JP3490961B2 - 繊維状品が低減された粉末状カルボキシメチルセルロースナトリウムおよびその製造方法 - Google Patents
繊維状品が低減された粉末状カルボキシメチルセルロースナトリウムおよびその製造方法Info
- Publication number
- JP3490961B2 JP3490961B2 JP2000233535A JP2000233535A JP3490961B2 JP 3490961 B2 JP3490961 B2 JP 3490961B2 JP 2000233535 A JP2000233535 A JP 2000233535A JP 2000233535 A JP2000233535 A JP 2000233535A JP 3490961 B2 JP3490961 B2 JP 3490961B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cmc
- weight
- powdered
- fibrous
- less
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉末状カルボキシ
メチルセルロースナトリウム(以下、「CMC−Na」
という。)に混在する繊維状品が低減された粉末状CM
C−Naの製造方法および該方法により製造された粉末
状CMC−Naに関する。
メチルセルロースナトリウム(以下、「CMC−Na」
という。)に混在する繊維状品が低減された粉末状CM
C−Naの製造方法および該方法により製造された粉末
状CMC−Naに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に粉末状CMC−Naは、セルロ
ース質の原材料をカルボキシメチル化することにより得
られ、最終製品とするときは、乾燥し、粉砕したのち、
所定の粒度(粒子径)に合致させるために篩を通す。
ース質の原材料をカルボキシメチル化することにより得
られ、最終製品とするときは、乾燥し、粉砕したのち、
所定の粒度(粒子径)に合致させるために篩を通す。
【0003】しかし、粉末状CMC−Na中に繊維状品
が混在することがある。この繊維状品が混在すると、粉
末状CMC−Naの粉体流動性が低下し、水に溶解させ
て使用するときに繊維状品が水面上に浮き上がり、ママ
コの発生を助長して、溶解性を悪化させ、さらには粉末
状CMC−Naの粉末を小麦粉などとプレミックスして
使用するときなどには、均一な混合ができないなどの問
題が発生していた。
が混在することがある。この繊維状品が混在すると、粉
末状CMC−Naの粉体流動性が低下し、水に溶解させ
て使用するときに繊維状品が水面上に浮き上がり、ママ
コの発生を助長して、溶解性を悪化させ、さらには粉末
状CMC−Naの粉末を小麦粉などとプレミックスして
使用するときなどには、均一な混合ができないなどの問
題が発生していた。
【0004】このような好ましくない現象を抑えるため
に、CMC−Naの角質化、すなわち製造時において乾
燥前の湿潤状態で水を加えて混練し、繊維状品の発生を
抑えたのち、乾燥、粉砕する方法をとっているが、この
方法では作業が煩雑になり、乾燥熱量を多く必要とし、
乾燥に長時間を要する。このため粉末状CMC−Naの
粉末形状の劣化、CMC−Na溶液の粘度の低下など、
品質に対する好ましくない影響が大きい。
に、CMC−Naの角質化、すなわち製造時において乾
燥前の湿潤状態で水を加えて混練し、繊維状品の発生を
抑えたのち、乾燥、粉砕する方法をとっているが、この
方法では作業が煩雑になり、乾燥熱量を多く必要とし、
乾燥に長時間を要する。このため粉末状CMC−Naの
粉末形状の劣化、CMC−Na溶液の粘度の低下など、
品質に対する好ましくない影響が大きい。
【0005】また、得られた粉末状CMC−Naに混在
する繊維状品は篩処理をしても取り除くことは難しく、
このためにやむを得ず実施する方法として所定粒度より
細かい篩で篩処理をするが、粉末状CMC−Naの粒度
分布が異なり、これでも充分繊維状物を取り除くことが
できないという問題があった。
する繊維状品は篩処理をしても取り除くことは難しく、
このためにやむを得ず実施する方法として所定粒度より
細かい篩で篩処理をするが、粉末状CMC−Naの粒度
分布が異なり、これでも充分繊維状物を取り除くことが
できないという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、混在する繊
