JP3089871B2 - シートベルトアンカの取付構造 - Google Patents

シートベルトアンカの取付構造

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JP3089871B2
JP3089871B2 JP04361146A JP36114692A JP3089871B2 JP 3089871 B2 JP3089871 B2 JP 3089871B2 JP 04361146 A JP04361146 A JP 04361146A JP 36114692 A JP36114692 A JP 36114692A JP 3089871 B2 JP3089871 B2 JP 3089871B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の後席幼児拘束
用装置等に用いられるシートベルトアンカの取付構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来におけるシートベルトアンカの取付
構造の一例を、図3ないし図8について説明する。自動
車1のバックパネル2(図4参照)には、略樋状のテー
ルクロスメンバパネル3が開口部を下方に向けて取付け
られている。テールクロスメンバパネル3の上面3aに
は、バックドア4を保持するためのストライカ5がスト
ライカ用ボルト6及びストライカ用ナット7により取付
けられている。この場合、テールクロスメンバパネル3
とストライカ用ナット7との間にはストライカ用補強板
8が介装されている。
【0003】テールクロスメンバパネル3の側面3bに
は、一端側が後席シート9に設けた幼児拘束用座席10の
上端に接続してこの幼児拘束用座席10を固定する上端側
ベルト11に連結する略く字形のフィティングプレート12
がフィティングプレート用ボルト13及びフィティングプ
レート用ナット14により取付けられている。
【0004】この場合、図5に示すように、テールクロ
スメンバパネル3とフィティングプレート用ナット14と
の間にはフィティングプレート用補強板15が介装されて
おり、またフィティングプレート12とテールクロスメン
バパネル3との間にはスペーサ16が介装されている。
【0005】なお、前記上端側ベルト11とフィティング
プレート12との間には、フィティングプレート12に形成
した係留孔12a に係留してチャイルドアンカレッジデバ
イス用フック17が介装されている。チャイルドアンカレ
ッジデバイス用フック17には、一端部が幼児拘束用座席
10の上端に接続する上端側ベルト11の他端部が連結され
ており、幼児拘束用座席10を固定するようにしている。
図4中、18はピラー、19はタイヤハウスである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した自
動車1で、前部衝突事故が発生すると、幼児用座席及び
この幼児用座席に着座する幼児(図示省略)には、図7
に示すように慣性により前方へ突出しようとする力Fが
働く。この力Fは、上端側ベルト11からフックを介して
テールクロスメンバパネル3に設置されているフィティ
ングプレート12に伝わる。
【0007】このフィティングプレート12に伝わった力
Fは、テールクロスメンバパネル3の全域に伝わり、こ
れにより力Fが増すにつれて、図8に示すようにテール
クロスメンバパネル3は引伸されるように変形してしま
う。このため、クロスメンバパネルの上面3aにストライ
カ用ボルト6により取付けられているストライカ5の位
置も変化し、バックドア4の開閉が困難になったり、損
傷を招く虞があった。これを防ぐため、たとえばテール
クロスメンバパネル3を、通常は必要がない程度に厚く
するなどの補強策が必要になった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、テールクロスメンバパネルの開放変形を抑え、かつ
ストライカ及びフィティングプレートの補強を部品点数
を少なくして果たすことができるシートベルトアンカ取
付構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、バックパネルに略樋状のテールクロスメ
ンバパネルを開口部を下方に向けて取付け、テールクロ
スメンバパネルの上面3aにストライカを取付け、側面3b
に幼児拘束用座席の上端側ベルトに連結するフィティン
グプレートを取付けた自動車1において、略L字形を成
す基端部の一方の面部側に連接して他方の面部に対して
離間方向に延びる延長部を設けた補強板を設け、該補強
板を前記基端部をテールクロスメンバパネルの上面及び
側面に当接させてテールクロスメンバパネルに結合し、
延長部の先端側をバックパネルに結合したことを特徴と
する。
【0010】
【作用】このような構成とすれば、前部衝突事故の際等
にテールクロスメンバパネルに前方向の力が作用して
も、テールクロスメンバパネルは補強板の設置により箱
型を成して大きな強度を有するので、この力によって変
形することがない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例のシートベルトアン
カの取付構造を図1及び図2に基づいて説明する。な
お、図3ないし図8に示す部材及び部分と同一の部材及
び部分は同一符号で示す。
【0012】図において、自動車1(図3参照)のバッ
クパネル2には、略樋状のテールクロスメンバパネル3
が開口部を下方に向けて取付けられている。補強板20
は、略L字形を成す基端部21の一方の面部21b 側に連接
して他方の面部21a に対して離間方向に延びる延長部22
を設けたものになっている。基端部21の一方の面部21b
の中央部には一つの孔が形成されており、他方の面部21
a には二つの孔が並んで形成されている。
【0013】補強板20には、一方の面部21b の孔に対応
