JP4016623B2 - 表示装置及び表示駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力表示データを表示するための表示装置及び表示データに応じた階調電圧を生成し表示パネルの表示素子に印加する表示駆動回路に係り、特に、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、EL(Electronic luminescence)ディスプレイ等の表示装置及びその表示駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術として、特開平10−240192号公報には、複数レベルの基準電圧をストリング抵抗によって抵抗分割することによって複数レベルの階調電圧群を生成し、入力表示データに応じて、生成された階調電圧群の中から1つを選択して出力する従来の液晶駆動回路が開示されている。そして、特開平10−240192号公報の基準電圧は、アンプを用いたバッファ回路により安定化されている。
【0003】
特開平10−301541号公報には、デジタル映像信号をデコーダで16階調レベルに変換し、各色のデコード出力を各階調レベルごとのORゲートを介してカウンタに入力し、各階調レベルが1水平走査期間に書き込まれる同数をカウントし、その度数に応じて選択スイッチによって電流源の1つを選択し、階調電圧出力バッファにそのバイアス電流として供給する階調電圧選択式の液晶駆動回路が開示されている。これにより、入力表示データに応じた必要最低限の駆動電流だけをその都度流すことができるため、高効率化を図ることができ、低消費電力化を実現できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開平10−240192号公報においては、どの階調電圧が全選択状態となっても駆動できるように、バッファ回路及びストリング抵抗にある一定の定常電流を流す。選択されない階調電圧に対しては、定常電流は不必要であるため、全てのバッファ回路及びストリング抵抗に常に一定の定常電流を流したのでは、効率が悪い。
【0005】
上記特開平10−301541号公報においては、表示データが連続して入力されるため、各階調電圧の選択度数を算出する動作を常に行う必要がある。このため、演算回路部分の消費電力が過大である。
【0006】
本発明の目的は、定常電流の効率化を図り又は動作周波数を低減することによって、消費電力を低減することが可能な表示装置及びその表示駆動回路を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、表示データを記憶するための表示メモリと、ライン毎の階調電圧の度数を記憶するヒストグラムメモリと、基準電圧に基づいて複数の階調電圧を生成しかつ前記複数の階調電圧の各々を生成するための回路の電流量が前記階調電圧の度数に応じて変化する階調電圧生成回路とを備える。
【0008】
又は、本発明は、表示パネルへ印加する階調電圧の各々の電流量を検出し、ライン毎の階調電圧の度数を算出する検出回路と、前記階調電圧の度数を記憶するヒストグラムメモリと、基準電圧に基づいて複数の階調電圧を生成し、かつ、前記複数の階調電圧の各々を生成するための回路の電流量が前記階調電圧の度数に応じて変化する階調電圧生成回路とを備える。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明における液晶駆動回路は、基準電圧を抵抗分割することで階調電圧群を生成し、入力表示データに応じて、生成した階調電圧群の中から1つを選択して出力する構成である。特徴としては、入力表示データを格納する表示メモリと、表示メモリから転送される任意の走査ラインの表示データから、その走査ライン上における各階調の表示度数(以下、ヒストグラムと呼ぶ)を検出するヒストグラム検出部と、全走査ライン分のヒストグラムデータを記憶するヒストグラムメモリと、ヒストグラムメモリから転送されるヒストグラムデータに応じ、バッファ回路とストリング抵抗に流れる定常電流を制御する階調電圧生成部を含む。
【0010】
上記構成おいて、本発明の液晶駆動回路は、各階調電圧の選択度数であるヒストグラムを予め求め、このデータに応じてバッファ回路とストリング抵抗に流れる定常電流を制御する。これにより、入力表示データに応じた必要最低限の駆動電流だけをその都度流すことができるため、高効率化を図ることができ、低消費電力化を実現できる。また、全ライン分のヒストグラムデータを記憶する手段を設けたことにより、表示メモリのデータを更新しない限りは、ヒストグラム検出の動作は不用となる。従って、回路の動作周波数を低減することが可能となり、低消費電力化を図ることができる。
<第1の実施の形態>
以下、図1から図10を用いて、本発明の一実施形態による液晶駆動回路の構成および動作について説明する。最初に、図1を用いて、本実施形態による液晶駆動回路の全体の構成を説明する。図1において、101は液晶駆動回路、102は電圧セレクタ部、103はラインラッチ、104は表示メモリ、105はヒストグラム検出部、106はヒストグラムメモリ、107はタイミング制御部、108は階調電圧生成部、109は階調電圧群、110は出力端子群、111はラッチデータ、112と113は表示データ、114と115はヒストグラムデータである。
【0011】
液晶表示装置100は、マトリックス状(例えば、M列N行)に画素(表示素子)が配列された液晶パネル121と、入力表示データに応じた階調電圧を液晶パネル121に印加する液晶駆動回路と、階調電圧を印加する画素のラインを走査する走査回路120と、CPU119とシステムメモリ118とデータバス117とを含む外部システム(例えば、コンピュータ、テレビチューナ等)からの表示データを入力するインタフェースとを備える。液晶表示装置100は、1つに液晶パネル121に対し、複数個の液晶駆動回路(例えば、LSI)、複数個の走査回路120(例えば、LSI)を備える。走査回路120は、タイミング制御部107によって生成されたタイミング信号に従って、画素のラインを選択する。
【0012】
本実施形態による液晶駆動回路101は、表示データを記憶する表示メモリ104と、表示メモリ104の出力する1ライン分の表示データ112を一時的に記憶するラインラッチ103と、表示メモリ104からシリアル出力される表示データ113を受けてヒストグラムを検出するヒストグラム検出部105と、ヒストグラム検出部105が生成するヒストグラムデータ114に応じて回路の定常電流量を制御すると同時に、各階調電圧を出力する階調電圧生成部108と、階調電圧生成部108の出力する階調電圧群109の中から1レベルをラインラッチ103の出力するラッチデータ111で選択して出力端子群110に出力する電圧セレクタ部102と、上記した各ブロックの動作タイミングを指示するためのタイミング信号群を生成するタイミング制御部107から構成される。
【0013】
次に本発明第1の実施の形態に係る、液晶駆動回路101の動作の概要について説明する。
【0014】
表示メモリ104には液晶パネル121の画素数分(例えば、M×N個)の表示データが記憶されている。例えば液晶パネル121の解像度が水平128ドット×RGB、垂直176ラインで、64階調262,144色の表示を行う場合、一画素あたり6ビットの情報を持ち、表示メモリの容量は405,504ビットである。表示内容を変更する場合にはCPU119等からデータバス117を介して表示メモリ104の表示データを更新する。表示メモリ104は、データバス117から表示データを直接受け取るため、入力回路の機能を果たす。通常、液晶駆動回路は、これらCPU119のアクセスとは非同期に表示動作を行っている。表示メモリ104を液晶駆動回路に持つことにより、表示データが更新されない間は液晶駆動回路が外部とのアクセスを行わないため、消費電力が削減される。そして、表示メモリ104からは、先頭の走査ラインから順番に1ライン分の表示データ112が読み出され、最終ラインの後は再び先頭ラインからの読み出しを繰り返す。この動作は、タイミング制御部107が読み出しアドレスを指定することで実現可能である。表示データ112はラインラッチ103に一時的に記憶される。通常、表示メモリ104に対して表示データ読出しアクセスとCPU119のアクセスは排他的であり、かつ非同期であるため、表示データ読出しアクセス時間をなるべく短くするためにラインラッチ103がある。そして、ラッチデータ111は電圧セレクタ部102に出力される。尚、タイミング制御部107は、液晶表示装置100内部で、液晶駆動回路101の外部に配置されてもよい。