維状品が低減された粉末状CMC−Naおよびその製造
方法を提供することを目的とする。
維状品が低減された粉末状CMC−Naおよびその製造
方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、粒度が250
μm以下の粉末状CMC−Naに対して、10〜20重
量%の炭素数が4以下のアルコールを添加し湿潤させた
のち、さらに水を添加して乾燥させ、そののち250μ
m以下の篩にかけて繊維状品を取り除く繊維状品が低減
された粉末状CMC−Naの製造方法に関する。
μm以下の粉末状CMC−Naに対して、10〜20重
量%の炭素数が4以下のアルコールを添加し湿潤させた
のち、さらに水を添加して乾燥させ、そののち250μ
m以下の篩にかけて繊維状品を取り除く繊維状品が低減
された粉末状CMC−Naの製造方法に関する。
【0008】また、好ましい実施態様として、前記繊維
状品の含有量が3.0重量%以下である粉末状CMC−
Naの製造方法に関する。
状品の含有量が3.0重量%以下である粉末状CMC−
Naの製造方法に関する。
【0009】本発明は、前記方法により製造された繊維
状品を3.0重量%以下含有する粉末状CMC−Naに
関する。
状品を3.0重量%以下含有する粉末状CMC−Naに
関する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明においては、粉末状CMC
−Naに対して、低級アルコールを添加し湿潤させたの
ち、さらに水を添加して乾燥させ、そののち250μm
以下の篩にかけることによって繊維状品を取り除き、繊
維状品が低減された粉末状CMC−Naを製造する。
−Naに対して、低級アルコールを添加し湿潤させたの
ち、さらに水を添加して乾燥させ、そののち250μm
以下の篩にかけることによって繊維状品を取り除き、繊
維状品が低減された粉末状CMC−Naを製造する。
【0011】本発明に用いる粉末状CMC−Naの粒度
の上限は粉末状である点で、250μmであることが必
要であり、好ましくは200μm、より好ましくは18
0μmである。一方、粒度の下限は120μmであるこ
とが好ましく、より好ましくは100μmである。本発
明に用いる粉末状CMC−Naのエーテル化度、粘度お
よび純度などは限定されない。本発明においては、公知
の各種の方法で製造した粉末状CMC−Naから繊維状
品が低減された粉末状CMC−Naを製造することがで
きる。本発明においては、繊維状品を含む粉末状CMC
−Naを湿潤状態で混練処理することにより、篩を通し
たときの繊維状品の分別が容易になり、繊維状品が低減
された粉末状CMC−Naを容易に製造することができ
る。
の上限は粉末状である点で、250μmであることが必
要であり、好ましくは200μm、より好ましくは18
0μmである。一方、粒度の下限は120μmであるこ
とが好ましく、より好ましくは100μmである。本発
明に用いる粉末状CMC−Naのエーテル化度、粘度お
よび純度などは限定されない。本発明においては、公知
の各種の方法で製造した粉末状CMC−Naから繊維状
品が低減された粉末状CMC−Naを製造することがで
きる。本発明においては、繊維状品を含む粉末状CMC
−Naを湿潤状態で混練処理することにより、篩を通し
たときの繊維状品の分別が容易になり、繊維状品が低減
された粉末状CMC−Naを容易に製造することができ
る。
【0012】粉末状CMC−Naに低級アルコールを添
加することにより、湿潤させることができる。低級アル
コールを添加し、湿潤させることにより粉末状CMC−
Naが加湿状態となり、粒度分別しやすくなるという効
果が得られる。
加することにより、湿潤させることができる。低級アル
コールを添加し、湿潤させることにより粉末状CMC−
Naが加湿状態となり、粒度分別しやすくなるという効
果が得られる。
【0013】前記低級アルコールとしては、低価格、入
手のしやすさという点で、メタノール、エタノール、イ
ソプロピルアルコール、ブチルアルコールなどの炭素数
が4以下のアルコールが好ましく、これらのアルコール
を混合して使用することもできる。また、炭素数が4以
下のアルコールに炭素数が5以上のアルコールを混合し
て用いることもできる。本発明により得られる粉末状C
MC−Naを食品、医薬香粧品用途に用いる場合には、
処理後の低級アルコールの取り除きやすさの点で、メタ
