JP3700070B2 - コンソールボックスの容器ホルダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はコンソールボックスの容器ホルダに関し、更に詳細には、車両の運転席に設けたコンソールボックスに、コーヒーカップ等の飲料容器を収容保持する容器ホルダを配設し、車両に搭載した空調機器からの調温された空気(冷気・暖気)をこの容器ホルダに供給して、容器中の飲料の温度保持を行なうようにした提案に関するものである。
【0002】
【従来技術】
例えば乗用車の運転席と助手席との間には、一般にコンソールボックスが設けられている。このコンソールボックスは、内部に各種の小間物を収納するための物品収納部を画成したコンソール本体と、このコンソール本体に開閉自在に枢支されて、前記物品収納部における上方開口部を常には閉成するコンソールリッドとから基本的に構成されている。
【0003】
また乗用車を含む車両は、車内温度の調節を行なう空調機器(エアコンディショナー)を多くの場合に搭載するが、この空調機器からの調温された空気(冷気・暖気)の吹出口は一般に運転席のダッシュボードに取付けられている。このため、例えば運転席と後方側の客席とに分かれる乗用車では、客席側での空調の効きは余り充分でないことが多い。そこで客席での空調を効果的なものとするために、空調機器から導出されて前記ダッシュボードに向かう調温空気用ダクトを分岐し、その分岐側ダクトを運転席や助手席の裏面に開口させることにより、調温空気を客席側に効果的に供給する提案が一部でなされている。更に同じ効果を狙ったものとして、前記空調機器からの分岐側ダクトを前記コンソールボックスの背面側に開口させるようにした提案もなされている。
【0004】
更に、車内でコーヒーその他の飲料を飲用する場合に、その飲料を入れた容器、例えばコーヒーカップやアルミ缶を安定的に保持する手段として容器ホルダが広く使用されている。この容器ホルダは、例えば硬質プラスチックを材質とするカゴ状円筒体であって、一例として運転席のダッシュボードに両面テープ等の接着手段を介して取付けられる。また前記コンソールボックスに隣接して、複数本の飲料容器を立て置きする容器ホルダが予め配設されているケースも多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述した如き現況において、前記容器ホルダに飲料容器を収容保持させた場合、次の如き難点が指摘される。例えば、冷えたコーラ缶を自動販売機から購入して車内で飲用に供する場合、運転中は該コーラ缶を前記容器ホルダに保持させることになるが、夏場等にはコーラの温度が次第に上昇し呈味変化を来すことがある。また車内でホットコーヒーを飲む場合には、同じくコーヒーカップを容器ホルダに保持させることになるが、冬場等にはコーヒーの温度が次第に低下してしまう欠点がある。
【0006】
このような場合に対応するものとして、蓄冷剤を入れた冷蔵ボックスや化学反応による発熱を利用した温蔵ボックスが知られているが、蓄冷剤や化学反応剤の補充が面倒であり、また効果の持続時間が短かい等の難点がある。また車載用の小型冷蔵庫や温蔵庫が存在するが、これらは一般に高価であり車載バッテリーに大きな負担が加わる等の難点がある。しかも前述の何れの手段であっても、飲用中の飲料容器を簡単かつ安定的に保持したり、また保持状態から簡単に取り出し得る等の設計にはなっていないので、容器ホルダを別途設置しなければならない、という不都合も指摘される。
【0007】
更に、運転席のダッシュボードに予め配設されている容器ホルダや、調温空気の吹出口等に取着する後付タイプの容器ホルダにおいては、手を伸ばして上体を前屈みにした姿勢で飲料容器の出入れをしなければならず、不自然な姿勢に伴う運転の妨げ等も問題になっている。
【0008】
【発明の目的】
この発明は、前述した欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、車両の運転席に設けたコンソールボックスに、コーヒーカップ等の飲料容器を収容保持する容器ホルダを配設し、車両に搭載した空調機器からの調温された空気(冷気・暖気)をこの容器ホルダに供給することにより、該容器中の飲料を適温に保持し得ると共に、飲料容器の容易な出入れを行ない得るコンソールボックスの容器ホルダを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係るコンソールボックスの容器ホルダは、
車両の運転席に設けられ、内部に物品収納部を画成したコンソール本体と、このコンソール本体に開閉自在に枢支され、前記物品収納部の上方開口部を閉成するコンソールリッドと、前記コンソール本体の適所に配設され、前記車両に搭載した空調機器に連通接続する調温空気の供給ダクトとからなるコンソールボックスにおいて、
前記コンソールリッドを、開閉基体と第1リッドおよび第2リッドに分割可能に構成し、
前記開閉基体は、コンソール本体に画成した物品収納部の上方開口部を開放自在に閉成し、
前記第1リッドは、その内部に中空空間を形成すると共に、該リッドの裏面に飲料容器を収容保持し得る第1容器ホルダを設け、
前記第2リッドは、その内部に中空空間を形成すると共に、該リッドの裏面に飲料容器を収容保持し得る第2容器ホルダを設け、
