JP2002225120A - 三次元曲折形製品の中空成形方法およびその装置 - Google Patents

三次元曲折形製品の中空成形方法およびその装置

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は三次元曲折製品の新規な中空成形方
法と装置を新規に提供することを目的とするものであ
る。 【構成】 本発明は開閉割型の一方または双方のPL面
に1乃至必要数にて設ける立壁や押し棒などを段落させ
ることなくして前後進スライドするように設けて従来押
し部材を固定取付けすることによって生じていた型の尖
細となる部分、すなわちこわれやすい部分を解消して、
その前進により降下パリソンを型の前後方向の曲折形に
押し曲げ合わせ、パリソンの左右方向は凹凸曲面を有す
開閉割型の閉じ過程で型に合わせて押し曲げ且つ型内に
進入させてから型閉じにて中空成形するようにしたこと
を特徴とする三次元曲折製品の中空成形方法とその装置
にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は三次元曲折製品の
中空成形方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】縦横に交叉する方向や複雑な形状に曲折
する三次元曲折製品は開閉割型の一方のPL面に立壁な
どの押し部材を固定取付けし、他方の割型に型閉じ時に
押し部材を受入れる凹部を設けた二次元成形機か、開閉
割型間に中子等を介在させた三次元成形機にて成形して
きている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら二次元中
空成形機にて三次元曲折製品を成形するときは全周に大
量のバリが生じてリサイクルができにくいゴム入り樹脂
やガラス入り樹脂、ナイロン等はPE,PP等に較べて
非常に不利でなおかつ高価なためにコスト的にも他製法
の製品との間で競争することができないという課題があ
る。また三次元成形機は機械の構造上直角方向や小さい
Rの動きがとれないという課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は開閉割型の一方
または双方のPL面に1乃至必要数にて設ける立壁や押
し棒などを段落させることなくして前後進スライドする
ように設けて従来押し部材を固定取付けすることによっ
て生じていた型の尖細となる部分、すなわちこわれやす
い部分を解消して、その前進により降下パリソンを型の
前後方向の曲折形に押し曲げ合わせ、パリソンの左右方
向は凹凸曲面を有す開閉割型の閉じ過程で型に合わせて
押し曲げ且つ型内に進入させてから型閉じにて中空成形
するようにして、かかる課題を解決するようにしたので
ある。
【0005】
【発明の実施の形態】開閉割型1aのPL面2の型3の
近くに前後方向の曲折形状に合った波形曲折形などをし
た立壁4を設ける。立壁4は図7(a)に示すようにP
L面2に段落なしにて前後進スライドするように設け
て、従来図7(b)に示すように段落して設けることに
よって型3の一部の肉厚3’が薄く細くなって強度に問
題が生ずることを防止するとともに、立壁4と肉厚3’
との間の段差部分にパリソンPが引掛かり残ってバリを
生ずるという問題も解消するようにしている。
【0006】図1,図2に示すようにダイス5下に降下
したパリソンPは先づ図3に示すように開閉割型1aの
PL面2に設けた立壁4の前進スライドにて型3の前後
方向の曲折形状に合わせて押し曲げられ、次いで割型1
aの接近移動により型3内にパリソンPの側半を入れて
から立壁4を後退退避させて開閉割型1a,1b間を接
近移動する過程でパリソンPの左右の曲折形状を開閉割
型1a,1bの凹凸曲面形に合わせ曲げして型3,3内
に入れて型閉じして中空成形するのである。型3,3よ
り取出される縦横方向に曲折したいわゆる三次元曲折製
品Aはあらかじめ型3,3内に入るように型閉じして中
空成形するので天地を除いてバリは全く生じないものと
なる。
【0007】なお立壁4は製品形状によっては開閉割型
1a,1bの双方のPL面2に設けたり、2枚,3枚と
増やして設けることもある。また立壁4にかえて押し棒
やその他の押し部材(図示してない)にすることもあ
る。
【0008】また製品の三次元曲折形によってはパリソ
ンPに加わる引合い圧などによって型3内に入らない場
合があるが、このような製品の成形に際しては図8乃至
図10に示すように立壁4の前面にシリンダーロッドな
どにて横移動するコア4aを設けて押し曲げしたパリソ
ンPを押して型3内に入れるようにする。
【0009】また図11乃至図14に示すように立壁4
を縦割り2分割乃至数分して相対割型1bに近い立壁4
から段階的に後退退避させて割型1aおよび割型1bを
その分閉じ寄せて型3内にパリソンPを入れるようにす
ることもある。
【0010】図15乃至図18は下部に前後左右方向以
外の斜め45度などの角度で異なる方向に曲折した三次
元曲折製品を中空成形する開閉割型1a,1bを示して
おり、割型1aの下部にPL面2に続いて45度などの
傾斜空間部1cと該空間部1c内をシリンダーロッドな
どにより前後進するコア1dを設けて、型閉じした際に
コア1dの前進にてコア1dの型3内に入れて押し曲げ
るのである。かくて他の前後左右の曲折部分と一緒に4
5度等にて異なる方向に曲折した三次元曲折製品を中空
成形することができることとなる。
【0011】図19は傾斜空間部1c内より垂下したパ
リソンPを割型1b(1a)の底部などに取付けたシリ
ンダーロッド等で前後進する押し部材4bにて任意の方
向に押し移動するようにした装置を示すものである。こ
れによってコア1dの前進時のパリソンPのずれなどを
補正してバリの発生することを防止することができる。
また図20に示すように前記の斜め45度などの角度の
ほか別方向にも曲折したさらに複雑な曲折製品もバリな
しにて中空成形することができることとなる。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上のようにして三次元曲折製
品を型内に入れてから型閉じして中空成形するので天地
を除いて一切バリなしにて成形することができるという
効果を生ずる。立壁をPL面2段落なしにて前後進スラ
イドするように設けたので、型の一部の肉厚が薄く細く
なって強度に問題が生じたり、立壁と段差部分にパリソ
ンが引掛かり残ってバリを生ずるなどのおそれを解消す
ることができるという効果を生ずる。
【0013】立壁を縦割り分割し、または立壁の前面に
横移動するコアを設けることによって、パリソンは複雑
な曲折形状で引合い圧などの加わっても円滑に型内に押
し入れすることができるという効果を生ずる。
【0014】開閉割型の下部にPL面に続く傾斜空間部
と該内を進退するコアを設けたので、45度等にて異な
る方向に曲折する三次元曲折製品も容易に中空成形する
ことができるという効果を生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パリソンを垂下した状態にて示す側面図
【図2】 同、正面断面図
【図3】 立壁の前進によりパリソンを型の形状に合わ
せて曲折した状態を示す側面図
【図4】 その後一方の割型を接近移動してパリソンを
型内に入れた状態を示す正面断面図
【図5】 立壁が退避して両割型を型閉じした状態にて
示す平面断面図
【図6】 同、中空成形している状態を示す正面断面図
【図7】 本願発明の立壁(a)と従来例の立壁(b)
を示す部分拡大平面断面図
【図8】 立壁の前面にパリソン押し用のコアを設けた
例を示す部分平面断面図
【図9】 同、立壁が前進してパリソンを曲折させた状
態を示す図
【図10】 同、コアの横移動によりパリソンを型内に
入れた状態を示す図
【図11】 立壁を二段にして設けた例を示す部分平面
断面図
【図12】 一方の割型の移動により立壁に対するパリ
ソンの位置をかえて相対割型に近い立壁を後退させた状
態を示す図
【図13】 後退した立壁の分おいて割型が接近移動し
てパリソンの側半が一方の型内に入った状態を示す図
【図14】 残った立壁も後退して型閉じした状態を示
す図
【図15】 割型の下半に45度等の異なる方向に向い
た傾斜空間部を設けた例を示すもので、型閉じした状態
にてパリソンの下半が垂れ下がっている状態を示す正面
断面図
【図16】 同、平面断面図
【図17】 傾斜空間部内を移動する型付きコアの前進
によりパリソンの下半を45度等の異なる方向に曲折し
て型閉じした状態を示す正面断面図
【図18】 同、平面図
【図19】 同、パリソンを押し移動して位置補正する
押し部材を設けた例を示す正面断面図
【図20】 同、前記45度等の方向のほかさらに別方
向にも曲折した型の例を示す平面断面図
【符号の説明】
1a,1bは割型 1cは傾斜空間部 1dは傾斜空間部内を前後進する型付きのコア 2はPL面 3は型 4は立壁 4aは横移動するコア 4bは押し部材 5はダイス