ノール、エタノールまたはイソプロピルアルコールが好
ましい。
手のしやすさという点で、メタノール、エタノール、イ
ソプロピルアルコール、ブチルアルコールなどの炭素数
が4以下のアルコールが好ましく、これらのアルコール
を混合して使用することもできる。また、炭素数が4以
下のアルコールに炭素数が5以上のアルコールを混合し
て用いることもできる。本発明により得られる粉末状C
MC−Naを食品、医薬香粧品用途に用いる場合には、
処理後の低級アルコールの取り除きやすさの点で、メタ
ノール、エタノールまたはイソプロピルアルコールが好
ましい。
【0014】前記低級アルコールは、水に対する相溶性
が大きく、溶液の粘度が小さい点で、80重量%以上の
水溶液として用いることが好ましく、85重量%以上の
水溶液として用いることがより好ましい。
が大きく、溶液の粘度が小さい点で、80重量%以上の
水溶液として用いることが好ましく、85重量%以上の
水溶液として用いることがより好ましい。
【0015】前記低級アルコールの添加量の上限は、粉
末状CMC−Naに対して20重量%とする必要があ
り、好ましくは18重量%である。添加量が20重量%
より多くなると、粉末状CMC−Naが溶解を生じダン
ゴ状になるという欠点が生じる。一方、添加量の下限
は、粉末状CMC−Naに対して10重量%とする必要
があり、好ましくは12重量%である。添加量が10重
量%より少ないと充分な湿潤効果が得られない。
末状CMC−Naに対して20重量%とする必要があ
り、好ましくは18重量%である。添加量が20重量%
より多くなると、粉末状CMC−Naが溶解を生じダン
ゴ状になるという欠点が生じる。一方、添加量の下限
は、粉末状CMC−Naに対して10重量%とする必要
があり、好ましくは12重量%である。添加量が10重
量%より少ないと充分な湿潤効果が得られない。
【0016】本発明においては、粉末状CMC−Naに
10〜20重量%の低級アルコールを加え充分に湿潤さ
せたのち、CMC−Naの粉末形状による分別を容易と
する点で、さらに水を加える。
10〜20重量%の低級アルコールを加え充分に湿潤さ
せたのち、CMC−Naの粉末形状による分別を容易と
する点で、さらに水を加える。
【0017】前記水の添加量の上限は、粉末状CMC−
Naに対して10重量%が好ましく、8重量%がより好
ましい。水の添加量が10重量%より多いと粉末状CM
C−Naが溶解を生じダンゴ状になり著しく比重が高く
なる。一方、添加量の下限は、粉末状CMC−Naに対
して5重量%が好ましく、より好ましくは3重量%であ
る。水の添加量が不足すると、粉末状CMC−Naに水
が作用して低比重の粉末を形成することができない。
Naに対して10重量%が好ましく、8重量%がより好
ましい。水の添加量が10重量%より多いと粉末状CM
C−Naが溶解を生じダンゴ状になり著しく比重が高く
なる。一方、添加量の下限は、粉末状CMC−Naに対
して5重量%が好ましく、より好ましくは3重量%であ
る。水の添加量が不足すると、粉末状CMC−Naに水
が作用して低比重の粉末を形成することができない。
【0018】本発明においては、水を添加後、攪拌して
均一に混合したのち、乾燥する。また、乾燥後の粉末状
CMC−Naの揮発分は10重量%以下が好ましい。揮
発分が10重量%より大きくなると、食品添加物、日本
薬局方などの公的規格に適合せず使用できない。
均一に混合したのち、乾燥する。また、乾燥後の粉末状
CMC−Naの揮発分は10重量%以下が好ましい。揮
発分が10重量%より大きくなると、食品添加物、日本
薬局方などの公的規格に適合せず使用できない。
【0019】本発明においては、前記乾燥後の粉末状C
MC−Naを250μm以下の篩にかけて繊維状品を除
去することにより繊維状品が低減された粉末状CMC−
Naを製造する。処理前の粉末状CMC−Na(原粉)
と同一粒度の篩にかけることにより、原粉と同一粒度の
粉末状CMC−Naを製造することができる。繊維状品
を除去することにより、粉末状CMC−Naの粉体流動
性の低下を防止し、水に溶解させて使用するときにママ
コの発生を抑え、さらには粉末状CMC−Naを小麦粉
などとプレミックスして使用するときなどにおいて均一
な混合物が得られる。
MC−Naを250μm以下の篩にかけて繊維状品を除
去することにより繊維状品が低減された粉末状CMC−
Naを製造する。処理前の粉末状CMC−Na(原粉)
