JP3492530B2 - A/d変換回路 - Google Patents

A/d変換回路

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JP3492530B2 JP27844898A JP27844898A JP3492530B2 JP 3492530 B2 JP3492530 B2 JP 3492530B2 JP 27844898 A JP27844898 A JP 27844898A JP 27844898 A JP27844898 A JP 27844898A JP 3492530 B2 JP3492530 B2 JP 3492530B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、単極性入力に対
するA/D変換処理が可能なA/D変換器を用いて正負
両極性のアナログ信号入力に対する高分解能を実現する
とともに、アナログ信号入力の絶対値が小さい範囲にお
ける変換誤差を減少できるA/D変換回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来のA/D変換回路によるA
/D変換処理を示す説明図である。図9において、51
はオフセット・ゲイン調整回路、52は単極性入力のA
/D変換器である。
【0003】次に、動作について説明する。このA/D
変換回路では、アナログ信号入力を、オフセット・ゲイ
ン調整回路51によりA/D変換器52の入力範囲に適
合させる。例えばアナログ信号入力が0Vから5Vの範
囲の信号レベルであり、またA/D変換器52が0Vか
ら12Vの入力範囲であり12ビットの分解能を有して
いると仮定すると、0Vから5Vの範囲の前記アナログ
信号入力をオフセット・ゲイン調整回路51により0V
から12Vの信号レベルへ変換し、A/D変換器52へ
入力する。A/D変換器52では、このレベル変換され
た前記アナログ信号入力をディジタル信号へ変換し、0
から4095までのディジタル値へ変換する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のA/D変換回路
は以上のように構成されていたので、A/D変換する際
の分解能はA/D変換器52における仕様により規定さ
れることになり、この仕様により規定される分解能以上
の分解能を当該A/D変換器で実現することは出来な
い。このため、仕様により規定されている分解能以上の
分解能が要求される場合には、さらに高い分解能を有し
たA/D変換器を用いる必要があり、またこのような高
い分解能を有したA/D変換器を使用することは製品コ
ストに影響し、コスト高となる課題があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、単極性入力に対応したA/D
変換器を用いて、当該A/D変換器の仕様により規定さ
れる分解能以上の高分解能を実現できるA/D変換回路
を得ることを目的とする。また、正負両極性のアナログ
信号入力に対しては、高分解能を実現可能にするととも
に、A/D変換するアナログ信号の0ボルト付近におけ
る変換誤差を減少させ、さらに正負に振れるアナログ信
号入力における0ボルト付近のプラス成分のディジタル
値とマイナス成分によるディジタル値の連続性の喪失を
回避できるA/D変換回路を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るA/D変
換回路は、A/D変換するアナログ信号、および当該ア
ナログ信号の極性を反転させた極性反転アナログ信号
を、単極性入力のA/D変換器によりそれぞれA/D変
換するA/D変換手段と、該A/D変換手段がA/D変
換した前記アナログ信号のディジタル値、および前記極
性反転アナログ信号のディジタル値を、前記A/D変換
器の規定分解能の範囲で、プラス側のアナログ信号に対
応するディジタル値であるか、またはマイナス側のアナ
ログ信号に対応するディジタル値であるかを識別可能に
する識別基準をもとにそれぞれ補正する補正手段と、該
補正手段により補正したディジタル値に対し、前記識別
基準をもとにそれぞれ前記プラス側のアナログ信号に対
