JP3486984B2 - N−メチル−2−ピロリドンの精製方法 - Google Patents
N−メチル−2−ピロリドンの精製方法Info
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- JP3486984B2 JP3486984B2 JP24543494A JP24543494A JP3486984B2 JP 3486984 B2 JP3486984 B2 JP 3486984B2 JP 24543494 A JP24543494 A JP 24543494A JP 24543494 A JP24543494 A JP 24543494A JP 3486984 B2 JP3486984 B2 JP 3486984B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はN−メチル−2−ピロリ
ドン(以下、NMPと略す。)の精製方法に関するもの
である。詳しくは、熱効率よくNMP(a)とNMPよ
り比揮発度の小さい有機物(b)を含む水溶液からNM
Pを精製して回収する方法に関するものである。このN
MPは、トリクレンのような塩素化炭化水素溶剤の代替
として使用される金属洗浄剤として有用である。
ドン(以下、NMPと略す。)の精製方法に関するもの
である。詳しくは、熱効率よくNMP(a)とNMPよ
り比揮発度の小さい有機物(b)を含む水溶液からNM
Pを精製して回収する方法に関するものである。このN
MPは、トリクレンのような塩素化炭化水素溶剤の代替
として使用される金属洗浄剤として有用である。
【0002】
【従来の技術】NMPを製造する方法としては、γ−ブ
チロラクトンとモノメチルアミンとを反応させる方法
(特公昭49−20585号、同49−20586号、
同51−42107号、特開平1−190667号参
照)や2−ピロリドンとメタノールとを反応させる方法
(特公昭57−45218号参照)が知られている。
チロラクトンとモノメチルアミンとを反応させる方法
(特公昭49−20585号、同49−20586号、
同51−42107号、特開平1−190667号参
照)や2−ピロリドンとメタノールとを反応させる方法
(特公昭57−45218号参照)が知られている。
【0003】この反応生成物には、N−メチル−2−ピ
ロリドン、水の外にN−メチル−2−ピロリドンよりも
比揮発度の小さい(沸点が高い)、有機物、例えば2−
ピロリドンを含む水溶液(通常、NMPよりも比揮発度
の小さな有機物を少量、好ましくは3重量%以下含有
し、且つ水を5重量%以上、好ましくは10〜50重量
%の範囲で含有するNMP水溶液である。)であるの
で、反応生成物より水およびかかる比揮発度の小さい有
機物を除いて高純度(99重量%以上)のN−メチル−
2−ピロリドンを得るという精製工程が必要とされ、通
常、工業的な規模においては蒸留によって精製されてい
る。
ロリドン、水の外にN−メチル−2−ピロリドンよりも
比揮発度の小さい(沸点が高い)、有機物、例えば2−
ピロリドンを含む水溶液(通常、NMPよりも比揮発度
の小さな有機物を少量、好ましくは3重量%以下含有
し、且つ水を5重量%以上、好ましくは10〜50重量
%の範囲で含有するNMP水溶液である。)であるの
で、反応生成物より水およびかかる比揮発度の小さい有
機物を除いて高純度(99重量%以上)のN−メチル−
2−ピロリドンを得るという精製工程が必要とされ、通
常、工業的な規模においては蒸留によって精製されてい
る。
【0004】例えば特公昭51−42107号公報に
は、反応帯域から得られた反応生成物を蒸留塔に供給
し、未反応のモノアルキルアミンと水の一部とを塔頂か
ら留出させて反応帯域に循環し、0.5〜2.0モル倍
の水を含有するピロリドン類を塔底から回収し、これを
脱水蒸留塔に導入して減圧下に蒸留を行ない水を除去
し、脱水したピロリドン類を更により低い減圧下で蒸留
して高沸点物を塔底から除去して精製したピロリドン類
を得ることが開示されている。
は、反応帯域から得られた反応生成物を蒸留塔に供給
し、未反応のモノアルキルアミンと水の一部とを塔頂か
ら留出させて反応帯域に循環し、0.5〜2.0モル倍
の水を含有するピロリドン類を塔底から回収し、これを
脱水蒸留塔に導入して減圧下に蒸留を行ない水を除去
し、脱水したピロリドン類を更により低い減圧下で蒸留
して高沸点物を塔底から除去して精製したピロリドン類
を得ることが開示されている。
【0005】又、特開昭61−191673号公報に