前記容器ホルダの内部は前記中空空間に、前記容器ホルダの内部は前記中空空間に夫々連通させ、また各中空空間は前記供給ダクトに連通させ、
前記第1リッドの中空空間に供給ダクトからの調温空気を供給することにより、第1容器ホルダに収容した飲料容器の温度保持をなすと共に、前記第2リッドの中空空間に供給ダクトからの調温空気を供給することにより、第2容器ホルダに収容した飲料容器の温度保持をなし得るよう構成したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に本発明に係るコンソールボックスの容器ホルダにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
【0011】
【第1実施例】
図19は、本発明の好適な第1実施例に係る容器ホルダが実施されるコンソールボックス10の外観を斜視状態で示し、該ボックス10は例えば乗用車の運転席と助手席との間に装備されている。このコンソールボックス10は、図20に示すように、内部に物品収納部11を画成したコンソール本体12と、このコンソール本体12に開閉自在に枢支されて、該コンソール本体12の上方を全面的に被蓋するコンソールリッド13とから基本的に構成されている。またコンソール本体12の内部に、前記乗用車に搭載した図示しない空調機器(エアコンディショナー)に連通接続する調温空気の供給ダクト14が配設されている。前記コンソールリッド13は、図19および図25に示すように、物品収納部11の上方開口部11aを開放自在に閉成する開閉基体15と、この開閉基体15の上部前方側に位置する第1リッド16と、該開閉基体15の上部後方側に位置する第2リッド17の3つに分割可能に構成されている。
【0012】
前記開閉基体15の後端部は、図14および図15に示すように、コンソール本体12における上部後方端に円筒状の第1枢支軸18(後述)を介して開閉自在に枢支されると共に、第2リッド17の後方下端部も、図10および図11に示すように、コンソール本体12の上部後方端に該第1枢支軸18を介して開閉自在に枢支されている。また、前記第1リッド16の前方下端部は、図1および図2に示すように、前記開閉基体15における前方端に円筒状の第2枢支軸19(後述)を介して開閉自在に枢支されている。従って、開閉基体15をコンソール本体12から開放すると、図20に示すように、第1リッド16と第2リッド17も併せて開放され、また第2リッド17をコンソール本体12から開放すると、図21示すように、開閉基体15および第1リッド17は閉成状態に保持され、更に図示しないが、第1リッド16をコンソール本体12から開放すると、開閉基体15および第2リッド17は閉成状態に保持されるよう構成してある。また図22に示すように、第1リッド16と第2リッド17を、コンソール本体12(開閉基体15)から同時に開放するすることも可能である。
【0013】
開閉基体15は、図22に一部破断して示す如く平面矩形の薄板状で、コンソール本体12の上方部を覆蓋し得る大きさに形成され、前述の如く前記物品収納部11の上方開口部11aを閉成するようになっている。そして、物品収納部11への物品の出入れの際には、開閉基体15の前端部に配設した図示しない手段による係着を解除させながら、該前端部を手指で引上げ操作すればよい。また、開閉基体15はその内部に中空空間20が画成してあり、後述の如く該中空空間20を前記供給ダクト14および第1リッド16の中空空間21に夫々連通させて、該第1リッド16に調温空気を供給し得るよう構成してある。
【0014】
第1リッド16は、図1,図3,図5および図22に示す如く、内部に中空空間21を有する中空箱体に形成され、その裏面に飲料容器8を挿脱自在に収容保持する第1容器ホルダ22が設けられている。この第1容器ホルダ22は、例えば飲料缶を若干の隙間を保持した状態で直立的に収容し得る円筒状凹部として構成され、図示例では並列に2つ配設されている。すなわち第1容器ホルダ22を構成する円筒状凹部は、図1において前記開閉基体15における内部の中空空間21に倒立状態で突出している。なお第1リッド16の中空空間21は、後で詳述するように、該第1リッド16をコンソール本体12から開放した状態において、前記開閉基体15の中空空間20および第2枢支軸19を介して供給ダクト14と連通するようになっており、前記空調機器の運転中は該中空空間21に調温空気を取入れ得る状態になっている。また第1容器ホルダ22の内側面には、図23および図24に関して後述する如くスリット状の開口部23が形成されているので、前記供給ダクト14から第1リッド16の中空空間21に送られた調温空気は、この開口部23を介して第1容器ホルダ22に供給されることになる。なお前記開口部23には、後述するシャッター40が開閉自在に配設され、該シャッター40の操作により第1容器ホルダ22と供給ダクト14の連通を任意に遮断し得るようになっている。
【0015】
