JP3383126B2 - 耐熱性、耐食性に優れた溶融アルミめっき鋼板及びその製造法 - Google Patents
耐熱性、耐食性に優れた溶融アルミめっき鋼板及びその製造法Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として自動車排気系
素材、建材、家電、各種熱器具等に使用される耐熱性、
耐食性に優れた溶融アルミめっき鋼板及びその製造法に
関するものである。
素材、建材、家電、各種熱器具等に使用される耐熱性、
耐食性に優れた溶融アルミめっき鋼板及びその製造法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】溶融アルミめっき鋼板は主としてアルミ
からなるアルミめっき層(以下、めっき層と言う)、及
び被めっき鋼板とアルミの反応物である金属間化合物か
らなる層(以下、合金層と言う)とを有する鋼板で、耐
熱性、耐食性に優れることが知られている。これらの特
長を生かして、自動車排気系素材、熱器具を主とする家
電製品、屋根、壁などの建材等に広範に使用されてい
る。ステンレス鋼板も同様に耐熱性、耐食性に優れる
が、溶融アルミめっき鋼板はステンレス鋼板よりも廉価
であり、近年その用途が広がりつつある。しかし更に耐
熱性、耐食性を向上させた製品に対するニーズが広が
り、アルミめっき原板に様々な元素を添加する発明が多
数なされている。例えば本出願人等は耐熱性を増すため
にめっき原板としてTi添加鋼を使用したもの(特公平
5−21978号公報)を開示した。一方耐食性を向上
させるためにアルミめっき浴に元素を添加する例も多数
見られる。例えば特公昭63−23264号公報にはS
i:3%以下、Mn:0.5〜4%を含有するめっき層
を有する鋼板の例が、また特公平6−11906号公報
にはCr:0.01〜2%をめっき浴中に添加するめっ
き鋼板の製造法がある。
からなるアルミめっき層(以下、めっき層と言う)、及
び被めっき鋼板とアルミの反応物である金属間化合物か
らなる層(以下、合金層と言う)とを有する鋼板で、耐
熱性、耐食性に優れることが知られている。これらの特
長を生かして、自動車排気系素材、熱器具を主とする家
電製品、屋根、壁などの建材等に広範に使用されてい
る。ステンレス鋼板も同様に耐熱性、耐食性に優れる
が、溶融アルミめっき鋼板はステンレス鋼板よりも廉価
であり、近年その用途が広がりつつある。しかし更に耐
熱性、耐食性を向上させた製品に対するニーズが広が
り、アルミめっき原板に様々な元素を添加する発明が多
数なされている。例えば本出願人等は耐熱性を増すため
にめっき原板としてTi添加鋼を使用したもの(特公平
5−21978号公報)を開示した。一方耐食性を向上
させるためにアルミめっき浴に元素を添加する例も多数
見られる。例えば特公昭63−23264号公報にはS
i:3%以下、Mn:0.5〜4%を含有するめっき層
を有する鋼板の例が、また特公平6−11906号公報
にはCr:0.01〜2%をめっき浴中に添加するめっ
き鋼板の製造法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような発明には次のような問題点があった。例えばT
iによる耐熱性向上効果は不めっきのようなめっき欠陥
に対して効果はあるが、めっき自体の耐熱性という観点
からは通常のアルミめっき鋼板と差異のあるものではな
かった。一方めっき浴中に元素を添加する発明において
も、めっき浴の温度を上昇させないためにはめっき浴へ
の元素の添加量は一定量に制限する必要があり、耐食性
を充分に高め得るほどの添加量を添加することが困難で
あるという問題点があった。
たような発明には次のような問題点があった。例えばT
iによる耐熱性向上効果は不めっきのようなめっき欠陥
に対して効果はあるが、めっき自体の耐熱性という観点
からは通常のアルミめっき鋼板と差異のあるものではな
かった。一方めっき浴中に元素を添加する発明において
も、めっき浴の温度を上昇させないためにはめっき浴へ
の元素の添加量は一定量に制限する必要があり、耐食性
を充分に高め得るほどの添加量を添加することが困難で
あるという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のこれま
での欠点を克服する高耐熱性、高耐食性溶融アルミめっ