【0015】
一方、表示メモリ104は、ヒストグラム検出部105に対し、タイミング制御部107で指定された走査ラインの表示データ113を、1画素あるいは数画素ずつシリアルで転送する。ここで、タイミング制御部107は、例えば電源投入後の最初の一回は全走査ライン分の表示データ、その後は、表示メモリ104の内容が書き換わった走査ライン上の表示データが転送されるように、メモリの読み出しアドレスを指示するものとする。
【0016】
ヒストグラム検出部105はこの表示データ113から階調を階級とした1ライン分のヒストグラムを検出する。つまり、ヒストグラムを検出することで、各階調の表示度数が判り、液晶パネル121のデータ線を何本駆動するかが判る。ヒストグラム検出部105で得られた1ライン分の各階調の度数は、ヒストグラムデータ114として出力される。ここでヒストグラムデータは、回路規模等を考慮して、例えば図9に示す様に、階調を幾つかのグループに分け、各グループ別の度数を検出しても良い。また、各グループのヒストグラムデータは、0から384(=水平128ドット×RGB)の値を取りえるため、9ビットのデータとなるが、回路規模等を考慮して、上位数ビットをヒストグラムデータ114として出力しても良い。
【0017】
次に、ヒストグラムメモリ106は、走査ライン別に設けた所定のアドレスに、ヒストグラムデータ114を格納する。ここで、所定のアドレスとは、ヒストグラムデータを検出した走査ラインの位置に相当し、アドレスの指定はタイミング制御部107が行うものとする。そして、ヒストグラムデータ115を先頭走査ラインから順番に読み出す。この動作における読み出しアドレスは、表示メモリ104から表示データ112を読み出す際のアドレスと一致しており、タイミング制御部107が指示するものとする。
【0018】
次に、階調電圧生成部108は、階調電圧群109を生成し、電圧セレクタ部102に出力する。ここで、階調電圧群109は、バッファ回路で安定化された基準電圧をストリング抵抗で抵抗分割することで生成されるが、バッファ回路のバイアス電流とストリング抵抗に流れる定常電流は、ヒストグラムデータ115に応じて変化する。例えば、ヒストグラムデータ115の値が大きければ、液晶パネル121のデータ線の駆動本数が多いため、バイアス電流量を多くすると共にストリング抵抗値を小さくして駆動能力を高める。逆にヒストグラムデータ115の値が小さければ、液晶パネル121のデータ線の駆動本数が少ないため、バイアス電流量を少なくすると共にストリング抵抗値を大きくして駆動能力を低める。
【0019】
電圧セレクタ部102では画素毎に、階調電圧群109のうち、1つの電圧レベルをラッチデータ111に従って選択する。選択した電圧レベルは出力端子群110に出力され、液晶パネル121のデータ線を駆動する。そして、液晶パネル121では、走査回路120が出力する走査信号と出力端子群110が出力する階調電圧に従い、走査するラインの画素に表示データに対応した表示がなされる。
【0020】
次に図2と図3を用いて、ヒストグラム検出部105の詳細な構成と動作について説明する。まず、ヒストグラム検出部105が出力するヒストグラムデータ114は、階調0−7、8−15、16−23、24−31、32−39、40−47、48−55、56−63を対象とした8つのグループに分けられ、各々4ビットの情報を有するものとする。また、表示データ113は、R(赤)、G(青)、B(緑)の3画素分を同時に表示メモリ104から読み出し、これを128サイクル繰り返して384画素の1ライン分データを読み出すものとする。ここで、各画素は各々6ビット(64階調)分の階調情報を表示メモリ104に格納しているが、実際に読み出すデータは上位3ビット分とした。この理由は、先に述べた8グループ振り分けの場合、上位3ビットで各グループのヒストグラムが検出可能なためである。
【0021】
図2において、201はデコーダ、202はアダー、203は計数回路、204はラッチ、205はアダー、206はラッチ、207はデコード信号、208は加算データ、209は積分データ、CL2はドットクロック、CL1はラインクロック、CLRはクリア信号であり、図1と同一要素は同一符号を用いている。まず、ヒストグラム検出部105は、表示データ113をデコードするデコード回路201と、デコード信号201の“H”の数を数えて加算データ208を生成するアダー202と、加算データ208を積分する計数回路203と、1ライン分の積分データ209上位4ビットをヒストグラムデータ114として保持するラッチ206から構成される。また、計数回路203は積分データ209をラッチするラッチ204と、ラッチしたデータと加算データ208を加算して積分データ209を生成するアダー205から構成される。
【0022】
つぎに、ヒストグラム検出部105の動作を図3を用いて説明する。ここでは、説明を簡略化するため表示データには階調0(上位3ビット=0)と階調63(上位3ビット=7)のみが含まれるものとする。まず、図3に示すように、ドットクロックCL2に従って表示メモリ104から表示データ113が読み出される。表示データ113のR、G、B、はそれぞれの対応するデコーダ201によって3ビットから8本のデコード信号207に変換される。デコード信号207はアダー202によって、それぞれの階調の加算データ208となる。図3に示すように、1サイクル目の表示データ113が“0”、“7”、“7”であるとき、デコーダ201によって表示データRはY0−7、表示データGはY56−63、表示データBはY56−63、が“H”となるため、階調0−7の加算データ208は“1”、階調56−63の加算データ208は“2”、その他の階調は全て“0”となる。本例では3画素が同時に読み出されるため、加算データ208は0から3の値を取りえる。このようにして加算データ208を生成して、図3に示すような表示データ113の場合、階調0−7の加算データ208は“1”、“2”、“3”、“0”、…、と続き、階調56−63の加算データ208は“2”、“1”、“0”、“3”、…、と続く。次に加算データ208は計数回路204によって積分される。計数回路203では、まず、ラッチ204をクリア信号CLRで“0”にクリアしておく。さらに、アダー205によってラッチ204のデータと加算データ208とを加算する。したがって図3に示すように階調0の1サイクル目の積分データ209は“1”、階調63の1サイクル目の積分データ209は“2”となる。次に2サイクル目では、まず1サイクル目の積分データ209をラッチ204でラッチし1サイクル遅らせる。1サイクル遅れた1サイクル目の積分データと2サイクル目の加算データ208とを1サイクル目と同様アダー205によって加算し、2サイクル目の積分データ209を生成する。したがって図3に示すように階調0の2サイクル目の積分データ209は“3”、階調63の2サイクル目の積分データ209は“3”となる。これを128サイクル分繰り返すことで、それぞれの階調について1ライン分の積分データすなわち各階調の度数がわかる。本例では最終的な階調0の積分データ209を“256”、階調63の積分データ209を“128”、とする。なお、本例では1ラインあたり384画素が読み出されるため、積分データ209は0から384の値を取りえる。したがって積分データ209は9ビットのデータとなる。次に積分データ209は、ラインクロックCL1によりラッチ206にラッチされ、ヒストグラムデータ114として出力される。なおラインクロックCL1は1ライン分の表示データ113を読み出し、1ライン分の積分データ209が確定した後にパルスが入力される。本例では図3に示すように、積分データ209の上位4ビットをラッチし、ヒストグラムデータ114とする。もちろん全ビットをラッチしてもかまわないが、回路規模等を考慮して上位数ビットをラッチするものでも低消費電力化は可能である。ここで、図3に示すように階調0−7の積分データ209は“256”であるため、ヒストグラムデータ114は“8h”(以下、添え字hは16進数を示す)、階調56−63の積分データ209は“128”であるため、ヒストグラムデータ114は“4h”となる。また、ラインクロックCL1でヒストグラムデータ114を生成した後、積分データ209は2ライン目の積分データを生成するために、ラッチ204をクリア信号CLRで“0”にクリアしておく。なお、CL1、CL2、CLRの各信号は、タイミング制御部107で生成され、転送されてくるものとする。以上説明したように、ヒストグラム検出部105は、表示データ113からヒストグラムを検出して各階調の表示本数に比例したヒストグラムデータ114を生成することが可能である。