と同一粒度の篩にかけることにより、原粉と同一粒度の
粉末状CMC−Naを製造することができる。繊維状品
を除去することにより、粉末状CMC−Naの粉体流動
性の低下を防止し、水に溶解させて使用するときにママ
コの発生を抑え、さらには粉末状CMC−Naを小麦粉
などとプレミックスして使用するときなどにおいて均一
な混合物が得られる。
【0020】前記繊維状品とは、CMC−Naではある
が綿状になった軽比重品をいい、CMC−Naの粉体中
に綿くずのように混在する。
が綿状になった軽比重品をいい、CMC−Naの粉体中
に綿くずのように混在する。
【0021】本発明によれば、たとえば、繊維状品の混
入量が5.0重量%以下、好ましくは3.0重量%以
下、より好ましくは1.0重量%以下の粉末状CMC−
Naを製造することができる。繊維状品の混入量が5.
0重量%より大きくなるとCMC−Naの粉末比重が軽
く、粉体流動性が悪化するが、混入量をとくに3.0重
量%以下とすることによりCMC−Naの粉体流動性に
富み、CMC−Naの取り出しおよび使用時、投入時な
どに詰りなどが発生しにくいという利点が得られる。
入量が5.0重量%以下、好ましくは3.0重量%以
下、より好ましくは1.0重量%以下の粉末状CMC−
Naを製造することができる。繊維状品の混入量が5.
0重量%より大きくなるとCMC−Naの粉末比重が軽
く、粉体流動性が悪化するが、混入量をとくに3.0重
量%以下とすることによりCMC−Naの粉体流動性に
富み、CMC−Naの取り出しおよび使用時、投入時な
どに詰りなどが発生しにくいという利点が得られる。
【0022】本発明に基づいて製造される繊維状品が低
減された粉末状CMC−Naは、粉末状CMC−Naが
すでに使用されている分野、たとえば土木ボーリング用
泥水増粘安定剤、釉薬安定化剤、錠剤用崩壊剤、パップ
剤、乳飲料などの食品用増粘剤、繊維壁用糊剤、飼料用
バインダー、染毛、歯磨などの分野に使用することがで
きるが、用途はこれらの分野に限定されない。
減された粉末状CMC−Naは、粉末状CMC−Naが
すでに使用されている分野、たとえば土木ボーリング用
泥水増粘安定剤、釉薬安定化剤、錠剤用崩壊剤、パップ
剤、乳飲料などの食品用増粘剤、繊維壁用糊剤、飼料用
バインダー、染毛、歯磨などの分野に使用することがで
きるが、用途はこれらの分野に限定されない。
【0023】
【実施例】以下の実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。
【0024】実施例1〜6および比較例1〜5
つぎの手順で原料CMC−Naから繊維状品を除去して
製品CMC−Naを製造した。 (1)加熱装置付の3L容一軸リボンブレンダーに、1
80μmの篩で分別した原料CMC−Na(原粉)を2
00g仕込む。 (2)20rpmで攪拌しながら、メタノール0〜50
gを添加し、室温で約10分攪拌する。 (3)そののち、水0〜50gを徐々に添加したのち、
室温で約20分間攪拌する。 (4)そののち、ジャケット温度110℃で加熱し、粉
末状CMC−Naの揮発分を10重量%以下にする。揮
発分は途中でチェックするのが難しいので、2時間加熱
を継続したのち、ケット水分計で揮発分を確認し、揮発
分が10重量%以上の場合はさらに加熱を続ける。 (5)揮発分が10重量%以下になった粉末状CMC−
Naを、原粉と同一の篩(180μm)で分別し、篩の
上に残った繊維状品を取り除き、篩通過分を製品CMC
−Naとして回収した。取り除いた繊維状品の重量を測
定し、除去率(原料CMC−Naの重量に対する取り除
いた繊維状品の重量の割合)を求めた。
製品CMC−Naを製造した。 (1)加熱装置付の3L容一軸リボンブレンダーに、1
80μmの篩で分別した原料CMC−Na(原粉)を2
00g仕込む。 (2)20rpmで攪拌しながら、メタノール0〜50
gを添加し、室温で約10分攪拌する。 (3)そののち、水0〜50gを徐々に添加したのち、
室温で約20分間攪拌する。 (4)そののち、ジャケット温度110℃で加熱し、粉
末状CMC−Naの揮発分を10重量%以下にする。揮
発分は途中でチェックするのが難しいので、2時間加熱
を継続したのち、ケット水分計で揮発分を確認し、揮発
分が10重量%以上の場合はさらに加熱を続ける。 (5)揮発分が10重量%以下になった粉末状CMC−
Naを、原粉と同一の篩(180μm)で分別し、篩の
上に残った繊維状品を取り除き、篩通過分を製品CMC