き鋼板を提供するものである。本発明者らは溶融アルミ
めっき鋼板の諸特性に及ぼすめっき層及び合金層の性質
について種々実験を繰り返し、以下の知見を得るに至っ
た。すなわち、アルミめっき浴にMnとCrを複合添加
すると、これらの元素はめっき層に均一に分散するので
はなく、合金層へ顕著に濃化していくことを見いだし
た。これは当該元素を複合添加したときに顕著に観察さ
れる現象で、具体的にはめっき層中のこれら元素の濃度
は添加量の1/5〜1/10程度で、残りは合金層中へ
濃化する。これらの元素は合金層の上部、つまりめっき
層と合金層界面に特に濃化する。従って耐食性、耐熱性
に効果のある添加元素の濃度を高めた層を創製すること
が可能となり、かくなる組成を有する溶融アルミめっき
鋼板は従来の鋼板に比べて、格段優れた耐食性と耐熱性
を有することを見いだした。
での欠点を克服する高耐熱性、高耐食性溶融アルミめっ
き鋼板を提供するものである。本発明者らは溶融アルミ
めっき鋼板の諸特性に及ぼすめっき層及び合金層の性質
について種々実験を繰り返し、以下の知見を得るに至っ
た。すなわち、アルミめっき浴にMnとCrを複合添加
すると、これらの元素はめっき層に均一に分散するので
はなく、合金層へ顕著に濃化していくことを見いだし
た。これは当該元素を複合添加したときに顕著に観察さ
れる現象で、具体的にはめっき層中のこれら元素の濃度
は添加量の1/5〜1/10程度で、残りは合金層中へ
濃化する。これらの元素は合金層の上部、つまりめっき
層と合金層界面に特に濃化する。従って耐食性、耐熱性
に効果のある添加元素の濃度を高めた層を創製すること
が可能となり、かくなる組成を有する溶融アルミめっき
鋼板は従来の鋼板に比べて、格段優れた耐食性と耐熱性
を有することを見いだした。
【0005】また、めっき浴中のSn,Znはいずれも
アルミめっき鋼板の耐食性を著しく阻害する元素であ
る。このためこれら不純物元素の和は一定量以下に制限
する必要がある。Mn,Cr添加による耐食性、耐熱性
向上効果は前述したように、めっき層−合金層界面のM
n,Cr濃化層が鋼板の耐熱性、あるいは腐食が進展し
た際の耐食性に対して顕著に寄与するためであると推測
される。これまで述べたMn,Cr濃化層による耐熱性
向上効果はめっき層そのものに起因するものである。と
ころがかくなるめっき浴に対して、めっき原板としてT
i添加鋼を使用することによりめっき欠陥からの異常酸
化も抑制することが可能であり、総合的に極めて優れた
耐熱性を得ることができる。すなわち、めっき原板とし
てTi添加鋼を、めっき浴としてMn,Cr添加浴を使
用すると、めっき層自身の耐熱性が向上する事に加え
て、不めっき部の耐熱性をも獲得した溶融アルミめっき
鋼板を得ることが可能となる。而して上記のめっき鋼板
はめっき原板として特定量のC,Ti,Mn,Al,N
と必要に応じてCrを含有し、めっき浴中に特定量のM
n,Cr,Fe,Siを所定量添加したうえで不純物の
SnとZnの和を特定量に制限する事で製造することが
できる。
アルミめっき鋼板の耐食性を著しく阻害する元素であ
る。このためこれら不純物元素の和は一定量以下に制限
する必要がある。Mn,Cr添加による耐食性、耐熱性
向上効果は前述したように、めっき層−合金層界面のM
n,Cr濃化層が鋼板の耐熱性、あるいは腐食が進展し
た際の耐食性に対して顕著に寄与するためであると推測
される。これまで述べたMn,Cr濃化層による耐熱性
向上効果はめっき層そのものに起因するものである。と
ころがかくなるめっき浴に対して、めっき原板としてT
i添加鋼を使用することによりめっき欠陥からの異常酸
化も抑制することが可能であり、総合的に極めて優れた
耐熱性を得ることができる。すなわち、めっき原板とし
てTi添加鋼を、めっき浴としてMn,Cr添加浴を使
用すると、めっき層自身の耐熱性が向上する事に加え
て、不めっき部の耐熱性をも獲得した溶融アルミめっき
鋼板を得ることが可能となる。而して上記のめっき鋼板
はめっき原板として特定量のC,Ti,Mn,Al,N
と必要に応じてCrを含有し、めっき浴中に特定量のM
n,Cr,Fe,Siを所定量添加したうえで不純物の
SnとZnの和を特定量に制限する事で製造することが
できる。
【0006】以下本発明を具体的に説明する。本発明に
よれば、めっき原板としてC:0.02%以下、Mn:
0.1〜0.6%、Ti:0.1〜0.5%、N:0.