は、不純物として芳香族化合物及び水に不溶性の有機化
合物を含有する粗N−メチルピロリドンを蒸留精製する
にあたり、 該粗N−メチルピロリドンを第1蒸留塔において、
水を塔底液中の水分濃度が40重量%以上になる量存在
させ、且つ500mmHg以上の圧力下で蒸留するこ
と、
は、不純物として芳香族化合物及び水に不溶性の有機化
合物を含有する粗N−メチルピロリドンを蒸留精製する
にあたり、 該粗N−メチルピロリドンを第1蒸留塔において、
水を塔底液中の水分濃度が40重量%以上になる量存在
させ、且つ500mmHg以上の圧力下で蒸留するこ
と、
【0006】 該第1蒸留塔の塔頂から芳香族化合
物、水に不溶性の有機化合物及び水を含有する第1の留
出液を留出させること、 該第1蒸留塔の塔底からN−メチルピロリドン及び
水を含有する第1の缶出液を得、それを第2蒸留塔に供
給すること、 該第2蒸留塔を減圧下で蒸留すること、
物、水に不溶性の有機化合物及び水を含有する第1の留
出液を留出させること、 該第1蒸留塔の塔底からN−メチルピロリドン及び
水を含有する第1の缶出液を得、それを第2蒸留塔に供
給すること、 該第2蒸留塔を減圧下で蒸留すること、
【0007】 該第2蒸留塔の塔頂から水からなる第
2の留出液を留出させ、その少なくとも一部を上記第1
蒸留塔に循環させること、及び 該第2蒸留塔の塔底から精製N−メチルピロリドン
からなる第2の缶出液を得ること、を特徴とするN−メ
チルピロリドンの精製方法が開示されている。
2の留出液を留出させ、その少なくとも一部を上記第1
蒸留塔に循環させること、及び 該第2蒸留塔の塔底から精製N−メチルピロリドン
からなる第2の缶出液を得ること、を特徴とするN−メ
チルピロリドンの精製方法が開示されている。
【0008】更に、特開平1−190667号公報に
は、反応生成液を三基のオルダーショー蒸留塔を組み合
わせ、第一蒸留塔では水及び過剰分のモノメチルアミン
の大部分を塔頂に抜き出し、缶出液を第二蒸留塔でさら
に水を分離した後、第三蒸留塔で精製蒸留し中段側留分
からN−メチル−2−ピロリドンを抜き出し、純度が9
9.86%、γ−ブチロラクトンの含有率が0.03
%、色相がAPHA10のNMP製品を得ることが開示
されている。
は、反応生成液を三基のオルダーショー蒸留塔を組み合
わせ、第一蒸留塔では水及び過剰分のモノメチルアミン
の大部分を塔頂に抜き出し、缶出液を第二蒸留塔でさら
に水を分離した後、第三蒸留塔で精製蒸留し中段側留分
からN−メチル−2−ピロリドンを抜き出し、純度が9
9.86%、γ−ブチロラクトンの含有率が0.03
%、色相がAPHA10のNMP製品を得ることが開示
されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の工業規模の連続
蒸留によってNMPを精製し回収するには、第1蒸留塔
で水を主成分とする軽沸成分を塔頂より留出させて分離
し、NMPの同伴ロスを最少に抑えるため該留出物中の
NMP濃度は極力小さく、好ましくは1重量%以下にな
るように還流をかけて蒸留する。さらに別の第2蒸留塔
で高沸成分とNMPとを分離し、製品として純度の高い
NMPを塔頂もしくは側流より留出させることが有効で
あった。
蒸留によってNMPを精製し回収するには、第1蒸留塔
で水を主成分とする軽沸成分を塔頂より留出させて分離
し、NMPの同伴ロスを最少に抑えるため該留出物中の
NMP濃度は極力小さく、好ましくは1重量%以下にな
るように還流をかけて蒸留する。さらに別の第2蒸留塔
で高沸成分とNMPとを分離し、製品として純度の高い
NMPを塔頂もしくは側流より留出させることが有効で
あった。
【0010】しかし、これらの精製方法では蒸留塔での
熱利用効率が悪く、熱源用役費が多大であった。本発明
は、γ−ブチロラクトンとモノメチルアミンとを反応さ
せて得られたN−メチル−2−ピロリドン反応生成液、
2−ピロリドンとメタノールとを反応させて得られたN
−メチル−2−ピロリドン反応生成液から熱効率よく、
かつ、色相の優れたNMPを高純度に取り出す精製方法
の提供を目的とする。
熱利用効率が悪く、熱源用役費が多大であった。本発明
は、γ−ブチロラクトンとモノメチルアミンとを反応さ
せて得られたN−メチル−2−ピロリドン反応生成液、
2−ピロリドンとメタノールとを反応させて得られたN
−メチル−2−ピロリドン反応生成液から熱効率よく、
かつ、色相の優れたNMPを高純度に取り出す精製方法
の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、N−メチル−