第2リッド17は、図10,図12および図14に示す如く、内部に中空空間24を有する中空箱体に形成され、その裏面に飲料容器8を挿脱自在に収容保持する第2容器ホルダ25が設けられている。この第2容器ホルダ25は、前記第1容器ホルダ22と基本的に同一形状に形成され、飲料缶を若干の隙間を保持した状態で直立的に収容し得る円筒状凹部が、図示例では並列に2つ配設されている。すなわち第2容器ホルダ25を構成する円筒状凹部は、図10において前記第2リッド17における内部の中空空間24に倒立状態で突出している。なお第2リッド17の中空空間24は、第1枢支軸18を介して供給ダクト14に常に連通しており、前記空調機器の運転中は該中空空間24に調温空気を常時取入れ得る状態になっている。また第2容器ホルダ25の内側面には、図23および図24に関して後述する如くスリット状の開口部26が形成されているので、前記供給ダクト14から第2リッド17の中空空間24に到来した調温空気は、この開口部26を介して第2容器ホルダ25に供給されることになる。なお前記開口部26には、同じく後述するシャッター40が開閉自在に配設され、該シャッター40の操作により第2容器ホルダ25と供給ダクト14の連通を任意に遮断し得るようになっている。
【0016】
前記第2リッド17の閉成時に後方に指向する背面には、図10,図14および図19に示す如く、調温空気の第1吹出口27が開設され、この第1吹出口27は前記供給ダクト14に連通して、前記空調機器の運転時に調温空気を車両後方の客席側へ吹出し得るようになっている。なお図10および図14に示す如く、この第2リッド17には、その閉成時に前方に指向する前面に第2吹出口28が開設され、この第2吹出口28も供給ダクト14に連通している。すなわち第1吹出口27および第2吹出口28は、その何れも供給ダクト14に連通しているが、後述する第2リッド17の閉成姿勢および開放姿勢に対応して、図10の如く実質的に第1吹出口27からだけの吹出しと、図12の如く実質的に第2吹出口28からだけの吹出しとが選択されるようになっている。また第1吹出口27と第2吹出口28には既存の可動ルーバ29が配設され、空気の吹出し方向を任意に設定し得るようになっている。
【0017】
前記第1枢支軸18は、図16,図17および図18に示す如く中空円筒状に形成され、コンソール本体12における上部後端の隅角部に左右方向に延在し回動不能に固定されている。そして前記開閉基体15は、その後方下端部における中央に係止部30が形成されており、この係止部30を前記第1枢支軸18に外装することにより、コンソール本体12の上面に対して閉成状態と開放状態とに回動可能となっている。また前記第2リッド17は、後方下端部の両端に円筒状の係止部32,32が一体的に成形されており、この係止部32,32を前記第1枢支軸18に外装することより、コンソール本体12に対して回動可能となっている。なお係止部30は、連通口15aを介して開閉基体15の中空空間20と連通していると共に、係止部32,32は、連通口17aを介して第2リッド17の中空空間24と連通している。
【0018】
また第1枢支軸18は、図16〜図18に示すように、長さ方向(コンソール本体12の幅方向)に延在するスリット状の開口部18a,18b,18cが、所定の間隔で形成されている。すなわち開口部18aは、図26における領域A,Aと領域B(略全幅)に亘って延在する長さに開口し、コンソール本体12に開口した連通口12aと整合する位置に形成され、この連通口12aに接合した前記供給ダクト14から送り出される調温空気を、第1枢支軸18の内部に導入し得るようになっている。また開口部18bは、図26における領域A,Aと領域Bに亘って延在する長さに開口し、図11および図16に示すように、前記第2リッド17がコンソール本体12に対して閉成した状態において前記連通口17aと整合する位置に形成され、該第2リッド17の中空空間24と第1枢支軸18の内部とが連通状態となる。更に開口部18cは、図26における領域A,Aにのみ延在するよう開口し、図13および図17に示すように、第2リッド17がコンソール本体12から開放した状態において前記連通口17aと整合する位置に形成され、この状態においても該第2リッド17の中空空間24と第1枢支軸18の内部とが連通状態となるようになっている。
【0019】
一方、前記係止部32,32には、スリット状の開口部32a,32bが所定の間隔に形成されている。開口部32aは、図11および図16に示すように、第2リッド17がコンソール本体12に対して閉成した状態において、前記連通口12aおよび第1枢支軸18の開口部18aと整合する位置に形成されている。また開口部32bは、図13および図17に示すように、第2リッド17がコンソール本体12から開放した状態において、前記連通口12aおよび第1枢支軸18の開口部18aと整合する位置に形成されている。
【0020】
従って、第2リッド17がコンソール本体12に閉成した状態では、図11および図16に示すように、連通口12aと各係止部32の開口部32aおよび第1枢支軸18の開口部18aが夫々整合すると共に、連通口17aと第1枢支軸18の開口部18bとが夫々整合した状態となり、供給ダクト14を介して送られる図示しない空調機器からの調温空気が、第2リッド17の中空空間24に取り入れられる。このとき図10に示すように、第2吹出口28は第1リッド16の後端面に略密着的に接していると共に、第2容器ホルダ25の開口部は開閉基体15の上面に略密着的に接しているので、第2リッド17の中空空間24に取り入れられた調温空気は第1吹出口27から後方へ吹出すこととなる。
【0021】
