JP3484421B2 - 三次元曲折形製品の中空成形方法およびその装置 - Google Patents
三次元曲折形製品の中空成形方法およびその装置Info
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- JP3484421B2 JP3484421B2 JP2001026939A JP2001026939A JP3484421B2 JP 3484421 B2 JP3484421 B2 JP 3484421B2 JP 2001026939 A JP2001026939 A JP 2001026939A JP 2001026939 A JP2001026939 A JP 2001026939A JP 3484421 B2 JP3484421 B2 JP 3484421B2
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】この発明は三次元曲折製品の
中空成形方法およびその装置に関するものである。
中空成形方法およびその装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】縦横に交叉する方向や複雑な形状に曲折
する三次元曲折製品は開閉割型の一方のＰＬ面に立壁な
どの押し部材を固定取付けし、他方の割型に型閉じ時に
押し部材を受入れる凹部を設けた二次元成形機か、開閉
割型間に中子等を介在させた三次元成形機にて成形して
きている。
する三次元曲折製品は開閉割型の一方のＰＬ面に立壁な
どの押し部材を固定取付けし、他方の割型に型閉じ時に
押し部材を受入れる凹部を設けた二次元成形機か、開閉
割型間に中子等を介在させた三次元成形機にて成形して
きている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら二次元中
空成形機にて三次元曲折製品を成形するときは全周に大
量のバリが生じてリサイクルができにくいゴム入り樹脂
やガラス入り樹脂、ナイロン等はＰＥ，ＰＰ等に較べて
非常に不利でなおかつ高価なためにコスト的にも他製法
の製品との間で競争することができないという課題があ
る。また三次元成形機は機械の構造上直角方向や小さい
Ｒの動きがとれないという課題がある。
空成形機にて三次元曲折製品を成形するときは全周に大
量のバリが生じてリサイクルができにくいゴム入り樹脂
やガラス入り樹脂、ナイロン等はＰＥ，ＰＰ等に較べて
非常に不利でなおかつ高価なためにコスト的にも他製法
の製品との間で競争することができないという課題があ
る。また三次元成形機は機械の構造上直角方向や小さい
Ｒの動きがとれないという課題がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明はダイス５下に降
下するパリソンＰを一方の開閉割型１ａのＰＬ面２をス
ライドする立壁４にて該開閉割型１ａの型３の前後方向
の曲折形状に押し曲げ合わせ、該立壁４の前面を移動す
るコア４ａにて該パリソンＰの左右方向を該開閉割型１
ａの型３の左右方向の曲折形状に押し曲げ合わせて入
れ、然る後開閉割型１ａ，１ｂを型閉じして中空成形す
るようにして、かかる課題を解決するようにしたのであ
る。
下するパリソンＰを一方の開閉割型１ａのＰＬ面２をス
ライドする立壁４にて該開閉割型１ａの型３の前後方向
の曲折形状に押し曲げ合わせ、該立壁４の前面を移動す
るコア４ａにて該パリソンＰの左右方向を該開閉割型１
ａの型３の左右方向の曲折形状に押し曲げ合わせて入
れ、然る後開閉割型１ａ，１ｂを型閉じして中空成形す
るようにして、かかる課題を解決するようにしたのであ
る。
【０００５】
【発明の実施の形態】開閉割型１ａ，１ｂはＰＬ面２に
開閉方向とおよび開閉方向と交叉する前後方向に曲折し
たいわゆる三次元曲折製品の中空成形用の型３を設けて
いて、図１乃至図３に示すように一方の開閉割型１ａの
ＰＬ面２に立壁４を設けて、該立壁４を前進スライドさ
せてダイス５下に降下するパリソンＰを型３の前後方向
の曲折形に押し曲げ合わせ、次いで立壁４の前面を図４
乃至図５に示すシリンダーロッドにより横移動するコア
４ａにて該パリソンＰの型３の左右方向の曲折形に押し
曲げ合わせて開閉割型１ａの型３内に入れ、然る後、図
６乃至図７に示すように開閉割型１ａ，１ｂを型閉じし
て三次元曲折形製品を中空成形するのである。従ってコ
ア４ａは立壁４の前面を左右方向に移動することとな