2−ピロリドン(a)とN−メチル−2−ピロリドンよ
り比揮発度の小さい有機物(b)を含む水溶液を蒸留し
て水と該有機物をほとんど含まないN−メチル−2−ピ
ロリドンを製造する方法において、 該水溶液を第1蒸留塔に供給して、塔頂から水とN
−メチル−2−ピロリドンを留出し、その一部を分縮さ
せて第1蒸留塔へ還流として戻し、残りを凝縮すること
なく第2蒸留塔の上部に気相状態で供給すること、
2−ピロリドン(a)とN−メチル−2−ピロリドンよ
り比揮発度の小さい有機物(b)を含む水溶液を蒸留し
て水と該有機物をほとんど含まないN−メチル−2−ピ
ロリドンを製造する方法において、 該水溶液を第1蒸留塔に供給して、塔頂から水とN
−メチル−2−ピロリドンを留出し、その一部を分縮さ
せて第1蒸留塔へ還流として戻し、残りを凝縮すること
なく第2蒸留塔の上部に気相状態で供給すること、
【0012】 第1蒸留塔の塔底からN−メチル−2
−ピロリドン(a)とN−メチル−2−ピロリドンより
比揮発度の小さな有機物(b)の混合物を抜き出し、第
2蒸留塔の下部に液相状態で供給すること 第2蒸留塔の塔頂より水を主成分とする低沸成分を
留出させ、塔底よりN−メチル−2−ピロリドンを含む
高沸成分を抜き出し、製品のN−メチル−2−ピロリド
ンは側流から回収すること 第2蒸留塔の塔頂圧力は第1蒸留塔の塔頂圧力より
も低圧にすることを特徴とするN−メチル−2−ピロリ
ドンの精製方法を提供するものである。
−ピロリドン(a)とN−メチル−2−ピロリドンより
比揮発度の小さな有機物(b)の混合物を抜き出し、第
2蒸留塔の下部に液相状態で供給すること 第2蒸留塔の塔頂より水を主成分とする低沸成分を
留出させ、塔底よりN−メチル−2−ピロリドンを含む
高沸成分を抜き出し、製品のN−メチル−2−ピロリド
ンは側流から回収すること 第2蒸留塔の塔頂圧力は第1蒸留塔の塔頂圧力より
も低圧にすることを特徴とするN−メチル−2−ピロリ
ドンの精製方法を提供するものである。
【0013】
【作用】蒸留塔2基を用いて反応生成物を連続蒸留する
場合、第1蒸留塔の留出物中に水を主成分とする軽沸成
分と原料として供給したNMPの1〜30重量%を含有
したままで第2蒸留塔の上部へ気相供給し、一方、塔底
から抜き出す高沸成分中の含水率を1重量%以下として
第2蒸留塔の下部へ液相供給し、第2蒸留塔の側流より
製品NMPを取得することで従来の慣習的な蒸留方法で
取得した製品と品質的に遜色なく、しかも第1塔及び第
2塔の還流比が大幅に削減されリボイラー・コンデンサ
ーの熱源の用役使用量が減少し熱経済的な連続蒸留が可
能になった。即ち、本発明ではNMP(a)と、水、及
びNMPより比揮発度の小さい有機物(b)の各々の比
揮発度差に基づく蒸留分離の容易さを利用したので熱経
済的な連続蒸留を行うことができた。
場合、第1蒸留塔の留出物中に水を主成分とする軽沸成
分と原料として供給したNMPの1〜30重量%を含有
したままで第2蒸留塔の上部へ気相供給し、一方、塔底
から抜き出す高沸成分中の含水率を1重量%以下として
第2蒸留塔の下部へ液相供給し、第2蒸留塔の側流より
製品NMPを取得することで従来の慣習的な蒸留方法で
取得した製品と品質的に遜色なく、しかも第1塔及び第
2塔の還流比が大幅に削減されリボイラー・コンデンサ
ーの熱源の用役使用量が減少し熱経済的な連続蒸留が可
能になった。即ち、本発明ではNMP(a)と、水、及
びNMPより比揮発度の小さい有機物(b)の各々の比
揮発度差に基づく蒸留分離の容易さを利用したので熱経
済的な連続蒸留を行うことができた。
【0014】(発明の概要)反応水溶液
本発明の反応生成物のN−メチル−2−ピロリドン
(a)とN−メチル−2−ピロリドンより比揮発度の小
さい有機物(b)を含む水溶液は、γ−ブチロラクトン
とモノメチルアミンとを反応させて得られたN−メチル
−2−ピロリドン反応生成物、2−ピロリドンとメタノ
ールとを反応させて得られたN−メチル−2−ピロリド
ン反応生成物であり、このものは、NMPよりも比揮発
度の小さい有機物(b)を少量、好ましくは3重量%以
下含有し、水を5重量%以上、好ましくは10〜50重
量%含有し、NMPを50重量%を越え、95重量%未
満、好ましくは55〜90重量%含有する水溶液であ
る。
(a)とN−メチル−2−ピロリドンより比揮発度の小
さい有機物(b)を含む水溶液は、γ−ブチロラクトン
とモノメチルアミンとを反応させて得られたN−メチル