004%以下、Al:0.01〜0.08%と必要に応
じてCr:1%以下を含有し、残部が実質的にFe及び
不純物元素であるような鋼板を使用し、その表面に平均
組成がFe:25〜50%、Si:3〜18%、Mn:
0.1〜5%、Cr:0.05〜0.8%、残部が実質
的にAlで、かつ厚みが5μm以下であるような合金層
を有し、更にその表面にSi:2〜12%、Fe:1%
以下、Mn:0.005〜0.3%、Cr:0.002
〜0.05%、残部が実質的にAlからなり、かつ不純
物中のSnとZnの合計が1%以下であるようなめっき
層を有する溶融アルミめっき鋼板が提供される。また、
かかる溶融アルミめっき鋼板の製造法として、Si:3
〜12%、Fe:0.5〜2.5%、Mn:0.05〜
1.0%、Cr:0.02〜0.15%、残部が実質的
にAlからなり、かつ不純物中のZnとSnの和が1%
以下であるようなめっき浴でめっきする製造法が提供さ
れる。
よれば、めっき原板としてC:0.02%以下、Mn:
0.1〜0.6%、Ti:0.1〜0.5%、N:0.
004%以下、Al:0.01〜0.08%と必要に応
じてCr:1%以下を含有し、残部が実質的にFe及び
不純物元素であるような鋼板を使用し、その表面に平均
組成がFe:25〜50%、Si:3〜18%、Mn:
0.1〜5%、Cr:0.05〜0.8%、残部が実質
的にAlで、かつ厚みが5μm以下であるような合金層
を有し、更にその表面にSi:2〜12%、Fe:1%
以下、Mn:0.005〜0.3%、Cr:0.002
〜0.05%、残部が実質的にAlからなり、かつ不純
物中のSnとZnの合計が1%以下であるようなめっき
層を有する溶融アルミめっき鋼板が提供される。また、
かかる溶融アルミめっき鋼板の製造法として、Si:3
〜12%、Fe:0.5〜2.5%、Mn:0.05〜
1.0%、Cr:0.02〜0.15%、残部が実質的
にAlからなり、かつ不純物中のZnとSnの和が1%
以下であるようなめっき浴でめっきする製造法が提供さ
れる。
【0007】以下本発明の限定理由について説明する。
まずめっき原板の組成について説明する。 C:C含有量が増すと一般に粒界析出炭化物が増えて、
鋼の粒界腐食を促進する。この意味からCは少ない方が
望ましく、本発明において0.02%以下に限定する。 Mn:Mnは鋼板を硬化させる元素であり、その含有量
が0.6%を超えると加工性を損なうために上限をこの
量に規定する。またMnは通常の製鋼法では0.1%以
下にする事は困難であるため、この量を下限とする。
まずめっき原板の組成について説明する。 C:C含有量が増すと一般に粒界析出炭化物が増えて、
鋼の粒界腐食を促進する。この意味からCは少ない方が
望ましく、本発明において0.02%以下に限定する。 Mn:Mnは鋼板を硬化させる元素であり、その含有量
が0.6%を超えると加工性を損なうために上限をこの
量に規定する。またMnは通常の製鋼法では0.1%以
下にする事は困難であるため、この量を下限とする。
【0008】Ti:Tiは鋼中C,N、或いは外部から
侵入するOと反応してアルミめっき鋼板の耐熱性を向上
させる元素である。この効果のためにはTi量としてC
とNの合計量の約20倍必要であり、CとNの工業的な
低減可能な値(C+N:0.003〜0.004%)に
対応する必要含有量として下限を0.1%とした。一方
Tiの耐熱性への効果が飽和する事から上限を0.5%
とする。 Cr:Crも耐熱性向上に寄与する元素であり、必要に
応じて含有させる。しかしその効果はTi程ではなく、
一方Cr量が増すと鋼板の加工性を阻害する事から上限
を1%とする。
侵入するOと反応してアルミめっき鋼板の耐熱性を向上
させる元素である。この効果のためにはTi量としてC
とNの合計量の約20倍必要であり、CとNの工業的な
低減可能な値(C+N:0.003〜0.004%)に
対応する必要含有量として下限を0.1%とした。一方
Tiの耐熱性への効果が飽和する事から上限を0.5%
とする。 Cr:Crも耐熱性向上に寄与する元素であり、必要に
応じて含有させる。しかしその効果はTi程ではなく、
一方Cr量が増すと鋼板の加工性を阻害する事から上限
を1%とする。
【0009】Al:Alは溶鋼の精錬工程において鋼中
酸素を調整するために添加するものであるが、多すぎる
とアルミめっき性を阻害して不めっき発生を惹起する
事、及び鋼板の加工性を阻害する事から下限を0.01
%、上限を0.08%とした。 N:Nは鋼の加工性を阻害する元素で、またTiと結合
して必要Ti量を高める元素である事から低い方が望ま
しい。従って0.004%以下に限定する。次にめっき
層の組成及び製造法の浴組成に関して説明する。
酸素を調整するために添加するものであるが、多すぎる
とアルミめっき性を阻害して不めっき発生を惹起する