【0023】
次にヒストグラムメモリ106の構成と動作を、図4を用いて説明する。図4において、401はライトライン制御部、402はリードライン制御部、403はメモリセル、404はラッチである。尚、メモリセルの容量は8グループ×4ビット×176ライン分とする。まず、ライトライン制御部401は、タイミング制御部から転送されるライトアドレスを受け、アドレスデータに一致したラインに“H”を出力する。例えば、アドレスデータが3hならば、図4におけるL3ラインに“H”を出力し、その他のラインには“L”を出力する。同様に、リードライン制御部402は、タイミング制御部から転送されるリードアドレスを受け、アドレスデータに一致したラインに“H”を出力する。例えば、アドレスデータが1hならば、図4におけるL1ラインに“H”を出力し、その他のラインには“L”を出力する。なお、ライトアドレスとは、ヒストグラムデータを検出した走査ラインに相当し、リードアドレスとは、表示メモリ104から表示データ112を読み出す際のアドレスに相当する。メモリセル403は、ライトイネーブルWE、リードイネーブルRE、データ入力D、データ出力Qの各端子を持ち、ライトイネーブルWEが“H”の時にデータ入力端子Dからデータを取り込んで格納し、リードイネーブルREが“H”の時にデータ出力端子Qから格納されたデータを出力する。そして、ラッチ404はメモリセル403から出力されるヒストグラムデータをCL1に同期してラッチし、ヒストグラムデータ115として出力する。以上の動作により、ヒストグラムメモリ106は、検出された各走査ラインのヒストグラムデータ114を格納可能であると共に、表示メモリ104から読み出される表示データのヒストグラムデータ115を、同じタイミングで出力することができる。ヒストグラムメモリ106は、全ライン分のヒストグラムデータ114を記憶してもよいし、全ラインに満たない複数のライン分のヒストグラムデータ114を記憶してもよい。
【0024】
次に、図5を用いて階調電圧生成部108の構成を説明する。図5において、501は基準電圧生成用のストリング抵抗部、502はバッファ回路、503は階調電圧生成用のストリング抵抗部、504はアダー、505はヒストグラムデータである。まず、ストリング抵抗501は、高電位電源電圧VDDと低電位電源電圧VSSとの間を分圧し、複数レベルの基準電圧(例えば、V0、V8、V16、V24、V32、V40、V48、V56、V64の9レベル)を生成する。バッファ回路502は、この基準電圧を低インピーダンスに変換して出力する。ストリング抵抗部503は、隣接レベルの基準電圧から中間レベルの階調電圧を生成する。例えば、各々の基準電圧間を8分割することで、64レベルの階調電圧V0−V63を生成する。
【0025】
次に、バッファ回路502の一つを例にとり、その動作を説明する。バッファ回路303には、基準電圧の他に、バイアス電圧Vbと、ヒストグラムデータ505が入力される。ヒストグラムデータ505は、各バッファ回路の影響する電圧範囲に対応しており、例えばV0のバッファ回路は階調電圧V0からV7に影響するため、HD0−7のヒストグラムデータが入力される。また、V8のバッファ回路は、階調電圧V1からV15に影響するため、HD0−7とHD8−15のヒストグラムデータをアダー504で加算し、その結果の上位4ビットがヒストグラムデータ505として入力される。
【0026】
次に図6を用いて、バッファ回路502の構成について説明する。図6において、MP1〜MP8はPMOSトランジスタ、MN1〜MN7はNMOSトランジスタ、SW1〜SW8はスイッチ、CPは位相補償用のキャパシタである。まず、PMOSトランジスタMP1とMP2のソース同士が接続され、さらに、PMOSトランジスタMP1のドレインとNMOSトランジスタMN1のドレインが接続され、PMOSトランジスタMP2のドレインとNMOSトランジスタMN2のドレインが接続される。NMOSトランジスタMN1とMN2はソースが低電位電源電圧VSSに接続される。また、NMOSトランジスタMN2のドレインとゲート及びNMOSトランジスタMN1のゲートが接続され、ダイナミック負荷として機能する。PMOSトランジスタMP3のソースは高電位電源電圧VDDに接続され、ドレインはPMOSトランジスタMP1とMP2のソースに接続される。PMOSトランジスタMP3のゲートはバイアス電圧Vbが接続され、MP3は定電流源として機能する。すなわち、PMOSドランジスタMP1〜MP3およびNMOSトランジスタMN1〜MN2で構成される回路は、PMOSトランジスタMP1のゲートを非反転入力、PMOSトランジスタMP2のゲートを反転入力、とする差動増幅段である。この差動増幅段の出力はPMOSトランジスタMP1のドレインであり、NMOSトランジスタMN3のゲートに接続する。NMOSトランジスタMN3のソースは低電位電源電圧VSSに接続され、ドレインはPMOSトランジスタMP4のドレインと接続し、PMOSトランジスタMP4のソースは高電位電源電圧VDDに接続され、ゲートはバイアス電圧Vbが接続され、MP4は定電流源として機能し、第1の出力増幅段が構成される。出力増幅段のNMOSトランジスタMN3のドレインが出力Voutであり、差動増幅段の反転入力に接続され、NMOSトランジスタMN3のゲートと出力Voutとの間に位相補償用のキャパシタCPを接続し、いわゆるボルテージフォロア型の演算増幅器を構成する。したがって出力電圧Voutは、入力電圧Vinと同電位になる。さらに、PMOSトランジスタMP5〜MP8のソースを高電位電源電圧VDDに接続し、各々のゲートをバイアス電圧Vbに接続し、スイッチSW1〜SW4を介して各々のドレインを出力Voutに接続する。また、NMOSトランジスタMN4〜MN7のソースを低電位電源電圧VSSに接続し、各々のゲートを差動増幅段の出力であるPMOSトランジスタMP1のドレインに接続し、スイッチSW5〜SW8を介して各々のドレインを出力Voutに接続する。スイッチSW1からSW8はヒストグラムデータ505により制御される。ヒストグラムデータ505の対応するビットがハイレベルならばスイッチはオンとなり、電流を流すことが可能となる。すなわち、PMOSトランジスタMP4およびNMOSトランジスタMN3で構成される第1の出力増幅段と同じく、PMOSトランジスタMP5およびNMOSトランジスタMN4は第2の出力増幅段、PMOSトランジスタMP6およびNMOSトランジスタMN5は第3の出力増幅段、PMOSトランジスタMP7およびNMOSトランジスタMN6は第4の出力増幅段、PMOSトランジスタMP8およびNMOSトランジスタMN7は第5の出力増幅段を構成しており、スイッチによってバイアス電流が制御される。ここで、出力増幅段の供給するバイアス電流量について説明する。まず、ヒストグラムデータ505が“0h”である場合、第2の出力増幅段から第5の出力増幅段のスイッチSW1〜SW8は全てオフとなり、これらの出力増幅段からはバイアス電流は供給されない。また、ヒストグラムデータ505が“1h”である場合、第2の出力増幅段のスイッチSW1、SW5がオンとなり、これらの出力増幅段からはバイアス電流を供給する。ここで、それぞれの出力増幅段は対応するヒストグラムデータ505のビット重みに比例したバイアス電流を流すように動作する。これにより、バッファ回路502のバイアス電流はヒストグラムデータ505にほぼ比例し、最小バイアス電流は最大バイアス電流の約1/16となる。なお、MOSトランジスタの場合、バイアス電流はトランジスタサイズに比例する。PMOSトランジスタMP5〜MP8のトランジスタサイズは1:2:4:8の比となればよい。同じく、NMOSトランジスタMN4〜MN7のトランジスタサイズは1:2:4:8の比となればよく、容易にバイアス電流値を決めることができる。