−2−ピロリドン反応生成物、2−ピロリドンとメタノ
ールとを反応させて得られたN−メチル−2−ピロリド
ン反応生成物であり、このものは、NMPよりも比揮発
度の小さい有機物(b)を少量、好ましくは3重量%以
下含有し、水を5重量%以上、好ましくは10〜50重
量%含有し、NMPを50重量%を越え、95重量%未
満、好ましくは55〜90重量%含有する水溶液であ
る。
【0015】精製装置
本発明を実施する精製装置を図1を用いて説明する。図
中、1は第1蒸留塔、2は第2蒸留塔、3は反応生成物
の導管、4は還流管、5はガスライン、6は分縮器、
6′はリボイラー、7は供給ライン、8はガスライン、
9は凝縮器、10は抜き出し管、11は高沸点物の抜き
出しライン、12は製品のNMPの側流抜き出しライ
ン、13はリボイラーである。
中、1は第1蒸留塔、2は第2蒸留塔、3は反応生成物
の導管、4は還流管、5はガスライン、6は分縮器、
6′はリボイラー、7は供給ライン、8はガスライン、
9は凝縮器、10は抜き出し管、11は高沸点物の抜き
出しライン、12は製品のNMPの側流抜き出しライ
ン、13はリボイラーである。
【0016】精製方法
第1蒸留塔1にNMP(a)とNMPよりも比揮発度の
小さな有機物(例えば2−ピロリドン)(b)を含有し
た水溶液を反応器(図示しない)より液供給管3を経て
供給する。第1蒸留塔は理論段数10〜25段の充填
塔、あるいは棚段塔で塔内の圧力は常圧ないしは減圧下
に操作され、塔底温度は通常150℃ないしNMPの沸
点+15℃、好ましくはNMPの沸点+5℃の範囲から
選択される。NMPはできるだけ、高温にさらさないよ
うにして蒸留するのが好ましい。塔頂より抜き出された
留出物は分縮器6で一部凝縮し還流ライン4を経由して
蒸留塔1へ戻される以外は、ガスライン5より気相のま
ま第2蒸留塔の上部に供給される。
小さな有機物(例えば2−ピロリドン)(b)を含有し
た水溶液を反応器(図示しない)より液供給管3を経て
供給する。第1蒸留塔は理論段数10〜25段の充填
塔、あるいは棚段塔で塔内の圧力は常圧ないしは減圧下
に操作され、塔底温度は通常150℃ないしNMPの沸
点+15℃、好ましくはNMPの沸点+5℃の範囲から
選択される。NMPはできるだけ、高温にさらさないよ
うにして蒸留するのが好ましい。塔頂より抜き出された
留出物は分縮器6で一部凝縮し還流ライン4を経由して
蒸留塔1へ戻される以外は、ガスライン5より気相のま
ま第2蒸留塔の上部に供給される。
【0017】液供給管3より供給したNMPの1〜30
%を第1蒸留塔の塔頂より留出させてガスライン5を経
由して第2蒸留塔へ供給することで、第1蒸留塔での還
流量の削減が可能になり、使用する熱源の用役使用量は
大幅に減少する。第2蒸留塔は理論段数20〜35段の
充填塔あるいは棚段塔で、塔内の圧力は第1蒸留塔より
も減圧で操作され、好ましくは500mmHg以下、さ
らに好ましくは10〜200mmHg下で塔底温度は2
00℃以下、好ましくは160℃以下で減圧蒸留する。
塔頂からの留出ガスは通常、工業用水で冷却するため、
塔頂温度は35〜70℃の範囲が好ましい。
%を第1蒸留塔の塔頂より留出させてガスライン5を経
由して第2蒸留塔へ供給することで、第1蒸留塔での還
流量の削減が可能になり、使用する熱源の用役使用量は
大幅に減少する。第2蒸留塔は理論段数20〜35段の
充填塔あるいは棚段塔で、塔内の圧力は第1蒸留塔より
も減圧で操作され、好ましくは500mmHg以下、さ
らに好ましくは10〜200mmHg下で塔底温度は2
00℃以下、好ましくは160℃以下で減圧蒸留する。
塔頂からの留出ガスは通常、工業用水で冷却するため、
塔頂温度は35〜70℃の範囲が好ましい。
【0018】ガスライン5より供給された留出分に含ま
れる水の殆どがガスライン8を経由して凝縮器9で凝縮
した後、抜き出し管10によって系外に放出される。一
方、製品NMPは第2蒸留塔の気相原料供給位置と液相
原料供給位置との中間の側流抜き出しライン12より取
得される。尚、側流抜き出しライン12は液相でも気相
抜き出しであってもかまわない。また気相原料供給位置
と側流からの製品抜き出し位置までの必要段数は、ガス
ライン5より供給されたNMPを回収し、水を側流の製
品抜き出し位置では殆ど含ませないことのできる段数、
例えば理論段数1〜10段、好ましくは2〜8段であ
る。
れる水の殆どがガスライン8を経由して凝縮器9で凝縮
した後、抜き出し管10によって系外に放出される。一
方、製品NMPは第2蒸留塔の気相原料供給位置と液相