応するディジタル値であるか、または前記マイナス側の
アナログ信号に対応するディジタル値であるかを判定
し、該判定結果がプラス側のアナログ信号に対応するデ
ィジタル値であると、前記A/D変換したアナログ信号
に対応するディジタル値をもとに生成したA/D変換値
を出力し、また前記判定結果がマイナス側のアナログ信
号に対応するディジタル値であると、前記A/D変換し
た極性反転アナログ信号入力に対応するディジタル値を
もとに生成したA/D変換値を出力する判定手段と、前
記A/D変換手段、前記補正手段および前記判定手段を
制御するA/D変換制御手段を備えるようにしたもので
ある。
【0007】この発明に係るA/D変換回路は、A/D
変換するアナログ信号のレベル範囲をA/D変換器の入
力レベル範囲に変換し出力するオフセット・ゲイン調整
手段と、該オフセット・ゲイン調整手段により変換され
出力されたアナログ信号を極性反転し出力する信号反転
手段と、前記オフセット・ゲイン調整手段により変換さ
れ出力されたアナログ信号と、前記信号反転手段により
極性反転され出力された極性反転アナログ信号とを切り
替え、A/D変換手段における単極性入力のA/D変換
器へそれぞれ供給する、A/D変換制御手段により制御
されるチャネル切替手段とを備えるようにしたものであ
る。
【0008】この発明に係るA/D変換回路は、信号反
転手段によりオフセット・ゲインアナログ信号入力を反
転する際に所定のオフセット量を付与するオフセット付
与手段を備え、A/D変換手段がA/D変換したアナロ
グ信号のディジタル値、および極性反転アナログ信号の
ディジタル値を、A/D変換器の規定分解能の範囲で、
プラス側のアナログ信号に対応するディジタル値である
か、またはマイナス側のアナログ信号に対応するディジ
タル値であるかを識別可能にする識別基準を、前記オフ
セット付与手段により付与されたオフセット量に応じて
補正手段が補正するようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて説明する。 実施の形態1.図1は、この実施の形態1のA/D変換
回路の構成を示すブロック図である。このA/D変換回
路は、正負両極性のアナログ信号入力に対し、単極性入
力に対応するA/D変換器でA/D変換を行う場合にお
いて、前記負極性のアナログ信号入力を反転させて極性
反転アナログ信号入力に変換し、この極性反転アナログ
信号入力を前記A/D変換器によりA/D変換して得ら
れたディジタル値と、前記正極性のアナログ信号入力を
A/D変換して得られたディジタル値とを合成し、前記
A/D変換器の仕様により規定される分解能以上の高分
解能を実現するものである。
【0010】図1において、1は例えば−5Vから+5
Vまでのアナログ信号入力を−12Vから+12Vまで
のオフセット・ゲインアナログ信号入力へ変換するオフ
セット・ゲイン調整手段、2は前記オフセット・ゲイン
アナログ信号入力のうち負極性のオフセット・ゲインア
ナログ信号入力を反転させ正極性の極性反転アナログ信
号入力へ変換する信号反転手段、3はA/D変換器の各
チャネルへ供給する前記オフセット・ゲインアナログ信
号入力と前記極性反転アナログ信号入力を切り替えるチ
ャネル切替手段、4は単一チャネル構成の単極性入力に
対応するnビット(この実施の形態1では12ビット)
の前記A/D変換器を備えたA/D変換手段である。
【0011】5はA/D変換手段4によりA/D変換さ
れたディジタル値を所定の補正値をもとに補正するデー
タ補正手段(補正手段)である。この補正値は、A/D
変換手段4がA/D変換した前記オフセット・ゲインア
ナログ信号入力のディジタル値、および前記極性反転ア
ナログ信号入力のディジタル値を、前記A/D変換器の
規定分解能の範囲で、前記オフセット・ゲインアナログ
信号入力に対応するディジタル値であるか、または前記
極性反転アナログ信号入力に対応するディジタル値であ
るかを識別可能にする識別基準である。
【0012】6は前記補正されたディジタル値を前記補
正値と比較し、前記ディジタル値のアナログ信号入力が
負極性のアナログ信号であるか正極性のアナログ信号で
あるかを判定するデータ比較手段(判定手段)である。
【0013】7はチャネル切替手段3、A/D変換手段
