JPH06152950A - イメージセンサ画像信号処理回路 - Google Patents

イメージセンサ画像信号処理回路

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JPH06152950A
JPH06152950A JP4321325A JP32132592A JPH06152950A JP H06152950 A JPH06152950 A JP H06152950A JP 4321325 A JP4321325 A JP 4321325A JP 32132592 A JP32132592 A JP 32132592A JP H06152950 A JPH06152950 A JP H06152950A
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JP
Japan
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differential amplifier
input
input terminal
offset data
image sensor
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JP4321325A
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English (en)
Inventor
Hidehiko Yamaguchi
英彦 山口
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンプの数を抑え、回路規模を小さくすると
ともに、単一電源で動作し、かつ低消費電力のイメージ
センサ画像信号処理回路を提供する。 【構成】 イメージセンサからの奇数ビット成分、偶数
ビット成分の信号は、それぞれセンサ信号入力端子1,
2、サンプルホールド回路3,4、ゲインコントロール
回路5,6を介して、差動増幅器7に入力される。一
方、DA変換器16からは、AD変換器10の基準値と
センサ信号とのレベル差を補正するオフセットデータ1
4が、アナログスイッチ群12を介して差動増幅器7の
負極性または正極性入力端子に入力される。また、オフ
セットデータ14と、両ビット成分のレベル差を補正す
るオフセットデータ15がアナログスイッチ群13を介
して差動増幅器8のいずれかに入力される。差動増幅器
7,8で演算が行なわれ、補正されたデータが得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリや、スキ
ャナ等に使用されるイメージセンサの画像処理回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ファクシミリやスキャナ等に
使用されているイメージスキャナには、偶数ビット成分
と、奇数ビット成分とを分けて出力するものがある。こ
のようなイメージスキャナを用いる場合、偶数ビット成
分と、奇数ビット成分とを別々にサンプルホールドし、
レベル調整を行なう。そのため、双方の回路は均一であ
る必要があるが、実際には、回路の動作が均一ではな
く、各入力毎にレベル調整を行なった後に、双方の信号
のレベル調整を行ない、マルチプレクスして1つの信号
とし、全体のレベル調整を行なっている。
【0003】図3は、従来のイメージセンサ画像信号処
理回路を示すブロック図である。図中、1,2はセンサ
信号入力端子、3,4はサンプルホールド回路、5,6
はゲインコントロール回路、9はマルチプレクサ、10
はAD変換器、11はディジタル信号出力端子、16は
DA変換器、17はCPU、20はRAM、21は第1
のオフセットコントロール回路、22,23はオフセッ
トデータ、24は第2のオフセットコントロール回路で
ある。イメージセンサから出力されるアナログ信号は、
偶数ビット成分と、奇数ビット成分に分けてセンサ信号
入力端子1及び2に入力される。入力された信号は、そ
れぞれサンプルホールド回路3,4でサンプリングさ
れ、ゲインコントロール回路5,6でゲイン調整が行な
われる。このゲイン調整は、光量の低下に対する階調性
の保証のために行なわれ、白色基準板のデータを読み取
り、RAM20に格納しておき、CPU17によって最
大値を求め、この最大値が所定の出力になるようにゲイ
ン調整を行なっている。ゲイン調整の行なわれた信号の
うちの一方が、第1のオフセットコントロール回路21
入力され、一方の信号成分に正または負の電圧をオフセ
ットデータ22として加え、両成分のレベル調整を行な
う。レベル調整された両成分の信号は、マルチプレクサ
9によって、偶数ビット成分と、奇数ビット成分が順に
出力され、1つの信号となる。この1つになった信号
は、AD変換器10の入力ダイナミックレンジと必ずし