【0027】
次に、図7を用いてストリング抵抗部503の構成を説明する。図7はある2つの基準電圧間から階調電圧を生成する部分の構成を示したものであり、R1〜R5は抵抗、SW1〜SW4はスイッチである。スイッチSW1〜SW4はそれぞれヒストグラムデータ115のbit0〜bit3により制御される。例えば、ヒストグラムデータ115が“0h”である場合、スイッチSW1〜SW4は全てオフとなり、隣接する階調電圧間の合成抵抗値は、それぞれR1+R2+R3+R4+R5となる。同様に、ヒストグラムデータ115が“1h”である場合、スイッチSW1がオンとなり、隣接する階調電圧間の合成抵抗値は、それぞれR1+R3+R4+R5となる。ここで、R2〜R4の抵抗比を1:2:4:8にすることで、隣接する階調電圧間の抵抗値は、ヒストグラムデータ115にほぼ反比例した値となる。しがたって、本発明の目的である、入力表示データに応じて、必要最低限の駆動電流を流すことができるため、高効率化を図ることができる。
【0028】
次に、本実施形態による液晶駆動回路101の効果について図8を用いて説明する。図8(a)は液晶パネル121の表示イメージであり、後述の説明を簡略化するため、水平384画素で、垂直176ラインとし、1ライン目および3ライン目以降は全て階調63が表示されるものであり、2ライン目は全て階調0が表示されるものとする。また、階調0に対応する電圧をV0、階調63に対応する電圧をV63とする。図8(b)に、従来型の液晶駆動回路の動作を示す。なお、Vcsは液晶のデータ線負荷CSの両端電位差を示す。まず、1ライン目のVcsはV63である。そして、2ライン目にはVcsはV63からV0に充電される。このとき、各階調電圧を生成するバッファ回路、およびストリング抵抗の定常電流は一定(最大値)である。図8(c)は、本発明の主たる特徴であるヒストグラム検出部と、定常電流が調節可能な階調電圧生成部とを適用した、液晶駆動回路の動作を示す。図8(b)同様、2ライン目にはVcsはV63からV0に充電される。このとき、V0を生成するバッファ回路とストリング抵抗の定常電流は最大値をとり、それ以外の部分は最小値をとる。
【0029】
以上説明したように、表示データのヒストグラムに従って供給する電流量を調節して表示がなされるため、消費電力を大幅に削減することが可能となる。
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施形態による液晶駆動回路を、図10を用いて説明する。本実施形態は、回路規模を縮小したことに特徴を有しており、第1の実施の形態によるバッファ回路502の内部構成が異なるものである。図10に示すように、PMOSトランジスタMP1〜MP4、NMOSトランジスタMN1〜MN3および位相補償用キャパシタCPによるボルテージフォロア型の演算増幅器は、図6に示したものと同様の構成である。さらに、PMOSトランジスタMP5〜MP8のソースを高電位電源電圧VDDに接続し、スイッチSW1〜SW4を介して各々のゲートをバイアス電圧Vbあるいは高電位電源電圧VDDに二者択一で接続し、各々のドレインを出力Voutに接続する。また、NMOSトランジスタMN4〜MN7のソースを低電位電源電圧VSSに接続し、スイッチSW5〜SW8を介して各々のゲートを差動増幅段の出力であるPMOSトランジスタMP1のドレインあるいは低電位電源電圧VSSに二者択一で接続し、各々のドレインを出力Voutに接続する。スイッチSW1からSW8はヒストグラムデータ505により制御される。ヒストグラムデータ505の対応するビットがハイレベルならばスイッチはPMOSトランジスタのゲートはバイアス電圧Vb側に、NMOSトランジスタのゲートはPMOSトランジスタMP1のドレイン側に接続し、電流を流すことが可能となる。また、ヒストグラムデータ505の対応するビットがローレベルならばスイッチはPMOSトランジスタのゲートは高電位電源電圧VDD側に、NMOSトランジスタのゲートは低電位電源電圧VSS側に接続し、電流は流れない。すなわち、PMOSトランジスタMP4およびNMOSトランジスタMN3で構成される第1の出力増幅段と同じく、PMOSトランジスタMP5およびNMOSトランジスタMN4は第2の出力増幅段、PMOSトランジスタMP6およびNMOSトランジスタMN5は第3の出力増幅段、PMOSトランジスタMP7およびNMOSトランジスタMN6は第4の出力増幅段、PMOSトランジスタMP8およびNMOSトランジスタMN7は第5の出力増幅段、を構成しており、スイッチによって電流出力が制御されている。
【0030】
第1の実施の形態によるバッファ回路502の出力段の構成は、PMOSトランジスタおよびNMOSトランジスタと、出力Voutとの間にスイッチが設けられていた。スイッチには通常MOSスイッチが用いられる。所定の電流を出力するためには、スイッチのインピーダンスを下げる、すなわちMOSサイズを大きくする必要があり、回路規模が比較的大きかった。これに対し、本実施の形態によるバッファ回路502の出力段の構成はPMOSトランジスタおよびNMOSトランジスタが、出力Voutと直結であり、スイッチのインピーダンスと出力増幅段のインピーダンスは直接関係ない。スイッチはPMOSトランジスタおよびNMOSトランジスタのゲートに設けてあり、MOSサイズを小さくしても問題ない。
【0031】
以上説明したように、スイッチのサイズを小さくすることが可能であるため、回路規模を縮小することが可能となる。
<第3の実施の形態>
以下、本発明の第3の実施形態による液晶駆動回路を、図11を用いて説明する。本実施形態は、回路規模を縮小したことに特徴を有しており、第1および第2の実施の形態によるバッファ回路502の内部構成が異なるものである。
【0032】
図11に示すように、PMOSトランジスタMP1〜MP4、NMOSトランジスタMN1〜MN3および位相補償用キャパシタCPによるボルテージフォロア型の演算増幅器は、図6に示したものと同様の構成である。図6で示した第1の実施形態によるバッファ回路502は複数の出力増幅段で構成されていたが、図11に示す本実施形態によるバッファ回路502は1つの出力増幅段でよい。
また、第1の実施形態によるバッファ回路502ではバイアス電圧Vbの生成回路について特に詳しく説明しなかったが、PMOSトランジスタMP3〜MP8が定電流回路として動作するように、ある一定の電圧を生成するものであった。また、複数あるバッファ回路502に同じバイアス電圧Vbを供給していた。さらにまた、バッファ回路502は出力増幅段を切り替えることで、出力電流を変化させていた。本実施形態によるバッファ回路502は、バイアス電圧Vbの電位を切り替えることにより、PMOSトランジスタMP3〜MP4の出力電流を変化させることを特徴とする。また、各々のバッファ回路502は各々Vb生成回路1101を備え、各々異なるバイアス電圧Vbを供給する。
【0033】
次に具体的なVb生成回路1101の構成について説明する。図11において、MPbはPMOSトランジスタ、MNbはNMOSトランジスタ、R0〜R4は抵抗、SW1〜SW4はスイッチである。PMOSトランジスタMPbのソースは高電位電源電圧VDDに接続され、ゲートはドレインと接続される。NMOSトランジスタMNbのソースは低電位電源電圧VSSに接続され、ゲートはドレインと接続される。また、PMOSトランジスタMPbのドレインと、NMOSトランジスタMNbのドレインはR0〜R4で構成する直列抵抗を介して接続される。また、R0〜R3はそれぞれスイッチSW1〜SW4と並列接続される。さらに、スイッチSW1〜SW4はそれぞれヒストグラムデータ505によって制御される。なお、Vb生成回路1101は1つのバッファ回路502に1つずつ用意する。