−Naとして回収した。取り除いた繊維状品の重量を測
定し、除去率(原料CMC−Naの重量に対する取り除
いた繊維状品の重量の割合)を求めた。
【0025】原料CMC−Naおよび製品CMC−Na
の評価はつぎのようにした。 1%粘度:1重量%無水物水溶液をBM型粘度計60r
pm 25℃にて測定した。 嵩比重(見掛比重):JISK3362にて分析した。 混入繊維状品量:直径200mmの円筒型容器に粉末状
CMC−Naを20g採取し、手で篩うように振動を5
分間与えた。繊維状品は、粉末状CMC−Naの上部に
浮き上り綿状物に成長した。これをピンセットで取り、
重量を測定し、粉末状CMC−Na全体の重量に対する
割合を求めた(重量%)。
の評価はつぎのようにした。 1%粘度:1重量%無水物水溶液をBM型粘度計60r
pm 25℃にて測定した。 嵩比重(見掛比重):JISK3362にて分析した。 混入繊維状品量:直径200mmの円筒型容器に粉末状
CMC−Naを20g採取し、手で篩うように振動を5
分間与えた。繊維状品は、粉末状CMC−Naの上部に
浮き上り綿状物に成長した。これをピンセットで取り、
重量を測定し、粉末状CMC−Na全体の重量に対する
割合を求めた(重量%)。
【0026】原料CMC−Naの見掛比重、1%粘度お
よび混入繊維状品量、原料CMC−Na、メタノールお
よび水の添加量、繊維状品の除去率ならびに製品CMC
−Naの見掛比重および混入繊維状品量を表1に示す。
よび混入繊維状品量、原料CMC−Na、メタノールお
よび水の添加量、繊維状品の除去率ならびに製品CMC
−Naの見掛比重および混入繊維状品量を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、粉末状CMC−Na中
に混在する繊維状品を取り除き、繊維状品が低減された
粉末状CMC−Naを容易に製造することができる。
に混在する繊維状品を取り除き、繊維状品が低減された
粉末状CMC−Naを容易に製造することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 粒度が250μm以下の粉末状カルボキ
シメチルセルロースナトリウムに対して、10〜20重
量%の炭素数が4以下のアルコールを添加して湿潤させ
たのち、さらに水を添加し、乾燥させ、そののち250
μm以下の篩にかけて繊維状品を取り除くことを特徴と
する繊維状品が低減された粉末状カルボキシメチルセル
ロースナトリウムの製造方法。 - 【請求項2】 前記繊維状品の含有量が5.0重量%以
下である請求項1記載の粉末状カルボキシメチルセルロ
ースナトリウムの製造方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の方法により製造された繊
維状品を5.0重量%以下含有する粉末状カルボキシメ
チルセルロースナトリウム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000233535A JP3490961B2 (ja) | 2000-08-01 | 2000-08-01 | 繊維状品が低減された粉末状カルボキシメチルセルロースナトリウムおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000233535A JP3490961B2 (ja) | 2000-08-01 | 2000-08-01 | 繊維状品が低減された粉末状カルボキシメチルセルロースナトリウムおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002047349A JP2002047349A (ja) | 2002-02-12 |
JP3490961B2 true JP3490961B2 (ja) | 2004-01-26 |
Family
ID=18726041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000233535A Expired - Fee Related JP3490961B2 (ja) | 2000-08-01 | 2000-08-01 | 繊維状品が低減された粉末状カルボキシメチルセルロースナトリウムおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3490961B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7161478B2 (ja) * | 2017-09-01 | 2022-10-26 | 株式会社エンビジョンAescジャパン | リチウムイオン電池用水系電極スラリーの製造方法、リチウムイオン電池用電極の製造方法、リチウムイオン電池用増粘剤粉末、水系電極スラリー、リチウムイオン電池用電極およびリチウムイオン電池 |
