにおいて、 前記ストロボ装置の前面,左右側面,および背面のいず
れかを覆う前カバーまたは後カバーの内壁に、前記確認
窓とネオンランプとの間に突出し、かつ確認窓の開口部
を分割するリブを一体に設けたことを特徴とするストロ
ボ内蔵型レンズ付きフイルムユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18511896A JP3606684B2 (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | ストロボ内蔵型レンズ付きフイルムユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18511896A JP3606684B2 (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | ストロボ内蔵型レンズ付きフイルムユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1031286A true JPH1031286A (ja) | 1998-02-03 |
JP3606684B2 JP3606684B2 (ja) | 2005-01-05 |
Family
ID=16165188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18511896A Expired - Fee Related JP3606684B2 (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | ストロボ内蔵型レンズ付きフイルムユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3606684B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105351853A (zh) * | 2015-11-30 | 2016-02-24 | 重庆熠美实业发展有限公司 | 方便工作人员拆装的电动车充电指示灯 |
CN105351851A (zh) * | 2015-11-30 | 2016-02-24 | 重庆熠美实业发展有限公司 | 能够提高遮光效果的充电指示灯 |
CN105351854A (zh) * | 2015-11-30 | 2016-02-24 | 重庆熠美实业发展有限公司 | 能够提高安装效率的充电指示灯 |
-
1996
- 1996-07-15 JP JP18511896A patent/JP3606684B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105351853A (zh) * | 2015-11-30 | 2016-02-24 | 重庆熠美实业发展有限公司 | 方便工作人员拆装的电动车充电指示灯 |
CN105351851A (zh) * | 2015-11-30 | 2016-02-24 | 重庆熠美实业发展有限公司 | 能够提高遮光效果的充电指示灯 |
CN105351854A (zh) * | 2015-11-30 | 2016-02-24 | 重庆熠美实业发展有限公司 | 能够提高安装效率的充电指示灯 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3606684B2 (ja) | 2005-01-05 |
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