原料供給位置との中間の側流抜き出しライン12より取
得される。尚、側流抜き出しライン12は液相でも気相
抜き出しであってもかまわない。また気相原料供給位置
と側流からの製品抜き出し位置までの必要段数は、ガス
ライン5より供給されたNMPを回収し、水を側流の製
品抜き出し位置では殆ど含ませないことのできる段数、
例えば理論段数1〜10段、好ましくは2〜8段であ
る。
【0019】さらに、第1蒸留塔の塔底から第2蒸留塔
の下部に供給される液中には水は殆ど含有されていない
(1重量%以下)ため、NMPとNMPより比揮発度の
小さい有機物の分離を第2蒸留塔の下段部分で行えばよ
く、NMPより比揮発度の小さい有機物は塔底の抜き出
し管11より系外に抜き出す。尚、抜き出し管11より
排出される高沸成分液には、通常は側流として抜き出す
NMPに対し1〜15重量%のNMPを高沸成分と一緒
に抜き出すように蒸留する。すなわち1〜15重量%の
NMPを高沸成分と一緒に抜き出し、再蒸留してNMP
を回収すると製品に及ぼす影響が小さく、回収操作を安
定して行うことができるので有利である。
の下部に供給される液中には水は殆ど含有されていない
(1重量%以下)ため、NMPとNMPより比揮発度の
小さい有機物の分離を第2蒸留塔の下段部分で行えばよ
く、NMPより比揮発度の小さい有機物は塔底の抜き出
し管11より系外に抜き出す。尚、抜き出し管11より
排出される高沸成分液には、通常は側流として抜き出す
NMPに対し1〜15重量%のNMPを高沸成分と一緒
に抜き出すように蒸留する。すなわち1〜15重量%の
NMPを高沸成分と一緒に抜き出し、再蒸留してNMP
を回収すると製品に及ぼす影響が小さく、回収操作を安
定して行うことができるので有利である。
【0020】
【実施例】以下に実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。 実施例1 反応容器内にγ−ブチロラクトン、モノメチルアミン及
び水を仕込み、N−メチル−2−ピロリドンの製造を行
った。製造条件として、モノメチルアミン/γ−ブチロ
ラクトンのモル比1.08とし、水/γ−ブチロラクト
ンのモル比4.0とし、反応温度255℃、滞留時間3
時間として反応させた。
明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。 実施例1 反応容器内にγ−ブチロラクトン、モノメチルアミン及
び水を仕込み、N−メチル−2−ピロリドンの製造を行
った。製造条件として、モノメチルアミン/γ−ブチロ
ラクトンのモル比1.08とし、水/γ−ブチロラクト
ンのモル比4.0とし、反応温度255℃、滞留時間3
時間として反応させた。
【0021】得た反応生成物は、NMP83.5重量
%、2−ピロリドン1.2重量%および水15.3重量
%を含有するものであった。この反応生成物を図1に示
す装置を用いてNMPを精製した。第1蒸留塔は理論段
数20段で、この上から14段目の位置に反応生成物を
導管3より238.1Kg/Hrの割合で供給した。第
1蒸留塔の塔頂圧力は510mmHgとし、塔頂からの
留出物のうち56.4Kg/Hr(水64.7重量%、
NMP35.3重量%)をガスライン5を経由して気相
状態のまま第2蒸留塔(理論段数30段)の5段に供給
し、残りは分縮器6にて凝縮後、還流ライン4より第1
蒸留塔へ戻した。また第1蒸留塔の塔底よりライン7に
て缶出物181.8Kg/Hr(NMP98.4重量
%、2−ピロリドン1.6重量%)を抜き出し、第2蒸
留塔の22段に液相のまま供給した。
%、2−ピロリドン1.2重量%および水15.3重量
%を含有するものであった。この反応生成物を図1に示
す装置を用いてNMPを精製した。第1蒸留塔は理論段
数20段で、この上から14段目の位置に反応生成物を
導管3より238.1Kg/Hrの割合で供給した。第
1蒸留塔の塔頂圧力は510mmHgとし、塔頂からの
留出物のうち56.4Kg/Hr(水64.7重量%、
NMP35.3重量%)をガスライン5を経由して気相
状態のまま第2蒸留塔(理論段数30段)の5段に供給
し、残りは分縮器6にて凝縮後、還流ライン4より第1
蒸留塔へ戻した。また第1蒸留塔の塔底よりライン7に
て缶出物181.8Kg/Hr(NMP98.4重量
%、2−ピロリドン1.6重量%)を抜き出し、第2蒸
留塔の22段に液相のまま供給した。
【0022】第1蒸留塔のリボイラー6′での使用蒸気
量はエネルギー換算すると31,300Kcal/Hr
であり、分縮器6で要した除熱量は3,700Kcal
