JP3485410B2 - 耐加熱黒変性に優れた溶融アルミめっき鋼板の製造法 - Google Patents

耐加熱黒変性に優れた溶融アルミめっき鋼板の製造法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温で保持した際
にもめっき層表面が黒変する事がなく、高い熱反射性を
維持する耐加熱黒変性に優れた溶融アルミめっき鋼板の
製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術およびその課題】鋼板にAl−Si合金め
っきをした所謂タイプ1と呼ばれる溶融アルミめっき鋼
板は、めっき層にSiが添加されているため、高温にお
いても銀白色を保持し、熱反射特性に優れている。この
ため従来より種々の耐熱用途に使用されている。しかし
このタイプ1溶融アルミめっき鋼板も400〜450℃
以上の高温に晒されるとAlとFeの相互拡散が生じ、
アルミめっき層がFe−Al−Si金属間化合物層に変
化して(以降この現象を合金化と呼ぶ)黒変し、光沢を
失い、熱反射性を著しく損なう事が知られている。
【0003】このアルミめっきの合金化には鋼板のso
l−N量が深く関与することが知られ、sol−Nをあ
る量以上含有する鋼板においては、合金層と鋼板の界面
にAlN層が生成して合金化反応を抑制することが、例
えば鉄と鋼70(1984)S475等に記述されてい
る。更にsol−Nを含有する鋼板をめっき後焼鈍する
事によりこのAlN層は成長し、更に耐黒変温度が上昇
することも知られている。
【0004】かかる知見に基づき、合金化による黒変を
抑制する技術についても、これまでに種々の検討が行わ
れている。例えば本出願人らは特公平2−61544号
公報において、sol−N量を0.0003〜0.00
20%,Alを0.005%以下に制限し、溶融アルミ
めっき後に特定条件の焼鈍を施すことにより耐加熱黒変
性を付与したアルミめっき鋼板を開示した。また特公平
5−26864号公報においては、N:0.0005〜
0.0060%,Al:0.005〜0.020%を含
有し、めっき後特定条件で焼鈍する溶融アルミめっき鋼
板の例が開示されている。
【0005】これらの開示例において、確かにFe−A
lの合金化反応を抑制する事が可能で、その結果550
〜570℃というような高温に曝した後も銀白色外観を
保持する事ができる。しかしその性能はやや不安定で、
鋼成分、操業条件によっては530℃程度の温度で合金
化が起こる事もあった。一方500℃程度で加熱した際
に、合金化は起こっていないが、表面のみが恰も合金化
したような黒色を呈する事があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
品質の不安定性が発生する理由を解明し、安定して57
0℃以上の耐黒変温度を達成する製造方法を提供するも
のである。まず第1に、530℃程度で合金化が発生す
る現象であるが、これについては鋼中のO量及びTi,
Nb,V,Bの総量が大きく影響している。特に鋼中O
量を0.05%超存在させることが耐加熱黒変性の安定
に寄与することを見いだしたものである。その理由は未
だ不明確ではあるが、鋼中Oの一部がsol−Oとなっ
てAlと反応してAlNと同じようにAl23 が生成
して合金化の抑制に寄与しているものと推測している。
またTi,Nb,V,B等の元素は全てNと化合物を形
成する元素で、これらが増すほどsol−N量を減じる
事になる。その臨界量はこれら元素の総量が0.005
%である。従って安定した性能を得るためには、Ti,
Nb,V,Bの1種または2種以上を合計で0.005
%以下とし、かつOを0.05%超添加する必要があ
る。
【0007】次に溶融アルミめっきを高温に保持した際
に起こる、合金化ではない黒変現象について説明する。
例えば特公平2−61544号公報、あるいは特公平5
−26864号公報に開示されたような製造法で製造さ
れた溶融アルミめっき鋼板であっても、500℃以上の
加熱後あたかも合金化を起こしたように黒変する現象が
時々見いだされた。このときの色調は合金化による黒変
と非常に似ているが、断面より観察してみると合金化は
起きていず、500℃以下の温度ではやや薄い色調とな
る。これらのことからこの黒変現象はアルミめっき層の
表面のみに依存している現象である。
【0008】つまり加熱後の耐黒変性に優れた溶融アル
ミめっき鋼板を得るためには鋼中に上記のように安定的
にsol−Nを残す事は必要条件であるが、必ずしも十
分条件ではなく、表面の黒変防止対策が必要である。そ
こでこの黒変した溶融アルミめっき鋼板をGDS(グロ
ー放電分光法)で調査したところ、表層にCrの強いピ
ークが現れた。また薄膜X線回折法によりその物質を調
査したところ、CrO(OH)が同定された。故にこの
表面黒変はクロメート処理によるものであると結論づけ
られる。通常溶融アルミめっき鋼板には1次防錆のため
にクロム酸を主成分とするクロメート処理が施される。
このクロメートが500℃以上に加熱されたときに変質
して黒色の皮膜になると思われる。
【0009】本発明は上記のような知見に基づき完成さ
れたものである。すなわち鋼成分としてはOを一定量含
有し、かつTi,Nb,V,B等を限定してsol−N
を安定的に残存させるような成分系とし、これに溶融ア
ルミめっきを施し、溶融アルミめっき後はクロメート処
理をしないか、あるいはある量以下の処理とすること
で、合金化による黒変及び表面起因の黒変の両方を防止
して、加熱後の耐黒変性に優れた溶融アルミめっき鋼板
を得ようとするものである。
【0010】そしてその要旨とするところは、組成が重
量比でC:0.01%以下,Si:0.05%以下,
N:0.0015〜0.0070%,Al:0.01%
以下,O:0.05超〜0.1%,Ti,Nb,V,B
の1種または2種以上を合計で0.005%以下、残部
Fe及び不可避的不純物からなる鋼板に、組成が重量比
でSi:3〜12%,残部がAl及び不可避的不純物か
らなるめっき浴で溶融アルミめっきすることを特徴とす
る耐加熱黒変性に優れた溶融アルミめっき鋼板の製造
法。
【0011】または、その後片面当たりの付着量がCr
換算で10mg/m2 以下のクロメート処理をすること
を特徴とする耐加熱黒変性に優れた溶融アルミめっき鋼
板の製造法。さらには溶融アルミめっき後、あるいはク
ロメート処理後、温度:300〜500℃、時間:2〜
20hrの焼鈍処理をすることを特徴とする耐加熱黒変
性に優れた溶融アルミめっき鋼板の製造法である。
【0012】次に本発明の限定理由について説明する。
まず鋼中成分について記述する。 C:同程度のsol−Nの水準であれば、C含有量が少
ないほどAl−Siめっき層と地鉄の合金化を抑制す
る。一方本発明の成分系は必然的にsol−Nを含有す
るため加工性にやや劣る。従って、合金化の抑制、加工
性の両面から低Cの方が好ましい。本発明においては
0.01%以下に限定する。しかし上記の主旨から、望
ましくは0.005%以下である。
【0013】Si:Siは製鋼段階で酸素と反応して珪
酸及び珪酸塩を生成し、溶鋼中の酸素を除去する。また
鋼帯製造工程においても、鋼中sol−Oと反応する可
能性がある。またSiは鋼中でNと反応してSi
3 4 ,SiNを生成して、sol−Nを減少させる。
さらにはSi量が増すと、溶融めっき工程の中の加熱時
に表面に酸化物として濃化して不めっきを惹起する。い
ずれにしても低い方が望ましい元素であり、0.05%
以下,好ましくは0.03%以下に限定する。
【0014】N:アルミめっき後の光沢保持性を確保す
るためには、sol−Nとして鋼板に残存させる必要が
ある。この目的のためには0.0015%以上のNが必
要である。一方sol−Nの増加により鋼板は硬化し、
耐力,引張強さが大幅に向上し、伸びが低下する。また
プレス成形性も劣化する。このため、N量の上限を0.
0070%とする。
【0015】Al:Alは通常製鋼工程で、溶鋼の脱酸
剤として使用される。しかしここで残存したAlは鋼帯
製造工程においてsol−Nと反応してAlNとなる。
そうなるとアルミめっき後の光沢保持性が劣化するため
に、Al量は低い方が望ましい。しかしAlNの溶解度
積の程度は残存していても差し支えなく、上限を0.0
1%に限定する。
【0016】O:鋼中に酸素があると介在物の元となる
ので、通常は製鋼段階でAl,Si等で脱酸している。
本発明においては鋼中に酸素を0.005%超含有する
ものとする。この理由は前述したように、鋼中Oが十分
にあると耐加熱黒変性の安定効果があるためである。こ
れはOが0.005%超で効果を発揮する。しかしやは
りOが増大すると介在物起因で加工性劣化を招くために
Oの上限を0.01%とする。
【0017】Ti,Nb,V,B:これらの元素は全て
Nとの化合物を形成する。従ってsol−Nを確保する
ためには少ない方が好ましい。特にTiはNとの溶解度
積が小さく、TiNとして析出しやすい元素で、低く抑
える必要がある。sol−Nを安定的に確保するために
1種または2種以上含有させるもので、これら元素の量
の総和を0.005%以下に限定する。望ましくはこの
中のTiを0.001%以下にすることである。
【0018】次に、溶融アルミめっき浴中のSi限定理
由を説明する。アルミめっきにおいては、Al−Fe金
属間化合物層(以後合金層と称する)が厚く成長しやす
く、成長した合金層は加工時のめっき剥離を引き起こ
す。通常この合金層成長を抑制するためにSiを添加し
ている。合金層低減という目的のためには、Si量は3
%以上は必要である。一方、その効果は10%程度で飽
和し、それ以上の添加は耐食性,加工性を低下させる。
従ってSi量の上限、下限を12%,3%に限定する。
また浴中のAl,Si以外の不可避元素としては、通常
めっき鋼板やめっき機器から溶出してくるFeを約2%
含有しているが、これについては特に限定するものでは
ない。
【0019】次にめっき後のクロメート処理の付着量の
限定理由を説明する。前述したように、一般に溶融アル
ミめっき鋼板は初期の白錆発生を防止するために、クロ
メート処理と呼ばれるクロム酸を主成分とする薬剤で表
面を処理している。通常の付着量は片面当たりCr換算
で20mg/m2 前後である。本発明においては、この
クロメート皮膜が加熱された際に表面の黒変を引き起こ
すために、付着量を10mg/m2 以下に限定する。こ
の量であれば、500℃以上に加熱しても黒変とはなら
ないし、初期防錆性能に及ぼす影響も小さい。クロメー
ト種としてはCrO3 単独の浴で行うことも、またこれ
にSiO2 を添加したものでも、あるいは必要に応じて
燐酸、樹脂成分等を添加したものであっても構わない。
あるいは初期防錆性能は劣るが、色調を重視するならば
クロメート処理を施さないことも当然可能である。
【0020】本発明により、鋼中成分、クロメート量を
規定する事で、530℃での安定した耐黒変性能が発揮
される。しかしめっき後に焼鈍をする事で更に高い57
0℃での耐黒変性能を付与する事ができる。この場合の
焼鈍条件の限定理由について説明する。この焼鈍処理は
めっき層のAlと鋼中sol−Nを反応させてAlNを
合金層−地鉄界面に生成させる事が目的である。このA
lNを生成させるためには300℃以上が必要で、50
0℃以上ではめっき層Al−地鉄の反応の方が優先的に
起こるため不適切である。また時間についてもAlN生
成のために2hr以上の処理時間が必要で、長すぎても
コスト上不利になることから上限を20hrとする。本
発明を実施例でもって更に詳しく説明する。
【0021】
【実施例】表1に示す成分の鋼を、真空溶解炉にて20
0kgの鋼塊として溶製し、これを粗圧延で25mm厚
に、仕上げ圧延で4mm厚に圧延し、熱延板を得た。こ
れを冷延率80%で冷延し、0.8mm厚の薄鋼板コイ
ルを作成した。表1に示した元素以外の成分は、Mn:
0.30%,P:0.006%,S:0.008%であ
る。また表1のAが基本成分で、表中記載されていない
箇所は基本成分である。このコイルにNOF−RF方式
の溶融めっきラインで浴中Si量を変化させて溶融アル
ミめっきを行い、ガスワイピング法で付着量を両面で約
120g/m 2 に調整した。一部の試料はその後、30
g/lCrO3 +10g/lSiO2溶液を鋼板に滴下
して、ロール絞りでクロメート付着量を調節し、熱風乾
燥後、1%の調質圧延を施して試料を作成した。この時
の操業条件は無酸化炉の空燃比を0.9に調整し、無酸
化炉の板温650℃、還元炉の板温800℃、浴温66
0℃である。作成した試料の一部は、更にボックス焼鈍
炉を使用して、焼鈍条件を変えて焼鈍を行い、その後更
に1%の調質圧延を施した。調質圧延時のロールはダル
ロールを使用した。なおクロメート付着量は溶融アルミ
めっき表面を20%NaOHで剥離し、化学分析でCr
量を測定し、片面当たりの付着量を計算した。測定は焼
鈍前後でも行ったが、ほぼ一致した値が得られた。
【0022】
【表1】
【0023】こうして作成した試料を次のような方法で
評価した。 (1)耐加熱黒変性 試料(50×100)をボックス焼鈍炉内で、530,
570℃で各200hr焼鈍を行った。焼鈍後目視判
定,断面組織観察で合金化の有無を判定し、カラーコン
ピュータにてL* 値を測定した。 合金化の評点 〇:合金化なし △:部分的に合金化 ×:全面合金化
【0024】(2)加工性 プレス油を塗布した後、ブランク径:100mm,ポン
チ径:50mm(絞り比2.0)で絞り加工を行い、絞
り可能かどうかを判定した。また脱脂後絞り後の側面部
のテーピングを行いめっき剥離状況を観察して、めっき
層の加工性を評価した。 原板加工性評点 〇:異常無し ×:割れ発生 めっき加工性評点 〇:異常無し △:めっきに割れ発生 ×:めっき剥離発生 表2に焼鈍を施さない、めっきままの試料明細と評価結
果をまとめる。また表3には焼鈍条件を変えたときの試
料明細と評価結果をまとめる。
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】鋼成分中のC(比較例1),Si(比較例
2),N(比較例5),O(比較例7)が多すぎると、
鋼板の加工性を阻害してプレス加工には耐えられない。
また鋼中のAl(比較例3)、Ti,Nb,V,Bの総
和(比較例8)が多すぎるときや、N(比較例4)、O
(比較例6)が少なすぎるときには、加熱時の合金化抑
制の性能が不十分で表面が黒変してしまう。さらにクロ
メート量が多すぎると、合金化は抑制するが、表面のク
ロメートが変質して黒変する(比較例10)。一方、め
っき層中のSi量が不足すると(比較例9)、めっき時
に合金層が成長し過ぎてめっき密着性が不十分である。
これらの条件が全て適正であると、加熱後の耐黒変性、
母材の加工性、めっきの加工性全て良好な鋼板が得られ
る。
【0028】焼鈍により耐黒変性が更に向上するため
に、表3の耐黒変性の評価は表2よりも高温の570℃
で行っている。鋼成分中のC(比較例1)、Si(比較
例2)、N(比較例5)、O(比較例7)が多すぎる
と、鋼板の加工性を阻害してプレス加工には耐えられな
い。また鋼中のAl(比較例3)、Ti,Nb,V,B
の総和(比較例8)が多すぎるときや、N(比較例
4)、O(比較例6)が少なすぎるときには、加熱時の
合金化抑制の性能が不十分で表面が黒変してしまう。さ
らにクロメート量が多すぎると、合金化は抑制するが、
表面のクロメートが変質して黒変する(比較例10)。
一方めっき層中のSi量が不足するとき(比較例9)や
焼鈍温度が高すぎるとき(比較例13)には、めっき時
に合金層が成長し過ぎてめっき密着性が不十分となる。
焼鈍温度が低いとき(比較例11)や焼鈍時間が短いと
き(比較例12)には、焼鈍の効果は不十分で耐黒変温
度は570℃には届かない。これらの条件が全て適正で
あると、加熱後の耐黒変性、母材の加工性、めっきの加
工性全て良好な鋼板が得られる。
【0029】
【発明の効果】本発明は熱器具、排気系材料等に主に使
用される、耐加熱黒変性に優れた溶融アルミめっき鋼板
の製造法を提供するものである。本発明により安定して
570℃まで銀白色外観を保持するアルミめっき鋼板を
得る事が可能となった。従来このような用途には高価な
ステンレス鋼板が使用されてきたが、安価な溶融アルミ
めっき鋼板を使用することが可能となり、産業上寄与す
るところが大きい。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C23C 28/00 C23C 28/00 C C25D 11/38 C25D 11/38 Z (72)発明者 糸永 慎一 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1番1号 新日本製鐵株式会社 八幡製鐵所内 (72)発明者 武井 秀一 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1番1号 新日本製鐵株式会社 八幡製鐵所内 (56)参考文献 特開 昭61−124558(JP,A) 特開 昭61−52356(JP,A) 特開 昭59−177355(JP,A) 特開 昭63−109110(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 2/00 - 2/40 C22C 38/00 C22C 38/14 C23C 22/24 C23C 28/00 C25D 11/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組成が重量比でC:0.01%以下,S
    i:0.05%以下,N:0.0015〜0.0070
    %,Al:0.01%以下,O:0.05超〜0.1
    %,Ti,Nb,V,Bの1種または2種以上を合計で
    0.005%以下,残部Fe及び不可避的不純物からな
    る鋼板に、組成が重量比でSi:3〜12%、残部がA
    l及び不可避的不純物からなるめっき浴で溶融アルミめ
    っきすることを特徴とする耐加熱黒変性に優れた溶融ア
    ルミめっき鋼板の製造法。
  2. 【請求項2】 溶融アルミめっき後、片面当たりの付着
    量がCr換算で10mg/m2 以下のクロメート処理を
    することを特徴とする請求項1記載の加熱後耐加熱黒変
    性に優れた溶融アルミめっき鋼板の製造法。
  3. 【請求項3】 溶融アルミめっき後、あるいはクロメー
    ト処理後、温度:300〜500℃、時間:2〜20h
    rの焼鈍処理をすることを特徴とする請求項1または2
    記載の耐加熱黒変性に優れた溶融アルミめっき鋼板の製
    造法。
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