JPH08298502A - 二重化クロック生成装置 - Google Patents

二重化クロック生成装置

Info

Publication number
JPH08298502A
JPH08298502A JP7102203A JP10220395A JPH08298502A JP H08298502 A JPH08298502 A JP H08298502A JP 7102203 A JP7102203 A JP 7102203A JP 10220395 A JP10220395 A JP 10220395A JP H08298502 A JPH08298502 A JP H08298502A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock
system clock
control circuit
phase
sec
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7102203A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Suzuki
正広 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7102203A priority Critical patent/JPH08298502A/ja
Publication of JPH08298502A publication Critical patent/JPH08298502A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】現用系クロックの位相と待機系クロックの位相
とが完全に一致した高精度のクロックを生成する二重化
クロック生成装置を提供する。 【構成】0系クロック制御回路10および1系クロック
制御回路11は、基準クロックから、それぞれ0系クロ
ックおよび1系クロックを生成するもので、0系クロッ
ク位相調整器20および1系クロック位相調整器21
は、それぞれ上記0系クロック、1系クロックの位相を
調整するものである。例えば0系クロック制御回路10
を現用系、1系クロック制御回路11を待機系とするた
めに、切換スイッチ30を開放し、切換スイッチ31を
短絡しておくと、0系クロック制御回路10は、自走し
て0系クロックを生成し、1系クロック制御回路11
は、基準クロックと0系クロック位相調整器20にて位
相調整された0系クロックに同期した上記1系クロック
を生成するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば通信機器等に
用いられ、現用系と待機系を備える二重化クロック生成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通信機器等においては、基準クロックに
同期したクロックを生成するためにクロック生成装置が
備えられる。このクロック生成装置は、障害時に対処で
きるように現用系と待機系を備える二重構造をとること
が多い。以下、図6を参照して、従来の二重化クロック
生成装置について説明する。
【0003】従来の二重化クロック生成装置Eは、0系
クロック制御回路50と、1系クロック制御回路51
と、切換スイッチ30,31とで構成される。0系クロ
ック制御回路50および1系クロック制御回路51は、
例えばLSI等の集積回路からなり、それぞれディジタ
ル通信網等から供給される高精度の基準クロックを用い
て互いに同じ周期の0系クロックおよび1系クロックを
生成する。
【0004】また、0系クロック制御回路50は、切換
スイッチ30の切り換えに応じて上記1系クロックがト
リガとして入力され、基準クロックと1系クロックに同
期した0系クロックを生成する。同様に、1系クロック
制御回路51は、切換スイッチ31の切り換えに応じて
上記0系クロックがトリガとして入力され、基準クロッ
クと0系クロックに同期した1系クロックを生成する。
【0005】このようにして、0系クロック制御回路5
0および1系クロック制御回路51は、トリガ入力の有
無に応じて、自走するかあるいはトリガを用いてそれぞ
れ0系クロックおよび1系クロックを生成し周辺装置B
に出力する。また、0系クロック制御回路50および1
系クロック制御回路51に供給される基準クロックは、
それぞれ0系基準クロックおよび1系基準クロックとし
て周辺装置Bに出力される。
【0006】このような構成により、通常の運用時に
は、例えば0系クロック制御回路50を現用系、1系ク
ロック制御回路51を待機系とするために、切換スイッ
チ30を開放状態にし、切換スイッチ31を短絡状態に
しておく。この設定により、0系クロック制御回路50
は、基準クロックから上記0系クロックを生成し、1系
クロック制御回路51と、周辺装置Bとに出力する。一
方、1系クロック制御回路51は、上記0系クロックを
トリガとして基準クロックと0系クロックに同期した1
系クロックを生成し、同様に周辺装置Bに出力する。こ
の際、周辺装置Bは、0系クロックの障害がない限り現
用系である0系クロックを用いて運用される。
【0007】このように、従来の二重化クロック生成装
