JP3490181B2 - 自動車のカップホルダ - Google Patents

自動車のカップホルダ

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JP3490181B2 JP08874595A JP8874595A JP3490181B2 JP 3490181 B2 JP3490181 B2 JP 3490181B2 JP 08874595 A JP08874595 A JP 08874595A JP 8874595 A JP8874595 A JP 8874595A JP 3490181 B2 JP3490181 B2 JP 3490181B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は自動車のカップホルダに
係り、特に、容器に入った飲み物を空調ユニットから吹
き出された調和空気で加熱または冷却保持することがで
きるようにしたカップホルダに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種のカップホルダとしては、
例えば実開昭63−128143号公報に見られるよう
に、コンソールボックスなどに起伏自在に取り付けたテ
ーブルに空調ユニットから調和空気(暖気または冷気を
いう。以下同じ)を供給して該テーブルの凹所に収容し
た飲み物などを加熱または冷却保持させるようにしたも
のがある。しかしながら、このようにテーブルを起伏自
在に取り付けたものにおいては、カップホルダを必要と
しない場合にも車室内にテーブルが露出されてしまうと
ともに、テーブルの折畳空間を確保する必要性がある。
従って、見栄えが要求されるとともにスペース的な制約
を受ける自動車のカップホルダとしては実用性に乏しい
という不具合があった。 【0003】また、このような不具合を解消するために
は、実開平4−51831号公報に見られるように、ケ
ースに引き出し可能に取り付けたホルダに容器の差込孔
を設ける一方、この差込孔に収容された容器に向って開
口する吹出口を有するダクトをホルダに設けることが有
効である。ところが、この場合はホルダにダクトを設け
る必要性があるために部品点数が多くなって構成が複雑
になるとともに、コストの上昇をもたらしてしまうとい
う問題点があった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであって、カップホルダを必要としな
い場合はホルダケース内に押し込み格納して車室空間の
有効利用を可能とするとともに、見栄え性能を改善する
ことができ、しかも、簡潔構成であるにも拘らず保持さ
れた容器に対する加熱あるいは冷却効果を発揮させるこ
とができるカップホルダを提供することを課題としてい
る。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、空調ユニットの吹出口とホルダケースの内
奥端を接続するダクトを設ける一方、ホルダケースの上
壁の内面に沿うテーブル面の手前側端部近傍にカップ差
込孔を設けるとともにホルダケースの両側壁の内面に
沿うガイド部をテーブル面の両側縁下面に形成したホル
ダを前記ホルダケースに引き出し可能に挿着保持させて
いる。 【0006】また、前記ホルダケースの底壁の内奥端に
シャッタプレートを起伏回動自在に取り付ける一方、こ
のシャッタプレートを倒伏付勢してホルダケースの内奥
端を開放保持させるバネを設けている。そして、ホルダ
の格納時において前記バネの付勢力に抗してシャッタプ
レートをすくい上げ起立回動させてホルダの内奥端を閉
鎖保持させる傾斜部を前記ガイド部の後端に設けたこと
により、ホルダの格納時はダクトから誘導された調和空
気をシャッタで遮断する一方、ホルダの引き出し時にの
みホルダケースの内奥部に導入された調和空気を該ケー
スの内部を経てカップ差込孔に差込保持させたカップに
向って吹き出し供給させるようにしたことを特徴として
いる。 【0007】 【作用】上記のように構成した自動車のカップホルダに
おいて、ホルダをホルダケース内に押し込んで格納した
状態ではシャッタが閉作動されているために、空調ユニ
ットからダクトを経て供給された調和空気はホルダケー
スの内奥部で遮断される。よって、ホルダケースの開口
端から調和空気が集中的に流出して乗員に不快感を与え
ることがなく、車室内に温度むらが生じることもない。 【0008】また、カップホルダを必要としない状態で
は上記のようにホルダをホルダケース内に押し込み格納
して車室内から見えないようにしているために、折り畳
んだテーブル(ホルダ)が車室内に露出するというよう
な見栄えの悪化がなく、車室内空間の有効利用を図るこ
とができる。 【0009】一方、カップホルダを使用すべくホルダケ