4、データ補正手段5およびデータ比較手段6を制御す
る信号を出力するA/D変換制御手段である。チャネル
切替手段3を制御する信号は、チャネル切替手段3の選
択する信号が前記オフセット・ゲインアナログ信号入力
であるか前記極性反転アナログ信号入力であるかを決め
る切替信号である。また、A/D変換手段4を制御する
信号は、A/D変換手段4の前記A/D変換器へA/D
変換を実行させるための制御信号である。また、データ
補正手段5を制御する信号は、A/D変換手段4の出力
したディジタル値に対するデータ補正手段5による補正
処理の実行を開始させるための制御信号である。また、
データ比較手段6を制御する信号は、前記データ補正手
段5の出力したディジタル値が負極性のアナログ信号に
対応するか正極性のアナログ信号に対応するかの判定を
データ比較手段6に実行させるための制御信号である。
【0014】図2は、図1に示す信号反転手段2、チャ
ネル切替手段3およびA/D変換手段4などの回路構成
を示す回路図である。図2において10はオフセット・
ゲイン調整手段1の出力に対するバッファ回路であり、
このバッファ回路10の出力を信号反転手段2、チャネ
ル切替手段3およびA/D変換手段4などが処理する。
図2に示すようにA/D変換手段4は、チャネル切替手
段3により入力が切り替えられる単一チャネル構成の単
極性入力に対応するnビット(12ビット)のA/D変
換器4aを備えている。
【0015】図3の(イ)は、図2に示すA/D変換器
4aへ供給されるチャネル切替手段3のチャネルCH1
入力対ディジタル値出力を示す特性図、同図(ロ)はA
/D変換器4aへ供給されるチャネル切替手段3のチャ
ネルCH2入力対ディジタル値出力を示す特性図、同図
(ハ)はA/D変換器4aにより前記チャネルCH1入
力と前記チャネルCH2入力をA/D変換して見かけ上
分解能を向上させたときの特性図である。
【0016】次に、動作について説明する。図4は、こ
の実施の形態1のA/D変換回路におけるA/D変換処
理動作を示すフローチャートである。先ず、A/D変換
制御手段7はチャネル切替手段3へオフセット・ゲイン
アナログ信号入力を選択するための切替信号を出力し、
オフセット・ゲインアナログ信号入力をチャネル切替手
段3の前記チャネルCH1へ取り込む(ステップST
1)。次に、A/D変換制御手段7はA/D変換手段4
へA/D変換を実行させるための制御信号を出力し、こ
れによりA/D変換手段4は前記チャネルCH1へ入力
されたオフセット・ゲインアナログ信号入力のプラス成
分に対し、図3の(イ)に示す特性でA/D変換の実行
を開始する。このA/D変換結果のディジタル値をxと
する(ステップST2)。
【0017】次に、A/D変換制御手段7はデータ補正
手段5へ制御信号を出力し、前記A/D変換結果のディ
ジタル値xに対する補正処理を実行させ、補正後のディ
ジタル値Xを得る(ステップST3)。この補正処理で
は、例えば、オフセット・ゲイン調整手段1へ入力され
るアナログ信号入力が−5Vから+5Vの範囲であり、
オフセット・ゲイン調整手段1のゲインが2.4倍であ
って出力が−12Vから+12Vの範囲である場合、チ
ャネル切替手段3で選択される前記出力は0Vから+1
2Vの範囲のオフセット・ゲインアナログ信号入力のプ
ラス成分であり、このオフセット・ゲインアナログ信号
入力のプラス成分はA/D変換手段4のA/D変換器4
aへ入力されて図3の(イ)に示すA/D変換特性でA
/D変換され、0から4095までの範囲内のディジタ
ル値xとして出力されるため、このディジタル値に補正
値4096を加算して4096から8191までの範囲
内のディジタル値Xへ補正する。
【0018】具体的には、例えばオフセット・ゲイン調
整手段1へ入力されるアナログ信号入力が+2.5Vの
場合、オフセット・ゲイン調整手段1の出力は+6V、
このオフセット・ゲイン調整手段1の出力+6Vに対し
A/D変換手段4が出力するディジタル値は2048で
ある。このディジタル値2048はデータ補正手段5に
より補正値4096が加算され、補正後のディジタル値
Xとしては6144となる。
【0019】
【0020】次に、A/D変換制御手段7はチャネル切
替手段3へ極性反転アナログ信号入力を選択するための
切替信号を出力し、信号反転手段2が出力した前記極性
反転アナログ信号入力を前記チャネルCH2へ取り込
む。チャネル切替手段3で選択された前記極性反転アナ
ログ信号入力は、オフセット・ゲイン調整手段1を介し
て出力されたオフセット・ゲインアナログ信号入力のマ
イナス成分を信号反転手段2で反転させたものである。
続いてA/D変換制御手段7はA/D変換手段4へA/
D変換を実行させるための制御信号を出力し、A/D変
換手段4により前記チャネルCH2へ入力された極性反
転アナログ信号入力に対し、図3の(ロ)に示すA/D
変換特性によりA/D変換を実行させる。このA/D変
換結果のディジタル値をyとする(ステップST4)。
【0021】次に、A/D変換制御手段7はデータ補正
手段5へ制御信号を出力し、前記A/D変換結果のディ
ジタル値yに対する補正処理を実行させ、補正されたデ
ィジタル値Yを得る(ステップST5)。この補正処理
では、チャネル切替手段3で選択された極性反転アナロ
グ信号入力は0Vから−12Vの範囲のオフセット・ゲ
インアナログ信号入力のマイナス成分であり、このオフ
セット・ゲインアナログ信号入力のマイナス成分は信号
反転手段2で反転されて0Vから+12Vの範囲の極性
反転アナログ信号入力になっている。この0Vから+1
2Vの範囲に変換された極性反転アナログ信号入力はA
/D変換手段4で図3の(ロ)に示すA/D変換特性に
よりA/D変換され、0から4095までの範囲内のデ
ィジタル値として出力される。この場合、A/D変換手
段4のA/D変換結果を反転させ、極性反転アナログ信
号入力の0Vがディジタル値4095、−12Vがディ
ジタル値0となるようにする。
【0022】
【0023】具体的には、オフセット・ゲイン調整手段
1へ入力されたアナログ信号入力は前述のように+2.
5Vであるから、得られるディジタル値Yは0である。
【0024】次に、A/D変換制御手段7はデータ比較
手段6へ制御信号を出力し、データ比較手段6は例えば
前記ステップST3で得た補正後のディジタル値Xの前
記補正値4096に対する大小関係(X≧4096)を
比較する(ステップST6)。この場合、ディジタル値
Xは6144であり前記補正値4096以上であるた
め、当該ディジタル値X6144をA/D変換値として
採用し(ステップST7)、前記ディジタル値をソフト
ウェア的に合成し、オフセット・ゲイン調整手段1へ入
力されるアナログ信号入力が+2.5Vの場合の最終的
なA/D変換結果を出力する。
【0025】以上の説明は、オフセット・ゲイン調整手
段1へ入力されるアナログ信号入力が+2.5Vの場合
であったが、次に、オフセット・ゲイン調整手段1へ入
力されるアナログ信号入力が−2.5Vの場合について
説明する。この場合には、A/D変換制御手段7がチャ
ネル切替手段3へ出力した切替信号によりチャネル切替
手段3で選択されたオフセット・ゲインアナログ信号入
力は0Vから+12Vの範囲外であるため、ステップS
T3で得られるディジタル値Xは0である。
【0026】続くステップST4では、A/D変換制御
手段7はチャネル切替手段3へ極性反転アナログ信号入
力を選択するための切替信号を出力し、信号反転手段2
が出力した極性反転アナログ信号入力を取り込む。この
ときオフセット・ゲイン調整手段1の出力は−6Vであ
り、このオフセット・ゲイン調整手段1の出力−6Vを
信号反転手段2で反転させた出力+6Vに対しA/D変
換手段4が図3の(ロ)に示すA/D変換特性によりA
/D変換する。そして、次のステップST5では、デー
タ補正手段5を介してディジタル値Yとしてディジタル
値2048が得られる。
【0027】続くステップST6では、A/D変換制御
手段7はデータ比較手段6へ制御信号を出力し、データ
比較手段6は前記ステップST3で得た補正後のディジ
タル値Xの前記補正値4096に対する大小関係(X≧
4096)を比較する。この場合、ディジタル値Xは0
であり前記補正値4096以上ではないので、前記ステ
ップST5で得られたディジタル値Y2048をA/D
変換値として採用し(ステップST8)、前記ディジタ
ル値Yをソフトウェア的に合成し、オフセット・ゲイン
調整手段1へ入力されるアナログ信号入力が−2.5V
の場合の最終的なA/D変換結果を出力する。
【0028】このように、オフセット・ゲイン調整手段
1へ入力されるアナログ信号入力が+2.5Vの場合に
は、前記アナログ信号入力のプラス成分のディジタル値
Xは6144、マイナス成分のディジタル値Yは0であ
り、これらをソフトウェア的に合成して最終的なA/D
変換結果を得る。また、オフセット・ゲイン調整手段1
へ入力されるアナログ信号入力が−2.5Vの場合に
は、前記アナログ信号入力のプラス成分のディジタル値
Xは0、マイナス成分のディジタル値Yは2048であ
り、これらをソフトウェア的に合成して最終的なA/D
変換結果を得る。
【0029】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、単極性入力対応のA/D変換器を用い、アナログ信
号入力のプラス成分の分解能の低下を回避し、前記プラ
ス成分に対する分解能と同じ精度の分解能で前記アナロ
グ信号入力のマイナス成分をA/D変換できるため、実
質的にA/D変換手段4に用いられているA/D変換器
の分解能を倍にできるA/D変換回路が得られる効果が
ある。
【0030】実施の形態2.次に、信号反転手段2によ
りオフセット・ゲインアナログ信号入力のマイナス成分
を反転する際に所定のオフセット量を付与し、アナログ
信号入力の絶対値が小さい範囲における変換誤差を減少
させる場合について説明する。
【0031】一般に、バッファや信号反転回路などには
回路構成要素としてオペアンプなどの能動素子が多く用
いられる。このため、前記オペアンプやA/D変換器の
オフセットエラーによる変換誤差、特にアナログ信号入
力の0V付近における変換誤差を回避すことは回路設計
上、重要な課題である。また、このA/D変換回路では
アナログ信号入力に対しプラス成分とマイナス成分を別
々にディジタル値に変換するため、特にアナログ信号入
力の0V付近における前記オペアンプやA/D変換器の
オフセットエラーによる変換誤差により、正負に振れる
アナログ信号入力におけるプラス成分のディジタル値と
マイナス成分によるディジタル値の連続性が失われる可
能性があり、このような不連続性を回避することも重要
な課題である。
【0032】従って、この実施の形態2ではオフセット
付与手段2aを設け、このオフセット付与手段2aによ
り所定のオフセット量を付与し、信号反転手段2から出
力された極性の反転された極性反転アナログ信号入力が
前記オフセット量を含むようにして、前記アナログ信号
入力の0V付近の変換誤差が発生するオフセットエラー
領域に対し確実にA/D変換できるように構成する。
【0033】また、この実施の形態2では、図1に示す
A/D変換手段4とデータ補正手段5との間に、A/D
変換器4aにおける変換誤差、およびA/D変換器4a
前段に設けられたアンプ回路のオフセットによる誤差を
調整する調整手段としてオフセット付与手段2a(図1
参照)が設けられている。
【0034】図5は、前記アナログ信号入力の0V付近
の変換誤差が発生するオフセットエラー領域を示す説明
図、図6はオフセット付与手段2aにより付与されたオ
フセットによる0V付近の前記アナログ信号入力の確実
なA/D変換を実現するための説明図である。例えば、
アンプ回路が±10mVのオフセット、A/D変換器4
aが±25mVのオフセットであれば、合計±35mV
となる。これを視覚的に理解できるように示したものが
図5、図6であり、図5(イ)、図6(イ)において実
線が理想値、破線がオフセットによるばらつく範囲を示
したものである。よって、具体的指標をあえて説明する
ならば、図6(イ)でプラス成分とマイナス成分が交差
する破線部分(菱形領域)が図の右上の領域に入る位置
にマイナス成分をオフセットする必要があることを示し
ている。
【0035】図6に実線で示すプラス成分のアナログ信
号入力AS1およびマイナス成分のアナログ信号入力A
S2の特性は論理値を示しており、これに対し、実際の
プラス成分のアナログ信号入力およびマイナス成分のア
ナログ信号入力は必ずしも図6のアナログ信号入力AS
1,AS2のようにはならず、アンプ回路、抵抗などの
回路要素などで発生する破線で示す誤差範囲が存在す
る。実際のアナログ信号入力AS1,S2は前記破線
で示す誤差範囲内で製品毎に異なっている。このため、
前記オフセット付与手段2aでは、前記アナログ信号入
力AS1,S2が、実線で示すプラス成分のアナログ
信号入力AS1およびマイナス成分のアナログ信号入力
AS2の特性になるように調整し、このオフセット付与
手段2aで与えられたオフセット量が例えば50mV
(アンプ回路、抵抗などの回路要素、およびA/D変換
器などの精度から総合的に決定した値)である場合に、
プラス側のディジタル値を採用するか、マイナス側のデ
ィジタル値を採用するかの基準となる切換判定値(図6
に符号Pで示す点でありマイナス成分のアナログ信号入
力の折り返し点)を前記オフセット量50mVの1/2
である25mVに規定する。なお、50mVは説明の過
程で後に出てくるプラス成分とマイナス成分の切り替え
点を具体的数値で説明するための一例にすぎない。
【0036】データ比較手段6ではデータ補正手段5が
前記切換判定値をもとに出力するディジタル値が前記切
換判定値以上の場合にはディジタル値X、前記切換判定
値以下の場合にはディジタル値Yを採用し、A/D変換
値とする。
【0037】以下、オフセット付与手段2aにより所定
のオフセット量が付与された場合についてのA/D変換
処理について説明する。この実施の形態2ではオフセッ
ト付与手段2aにより与えられる前記オフセット量は例
えば50mVであり、前記50mVの1/2、つまり2
5mVを切換判定値としたときの補正値(前記25mV
に対応するディジタル値である9と前記実施の形態1の
ステップST6で説明した補正値4095の和である4
104)をもとに、データ補正手段5の出力するディジ
タル値が前記補正値4104以上の場合にはディジタル
値X、また前記補正値4104以下の場合にはディジタ
ル値Yを採用し、A/D変換値とする。
【0038】この結果、オペアンプやA/D変換器の前
記オフセットエラー領域による変換誤差を抑制し、また
前記不連続性の発生を有効に回避でき、特にアナログ信
号入力の絶対値が小さい0V付近の前記オフセットエラ
ー領域における変換誤差を回避できるA/D変換回路が
得られる効果がある。
【0039】実施の形態3.図7は、この実施の形態3
のA/D変換回路の構成を示す概念図である。この実施
の形態3では、A/D変換器4aのアナログ信号入力に
割り当てる範囲を固定化し、前記実施の形態1のオフセ
ット・ゲイン調整手段1に代えてゲインが固定された増
幅回路とオフセット量を固定したオフセット回路をA/
D変換器4aのチャネル切替手段3の各チャネルの入力
回路に設ける構成である。また、この実施の形態3でも
A/D変換器4aへのチャネル切替手段3によるチャネ
ル数は前記アナログ信号入力の範囲に応じて複数必要で
あり、また前記実施の形態1と同様に前記アナログ信号
入力のマイナス成分に対する信号反転手段2や他の構成
要素も必要である。
【0040】図7において、21aはチャネル切替手段
3のチャネルCH1の入力回路に設けられた固定ゲイン
の増幅回路、22aは同様にオフセット量を固定したオ
フセット回路、21bはチャネル切替手段3のチャネル
CH2の入力回路に設けられた固定ゲインの増幅回路、
22bは同様にオフセット量を固定したオフセット回路
である。
【0041】この実施の形態3では、A/D変換器4a
の分解能をnビットとしたときに、n×チャネル数の分
解能が実現できるA/D変換回路が得られる効果があ
る。
【0042】実施の形態4.図8は、この実施の形態4
のA/D変換回路の構成を示す概念図である。この実施
の形態4では、A/D変換結果として得られたディジタ
ル値(または所定範囲のディジタル値)をもとに、アナ
ログ信号入力を増幅する増幅回路のゲインを可変とする
とともに、オフセット回路のオフセット量も可変とする
構成である。図8において、31はA/D変換結果とし
て得られたディジタル値をもとにゲインが可変されるゲ
イン可変増幅回路、32は同様にオフセット量が可変さ
れるオフセット可変回路、33はA/D変換器、34は
D/A変換器である。
【0043】この実施の形態4では、アナログ信号入力
の任意の範囲に対し、当該アナログ信号入力を前記可変
されるゲインおよびオフセット量に応じて拡大すること
が可能になるA/D変換回路が得られる効果がある。
【0044】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、アナ
ログ信号、および当該アナログ信号の極性を反転させた
極性反転アナログ信号を、単極性入力のA/D変換器に
よりそれぞれA/D変換し、前記アナログ信号および前
記極性反転アナログ信号の各ディジタル値を、前記A/
D変換器の規定分解能の範囲で、プラス側のアナログ信
号に対応するディジタル値であるか、またはマイナス側
のアナログ信号に対応するディジタル値であるかを識別
可能にする識別基準をもとにそれぞれ補正し、該補正し
たディジタル値に対し、前記識別基準をもとにそれぞれ
プラス側のアナログ信号に対応するディジタル値である
か、マイナス側のアナログ信号に対応するディジタル値
であるかを判定し、該判定結果がプラス側のアナログ信
号に対応するディジタル値であると、前記プラス側のア
ナログ信号に対応するディジタル値をもとに生成したA
/D変換値を出力し、また前記判定結果がマイナス側の
アナログ信号に対応するディジタル値であると、前記マ
イナス側のアナログ信号に対応するディジタル値をもと
に生成したA/D変換値を出力する構成を備えるように
したので、単極性入力に対応した所定分解能のA/D変
換器を用いて、正負両極性のアナログ信号入力に対して
前記所定分解能以上の高分解能でA/D変換処理を行う
ことが可能になる効果がある。
【0045】この発明によれば、A/D変換するアナロ
グ信号のレベル範囲をA/D変換器の入力レベル範囲に
変換し出力するオフセット・ゲイン調整手段と、該変換
され出力されたアナログ信号を極性反転し出力する信号
反転手段と、前記オフセット・ゲイン調整手段により変
換され出力されたアナログ信号と、前記信号反転手段に
より極性反転され出力された極性反転アナログ信号とを
切り替え、A/D変換手段における単極性入力のA/D
変換器へそれぞれ供給するチャネル切替手段とを備える
ように構成したので、単極性入力に対応した所定分解能
のA/D変換器を用いて、正負両極性のアナログ信号入
力に対して前記所定分解能以上の高分解能でA/D変換
処理を行うことが可能になる効果がある。
【0046】この発明によれば、信号反転手段によりオ
フセット・ゲインアナログ信号入力を反転する際に所定
のオフセット量を付与するオフセット付与手段を備え、
A/D変換手段がA/D変換したアナログ信号のディジ
タル値に対しプラス側のアナログ信号に対応するディジ
タル値であるか、またはマイナス側のアナログ信号に対
応するディジタル値であるかを識別可能にする識別基準
を、補正手段が前記オフセット付与手段により付与され
たオフセット量に応じて補正するように構成したので、
単極性入力に対応したA/D変換器を用いて、当該A/
D変換器の仕様により規定される分解能以上の高分解能
で、正負両極性のアナログ信号入力に対しA/D変換を
行う際の前記アナログ信号の0ボルト付近における変換
誤差を減少させることができ、さらに正負に振れる前記
アナログ信号入力における0ボルト付近のプラス成分の
ディジタル値とマイナス成分によるディジタル値の連続
性を確保できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1のA/D変換回路の
構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1のA/D変換回路の
信号反転手段、チャネル切替手段およびA/D変換手段
などの回路構成を示す回路図である。
【図3】 この発明の実施の形態1のA/D変換回路に
おけるA/D変換器に対するチャネル切替手段の各チャ
ネル入力対ディジタル値出力を示す特性図である。
【図4】 この発明の実施の形態1のA/D変換回路に
おけるA/D変換処理動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】 この発明の実施の形態2のA/D変換回路に
おけるアナログ信号入力の0V付近の変換誤差が発生す
るオフセットエラー領域を示す説明図である。
【図6】 この発明の実施の形態2のA/D変換回路に