も一致しないため、第2のオフセットコントロール回路
24により、再びレベル調整を行ない、AD変換器10
によりディジタル値としてディジタル信号出力端子11
から出力されることになる。
【0004】ここで、オフセット調整では、ダークレベ
ルのばらつき等の補正のため、暗時出力のデータを読み
取り、RAM20に格納しておき、CPU17によって
最小値を求め、この最小値が所定のAD変換器の基準値
になるように値を設定する。したがって、最小値がAD
変換器10の基準値より大きいと基準値まで下げ、AD
変換器10の基準値より小さいと基準値まで上げるオフ
セット調整を行なっている。このようなオフセットコン
トロール回路には、差動増幅器を利用した加算器が用い
られることが多い。
【0005】図3に示したような従来の回路構成を用い
た場合、マルチプレクサ9の後の第2のオフセットコン
トロール回路24は、サンプルホールド回路3の後の第
1のオフセットコントロール回路21の2倍の動作周波
数が要求されるため、設計が難しくなる。また、回路の
電源として、±電源を使用する場合は、加算アンプによ
ってオフセットコントロール回路を構成し、暗時出力の
データの最小値がAD変換器の基準値より小さい場合に
は正のオフセットデータを、暗時出力のデータの最小値
がAD変換器の基準値より大きい場合には負のオフセッ
トデータを一方の信号成分に加算すれば良いが、単一電
源を使用する場合は、負のオフセットデータを扱えない
ために、加算アンプと減算アンプを用いることになる。
図4は、従来のオフセットコントロール回路の一例を示
すブロック図である。図中、25は加算器、26は減算
器、27はスイッチである。暗時出力のデータの最小値
がAD変換器の基準値より小さい場合は加算アンプを用
い、暗時出力のデータの最小値がAD変換器の基準値よ
り大きい場合は減算アンプを用いるように、スイッチ2
7を切り替えて、いずれかの出力を選択するような方式
を用いることになる。したがって、使用するアンプの数
も多くなり、回路規模が大きくなるとともに消費電力も
多くなるという問題があった。
【0006】また、別の従来の技術として、特開平3−
10460号公報には、特に、第19図において、イメ
ージセンサから出力される偶数ビット成分と奇数ビット
成分を別々にサンプルホールドし、ゲイン調整し、オフ
セット調整をした後、AD変換してミキシングし、ギャ
ップ補正、シェーディング補正、ログ変換を行なう旨の
記載がある。この従来例においては、白色シェーディン
グ補正をゲイン調整で行ない、AD変換時の基準値補正
をオフセット調整により行ない、さらに、各ビット間の
ばらつきをダークシェーディング補正として行なってい
る。この従来例においても、オフセット調整と、各ビッ
ト間のばらつきを補正するダークシェーディング補正は
別々に行なわれており、回路規模が大きくなる。さら
に、ダークシェーディング補正は偶数ビット成分と奇数
ビット成分をミキシングした後に行なわれており、やは
り動作の速い回路を用いる必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、アンプの数を抑え、回路規
模を小さくするとともに、単一電源で動作し、かつ低消
費電力のイメージセンサ画像信号処理回路を提供するこ
とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、イメージセン
サのアナログ画像信号を複数のビット成分に分けて取り
込み、レベル調整を行なうイメージセンサ画像信号処理
回路において、オフセットデータを入力する差動増幅器
の正極性入力端子または負極性入力端子のいずれかを選
択する複数のアナログスイッチ群と、各ビット成分毎に
分けて取り込んだデータがそれぞれ入力され、また、ア
ナログスイッチ群を介してオフセットデータが入力され
る複数の差動増幅器と、該複数の差動増幅器の出力を順
次切り替え1つの出力信号とするマルチプレクサを有す
ることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、マルチプレクサの前に、複数
のビット成分、例えば、奇数ビット成分と偶数ビット成
分のそれぞれのレベル調整を行なう差動増幅器を挿入
し、両成分の間のレベル調整を行なうとともにAD変換
器におけるダイナミックレンジのレベル補正を同時に行
なうことにより、回路を簡略化し、消費電力を抑えるこ
とができる。また、アナログスイッチ群により、オフセ
ットデータを入力する差動増幅器の正極性入力端子また
は負極性入力端子のいずれかを選択するように構成され
ているので、オフセットの加算、減算を1つの差動増幅
器で行なうことができるとともに、負のオフセットであ
っても、単一電源により動作させることが可能となる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明のイメージセンサ画像信号処