事、及び鋼板の加工性を阻害する事から下限を0.01
%、上限を0.08%とした。 N:Nは鋼の加工性を阻害する元素で、またTiと結合
して必要Ti量を高める元素である事から低い方が望ま
しい。従って0.004%以下に限定する。次にめっき
層の組成及び製造法の浴組成に関して説明する。
【0010】Si:溶融アルミめっき鋼板には前述した
ようにアルミめっき層に加えて非常に硬くて脆い合金層
が生成し、この層はめっき密着性を阻害する。この影響
を少なくするために通常めっき浴中にSiを10%程度
添加して、合金層の厚みを抑制している。本発明におい
ても同様の目的でSiを添加する。この目的のためには
めっき浴中のSi量は最低限3%は必要で、この時のめ
っき層中のSi量は2%以上になる。一方Siを添加し
過ぎるとめっき層中に粗大な初晶Siが生成して耐食性
に悪影響を与えるため上限を12%とする。この時のめ
っき層中Si量も12%程度である。
ようにアルミめっき層に加えて非常に硬くて脆い合金層
が生成し、この層はめっき密着性を阻害する。この影響
を少なくするために通常めっき浴中にSiを10%程度
添加して、合金層の厚みを抑制している。本発明におい
ても同様の目的でSiを添加する。この目的のためには
めっき浴中のSi量は最低限3%は必要で、この時のめ
っき層中のSi量は2%以上になる。一方Siを添加し
過ぎるとめっき層中に粗大な初晶Siが生成して耐食性
に悪影響を与えるため上限を12%とする。この時のめ
っき層中Si量も12%程度である。
【0011】Fe:Feはめっき原板あるいは浴中機器
より溶出してくるもので、本発明において特に積極的に
添加しようとするものではない。通常めっき層中にも
0.3〜0.8%程度含有されている。Feは耐食性に
悪影響を与えるため少ない方が好ましく、めっき層中上
限値を1%とする。本来的には少なければ少ないほど好
ましいが、前述したように不可避的に混入してくる元素
で完全に除去する事は困難である。また浴中においても
不可避的元素で、除去することは不可能に近い。無理に
低減すると浴中機器を溶損しやすくなるため、浴中の下
限値を0.5%とする。耐食性阻害あるいはドロス起因
の外観汚れがでることから浴中の上限値を2.5%とす
る。
より溶出してくるもので、本発明において特に積極的に
添加しようとするものではない。通常めっき層中にも
0.3〜0.8%程度含有されている。Feは耐食性に
悪影響を与えるため少ない方が好ましく、めっき層中上
限値を1%とする。本来的には少なければ少ないほど好
ましいが、前述したように不可避的に混入してくる元素
で完全に除去する事は困難である。また浴中においても
不可避的元素で、除去することは不可能に近い。無理に
低減すると浴中機器を溶損しやすくなるため、浴中の下
限値を0.5%とする。耐食性阻害あるいはドロス起因
の外観汚れがでることから浴中の上限値を2.5%とす
る。
【0012】Mn:この元素は本発明において特に重要
である。合金層に濃化して耐食性、耐熱性等に著しい効
果のある元素で、その効果を発揮するためにはめっき浴
に最低0.05%は必要である。このめっき浴でめっき
した場合、めっき層には0.005%は含有されるため
この濃度をめっき層中下限値とする。一方Mnのめっき
浴中の溶解度は、通常のめっき温度である650℃にお
いて約0.6%である。A1−Mn二元系状態図ではM
nの溶解度は約1%とされているが、Siを約10%を
含有する浴においては溶解度が下がるものと思われる。
Mnを0.6%以上溶かすには浴温を上げる必要があ
り、そうすると合金層が厚く成長しやすくなってめっき
密着性が劣化するという問題を生じる。このため浴中M
n濃度の上限は1%とする。この浴でめっきを行うとき
のめっき層中Mn濃度は最大0.3%程度であり、これ
をもってめっき層中Mnの上限とする。
である。合金層に濃化して耐食性、耐熱性等に著しい効
果のある元素で、その効果を発揮するためにはめっき浴
に最低0.05%は必要である。このめっき浴でめっき
した場合、めっき層には0.005%は含有されるため
この濃度をめっき層中下限値とする。一方Mnのめっき
浴中の溶解度は、通常のめっき温度である650℃にお
いて約0.6%である。A1−Mn二元系状態図ではM
nの溶解度は約1%とされているが、Siを約10%を
含有する浴においては溶解度が下がるものと思われる。
Mnを0.6%以上溶かすには浴温を上げる必要があ
り、そうすると合金層が厚く成長しやすくなってめっき
密着性が劣化するという問題を生じる。このため浴中M
n濃度の上限は1%とする。この浴でめっきを行うとき
のめっき層中Mn濃度は最大0.3%程度であり、これ
をもってめっき層中Mnの上限とする。
【0013】Cr:Mnと並んでやはり本発明に重要な