【0034】
次にVb生成回路1101の動作について説明する。R0〜R4で構成する直列抵抗の合成抵抗はヒストグラムデータ505によって制御されている。ヒストグラムデータ505が“0h”のとき、スイッチSW1〜SW4は全てオフとなり、合成抵抗はR4+R3+R2+R1+R0となる。また、ヒストグラムデータ505が“Fh”のとき、スイッチSW1〜SW4は全てオンとなり、合成抵抗はR4となる。すなわち、ヒストグラムデータ505のデータの重みで抵抗値が変わり、ヒストグラムデータ505の値が低いとき、バイアス電圧Vbが高くなり、バッファ回路502のバイアス電流値が低くなる。また、ヒストグラムデータ505の値が高いとき、バイアス電圧Vbが低くなり、バッファ回路502のバイアス電流値が高くなる。
【0035】
以上説明したように、MOSトランジスタおよびスイッチの数を小さくすることが可能であるため、回路規模を縮小することが可能となる。
<第4の実施の形態>
以下、本発明の第4の実施形態による液晶駆動回路を、図12および図13を用いて説明する。本実施形態は、表示メモリからの表示データをシリアル読出することなく、ヒストグラム検出を行うことを特徴とする。これを実現するため、階調電圧を流れる電流を検出し、これをデジタルのヒストグラムデータに変換する期間を1水平走査期間内に設け、1水平走査期間の残りの期間で階調電圧生成部の定常電流を制御することにした。
【0036】
まず本実施形態による液晶駆動回路101の構成について説明する。図12において、1201は選択回路、1202は定電流源、1203はA/Dコンバータ、1204はラッチ、SW10〜SW11はスイッチ、Rは抵抗、CL11はラッチクロックである。なお、本発明第1の実施の形態と同一要素は同一符号であり、同じ動作を行う。SW10は電圧セレクタ部102出力と定電流源1202のどちらかを出力端子群110に接続するためのスイッチ、SW11は階調電圧生成部108出力と抵抗Rを介した高電位電源電圧VDDのどちらかを階調電圧群109に接続するためのスイッチであり、A/Dコンバータ1203は階調電圧群109の電圧値をデジタルデータに変換し、ラッチ1204はA/Dコンバータ1203のデジタル出力をラッチする手段である。
【0037】
次に本実施形態による液晶駆動回路101の動作について図12および図13を用いて説明する。第1の実施の形態による液晶駆動回路101と同様、表示メモリ104から出力された表示データ112は、一旦ラインラッチ103に記憶され、ラッチデータ111が出力される。また、ラッチデータ111にしたがって電圧セレクタ部102において所定の階調電圧が選択され、出力される。このとき、クロックCL1のハイレベル期間をヒストグラム検出期間とし、スイッチSW10は定電流源1202を出力端子110に接続する。さらに、スイッチSW11は抵抗Rを介した高電位電源電圧VDDを階調電圧群109に接続する。したがって階調電圧群109にはラッチデータ111が選択する各階調電圧の本数分の定電流源1202が接続され、階調電圧群109の各々は選択された本数分に比例した電位に遷移する。例えば図13に示すように階調電圧V0の度数が256のとき、階調電圧群109の階調電圧V0の電位は、並列に接続した256個の定電流源1202と、抵抗Rによって決定される電位になる。そして、階調電圧群109の電位をA/Dコンバータでデジタルデータへと変換する。階調電圧群109の電位が十分に安定したところで、クロックCL11によりラッチ1204に取り込む。ラッチしたデジタルデータはヒストグラムデータ115として階調電圧生成部108に出力する。ラッチ1204への取り込み終了後速やかにCL1はローレベルになり、電圧セレクタ部102の出力を出力端子群110に接続し、階調電圧生成部108の出力を階調電圧群109に接続して、適切に電流増幅された階調電圧を出力端子群110へと出力する。
【0038】
本実施形態による液晶駆動回路は表示メモリから表示データをシリアル読出しする必要がないため、この動作に係る消費電力を削減することが可能である。
<第5の実施の形態>
以下、本発明の第5の実施形態による液晶駆動回路を、図14〜図16を用いて説明する。本実施形態は、ヒストグラム検出を液晶駆動回路の代わりに外部のCPU119側で行うことを特徴とする。表示メモリ104に表示データを書き込むのはCPU119であり、当然書き込んだ内容を知ることが可能である。例えば表示メモリに書き込む表示データをシステムメモリ118に記憶しておけば内容を知ることは容易である。したがってCPU119は表示データからヒストグラムを検出することが可能である。従って、本発明第5の実施形態を実現させるためには、CPU119はライン毎のヒストグラムデータを全ライン分ヒストグラムメモリ106に格納する動作を行えば良い。なお、ヒストグラムメモリ106は、本発明第1の実施形態と同様の構成で良く、メモリ機能として必要な制御信号は、全てCPU119から転送すれば良い。なお、図15に示すように、ヒストグラムメモリ106を廃止し、ヒストグラムデータを表示メモリの一部に記憶させる構成を用いても良い。更には、図16に示すように、ヒストグラムメモリ106を廃止し、CPU119がライン毎のヒストグラムデータを階調電圧生成部108に直接出力する構成を用いても良い。なお、表示データとヒストグラムデータとを同期させるため、CPU119は液晶駆動回路が生成する水平同期信号および垂直同期信号に同期してヒストグラムデータを出力する、あるいは、CPU119が水平同期信号および垂直同期信号を生成してヒストグラムデータを出力し、液晶駆動回路はこの水平同期信号および垂直同期信号に同期して動作する必要がある。
【0039】
本実施形態による液晶駆動回路は液晶駆動回路内でヒストグラム検知を行う必要がなく、また、ヒストグラムデータを記憶する必要がないため、回路規模を削減することが可能である。
<第6の実施の形態>
以下、本発明の第6の実施形態による液晶駆動回路を、図17〜図20を用いて説明する。本実施形態は、ヒストグラムデータを液晶パネル121の負荷に合わせて変換することに特徴を有しており、第1の実施の形態におけるヒストグラム検出部を拡張したものである。
【0040】
まず本実施形態による液晶駆動回路101のヒストグラム検出部105の構成について説明する。図17において、1701はアダー、OFSはオフセットデータであり、その他の構成要素は、本発明第1の実施形態の液晶駆動回路と同一要素であり、図2と同一の符号としている。本実施形態のヒストグラム検出部105は、第1の実施の形態のヒストグラム検出部105の出力データに、さらにオフセットデータOFSを加えたものである。
【0041】