してフィティングプレート用ナット14が溶着され、また
他方の面部21a の孔に対応してストライカ用ナット7が
溶着されている。補強板20は基端部21をテールクロスメ
ンバパネル3の上面3a及び側面3bに当接してスポット接
合(スポット打点を符号Sで示す)により、テールクロ
スメンバパネル3に結合されている。
【0014】ストライカ5はテールクロスメンバパネル
3の上面3aに位置され、ストライカ用ボルト6をストラ
イカ用ナット7に螺合することによりテールクロスメン
バパネル3に固定されている。
【0015】フィティングプレート12はスペーサ16を介
してテールクロスメンバパネル3の側面3bに位置され、
フィティングプレート用ボルト13をフィティングプレー
ト用ナット14に螺合することによりテールクロスメンバ
パネル3に固定されている。フィティングプレート12に
は矩形の係留孔12a が形成されており、この係留孔12a
にチャイルドアンカレッジデバイス用フック17が係留さ
れている。チャイルドアンカレッジデバイス用フック17
には、一端部が幼児拘束用座席10(図7参照)の上端に
接続する上端側ベルト11の他端部が連結されており、幼
児拘束用座席10を固定するようにしている。
【0016】補強板20の延長部22の先端側はバックパネ
ル2に当接してスポット接合されており、バックパネル
2に結合されている。補強板20の延長部22の先端側がバ
ックパネル2に結合されることにより、バックパネル
2、補強板20及びテールクロスメンバパネル3は箱型に
なり、大きな強度を有することになる。
【0017】このように構成されたシートベルトアンカ
の取付構造では、前部衝突事故の際等にテールクロスメ
ンバパネル3に前方向の力Fが作用しても、テールクロ
スメンバパネル3は補強板20の設置により箱型を成して
大きな強度を有するので、力Fによって変形することが
ない。このため、ストライカ5は所定の位置に維持され
バックドア4の開閉を良好な状態に維持し、かつその損
傷を招くことがない。
【0018】また、補強板20がストライカ5とフィティ
ングプレート12の補強を兼ねているので、部品数を削減
できる。さらに、幼児を拘束している幼児拘束用座席10
を後席シート9に確実に拘束しておくことができ、ひい
ては幼児に対しても有効な拘束が確保されることにな
る。
【0019】
【発明の効果】本発明は、テールクロスメンバパネルは
補強板の設置により箱型を成して大きな強度を有し、前
部衝突事故の際等に前方向の大きな力が作用しても変形
することがないので、ストライカは所定の位置に維持さ
れバックドアの開閉を良好な状態に維持し、かつその損
傷を招くことがない。また、補強板がストライカとフィ
ティングプレートの補強を兼ねているので、部品数を削
減できる上に、厚さを必要以上のものにするなどの措置
がいらなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシートベルトアンカの取付
構造を示す断面図である。
【図2】同シートベルトアンカの取付構造を示す分解斜
視図である。
【図3】シートベルトアンカの取付構造を備えた自動車
の一例を示す側面図である。
【図4】同自動車の後席部を模式的に示す斜視図であ
る。
【図5】図4のA部の拡大断面図である。
【図6】従来のシートベルトアンカの取付構造の一例を
示す断面図である。
【図7】同シートベルトアンカの取付構造及びこれを用
いた幼児拘束用座席を示す側面図である。
【図8】同シートベルトアンカの取付構造の作用例を示
す側面図である。
【符号の説明】
1 自動車 2 バックパネル 3 テールクロスメンバパネル 3a テールクロスメンバパネルの上面 3b テールクロスメンバパネルの側面 10 幼児拘束用座席 11 上端側ベルト 21 補強板 21 補強板の基端部21b 基端部の一方の面部21a 基端部の他方の面部 22 補強板の延長部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−15749(JP,U) 実開 平4−98628(JP,U) 実開 昭62−86261(JP,U) 実開 昭61−128178(JP,U) 実開 昭59−30736(JP,U) 実開 昭63−70461(JP,U) 実開 昭57−108442(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 22/12 - 22/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックパネルに略樋状のテールクロスメ
    ンバパネルを開口部を下方に向けて取付け、テールクロ
    スメンバパネルの上面にストライカを取付け、側部に幼
    児拘束用座席の上端側ベルトに連結するフィティングプ
    レートを取付けた自動車において、略L字形を成す基端
    部の一方の面部側に連接して他方の面部に対して離間方
    向に延びる延長部を設けた補強板を設け、該補強板を前
    記基端部をテールクロスメンバパネルの上面及び側面に
    当接させてテールクロスメンバパネルに結合し、延長部
    の先端側をバックパネルに結合したことを特徴とするシ
    ートベルトアンカの取付構造。
JP04361146A 1992-12-28 1992-12-28 シートベルトアンカの取付構造 Expired - Lifetime JP3089871B2 (ja)

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US8251429B2 (en) * 2010-07-29 2012-08-28 Honda Motor Co., Ltd. Striker webbing guide assembly

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