る。
開閉方向とおよび開閉方向と交叉する前後方向に曲折し
たいわゆる三次元曲折製品の中空成形用の型３を設けて
いて、図１乃至図３に示すように一方の開閉割型１ａの
ＰＬ面２に立壁４を設けて、該立壁４を前進スライドさ
せてダイス５下に降下するパリソンＰを型３の前後方向
の曲折形に押し曲げ合わせ、次いで立壁４の前面を図４
乃至図５に示すシリンダーロッドにより横移動するコア
４ａにて該パリソンＰの型３の左右方向の曲折形に押し
曲げ合わせて開閉割型１ａの型３内に入れ、然る後、図
６乃至図７に示すように開閉割型１ａ，１ｂを型閉じし
て三次元曲折形製品を中空成形するのである。従ってコ
ア４ａは立壁４の前面を左右方向に移動することとな
る。
【０００６】ダイス５下に降下したパリソンＰは図３に
示すように先づ開閉割型１ａのＰＬ面２に設けた立壁４
の前進スライドにて型３の前後方向の曲折形状に合わせ
て押し曲げられ、次いで立壁４の前面をシリンダーロッ
ドにより横移動するコア４ａにてパリソンＰの左右を開
閉割型１ａ，１ｂの凹凸曲面形に押し合わせ曲げして開
閉割型１ａの型３内に入れてから、図６に示すように立
壁４をコア４ａごと後退退避させて開閉割型１ａ，１ｂ
を常法に従って型閉じして中空成形をするのである。型
３，３より取出される縦横方向に曲折したいわゆる三次
元曲折製品はあらかじめ型３内に入れてから型閉じして
中空成形するので天地を除いてバリは全く生じないもの
となる。
示すように先づ開閉割型１ａのＰＬ面２に設けた立壁４
の前進スライドにて型３の前後方向の曲折形状に合わせ
て押し曲げられ、次いで立壁４の前面をシリンダーロッ
ドにより横移動するコア４ａにてパリソンＰの左右を開
閉割型１ａ，１ｂの凹凸曲面形に押し合わせ曲げして開
閉割型１ａの型３内に入れてから、図６に示すように立
壁４をコア４ａごと後退退避させて開閉割型１ａ，１ｂ
を常法に従って型閉じして中空成形をするのである。型
３，３より取出される縦横方向に曲折したいわゆる三次
元曲折製品はあらかじめ型３内に入れてから型閉じして
中空成形するので天地を除いてバリは全く生じないもの
となる。
【０００７】また図８乃至図９に示すように立壁４を縦
割り２分割して相対割型１ｂに近い立壁４から段階的に
後退退避させて割型１ａおよび割型１ｂをその分閉じ寄
せて型３内にパリソンＰを入れるようにすることもあ
る。
割り２分割して相対割型１ｂに近い立壁４から段階的に
後退退避させて割型１ａおよび割型１ｂをその分閉じ寄
せて型３内にパリソンＰを入れるようにすることもあ
る。
【０００８】図１０乃至図１３は下部に前後左右方向以
外の斜め４５度などの角度で異なる方向に曲折した三次
元曲折製品を中空成形する開閉割型１ａ，１ｂを示して
おり、割型１ａの下部にＰＬ面２に続いて４５度などの
傾斜空間部１ｃと該空間部１ｃ内をシリンダーロッドな
どにより前後進するコア１ｄを設けて、型閉じした際に
コア１ｄの前進にてコア１ｄの型３内に入れて押し曲げ
るのである。かくて他の前後左右の曲折部分と一緒に４
５度等にて異なる方向に曲折した三次元曲折製品を中空
成形することができることとなる。
外の斜め４５度などの角度で異なる方向に曲折した三次
元曲折製品を中空成形する開閉割型１ａ，１ｂを示して
おり、割型１ａの下部にＰＬ面２に続いて４５度などの
傾斜空間部１ｃと該空間部１ｃ内をシリンダーロッドな
どにより前後進するコア１ｄを設けて、型閉じした際に
コア１ｄの前進にてコア１ｄの型３内に入れて押し曲げ
るのである。かくて他の前後左右の曲折部分と一緒に４
５度等にて異なる方向に曲折した三次元曲折製品を中空
成形することができることとなる。
【０００９】図１４は傾斜空間部１ｃ内より垂下したパ
リソンＰを割型１ｂ（１ａ）の底部などに取付けたシリ
ンダーロッド等で前後進する押し部材４ｂにて任意の方
向に押し移動するようにした装置を示すものである。こ
れによってコア１ｄの前進時のパリソンＰのずれなどを
補正してバリの発生することを防止することができる。
また図１５に示すように前記の斜め４５度などの角度の
ほか別方向にも曲折したさらに複雑な曲折製品もバリな
しにて中空成形することができることとなる。
リソンＰを割型１ｂ（１ａ）の底部などに取付けたシリ
ンダーロッド等で前後進する押し部材４ｂにて任意の方
向に押し移動するようにした装置を示すものである。こ
れによってコア１ｄの前進時のパリソンＰのずれなどを