次にヒストグラム検出部105の動作について説明する。前述したように、ヒストグラム検出部105ではドットクロックCL2に従って表示メモリ104から表示データ113が読み出され、表示データ113のR、G、B、はそれぞれの対応するデコーダ201によって3ビットから8本のデコード信号207に変換され、デコード信号207はアダー202によって、それぞれの階調の加算データ208となり、計数回路203によって積分され、ラインクロックCL1によってラッチ206にラッチされる。本実施形態のヒストグラム検出部105では、ラッチしたデータにオフセットデータOFSを加算してヒストグラムデータ114とする。本例では図3で示したように、積分データの上位4ビットをラッチし、ヒストグラムデータ114とする。もちろん全ビットをラッチするものでもかまわない。このように表示データ113からヒストグラムを解析して各階調の表示本数に比例したヒストグラムデータ114を生成することが可能である。ここで、オフセットデータOFSについて説明する。図18に示すように、オフセットデータOFSが“0h”である場合、ヒストグラムデータはラッチ309のラッチデータと同じであり、度数0〜31のときヒストグラムデータは“0h”、度数384のときヒストグラムデータは“Ch”となる。このとき仮に“0h”のとき定常電流量が10μA、“1h”毎に10μA増加して、“Ch”のとき定常電流量が130μAで液晶パネル121(負荷)を駆動するものとする。この液晶パネル121の負荷よりも小さい液晶パネル121が接続されたときは、充放電期間が短くなるだけで十分に駆動できるが、負荷がより大きい液晶パネル121が接続された場合には、充放電期間が長くなり、所定の電圧レベルに到達しない場合もありえる。そこで、例えば1.2倍の負荷を持つ液晶パネル121が接続された場合には、オフセットデータOFSを例えば“3h”に設定することにした。この場合、度数0〜31のときヒストグラムデータは“3h”、度数384のときヒストグラムデータは“Fh”となる。定常電流はヒストグラムデータに比例するため、“3h”のとき定常電流量は40μA、“Fh”のとき定常電流量が160μAとなる。この値は、130μA(元々の最大電流量)×1.2(液晶の負荷増大率)=156μAよりも大きいため、十分に駆動することができる。このように、負荷が大きい場合オフセットデータOFSの値を大きくし、出力電流を増やして駆動することで表示がなされる。本例では、ヒストグラムデータを4ビットとして説明したが、5ビットとすればオフセットデータOFSは最大“13h”まで設定可能であるため、さらに種々の液晶パネル121に対応することが可能である。
【0042】
同様な効果を実現するその他の構成として、バッファ回路に入力されるバイアス電圧を調整する方法が考えられる。以下、この方法について、図19および図20を用いて説明する。
【0043】
まず図19において、バッファ回路は図6で示した本発明第1の実施の形態、Vb生成回路1101は図11に示した第3の実施の形態と基本的に同じ構成である。ただし、第3の実施の形態では1つのバッファ回路501につき1つずつVb生成回路1101を備えていたが、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に各バッファ回路に共通で1つだけ備えるものとする。また、バイアス電圧Vbを制御するのは、ヒストグラムデータ115であったが、本実施の形態ではゲインデータGINとする。
【0044】
次にVb生成回路1101の動作について説明する。R0〜R4で構成する直列抵抗の合成抵抗はゲインデータGINによって制御されている。ゲインデータGINが“0h”のとき、スイッチSW1〜SW4は全てオフとなり、合成抵抗はR4+R3+R2+R1+R0となる。また、ゲインデータGINが“Fh”のとき、スイッチSW1〜SW4は全てオンとなり、合成抵抗はR4となる。すなわち、ゲインデータGINのデータの重みで抵抗値が変わり、ゲインデータGINの値が低いとき、バイアス電圧Vbが高くなり、バッファ回路501のバイアス電流が低くなる。また、ゲインデータGINの値が高いとき、バイアス電圧Vbが低くなり、バッファ回路502のバイアス電流が高くなる。ここで、ゲインデータGINは、その値が1増える毎にバッファ回路501のバイアス電流が0.125倍加算されるように抵抗R0〜R4を設定しているものとする。例えば“7h”を1倍として基準に考え、“9h”を1.25倍とすると、それぞれ図20に示す定常電流値となり、先に述べたオフセットデータOFSを加算する方法と、類似の効果がある。したがって、負荷が大きい場合ゲインデータGINの値を大きくし、バイアス電流を増やして駆動することが可能である。
【0045】
なお、オフセットデータOFSとゲインデータGINは、それぞれ液晶駆動回路101の端子設定、あるいはCPU119から設定情報を転送し、これを記憶するレジスタを設けることにより、生成可能である。また、上記したオフセットデータOFSとゲインデータGINを設定する方法は、組み合わせて使用することも可能である。
<第7の実施の形態>
以下、本発明の第7の実施形態による液晶駆動回路を、図21〜24を用いて説明する。本実施形態は、第6の実施の形態による液晶駆動回路をさらに低消費電力化することを目的に、充放電期間に比べて安定期間の定常電流値を低くすることを特徴とする。
【0046】
本実施形態による液晶駆動回路101の構成は、図17または図19に示した第6の実施の形態の液晶駆動回路101と同じ構成である。第6の実施の形態と異なる点は、オフセットデータOFSまたはゲインデータGINの与え方だけである。
【0047】
まずは、図21を用いてオフセットデータOFSの与え方を説明する。第6の実施の形態で例にあげたように、バッファ回路502は、ヒストグラムデータが“0h”のとき定常電流量が10μA、“1h”毎に10μA増加して、“Ch”のとき定常電流量が130μAになるものとする。そして、ある階調のヒストグラムデータが、“5h”“Ch”“0h”とクロックCL1に同期して変化すると仮定する。この時、オフセットデータOFSは充放電期間であるラインの最初の期間だけ“3h”安定期間は“0h”となるように動作させる。したがって、ヒストグラムデータが“5h”の時には、充放電期間において90μA、安定期間においては60μAとなる。すなわち第6の実施の形態で説明したような、負荷の大きな液晶パネル121では、充放電期間だけ必要な電流を出力し、安定期間では負荷の小さい液晶パネル121を駆動する時の電流しか流さない。安定期間では液晶パネル121はほとんど電流を消費しないので、出力電流を抑えても問題ない。さらに、オフセットデータOFSに負数を用いても良い。ただし、図17に示したアダー1701は負数の加算に対応しなければならない。また、バッファ回路502は0以上の整数にしか対応しないため、アダー1701の加算結果が負数になる場合は0に丸める必要がある。この例を図22に示す。オフセットデータOFSは充放電期間であるラインの最初の期間だけ“3h”安定期間は“−Fh”となるように動作させる。したがって、ヒストグラムデータが“5h”の時には、充放電期間において90μA、安定期間においてはアダー310による加算結果が負数になり0に丸められるため、電流は10μAとなる。安定期間では液晶パネル121はほとんど電流を消費しないので、この場合にも出力電流を抑えても問題ない。
【0048】
以上に示したように、本実施の形態による液晶駆動回路101のオフセットデータOFSの動作により、消費電力を削減することが可能である。
【0049】
次に、図23を用いてゲインデータGINの与え方を説明する。まず、ある階調のヒストグラムが、“5h”“Ch”“0h”とクロックCL1に同期して変化するものとする。そして、ゲインデータGINは充放電期間であるラインの最初の期間だけ“9h”安定期間は“7h”となるように動作させる。したがって、度数が“5h”の時には、充放電期間において75μA、安定期間においては60μAとなる。すなわち第6の実施の形態で説明したような、負荷の大きな液晶パネル121では、充放電期間だけ必要な電流を出力し、安定期間では負荷の小さい液晶パネル121を駆動する時の電流しか流さない。安定期間では液晶パネル121はほとんど電流を消費しないので、出力電流を抑えても問題ない。
【0050】
さらに、ゲインデータGINを最小値にして用いても良い。この例を図24に示す。ゲインデータGINは充放電期間であるラインの最初の期間だけ“9h”安定期間は“0h”となるように動作させる。したがって、ヒストグラムデータが“5h”の時には、充放電期間において75μA、安定期間においては標準に対し0.125倍になるため、電流は7.5μAとなる。安定期間では液晶パネル121はほとんど電流を消費しないので、この場合にも出力電流を抑えても問題ない。
【0051】
以上に示したように、本実施の形態による液晶駆動回路101のゲインデータGINの動作により、消費電力を削減することが可能である。
【0052】
なお、上記したオフセットデータOFTとゲインデータGINの切換方式は、組み合わせて使用することも可能である。
【0053】
