JP3483805B2 - センサレスブラシレスモータの脱調検出装置 - Google Patents

センサレスブラシレスモータの脱調検出装置

Info

Publication number
JP3483805B2
JP3483805B2 JP18999899A JP18999899A JP3483805B2 JP 3483805 B2 JP3483805 B2 JP 3483805B2 JP 18999899 A JP18999899 A JP 18999899A JP 18999899 A JP18999899 A JP 18999899A JP 3483805 B2 JP3483805 B2 JP 3483805B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
voltage
brushless motor
circuit
sensorless brushless
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18999899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001025282A (ja
Inventor
嘉伸 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP18999899A priority Critical patent/JP3483805B2/ja
Publication of JP2001025282A publication Critical patent/JP2001025282A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3483805B2 publication Critical patent/JP3483805B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、永久磁石形のロー
タの磁極位置を磁極位置センサで検出することなく運転
されるセンサレスブラシレスモータの脱調検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、センサレスブラシレスモータ
の駆動装置としては、センサレスブラシレスモータに流
れる電流を正弦波にすることができる電流検出方式のも
のがある。この電流検出方式のものは、与えられた周波
数指令値を基に電圧・周波数演算回路により運転周波数
と運転電圧とを演算して、その運転周波数および運転電
圧に基づいてセンサレスブラシレスモータを駆動するイ
ンバータ回路をスイッチング制御およびPWM制御する
とともに、センサレスブラシレスモータに流れる電流を
検出して、その値により電圧・周波数演算回路で演算さ
れた運転周波数と運転電圧とをフィードバック制御する
ようにした構成である。
【0003】しかしながら、上記構成の駆動装置は、永
久磁石形のロータの磁極位置を磁極位置センサにより直
接検出しているわけではないので、駆動装置の調整の不
具合、負荷変動などによって、センサレスブラシレスモ
ータが脱調することがある。センサレスブラシレスモー
タが脱調した場合、センサレスブラシレスモータが拘束
状態になって、過大な電流が流れる不具合がある。
【0004】そこで、特開平9−294390号公報に
開示されているように、センサレスブラシレスモータの
ステータコイルの電流実効値に判定レベルを設定し、そ
の電流実効値が判定レベルを超え、かつ、前記ステータ
コイルに印加されている電圧と該コイルに流れる電流と
の力率角が90度に近い値になったときに脱調と判定す
るようにしたものが考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した脱
調検出装置の場合には、検出にステータコイルの電流実
効値を利用しているので、つぎのような不具合がある。
すなわち、ステータコイルの電流たるモータ電流の実効
値には、センサレスブラシレスモータのトルクに関係す
る成分と励磁に関係する成分とが含まれている。このた
め、モータ電流の実効値は、出力トルクが大きくなった
ときにも、また、脱調が生じたときにも大きくなるの
で、見極めがつかなくなる。従って、以上のように、モ
ータ電流の実効値を脱調検出に利用したのでは、誤検出
を生じる問題がある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、センサレスブラシレスモータの脱調の
誤検出を防止することができるセンサレスブラシレスモ
ータの脱調検出装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のセンサレ
スブラシレスモータの脱調検出装置は、永久磁石形のロ
ータの磁極位置を磁極位置センサで検出することなく運
転されるセンサレスブラシレスモータの駆動装置におい
て、前記センサレスブラシレスモータに流れる電流を検
出する電流検出手段と、この電流検出手段から得られる
電流信号の周期を検出する電流周期検出手段と、この電
流周期検出手段から得られる電流周期と前記センサレス