また、第2容器ホルダ25に飲料容器8を収容保持するために、第2リッド17をコンソール本体12から開放した状態では、図13および図17に示すように、連通口12aと係止部32の開口部32bおよび第1枢支軸18の開口部18aが夫々整合すると共に、連通口17aと第1枢支軸18の開口部18cとが夫々整合した状態となり、供給ダクト14を介して送られる図示しない空調機器からの調温空気が、第2リッド17の中空空間24に取入れられる。このとき図12に示すように、第1吹出口27はコンソール本体12の後端面に略密着的に接しているので、第2リッド17の中空空間24に取り入れられた調温空気は第2吹出口28から後方へ吹出すと共に、開口部26を介して第2容器ホルダ25の円筒状凹部内に吹出すこととなる。
【0022】
一方係止部30には、図15および図18に示すように、開閉基体15の幅方向に延在するスリット状の開口部30aが、該開閉基体15がコンソール本体12に対し閉成した状態において、前記連通口12aおよび第1枢支軸18の開口部18aと整合する位置に形成されている。また前記連通口15aは、開閉基体15がコンソール本体12に対し閉成した状態において、第1枢支軸18の開口部18bと整合するようになっている。従って、開閉基体15がコンソール本体12に閉成した状態では、連通口12aと係止部30の開口部30aおよび第1枢支軸18の開口部18aが夫々整合すると共に、連通口15aと第1枢支軸18の開口部18bとが夫々整合した状態となり、図15および図18に示すように、供給ダクト14を介して送られる図示しない空調機器からの調温空気が、開閉基体15の中空空間20に取入れ可能状態となる。なお、供給ダクト14と中空空間20とは、開閉基体15がコンソール本体12から開放されると、連通口15aと開口部18bとの位置がずれて非連通状態となるが、該開閉基体15がコンソール本体12に閉成した状態では、前記第2リッド17の開放または閉成操作に拘らず常に連通が保持される。
【0023】
前記第2枢支軸19は、図7,図8および図9に示す如く中空円筒状に形成され、開閉基体15の前端部において左右方向に延在し回動不能に固定されている。そして前記第1リッド16は、前方下端部の両端に円筒状の係止部31,31が一体的に成形されており、この係止部31,31を前記第1枢支軸18に外装することより開閉基体15に対して回動自在に枢支され、コンソール本体12に対し開閉可能となっている。なお各係止部31は、連通口16aを介して該第1リッド16の中空空間21と連通している。
【0024】
また第2枢支軸19には、図7〜図9に示すように、長さ方向(コンソール本体12の幅方向)に延在するスリット状の開口部19a,19bが、所定の間隔をおいて形成されている。すなわち開口部19aは、図26における領域Bにのみ延在するよう開口し、開閉基体15に開口した連通口15bと整合する位置に形成されており、図5,図6および図9に示すように、該中空空間20から送り出される調温空気を、第2枢支軸19の内部に導入し得るようになっている。また開口部19bは、図26における領域A,Aにのみ延在するよう開口し、図3,図4および図8に示すように、前記第2リッド17がコンソール本体12に対して開放した状態において前記連通口16aと整合する位置に形成されており、該第2リッド17の中空空間21と第2枢支軸19の内部とが連通状態となる。
【0025】
従って、第1リッド16をコンソール本体12に閉成した状態では、図7および図9に示すように、連通口15bと第2枢支軸19の開口部19aが整合しているものの、連通口16aと第2枢支軸19の開口部19bは非整合状態となっており、図1に示すように、中空空間20を介して送られる図示しない空調機器からの調温空気が、第1リッド16の中空空間21に取入れられない状態になっている。
【0026】
また、第1容器ホルダ22に飲料容器8を収容保持するために、第1リッド16をコンソール本体12から開放した状態では、図3,図4および図8に示すように、連通口15bと第2枢支軸19の開口部19aは前記同様整合していると共に、連通口16aと第2枢支軸19の開口部19bとが整合した状態となり、中空空間20を介して送られる図示しない空調機器からの調温空気が、第1リッド16の中空空間21に取入れ可能となる。第1リッド16の中空空間21に取入れられた調温空気は、開口部23を介して第1容器ホルダ22の円筒状凹部内に吹出すこととなる。
【0027】
前記第1容器ホルダ22に配設された前記シャッター40は、所要位置に形成された合計4個の前記開口部23を開閉して、第1リッド16の中空空間21との連通を任意に遮断し得るようになっている。なお、第2リッド17に形成された第2容器ホルダ25も同一に構成されているので、ここでは第1容器ホルダ22についてのみ説明し、第2容器ホルダ25については対応の符号を付すこととする。このシャッター40には、図23および図24に示すように、前記各開口部23(26)と同一の位置関係でスリット41が形成してあると共に、中央上面に円筒状凹部の側方に延出するレバー42が立設してあり、このレバー42を手指で移動させることにより、円筒状凹部の下端部外周に沿って形成されたガイドレール43に沿って円周方向にスライド移動するようになっている。そして図23に示すように、シャッター40を左方へ移動した状態では、各開口部23(26)と各スリット41とが非整合状態となり、第1リッド16(第2リッド17)の中空空間21(24)と第1容器ホルダ22(第2容器ホルダ25)とが遮断される。また、シャッター40を右方へ移動した状態では、図24に示すように、各開口部23(26)と各スリット41とが整合状態となり、第1リッド16(第2リッド17)の中空空間21(24)に送り込まれた調温空気が該容器ホルダ22(25)内に吹出すようになる。