本発明は以上に示した実施の形態に限定されるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、図6で説明したバッファ回路はPMOSトランジスタをソースペア結合したものであったが、NMOSトランジスタをソースペア結合したバッファ回路でも、同様に、表示データをヒストグラム検出して、階調電圧生成部の出力電流量に反映すれば、低消費電力を実現することが可能である。また、本発明第7の実施形態で示した1水平走査期間における定常電流の切換方法も、オフセットデータOFTやゲインデータGINによる方法以外で実現しても良く、また、本発明のメインであるヒストグラムを用いた定常電流制御とは別に、単独で実施しても良い。
【0054】
さらに、本実施の形態は液晶パネルを例に説明したが、これに限られる訳ではなく、例えば有機ELパネルや、プラズマディスプレイ等にも適用可能である。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、定常電流の効率化を図り又は動作周波数を低減することによって、消費電力を低減することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る液晶駆動回路の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るヒストグラム検出部の構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るヒストグラム検出部の動作を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るヒストグラムメモリの構成を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る階調電圧生成部の構成を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係るバッファ回路の構成を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施形態に係るストリング抵抗部の構成を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施形態に係る液晶駆動回路の消費電力低減効果を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施形態に係るヒストグラムを示す図である。
【図10】本発明の第2の実施形態に係るバッファ回路を示す図である。
【図11】本発明の第3の実施形態に係るバッファ回路を示す図である。
【図12】本発明の第4の実施形態に係る液晶駆動回路の概略構成を示す図である。
【図13】本発明の第4の実施形態に係るヒストグラム検出部の動作を示す図である。
【図14】本発明の第5の実施形態に係る液晶駆動回路の概略構成を示す図である。
【図15】本発明の第5の実施形態に係る液晶駆動回路の概略構成を示す図である。
【図16】本発明の第5の実施形態に係る液晶駆動回路の概略構成を示す図である。
【図17】本発明の第6の実施形態に係るヒストグラム検出部を示す図である。
【図18】本発明の第6の実施形態に係るヒストグラム検出部と、階調電圧生成部の効果を示す図である。
【図19】本発明の第6の実施形態に係る階調電圧生成部を示す図である。
【図20】本発明の第6の実施形態に係る階調電圧生成部の効果を示す図である。
【図21】本発明の第7の実施形態に係るヒストグラム検出部と、階調電圧生成部の動作および効果を示す図である。
【図22】本発明の第7の実施形態に係るヒストグラム検出部と、階調電圧生成部のその他の動作および効果を示す図である。
【図23】本発明の第7の実施形態に係る階調電圧生成部の動作および効果を示す図である。
【図24】本発明の第7の実施形態に係る階調電圧生成部のその他の動作および効果を示す図である。
【符号の説明】
101…液晶駆動回路、102…電圧セレクタ部、103…1ラインラッチ、104…表示メモリ、105…ヒストグラム検出部、106…ヒストグラムメモリ、107…タイミング制御部、108…階調電圧生成部、109…階調電圧群、110…出力端子群、111…ラッチデータ、112…表示データ、113…表示データ、114…ヒストグラムデータ、115…ヒストグラムデータ。

Claims (28)

  1. 表示パネルの複数の画素部毎に前記表示パネルへ、表示データに応じた階調電圧を印加するための表示駆動装置において、
    前記表示データを記憶するための表示メモリ
    前記複数の画素部毎の前記階調電圧の度数を記憶するヒストグラムメモリと、
    基準電圧に基づいて複数の階調電圧を生成し、かつ、前記複数の階調電圧の各々を生成するための回路の電流量が前記階調電圧の度数に応じて変化する階調電圧生成回路と、
    前記複数の階調電圧から、前記複数の画素部の各々へ印加するための階調電圧を選択する選択回路とを備え
    前記階調電圧生成回路は、前記基準電圧を分圧し、かつ、前記階調電圧の度数が多くなるに従って抵抗値が小さくなる抵抗を含む表示駆動装置。
  2. 前記ヒストグラムメモリは、前記表示メモリに記憶された表示データ分の前記階調電圧の度数を記憶する請求項1に記載の表示駆動装置。
  3. 前記表示メモリは、前記表示パネルの全画素部の前記表示データを記憶する請求項2に記載の表示駆動装置。
  4. 前記ヒストグラムメモリは、前記表示パネルの全画素部の前記階調電圧の度数を記憶する請求項1に記載の表示駆動装置。
  5. 前記ヒストグラムメモリは、当該表示駆動装置の外部から前記階調電圧の度数に関するヒストグラムデータの入力を受ける請求項1に記載の表示駆動装置。
  6. 前記表示メモリから前記表示データをシリアルに読み出し、前記階調電圧の度数を検出する検出回路を備えた請求項1に記載の表示駆動装置。
  7. 前記階調電圧生成回路は、前記階調電圧の度数が多い階調電圧を生成するための回路の電流量が、前記階調電圧の度数が少ない階調電圧を生成するための回路の電流量よりも大きい請求項1に記載の表示駆動装置。
  8. 前記階調電圧生成回路は、前記階調電圧の度数が多くなる従って、前記電流量が増加する請求項1に記載の表示駆動装置。
  9. 前記階調電圧生成回路は、前記基準電圧のインピーダンスを変換し、かつ、前記階調電圧の度数が多くなるに従って出力電流量が大きくなるバッファ回路を含む請求項1に記載の表示駆動装置。
  10. 前記バッファ回路は、複数の電流源と、前記階調電圧の度数に応じて前記電流源へ供給する電流量を切り替える切替回路とを含む請求項9に記載の表示駆動装置。
  11. 表示パネルの複数の画素部毎に前記表示パネルへ、表示データに応じた階調電圧を印加するための表示駆動装置において、
    前記表示データを記憶するための表示メモリと、
    前記複数の画素部毎の前記階調電圧の度数を記憶するヒストグラムメモリと、
    基準電圧に基づいて複数の階調電圧を生成し、かつ、前記複数の階調電圧の各々を生成するための回路の電流量が前記階調電圧の度数に応じて変化する階調電圧生成回路と、
    前記複数の階調電圧から、前記複数の画素部の各々へ印加するための階調電圧を選択する選択回路とを備え、
    前記階調電圧生成回路は、前記基準電圧のインピーダンスを変換し、かつ、前記階調電圧の度数が多くなるに従って出力電流量が大きくなるバッファ回路を含み、
    前記バッファ回路は、電圧によって電流量が変化する複数の電流源と、前記階調電圧の度数に応じて前記電流源に印加する電圧を切り替える切替回路とを含む表示駆動装置。
  12. 表示パネルの複数の画素部毎に前記表示パネルへ、表示データに応じた階調電圧を印加するための表示駆動装置において、
    前記表示データを記憶するための表示メモリと、
    前記複数の画素部毎の前記階調電圧の度数を記憶するヒストグラムメモリと、
    基準電圧に基づいて複数の階調電圧を生成し、かつ、前記複数の階調電圧の各々を生成するための回路の電流量が前記階調電圧の度数に応じて変化する階調電圧生成回路と、
    前記複数の階調電圧から、前記複数の画素部の各々へ印加するための階調電圧を選択する選択回路とを備え、
