JP2008155713A - フロアコンソール - Google Patents

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Abstract

【課題】物品収納部の収納容積を充分確保し得るフロアコンソールを提供する。
【解決手段】フロアコンソール30は、上方に開口する物品収納部36を有するコンソール本体32と、このコンソール本体32の後方にヒンジ46で開閉自在に枢支され、常には開口部36aを閉成するリッド44と、コンソール本体32の後部座席側に開設され、車両搭載のエアコンユニットからの空気を吹出させる後部空気吹出口42とを有する。リッド44の内部に中空ダクト48が形成され、リッド44の閉成時に、中空ダクト48に設けた空気流入口50がエアコンユニットからの第1ダクト66に連通する。また、中空ダクト48に設けた空気流出口52は、リッド44の閉成時に後部空気吹出口42に連通する第2ダクト70に連通される。
【選択図】図1

Description

この発明は、エアコンユニットからの空気を後部座席へ吹出し得るようにしたフロアコンソールに関するものである。
例えば乗用車の運転席と助手席との間の床面には、一般にフロアコンソールが設けられている。このフロアコンソールには、各種小間物を収納するための物品収納部が配設されると共に、フロアシフト用の変速レバー等が設けられている。
近年の乗用車等の車両は、その殆どが車内温度を調節するエアコンユニットを搭載しており、該エアコンユニットからの調温された空気(冷気・暖気)の吹出口は、一般に運転席側のダッシュボードに取付けられている。従って、例えば運転席と後部座席とに分かれる乗用車では、後部座席側での空調の効きは余り充分でないことが多い。そこで客席での空調を効果的なものとするために、エアコンユニットから導出してダッシュボードの空気吹出口に向かう空調ダクトを後方へ分岐させ、その分岐側ダクトをフロアコンソールの後面側に設けた空気吹出口に連通させる提案が実用化されている(特許文献1参照)。
図5は、後部座席側への空気吹出口を有する従来技術に係るフロアコンソールの拡大縦断面図であって、フロアコンソール10の内部には、別体成形した物品収納部14が組込まれている。フロアコンソール10の後部側(図示しない後部座席に指向する側)には、空気吹出口16が開設され、図示しないエアコンユニットから導出する空調ダクト18の他端が空気吹出口16に連通接続して、空気を後部座席側へ吹出し得るようになっている。図5に示すように、この空調ダクト18は、フロアコンソール10の内部において、運転席側(図5の左側) から空気吹出口16に向けて物品収納部14の下方を直線的に延在するよう配設されている。なお、図5の符号20は、物品収納部14の開口部を開閉するリッドを示している。
特開2000−272330号公報
ここで、空調ダクト18をフロアコンソール10の内部に格納した際に、該空調ダクト18は、フロアコンソール10の下方側でかなりの容積を占めることになる。従って、空調ダクト18の上方に配設される物品収納部14は、深さ規制を受けてしまう。すなわち、従来例に係る空調ダクト18の配設構造では、物品収納部14は充分な深さを確保することができず、物品の収納容積に不足を来す難点が生じている。また、フロアコンソール10には、車両に対する側方からの衝突の剛性を確保するため、図5の想像線で示す如き側突対策用のブラケット12が、物品収納部14の下方において車両の幅方向に沿って配設される場合がある。そして、このようにブラケット12が物品収納部14の下方に延在すると、空調ダクト18の設置スペースが確保できず、該ダクト18を設置し得ない場合も生じる。なお、空調ダクト18を物品収納部14の側方に延在するよう配設すれば、物品収納部14に深さ制限が課されることはない。しかしながら、この場合には、物品収納部14の幅方向の寸法が制限を受けてしまう問題がある。
そこで本発明は、従来のフロアコンソールに内在する前記問題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、空調ダクトによって物品収納部の深さ制限や側方制限を受けないようにしたフロアコンソールを提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1に係る発明のフロアコンソールは、
上方に開口する物品収納部を有するコンソール本体と、このコンソール本体に枢支されて前記開口を開閉するリッドと、コンソール本体の後部座席側に開設され、車両搭載のエアコンユニットからの空気を吹出す後部空気吹出口とを有するフロアコンソールにおいて、