ースからホルダを引き出すと、シャッタが開作動する。
すると、それまでは遮断されていた調和空気がホルダケ
ースの内部を経て車室内に流出する。そして、この流出
過程においてホルダのテーブル面に設けたカップ差込孔
に収容した容器と調和空気の間で熱交換が行なわれるた
めに、容器が加熱または冷却される。 【0010】また、容器との衝突によって調和空気の流
れに乱れが生じるために、調和空気が集中的に流出する
ことがなく、マイルドな風となって車室内に流出する。
従って、調和空気の流出によって車室内に温度むらが生
じることがなく、乗員への直接的な吹きかけが防止され
るために不快感をもたらすこともない。さらに、ホルダ
ケースで調和空気の流路を構成しているために、独立し
たダクトを設ける場合に比較して部品点数を削減できる
とともに、カップホルダを軽量・簡略化することができ
る。 【0011】 【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1は本発明に係る自動車のカップホルダの
一実施例を示す概略斜視図、図2は図1のA−A断面
図、図3はホルダをホルダケースから分離させた斜視図
である。 【0012】これらの図において、図示しない自動車の
ダッシュボードの下部にホルダケース1を設けている。
ホルダケース1は横長の角筒状を呈して車室に向って開
口しており、その内奥端と図示しない空調ユニットの吹
出口をダクト2を介して接続することにより、空調ユニ
ットから吹き出された調和空気をダクト2からホルダユ
ニット1を経て車室内に吹き出し供給できるようにして
いる。 【0013】ホルダケース1にはホルダ3を引き出し可
能に挿着している。ホルダ3は、ホルダケース1の上壁
1aの内面に沿うテーブル面3aと、テーブル面3aの
両側縁から垂下してホルダケース1の両側壁1bの内面
に沿うガイド部3bと、テーブル面3aの前縁から垂下
させた把手3cを備えており、前記テーブル面3aの手
前側端部近傍にカップ差込孔4を設けている。また、カ
ップ差込孔4の下方に臨むカップ受け5を設け、このカ
ップ受け5の後端に設けたアーム5aの先端をテーブル
面3aの中間部下面に昇降回動自在に枢着している。 【0014】従って、ホルダ3をホルダケース1内に押
し込むと、ホルダケース1の底壁1cとの当接による押
上げ作用でカップ受け5がアーム5aの先端を中心とし
てテーブル面3aに接近移動してホルダケース1内に格
納される。ところが、ホルダ3の引き出しにともなって
カップ受け5がホルダケース1から引き出されると、こ
のカップ受け5が自重で下降回動してカップ差込口4の
下方に保持される。 【0015】さらに、ホルダケース1の内奥端にはシャ
ッタ6を取り付けている。シャッタ6は、ホルダケース
1の底壁1cの内奥端に起伏自在に取り付けられて該ケ
ース1によって形成された調和空気の通路を開閉するシ
ャッタプレート6aを備えており、このシャッタプレー
ト6aを倒伏付勢させるバネ6bを設けている。そし
て、ホルダ3をホルダケース1から引き出したときはホ
ルダケース1の内奥端を開放して調和空気の流出を許容
するが、ホルダ3を格納すればホルダケース1の内奥端
を閉鎖して調和空気を遮断するようにしている。 【0016】即ち、ホルダケース1からホルダ3を引き
出した状態ではバネ6bによる付勢力でシャッタプレー
ト6aが倒伏保持されてホルダケース1の内端部を開放
するために、ダクト2から供給された調和空気がホルダ
ケース1内を通って車室内に流出するが、ホルダ3をホ
ルダケース1内に確実に押し込み格納した場合は、バネ
6bにより倒伏保持されているシャッタプレート6aが
ホルダ3のガイド部3bの後端に設けた傾斜部3dです
くい上げられて起立回動するために、ホルダケース1の
内奥端が閉鎖されて調和空気の流出を遮断するようにし
ている。 【0017】6cはシャッタプレート6aの先端に設け
たシール用のフエルトであり、前後方向に沿うガイド溝
3eをホルダ3のガイド部3bの外側面に設けることに
より、ガイド部3bの剛性を確保するとともに、ホルダ
ケース1の側壁1bの内面に設けたガイド(図示省略)
をガイド溝3eに摺動自在に突入係合させてホルダ3の
最大引き出し位置を規制するようにしている。 【0018】以上のように構成した自動車のカップホル
ダにおいて、図2に二点鎖線で示したようにホルダ3を
ホルダケース1内に押し込み格納させると、シャッタ3
のシャッタプレート3aが起立回動保持されてホルダケ
ース1の内奥端を閉鎖するために、空調ユニットからダ
クト2を経て供給された調和空気はホルダケース1の内
奥部で遮断される。このために、ホルダケース1の開口
端から調和空気が集中的に流出して乗員に不快感を与え
ることがなく、車室内に温度むらが生じることもない。 【0019】また、カップホルダを必要としない状態で