【0028】
【第1実施例の作用】
次に、本発明の第1実施例に係るコンソールボックスの容器ホルダの作用につき説明する。コンソールボックス10における物品収納部11への物品の収納や、該物品収納部11からの物品の取出しは、図20に示すように、開閉基体15を開放することによりなされる。このとき、第1リッド16は開閉基体15に枢支されていると共に第2リッド17は該開閉基体15と共通的に枢支されているので、これら第1リッド16および第2リッド17は開閉基体15と共に移動または回動する。また、開閉基体15を閉成する場合は、図示しない手段により第2リッド17を開閉基体15に軽く係着させておくことにより、第2リッド17は開閉基体15と共に回動する。
【0029】
第1容器ホルダ22および第2容器ホルダ25を使用しない場合は、図19に示すように、第1リッド16および第2リッド17をコンソール本体12に閉成状態にしておく。このとき、乗用車の車内を空調するために図示しない空調機器を運転した場合は、調温空気の一部が運転席のダッシュボードの吹出口から運転席側へ吹出されると共に、残りは供給ダクト20へ送出される。この供給ダクト20へ送出された調温空気は、図10に示すように、枢支軸26を介して第2リッド17の中空空間24に取り入れられ、該第2リッド17の第1吹出口27から客席(後席)側へ吹出し、車内後方が空調される。
【0030】
一方、第1容器ホルダ22を使用する場合は、図22に示すように、第1リッド16をコンソール本体12から開放して、飲料容器8を該容器ホルダ22内に収容保持させる。このとき、前記供給ダクト20からの調温空気は、第1リッド16の中空空間21へ取り入れ可能状態になっている。すなわち、第1容器ホルダ22内に収容保持した飲料容器8の保温を必要とする場合は、図24に示すように、レバー42を右側へスライドさせて開口部23およびスリット41を整合させれば、中空空間21内へ取り入れられた調温空気が該容器ホルダ22内に吹出す。なお、シャッター40をスライドさせて開口部23とスリット41とで形成される開口面域の大きさを変位させることにより、第1容器ホルダ22内へ吹出す調温空気の量を調整し得る。
【0031】
また、第1容器ホルダ22内に収容保持した飲料容器8の保温を必要としない場合は、図23に示すように、レバー42を左側へスライドさせて開口部23およびスリット41を完全な非整合状態にすることにより、第1リッド16の中空空間21と第1容器ホルダ22内とが遮断され、調温空気は吹出さない。この第1容器ホルダ22は前席の側方に位置するので、主に運転席または助手席に着座した乗員が好適に使用し得るものであり、自然な姿勢での飲料容器の出入れを行なうことができる。
【0032】
一方、第2容器ホルダ25を使用する場合は、図21に示すように、第2リッド17をコンソール本体12から開放して、飲料容器8を該容器ホルダ25内に収容保持させる。このとき、前記供給ダクト20から第2リッド17の中空空間24内へ取り入れられた調温空気は、図10に示すように、第2吹出口28から客席(後席)側へ吹出し、該第2リッド17を閉成した状態と略同一の空調効果が得られる。また、第2容器ホルダ25内に収容保持した飲料容器8の保温を必要とする場合は、図24に示すように、レバー42を右側へスライドさせて開口部26およびスリット41を整合させ、調温空気を該容器ホルダ25内に吹出し得るよう調整すればよい。なお、シャッター40をスライドさせて開口部26とスリット41とで形成される開口面域の大きさを変位させることにより、第2容器ホルダ25内へ吹出す調温空気の量を調整し得る。
【0033】
そして、第2容器ホルダ25内に収容保持した飲料容器8の保温を必要としない場合は、図23に示すように、レバー42を左側へスライドさせて開口部26およびスリット41を完全な非整合状態にすることにより、第2リッド17の中空空間24と第2容器ホルダ25内とが遮断され、調温空気は吹出ない。この第2容器ホルダ25は後席の前方に位置するので、主に後席に着座した乗員が好適に使用し得るものであり、自然な姿勢での飲料容器の出入れを行なうことが可能である。
【0034】
なお、容器ホルダ36に配設したシャッター40は、実施例に示した円周方向へのスライド移動形態に限らず、例えば上下方向へのスライド移動形態等としてもよい。また実施例では、容器ホルダ22,25に合計4個の開口部23,26を形成したものを示したが、これら各開口部23,26の数はこれに限るものではなく、収容保持した飲料容器8の保温を好適になし得る調温空気の吹出量が得られる大きさおよび個数に設定される。更に、各容器ホルダ22,22および25,25は、夫々左右に並設した例を示したが、前後に並設したタイプであってもよい。
【0035】
【第2実施例】