置Eは、周辺装置Bに対し、現用系の0系クロックと待
機系の1系クロックとを出力しているため、例えば現用
系の0系クロックに障害等が発生した場合には、周辺装
置Bにおいて運用クロックを0系から1系に切り換える
ことにより、上記障害等に影響されることなく、引き続
き運用することが可能となる。
【0008】しかしながら、上記構成による従来の二重
化クロック生成装置Eでは、現用系クロックをトリガと
して待機系クロックを生成するため、現用系クロックと
待機系クロックとの間に基準クロックの1〜数パルス分
の位相差が生じている。したがって、周辺装置Bが高精
度のクロックを必要とするシステムの場合には、クロッ
クの系を切り換えて周辺装置Bを運用すると、上記現用
系クロックと待機系クロックとの間の位相ずれをクロッ
ク同期外れとして検出してしまい、最終的にシステム断
を引き起こす虞があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置では、現用
系クロックと待機系クロックとの間に基準クロックの1
〜数パルス分の位相差が生じているため、高精度のクロ
ックを必要とする周辺装置に用いてクロックの系を切り
換えて運用すると、システム断を引き起こす虞があると
いう問題があった。
【0010】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、現用系クロックの位相と待機系クロックの位
相とが完全に一致し、高精度のクロックを必要とする周
辺装置に用いてクロックの系を切り換えて運用してもシ
ステム断を引き起こすことのない二重化クロック生成装
置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、基準クロックに同期して所定周波数
のクロックを生成する第1および第2のクロック生成回
路を備え、これら第1および第2のクロック生成回路
は、現用系として動作しているときには上記所定周波数
の現用系クロックを自走発振して出力し、待機系として
動作しているときには現用系として動作しているクロッ
ク生成回路から出力された現用系クロックおよび基準ク
ロックとに同期して上記所定周波数の待機系クロックを
発振出力する二重化クロック生成装置において、クロッ
ク位相調整回路により、現用系として動作しているクロ
ック生成回路から出力された現用系クロックを、予め設
定した時間だけ遅延したのち待機系として動作している
クロック生成回路に供給するようにしたものである。
【0012】また、この発明は、クロック位相調整回路
により、現用系として動作しているクロック生成回路か
ら出力された現用系クロックを、基準クロックの周期お
よび現用系クロックの周期に基づいて予め設定された時
間だけ遅延したのち待機系として動作しているクロック
生成回路に供給することを特徴としている。
【0013】さらに、この発明は、基準クロック、現用
系クロックおよび待機系クロックを周辺装置に供給し、
当該周辺装置において上記基準クロックおよび現用系ク
ロックに同期して動作クロックを生成させる場合に、位
相調整回路により、現用系として動作しているクロック
生成回路から出力された現用系クロックを、基準クロッ
クの周期および動作クロックの周期に基づいて予め設定
された時間だけ遅延したのち待機系として動作している
クロック生成回路に供給することを特徴としている。
【0014】
【作用】この結果、この発明によれば、一方のクロック
生成回路が自走発振して所定周波数の現用系クロックを
出力し、他方のクロック生成回路が基準クロックおよび
予め設定した時間だけ遅延した現用系クロックに同期し
て、現用系クロックと同じ周波数の待機系クロックを発
振出力するようにしている。このため、現用系クロック
の位相と待機系クロックの位相とが完全に一致するよう
に遅延時間を設定することが可能となり、高精度のクロ
ックを必要とする周辺装置に用いて、使用するクロック
を切り換えて運用しても、システム断を引き起こすとい
う不具合は生じない。
【0015】また、この発明では、待機系として動作し
ているクロック生成回路に、基準クロックの周期および
現用系クロックの周期に基づいて予め設定された時間だ
け遅延した現用系クロックを供給して、上記待機系とし
て動作しているクロック生成回路が基準クロックおよび
上記遅延した現用系クロックに同期して、現用系クロッ
クと同じ周波数の待機系クロックを発振出力するように
している。このため、現用系クロックの位相と待機系ク
ロックの位相とが完全に一致するように遅延時間を設
定、高精度のクロックを必要とする周辺装置に用いて、
使用するクロックを切り換えて運用しても、システム断
を引き起こすという不具合は生じない。
【0016】さらに、この発明では、周辺装置において
供給される基準クロックと、現用系クロックあるいは待
機系クロックに同期して動作クロックを生成させる場合
に、待機系として動作しているクロック生成回路が、基
準クロックと、基準クロックの周期および上記動作クロ
ックの周期に基づいて予め設定された時間だけ遅延した
現用系クロックとに同期して、現用系クロックと同じ周
波数の待機系クロックを発振出力するようにしている。
このため、現用系クロックと待機系クロックの位相差が