理回路の一実施例を示すブロック図である。図中、図3
と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。
7,8は差動増幅器、12,13はアナログスイッチ
群、14,15はオフセットデータ、18、19は制御
信号である。以下の説明では、センサ信号入力端子1
に、イメージセンサから出力される奇数ビット成分が入
力され、センサ信号入力端子2には、イメージセンサか
ら出力される偶数ビット成分が入力されるものとして説
明するが、逆であってもよい。
【0011】イメージセンサから出力される奇数ビット
成分の信号は、センサ信号入力端子1に入力される。セ
ンサ信号入力端子1に入力された信号は、サンプルホー
ルド回路3でサンプリングされた後、ゲインコントロー
ル回路5により、ゲイン調整が行なわれる。ゲイン調整
が行なわれた信号は、差動増幅器7に入力される。一
方、DA変換器16からは、AD変換器10の入力ダイ
ナミックレンジとセンサ信号とのレベル差を補正するオ
フセットデータ14が出力されている。このオフセット
データ14は、アナログスイッチ群12に入力されてい
る。アナログスイッチ群12では、オフセットデータ1
4を、差動増幅器7の正極性入力端子に入力するか、負
極性入力端子に入力するかを選択する。アナログスイッ
チ群12の制御は、制御信号18によって、オフセット
データ14をセンサ信号に加算するか、減算するかを制
御する。差動増幅器7では、ゲインコントロール回路5
によりゲイン調整が行なわれたセンサ信号と、アナログ
スイッチ群12を介して入力されるオフセットデータの
間で演算を行なう。センサの信号をVodd、オフセッ
トデータ14をVoff1とすれば、差動増幅器7の出
力は、制御信号18により Vodd+Voff1 または、 Vodd−Voff1 となる。
【0012】一方、イメージセンサから出力される偶数
ビット成分の信号は、センサ信号入力端子2に入力さ
れ、サンプルホールド回路4でサンプリングされた後、
ゲインコントロール回路6でゲイン調整が行なわれる。
ゲイン調整された信号は差動増幅器8に入力される。一
方、DA変換器16からは、オフセットデータ14とと
もに、センサの奇数ビット成分の信号と偶数ビット成分
の信号とのレベル差を補正するオフセットデータ15が
出力されており、オフセットデータ14及び15がアナ
ログスイッチ群13に入力されている。アナログスイッ
チ群13では、オフセットデータ14は制御信号18に
より、オフセットデータ15は制御信号19により、そ
れぞれ独立に、差動増幅器8の正極性入力端子に入力す
るか、負極性入力端子に入力するかを選択する。したが
って、センサの偶数ビット信号をVeven、オフセッ
トデータ15をVoff2とすれば)差動増幅器8の出
力は、制御信号18,19により、 Veven+Voff1+Voff2 Veven+Voff1−Voff2 Veven−Voff1+Voff2 Veven−Voff1−Voff2 のいずれかになる。
【0013】このように、差動増幅器7および8により
レベル補正されたデータは、マルチプレクサ9によって
1つの信号に合成された後、AD変換器10によりデジ
タル信号に変換され、ディジタル信号出力端子11から
出力される。
【0014】上述の実施例では、アナログスイッチ群1
3及び差動増幅器8に与えるオフセットデータとして、
オフセットデータ14及び15の2つのデータを与える
例を示したが、これらのオフセットデータの加算値また
は減算値をCPU17で計算し、DA変換器16から出
力されるオフセットデータ15として出力するように構
成することもできる。この場合、アナログスイッチ群1
3へ入力されるオフセットデータは1つとなり、回路を
一層簡略化することができる。
【0015】また、上述の実施例では、イメージセンサ
から出力されるアナログ画像信号を偶数ビット成分と、
奇数ビット成分に分けて取り込み、処理を行なっている
が、これに限らず、3つのビット成分や、それ以上の個
数のビット成分に分けて取り込み、各ビット成分毎にア
ナログスイッチ群および差動増幅器を配置し、処理を行
なうように構成することもできる。この場合、部品点数
は多くなるが、さらに低速の素子を用いることができ
る。
【0016】図2は、本発明のイメージセンサ画像信号
処理回路の具体例を示す回路図である。図中、図1と同
様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。M1乃
至M18はMOSトランジスタ、R1乃至R12は抵
抗、IV1,IV2はインバータである。イメージセン
サから出力される奇数ビット成分と、偶数ビット成分の
信号が、それぞれセンサ信号入力端子1,2に入力さ
れ、それぞれサンプルホールド回路3,4でサンプリン