/Hrであった。第2蒸留塔は理論段数30段を有し、
塔頂の圧力は100mmHgとした。第2蒸留塔の塔頂
よりの留出物36.5Kg/Hr(水99.7重量%、
NMP0.3重量%)は凝縮9で凝縮後、系外10に放
出した。
量はエネルギー換算すると31,300Kcal/Hr
であり、分縮器6で要した除熱量は3,700Kcal
/Hrであった。第2蒸留塔は理論段数30段を有し、
塔頂の圧力は100mmHgとした。第2蒸留塔の塔頂
よりの留出物36.5Kg/Hr(水99.7重量%、
NMP0.3重量%)は凝縮9で凝縮後、系外10に放
出した。
【0023】第2蒸留塔の塔底からはライン11にて2
−ピロリドン18.9重量%を含有する高沸物14.8
Kg/Hrを抜き出した。製品のNMPは8段目の液相
より側流抜き出しで取得した。製品中のNMP純度は9
9.95重量%以上あり、着色度はAPHA10であっ
た。第2蒸留塔のリボイラー13の使用蒸気量は36,
300Kcal/Hrであり、凝縮器9での除熱量は6
7,500Kcal/Hrであった。尚、APHAはA
STM D−1209に準じて測定した。
−ピロリドン18.9重量%を含有する高沸物14.8
Kg/Hrを抜き出した。製品のNMPは8段目の液相
より側流抜き出しで取得した。製品中のNMP純度は9
9.95重量%以上あり、着色度はAPHA10であっ
た。第2蒸留塔のリボイラー13の使用蒸気量は36,
300Kcal/Hrであり、凝縮器9での除熱量は6
7,500Kcal/Hrであった。尚、APHAはA
STM D−1209に準じて測定した。
【0024】比較例
実施例と同じ二基の蒸留塔を用いて図2に示す装置を用
い、従来の連続蒸留方式にてNMPを精製した。第1蒸
留塔(理論段数20段)に導管3より実施例の反応生成
物238.2Kg/Hr(水15.3重量%、NMP8
3.5重量%、2−ピロリドン1.2重量%)とライン
10より第2蒸留塔(理論段数30段)の塔頂からの留
出液14.9Kg/Hr(水0.6重量%、NMP9
9.4重量%)を供給した。第1蒸留塔の塔頂からの留
出液中のNMP濃度が0.1重量%以下になるように還
流を行い、36.4Kg/Hrの留出液をライン5より
系外に放出した。第1蒸留塔の塔底よりライン7にて缶
出液216.7Kg/Hr(NMP98.6重量%、2
−ピロリドン1.3重量%、水0.1重量%)を第2蒸
留塔に供給した。第1蒸留塔のリボイラー6′の使用蒸
気量をエネルギー換算すると43,600Kcal/H
rであり、分縮器6で要した除熱量は37,200Kc
al/Hrであった。
い、従来の連続蒸留方式にてNMPを精製した。第1蒸
留塔(理論段数20段)に導管3より実施例の反応生成
物238.2Kg/Hr(水15.3重量%、NMP8
3.5重量%、2−ピロリドン1.2重量%)とライン
10より第2蒸留塔(理論段数30段)の塔頂からの留
出液14.9Kg/Hr(水0.6重量%、NMP9
9.4重量%)を供給した。第1蒸留塔の塔頂からの留
出液中のNMP濃度が0.1重量%以下になるように還
流を行い、36.4Kg/Hrの留出液をライン5より
系外に放出した。第1蒸留塔の塔底よりライン7にて缶
出液216.7Kg/Hr(NMP98.6重量%、2
−ピロリドン1.3重量%、水0.1重量%)を第2蒸
留塔に供給した。第1蒸留塔のリボイラー6′の使用蒸
気量をエネルギー換算すると43,600Kcal/H
rであり、分縮器6で要した除熱量は37,200Kc
al/Hrであった。
【0025】第2蒸留塔の塔底からは2−ピロリドン1
9.3重量%を含有する高沸物15.0Kg/Hrを抜
き出した。製品のNMPは第2蒸留塔の4段目の液相よ
りライン12にて側流抜き出しで取得した。製品中のN
MP純度は99.95重量%以上あり、着色度はAPH
A10であった。第2蒸留塔のリボイラー13の使用蒸
気量42,500Kcal/Hrであり、凝縮器9での
除熱量は42,300Kcal/Hrであった。
9.3重量%を含有する高沸物15.0Kg/Hrを抜
き出した。製品のNMPは第2蒸留塔の4段目の液相よ
りライン12にて側流抜き出しで取得した。製品中のN
MP純度は99.95重量%以上あり、着色度はAPH
A10であった。第2蒸留塔のリボイラー13の使用蒸
気量42,500Kcal/Hrであり、凝縮器9での
除熱量は42,300Kcal/Hrであった。
【0026】
【発明の効果】100℃におけるNMPの蒸気圧は24
mmHg、2−ピロリドンの蒸気圧は3mmHg、水の