上記動作クロックの周期に基づいた遅延時間に設定する
ことが可能となり、周辺装置にてクロックを切り換えて
上記動作クロックを生成しても、切り換え前後の動作ク
ロックに位相変化は生じない。したがって、上記周辺装
置が高精度の動作クロックを必要とする場合であって
も、クロックの切り換えによってシステム断を引き起こ
すという不具合は生じない。
【0017】
【実施例】
(第1の実施例)まず、図1乃至図3を参照してこの発
明に係わる第1の実施例を説明する。図1はこの発明の
第1の実施例に係わる二重化クロック生成装置Aの構成
を示すもので、0系クロック制御回路10と、1系クロ
ック制御回路11と、0系クロック位相調整器20と、
1系クロック位相調整器21と、切換スイッチ30,3
1とで構成される。ただし、以下の説明において、二重
化クロック生成装置Aは、8kHz(125μs)の基
準クロックから12secクロック(12秒のうち1秒
間だけ“H”になるクロック)の0系12secクロッ
クおよび1系12secクロックを生成するものと仮定
して説明する。
【0018】0系クロック制御回路10および1系クロ
ック制御回路11は、例えばLSI等の集積回路からな
り、図2に示すように、それぞれクロック生成回路10
1,111を備えている。このクロック生成回路10
1,111は、例えばパルスカウンタを用いてクロック
を生成するもので、それぞれディジタル通信網等から供
給される高精度の基準クロック(8kHz)のパルスを
カウントして、0系12secクロックおよび1系12
secクロックを生成する。
【0019】また、クロック生成回路101は、切換ス
イッチ30の切り換えに応じて上記1系12secクロ
ックが上記カウンタをリセットするトリガとして入力さ
れ、上記0系12secクロックを生成する。同様に、
クロック生成回路111は、切換スイッチ31の切り換
えに応じて上記0系12secクロックが上記カウンタ
をリセットするトリガとして入力され、上記1系12s
ecクロックを生成する。
【0020】このようにして、0系クロック制御回路1
0および1系クロック制御回路11は、それぞれトリガ
入力の有無に応じて、自走するかあるいはトリガを用い
て0系12secクロックおよび1系12secクロッ
クを生成する。0系12secクロックおよび1系12
secクロックは、それぞれ0系クロック位相調整器2
0および1系クロック位相調整器21に出力されるとと
もに、周辺装置Bに出力される。また、0系クロック制
御回路10および1系クロック制御回路11に供給され
る基準クロックは、それぞれ0系基準クロック、1系基
準クロックとして0系クロック位相調整器20および1
系クロック位相調整器21に出力されるとともに、周辺
装置Bに出力される。
【0021】0系クロック位相調整器20は、0系クロ
ック制御回路10と切換スイッチ31との間に設けら
れ、0系12secクロックの位相調整を行なう。この
位相調整は、位相調整を行なわなかった場合に0系12
secクロックと1系12secクロックとの間に生じ
る位相差(通常、基準クロックの1〜数パルス分)に応
じ、0系12secクロックを遅延させるというもの
で、遅延させる時間は、0系12secクロックのn周
期(nは自然数)から上記位相差に相当する時間を引い
た値に予め設定しておく。
【0022】同様に、1系クロック位相調整器21は、
1系クロック制御回路11と切換スイッチ30との間に
設けられ、1系12secクロックの位相調整を行な
う。1系クロック位相調整器21の位相調整時間につい
ても、0系クロック位相調整器20と同様にして設定し
ておく。
【0023】このようにして位相調整された0系12s
ecクロックおよび1系12secクロックは、それぞ
れ切換スイッチ31および切換スイッチ30を介して0
系クロック制御回路10および1系クロック制御回路1
1に上記トリガとして供給される。
【0024】図3を参照して、上記構成における二重化
クロック生成装置Aの動作を以下に説明する。但し、以
下の説明において、0系を現用系、1系を待機系とし、
上記位相調整を行なわなかった場合に0系12secク
ロックと1系12secクロックとの間に生じる位相差
が基準クロック1パルス分(125μs)であったもの
と仮定し、0系クロック位相調整器20および1系クロ
ック位相調整器21による遅延時間を(12s−125
μs)に設定した場合について説明する。
【0025】0系クロック制御回路10を現用系、1系
クロック制御回路11を待機系とするために、切換スイ
ッチ30を開放状態にし、切換スイッチ31を短絡状態
にしておく。この設定により、0系クロック制御回路1
0は、自走して図3(a)に示すような基準クロックか
ら同図(b)に示すような0系12secクロックを生
成し、0系クロック位相調整器20と、周辺装置Bとに
出力する。
【0026】0系12secクロックは、0系クロック
位相調整器20により、図3(c)に示すように(12
s−125μs)だけ遅延され、トリガとして切換スイ
ッチ31を介して1系クロック制御回路11に出力され
る。
【0027】1系クロック制御回路11は、上記トリガ
を用いて基準クロックから1系12secクロックの生
成する。ここで、この1系12secクロックは、0系
