JP3783540B2 - 車両用多目的収納構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両の空調吹き出し口を利用して、主に飲料物を冷却及び保温することが出来る車両用多目的収納構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用の加熱、冷却構造としては、例えば、図9乃至図11に示す様なものが知られている。
【0003】
このような図11に示す車両用の加熱、冷却構造では、車室前部に設けられたインストルメントパネル1の略中央のセンターコンソール上部2には、車両用加熱・冷却装置3が、設けられている。
【0004】
この車両用加熱・冷却装置3では、エアコン本体部と接続された吹き出し口に、ケーシング5を収納する収納凹部4が形成されている。このケーシング5は、略直方体のボックス形状を呈すると共に、車室内側に臨む開口部5aを有している。
【0005】
このケーシング5内には、スライド部材6が、このケーシング5の内壁面に沿ってスライド引き出し自在に収納されている。
【0006】
このスライド部材6には、缶7,7等の飲料物容器を収納する収納凹部8が形成されていて、複数のスプリング9…によって上方に向けて付勢されるホルダ板10の収納孔10a,10a内に前記缶7,7を立設可能としている。
【0007】
そして、この収納凹部8の前面部には、吹き出し口12,12を左,右一対形成したフェイスパネル11が装着されている。このフェイスパネル11の吹き出し口12,12には、格子状のグリル部材13,13が装着されている。
【0008】
次に、この従来の車両用の加熱、冷却構造の作用について説明する。
【0009】
この従来例の車両用多目的収納構造では、前記収納凹部4内に設けられた前記ホルダ板10をスプリング9の付勢力に抗して下方に押圧することにより、図10に示すように缶7,7を横臥させた状態で、ケーシング5内に収納出来る。
【0010】
収納された前記缶7,7は、エアコン本体部から供給される冷房用の冷風又は暖房用の熱風によって冷却又は暖められる。
【0011】
また、図11に示すように、前記スライド部材6を引き出した状態では、前記ホルダ板10の収納孔10a,10a内に前記缶7,7が立設される。
【0012】
前記収納凹部8では、底面部8a、左,右の側壁8b,8b、及び前記ホルダ板10によって画成された室14内に、前記エアコン本体部から供給される冷房用の冷風又は暖房用の熱風が導入されるので、この状態でも、前記缶7,7を冷却又は暖めることが出来る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の車両用の加熱、冷却構造では、グリル部材13,13が装着された吹き出し口12に到るまでのエアコン本体部からの空気流路内に、飲料物容器を収納する収納凹部8が設けられている。
【0014】
このため、エアコンの冷暖房を行っている状態では、この収納凹部8内に位置する前記缶7等が、エアコンの吹き出し温度に応じて、必ず暖められたり冷却されたりしてしまうといった問題があった。詳しくは、例えば、低外気温時に、車内を暖房しながら冷たい飲料を飲もうと思っても、暖房風により、収納凹部8に収納された飲料が、暖められてしまうし、その逆の場合も考えられる。
【0015】
そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解消し、エアコンの空気を利用しつつ、収納物の暖め及び冷却を、車室内空気の調温と独立して行うことが出来る車両用多目的収納構造を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、車室内に臨む容器取出口を有する容器収納部と、該容器収納部に形成された空調風を導入するための空調風開口と、前記容器収納部に収納され、前記容器取出口より取り外し可能なインナー部材とを有し、該インナー部材には、一端に容器の出し入れを可能とする入り口開口部を設け、他端には、第1の収納状態で、前記空調風開口と対向して連通することにより、該インナー部材内に空調風を導入可能とすると共に、第2の収納状態で、前記空調風開口と非連通状態となり、空調風の導入を禁止する底面開口部を形成し、前記容器収納部の容器取出口には、下部を回動中心とする蓋部材を設け、前記空調風開口は、容器収納部の上壁部近傍に形成するとともに、前記蓋部材には、下縁近傍に、車室内と該容器収納部内とを連通させる空気吹き出しスリットを形成した車両用多目的収納構造を特徴としている。
【0017】
このように構成された請求項1記載のものでは、前記インナー部材を前記第1の収納状態で収納すると、前記底面開口部が、前記空調風開口と対向されて連通される。このため、該インナー部材内に空調風が導入されて、前記容器収納部内に収納された容器が、該導入された空調風によって暖め或いは冷却される。
さらに、前記空調風開口と、前記蓋部材の下縁近傍に形成された空気吹き出しスリットが、該容器収納部内の対角上に設けられているので、空調風を、該容器収納部内に収納された容器の周囲に、長い道程で当接させることが出来、暖め或いは冷却効率を良好なものとさせることが出来る。
【0018】
また、前記インナー部材を前記第2の収納状態で収納すると、前記容器収納部内は、空調風開口と非連通状態となり、空調風の導入が禁止される。
【0019】
このため、前記容器収納部内に、空調風によって暖め或いは冷却したくない容器等の収納物を収納しておくことが出来、収納物の収納保存を、室内空気の調温と独立して行うことが出来る。
【0020】
また、請求項2に記載されたものでは、前記容器収納部の容器取出口には、下部を回動中心とする蓋部材を設け、該蓋部材が前記容器取出口を開放した状態で、前記インナー部材の他端を車室内側に向けると共に、一端を前記容器収納部内方向へ向けて係止させることにより、前記蓋部材及び該インナー部材で、前記容器を立設状態で保持可能な容器立て部を有する請求項1記載の車両用多目的収納構造を特徴としている。
【0021】
このように構成された請求項2記載のものでは、前記蓋部材を下部を中心として回動させて開放すると共に、前記インナー部材の他端を車室内側に向けると共に、一端を前記容器収納凹部内方向へ向けて係止させる。
【0022】
この状態で、前記容器立て部に、前記容器を立設保持させることができるので、例えば、開封された飲料容器を前記空調風で、暖め或いは冷却等、保温出来、常に飲み頃に保つことが出来る。
【0023】
そして、請求項3に記載されたものでは、前記空調風開口は、容器収納部の上壁部近傍に形成されると共に、前記蓋部材には、下縁近傍に、車室内と該容器収納部内とを連通させる空気吹き出しスリットが形成されている各請求項2に記載の車両用多目的収納構造を特徴としている。
このように構成された請求項3記載のものでは、前記空調風開口と、前記蓋部材の下縁近傍に形成された空気吹き出しスリットが、該容器収納部内の対角上に設けられているので、空調風を、該容器収納部内に収納された容器の周囲に、長い道程で当接させることが出来、暖め或いは冷却効率を良好なものとさせることが出来る。
さらに、請求項4に記載されたものでは、前記容器収納部の前記空調風開口には、所定の向きにスリットが並設されると共に、前記インナー部材の他端側の開口部には、前記空調風開口と対向する状態で、前記所定の向きと直交する向きにスリットが並設される各請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の車両用多目的収納構造を特徴としている。
【0024】
このように構成された請求項3記載のものでは、前記容器収納部の前記空調風開口には、所定の向きに形成されたスリットを、前記インナー部材の底面開口部に形成されたスリットに対向させて前記空調風を導通させても、両スリットは、直交する向きに並設されているので、前記容器収納部内に小物が収納されていても、該スリットから空調装置方向へ該小物が落ちる虞が少ない。
【0025】
しかも、空調装置のオン、オフに拘わらず、空調風の導入を禁止させることができるので、多彩な物品の収納に使用できる。
【0026】
また、請求項5に記載されたものでは、前記インナー部材の前記入り口開口部側の一対の両側壁部を近接方向に弾性変形可能に形成すると共に、該両側壁部には、指先を係止可能な把持孔が各々形成されている各請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の車両用多目的収納構造を特徴としている。
【0027】
このように構成された請求項5記載のものでは、前記インナー部材の入り口開口部側の一対の両側壁部に形成された把持孔を指先で係止して摘むことにより、両側壁部は、近接方向に弾性変形しながら容易に摘み出される。このため、使用利便性が良好である。
【0030】
【発明の実施の形態1】
以下、本発明の具体的な実施の形態1について、図示例と共に説明する。
【0031】
図1乃至図8は、この発明の実施の形態1の車両用多目的収納構造を示すものである。なお、前記従来例と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。
【0032】
まず、構成を説明すると、この実施の形態1の車両用多目的収納構造では、車室前部に設けられたインストルメントパネル1の略中央のセンターコンソール上部2には、車両用多目的収納装置15が、設けられている。
【0033】
この車両用多目的収納装置15は、エアコン本体部とダクトを介して接続された吹き出し口16,16の上に、位置して左右一対の容器収納部17,17が設けられている。
【0034】
この容器収納部17には、車室内に臨む容器取出口18が形成されて、前記インストルメントパネル1内に収納される略ボックス状の収納ボックス19が、車両前方に向けて下降する傾斜角度(約25度)を与えられて設けられている。
【0035】
この収納ボックス19の底面部20には、長手方向を縦方向とするスリット21…が、複数本、並設されて空調風開口22が形成されている。この空調風開口22は、容器収納部17の上壁部17a近傍に形成されて、前記エアコン本体部から前記吹き出し口16に送風される空調風と同様に、エアコン本体部からの空調風を送風可能なダクトDが連通されている。
【0036】
また、この実施の形態1の容器収納部17には、収納ボックス19の容器取出口18の下部に、回動軸22を回動中心とする蓋部材23が設けられている。この蓋部材23の下縁近傍には、車室内とこの容器収納部17内とを連通させる空気吹き出しスリット23aが開口形成されている。
【0037】
この容器収納部17,17内には、前記容器取出口18より取り外し可能なインナー部材24,24が各々収納されている。
【0038】
このインナー部材24は、図4に示すように上面視略コ字状で、一対の板状の両側壁部25,25の間には、一部の断面形状を略四角型とする大径容器収納部26が形成されて、一端から容器の出し入れを可能とする入り口開口部27が設けられている。この各側壁部25,25は、近接方向に弾性変形可能に形成されると共に、これらの両側壁部25,25には、指先を係止可能な把持孔25a,25aが各々形成されている。
【0039】
また、このインナー部材24の他端側には、このインナー部材24の挿抜方向を軸方向とする一部切り欠き円筒形状の小径容器収納円筒部28が設けられていて、底面部29によって、断面略三日月型の左右側片28a,28aが連設されている。
【0040】
この底面部29には、複数のスリット31…からなる他端側の開口部としての開口部30が形成されている。 これらのスリット31…によって構成された底面開口部30は、図2に示すように、第1の収納状態で、前記空調風開口22と対向して連通することにより、このインナー部材24内に空調風を導入可能とすると共に、図3に示すように、第1の収納状態と約180度反対の第2の収納状態で、前記空調風開口22と非連通状態となり、空調風の導入を禁止するように構成されている。
【0041】
このうち、前記スリット31…は、前記空調風開口22と対向する状態で、前記スリット21…の所定の向きと直交する向きとなるように、略水平方向を長手方向に沿わせるように並設されている。
【0042】
また、この実施の形態1では、図5及び図7に示すように、前記蓋部材23が、前記容器取出口18を開放状態で、前記インナー部材24の他端を車室内側に向けると共に、一端を前記容器収納部17内方向へ向けて、上縁24aを収納ボックス19の上壁面19aに係止させて、このインナー部材24を蓋部材23の前端23bで下方から支持することにより、前記蓋部材23及びこのインナー部材24で、前記容器を立設状態で保持可能な容器立て部33を有している。
【0043】
次に、この実施の形態1の作用について説明する。
【0044】
このように構成された実施の形態1の車両用多目的収納構造では、前記インナー部材24を図2に示すように、第1の収納状態で、容器収納部17内に収納すると、前記空調風開口22と対向して、前記開口部30が、位置して連通される。このため、このインナー部材24内に、前記ダクトDを介してエアコン本体より送風される空調風が導入されて、前記容器収納部17内に収納された飲料容器が、この導入された空調風によって暖め或いは冷却される。
【0045】
この実施の形態1では、図8に示すグラフのように、常温(温/冷蔵していないもの)の飲料についても、飲み頃の温度(ホットで約55度、コールドで約8度近傍)まで、数分或いは数十分で暖め或いは冷却できる。
【0046】
また、前記インナー部材24を、図3に示すように、前記第1の収納状態と約180度反対の第2の収納状態で収納すると、前記容器収納部17内は、空調風開口22と非連通状態となり、空調風の導入が禁止される。この状態であっても、前記吹き出し口16,16からの空調風の車室内への導入は、継続されているので独立して、車室内の冷暖房を行うことが出来る。
【0047】
このため、前記容器収納部17内に、空調風によって暖め或いは冷却したくない飲料容器、或いは小物等の収納物を収納しておくことが出来、収納物の収納保存を、室内空気の調温と独立して行うことが出来る。
【0048】
また、この実施の形態1の車両用多目的収納構造では、図5又は図7に示すように、前記蓋部材23を下部を中心として回動させて開放すると共に、前記インナー部材24を前記容器収納部17から取り出して、他端側である底面部29を車室内側に向けると共に、一端側である入り口開口部27を前記容器収納凹部17内方向へ向けて係止させる。
【0049】
この状態では、前記インナー部材24が蓋部材23の前端23bで下方から支持されると共に、前記蓋部材23及びこのインナー部材24で、前記飲料容器を立設状態で保持可能とする容器立て部33が形成され、この容器立て部33に、前記飲料容器を立設保持させることができる。
【0050】
このため、例えば、開封された飲料容器をこの容器立て部33に、立設保持させることにより、前記空調風で、暖め或いは冷却等、保温出来、常に飲み頃に保つことが出来る。
【0051】
しかも、この実施の形態1では、前記大径容器収納部26に、大径の飲料容器(350ml缶や或いは500mlペットボトル)を保持させて、これらの大径の飲料容器も前記空調風で、暖め或いは冷却等、保温出来、常に飲み頃に保つことが出来る。
【0052】
また、図2に示すように、前記空調風開口22の縦方向に形成されたスリット21…を、前記インナー部材24の底面開口部30に形成されたスリット31…に対向させて前記空調風を導通させても、両スリット21,31は、直交する向きに並設されているので、前記容器収納部17内に小物が収納されていても、これらのスリット21,31から空調装置のダクトD方向へ、収納された小物が落ちる虞が少ない。
【0053】
しかも、空調装置のオン、オフに拘わらず、空調風の導入を禁止させることができるので、多彩な物品の収納に使用できる。
【0054】
前記インナー部材24の前記入り口開口部側27の一対の両側壁部25,25に形成された把持孔25a,25aを指先で係止して摘むことにより、両側壁部25,25を近接方向に弾性変形させながらこのインナー部材24を容易に摘み出すことができる。このため、前記挿抜方向へのインナー部材24の出し入れ及びこの挿抜方向に沿う軸を回転中心とした回動を容易に行え、使用利便性が良好である。
【0055】
更に、この実施の形態1では、図6に示すように、前記空調風開口22と、前記蓋部材23の下縁近傍に形成された空気吹き出しスリット23aとが、この容器収納部17内の対角上に設けられているので、空調風を、この容器収納部17内に収納された飲料容器の周囲に、長い道程で当接させることが出来、暖め或いは冷却効率を良好なものとさせることが出来る。
【0056】
しかも、この実施の形態1では、前記容器収納部17に、車両前方に向けて下降する傾斜角度(約25度)を与えられて設けられているので、車両の急発進等によってこのインナー部材24内の飲料容器が、車室内方向へ飛び出す虞が少ない。
【0057】
上記実施の形態1では、図5及び図7に示すように、大径容器収納部26に500mlペットボトルの飲料容器を立設させているが、この状態で、前記容器収納部17内に飲料容器又は小物を収納したり或いは、小径容器収納円筒部28内に、飲料缶等の容器を立設させて収納させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の車両用多目的収納構造で、車室前部のセンターコンソール近傍の構成を示す分解斜視図である。
【図2】実施の形態1の車両用多目的収納構造で、空調風導入状態を示す容器収納部の一部断面分解斜視図である。
【図3】実施の形態1の車両用多目的収納構造で、空調風導入禁止状態を示す容器収納部の一部断面分解斜視図である。
【図4】実施の形態1の車両用多目的収納構造に用いられるインナー部材の上面図である。
【図5】実施の形態1の車両用多目的収納構造で、大径容器収納部にペットボトル等を立設させた状態を示す車両前後方向に沿った位置での断面図である。
【図6】実施の形態1の車両用多目的収納構造で、蓋部材閉塞状態での空調風導通経路を説明する車両前後方向に沿った位置での断面図である。
【図7】実施の形態1の車両用多目的収納構造で、大径容器収納部にペットボトル等を立設させた状態を示す斜視図である。
【図8】実施の形態1の車両用多目的収納構造で、暖め或いは冷却開始から飲み頃温度に到達するまでの時間を説明するグラフ図である。
【図9】従来例の車両用加熱・冷却装置で、収納凹部内のケーシングに、スライド部材内に横臥された缶を収納する様子を説明する斜視図である。
【図10】従来例の車両用加熱・冷却装置で、スライド部材内に缶が立設された様子を説明する斜視図である。
【図11】従来例の車両用加熱・冷却構造で、要部の分解斜視図である。
【符号の説明】
15 車両用多目的収納装置
17 容器収納部
17a 上壁部
18 容器取出口
22 空調風開口
23 蓋部材
23a 空気吹き出しスリット
24 インナー部材
25 側壁部
25a 把持孔
26 大径容器収納部
27 入り口開口部
30 開口部
31 スリット
33 容器立て部
Claims (5)
- 車室内に臨む容器取出口を有する容器収納部と、該容器収納部に形成された空調風を導入するための空調風開口と、前記容器収納部に収納され、前記容器取出口より取り外し可能なインナー部材とを有し、
該インナー部材には、一端に容器の出し入れを可能とする入り口開口部を設け、他端には、第1の収納状態で、前記空調風開口と対向して連通することにより、該インナー部材内に空調風を導入可能とすると共に、第2の収納状態で、前記空調風開口と非連通状態となり、空調風の導入を禁止する開口部を形成し、
前記容器収納部の容器取出口には、下部を回動中心とする蓋部材を設け、
前記空調風開口は、容器収納部の上壁部近傍に形成するとともに、前記蓋部材には、下縁近傍に、車室内と該容器収納部内とを連通させる空気吹き出しスリットを形成したことを特徴とする車両用多目的収納構造。 - 車室内に臨む容器取出口を有する容器収納部と、該容器収納部に形成された空調風を導入するための空調風開口と、前記容器収納部に収納され、前記容器取出口より取り外し可能なインナー部材とを有し、該インナー部材には、一端に容器の出し入れを可能とする入り口開口部を設け、他端には、第1の収納状態で、前記空調風開口と対向して連通することにより、該インナー部材内に空調風を導入可能とすると共に、第2の収納状態で、前記空調風開口と非連通状態となり、空調風の導入を禁止する開口部を形成することを特徴とする車両用多目的収納構造であって、
前記蓋部材が前記容器取出口を開放した状態で、前記インナー部材の他端を車室内側に向けると共に、一端を前記容器収納部内方向へ向けて係止させることにより、前記蓋部材及び該インナー部材で、前記容器を立設状態で保持可能な容器立て部を有することを特徴とする車両用多目的収納構造。 - 前記空調風開口は、容器収納部の上壁部近傍に形成されると共に、前記蓋部材には、下縁近傍に、車室内と該容器収納部内とを連通させる空気吹き出しスリットが形成されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用多目的収納構造。
- 前記容器収納部の前記空調風開口には、所定の向きにスリットが並設されると共に、前記インナー部材の他端側の開口部には、前記空調風開口と対向する状態で、前記所定の向きと直交する向きにスリットが並設されることを特徴とする各請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の車両用多目的収納構造。
- 前記インナー部材の前記入り口開口部側の一対の両側壁部を近接方向に弾性変形可能に形成すると共に、該両側壁部には、指先を係止可能な把持孔が各々形成されていることを特徴とする各請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の車両用多目的収納構造。
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