グされる。次に、それぞれゲインコントロール回路5,
6でゲイン調整される。このときのゲインの値は、信号
レベルのいちばん大きな白色基準板のデータを読み取
り、RAM20に格納しておき、CPU17によって最
大値を求め、この最大値が所定の値、すなわち、AD変
換器10の入力の最大値になるように決定され、図示し
ないDA変換器よりゲインコントロール回路5,6に供
給されている。ゲイン調整されたデータは、オフセット
調整するために、差動増幅器に入力される。ゲインコン
トロール回路5の出力は、MOSトランジスタM4およ
び抵抗R3を介して、差動増幅器7の正極性入力端子に
入力されている。また、ゲインコントロール回路6の出
力は、MOSトランジスタM13および抵抗R9を介し
て、差動増幅器8の正極性入力端子に入力されている。
これらのMOSトランジスタM4,M13は、ゲートを
電源線に接続しているので、常に導通状態となってい
る。
【0017】一方、DA変換器16は、CPU17から
の指示に従い、オフセットデータ14及び15の2種類
のオフセットデータを出力している。オフセットデータ
14は、暗時読み取りの際のマルチプレクサ5の出力の
最大値をAD変換器6の基準値に合わせるためのオフセ
ットであり、MOSトランジスタM3および抵抗R2を
介して差動増幅器7の負極性入力端子に接続され、ま
た、MOSトランジスタM5および抵抗R4を介して差
動増幅器7の正極性入力端子に接続され、MOSトラン
ジスタM9および抵抗R7を介して差動増幅器8の負極
性入力端子に接続され、さらに、MOSトランジスタM
14および抵抗R10を介して差動増幅器8の正極性入
力端子に接続されている。また、オフセットデータ15
は、偶数ビット成分と奇数ビット成分のレベル差を補正
するためのオフセットであり、MOSトランジスタM1
1および抵抗R8を介して差動増幅器8の負極性入力端
子に接続され、また、MOSトランジスタM16および
抵抗R11を介して差動増幅器8の正極性入力端子に接
続されている。
【0018】また、MOSトランジスタM2は差動増幅
器7の負極性入力端子をアースと接続し、入力されるデ
ータを0とする。また、MOSトランジスタM6は差動
増幅器の正極性入力端子をアースと接続し、加算される
値を0とする。MOSトランジスタM8は、差動増幅器
8の負極性入力端子を抵抗6を介して接地する。MOS
トランジスタM18は、差動増幅器8の正極性入力端子
を抵抗R12を介して接地する。MOSトランジスタM
10は、差動増幅器8の負極性入力端子に入力するオフ
セットデータ14を0とするためのスイッチの働きをす
る。同様に、MOSトランジスタM12は、差動増幅器
8の負極性入力端子に入力するオフセットデータ15を
0とするためのスイッチ、MOSトランジスタM15
は、差動増幅器8の正極性入力端子に入力するオフセッ
トデータ14を0とするためのスイッチ、MOSトラン
ジスタM17は、差動増幅器8の正極性入力端子に入力
するオフセットデータ15を0とするためのスイッチで
ある。なお、MOSトランジスタM1およびM7は、常
に導通状態となっており、それぞれ差動増幅器7および
8に抵抗R1またはR5を介して負帰還をかけている。
【0019】CPU17から出力される制御線18およ
び19は、MOSトランジスタのオン/オフを制御し、
それぞれの信号の加減算を制御する。制御線18は、M
OSトランジスタM3,M6,M9,M15を制御す
る。また、インバータIV1によって制御線18の制御
論理が反転された制御線18’により、MOSトランジ
スタM2,M5,M10,M14を制御している。これ
らの結線により、MOSトランジスタM2とM3、M5
とM6、M9とM10、M14とM15は、いずれか一
方のみが導通状態となるように制御される。制御線19
は、MOSトランジスタM11,M17を制御し、ま
た、インバータIV2によって制御論理が反転された制
御線19’によって、MOSトランジスタM12,M1
6を制御している。これらの結線により、MOSトラン
ジスタM11とM12、M16とM17は、いずれか一
方のみが導通状態となるように制御される。インバータ
IV1,IV2は、CPU17のインターフェース部分
に内蔵され、CPU17からは、制御線18,18’お
よび制御線19,19’の組の2組の制御線が出力され
ている。このインバータIV1,IV2は、アナログス
イッチ群12,13内や、CPU17とアナログスイッ
チ群12,13との間に挿入することも可能である。
【0020】これらのMOSトランジスタ等の動作を説
明する。以下の説明では、偶数ビット成分の電圧値をV
even、奇数ビット成分の電圧値をVodd、偶数ビ
ット成分と奇数ビット成分の差電圧、すなわち、オフセ
ットデータ14の電圧値をVoff1、暗時読取の際の
マルチプレクサ9の出力の最小値とAD変換器10の基
準値との差電圧、すなわち、オフセットデータ15の電