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイス下に降下するパリソンを開閉割型
    のPL面をスライドする立壁や棒体などにて型の前後方
    向の曲折形状に押し曲げ合わせ、該パリソンを開閉割型
    の閉じ過程で左右方向の曲折形状に押し曲げ合わせると
    ともに該パリソンを型内に入れ、然る後型閉じして中空
    成形することを特徴とする三次元曲折形製品の中空成型
    方法。
  2. 【請求項2】 立壁を縦割り2分割または数分割して相
    対割型に近い分割体より順次後退退避させることにより
    後退分開閉割型を前進接近させて押し曲げパリソンを型
    内に入れる請求項1記載の三次元曲折製品の中空成型方
    法。
  3. 【請求項3】 立壁の前面を横移動するコアにて押し曲
    げパリソンを側面押しして型内に入れる請求項1記載の
    三次元曲折製品の中空成型方法。
  4. 【請求項4】 ダイス下に降下するパリソンの下部を型
    閉じの際にPL面に続く傾斜中空部内に案内し、該傾斜
    中空部内を前進するコアにて他部分と異なる方向に押し
    曲げさせる請求項1乃至3のいずれかに記載の中空成形
    方法。
  5. 【請求項5】 ダイスより降下するパリソンを前後方向
    にスライドして押し曲折する立壁や棒体は開閉割型のP
    L面の一方または双方の1個所または数個所に段落なし
    に設けて、段落した固定取付けによって生じていた型の
    肉薄となる部分を解消した三次元曲折製品の中空成形装
    置。
  6. 【請求項6】 立壁は縦割り2分割乃至数分割体にて形
    成して各別に後退するようにした請求項5記載の三次元
    曲折製品の中空成形装置。
  7. 【請求項7】 立壁の前面に押し曲げパリソンを型に押
    入れるためのコアを横移動するように設けた請求項5記
    載の三次元曲折製品の中空成形装置。
  8. 【請求項8】 開閉割型の下部にPL面に続く傾斜中空
    部と該中空部内を前後進するコアを設けた請求項5乃至
    7のいずれかに記載の三次元曲折製品の中空成形装置。
  9. 【請求項9】 傾斜中空部に垂下したパリソンを任意の
    方向に曲折する押し部材を設けた請求項8に記載の三次
    元曲折製品の中空成形装置。
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