前記リッドの内部に空気流通路を形成し、該リッドの閉成時に、空気流通路の空気流入口がエアコンユニットに連通した第1ダクトに連通接続し、該空気流通路の空気流出口が前記後部空気吹出口に連通した第2ダクトに連通接続するよう構成したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、リッド内に形成した空気流通路を介して空気を流通させるので、物品収納部の下方や側方をダクトが延在することはなく、物品収納部の収納容積を確保し得る。また、フロアコンソール内部における物品収納部の下方に側突対策用のブラケットが延在している場合であっても問題となることはない。
請求項2に係るフロアコンソールでは、リッドをコンソール本体から開放して空気流通路と第1ダクトとの連通が絶たれた際に、第1ダクトの流路を閉塞する閉塞部材を設けた。
請求項2の発明によれば、リッドの開放時に閉塞部材が第1ダクトの流路を閉塞するので、空気が第1ダクトから外部に放出されてしまうことがない。また、リッド開放時に第1ダクトの流路が閉塞されるので、小間物等を第1ダクト内に誤って落としてしまうのを防止し得る。
請求項3に係るフロアコンソールでは、閉塞部材は、第1ダクト内部に回動自在に配設され、リッドの開放時に弾性部材の弾性力により第1ダクトの流路を閉塞する姿勢に保持されると共に、リッドの閉成時には該リッドに設けられた押圧部により弾性部材の弾性力に抗して姿勢変位されて第1ダクトの流路を開放する姿勢に保持される。
請求項3の発明によれば、リッドの開放に伴い閉塞部材は第1ダクトの流路を開放する姿勢から閉塞する姿勢に弾性部材により姿勢変位されるので、閉塞部材を別途操作して閉成させる必要はない。また、リッドの閉成時には、閉塞部材が押圧部により第1ダクトの流路を開放する姿勢に変位されるので、閉塞部材を別途操作して開放する必要はない。
本発明に係るフロアコンソールによれば、リッド内をダクトとして利用したので、該ダクトが物品収納部の下方や側方に延在することがなく、物品収納部の充分な収納容積を確保し得る。
次に、本発明に係るフロアコンソールにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、以下の説明において、図1に示す左側を前方とし、右側を後方と指称することとする。
図1は、実施例に係るフロアコンソール30を示す概略側断面図である。このフロアコンソール30は、後方側が盛り上がった側面形状をなすコンソール本体32を基本構成とし、車両室内の運転席と助手席との間に位置する床面に配設される。コンソール本体32には、運転席に臨む前方側にシフトレバー34が配設されると共に、後部側に所要深さの物品収納部36が形成されている。また、コンソール本体32の上面には、物品収納部36の開口部36aにおける前後の縁部を画成する部位に、上方に開口する前方開口部38および後方開口部40が開設されている。更に、コンソール本体32の後面には、後部座席に向けて開口する後部空気吹出口42が開設され、車両搭載のエアコンユニットからの空気を後部空気吹出口42から後部座席側へ吹出し得るよう構成される。なお、コンソール本体32の上面における前方開口部38および後方開口部40が形成された部位であって、後述するリッド44が当接する部位を、前方当接部60および後方当接部62と指称する。
物品収納部36は、その開口部36aがリッド44によって開閉自在になっている。このリッド44は、コンソール本体32における後方当接部62の後端でヒンジ46により軸支されており、図2(a)および(b)に示すように、該ヒンジ46を中心に回動することで開口部36aを開閉し得るようになっている。またリッド44は、外皮部44aおよび内皮部44bを上下の関係で突き合わせて構成され、その内部は中空とされている。そして、リッド44の内部空間が、空気の流通を許容する中空ダクト(空気流通路)48として機能するようになっている。リッド44(内皮部44b)の下面には、閉成時にコンソール本体32の前方開口部38に整合する空気流入口50が開設されると共に、同じくリッド44の閉成時にコンソール本体32の後方開口部40に整合する空気流出口52が開設されている。また、リッド44の空気流入口50には、該流入口50から外方(リッド44の閉成時にあっては下方)に向けて所定長さで延出する押圧部54が設けられ、リッド44の閉成時に後述するシャッタ58を下方へ押圧するよう構成される。なお、図2(b)に示すように、リッド44の下方には、空気流入口50および空気流出口52の周縁にシール材76,76が貼着され、リッド44が閉成した際に、空気流入口50および前方開口部38、または空気流出口52および後方開口部40が密閉状態で連通するようになっている。
図1に示すように、コンソール本体32には、エアコンユニットから導出する空調ダクト64が前後方向に配設され、エアコンユニットからの空気を該空調ダクト64を介して後方へ送るようになっている。また、コンソール本体32内部における物品収納部36の前方には、上流側の端部が空調ダクト64の開放端に連通する第1ダクト66が配設されている。第1ダクト66の下流側の端部は、吹出口68とされて、コンソール本体32の前方開口部38に接続している。すなわち、第1ダクト66の吹出口68は、リッド44の閉成時に空気流入口50と整合して、第1ダクト66および中空ダクト48が連通するよう構成される。
コンソール本体32内における物品収納部36の後方には、略鉛直方向に延在する第2ダクト70が配設されている。この第2ダクト70の上流側の端部は流入口70aとされ、コンソール本体32の後方開口部40に接続している。すなわち、第2ダクト70の流入口70aは、閉成時のリッド44における空気流出口52と整合して、中空ダクト48および第2ダクト70が連通するよう構成される。また、第2ダクト70の下流側の端部は、後部空気吹出口42に連通している。従って、リッド44が閉成した際に、該中空ダクト48を流通した空気は、第2ダクト70を介して後部空気吹出口42から吹出されるよう構成される。このように、リッド44が開口部36aを閉成することで、空調ダクト64、第1ダクト66、中空ダクト48および第2ダクト70の連通が許容されるようになっている。一方、図2(b)に示すように、リッド44が開放すると、中空ダクト48と第1,第2ダクト66,70との連通が絶たれ、後部空気吹出口42からの空気の吹出は停止される。
図3に示すように、第1ダクト66内における吹出口68の近傍には、リッド44の開放時に第1ダクト66の流路66aを閉塞して空気の外部放出を防ぐシャッタ(閉塞部材)58が設けられている。このシャッタ58は、コンソール本体32の前方開口部38の開口面積より大きな寸法に設定された薄板状に形成されている。またシャッタ58は、後方の縁部に設けられたシャフト72が第1ダクト66内の後方側に設けた図示しない支持部に支持されて回動自在に構成される。更に、シャッタ58には、ねじりバネ(弾性部材)74がシャフト72に介挿された状態で配設されている。このねじりバネ74の一方の端部は、シャッタ58の裏面58bに当接すると共に、ねじりバネ74の他方の端部は、シャッタ58を第1ダクト66内に設けた際に、第1ダクト66の後方側の内側面に当接している。そして、このねじりバネ74の弾性力により、シャッタ58は、常に一方向(図3では時計回り方向)へ付勢されている。
すなわち、リッド44の開放時にあって、シャッタ58は、ねじりバネ74の弾性力によって前部58aを前方当接部60の裏面に当接させた水平姿勢(閉塞姿勢)に維持されて、第1ダクト66(前方開口部38)の流路66aを閉塞するよう構成される(図3(b)参照))。一方、リッド44の閉成時には、シャッタ58は、該リッド44の押圧部54によりねじりバネ74の弾性力に抗して押下げられ、前部58aを下方に指向させた鉛直姿勢(開放姿勢)となって第1ダクト66の流路66aを開放するようになっている(図3(a)参照)。
(実施例の作用)
次に、実施例に係るフロアコンソール30の作用について説明する。なおリッド44は、通常時において、物品収納部36を閉成しているものとする。後部座席側へ空気を送風する際には、図示しない操作パネル等を操作して、エアコンユニットを作動させる。エアコンユニットにより温度調整がなされた空気は、空調ダクト64を介して車両の後方へ送られ、第1ダクト66に送出される。第1ダクト66に吹出された空気は、該第1ダクト66内の流路66aを上昇して吹出口68に到来する。このとき、図3(a)に示すように、シャッタ58は、リッド44の押圧部54により開放姿勢に保持され、第1ダクト66の流路66aは開放状態に維持されている。従って、エアコンユニットからの空気は、前方開口部38および空気流入口50を介してリッド44の中空ダクト48内へ送られる。なお、リッド44の下面に設けたシール材76によって、第1ダクト66および中空ダクト48は気密性が維持された状態で連通しており、空気が外部に漏れ出すことはない。
図1に示すように、中空ダクト48内に送られた空気は該中空ダクト48の後方へ流れ、空気流出口52へ到来する。ここで、リッド44の閉成時には、空気流出口52と後方開口部40とが整合して、中空ダクト48と第2ダクト70とが連通しているので、空気は空気流出口52および後方開口部40を介して第2ダクト70内へ送られる。この場合においても、空気流出口52の周縁に設けたシール材76(図2(b)参照)により空気流出口52および後方開口部40の気密性が高められているので、空気が外部に漏れ出すことはない。そして、第2ダクト70へ送られた空気は、該第2ダクト70内を下降し、後部空気吹出口42から後部座席側へ吹出される。このように、リッド44の閉成時にあっては、中空ダクト48が第1ダクト66および第2ダクト70に連通して、空気を後部座席側へ吹出し得る。
次に、図2(b)に示すように、リッド44を開放させた場合について説明する。リッド44を開放させると、図3(b)に示すように、リッド44の押圧部54によるシャッタ58への規制が解除される。するとシャッタ58は、ねじりバネ74の弾性復帰力によってシャッタ58の前部58aを上昇させる方向に回動される。そして、シャッタ58は、前部58aを前方当接部60の裏面に当接させた閉塞姿勢となって、前方開口部38を裏側から閉塞する。これにより、第1ダクト66の流路66aが閉塞され、空気が前方開口部38から外部へ放出するのを防止し得る。なお、リッド44を開放した際に前方開口部38が開口したままであると、前方開口部38を介して小間物等を第1ダクト66内に落としてしまう虞がある。しかるに、リッド44の開放時には、シャッタ58によって前方開口部38が閉鎖されるので、このような問題が生じることもない。
再びリッド44を閉成すると、押圧部54がねじりバネ74の弾性力に抗してシャッタ58を押し下げる。すると、シャッタ58は前部58aを下降させる方向へ回動される。そして、リッド44が完全に閉成すると、図3(a)に示すように、シャッタ58は開放姿勢となって第1ダクト66の流路66aを開放する。そして、リッド44が開口部36aを閉成する間、押圧部54はシャッタ58に当接して、シャッタ58を開放姿勢に維持する。
以上に説明したように、実施例に係るフロアコンソール30では、リッド44内に形成した中空ダクト48を介して空気を流通させるようにしたので、従来例の如く、物品収納部36の下方や側方をダクトが延在することがない。従って、物品収納部36の収納容積を充分確保することができる。また、従来例で示したように、フロアコンソール30の内部下方に側突対策用のブラケット12が延在している場合であっても、中空ダクト48がブラケット12に干渉することはなく、後部座席側への空気の吹出しを実現し得る。
また、リッド44の開放に伴いシャッタ58は第1ダクト66の流路66aを開放する姿勢から閉塞する姿勢にねじりバネ74により姿勢変位されるので、シャッタ58を別途操作して閉成させる必要はない。同様に、リッド44の閉成時には、シャッタ58が押圧部54により第1ダクト66の流路66aを開放する姿勢に変位されるので、シャッタ58を別途操作して開放する必要はない。更に、リッド44の開放時にシャッタ58が第1ダクト66の流路66aを閉塞するので、小間物等を誤って第1ダクト66内に落としてしまうのを防止し得る。しかも、シャッタ58による前方開口部38(第1ダクト66の流路66a)の閉塞は、リッド44の開放時にねじりバネ74により自動でなされ、第1ダクト66からの空気の放出を確実に防止し得る。
(変更例)
なお、実施例では、回動式のシャッタ58により前方開口部38(第1ダクト66の流路66a)を開閉する構成を採用した。しかしながら、本発明に適用し得るシャッタとしては、実施例の構成に限定されず、リッド44の閉成時に第1ダクト66の流路66a(前方開口部38)を開放し、リッド44の開放時に第1ダクト66の流路66a(前方開口部38)を閉塞し得るのであれば、他の構成を適宜採用可能である。例えば、図4に示すように、第1ダクト66の前方側の外側面に、電動モータ78により駆動されるラック状のシャッタ59を配設し、電気的に第1ダクト66の流路66aを開閉する機構としてもよい。すなわち、第1ダクト66の外側面に、後方に開口した筐体80が取付られ、該筐体80内に電動モータ78、シャッタ59等が設置されている。電動モータ78の回転軸には、第1歯車82が連結され、該第1歯車82に、ラック状のシャッタ59に係合する第2歯車84が噛合される。そして、電動モータ78の作動により、第1歯車82および第2歯車84が回転して、シャッタ59を前後方向にスライドさせるよう構成してある。すなわち、第2歯車84およびシャッタ59がピニオン・ラックとして機能して、第1ダクト66の流路66aを開閉するよう構成される。なお、第1ダクト66に通孔部94が開設され、シャッタ59は、該通孔部94を介して第1ダクト66に対して出入りするようスライドする。
また変更例において、電動モータ78の作動を制御する機構として、リッド44の開放時または閉成時にON−OFFするスイッチ手段88が設けられている。このスイッチ手段88は、リッド44の下面に設けられた可動素子90と、前方当接部60に設けられた固定素子92とから構成され、両素子90,92の接触・非接触を契機として電動モータ78への通電なされる。
すなわち、リッド44が閉成して可動素子90および固定素子92が接触すると、電動モータ78への通電がなされて、該電動モータ78は一方向へ回転する。すると、シャッタ59は、第1,第2歯車82,84を介して前方へスライドし、図4(a)に示すように、略全体が筐体80内に収容され、第1ダクト66の流路66aを開放する。これにより、第1ダクト66および中空ダクト48が連通し、空気の流通が許容される。また、リッド44が開放して可動素子90および固定素子92が非接触状態とされると、再び電動モータ78に通電がなされ、該電動モータ78は逆方向に回転する。これにより、第1,第2歯車82,84を介してシャッタ59が後方へスライドされる。そして、第1ダクト66に開設した通孔部94を介してシャッタ59が第1ダクト66内に臨み、図4(b)に示すように、第1ダクト66の流路66aを閉成する。従って、リッド44が開放しても、第1ダクト66の吹出口68から空気が外部へ漏れ出すことはない。なお、リッド44を再び閉成すれば、電動モータ78は一方向へ回転し、シャッタ59は第1ダクト66の流路66aを開放する。
なお、実施例においては、リッド44の内部空間を中空ダクト48として使用したが、リッド44内に中空ダクトを別途配設するようにしてもよい。また、第1ダクト66を空調ダクト64と別体構成としたが、空調ダクト64を直接前方開口部38に連通する構成としてもよい。更に、実施例では、リッド44が物品収納部36の開口部36aの後方に軸支されて、リッド44の前部を後部上方へ回動させて開口部36aを開放する構成とした。しかしながら、リッド44の閉成時に中空ダクト48と第1,第2ダクト66,70とが連通する構成であれば、リッド44が側方(図1の手前側または奥側)に回動する構成であってもよい。すなわち、リッド44を開口部36aの前後方向に延在するヒンジにより軸支して、リッド44が側方に回動して開口部36aを開放する構成を採用することも可能である。
実施例に係るフロアコンソールを示す縦断側面図である。 フロアコンソールの要部を示す縦断側面図であって、(a)はリッドを閉成させた状態を示し、(b)はリッドを開放させた状態を示している。 シャッタが第1ダクトの流路を開閉する様子を示す拡大断面図であって、(a)は第1ダクトの流路を開放した状態を示し、(b)は第1ダクトの流路を閉成した状態を示す。 変更例に係るシャッタが第1ダクトの流路を開閉する様子を示す拡大断面図であって、(a)は第1ダクトの流路を開放した状態を示し、(b)は第1ダクトの流路を閉成した状態を示す。 従来例に係るフロアコンソールを示す縦断側面図である。
符号の説明
32 コンソール本体,36 物品収納部,36a 開口部
42 後部空気吹出口,44 リッド,48 中空ダクト(空気流通路)
50 空気流入口,52 空気流出口,54 押圧部
58,59 シャッタ(閉塞部材),66 第1ダクト,66a 流路
70 第2ダクト,74 ねじりバネ(弾性部材)

Claims (3)

  1. 上方に開口する物品収納部を有するコンソール本体と、このコンソール本体に枢支されて前記開口を開閉するリッドと、コンソール本体の後部座席側に開設され、車両搭載のエアコンユニットからの空気を吹出す後部空気吹出口とを有するフロアコンソールにおいて、
    前記リッドの内部に空気流通路を形成し、該リッドの閉成時に、空気流通路の空気流入口がエアコンユニットに連通した第1ダクトに連通接続し、該空気流通路の空気流出口が前記後部空気吹出口に連通した第2ダクトに連通接続するよう構成した
    ことを特徴とするフロアコンソール。
  2. 前記リッドをコンソール本体から開放して前記空気流通路と第1ダクトとの連通が絶たれた際に、該第1ダクトの流路を閉塞する閉塞部材が設けられる請求項1記載のフロアコンソール。
  3. 前記閉塞部材は、前記第1ダクト内部に回動自在に配設され、リッドの開放時に弾性部材の弾性力により第1ダクトの流路を閉塞する姿勢に保持されると共に、リッドの閉成時には該リッドに設けられた押圧部により弾性部材の弾性力に抗して姿勢変位されて第1ダクトの流路を開放する姿勢に保持される請求項2記載のフロアコンソール。
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