図27〜図30は、本発明の好適な第2実施例に係るコンソールボックスの容器ホルダを示したものであり、このコンソールボックス50は、第1リッド16に供給する調温空気の流通経路を変更したものである。このコンソールボックス50では、図27に示すように、コンソール本体12内に配設された前記供給ダクト14を途中から分岐させて該コンソール本体12の内部側方を上方へ延在するサブダクト51を設け、物品収納部11における上方開口部11aの上面に、調温空気の吹出口52を開口してある。一方、開閉基体15の中空空間20はその前部側にのみ画成され、該開閉基体15の裏面における前部側方には、該中空空間20と連通すると共に前記吹出口52に整合する角筒形の係合筒53が突出成形されている。
【0036】
前記吹出口52の端部には、図28および図29に示すように、例えばゴム等を材質とする弾性変形可能なプレート54が、該吹出口52の開口全面を覆蓋するように配設され、その中央には長手方向に延在するスリット54aが形成されている。すなわち図28または図29に示すように、コンソール本体12から開閉基体15が開放した状態では、前記プレート54のスリット54aが略密着状態となって吹出口52を覆蓋するので、サブダクト51からの調温空気の吹出しを遮断し得るようになっている。そして図30に示すように、コンソール本体12に開閉基体15を閉成して前記係合筒53の先端がプレート54に当接すると、該プレート54は変形しながら前記スリット54aが拡開して、該係合筒53の突入を許容し、前述の如く供給ダクト14と中空空間20とが連通状態となる。
【0037】
前記開閉基体15の前端部に配設された第2枢支軸19や第1リッド16、および該開閉基体15と第1リッド16との接合形態等は、前記第1実施例と全く同一に形成されている。従って、開閉基体15がコンソール本体12に閉成した状態では、図27に示すように、供給ダクト14からの調温空気を前記第1リッド16に供給可能な状態となる。また、コンソール本体12の上部後方端に配設された第1枢支軸18や該第1枢支軸18に枢支される第2リッド17、および第1枢支軸18と第2リッド17との接合形態等も、前記第1実施例の全く同一に形成されている。なお、中空空間20と供給ダクト14とは前記サブダクト51により連通されるので、第1枢支軸18と中空空間20とは非連通状態になっている。
【0038】
【第3実施例】
図31および図32は、本発明の好適な第3実施例に係るコンソールボックスの容器ホルダを示したものであり、このコンソールボックス60も、第1リッド16に供給する調温空気の流通経路を変更したものである。このコンソールボックス60では、図31に示すように、コンソール本体12内に配設された前記供給ダクト14の途中から分岐して内部前方を上方へ延在するサブダクト61,61を設け、該コンソール本体12の前端面に配設した吹出口62,62に連通している。一方、第1リッド16の前端面には空気取入口63,63が形成してあり、図32に示すように、第1リッド16をコンソール本体12から開放した状態では、該空気取入口63,63と前記吹出口62,62とが整合し、前記供給ダクト14と第1リッド16の中空空間21とが連通した状態となって、該供給ダクト14からの調温空気を該第1リッド16に供給可能となる。
【0039】
なお、前記各吹出口62には図示しないシャッター機構が配設してあり、該吹出口62を任意に開・閉することにより、調温空気の吹出しを規制し得る。すなわち図31に示すように、第1リッド16をコンソール本体12に閉成した状態で該吹出口62を開放すれば、調温空気が前席側へ吹出して車内前方の空調を行なうことができる。また、第1リッド16を開放して第1容器ホルダ22を使用する際に、該第1容器ホルダ22内の飲料容器8の保温を必要としない場合は、前記吹出口62,62を閉成させれば供給ダクト14と中空空間21との連通が遮断され、調温空気が該中空空間21内に取入れられない。
【0040】
この第3実施例の如く第1リッド16への調温空気の供給経路を形成すれば、図30に示すように、開閉基体15の中空空間20を形成する必要がなくなると共に、それに伴い第2枢支軸19も単なる中実丸棒としてもよい。なお、第1枢支軸18および第2リッド17に関しては、前記第1実施例に例示したものと基本的に同一に構成されるので、その図示および説明は省略する。
【0041】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明に係るコンソールボックスの容器ホルダによれば、車両に搭載した空調機器からの調温された空気(冷気・暖気)をこの容器ホルダに供給するよう構成したことにより、該容器ホルダ内に収納保持した飲料容器内の飲料を適温に保持し得る利点がある。そして、空調しながら容器ホルダを使用する場合において、収容保持した飲料容器内の飲料の保温を必要としない場合には、該容器ホルダに設けたシャッターを調整することにより、調温された空気の吹出しを遮断することもできる。またコンソールリッドを分割タイプとして、前席および後席に夫々専用の容器ホルダを具備したことにより、どの座席に着座している乗員であっても手を伸ばすだけの自然な姿勢で飲料容器を出入れすることができ、殊に運転中のドライバーにおいては運転操作に支障を来たすことがない等の有益な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な第1実施例に係るコンソールボックスの第1容器ホルダの非使用状態を、図25におけるA−A線で破断して示す縦断側面図である。
【図2】コンソール本体に第1リッドが閉成した状態における開閉基体と第2枢支軸との非連通状態を拡大して示す側断面図である。
【図3】第1容器ホルダの使用状態を図25におけるA−A線で破断して示す縦断側面図である。
【図4】コンソール本体から第1リッドが開放した状態における開閉基体と第2枢支軸および第1リッドの連通状態を拡大して示す側断面図である。
【図5】第1容器ホルダの非使用状態を図25におけるB−B線で破断して示す縦断側面図である。
【図6】コンソール本体に第1リッドが閉成した状態における開閉基体と第2枢支軸との連通状態を拡大して示す側断面図である。
【図7】コンソール本体に第1リッドが閉成した状態における第2枢支軸と第1リッドとの非連通状態を拡大して示す断面斜視図である。
【図8】コンソール本体から第1リッドが開放した状態における開閉基体と第2枢支軸および第1リッドの連通状態を拡大して示す断面斜視図である。
【図9】コンソール本体に第1リッドが閉成した状態における開閉基体と第2枢支軸との連通状態を拡大して示す断面斜視図である。
【図10】第2容器ホルダの非使用状態を、図25におけるA−A線で破断して示す縦断側面図である。
【図11】コンソール本体に第2リッドが閉成した状態における供給ダクトと第2リッドとの連通状態を拡大して示す側断面図である。
【図12】第2容器ホルダの使用状態を、図25におけるA−A線で破断して示す縦断側面図である。
【図13】コンソール本体から第2リッドが開放した状態における供給ダクトと第2リッドとの連通状態を拡大して示す側断面図である。
【図14】第2容器ホルダの非使用状態を、図25におけるB−B線で破断して示す縦断側面図である。
【図15】コンソール本体に第2リッドが閉成した状態における供給タクドと開閉基体との連通状態を拡大して示す側断面図である。
【図16】コンソール本体に第2リッドが閉成した状態における供給ダクトと第1枢支軸および第2リッドとの連通状態を拡大して示す断面斜視図である。
【図17】コンソール本体から第2リッドが開放した状態における供給ダクトと第1枢支軸および第2リッドの連通状態を拡大して示す断面斜視図である。
【図18】コンソール本体に第2リッドが閉成した状態における供給ダクトと第1枢支軸および開閉基体の連通状態を拡大して示す断面斜視図である。
【図19】本発明の好適な実施例に係るコンソールボックスを概略で示す斜視図である。
【図20】実施例に係るコンソールボックスにおいて、開閉基体を開放した状態を示す斜視図である。
【図21】実施例に係るコンソールボックスにおいて、第2リッドを開放した状態を示す斜視図である。
【図22】実施例に係るコンソールボックスにおいて、第1リッドおよび第2リッドを開放した状態を示す斜視図である。
【図23】第1リッドの内部と円筒状凹部とが遮断した状態を示す第1容器ホルダの斜視図である。
【図24】第1リッドの内部と円筒状凹部とが連通した状態で示す第1容器ホルダの側断面図である。
【図25】実施例に係るコンソールボックスを第1リッドおよび第2リッドが閉成した状態で示す概略側面図である。
【図26】実施例に係るコンソールボックスを第1リッドおよび第2リッドが閉成した状態で示す概略背面図である。
【図27】本発明の好適な第2実施例に係るコンソールボックスを、第1容器ホルダおよび第2容器ホルダの非使用状態で示す概略斜視図である。
【図28】第2実施例のコンソールボックスにおける吹出口および係合筒を非整合状態で示す概略斜視図である。
【図29】吹出口および係合筒を非整合状態で示す縦断側面図である。
【図30】吹出口と係合筒とが整合して、供給ダクトと開閉基体および第1リッドとが連通した状態を示す縦断側面図である。
【図31】本発明の好適な第3実施例に係るコンソールボックスの概略斜視図である。
【図32】吹出口と空気取入口とが整合して、供給ダクトと第1リッドとが連通した状態を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
8 飲料容器 10,50,60 コンソールボックス
11 物品収納部 11a 上方開口部
12 コンソール本体 12a 連通口(開口部)
13 コンソールリッド 14 供給ダクト
15 開閉基体 15a,15b 連通口(開口部)
16 第1リッド 16a 連通口(開口部)
17 第2リッド 17a 連通口(開口部)
18 第1枢支軸 18a,18b,18c 開口部
19 第2枢支軸 19a,19b 開口部
20,21,24 中空空間 22 第1容器ホルダ
25 第2容器ホルダ 30a 開口部
32a,32b 開口部 40シャッター
52 吹出口 53 係合筒
62 吹出口 63 空気取入口

Claims (9)

  1. 車両の運転席に設けられ、内部に物品収納部(11)を画成したコンソール本体(12)と、このコンソール本体(12)に開閉自在に枢支され、前記物品収納部(11)の上方開口部(11a)を閉成するコンソールリッド(13)と、前記コンソール本体(12)の適所に配設され、前記車両に搭載した空調機器に連通接続する調温空気の供給ダクト(14)とからなるコンソールボックス(10,50,60)において、前記コンソールリッド(13)を、開閉基体(15)と第1リッド(16)および第2リッド(17)に分割可能に構成し、
    前記開閉基体(15)は、コンソール本体(12)に画成した物品収納部(11)の上方開口部(11a)を開放自在に閉成し、