は上記のようにホルダ3をホルダケース1に押し込み格
納して車室内から見えないようにしているために、折り
畳んだテーブル(ホルダ)が車室内に露出することがな
く、車室の見栄え品質を高くできるとともに、車室内空
間の有効利用を図ることができる。 【0020】一方、カップホルダを使用すべく図2に実
線で示したようにホルダケース1からホルダ3を引き出
すと、バネ3bの付勢力でシャッタプレート3aが倒伏
作動されるためにシャッタ3が開作動する。すると、そ
れまでは遮断されていた調和空気がホルダケース1を経
て車室内に流出する。そして、この流出過程においてホ
ルダ3のテーブル面3aに設けたカップ差込孔4に収容
した容器と調和空気の間で熱交換が行なわれるために、
容器が加熱または冷却される。 【0021】また、容器との衝突によって調和空気の流
れに乱れが生じるために、調和空気が集中的に流出する
ことがなく、マイルドな風となって車室内に流出する。
従って、調和空気の流出によって車室内に温度むらが生
じることがなく、乗員への直接的な吹きかけが防止され
るために不快感をもたらすこともない。さらに、ホルダ
3を引き出し可能に保持するホルダケース1で調和空気
の流路を構成しているために、独立したダクトを設ける
場合に比較して部品点数を削減できるとともに、カップ
ホルダを軽量・簡略化することができる。 【0022】なお、実施例では上下に開放されたカップ
差込孔4を設けるとともに、このカップ差込孔4の下方
に臨むカップ受け5を設けてカップ差込孔4よりも小径
の缶またはカップをも安定支持できるようにしている
が、ホルダ3の手前側端部近傍もしくは全体に底壁を設
けてこの底壁をカップ受けとして機能させ、あるいは、
有底のカップ差込孔をテーブル面3aの手前側端部近傍
に設けてカップ受け5を省略することもできる。 【0023】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、カップホルダを必要としない場合はホルダをホ
ルダケース内に押し込み格納して車室空間の有効利用を
可能とするとともに、見栄え性能を改善することができ
る。また、カップホルダを使用しているか否かに拘らず
ホルダケースの開口端から調和空気が集中的に流出する
ことがないために、乗員に対する不快感あるいは、車室
内の温度むらを回避することができる。さらに、ホルダ
を引き出し可能に保持するホルダケースで調和空気の流
路を構成しているために、独立したダクトを設ける場合
に比較して部品点数を削減できるとともに、カップホル
ダを軽量・簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る自動車のカップホルダの一実施例
を示す概略斜視図である。 【図2】図1のA−A断面図である。 【図3】ホルダをホルダケースから分離させた斜視図で
ある。 【符号の説明】 1 ホルダケース 1a 上壁 1b 側壁 1c 底壁 2 ダクト 3 ホルダ 3a テーブル面 3b ガイド部 3c 把手 3d 傾斜部 3e ガイド溝 4 カップ差込孔 5 カップ受け 5a アーム 6 シャッタ 6a シャッタプレート 6b バネ 6c フエルト

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 車室に向って開口する角筒状のホルダケ
    ースと、空調ユニットの吹出口とホルダケースの内奥
    端を接続するダクト2と、前記ホルダケースの上壁
    の内面に沿うテーブル面3aの手前側端部近傍にカッ
    プ差込孔を設けるとともにホルダケースの両側壁
    の内面に沿うガイド部3bをテーブル面3aの両側縁
    下面に形成して前記ホルダケースに引き出し可能に挿
    着保持されたホルダと、前記ホルダケース1の底壁1
    cの内奥端に起伏回動自在に取り付けられてホルダケー
    ス1の内奥端を開閉するシャッタプレート6aと、該シ
    ャッタプレート6aを倒伏付勢してホルダケース1の内
    奥端を開放保持させるバネ6bを設けるとともに、ホル
    ダ3の格納時において前記バネ6bの付勢力に抗してシ
    ャッタプレート6aをすくい上げ起立回動させてホルダ
    3の内奥端を閉鎖保持させる傾斜部3dを前記ガイド部
    3bの後端に設けたことを特徴と自動車のカップホル
    ダ。
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CN106809077A (zh) * 2015-11-30 2017-06-09 长城汽车股份有限公司 杯托装置和车辆
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