JP7481812B2 (ja) * | 2019-07-29 | 2024-05-13 | ダイセルミライズ株式会社 | カルボキシメチルセルロースまたはその塩およびその組成物 |
-
2000
- 2000-08-01 JP JP2000233535A patent/JP3490961B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002047349A (ja) | 2002-02-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN106188581B (zh) | 生产具有高堆积密度和良好流动性的纤维素衍生物的方法 | |
JPH10251301A (ja) | セルロース誘導体とその製法 | |
TWI706962B (zh) | 具有優異溶解性的細孔水溶性非離子性纖維素醚及其製造方法 | |
JP2001009316A (ja) | パルプの粉末化方法及びセルロースエーテルの製造方法 | |
JP2004238629A (ja) | セルロースエーテル配合物およびその製造法 | |
JP3752769B2 (ja) | 水分散性の複合体 | |
JP3490961B2 (ja) | 繊維状品が低減された粉末状カルボキシメチルセルロースナトリウムおよびその製造方法 | |
JP5426121B2 (ja) | 低結晶性セルロースの製造方法 | |
CN107935838B (zh) | 无水柠檬酸一钠的制备方法及制备系统 | |
JP4724786B2 (ja) | 多糖及び/又は多糖誘導体並びに少なくとも一種の合成ポリマーの貯蔵安定性粒子組成物及びその製造方法 | |
EP3747910A1 (en) | Pulverized pulp and method of producing cellulose ether using the same | |
JP6698048B2 (ja) | 嵩密度の高い粉末状水溶性非イオン性セルロースエーテルの製造方法 | |
CN108690142B (zh) | 生产羟烷基烷基纤维素的方法 | |
JP4149792B2 (ja) | カルボキシメチルセルロース塩の製造法 | |
JPS5975903A (ja) | 水溶性ナトリウムカルボキシメチルセルロ−スの製造方法 | |
JP4813640B2 (ja) | セルロースエーテルの製造方法 | |
JP5237518B2 (ja) | 良好に湿潤し得る、少なくともアルキル化された水溶性で粉末状の非イオン性セルロースエーテルを製造する方法 | |
UA76523C2 (en) | Mixture of components and a method for incorporation of at least one active ingredient in the form of particles in the liquid aqueous system | |
JPH02202595A (ja) | 改良された溶解速度を持つシリケート粒体 | |
JP4190043B2 (ja) | 溶解速度に優れたカルボキシメチルセルロースアルカリ塩粉体及び養魚飼料用粘結剤 | |
JPH10305084A (ja) | 低置換度ヒドロキシプロピルセルロース粉末の製造方法 | |
CN102482358A (zh) | 羟丙基纤维素粒子 | |
JP2974123B2 (ja) | カルボキシメチルセルロースエーテルアルカリ塩の造粒方法およびそれにより得られた粒状カルボキシメチルセルロースエーテルアルカリ塩 | |
JP2013133398A (ja) | カルボキシメチルセルロースの製造方法 | |
JP2966769B2 (ja) | カルボキシメチルセルロースエーテルアルカリ塩の造粒方法および粒状カルボキシメチルセルロースエーテルアルカリ塩 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |