JP3489712B2 - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造

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JP3489712B2
JP3489712B2 JP00733597A JP733597A JP3489712B2 JP 3489712 B2 JP3489712 B2 JP 3489712B2 JP 00733597 A JP00733597 A JP 00733597A JP 733597 A JP733597 A JP 733597A JP 3489712 B2 JP3489712 B2 JP 3489712B2
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seat belt
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floor panel
flange
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憲一 野崎
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車体構造
に関し、さらに詳しくは、四輪自動車等のフロアパネル
上にシートベルトアンカをボルト締めにて締付固定する
際におけるシートベルトアンカの回り止め構造に関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】図6に示すように、四輪自動車のフロア
パネル(リヤフロアパネル)1上にシートベルトアンカ
(アンカプレート)2を取付けるに当たっては、1本の
ボルト3を使用して締付固定するのが通例であるが、そ
の場合、ボルト3の締付時にシートベルトアンカ2がボ
ルト3の回転と共に回ってしまい、そのために取付作業
がやりにくい上にシートベルトアンカの回転により周辺
の車体パネルに当たってしまう等の不具合を生じるおそ
れがある。そこで、従来では、図6及び図7に示す如
く、フロアパネル1の一部分であってかつシートベルト
アンカ2の締付固定箇所の近傍部分において上方に向け
て屈曲成形させた断面ほぼ円弧状の突起状ビード4を設
け、この突起状ビード4の側面部をシートベルトアンカ
2の回り止め部としている。 【0003】この場合には、シートベルトアンカ2をフ
ロアパネル1上に締付固定するためにボルト3を図6に
おいて矢印α方向に回転させた時に、このボルト3と一
緒に回転するシートベルトアンカ2は突起状ビード4に
当接してその回動が阻止されることとなる。その結果、
シートベルトアンカ2のそれ以上の回転の防止が図られ
るようになっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き従来のシートベルトアンカの回り止め構造では次の
ような問題点がある。すなわち、回り止め用の突起状ビ
ード4は、フロアパネル1の一部分をドーム状に屈曲成
形して成るいわゆる“丸ビード”であるため、ボルト締
付時におけるシートベルトアンカ2の回転に伴ってこの
シートベルトアンカ2が突起状ビード4の側面部から
起状ビード4上に乗り上がってしまい、その結果、突起
状ビード4が回り止め部としての機能を果たさなくなる
場合がある。 【0005】また、このような不具合を解消するために
は、別部品である回り止め専用の部品をフロアパネル1
上に配設してこの部品の端面をシートベルトアンカ2の
回り止め部とすれば良いのであるが、この場合には、回
り止め専用部品を新たに追加する必要があり、部品点数
及び組付工数の増大並びにコストアップを招くという問
題点を生じる。さらに、フロアパネル1上に回り止め専
用部品を追加すれば、その取付のための取付孔等を介し
て水漏れを生じるおそれがある。 【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、新たな部品を追加する
ことなく、ビードの端面を利用することによりシートベ
ルトアンカの確実な回り止めを行なうことができ、また
水漏れの心配のないような構成の自動車の車体構造(シ
ートベルトアンカの回り止め構造)を提供することにあ
る。 【0007】 【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、自動車のフロアパネル上に結合され
るリヤフロアセンタークロスメンバのフランジの側端面
一部分であってかつ前記フロアパネル上に1本のボル
トにて締付固定されるシートベルトアンカの近傍部分
に、上方に向けて突出するように屈曲成形されたビード
前記シートベルトアンカの回り止め部として設けると
共に、前記ビードの突出高さをシートベルトアンカの板
厚より僅かに大きく或いはこれにほぼ等しく設定し、
記フロアパネルヘの前記シートベルトアンカのボルト締
めの際に、前記リヤフロアセンタークロスメンバのフラ
ンジの側端面にストッパ面として形成された前記ビード
の端面に、前記シートベルトアンカを当接させることに
より、前記シートベルトアンカの回動を阻止するように
している。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図1〜図5を参照して説明する。なお、図1〜図5にお
いて図6及び図7と同一の部分には同一の符号を付すこ
ととする。 【0009】図1は、本発明に係る車体構造を備えた四
輪自動車のフロアパネル1を示すものである。図1に示
すように、フロアパネル1の後部箇所には、車体左右方
向(車幅方向)に沿って延びるリヤフロアセンタークロ
スメンバ5が配設されると共に、このリヤフロアセンタ
ークロスメンバ5の側部の近傍においてシートベルトア
ンカ2がフロアパネル1上にボルト締めにて取付けられ
ている。なお、前記シートベルトアンカ2にはウェビン
グW(シートベルト)の一端が止着されるようになって
いる。 【0010】上述のリヤフロアセンタークロスメンバ5
の両端部には、図2及び図3に示す如く、屈曲片から成
るフランジ6が設けられており、このフランジ6の複数
の適宜箇所がスポット溶接Sにてフロアパネル1に溶接
結合されている。そして、このフランジ6の側端面6a
の付近のフロアパネル1上にシートベルトアンカ2が配
置されて1本のボルト3にて締付固定されている(図2
参照)。 【0011】本例においては、上述のリヤフロアセンタ
ークロスメンバ5のフランジ6には、その端縁の一部分
であってかつ前記シートベルトアンカ2の配設箇所に対
応する近傍部分に、ビード7が屈曲成形されている。車
体左右方向におけるビード7の形状は、図2及び図4に
示すように、前記フランジ6の幅方向の中間箇所6bか
ら徐々に立ち上がるような形状となされ、その側端面6
aの一部分すなわちビード7の端面7aがフランジ基準
面Pより上方に配置されている。また、車体前後方向に
おけるビード7の形状は、図2及び図5に示すように、
フランジ6の適宜箇所6c,6d間においてフランジ基
準面Pから上方へ向けてほぼ円弧状に湾曲された形状と
なされている。かくして、ビード7の端面7aは、フロ
アパネル1から上方に離れた位置に配置されている。 【0012】なお、図4及び図5に示す如く、フロアパ
ネル1に対するビード7の高さHは、前記シートベルト
アンカ2の板厚Tより僅かに大きく或いはこれにほぼ等
しく設定されている。 【0013】次に、シートベルトアンカ2の取付作業に
ついて述べると、以下のとおりである。先ず、リヤフロ
アセンタークロスメンバ5の左右のフランジ6をフロア
パネル1上の所定箇所に載置してその複数箇所をスポッ
ト溶接Sにて溶接結合し、これによりリヤフロアセンタ
ークロスメンバ5をフロアパネル1上に取付ける(図3
参照)。次いで、シートベルトアンカ2をフロアパネル
1上の所定の取付箇所、すなわち、ビード7の近傍箇所
であってかつビード7に対応する箇所に置き、1本のボ
ルト3を用いてフロアパネル1へのシートベルトアンカ
2の締付作業を行なう。 【0014】この締付作業に際しては、1本のボルト3
のみによる締付であるためシートベルトアンカ2はボル
ト3の回転方向α(図2において時計方向)に回転を生
じることとなるが、この回転は、リヤフロアセンターク
ロスメンバ5のフランジ6に設けられたビード7によっ
て阻止される。すなわち、シートベルトアンカ2が回転
すると、このシートベルトアンカ2が図4に示す如く前
ビード7の端面7a(ストッパ面)に当接してそれ以
上の回動が阻止され、シートベルトアンカ2の回り止め
がなされることとなるため、シートベルトアンカ2は前
ビード7の端面7aに当接した位置で確実に締付固定
される。 【0015】従って、本例によれば、新たな回り止め用
部品を追加することなく既存の部品であるリヤフロアセ
ンタークロスメンバ5のフランジ6を利用してこのフラ
ンジ6に回り止め用のビード7を設け、このビード7の
端面7aをシートベルトアンカ2のストッパ面にするよ
うにしたので、部品点数及び組付工数の増加やコストア
ップを来たすことなく確実な回り止め構造を提供するこ
とができる。また、既述のようなビード7の形状は、シ
ートベルトアンカ2の回転力を受け止めるのに充分な強
度・剛性を得ることができるものであるため、強度・剛
性の点でも何ら問題はない。 【0016】以上、本発明の一実施例につき述べたが、
本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明
の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能であ
る。例えば、前記ビード7の屈曲形状は、既述の実施例
における形状に限定されることなく、必要に応じて各種
形状に適宜に設定可能である。 【0017】 【発明の効果】以上の如く、本発明は、リヤフロアセン
タークロスメンバのフランジにシートベルトアンカ回り
止め用のビードを設けてこのビードの端面をシートベル
トアンカのストッパ面にするようにしたものであるか
ら、リヤフロアセンタークロスメンバの一部分すなわち
ビードの端面をシートベルトアンカのストッパとして利
用することにより、フロアパネルへのシートベルトアン
カのボルト締めの際にシートベルトアンカのビードへの
乗り上げを生じることなくシートベルトアンカの回り止
めを確実に行なうことができる。しかも、本発明によれ
ば、回り止め用のビードを既存の自動車部品であるリヤ
フロアセンタークロスメンバのフランジに設けるように
しているので、回り止め専用の新しい部品を追加(新
設)する必要がなく、従って部品点数及び組付工数の増
加並びにこれに伴うコストアップを来さずに済むという
利点がある。さらに、本発明によれば、上述のように新
たな回り止め専用部品を新設する必要がないため、この
種の部品の取付孔をフロアパネルに形成するのに伴って
生じる水漏れの心配は全くない。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る車体構造を備えた四輪自動車のフ
ロアパネルの斜視図である。 【図2】図1において符号Xで示す部分の拡大斜視図で
あって、前記フロアパネルにおけるシートベルトアンカ
配設部(X部)を拡大して示す斜視図である。 【図3】図2におけるA−A線拡大断面図である。 【図4】図2におけるB−B線拡大断面図である。 【図5】図2におけるC−C線拡大断面図である。 【図6】従来の車体構造におけるシートベルトアンカの
回り止め構造を示す斜視図である。 【図7】図6におけるD−D線断面図である。 【符号の説明】 1 フロアパネル 2 シートベルトアンカ 3 ボルト 5 リヤフロアセンタークロスメンバ 6 フランジ 6a 側端面 7 ビード 7a 端面(ストッパ面) α シートベルトアンカの回転方向(ボルトの締付方
向)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 22/00 - 22/48 B62D 25/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 自動車のフロアパネル上に結合されるリ
    ヤフロアセンタークロスメンバのフランジの側端面の
    部分であってかつ前記フロアパネル上に1本のボルトに
    て締付固定されるシートベルトアンカの近傍部分に、上
    方に向けて突出するように屈曲成形されたビード前記
    シートベルトアンカの回り止め部として設けると共に、
    前記ビードの突出高さをシートベルトアンカの板厚より
    僅かに大きく或いはこれにほぼ等しく設定し、前記フロ
    アパネルヘの前記シートベルトアンカのボルト締めの際
    に、前記リヤフロアセンタークロスメンバのフランジの
    側端面にストッパ面として形成された前記ビードの端面
    に、前記シートベルトアンカを当接させることにより、
    前記シートベルトアンカの回動を阻止するようにしたこ
    を特徴とする自動車の車体構造。
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