おけるオフセット付与手段によるアナログ信号入力の0
V付近の変換誤差の発生の防止効果を示す説明図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態3のA/D変換回路の
構成を示す概念図である。
【図8】 この発明の実施の形態4のA/D変換回路の
構成を示す概念図である。
【図9】 従来のA/D変換回路によるA/D変換処理
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 オフセット・ゲイン調整手段、2 信号反転手段、
2a オフセット付与手段、3 チャネル切替手段、4
A/D変換手段、4a A/D変換器、5データ補正
手段(補正手段)、6 データ比較手段(判定手段)、
7 A/D変換制御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 1/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A/D変換するアナログ信号、および当
    該アナログ信号の極性を反転させた極性反転アナログ信
    号を、単極性入力のA/D変換器によりそれぞれA/D
    変換するA/D変換手段と、 該A/D変換手段がA/D変換した前記アナログ信号の
    ディジタル値、および前記極性反転アナログ信号のディ
    ジタル値を、前記A/D変換器の規定分解能の範囲で、
    プラス側のアナログ信号に対応するディジタル値である
    か、またはマイナス側のアナログ信号に対応するディジ
    タル値であるかを識別可能にする識別基準をもとにそれ
    ぞれ補正する補正手段と、 該補正手段により補正したディジタル値に対し、前記識
    別基準をもとにそれぞれ前記プラス側のアナログ信号に
    対応するディジタル値であるか、または前記マイナス側
    のアナログ信号に対応するディジタル値であるかを判定
    し、該判定結果がプラス側のアナログ信号に対応するデ
    ィジタル値であると、前記A/D変換したアナログ信号
    に対応するディジタル値をもとに生成したA/D変換値
    を出力し、また前記判定結果がマイナス側のアナログ信
    号に対応するディジタル値であると、前記A/D変換し
    た極性反転アナログ信号入力に対応するディジタル値を
    もとに生成したA/D変換値を出力する判定手段と、 前記A/D変換手段、前記補正手段および前記判定手段
    を制御するA/D変換制御手段を備えたA/D変換回
    路。
  2. 【請求項2】 A/D変換するアナログ信号のレベル範
    囲をA/D変換器の入力レベル範囲に変換し出力するオ
    フセット・ゲイン調整手段と、 該オフセット・ゲイン調整手段により変換され出力され
    たアナログ信号を極性反転し出力する信号反転手段と、 前記オフセット・ゲイン調整手段により変換され出力さ
    れたアナログ信号と、前記信号反転手段により極性反転
    され出力された極性反転アナログ信号とを切り替え、A
    /D変換手段における単極性入力のA/D変換器へそれ
    ぞれ供給するチャネル切替手段とを備え、 前記チャネル切替手段はA/D変換制御手段により制御
    されることを特徴とする請求項1記載のA/D変換回
    路。
  3. 【請求項3】 信号反転手段によりオフセット・ゲイン
    アナログ信号入力を反転する際に所定のオフセット量を
    付与するオフセット付与手段を備え、 補正手段は、 A/D変換手段がA/D変換したアナログ信号のディジ
    タル値、および極性反転アナログ信号のディジタル値
    を、A/D変換器の規定分解能の範囲で、プラス側のア
    ナログ信号に対応するディジタル値であるか、またはマ
    イナス側のアナログ信号に対応するディジタル値である
    かを識別可能にする識別基準を、前記オフセット付与手
    段により付与されたオフセット量に応じて補正すること
    を特徴とする請求項2記載のA/D変換回路。
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