補正してバリの発生することを防止することができる。
また図１５に示すように前記の斜め４５度などの角度の
ほか別方向にも曲折したさらに複雑な曲折製品もバリな
しにて中空成形することができることとなる。
【００１０】
【発明の効果】本発明は以上のようにして三次元曲折製
品を一方の型内に入れてから型閉じして中空成形するの
で天地を除いて一切バリなしにて成形することができる
というきわめてすぐれた効果を生ずる。
品を一方の型内に入れてから型閉じして中空成形するの
で天地を除いて一切バリなしにて成形することができる
というきわめてすぐれた効果を生ずる。
【００１１】立壁を縦割り分割し、または立壁の前面に
横移動するコアを設けることによって、パリソンは複雑
な曲折形状で引合い圧などの加わっても円滑に型内に押
し入れすることができるという効果を生ずる。
横移動するコアを設けることによって、パリソンは複雑
な曲折形状で引合い圧などの加わっても円滑に型内に押
し入れすることができるという効果を生ずる。
【００１２】開閉割型の下部にＰＬ面に続く傾斜空間部
と該空間部内を進退するコアを設けたので、４５度等に
て異なる方向に曲折する三次元曲折製品も容易に中空成
形することができるという効果を生ずる。
と該空間部内を進退するコアを設けたので、４５度等に
て異なる方向に曲折する三次元曲折製品も容易に中空成
形することができるという効果を生ずる。
【図１】 パリソンを垂下した状態にて示す側面図
【図２】 同、正面断面図
【図３】 立壁の前進によりパリソンを型の形状に合わ
せて曲折した状態を示す側面図
せて曲折した状態を示す側面図
【図４】 立壁の前面にパリソン押し曲げ入れ用のコア
を設けた部分平面断面図
を設けた部分平面断面図
【図５】 同、コアの横移動によりパリソンを型内に入
れた状態を示す図
れた状態を示す図
【図６】 立壁が退避して両割型を型閉じした状態を示
す平面断面図
す平面断面図
【図７】 同、中空成形している状態を示す正面断面図
【図８】 立壁を縦割り２分割した例を示す部分平面断
面図
面図
【図９】 ２分割した立壁を相対割型に近い立壁から後
退させた状態を示す図
退させた状態を示す図
【図１０】 割型の下半に４５度等の異なる方向に向い
た傾斜空間部を設けた例を示すもので、型閉じした状態
にてパリソンの下半が垂れ下がっている状態を示す正面
断面図
た傾斜空間部を設けた例を示すもので、型閉じした状態
にてパリソンの下半が垂れ下がっている状態を示す正面
断面図
【図１１】 同、平面断面図
【図１２】 傾斜空間部内を移動する型付きコアの前進
によりパリソンの下半を４５度等の異なる方向に曲折し
て型閉じした状態を示す正面断面図
によりパリソンの下半を４５度等の異なる方向に曲折し
て型閉じした状態を示す正面断面図
【図１３】 同、平面図
【図１４】 同、パリソンを押し移動して位置補正する
押し部材を設けた例を示す正面断面図
押し部材を設けた例を示す正面断面図
【図１５】 同、前記４５度等の方向のほかさらに別方
向にも曲折した型の例を示す平面断面図
向にも曲折した型の例を示す平面断面図
１ａ，１ｂは割型
１ｃは傾斜空間部
１ｄは傾斜空間部内を前後進する型付きのコア
２はＰＬ面
３は型
４は立壁
４ａは横移動するコア
４ｂは押し部材
５はダイス
Claims (7)
- 【請求項１】 ダイス５下に降下するパリソンＰを一方
の開閉割型１ａのＰＬ面２をスライドする立壁４にて該
開閉割型１ａの型３の前後方向の曲折形状に押し曲げ合
わせ、該立壁４の前面を横移動するコア４ａにて該パリ
ソンＰの左右方向を該開閉割型１ａの型３の左右方向の
曲折形状に押し曲げ合わせて入れ、然る後開閉割型１
ａ，１ｂを型閉じして中空成形することを特徴とする三
次元曲折形製品の中空成形方法。 - 【請求項２】 立壁４を縦割り２分割して相対割型１ｂ
に近い分割体より順次後退退避させることにより後退分
開閉割型を接近させて押し曲げパリソンＰを型３内に入
れる請求項１記載の三次元曲折製品の中空成形方法。 - 【請求項３】 ダイス５下に降下するパリソンＰの下部
を型閉じの際にＰＬ面２に続く傾斜空間部１ｃ内に案内
し、該傾斜空間部１ｃ内を前進するコア１ｄにて他部分
と異なる方向に押し曲げさせる請求項１または２に記載
の中空成形方法。 - 【請求項４】 開閉割型１ａ，１ｂを有し、ダイス５よ
り降下するパリソンＰを一方の開閉割型１ａの型３の前
後方向の曲折形状にスライドして押し曲げ合わせする立
