JP3492655B2 - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP3492655B2
JP3492655B2 JP2001248528A JP2001248528A JP3492655B2 JP 3492655 B2 JP3492655 B2 JP 3492655B2 JP 2001248528 A JP2001248528 A JP 2001248528A JP 2001248528 A JP2001248528 A JP 2001248528A JP 3492655 B2 JP3492655 B2 JP 3492655B2
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浩 神谷
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION, OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/07Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop using several loops, e.g. for redundant clock signal generation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/04Generating or distributing clock signals or signals derived directly therefrom
    • G06F1/10Distribution of clock signals, e.g. skew

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器に関し、
特に、FT(fault tolerant)サーバなどのように全体
の動作がクロックに同期して行われる電子機器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】FTサーバなどのサーバにおいては、ク
ロックを同期信号としてこれに基づいて動作が行われて
いるが、1つのクロック供給回路によりクロックの必要
な全ての回路にクロックを供給することはできないた
め、複数の回路からクロックを分配することが行われて
いる。図6は、サーバの従来のクロックの供給方式を示
すブロック図である。サーバ10内には、元になるクロ
ックドライバである元クロック11が1個設けられてお
り、この元クロック11から複数のクロックバッファ回
路12がクロックの供給を受ける。そして、各クロック
バッファ回路12は、それぞれ1ないし複数のクロック
被供給回路13にクロックを供給する。而して、複数の
クロックバッファ回路がある場合には、クロックバッフ
ァ回路間でクロックスキューの問題が発生する。従来
は、クロックバッファ回路間でタイミングの調整を図る
ことによりクロックスキューに対処してきた。上記の方
式とは別に、複数系統のクロックドライバを用意し、必
要な回路にクロックを供給することも行われている。こ
の方式では、スキュー調整は、システム動作開始時にそ
して適宜時点において各クロックドライバにリセット信
号を印加することによって行ってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した第1の方式で
は、元になるクロックドライバが故障したらサーバが機
能を果たさなくなりシステムダウンに陥るという問題点
があり、また、第2のリセット信号を利用した方式で
は、リセット信号を利用する毎に装置を動作停止させな
ければならないという弊害があった。本発明の課題は上
述した従来技術の問題点を解決することであって、その
目的は、装置が短時間でも動作不能に陥ることのないク
ロックシステムを備えた電子機器を提供できるようにす
ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明によれば、入力端子と出力端子とを備え、前
記出力端子から出力されるクロックの周波数が前記入力
端子から入力されるクロックの周波数に倣うクロックド
ライバが搭載されたクロック回路が、複数個、装着/抜
去される電子機器において、1個のクロック回路も装着
されていない状態で1のクロック回路が装着された場合
には、装着されたクロック回路のクロックドライバの出
力端子から出力されるクロックが自己の入力端子に入力
され、装着済のクロック回路がある状態で1のクロック
回路が装着された場合には、所定の時間内には既装着の
クロック回路のクロックドライバの出力端子から出力さ
れるクロックが新たに装着されたクロック回路のクロッ
クドライバの入力端子に入力され、所定の時間経過後に
は新たに装着されたクロック回路のクロックドライバの
出力端子から出力されるクロックが自己の入力端子に入
力されることを特徴とする電子機器、が提供される。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して詳細に説明する。 [第1の実施例]図1は、本発明の第1の実施例のクロ
ック供給部を示すブロック図である。図1に示すよう
に、クロックドライバ1が搭載された配線基板100、
200は、バックボード500上に搭載されたコネクタ
400に装着されている。配線基板100上に形成され
た接栓端子は、コネクタ400のコネクタ接点1〜6と
接触しており、配線基板200上に形成された接栓端子
は、コネクタ400のコネクタ接点7〜12と接触して
いる。配線基板100、200には、クロックドライバ
1の外にクロックドライバ1のCLK入力端子1aに入
力される信号を選択するセレクタ2と、セレクタ2の制
御回路を構成するバッファ回路3、遅延素子4および抵
抗部品R1〜R3が搭載されている。クロックドライバ
1には、CLK出力端子1b、1cが備えられている。
電子機器内の図示が省略されたクロック被供給回路に
は、クロックドライバ1より、図示されていないCLK
出力端子またはCLK出力端子1b、1cを介してクロ
ックが供給される。
【0006】クロックドライバ1には、PLL回路が備
えられている。したがって、クロックドライバ1のCL
K出力端子1b、1cから出力されるクロックの周波数
と位相は、CLK入力端子1aに入力されるクロックの
周波数と位相に追随する。図1に示す回路において、配
線基板100、200上のクロックドライバ1のCLK
入力端子1aにはセレクタ2の出力部が接続されてい
る。そして、配線基板100上のクロックドライバ1の
CLK出力端子1bは、コネクタ400のコネクタ接点
1、バックボード500の配線、コネクタ400のコネ
クタ接点10を介して、配線基板200のセレクタ2の
第1の入力部(図の上側)に接続されている。配線基板
100のクロックドライバ1のCLK出力端子1cは、
コネクタ接点2、バックボード500、コネクタ接点3
を介して、配線基板100のセレクタ2の第2の入力部
(図の下側)に接続されている。同様に、配線基板20
0上のクロックドライバ1のCLK出力端子1bは、コ
ネクタ接点7、バックボード500、コネクタ接点4を
介して、配線基板100のセレクタ2の第1の入力部に
接続されている。配線基板200のクロックドライバ1
のCLK出力端子1cは、コネクタ接点8、バックボー
ド500、コネクタ接点9を介して、配線基板200の
セレクタ2の第2の入力部に接続されている。配線基板
100、200において、バッファ回路3の出力部は、
セレクタ2の選択信号入力部に接続され、遅延素子4の
一端は電源VCCにその他端はバッファ回路3のOE端
子に接続されている。そして、抵抗部品R1、R2、R
3の一端はそれぞれGNDに接続され、その他端はそれ
ぞれ、バッファ回路3の入力部と、OE端子と、出力部
とに接続されている。また、配線基板100上の遅延素
子4の一端は、コネクタ接点6、バックボード500、
コネクタ接点11を介して配線基板200のバッファ回
路3の入力部に接続され、配線基板200上の遅延素子
4の一端は、コネクタ接点12、バックボード500、
コネクタ接点5を介して配線基板100のバッファ回路
3の入力部に接続されている。
【0007】次に、本実施例回路の動作について説明す
る。ここで、配線基板100上のクロックドライバ1の
CLK出力端子1bから、コネクタ接点1、バックボー
ド500、コネクタ接点10を介して、配線基板200
のセレクタ2の第1の入力部に入力され、配線基板20
0のクロックドライバ1のCLK入力端子1aに到達す
るまでの時間をτ1とし、配線基板100におけるクロ
ックドライバ1のCLK出力端子1cから、コネクタ接
点2、バックボード500、コネクタ接点3を介して、
配線100のセレクタ2の第2の入力部に入力され、配
線基板100のクロックドライバ1のCLK入力端子1
aに到達するまでの時間をτ2とし、配線基板200上
のクロックドライバ1のCLK出力端子1bから、コネ
クタ接点7、バックボード500、コネクタ接点4を介
して、配線基板100のセレクタ2の第1の入力部に入
力され、配線基板100のクロックドライバ1のCLK
入力端子1aに到達するまでの時間をτ3とし、配線基
板200上のクロックドライバ1のCLK出力端子1c
から、コネクタ接点8、バックボード500、コネクタ
接点9を介して、配線基板200のセレクタ2の第2の
入力部に入力され、配線基板200のクロックドライバ
1のCLK入力端子1aに到達するまでの時間をτ4と
し、 τ1=τ2=τ3=τ4 と仮定する。いま、バ
ックボード500に配線基板200が搭載されていない
状況で、バックボード500に配線基板100が接続さ
れるとすると、配線基板100におけるバッファ回路3
の入力部は抵抗部品R1を通してGNDに接続されてお
り、また、OE端子は抵抗部品R2を通してGNDに接
続されているため、バッファ回路3の出力部はLOWを
出力し、これがセレクタの選択信号入力部に入力され、
セレクタ2は、第2の入力部の信号を選択する。この第
2の入力部には、配線基板100におけるクロックドラ
イバ1のCLK出力端子1cが接続されているため、配
線基板100のクロックドライバ1は、自走状態で発振
を開始する。次いで、配線基板100における遅延素子
4の遅延時間τ5が経過すると、バッファ回路3のOE
入力部にはVCCが入力され、バッファ回路3はディセ
ーブル状態になり、かつ、バッファ回路3の出力部は抵
抗部品R3を通してGNDに接続されているため、バッ
ファ回路の出力部はLOWと同等状態のため、セレクタ
2の選択信号入力部にはLOWが入力されたままであ
り、セレクタ2は第2の入力部の信号を選択したままで
ある。したがって、配線基板100上のクロックドライ
バ1は自走状態を続ける。バックボード500に配線基
板100が接続されていない状態で、バックボードに配
線基板200が接続されるときも、上記と同様の動作で
ある。
【0008】次に、バックボード500に配線基板10
0が接続されている状態で、バックボード500に配線
基板200が接続される場合について説明する。配線基
板200がコネクタ400に装着されると、配線基板2
00におけるバッファ回路3の入力部は、コネクタ接点
11、バックボード500、コネクタ接点6を介して配
線基板100におけるVCC電源に接続されるため、配
線基板200のバッファ回路3の入力部にはHIGHが
入力され、また、配線基板200のバッファ回路3のO
E端子は抵抗部品R2を通してGNDに接続されている
ため、バッファ回路3の出力部はイネーブル状態で、H
IGHを出力し、これがセレクタの選択信号入力部に入
力されるため、セレクタ2は、第1の入力部の信号を選
択する。この第1の入力部には、配線基板100におけ
るクロックドライバ1のCLK出力端子1b部が接続さ
れているため、配線基板200上のクロックドライバ1
は、配線基板100のクロックドライバのCLK出力端
子1bから出力されるクロックを元に動作する。このと
き、τ1=τ2であるため、配線基板100のクロック
ドライバの発生するクロックと、配線基板200のクロ
ックドライバの発生するクロックとのタイミングは一致
している。その後、配線基板200における遅延素子4
の遅延時間τ5が経過すると、バッファ回路3のOE入
力部にはVCCが入力され、バッファ回路はディセーブ
ル状態になり、かつ、バッファ回路3の出力部は抵抗部
品R3を通してGNDに接続されているため、バッファ
回路の出力部はLOWと同等状態となるため、セレクタ
2の選択信号入力部にはLOWが入力される。これによ
り、配線基板200のセレクタ2は第2の入力部の信号
を選択することになるが、配線基板100のクロックド
ライバの発生するクロックと、配線基板200における
クロックドライバの発生するクロックのタイミングは一
致しており、かつ τ1=τ4 であるため、このと
き、配線基板200におけるセレクタ2の第1の入力部
と第2の入力部には、同一タイミングのクロックが入力
されていることになり、セレクタの選択信号が、HIG
HからLOWに変化して、セレクタの出力が、第1の入
力部の信号から、第2の入力部の信号に変化しても、配
線基板200のクロックドライバ1のCLK入力端子1
aに入力されるクロックのタイミングは変化しない。一
方、配線基板100におけるバッファ回路3のOE入力
部にはVCCからのHIGHが入力されたままなので配
線基板100におけるバッファ回路3はディセーブル状
態で、更に、バッファ回路3の出力部は抵抗部品R3を
通してGNDに接続されているため、バッファ回路の出
力部はLOWと同等状態であるため、セレクタの選択信
号入力部にはLOWが入力されたままであり、セレクタ
は第2の入力部の信号を選択したままである。バックボ
ード500に配線基板200が接続されている状態で、
バックボードに配線基板100が接続されるときも、上
記と同様の動作である。
【0009】次に、バックボードに配線基板100と配
線基板200とが接続されている状態で、配線基板10
0を外すときを考慮すると、配線基板100のクロック
ドライバ1は、自己の出力波形を元にクロックを形成し
ており、配線基板200のクロックドライバ1も自己の
出力波形を元にクロックを形成しているため、配線基板
200のクロックドライバの発生するクロックのタイミ
ングに影響を与えることなく配線基板100を外すこと
ができる。また、バックボードに配線基板100と配線
基板200とが接続されている状態で、配線基板200
を外すときも、上記と同様の動作である。
【0010】[第2の実施例]図2は、本発明の第2の
実施例のクロック供給部を示すブロック図である。図2
において、図1に示した第1の実施例の部分と同等の部
分には同一の参照番号が付せられているので、重複する
説明は省略する。本実施例回路の図1に示した第1の実
施例と異なる点は、配線基板100、200において、
遅延素子4とバッファ回路3のOE入力部との間に常閉
接点を有するスイッチ5が接続されている点である。ス
イッチ5は常時閉(オン)状態にあるため、スイッチを
オフに操作しない限り、動作は第1の実施例のそれと同
じである。バックボード500に、配線基板200が接
続されておらず、配線基板100のみが接続されている
状態で、スイッチ5がオフされると、バッファ回路3の
OE入力部は、R2を通してGND電位となる。これに
より、バッファ回路はイネーブル状態となるが、もとも
とバッファ回路3の入力部と出力部とは共にLOWであ
るため、バッファ回路3の出力状態に変化は生じない。
したがって、配線基板100上のクロックドライバ1は
自走状態で発振を続ける。スイッチ5が再びオン状態に
戻されてもこの状態に変化は生じない。バックボード5
00に配線基板100が接続されていない状態で、バッ
クボードに配線基板200が接続されており、配線基板
200上のスイッチ5を一時的にオフするときも、上記
と同様の動作である。
【0011】次に、バックボード500に配線基板10
0、200の両方が接続されている状態で、配線基板1
00上のスイッチ5を一時的にオフする場合について説
明する。スイッチをオフする前には、第1の実施例で説
明したように、配線基板100、200上のクロックド
ライバ1はそれぞれ自己のCLK出力端子からのクロッ
クに基づいて発振を続けている。この状態で配線基板1
00上のスイッチ5がオフされると、バッファ回路3の
OE入力部は、R2を通してGND電位となる。これに
より、バッファ回路はイネーブル状態となるが、このと
きバッファ回路3の入力部には配線基板200からバッ
クボード500を介してVCC電源が供給されているた
め、バッファ回路3の出力部はHIGHとなる。その結
果、配線基板100上のセレクタ2は、配線基板200
上のクロックドライバ1のCLK出力端子1bから供給
されるクロックを出力し、これを配線基板100上のク
ロックドライバ1のCLK入力端子1aに供給する。こ
れにより、配線基板100上のクロックドライバと配線
基板200上のクロックドライバとの間のスキュー調整
が図られる。その後、配線基板100上のスイッチ5が
ンに戻されると、バッファ回路3の出力部はLOW
なり、セレクタ2は配線基板100上のクロックドライ
バの出力するクロックを選択して出力する状態に復帰す
る。バックボード500に配線基板100、200の両
方が接続されている状態で、配線基板200上のスイッ
チを一時的にオフするときも、上記と同様の動作であ
る。スイッチ5は、マニュアル操作を行うものであって
もよいが、自動的にオン/オフを行うスイッチであって
もよい。この場合、スイッチ5のオンの継続時間は、遅
延素子4の遅延時間以上であることが望ましい。また、
スイッチ5は、配線基板100、200の双方に搭載し
てもよいが、いずれか一方の配線基板のみに搭載するよ
うにしてもよい。
【0012】[第3の実施例]図3は、本発明の第3の
実施例のクロック供給部を示すブロック図である。図3
において、図1に示した第1の実施例の部分と同等の部
分には同一の参照番号が付せられているので、重複する
説明は省略する。本実施例回路の図1に示した第1の実
施例と相違する点は、配線基板100において、遅延素
子4とバッファ回路3のOE入力部との間に単安定回路
6が接続されている点である。単安定回路6には、パル
ス発生回路7の発生するパルスが入力される。パルス発
生回路6は、一端がバッファ回路3の入力部に接続され
た遅延素子8を介してVCC電源電圧が供給される。単
安定回路6は遅延素子4を介してVCC電源電圧が供給
されると、HIGHを出力し続け、パルス発生回路7よ
りパルスが入力されると一時的にLOWを出力する回路
である。ここで、遅延素子8の遅延時間は、遅延素子4
のそれより長く設定されている。
【0013】次に、第3の実施例の回路動作について説
明する。まず、バックボード500に、配線基板200
が接続されていない状態で、配線基板100をバックボ
ードに接続する場合について説明する。この場合、バッ
ファ回路3の入力部にはGND電位が印加されているこ
とにより、パルス発生回路7は非動作状態に置かれ、か
つ、単安定回路6は、遅延素子4が遅延時間τ5が経過
してVCC電源電位を出力するようになった後はHIG
Hレベルを出力するため、配線基板100は、第1の実
施例の場合と同様の動作を行う。次に、バックボード5
00に、配線基板100が接続されている状態で、配線
基板200をバックボードに接続する場合について説明
する。この場合、配線基板200上の回路は、第1の実
施例の場合と同様の動作を行う。すなわち、配線基板2
00上のクロックドライバ1は、配線基板200がコネ
クタ400に装着された当初は、配線基板100上のク
ロックドライバのCLK出力端子1bから出力されるク
ロックに基づいて動作を行い、遅延素子4の遅延時間τ
5が経過した後は、自己の出力するクロックに基づいて
動作を行う。一方、配線基板100においては、配線基
板200が装着されると、バッファ回路3の入力部にV
CC電源電圧が印加される。そのため、パルス発生回路
7は、配線基板200が装着された後遅延素子8の遅延
時間τ6の経過後に動作を開始し一定時間毎にパルスを
発生する。パルス発生回路7が発生するパルスが単安定
回路6に印加されると、単安定回路6は一定時間LOW
を出力する。単安定回路6の出力がLOWであるとき、
バッファ回路はイネーブル状態となり、入力部に印加さ
れているHIGHを出力する。その結果、配線基板10
0上のセレクタ2は第1の入力部に入力されている配線
基板200上のクロックドライバが出力するクロックを
選択して、これを配線基板100上のクロックドライバ
1のCLK入力端子1aに供給する。これにより、配線
基板100上のクロックドライバと配線基板200上の
クロックドライバとの間のスキュー調整が図られる。所
定の時間が経過して単安定回路6の出力がHIGHに戻
されると、バッファ回路3の出力部はGND電位に戻さ
れ、セレクタ2は配線基板100上のクロックドライバ
の出力するクロックを選択して出力する状態に復帰す
る。すなわち、配線基板100のクロックドライバ1に
おいて、一定の時間おきに配線基板100上のクロック
ドライバと配線基板200上のクロックドライバとの間
のスキュー調整が図られることになる。上記は、バック
ボード500に配線基板100が先に接続され配線基板
200が後から接続される場合に関するものであった
が、この順番が逆になった場合にもほぼ同様の動作が行
われる。上記の説明では、単安定回路6、パルス発生回
路7、遅延素子8は、配線基板100にのみ搭載されて
いたが、配線基板200にのみ、あるいは配線基板10
0と配線基板200の双方に搭載するようにしてもよ
い。
【0014】[第4の実施例]図4は、本発明の第4の
実施例のクロック供給部を示すブロック図である。図4
に示すように、クロックドライバ1が搭載された配線基
板100、200、300は、バックボード500上に
搭載されたコネクタ400に装着されている。配線基板
100上に形成された接栓端子は、コネクタ400のコ
ネクタ接点1〜7と接触しており、配線基板200上に
形成された接栓端子は、コネクタ400のコネクタ接点
8〜14と接触しており、配線基板300上に形成され
た接栓端子は、コネクタ400のコネクタ接点15〜2
1と接触している。配線基板100、200、300に
は、クロックドライバ1の外にクロックドライバ1のC
LK入力端子1aに入力される信号を選択するセレクタ
2A、2Bと、セレクタ2A、2Bの制御回路を構成す
るバッファ回路3A、3B、遅延素子4および抵抗部品
R1〜R5が搭載されている。セレクタ2Aはバッファ
回路3Aの出力信号により制御され、セレクタ2Bはバ
ッファ回路3Bの出力信号により制御される。すなわ
ち、セレクタ2Aは、バッファ回路3Aの出力がHIG
H状態にあるときに第1の入力部(図の上側)の信号を
選択し、LOW状態にあるときに第2の入力部(図の下
側)の信号を選択する。また、セレクタ2Bは、バッフ
ァ回路3Bの出力がLOW状態にあるときに第1の入力
部(図の上側)の信号を選択し、HIGH状態にあると
きに第2の入力部(図の下側)の信号を選択する。クロ
ックドライバ1には、CLK入力端子1aの外にCLK
出力端子1b〜1dが備えられている。電子機器内のク
ロック被供給回路には、クロックドライバ1より、図示
されていないCLK出力端子またはCLK出力端子1b
〜1dを介してクロックが供給される。
【0015】クロックドライバ1には、第1の実施例の
場合と同様にPLL回路が備えられている。したがっ
て、クロックドライバ1のCLK出力端子1b〜1dか
ら出力されるクロックの周波数と位相は、CLK入力端
子1aに入力されるクロックの周波数と位相に追随す
る。図4に示す回路において、配線基板100、20
0、300上クロックドライバ1のCLK入力端子1a
にはセレクタ2Bの出力部が接続されている。そして、
各クロックドライバ1のCLK出力端子1dは、セレク
タ2Aの第2の入力部に接続されている。また、配線基
板100上のクロックドライバ1のCLK出力端子1b
は、コネクタ400のコネクタ接点1、バックボード5
00の配線、コネクタ400のコネクタ接点18を介し
て、配線基板300のセレクタ2Aの第1の入力部に接
続されている。配線基板100のクロックドライバ1の
CLK出力端子1cは、コネクタ接点2、バックボード
500、コネクタ接点10を介して、配線基板200の
セレクタ2Bの第2の入力部に接続されている。また、
配線基板200上のクロックドライバ1のCLK出力端
子1bは、コネクタ接点8、バックボード500、コネ
クタ接点4を介して、配線基板100のセレクタ2Aの
第1の入力部に接続されている。配線基板200のクロ
ックドライバ1のCLK出力端子1cは、コネクタ接点
9、バックボード500、コネクタ接点17を介して、
配線基板300のセレクタ2Bの第2の入力部に接続さ
れている。さらに、配線基板300上のクロックドライ
バ1のCLK出力端子1bは、コネクタ接点15、バッ
クボード500、コネクタ接点11を介して、配線基板
200のセレクタ2Aの第1の入力部に接続されてい
る。配線基板200のクロックドライバ1のCLK出力
端子1cは、コネクタ接点16、バックボード500、
コネクタ接点3を介して、配線基板100のセレクタ2
Bの第2の入力部に接続されている。配線基板100、
200、300において、バッファ回路3Aの出力部
は、セレクタ2Aの選択信号入力部に、そしてバッファ
回路3Bの出力部は、セレクタ2Bの選択信号入力部に
接続され、遅延素子4の一端は電源VCCにその他端は
バッファ回路3A、3BのOE端子に接続されている。
そして、抵抗部品R1〜R5の一端はそれぞれGNDに
接続され、抵抗部品R1、R4の他端は、バッファ回路
3A、3Bの入力部に、抵抗部品R2の他端は、バッフ
ァ回路3A、3BのOE端子に、抵抗部品R3、R5の
他端は、バッファ回路3A、3Bの出力部にそれぞれ接
続されている。そして、各配線基板において、セレクタ
2Aの出力部の信号は、セレクタ2Bの第1の入力部に
入力される。また、配線基板100上の遅延素子4の一
端は、コネクタ接点7、バックボード500、コネクタ
接点12、20を介して配線基板200のバッファ回路
3Bの入力部と配線基板300のバッファ回路3Aの入
力部とに接続され、配線基板200上の遅延素子4の一
端は、コネクタ接点14、バックボード500、コネク
タ接点6、19を介して配線基板100のバッファ回路
3Aの入力部と配線基板300のバッファ回路3Bの入
力部とに接続され、配線基板300上の遅延素子4の一
端は、コネクタ接点21、バックボード500、コネク
タ接点5、13を介して配線基板100のバッファ回路
3Bの入力部と配線基板200のバッファ回路3Aの入
力部とに接続されている。
【0016】次に、本実施例回路の動作について説明す
る。ここで、各クロックドライバのCLK出力端子から
クロックが各クロックドライバのCLK入力端子に到達
するまでの時間は同一であるものと仮定する。いま、バ
ックボード500に配線基板200、300が搭載され
ていない状態で、バックボード500に配線基板100
が接続されるとすると、配線基板100におけるバッフ
ァ回路3A、3Bの入力部は抵抗部品R1、R4を通し
てGNDに接続されており、また、それぞれのOE端子
は抵抗部品R2を通してGNDに接続されているため、
バッファ回路3の出力部はLOWを出力し、これがセレ
クタ2A、2Bの選択信号入力部に入力され、セレクタ
2A、2Bは、それぞれ第2、第1の入力部の信号を選
択する。したがって、配線基板100におけるクロック
ドライバ1のCLK出力端子1dから出力されるクロッ
クは、セレクタ2Aの第2の入力部、セレクタ2Bの第
1の入力部を介してCLK入力端子1aに入力されるた
め、配線基板100のクロックドライバ1は、自走状態
で発振を開始する。次いで、配線基板100における遅
延素子4の遅延時間τ5が経過すると、バッファ回路3
A、3BのOE入力部にはVCC電位が印加されて、バ
ッファ回路3A、3Bはディセーブル状態になり、か
つ、バッファ回路3A、3Bの出力部は抵抗部品R3、
R5を通してGNDに接続されているため、バッファ回
路3A、3Bの出力部はLOWと同等状態となるため、
セレクタ2A、2Bの選択信号入力部にはLOWが入力
されたままであり、セレクタ2A、2Bは第2、第1の
入力部の信号を選択したままである。したがって、配線
基板100上のクロックドライバ1は自走状態を続け
る。バックボード500にいずれの配線基板も接続され
ていない状態で、バックボードに配線基板200または
配線基板300が接続されるときも、上記と同様の動作
である。
【0017】次に、バックボード500に配線基板10
0のみが接続されている状態で、バックボード500に
配線基板200が接続される場合について説明する。配
線基板200がコネクタ400に装着されると、配線基
板200におけるバッファ回路3Bの入力部は、コネク
タ接点12、バックボード500、コネクタ接点7を介
して配線基板100におけるVCC電源に接続されるた
め、配線基板200のバッファ回路3Bの入力部にはH
IGHが入力され、また、配線基板200のバッファ回
路3BのOE端子は抵抗部品R2を通してGNDに接続
されているため、バッファ回路3Bはイネーブル状態
で、HIGHを出力し、これがセレクタ2Bの選択信号
入力部に入力され、セレクタ2Bは、第2の入力部の信
号を選択する。この第2の入力部には、配線基板100
におけるクロックドライバ1のCLK出力端子1cが接
続されているため、配線基板200上のクロックドライ
バ1は、配線基板100のクロックドライバのCLK出
力端子1cから出力されるクロックを元に動作する。そ
のため、配線基板100上のクロックドライバと配線基
板200上のクロックドライバとは同一タイミングのク
ロックを発生する。その後、配線基板200における遅
延素子4の遅延時間τ5が経過すると、バッファ回路3
A、3BのOE入力部にはVCCが入力され、バッファ
回路はディセーブル状態になり、かつ、バッファ回路3
A、3Bの出力部は抵抗部品R3、R5を通してGND
に接続されているため、バッファ回路の出力部はLOW
と同等状態となるため、セレクタ2A、2Bの選択信号
入力部にはLOWが入力される。これにより、配線基板
200のセレクタ2A、2Bは第2、第1の入力部の信
号を選択することになる。これにより、配線基板200
のクロックドライバのCLK入力端子1aには自己のC
LK出力端子1dから出力されるクロックが入力される
ようになるが、このクロックのタイミングは、配線基板
100のクロックドライバの発生するクロックのタイミ
ングと一致しているため、配線基板100のクロックド
ライバと配線基板200のクロックドライバとは同一タ
イミングのクロックを発生する。一方、配線基板100
におけるバッファ回路3A、3BのOE入力部にはVC
CからのHIGHが入力されたままなので配線基板10
0におけるバッファ回路3A、3Bはディセーブル状態
で、更に、バッファ回路3A、3Bの出力部は抵抗部品
R3、R5を通してGNDに接続されているため、バッ
ファ回路3A、3Bの出力部はLOWと同等状態となる
ため、セレクタ2A、2Bの選択信号部にはLOWが入
力されたままであり、セレクタ2A、2Bは第2、第1
の入力部の信号を選択したままである。
【0018】次に、バックボード500に配線基板10
0のみが接続されている状態で、バックボード500に
配線基板300が接続される場合について説明する。配
線基板300がコネクタ400に装着されると、配線基
板300におけるバッファ回路3A、3Bの入力部に
は、それぞれHIGHとLOWが入力されているため、
バッファ回路3A、3Bの出力部には、それぞれHIG
HとLOWが出力される。その結果、セレクタ2A、2
Bは、それぞれ第1の入力部の信号を選択する。セレク
タ2Aの第1の入力部には、配線基板100におけるク
ロックドライバ1のCLK出力端子1bが接続されてい
るため、配線基板300上のクロックドライバ1は、配
線基板100のクロックドライバのCLK出力端子1b
から出力されるクロックを元に動作する。そのため、配
線基板100上のクロックドライバと配線基板300上
のクロックドライバとは同一タイミングのクロックを発
生する。その後、配線基板300における遅延素子4の
遅延時間τ5が経過すると、バッファ回路3A、3Bの
OE入力部にはVCCが入力され、バッファ回路はディ
セーブル状態になり、かつ、バッファ回路3A、3Bの
出力部は抵抗部品R3、R5を通してGNDに接続され
ているため、バッファ回路3A、3Bの出力部はLOW
と同等状態となるため、セレクタ2A、2Bの選択信号
入力部にはLOWが入力される。これにより、配線基板
300のセレクタ2A、2Bは第2、第1の入力部の信
号を選択することになる。これにより、配線基板300
のクロックドライバのCLK入力端子1aには自己のC
LK出力端子1dから出力されるクロックが入力される
ようになるが、このクロックのタイミングは、配線基板
100のクロックドライバの発生するクロックのタイミ
ングと一致しているため、配線基板100のクロックド
ライバと配線基板300のクロックドライバとは同一タ
イミングのクロックを発生することになる。一方、配線
基板100におけるバッファ回路3A、3BのOE入力
部にはVCCからのHIGHが入力されたままなので配
線基板100におけるバッファ回路3A、3Bはディセ
ーブル状態で、更に、バッファ回路3A、3Bの出力部
は抵抗部品R3、R5を通してGNDに接続されている
ため、バッファ回路3A、3Bの出力部はLOWと同等
状態のため、セレクタ2A、2Bの選択信号入力部には
LOWが入力されたままであり、セレクタ2A、2Bは
第2、第1の入力部の信号を選択したままである。バッ
クボード500に配線基板200または300が接続さ
れている状態で、バックボードに他の配線基板が接続さ
れるときも、上記と同様の動作である。
【0019】次に、バックボード500に配線基板10
0、200が接続されている状態で、バックボード50
0に配線基板300が接続される場合について説明す
る。配線基板300がコネクタ400に装着されると、
配線基板300におけるバッファ回路3Bの入力部は、
コネクタ接点19、バックボード500、コネクタ接点
14を介して配線基板200におけるVCC電源に接続
されるため、配線基板300のバッファ回路3Bの入力
部にはHIGHが入力され、また、配線基板300のバ
ッファ回路3BのOE端子には抵抗部品R2を通してG
NDに接続されているため、バッファ回路3Bはイネー
ブル状態であり、HIGHを出力し、これがセレクタ2
Bの選択信号入力部に入力され、セレクタ2Bは、第2
の入力部の信号を選択する。この第2の入力部には、配
線基板200におけるクロックドライバ1のCLK出力
端子1cが接続されているため、配線基板300上のク
ロックドライバ1は、配線基板200のクロックドライ
バのCLK出力端子1cから出力されるクロックを元に
動作する。そのため、配線基板300上のクロックドラ
イバと配線基板200上のクロックドライバとは同一タ
イミングのクロックを発生する。このとき、配線基板1
00上のクロックドライバと配線基板200上のクロッ
クドライバとは同一タイミングのクロックを発生してい
るため、結局すべての配線基板のクロックドライバが同
一タイミングのクロックを発生することになる。その
後、配線基板300における遅延素子4の遅延時間τ5
が経過すると、バッファ回路3A、3BのOE入力部に
はVCCが入力され、バッファ回路はディセーブル状態
になり、かつ、バッファ回路3A、3Bの出力部は抵抗
部品R3、R5を通してGNDに接続されているため、
バッファ回路の出力部はLOWと同等状態となるため、
セレクタ2A、2Bの選択信号入力部にはLOWが入力
される。これにより、配線基板300のセレクタ2A、
2Bは第2、第1の入力部の信号を選択することにな
る。これにより、配線基板300のクロックドライバの
CLK入力端子1aには自己のCLK出力端子1dから
出力されるクロックが入力されるようになるが、このク
ロックのタイミングは、配線基板200のクロックドラ
イバの発生するクロックのタイミングと一致しているた
め、配線基板300のクロックドライバと配線基板20
0のクロックドライバとは同一タイミングのクロックを
発生する。一方、配線基板100、200におけるバッ
ファ回路3A、3BのOE入力部にはVCCからのHI
GHが入力されたままなので配線基板100におけるバ
ッファ回路3A、3Bはディセーブル状態で、更に、バ
ッファ回路3A、3Bの出力部は抵抗部品R3、R5を
通してGNDに接続されているため、バッファ回路3
A、3Bの出力部はLOWと同等状態となるため、セレ
クタ2A、2Bの選択信号入力部にはLOWが入力され
たままであり、セレクタ2A、2Bは第2、第1の入力
部の信号を選択したままである。バックボード500に
配線基板100、300が接続されている状態で、バッ
クボードに配線基板200が接続されるとき、および、
バックボード500に配線基板200、300が接続さ
れている状態で、バックボードに配線基板100が接続
されるときも、上記と同様の動作である。図4に示した
第4の実施例の回路に対しても、第2、第3の実施例の
ように、遅延素子4とバッファ回路3A、3Bとの間
に、スイッチや単安定回路を配置して、随時、クロック
ドライバ間のタイミング調整を行うようにしてもよい。
【0020】[第5の実施例]図5は、本発明の第5の
実施例のクロック供給部を示すブロック図である。図5
に示すように、クロックドライバ1が搭載された配線基
板600、700、…は、バックボード500上に搭載
されたコネクタ400に装着されている。クロックドラ
イバ1には、PLL回路が備えられている。したがっ
て、クロックドライバ1のCLK出力端子から出力され
るクロックの周波数と位相は、CLK入力端子に入力さ
れるクロックの周波数と位相に追随する。配線基板60
0、700、…には、クロックドライバ1の外にセレク
タ回路20と、セレクタ制御回路30と、遅延素子4と
が搭載されている。
【0021】図5に示す回路において、各配線基板上の
クロックドライバ1のCLK入力端子にはセレクタ回路
20の出力部が接続されている。そして、クロックドラ
イバ1の一つのCLK出力端子は、自己の配線基板上の
セレクタ回路20に入力され、他のCLK出力端子は、
コネクタ400、バックボード500を介して他の配線
基板上のセレクタ回路20に入力されている。遅延素子
4の一端はVCC電源に接続され、その他端はセレクタ
制御回路30に入力されている。配線基板上で遅延素子
4の一端に接続されているVCC電源は、コネクタ40
0、バックボード500を介して他の配線基板上のセレ
クタ制御回路30に入力されている。
【0022】いま、バックボード500にいずれの配線
基板も搭載されていない状況で、バックボード500に
配線基板600が接続されたとすると、配線基板600
におけるセレクタ制御回路30には、VCC電源電圧が
入力されていないことによりセレクタ制御回路30は、
セレクタ回路20が、配線基板600上のクロックドラ
イバ1の出力するクロックを選択するように制御する。
したがって、配線基板600上のクロックドライバ1は
自走状態で発振を開始する。この状態は遅延素子4の遅
延時間τ5が経過した後も続く。
【0023】次に、バックボード500に配線基板60
0が接続されている状態で、バックボード500に配線
基板700が接続されると、配線基板600上のクロッ
クドライバ1の発生するクロックは、配線基板700上
のセレクタ回路20に入力される。そして、配線基板7
00のセレクタ制御回路30に配線基板600からVC
C電源電圧が印加されることにより、配線基板700の
セレクタ制御回路30は、配線基板700のセレクタ回
路20が配線基板600上のクロックドライバ1の発生
するクロックを選択して出力するように制御する。その
結果、配線基板700上のクロックドライバ1は、配線
基板600上のクロックドライバ1の発生するクロック
とタイミングが合ったクロックを発生する。配線基板7
00の遅延素子4は、配線基板700がバックボード5
00に接続された後、遅延素子4の遅延時間τ5が経過
すると、遅延素子4を介してVCC電源電圧がセレクタ
制御回路30に伝達される。そのため、配線基板700
のセレクタ制御回路30は、配線基板700のセレクタ
回路20が配線基板700上のクロックドライバ1の発
生するクロックを選択して出力するように制御する。そ
のとき、配線基板700上のクロックドライバ1は、配
線基板600上のクロックドライバ1の発生するクロッ
クとタイミングが合ったクロックを発生しているため、
結局両クロックドライバは同期のとれた状態を継続す
る。バックボード500に二つ以上の配線基板が接続さ
れている状態で新たに他の配線基板が接続される場合も
上記と同様の動作が行われる。
【0024】以上好ましい実施例について説明したが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱することのない範囲内において適宜の変
更が可能なものである。例えば、実施例では、コネクタ
の接点同士をバックボードを用いて接続していたが、こ
の方式に代えコネクタの接点同士をケーブルにより接続
するようにすることもできる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明のクロッ
クの供給方式は、あるクロックドライバのクロックのタ
イミングを他のクロックドライバのクロックのタイミン
グに合わせるようにしたものであるので、本発明によれ
ば、元になるクロックドライバが故障したことによって
システム全体がダウンしてしまったり、複数系統のクロ
ックをリセットする際にシステムを一時的に動作停止状
態にしなければ成らなくなったりする不都合を回避する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例のブロック図。
【図2】 本発明の第2の実施例のブロック図。
【図3】 本発明の第3の実施例のブロック図。
【図4】 本発明の第4の実施例のブロック図。
【図5】 本発明の第5の実施例のブロック図。
【図6】 従来例のブロック図。
【符号の説明】 1 クロックドライバ 1a CLK入力端子 1b〜1d CLK出力端子 2、2A、2B セレクタ 3、3A、3B バッファ回路 4、8 遅延素子 5 スイッチ 6 単安定回路 7 パルス発生回路 10 サーバ 11 元クロック 12 クロックバッファ回路 13 クロック被供給回路 20 セレクタ回路 30 セレクタ制御回路 100、200、300、600、700 配線基板 400 コネクタ 500 バックボード

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子と出力端子とを備え、前記出力
    端子から出力されるクロックの周波数が前記入力端子か
    ら入力されるクロックの周波数に倣うクロックドライバ
    が搭載されたクロック回路が、複数個、装着/抜去され
    る電子機器において、1個のクロック回路も装着されて
    いない状態で1のクロック回路が装着された場合には、
    装着されたクロック回路のクロックドライバの出力端子
    から出力されるクロックが自己の入力端子に入力され、
    装着済のクロック回路がある状態で1のクロック回路が
    装着された場合には、所定の時間内には既装着のクロッ
    ク回路のクロックドライバの出力端子から出力されるク
    ロックが新たに装着されたクロック回路のクロックドラ
    イバの入力端子に入力され、所定の時間経過後には新た
    に装着されたクロック回路のクロックドライバの出力端
    子から出力されるクロックが自己の入力端子に入力され
    ることを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 前記クロックドライバにはPLL回路が
    備えられていることを特徴とする請求項1に記載の電子
    機器。
  3. 【請求項3】 前記クロック回路は、前記クロックドラ
    イバが搭載された配線基板上に構成されており前記配線
    基板には接栓端子が形成されていることを特徴とする請
    求項1または2に記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 複数のクロック回路が装着された状態で
    は、スイッチのマニュアル操作に基づいて若しくは出力
    のハイ・ローが自動的に切り替わるスイッチング回路の
    動作に基づいて、1のクロック回路のクロックドライバ
    の入力端子に、他のクロック回路のクロックドライバか
    ら出力されるクロックが入力されるように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電
    子機器。
  5. 【請求項5】 前記クロック回路には、前記クロックド
    ライバと、自己のクロックドライバが出力するクロック
    と他のクロック回路に搭載されたクロックドライバが出
    力するクロックとが入力され前記クロックドライバの入
    力端子にクロックを出力するセレクタ回路と、いずれか
    の他のクロック回路が装着されているか否かを示す信号
    が入力され、前記セレクタ回路を制御して該セレクタ回
    路に入力されたクロックの中の一つのクロックを選択し
    て出力させるセレクタ制御回路と、所定の時間の経過を
    前記セレクタ制御回路に伝達する遅延素子と、を具備す
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電
    子機器。
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