蒸気圧は760mmHgであり、2−ピロリドンのNM
Pに対する比揮発度α1 は0.125、水のNMPに対
する比揮発度α2 は31.667となる。従来の方法で
は水及び高沸物の分離除去時のNMP同伴損失を出来る
限り少なく抑制するために、比揮発度αが水のようにか
なり大きな物質であっても、大量の還流をかけて塔頂で
のNMPが微量になるように蒸留操作を行っていた。
mmHg、2−ピロリドンの蒸気圧は3mmHg、水の
蒸気圧は760mmHgであり、2−ピロリドンのNM
Pに対する比揮発度α1 は0.125、水のNMPに対
する比揮発度α2 は31.667となる。従来の方法で
は水及び高沸物の分離除去時のNMP同伴損失を出来る
限り少なく抑制するために、比揮発度αが水のようにか
なり大きな物質であっても、大量の還流をかけて塔頂で
のNMPが微量になるように蒸留操作を行っていた。
【0027】本発明においては、NMPに対する2−ピ
ロリドンの比揮発度α1 およびNMPに対する水の比揮
発度α2 が1からかなり離れていることが蒸留によって
分離しやすいことに着目してなされたので、第1蒸留塔
で少量の還流によって粗分離した後、第2蒸留塔で容易
にNMPを分離することが可能になる。しかも、第1蒸
留塔の塔頂から留出する水を凝縮することなく第2蒸留
塔に供給することで大幅なエネルギーの削減が達成され
た。
ロリドンの比揮発度α1 およびNMPに対する水の比揮
発度α2 が1からかなり離れていることが蒸留によって
分離しやすいことに着目してなされたので、第1蒸留塔
で少量の還流によって粗分離した後、第2蒸留塔で容易
にNMPを分離することが可能になる。しかも、第1蒸
留塔の塔頂から留出する水を凝縮することなく第2蒸留
塔に供給することで大幅なエネルギーの削減が達成され
た。
【0028】また、ライン5からの留出物を従来の慣習
的な蒸留塔からの軽沸物のように系外へ抜き出す場合に
は、NMPのロスを最小限に抑制するため、NMPの濃
度が極力小さくなるように還流をかける必要があった
が、本発明では第1蒸留塔の塔頂のNMPの量に係わり
なく、塔底のライン7から抜き出されるNMP液中の含
水率を1重量%以下に保持すれば、第2蒸留塔で連続的
にNMPを回収することが可能である。
的な蒸留塔からの軽沸物のように系外へ抜き出す場合に
は、NMPのロスを最小限に抑制するため、NMPの濃
度が極力小さくなるように還流をかける必要があった
が、本発明では第1蒸留塔の塔頂のNMPの量に係わり
なく、塔底のライン7から抜き出されるNMP液中の含
水率を1重量%以下に保持すれば、第2蒸留塔で連続的
にNMPを回収することが可能である。
【図1】本発明のNMP生成物の精製方法を実施する装
置の平面図である。
置の平面図である。
【図2】従来のNMP生成物の精製方法を実施する装置
の平面図である。
の平面図である。
1 第1蒸留塔
2 第2蒸留塔
3 NMP水溶液の導管
12 高純度のNMPの抜き出し管
Claims (3)
- 【請求項1】 N−メチル−2−ピロリドン(a)とN
−メチル−2−ピロリドンより比揮発度の小さい有機物
(b)を含む水溶液を蒸留して水と該有機物をほとんど
含まないN−メチル−2−ピロリドンを製造する方法に
おいて、 該水溶液を第1蒸留塔に供給して、塔頂から水とN
−メチル−2−ピロリドンを留出し、その一部を分縮さ
せて第1蒸留塔へ還流として戻し、残りを凝縮すること
なく第2蒸留塔の上部に気相状態で供給すること、 第1蒸留塔の塔底からN−メチル−2−ピロリドン
(a)とN−メチル−2−ピロリドンより比揮発度の小
さな有機物(b)の混合物を抜き出し、第2蒸留塔の下
部に液相状態で供給すること 第2蒸留塔の塔頂より水を主成分とする低沸成分を
留出させ、塔底よりN−メチル−2−ピロリドンを含む
高沸成分を抜き出し、製品のN−メチル−2−ピロリド
ンは側流から回収すること 第2蒸留塔の塔頂圧力は第1蒸留塔の塔頂圧力より
も低圧にすることを特徴とするN−メチル−2−ピロリ
ドンの精製方法。 - 【請求項2】 第1蒸留塔の塔頂より留出されるN−メ
チル−2−ピロリドンの量は原料として供給されたN−
メチル−2−ピロリドンの1〜30重量%であり、かつ
塔底から抜き出されて第2蒸留塔に供給されるN−メチ
ル−2−ピロリドン溶液中の含水率は1重量%以下であ
ることを特徴とする請求項1記載の精製方法。 - 【請求項3】 第2蒸留塔の製品のN−メチル−2−ピ
ロリドンを側流として回収する位置は、気相原料供給位
置と液相原料供給位置との中間であることを特徴とする