圧値をVoff2とする。
【0021】まず、Voff1、Voff2ともに負の
場合を考える。この場合、暗時読み取りの際のマルチプ
レクサ9の出力の最小値をAD変換器10の基準値に合
わせるために、|Voff1|だけ加算しなければなら
ず、また、Voddの成分に|Voff2|だけ加算し
なければならない。そのため、CPU17は、制御信号
18および制御信号19がLOWになるような制御を行
なう。このとき、アナログスイッチ群12および13内
のMOSトランジスタM2,M5,M10,M12,M
14,M16がオンになり、MOSトランジスタM3,
M6,M9,M11,M15,M17がオフになる。ま
た、MOSトランジスタM1,M4,M7,M8,M1
3,M18は常時オンになっている。これにより、差動
増幅器7の負極性入力端子はアースされ、正極性入力端
子にはMOSトランジスタM4を介してVoddが入力
されるとともに、MOSトランジスタM6を介してVo
ff1が入力されるので、差動増幅器7は、 Vodd+|Voff1| を出力する加算器として動作する。また、差動増幅器8
の負極性入力端子は全てアースに接続され、正極性入力
端子には、MOSトランジスタM13を介してVeve
nが、MOSトランジスタM14を介してVoff1
が、MOSトランジスタM16を介してVoff2がそ
れぞれ入力されるので、差動増幅器8は、 Veven+|Voff1|+|Voff2| を出力する加算器として動作する。
【0022】次に、Voff1が正、Voff2が負の
場合を考える。この場合、暗時読み取りの際のマルチプ
レクサ9の出力の最大値をAD変換器10の基準値に合
わせるために、|Voff1|だけ減算しなければなら
ず、また、Voddの成分に|Voff2|だけ加算し
なければならない。そのため、CPU17は、制御信号
18がHIGH、制御信号19がLOWになるような制
御を行なう。このとき、アナログスイッチ群12、13
内のMOSトランジスタM3,M6,M9,M12,M
15,M16がオンになり、MOSトランジスタM2,
M5,M10,M11,M14,M17がオフになる。
これにより、差動増幅器7の負極性入力端子には、MO
SトランジスタM3を介してVoff1が入力されると
ともに、正極性入力端子にはMOSトランジスタM4を
介してVoddが入力されるので、差動増幅器7は、 Vodd−|Voff1| を出力する減算器として動作する。また、差動増幅器8
の負極性入力端子には、MOSトランジスタM9を介し
てVoff1が入力され、正極性入力端子には、MOS
トランジスタM13を介してVevenが、MOSトラ
ンジスタM16を介してVoff2がそれぞれ入力され
るので、差動増幅器8は、 Veven−|Voff1|+|Voff2| を出力する加減算器として動作する。
【0023】Voff1が負、Voff2が正の場合を
考える。この場合、暗時読み取りの際のマルチプレクサ
9の出力の最大値をAD変換器10の基準値に合わせる
ために、|Voff1|だけ加算しなければならず、ま
た、Voddの成分に|Voff2|だけ減算しなけれ
ばならない。そのため、CPU17は、制御信号18が
LOW、制御信号19がHIGHになるような制御を行
なう。このとき、アナログスイッチ群12、13内のM
OSトランジスタM2,M5,M10,M11,M1
4,M17がオンになり、MOSトランジスタM3,M
6,M9,M12,M15,M16がオフになる。これ
により、差動増幅器7の負極性入力端子は、MOSトラ
ンジスタM2を介してアースと接続され、正極性入力端
子にはMOSトランジスタM4を介してVoddが入力
され、またMOSトランジスタM5を介してVoff1
が入力されるので、差動増幅器7は、 Vodd+|Voff1| を出力する加算器として動作する。また、差動増幅器8
の負極性入力端子には、MOSトランジスタM11を介
してVoff2が入力され、正極性入力端子には、MO
SトランジスタM13を介してVevenが、MOSト
ランジスタM14を介してVoff1がそれぞれ入力さ
れるので、差動増幅器8は、 Veven+|Voff1|−|Voff2| を出力する加減算器として動作する。
【0024】さらに、Voff1、Voff2とも正の
場合、暗時読み取りの際のマルチプレクサ9の出力の最
大値をAD変換器10の基準値に合わせるために、|V
off1|だけ減算しなければならず、また、Vodd
の成分に|Voff2|だけ減算しなければならない。
そのため、CPU17は、制御信号18、制御信号19
ともHIGHになるような制御を行なう。このとき、ア
ナログスイッチ群12、13内のMOSトランジスタM
3,M6,M9,M11,M15,M17がオンにな
り、MOSトランジスタM2,M5,M10,M12,
M14,M16がオフになる。これにより、差動増幅器