    前記階調電圧生成回路は、前記複数の画素部毎の前記階調電圧を前記表示パネルへ印加するための1走査期間内の第1の期間に、前記複数の階調電圧の各々を生成するための回路の電流量を大きくし、前記1走査期間内の第2の期間に、前記複数の階調電圧の各々を生成するための回路の電流量を小さくする表示駆動装置。
  13. 表示パネルの複数の画素部毎に前記表示パネルへ、表示データに応じた階調電圧を印加するための表示駆動装置において、
    前記表示データを記憶するための表示メモリと、
    前記複数の画素部毎の前記階調電圧の度数を記憶するヒストグラムメモリと、
    基準電圧に基づいて複数の階調電圧を生成し、かつ、前記複数の階調電圧の各々を生成するための回路の電流量が前記階調電圧の度数に応じて変化する階調電圧生成回路と、
    前記複数の階調電圧から、前記複数の画素部の各々へ印加するための階調電圧を選択する選択回路とを備え、
    前記階調電圧の度数は、前記表示データの上位mビットによって生成される表示駆動装置。
  14. 表示パネルの複数の画素部毎に前記表示パネルへ、表示データに応じた階調電圧を印加するための表示駆動装置において、
    前記表示データの入力を受ける入力回路と、
    前記表示パネルへ印加する階調電圧の各々の電流量を検出し、前記複数の画素部毎の階調電圧の度数を算出する検出回路と、
    前記階調電圧の度数を記憶するヒストグラムメモリと、
    基準電圧に基づいて複数の階調電圧を生成し、かつ、前記複数の階調電圧の各々を生成するための回路の電流量が前記階調電圧の度数に応じて変化する階調電圧生成回路と、
    前記複数の階調電圧から、前記複数の画素部の各々へ印加するための階調電圧を選択する選択回路とを備え、
    前記掲出回路は、前記複数の画素部毎の前記階調電圧を前記表示パネルへ印加するための1走査期間内の第1の期間に、前記階調電圧の各々の電流量を検出し、
    前記階調電圧生成回路は、前記1走査期間内の第2の期間に、前記複数の階調電圧の各々を生成するための回路の電流量を制御する表示駆動装置。
  15. 表示データを表示するための表示装置において、
    マトリックス状に配列された画素部を有する表示パネルと、
    前記画素部のラインを選択する走査回路と、
    前記表示データを記憶するための表示メモリと、
    前記ライン毎の階調電圧の度数を記憶するヒストグラムメモリと、
    基準電圧に基づいて複数の階調電圧を生成しかつ前記複数の階調電圧の各々を生成する ための回路の電流量が前記階調電圧の度数に応じて変化する階調電圧生成回路と、
    前記複数の階調電圧から、前記複数の画素部の各々へ印加するための階調電圧を選択する選択回路とを備え、
    前記階調電圧生成回路は、前記基準電圧を分圧し、かつ、前記階調電圧の度数が多くなるに従って抵抗値が小さくなる抵抗を含む表示装置。
  16. 前記ヒストグラムメモリは、前記表示メモリに記憶された表示データ分の前記階調電圧の度数を記憶する請求項15に記載の表示装置。
  17. 前記表示メモリは、前記表示パネルの全ラインの前記表示データを記憶する請求項16に記載の表示装置。
  18. 前記ヒストグラムメモリは、前記表示パネルの全ラインの前記階調電圧の度数を記憶する請求項15に記載の表示装置。
  19. 前記ヒストグラムメモリは、当該表示駆動装置の外部から前記階調電圧の度数に関するヒストグラムデータの入力を受ける請求項15に記載の表示装置。
  20. 前記表示メモリから前記表示データをシリアルに読み出し、前記階調電圧の度数を検出する検出回路を備えた請求項15に記載の表示装置。
  21. 前記階調電圧生成回路は、前記階調電圧の度数が多い階調電圧を生成するための回路の電流量が、前記階調電圧の度数が少ない階調電圧を生成するための回路の電流量よりも大きい請求項15に記載の表示装置。
  22. 前記階調電圧生成回路は、前記階調電圧の度数が多くなる従って、前記電流量が増加する請求項15に記載の表示装置。
  23. 前記階調電圧生成回路は、前記基準電圧のインピーダンスを変換し、かつ、前記階調電圧の度数が多くなるに従って出力電流量が大きくなるバッファ回路を含む請求項15に記載の表示装置。
  24. 前記バッファ回路は、複数の電流源と、前記階調電圧の度数に応じて前記電流源へ供給する電流量を切り替える切替回路とを含む請求項23に記載の表示装置。
  25. 表示データを表示するための表示装置において、
    マトリックス状に配列された画素部を有する表示パネルと、
    前記画素部のラインを選択する走査回路と、
    前記表示データを記憶するための表示メモリと、
    前記ライン毎の階調電圧の度数を記憶するヒストグラムメモリと、
    基準電圧に基づいて複数の階調電圧を生成しかつ前記複数の階調電圧の各々を生成するための回路の電流量が前記階調電圧の度数に応じて変化する階調電圧生成回路と、
    前記複数の階調電圧から、前記複数の画素部の各々へ印加するための階調電圧を選択する選択回路とを備え、
    前記階調電圧生成回路は、前記基準電圧のインピーダンスを変換し、かつ、前記階調電圧の度数が多くなるに従って出力電流量が大きくなるバッファ回路を含み、
    前記バッファ回路は、電圧によって電流量が変化する複数の電流源と、前記階調電圧の度数に応じて前記電流源に印加する電圧を切り替える切替回路とを含む表示装置。
  26. 表示データを表示するための表示装置において、
    マトリックス状に配列された画素部を有する表示パネルと、
    前記画素部のラインを選択する走査回路と、
    前記表示データを記憶するための表示メモリと、
    前記ライン毎の階調電圧の度数を記憶するヒストグラムメモリと、
    基準電圧に基づいて複数の階調電圧を生成しかつ前記複数の階調電圧の各々を生成するための回路の電流量が前記階調電圧の度数に応じて変化する階調電圧生成回路と、
    前記複数の階調電圧から、前記複数の画素部の各々へ印加するための階調電圧を選択する選択回路とを備え、
    前記階調電圧生成回路は、前記走査回路の1走査期間内の第1の期間に、前記複数の階調電圧の各々を生成するための回路の電流量を大きくし、前記1走査期間内の第2の期間に、前記複数の階調電圧の各々を生成するための回路の電流量を小さくする表示装置。
  27. 表示データを表示するための表示装置において、
    マトリックス状に配列された画素部を有する表示パネルと、
    前記画素部のラインを選択する走査回路と、
    前記表示データを記憶するための表示メモリと、
    前記ライン毎の階調電圧の度数を記憶するヒストグラムメモリと、
    基準電圧に基づいて複数の階調電圧を生成しかつ前記複数の階調電圧の各々を生成するための回路の電流量が前記階調電圧の度数に応じて変化する階調電圧生成回路と、
    前記複数の階調電圧から、前記複数の画素部の各々へ印加するための階調電圧を選択する選択回路とを備え、
    前記階調電圧の度数は、前記表示データの上位mビットによって生成される表示装置。
  28. 表示データを表示するための表示装置において、
    マトリックス状に配列された画素部を有する表示パネルと、
    前記画素部のラインを選択する走査回路と、
    前記表示パネルへ印加する階調電圧の各々の電流量を検出し、前記ライン毎の階調電圧の度数を算出する検出回路と、
    前記階調電圧の度数を記憶するヒストグラムメモリと、
    基準電圧に基づいて複数の階調電圧を生成し、かつ、前記複数の階調電圧の各々を生成するための回路の電流量が前記階調電圧の度数に応じて変化する階調電圧生成回路と、
    前記複数の階調電圧から、前記複数の画素部の各々へ印加するための階調電圧を選択する選択回路とを備え、
    前記検出回路は、前記走査回路の1走査期間内の第1の期間に、前記階調電圧の各々の電流量を検出し、
    前記階調電圧生成回路は、前記1走査期間内の第2の期間に、前記複数の階調電圧の各々を生成するための回路の電流量を制御する表示装置。
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