元素である。Crは特に耐食性への影響が大きく、また
Mnを合金層に濃化させる効果を有する。耐食性向上効
果を期待するためにはめっき層中に0.002%以上必
要である。このためには浴中に0.02%以上の添加が
必要である。CrもMnと同様にめっき浴への溶解度が
低く、650℃で約0.1%で、これ以上溶解させよう
とするとやはり浴温を上げなければならない。すると合
金層が厚く成長するため、0.15%を浴中Cr量上限
値とする。このときのめっき層中Cr量は0.05%程
度であるため、この値をめっき層中Cr量の上限とす
る。Al−Cr二元状態図ではAl中Cr溶解度は0.
4%であるが、Mnと同様の理由で溶解度は下がってい
ると思われる。
元素である。Crは特に耐食性への影響が大きく、また
Mnを合金層に濃化させる効果を有する。耐食性向上効
果を期待するためにはめっき層中に0.002%以上必
要である。このためには浴中に0.02%以上の添加が
必要である。CrもMnと同様にめっき浴への溶解度が
低く、650℃で約0.1%で、これ以上溶解させよう
とするとやはり浴温を上げなければならない。すると合
金層が厚く成長するため、0.15%を浴中Cr量上限
値とする。このときのめっき層中Cr量は0.05%程
度であるため、この値をめっき層中Cr量の上限とす
る。Al−Cr二元状態図ではAl中Cr溶解度は0.
4%であるが、Mnと同様の理由で溶解度は下がってい
ると思われる。
【0014】CrとMnを複合添加した際に両元素が合
金層に濃化する理由については現在のところまだ不明確
ではあるが、Cr−Mn−Fe(−Al−Si)系の安
定な金属間化合物が生成するためにFe濃度の高い原板
側にCr,Mnが移動していく事が考えられる。 Zn,Sn:これらは全てAlの耐食性を大きく阻害
し、白錆発生を早める元素である。このためこれらの元
素の和をめっき層中、浴中共に1%以下に限定する。
金層に濃化する理由については現在のところまだ不明確
ではあるが、Cr−Mn−Fe(−Al−Si)系の安
定な金属間化合物が生成するためにFe濃度の高い原板
側にCr,Mnが移動していく事が考えられる。 Zn,Sn:これらは全てAlの耐食性を大きく阻害
し、白錆発生を早める元素である。このためこれらの元
素の和をめっき層中、浴中共に1%以下に限定する。
【0015】次に合金層組成の限定理由を説明する。
Si:前述したように合金層成長抑制の目的からめっき
浴中にSi:3〜12%を添加している。このときの合
金層中のSi濃度は3〜18%である。故に合金層中S
iはこの範囲内に限定する。 Fe:合金層は主としてめっき浴のAlと原板のFeの
反応により生成する。このときの合金層中のFe濃度は
25〜50%になる。従って合金層中Feはこの範囲内
に限定する。
浴中にSi:3〜12%を添加している。このときの合
金層中のSi濃度は3〜18%である。故に合金層中S
iはこの範囲内に限定する。 Fe:合金層は主としてめっき浴のAlと原板のFeの
反応により生成する。このときの合金層中のFe濃度は
25〜50%になる。従って合金層中Feはこの範囲内
に限定する。
【0016】Mn:浴中に添加されたMnは前述したよ
うにCrの効果で合金層に濃化する。この効果により耐
食性、耐酸化性、密着性等の諸性能が大幅に向上する。
これらの効果が現れるには最低0.1%のMnが必要で
ある。一方やはり前述したように浴中Mn濃度には上限
があるために合金層中Mn濃度も上限を持つ。これが5
%である。 Cr:Mnと同様Crも合金層に濃化する。Crも耐食
性に効果があると思われ、その効果は0.05%以上で
効力を発揮する。Crの上限値もめっき浴に添加できる
Cr量に依存し、0.8%である。
うにCrの効果で合金層に濃化する。この効果により耐
食性、耐酸化性、密着性等の諸性能が大幅に向上する。
これらの効果が現れるには最低0.1%のMnが必要で
ある。一方やはり前述したように浴中Mn濃度には上限
があるために合金層中Mn濃度も上限を持つ。これが5
%である。 Cr:Mnと同様Crも合金層に濃化する。Crも耐食
性に効果があると思われ、その効果は0.05%以上で
効力を発揮する。Crの上限値もめっき浴に添加できる
Cr量に依存し、0.8%である。
【0017】合金層厚みについては、厚すぎるとめっき
密着性を阻害するため上限を5μmとする。合金層はめ
っき密着性を阻害するため薄い方が好ましいために特に
下限は設けない。通常の操業条件では合金層厚みは2〜
3μmである。本発明によるアルミめっき鋼板は優れた
耐食性を有する。その理由は前述したように、合金層上
部(めっき層との界面近く)に濃化したMn,Crが大
きく影響を及ぼしていると考えられる。本発明品の特徴
として端面、スクラッチからの腐食の伝播が大きく抑制