請求項1記載の精製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24543494A JP3486984B2 (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | N−メチル−2−ピロリドンの精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24543494A JP3486984B2 (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | N−メチル−2−ピロリドンの精製方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08109167A JPH08109167A (ja) | 1996-04-30 |
JP3486984B2 true JP3486984B2 (ja) | 2004-01-13 |
Family
ID=17133607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24543494A Expired - Fee Related JP3486984B2 (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | N−メチル−2−ピロリドンの精製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3486984B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102482213A (zh) * | 2009-09-14 | 2012-05-30 | 三菱化学工程株式会社 | Nmp的蒸馏装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001354647A (ja) * | 2000-06-14 | 2001-12-25 | Mitsubishi Chemicals Corp | N−メチル−2−ピロリドン組成物及びその製造方法 |
CN102399179B (zh) * | 2010-09-17 | 2014-06-18 | 上海化学试剂研究所 | 超纯n-甲基吡咯烷酮的生产方法 |
CN103328443B (zh) * | 2011-03-09 | 2016-08-10 | 三菱化学工程株式会社 | Nmp的蒸馏装置 |
CN102921306B (zh) * | 2012-11-16 | 2015-05-20 | 北京碧水源膜科技有限公司 | 分离膜凝胶浴溶液回收方法及使用回收物制备的分离膜 |
JP6440156B2 (ja) * | 2014-07-29 | 2018-12-19 | オルガノ株式会社 | 有機溶剤精製システム及び方法 |
JP6898567B2 (ja) * | 2017-03-30 | 2021-07-07 | 三菱ケミカルエンジニアリング株式会社 | Nmpの蒸留装置 |
KR102294876B1 (ko) * | 2018-09-28 | 2021-08-27 | 주식회사 엘지화학 | 아미드계 화합물의 회수 방법 및 장치 |
CN111269163B (zh) * | 2020-03-19 | 2022-11-29 | 江苏盈天环保科技有限公司 | 一种于n-甲基吡咯烷酮中去除伽马丁内酯的方法 |
CN114432728B (zh) * | 2022-04-11 | 2022-06-21 | 天津中福环保科技股份有限公司 | 一种nmp提纯的系统及工艺 |
-
1994
- 1994-10-11 JP JP24543494A patent/JP3486984B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102482213A (zh) * | 2009-09-14 | 2012-05-30 | 三菱化学工程株式会社 | Nmp的蒸馏装置 |
CN102482213B (zh) * | 2009-09-14 | 2013-12-18 | 三菱化学工程株式会社 | Nmp的蒸馏装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08109167A (ja) | 1996-04-30 |
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