7の負極性入力端子には、MOSトランジスタM3を介
してVoff1が入力されるとともに、正極性入力端子
にはMOSトランジスタM4を介してVoddが入力さ
れるので、差動増幅器7は、 Vodd−|Voff1| を出力する減算器として動作する。また、差動増幅器8
の負極性入力端子には、MOSトランジスタM9を介し
てVoff1が入力され、また、MOSトランジスタM
11を介してVoff2が入力され、正極性入力端子に
は、MOSトランジスタM13を介してVevenが入
力されるので、差動増幅器8は、 Veven−|Voff1|−|Voff2| を出力する減算器として動作する。
【0025】このように、制御信号18および19を切
り替えて、アナログスイッチ群12、13内のMOSト
ランジスタのオン/オフを切り替えることにより、差動
増幅器7および8における加減算を切り替えることがで
き、Veven,Voddの大小やVoff1の正負に
よる全ての場合について、偶数ビット成分と奇数ビット
成分の信号のレベル補正、および、マルチプレクサ5の
出力ダイナミックレンジとAD変換器6の入力ダイナミ
ックレンジを一致させることができる。
【0026】なお、上述の具体例では、MOSトランジ
スタによりアナログスイッチを構成したが、他の回路要
素を用いて構成することももちろん可能である。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、オフセット補正は、偶数ビット成分、奇数ビ
ット成分の各成分毎に1つずつ差動増幅器を用いるだけ
なので、消費電力を低減でき、また、両成分のオフセッ
トコントロールと、AD変換器の入力ダイナミックレン
ジのレベル差分の補正とを同時に行なうことができ、単
一電源で正、負両極性のオフセットデータを取り扱うこ
とが可能となる。また、オフセットコントロール回路自
体の動作周波数はAD変換器の動作周波数の1/2程度
でよいため、従来マルチプレクスした後にオフセットコ
ントロール回路を挿入していたのに比べ、設計も簡単に
なり、低価格のイメージセンサ画像信号処理回路を提供
することができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のイメージセンサ画像信号処理回路の
一実施例を示すブロック図である。
【図2】 本発明のイメージセンサ画像信号処理回路の
具体例を示す回路図である。
【図3】 従来のイメージセンサ画像信号処理回路を示
すブロック図である。
【図4】 従来のオフセットコントロール回路の一例を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1,2 センサ信号入力端子、3,4 サンプルホール
ド回路、5,6 ゲインコントロール回路、7,8 差
動増幅器、9 マルチプレクサ、10 AD変換器、1
1 ディジタル信号出力端子、12,13 アナログス
イッチ群、14,15 オフセットデータ、16 DA
変換器、17 CPU、18、19 制御信号、20
RAM、M1乃至M18 MOSトランジスタ、R1乃
至R12抵抗、IV1,IV2 インバータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イメージセンサのアナログ画像信号を複
    数のビット成分に分けて取り込みレベル調整を行なうイ
    メージセンサ画像信号処理回路において、オフセットデ
    ータを入力する差動増幅器の正極性入力端子または負極
    性入力端子のいずれかを選択する複数のアナログスイッ
    チ群と、各ビット成分毎に分けて取り込んだデータがそ
    れぞれ入力されまたアナログスイッチ群を介してオフセ
    ットデータが入力される複数の差動増幅器と、該複数の
    差動増幅器の出力を順次切り替え1つの出力信号とする
    マルチプレクサを有することを特徴とするイメージセン
    サ画像信号処理回路。
JP4321325A 1992-11-05 1992-11-05 イメージセンサ画像信号処理回路 Pending JPH06152950A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014199181A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 カヤバ工業株式会社 信号処理装置及び信号処理方法

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JP2014199181A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 カヤバ工業株式会社 信号処理装置及び信号処理方法

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