されることが挙げられ、成形時の疵やスポット溶接部位
を含む成形品において高い耐食性が期待できる。本発明
品は外観を美麗にするためにゼロスパングル処理を行う
事もできる。また初期防錆の目的からクロム酸を主成分
とするクロメート処理を施して使用する事も本発明の主
旨を損なうものではない。
密着性を阻害するため上限を5μmとする。合金層はめ
っき密着性を阻害するため薄い方が好ましいために特に
下限は設けない。通常の操業条件では合金層厚みは2〜
3μmである。本発明によるアルミめっき鋼板は優れた
耐食性を有する。その理由は前述したように、合金層上
部(めっき層との界面近く)に濃化したMn,Crが大
きく影響を及ぼしていると考えられる。本発明品の特徴
として端面、スクラッチからの腐食の伝播が大きく抑制
されることが挙げられ、成形時の疵やスポット溶接部位
を含む成形品において高い耐食性が期待できる。本発明
品は外観を美麗にするためにゼロスパングル処理を行う
事もできる。また初期防錆の目的からクロム酸を主成分
とするクロメート処理を施して使用する事も本発明の主
旨を損なうものではない。
【0018】
【実施例】次に本発明を実施例でもって更に詳しく説明
する。通常の熱延、冷延工程を経た板厚0.8mmの表
1に示すような数種類の鋼成分の鋼をめっき原板として
使用し、無酸化炉−還元炉タイプのラインで溶融アルミ
めっきを行った。めっき後ガスワイピング法でめっき付
着量を両面約120g/m2 に調整し、冷却後捲取っ
た。この際めっき浴成分としてSi,Mn,Crを添加
してめっきを行い、良好な外観のめっきが可能であっ
た。こうして得られたアルミめっき鋼板の評価を行っ
た。評価方法を下記に示す。また製造条件と評価結果を
表2及び表3にまとめる。
する。通常の熱延、冷延工程を経た板厚0.8mmの表
1に示すような数種類の鋼成分の鋼をめっき原板として
使用し、無酸化炉−還元炉タイプのラインで溶融アルミ
めっきを行った。めっき後ガスワイピング法でめっき付
着量を両面約120g/m2 に調整し、冷却後捲取っ
た。この際めっき浴成分としてSi,Mn,Crを添加
してめっきを行い、良好な外観のめっきが可能であっ
た。こうして得られたアルミめっき鋼板の評価を行っ
た。評価方法を下記に示す。また製造条件と評価結果を
表2及び表3にまとめる。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【0022】(1)めっき層、合金層組成分析方法
めっき層:3%NaOH+1%AlCl3 ・4H2 O
中で電解剥離によりめっき層のみを剥離してめっき層組
成分析液として、各元素の定量分析を行った。 合 金 層:上記の電解剥離後、化成ソーダで合金層
を剥離して合金層組成分析液を得、各元素の定量分析を
行った。
中で電解剥離によりめっき層のみを剥離してめっき層組
成分析液として、各元素の定量分析を行った。 合 金 層:上記の電解剥離後、化成ソーダで合金層
を剥離して合金層組成分析液を得、各元素の定量分析を
行った。
【0023】(2)耐食性試験:下記の3種の試験を行
った。 塩水噴霧試験 寸法70×150mmの試料に対してJIS Z 23
71に準拠した塩水噴霧試験を30日行い、腐食減量を
測定した。 自動車排気系模擬凝結水浸漬試験 寸法70×150mmの試料を表4の溶液に30分浸漬
し、70℃で30分乾燥した。このサイクルを1000
サイクル行い、試験後の腐食減量を測定した。
った。 塩水噴霧試験 寸法70×150mmの試料に対してJIS Z 23
71に準拠した塩水噴霧試験を30日行い、腐食減量を
測定した。 自動車排気系模擬凝結水浸漬試験 寸法70×150mmの試料を表4の溶液に30分浸漬
し、70℃で30分乾燥した。このサイクルを1000
サイクル行い、試験後の腐食減量を測定した。
【0024】
【表4】
【0025】(3)めっき密着性:下記2種の試験を行
った。 リバースベンド試験 図1に示すような形状に試片の衝撃曲げを行い、曲げ部
のめっき剥離状況を観察して、評点をつけた。評点の基
準を下記に示す。 評 点 基 準 1 異常無し 2 めっき層に亀裂発生 3 点状めっき剥離あり 4 箔状めっき剥離あり 5 全面めっき剥離 カップ絞り試験 ブランク径:50mm 絞り深さ:10mm ダイス肩半径:2mm ポンチ径:33mm 上記条件で絞り加工を行い、側面部のめっき剥離状況を
観察した。評点の基準はのリバースベンド試験と同一
である。 (4)耐熱性試験 寸法100×100mmの試料を800℃で48hr保
定し、その後冷却する過程を1サイクルとして、このサ
イクルを5サイクル繰り返し、試験後の酸化増量を測定
した。
った。 リバースベンド試験 図1に示すような形状に試片の衝撃曲げを行い、曲げ部
のめっき剥離状況を観察して、評点をつけた。評点の基
準を下記に示す。 評 点 基 準 1 異常無し 2 めっき層に亀裂発生 3 点状めっき剥離あり 4 箔状めっき剥離あり 5 全面めっき剥離 カップ絞り試験 ブランク径:50mm 絞り深さ:10mm ダイス肩半径:2mm ポンチ径:33mm 上記条件で絞り加工を行い、側面部のめっき剥離状況を
観察した。評点の基準はのリバースベンド試験と同一
である。 (4)耐熱性試験 寸法100×100mmの試料を800℃で48hr保
定し、その後冷却する過程を1サイクルとして、このサ
イクルを5サイクル繰り返し、試験後の酸化増量を測定
した。
【0026】
【発明の効果】本発明によって得られたアルミめっき鋼
板は優れた耐食性、耐熱性を有する。塩水噴霧、屋外暴
露環境においても優れた耐食性であるが、特に自動車排
気系凝結水浸漬環境のような厳しい環境において腐食に
よる板厚現象が少ないのが顕著な特徴である。また耐熱
性にも優れることから自動車排気系材料として極めて有
望な材料であると考えられる。
板は優れた耐食性、耐熱性を有する。塩水噴霧、屋外暴
露環境においても優れた耐食性であるが、特に自動車排
気系凝結水浸漬環境のような厳しい環境において腐食に
よる板厚現象が少ないのが顕著な特徴である。また耐熱
性にも優れることから自動車排気系材料として極めて有
望な材料であると考えられる。
【図1】めっき密着性評価法であるリバースベンド法の
成形形状、手順の説明図である。
成形形状、手順の説明図である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平5−295513(JP,A)
特開 平5−287492(JP,A)
特開 平6−264207(JP,A)
特開 平4−259363(JP,A)
特開 平2−88754(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C23C 2/00 - 2/40
Claims (4)
- 【請求項1】 鋼成分が重量%で、 C :0.02%以下 Mn:0.1〜0.6% Ti:0.1〜0.5% N :0.004%以下 Al:0.01〜0.08%で、残部が実質的にFe及
び不可避的不純物元素である鋼板の表面に、その平均組
成が重量%で、 Fe:25〜50% Si:3〜18% Mn:0.1〜5% Cr:0.05〜0.8% 残部が実質的にAlからなり、かつ厚みが5μm以下で
あるような金属間化合物被覆層を有し、更に該金属間化
合物被覆層の表面に、重量%で、 Si:2〜12% Fe:1%以下 Mn:0.005〜0.3% Cr:0.002〜0.05% 残部が実質的にAlからなり、かつ不純物中のZn,S
n含有量が合計で1%以下である被覆層を有する事を特
徴とする耐熱性、耐食性に優れた溶融アルミめっき鋼
板。 - 【請求項2】 鋼成分が重量%で、 C :0.02%以下 Mn:0.1〜0.6% Ti:0.1〜0.5% Cr:1%以下 N :0.004%以下 Al:0.01〜0.08%で、残部が実質的にFe及
び不可避的不純物元素である鋼板の表面に、その平均組
成が重量%で、 Fe:25〜50% Si:3〜18% Mn:0.1〜5% Cr:0.05〜0.8% 残部が実質的にAlからなり、かつ厚みが5μm以下で
あるような金属間化合物被覆層を有し、更に該金属間化
合物被覆層の表面に、重量%で、 Si:2〜12% Fe:1%以下 Mn:0.005〜0.3% Cr:0.002〜0.05% 残部が実質的にAlからなり、かつ不純物中のZn,S
n含有量が合計で1%以下である被覆層を有する事を特
徴とする耐熱性、耐食性に優れた溶融アルミめっき鋼
板。 - 【請求項3】 鋼成分が重量%で、 C :0.02%以下 Mn:0.1〜0.6% Ti:0.1〜0.5% N :0.004%以下 Al:0.01〜0.08%で、残部が実質的にFe及
び不可避的不純物元素である鋼板に、 Si:3〜12% Fe:0.5〜2.5% Mn:0.05〜1.0% Cr:0.02〜0.15% 残部が実質的にAlよりなり、かつ不純物中のZn,S
n含有量が合計で1%以下であるめっき浴で溶融アルミ
めっきする事を特徴とする耐熱性と耐食性に優れた溶融
アルミめっき鋼板の製造法。 - 【請求項4】 鋼成分が重量%で、 C :0.02%以下 Mn:0.1〜0.6% Ti:0.1〜0.5% Cr:1%以下 N :0.004%以下 Al:0.01〜0.08%で、残部が実質的にFe及
び不可避的不純物元素である鋼板に、 Si:3〜12% Fe:0.5〜2.5% Mn:0.05〜1.0% Cr:0.02〜0.15% 残部が実質的にAlよりなり、かつ不純物中のZn,S
n含有量が合計で1%以下であるめっき浴で溶融アルミ
めっきする事を特徴とする耐熱性と耐食性に優れた溶融