    前記第1リッド(16)は、その内部に中空空間(21)を形成すると共に、該リッド(16)の裏面に飲料容器(8)を収容保持し得る第1容器ホルダ(22)を設け、
    前記第2リッド(17)は、その内部に中空空間(24)を形成すると共に、該リッド(17)の裏面に飲料容器(8)を収容保持し得る第2容器ホルダ(25)を設け、
    前記容器ホルダ(22)の内部は前記中空空間(21)に、前記容器ホルダ(25)の内部は前記中空空間(24)に夫々連通させ、また各中空空間(21,24)は前記供給ダクト(14)に連通させ、
    前記第1リッド(16)の中空空間(21)に供給ダクト(14)からの調温空気を供給することにより、第1容器ホルダ(22)に収容した飲料容器(8)の温度保持をなすと共に、前記第2リッド(17)の中空空間(24)に供給ダクト(14)からの調温空気を供給することにより、第2容器ホルダ(25)に収容した飲料容器(8)の温度保持をなし得るよう構成した
    ことを特徴とするコンソールボックスの容器ホルダ。
  2. 前記開閉基体(15)と第2リッド(16)は前記コンソール本体(12)に個別に開閉自在に枢支されると共に、前記第1リット(16)は該開閉基体(15)の開放自由端に開閉自在に枢支され、
    前記開閉基体(15)をコンソール本体(12)から開放すると、前記第1リッド(16)と第2リッド(17)が併せて開放され、
    前記第1リッド(16)をコンソール本体(12)から開放すると、前記開閉基体(15)および第2リッド(17)は開放されることなく閉成状態に保持され、
    前記第2リッド(17)をコンソール本体(12)から開放すると、前記開閉基体(15)および第1リッド(16)は開放されることなく閉成状態に保持される請求項1記載のコンソールボックスの容器ホルダ。
  3. 前記開閉基体(15)はその内部に中空空間(20)が画成され、この中空空間(20)と前記供給ダクト(14)との連通がなされる請求項1記載のコンソールボックスの容器ホルダ。
  4. 前記第1リッド(16)と開閉基体(15)とは、円筒状の第2枢支軸(19)を介して開閉自在に枢支され、
    この第2枢支軸(19)に開設した開口部(19b,19a)に、前記第1リッド(16)の中空空間(21)と開閉基体(15)の中空空間(20)の各開口部(16a,15b)を対応的に臨ませることにより、第1リッド(16)の中空空間(21)と開閉基体(15)の中空空間(20)との連通がなされる請求項1または3に記載のコンソールボックスの容器ホルダ。
  5. 前記開閉基体(15)とコンソール本体(12)とは、円筒状の第1枢支軸(18)を介して開閉自在に枢支され、
    この第1枢支軸(18)に所要間隔で開設した開口部(18a,18b)に、前記開閉基体(15)の中空空間(20)と供給ダクト(14)の各開口部(15a,30a,12a)を対応的に臨ませることにより、開閉基体(15)の中空空間(20)と供給タクト(14)との連通がなされる請求項1,3または4の何れかに記載のコンソールボックスの容器ホルダ。
  6. 前記開閉基体(15)の裏面に中空空間(20)に連通する係合筒(53)を突設すると共に、コンソール本体(12)の上面に前記供給ダクト(14)に連通する吹出口(52)を設け、
    前記開閉基体(15)をコンソール本体(12)に閉成して前記吹出口(52)と係合筒(53)とを整合させることにより、開閉基体(15)の中空空間(20)と供給ダクト(14)との連通がなされる請求項1,3または4に記載のコンソールボックスの容器ホルダ。
  7. 前記第1リッド(16)の前側端面に中空空間(21)に連通する空気取入口(63)を開設し、またコンソール本体(12)の前側端面に前記供給ダクト(14)に連通する吹出口(62)を設け、第1リッド(16)をコンソール本体(12)から開放して前記吹出口(62)と空気取出口(63)とを整合させることにより、第1リッド(16)の中空空間(21)と供給ダクト(14)との連通がなされる請求項1記載のコンソールボックスの容器ホルダ。
  8. 前記第2リッド(17)とコンソール本体(12)は、前記第1枢支軸(18)を介して開閉自在に枢支され、
    この第1枢支軸(18)に所要間隔で開設した開口部(18a,18b,18c)に、前記第2リッド(17)の中空空間(24)と供給ダクト(14)の各開口部(17a,32a,32b,12a)を対応的に臨ませることにより、これら中空空間(24)と供給ダクト(14)の連通がなされる請求項1に記載のコンソールボックスの容器ホルダ。
  9. 前記第1リッド(16)の中空空間(21)と第1容器ホルダ(22)の連通部、および第2リッド(17)の中空空間(24)と第2容器ホルダ(25)の連通部に、夫々シャッター(40)を開閉自在に配設し、前記第1リッド(16)をコンソール本体(12)に対して開放した際に、該シャッター(40)の操作により第1容器ホルダ(22)と中空空間(21)との連通を任意に遮断し得ると共に、前記第2リッド(17)をコンソール本体(12)に対して開放した際に、該シャッター(40)の操作により第2容器ホルダ(25)と中空空間(24)との連通を任意に遮断し得るよう構成してなる請求項1に記載のコンソールボックスの容器ホルダ。
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