12secクロックを(12s−125μs)だけ遅延
させたクロックをトリガとして用いて生成されるため、
0系12secクロックに比べ(12s−125μs)
だけ遅延しており、さらに上述したように0系12se
cクロックより基準クロック1パルス分(125μs)
だけ遅延する。したがって、1系12secクロック
は、図3(d)に示すように0系12secクロックに
比べて1周期(12s)遅れるが、位相は完全に一致す
る。
【0028】したがって、上記構成の二重化クロック生
成装置Aによれば、現用系クロックの位相と待機系クロ
ックの位相とが完全に一致しているため、高精度のクロ
ックを必要とする周辺装置に用いて、系の切り換えを行
なってもシステム断を引き起こす虞がない。 (第2の実施例)次に、図4乃至図5を参照してこの発
明に係わる第2の実施例を説明する。図4はこの発明の
第2の実施例に係わる二重化クロック生成装置Cの構成
を示すもので、周辺装置Dに所定周期の動作クロックを
生成するクロック生成回路600を備える場合に用いら
れる。図1に示す二重化クロック生成装置Aの構成と同
一部分には同一符号を付して示し、ここでは異なる部分
を中心に述べる。
【0029】二重化クロック生成装置Cは、0系クロッ
ク制御回路10と、1系クロック制御回路11と、0系
クロック位相調整器40と、1系クロック位相調整器4
1と、切換スイッチ30,31とで構成される。但し、
以下の説明において、二重化クロック生成装置Cは、8
kHz(125μs)の基準クロックから12secク
ロック(12秒のうち1秒間だけ“H”になるクロッ
ク)の0系12secクロックおよび1系12secク
ロックを生成し、一方、クロック生成回路600は、上
記12secクロックをトリガにして上記基準クロック
から200Hz(5ms)の動作クロックを生成するも
のと仮定して説明する。
【0030】0系クロック制御回路10および1系クロ
ック制御回路11は、ディジタル通信網等から供給され
る高精度の8kHzの基準クロックから、それぞれトリ
ガ入力の有無に応じて、自走するかあるいはトリガを用
いて0系12secクロックおよび1系12secクロ
ックを生成する。0系12secクロックおよび1系1
2secクロックは、それぞれ0系クロック位相調整器
40および1系クロック位相調整器41に出力されると
ともに、周辺装置Dに出力される。また、0系クロック
制御回路10および1系クロック制御回路11に供給さ
れる基準クロックは、それぞれ0系基準クロック、1系
基準クロックとして0系クロック位相調整器40および
1系クロック位相調整器41に出力されるとともに、周
辺装置Dに出力される。
【0031】0系クロック位相調整器40は、0系クロ
ック制御回路10と切換スイッチ31との間に設けら
れ、0系12secクロックの位相調整を行なう。この
位相調整は、位相調整を行なわなかった場合に0系12
secクロックと1系12secクロックとの間に生じ
る位相差(通常、基準クロックの1〜数パルス分)に応
じ、0系12secクロックを遅延させるというもの
で、遅延させる時間は、クロック生成回路600にて生
成する動作クロックのn周期(nは自然数)から上記位
相差に相当する時間を引いた値に予め設定しておく。
【0032】同様に、1系クロック位相調整器41は、
1系クロック制御回路11と切換スイッチ30との間に
設けられ、1系12secクロックの位相調整を行な
う。1系クロック位相調整器41の位相調整時間につい
ても、0系クロック位相調整器40と同様にして設定し
ておく。
【0033】このようにして位相調整された0系12s
ecクロックおよび1系12secクロックは、それぞ
れ切換スイッチ31および切換スイッチ30を介して1
系クロック制御回路10および0系クロック制御回路1
1に上記トリガとして供給される。
【0034】図5を参照して、上記構成における二重化
クロック生成装置Cの動作を以下に説明する。但し、以
下の説明において、0系を現用系、1系を待機系とし、
上記位相調整を行なわなかった場合に0系12secク
ロックと1系12secクロックとの間に生じる位相差
が基準クロック1パルス分(125μs)であったもの
と仮定し、0系クロック位相調整器10および1系クロ
ック位相調整器11による遅延時間を(5ms−125
μs)に設定した場合について説明する。
【0035】0系クロック制御回路10を現用系、1系
クロック制御回路11を待機系とするために、切換スイ
ッチ30を開放状態にし、切換スイッチ31を短絡状態
にしておく。この設定により、0系クロック制御回路1
0は、自走して図5(a)に示すような基準クロックか
ら同図(b)に示すような0系12secクロックを生
成し、0系クロック位相調整器40と、周辺装置Dとに
出力する。
【0036】0系12secクロックは、0系クロック
位相調整器40により、図3(c)に示すように(5m
s−125μs)だけ遅延され、トリガとして切換スイ
ッチ31を介して1系クロック制御回路11に出力され
る。
【0037】1系クロック制御回路11は、上記トリガ
を用いて基準クロックから1系12secクロックの生
成する。ここで、この1系12secクロックは、0系
12secクロックを(5ms−125μs)だけ遅延
させたクロックをトリガとして用いて生成されるため、
0系12secクロックに比べ(5ms−125μs)
だけ遅延しており、さらに上述したように0系12se
cクロックより基準クロック1パルス(125μs)分
だけ遅延する。すなわち、1系12secクロックは、
図5(d)に示すように0系12secクロックに比べ
て、クロック生成回路600にて生成する動作クロック
1周期(5ms)分だけ位相が遅れる。このため、クロ
ック生成回路600で用いるトリガを0系12secク
ロックから1系12secクロックに切り換えても、図
5(e)および同図(f)に示すようにクロック生成回
路600にて生成する動作クロックの位相は変化しな
い。
【0038】すなわち、上記構成の二重化クロック生成
装置Cによれば、待機系のクロックが現用系に比べ周辺
装置Dにて生成される動作クロックの周期の自然数倍の
時間だけ遅れる。このため、周辺装置Dにて生成される
動作クロックは、クロックの系の切り換え前後において
位相差が生じない。したがって、周辺装置Dが高精度の
動作クロックを必要とする場合でも、系の切り換えによ
ってシステム断を引き起こす虞がない。
【0039】その他、二重化クロック生成装置の回路構
成や、クロック制御回路のクロック生成方法、切換スイ
ッチによる現用系と待機系の切り換え制御等について
も、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施
しても同様に実施可能であることはいうまでもない。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、この発明は、第1お
よび第2のクロック生成回路と、クロック位相調整回路
と備え、一方のクロック生成回路が自走発振して所定周
波数の現用系クロックを出力し、他方のクロック生成回
路が基準クロックおよび予め設定した時間だけ遅延した
現用系クロックに同期して現用系クロックと同じ周波数
の待機系クロックを発振出力するようにしている。
【0041】したがってこの発明によれば、現用系クロ
ックの位相と待機系クロックの位相とが完全に一致し、
高精度のクロックを必要とする周辺装置に用いてもシス
テム断を引き起こす虞のない二重化クロック生成装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる二重化クロック生成装置の第
1の実施例の構成を示す図。
【図2】図1に示した二重化クロック生成装置の詳細
図。
【図3】図1に示した二重化クロック生成装置の動作を
説明するためのタイミングチャート。
【図4】この発明に係わる二重化クロック生成装置の第
2の実施例の構成を示す図。
【図5】図2に示した二重化クロック生成装置の動作を
説明するためのタイミングチャート。
【図6】従来の二重化クロック生成装置の構成を示す
図。
【符号の説明】
A,C,E…二重化クロック生成装置 B,D…周辺装置 10,50…0系クロック制御回路 11,51…1系クロック制御回路 20,40…0系クロック位相調整器 21,41…1系クロック位相調整器 30,31…切換スイッチ 101,111,600…クロック生成回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準クロックに同期して所定周波数のク
    ロックを生成する第1および第2のクロック生成回路を
    備え、これら第1および第2のクロック生成回路は、現
    用系として動作しているときには前記所定周波数の現用
    系クロックを自走発振して出力し、待機系として動作し
    ているときには前記現用系として動作しているクロック
    生成回路から出力された現用系クロックおよび前記基準
    クロックとに同期して前記所定周波数の待機系クロック
    を発振出力する二重化クロック生成装置において、 前記現用系として動作しているクロック生成回路から出
    力された現用系クロックを、予め設定した時間だけ遅延
    したのち前記待機系として動作しているクロック生成回
    路に供給するクロック位相調整回路を具備したことを特
    徴とする二重化クロック生成装置。
  2. 【請求項2】 クロック位相調整回路は、現用系として
    動作しているクロック生成回路から出力された現用系ク
    ロックを、前記基準クロックの周期および前記現用系ク
    ロックの周期に基づいて予め設定された時間だけ遅延し
    たのち前記待機系として動作しているクロック生成回路
    に供給することを特徴とする請求項1記載の二重化クロ
    ック生成装置。
  3. 【請求項3】 基準クロック、現用系クロックおよび待
    機系クロックを周辺装置に供給し、当該周辺装置におい
    て前記供給された基準クロックおよび現用系クロックと
    に同期して動作クロックを生成させる場合に、 位相調整回路は、現用系として動作しているクロック生
    成回路から出力された現用系クロックを、前記基準クロ
    ックの周期および前記動作クロックの周期に基づいて予
    め設定された時間だけ遅延したのち前記待機系として動
    作しているクロック生成回路に供給することを特徴とす
    る請求項1記載の二重化クロック生成装置。
JP7102203A 1995-04-26 1995-04-26 二重化クロック生成装置 Pending JPH08298502A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7102203A JPH08298502A (ja) 1995-04-26 1995-04-26 二重化クロック生成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7102203A JPH08298502A (ja) 1995-04-26 1995-04-26 二重化クロック生成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08298502A true JPH08298502A (ja) 1996-11-12

Family

ID=14321115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7102203A Pending JPH08298502A (ja) 1995-04-26 1995-04-26 二重化クロック生成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08298502A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100452398B1 (ko) * 2001-12-27 2004-10-08 한국전자통신연구원 클럭군 감시 및 선택 회로와, 이 회로를 사용하는이동통신용 모뎀에의 클럭 제공 장치
KR100501138B1 (ko) * 1998-02-20 2005-09-26 유티스타콤코리아 유한회사 이동통신 시스템용 이중화 시간/주파수 생성 카드의 기준 시간동기 장치
KR100551167B1 (ko) * 1998-12-30 2006-05-25 유티스타콤코리아 유한회사 코드분할 다중접속 방식 시스템의 기준 동기시간 신호 검출 장치
US7701268B2 (en) 2006-02-20 2010-04-20 Nec Corporation Clock generation circuit

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100501138B1 (ko) * 1998-02-20 2005-09-26 유티스타콤코리아 유한회사 이동통신 시스템용 이중화 시간/주파수 생성 카드의 기준 시간동기 장치
KR100551167B1 (ko) * 1998-12-30 2006-05-25 유티스타콤코리아 유한회사 코드분할 다중접속 방식 시스템의 기준 동기시간 신호 검출 장치
KR100452398B1 (ko) * 2001-12-27 2004-10-08 한국전자통신연구원 클럭군 감시 및 선택 회로와, 이 회로를 사용하는이동통신용 모뎀에의 클럭 제공 장치
US7701268B2 (en) 2006-02-20 2010-04-20 Nec Corporation Clock generation circuit

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3034746B2 (ja) 位相調節装置と位相調節方法
JPH08298502A (ja) 二重化クロック生成装置
JPH075949A (ja) 2重化クロック切替えの方法と装置
KR100328757B1 (ko) 전송시스템의 클럭신호 전환에 의한 오류방지 장치
JP3593743B2 (ja) クロック回路
JP3253514B2 (ja) Pll回路におけるクロック生成回路
JP2988410B2 (ja) クロック同期化システム
JP2725530B2 (ja) クロック供給方式
JPH07123085A (ja) クロック同期方式
JP3155507B2 (ja) 無瞬断切替装置
JP2611246B2 (ja) 無瞬断同期切替装置
JP2002359552A (ja) 移動通信基地局装置のクロック同期システム及び方法
JPH07177025A (ja) 二重化位相同期方式
JPH09145868A (ja) 時計装置
KR100238405B1 (ko) 시간/주파수 발생장치의 주파수 위상 일치방법
JPS61259357A (ja) 共通バス制御方式
KR100286223B1 (ko) 시간/주파수 발생시스템의 시간 클럭 일치방법
KR100227798B1 (ko) 시간/주파수 발생장치의 주파수 위상 일치방법
JP2000278261A (ja) Isdn接続装置
JPS62169560A (ja) 二重化クロツク信号発生装置
JPH03272234A (ja) 従属同期方式
JPH04236531A (ja) メッセージ通信ルート切替方式
JPH02176916A (ja) クロック切替方式
JPH0556031A (ja) Plo二重化切り換え回路
JP2003198430A (ja) クロック発生装置