アルミめっき鋼板の製造法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13299495A JP3383126B2 (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 耐熱性、耐食性に優れた溶融アルミめっき鋼板及びその製造法 |
EP96107911A EP0743373B1 (en) | 1995-05-18 | 1996-05-17 | Hot-dipped aluminum coated steel sheet having excellent corrosion resistance and heat resistance, and production method thereof |
US08/649,363 US5789089A (en) | 1995-05-18 | 1996-05-17 | Hot-dipped aluminum coated steel sheet having excellent corrosion resistance and heat resistance, and production method thereof |
DE69603782T DE69603782T2 (de) | 1995-05-18 | 1996-05-17 | Aluminiumbeschichtetes Stahlband mit sehr guter Korrosions- und Wärmebeständigkeit und zugehöriges Herstellungsverfahren |
KR1019960016812A KR0176301B1 (ko) | 1995-05-18 | 1996-05-18 | 우수한 내식성과 내열성을 가지는 용융 알루미늄 코팅 강판과 그의 제조 방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13299495A JP3383126B2 (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 耐熱性、耐食性に優れた溶融アルミめっき鋼板及びその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08325694A JPH08325694A (ja) | 1996-12-10 |
JP3383126B2 true JP3383126B2 (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=15094306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13299495A Expired - Fee Related JP3383126B2 (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-31 | 耐熱性、耐食性に優れた溶融アルミめっき鋼板及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3383126B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0611906B2 (ja) * | 1988-09-27 | 1994-02-16 | 新日本製鐵株式会社 | 耐蝕性にすぐれた溶融アルミメッキ鋼板 |
JPH04259363A (ja) * | 1991-02-13 | 1992-09-14 | Nippon Steel Corp | 耐食性の優れた溶融アルミメツキ鋼板 |
JPH05287492A (ja) * | 1992-04-07 | 1993-11-02 | Nippon Steel Corp | 耐食性、耐熱性に優れた合金化溶融アルミめっき鋼板 |
JPH05295513A (ja) * | 1992-04-22 | 1993-11-09 | Nippon Steel Corp | 自動車排気環境用耐食性アルミニウムめっきステンレス鋼 |
JPH06264207A (ja) * | 1993-03-12 | 1994-09-20 | Nippon Steel Corp | 耐酸化性の優れたAl系金属間化合物薄膜製造法 |
-
1995
- 1995-05-31 JP JP13299495A patent/JP3383126B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08325694A (ja) | 1996-12-10 |
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