壁４を該開閉割型１ａのＰＬ面２に設け、該立壁４の前
面に押し曲げパリソンを前記型３内に押し入れするコア
４ａを設けたことを特徴とする三次元曲折製品の中空成
形装置。 - 【請求項５】 立壁４は縦割り２分割体にて形成して各
別に後退するようにした請求項４記載の三次元曲折製品
の中空成形装置。 - 【請求項６】 開閉割型１ａの下部にＰＬ面２に続く傾
斜空間部１ｃと該空間部１ｃ内を前後進するコア１ｄを
設けた請求項４また５に記載の三次元曲折製品の中空成
形装置。 - 【請求項７】 傾斜空間部１ｃに垂下したパリソンＰを
任意の方向に曲折する押し部材４ｂを設けた請求項６に
記載の三次元曲折製品の中空成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001026939A JP3484421B2 (ja) | 2001-02-02 | 2001-02-02 | 三次元曲折形製品の中空成形方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001026939A JP3484421B2 (ja) | 2001-02-02 | 2001-02-02 | 三次元曲折形製品の中空成形方法およびその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002225120A JP2002225120A (ja) | 2002-08-14 |
| JP3484421B2 true JP3484421B2 (ja) | 2004-01-06 |
Family
ID=18891676
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001026939A Expired - Fee Related JP3484421B2 (ja) | 2001-02-02 | 2001-02-02 | 三次元曲折形製品の中空成形方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3484421B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019159413A1 (ja) | 2018-02-14 | 2019-08-22 | 三桜工業株式会社 | 曲げ成形型 |
| WO2019167320A1 (ja) | 2018-03-01 | 2019-09-06 | 三桜工業株式会社 | 曲げ成形型 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BE1013334A3 (fr) * | 2000-02-29 | 2001-12-04 | Solvay | Procede et dispositif d'extrusion-moulage de corps creux en matiere thermoplastique. |
-
2001
- 2001-02-02 JP JP2001026939A patent/JP3484421B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019159413A1 (ja) | 2018-02-14 | 2019-08-22 | 三桜工業株式会社 | 曲げ成形型 |
| KR20200118013A (ko) | 2018-02-14 | 2020-10-14 | 사노 인더스트리얼 캄파니 리미티드 | 굽힘 성형형 |
| WO2019167320A1 (ja) | 2018-03-01 | 2019-09-06 | 三桜工業株式会社 | 曲げ成形型 |
| KR20200123099A (ko) | 2018-03-01 | 2020-10-28 | 사노 인더스트리얼 캄파니 리미티드 | 굽힘 성형형 |
| US11465190B2 (en) | 2018-03-01 | 2022-10-11 | Sanoh Industrial Co., Ltd. | Bending die |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2002225120A (ja) | 2002-08-14 |
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