ブラシレスモータの駆動装置から出力される電圧の周期
とを比較してその比較結果から脱調を判定する周期比較
手段とを具備したことを特徴とする。
【0008】このような構成によれば、電流の周期と電
圧の周期との比較により脱調の判定を行なうので、脱調
判定に電流の実効値を用いる必要はなく、従って、脱調
していないにもかかわらず脱調と誤検出する不具合はな
い。
【0009】請求項2記載のセンサレスブラシレスモー
タの脱調検出装置は、永久磁石形のロータの磁極位置を
磁極位置センサで検出することなく運転されるセンサレ
スブラシレスモータの駆動装置において、前記センサレ
スブラシレスモータに流れる電流を検出する電流検出手
段と、この電流検出手段から得られる電流信号を励磁電
流成分とトルク電流成分とに座標変換するdq座標変換
手段と、このdq座標変換手段から得られる励磁電流成
分と任意に設定された脱調レベル信号とを比較して脱調
を判定する脱調レベル比較手段とを具備したことを特徴
とする。
【0010】このような構成によれば、励磁電流成分と
脱調レベル信号との比較により脱調の判定を行なうの
で、請求項1と同様に脱調判定に電流の実効値を用いる
必要はなく、従って、請求項1と同様の効果を得ること
ができる。
【0011】請求項3記載のセンサレスブラシレスモー
タの脱調検出装置は、dq座標変換手段から得られる励
磁電流成分と任意に設定された脱調警報レベル信号とを
比較する脱調警報レベル比較手段を具備したことを特徴
とする。このような構成によれば、脱調警報レベル比較
手段の比較結果に基づいて、脱調が生じる恐れがあるこ
とを警報することができる。
【0012】請求項4記載のセンサレスブラシレスモー
タの脱調検出装置は、脱調警報レベル比較手段の出力に
よって時間を計測する警報時間演算手段を具備したこと
を特徴とする。このような構成によれば、脱調警報レベ
ル比較手段の出力が任意に設定された時間継続したとき
に脱調を生じる恐れがあることを警報することができ
る。
【0013】請求項5記載のセンサレスブラシレスモー
タの脱調検出装置は、脱調警報レベル比較手段の出力に
よってセンサレスブラシレスモータの駆動装置から出力
される電圧を補正する脱調抑制電圧手段を具備したこと
を特徴とする。このような構成によれば、脱調が生じる
恐れを回避することができる。
【0014】請求項6記載のセンサレスブラシレスモー
タの脱調検出装置は、脱調警報レベル比較手段の出力に
よってセンサレスブラシレスモータの駆動装置から出力
される電圧の位相を補正する脱調抑制電圧位相手段を具
備したことを特徴とする。このような構成によっても、
請求項5と同様の効果が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
いて、図1および図2を参照しながら説明する。まず、
図1に従って電気的構成について述べる。3相交流電源
1は、3本の電源線2を介して、6個のダイオード3な
いし8を3相ブリッジ接続してなる全波整流回路9の交
流入力端子に接続され、その全波整流回路9の直流出力
端子間には、平滑用コンデンサ10が接続されている。
そして、全波整流回路9の出力端子は、それぞれ直流母
線11、12に接続されている。
【0016】インバータ回路13は、6個のスイッチン
グ素子たるIGBT14ないし19を3相ブリッジ接続
してなるもので、各IGBT14ないし19には並列に
フライホイールダイオード20ないし25が接続されて
いる。そして、インバータ回路13において、入力端子
は直流母線11、12に接続され、出力端子はU、Vお
よびW相用負荷線26、27および28を介してセンサ
レスブラシレスモータ(以下単にモータと称する)29
の入力端子に接続されている。このモータ29は、図示
はしないが、永久磁石形のロータと、スター結線された
3相のステータコイルを有するステータとを備えてお
り、ステータコイルの各一端子が入力端子になってい
る。
【0017】前記直流母線11には電流センサ30が配
設されており、また、負荷線26ないし28には電流検
出手段としての電流センサ31ないし33が配設されて
おり、これらの電流センサ30ないし33の出力端子
は、電圧・周波数演算手段たる電圧・周波数演算回路3
4の入力端子に接続されている。そして、電圧・周波数
演算回路34の出力端子は、ゲート駆動回路35の入力
端子に接続され、そのゲート駆動回路35の出力端子
は、IGBT14ないし19のゲートに接続されてい
る。
【0018】しかして、前記電圧・周波数演算回路34
は、与えられた周波数指令値Fを基に任意に設定可能
な加減速時間関数により加減速処理された運転周波数を
得、この運転周波数を周波数/電圧変換して運転電圧を
得、運転周波数に基づいてゲート駆動回路35を介して
インバータ回路13のIGBT14ないし19をスイッ
チング制御し、運転電圧に基づいてゲート駆動回路35
を介してインバータ回路13のIGBT14ないし19
をPWM制御するようになっており、インバータ回路1
3の出力電圧によりモータ29を駆動するようになって
いる。また、電圧・周波数演算回路34は、電流センサ
31ないし33の検出するモータ29に流れる電流すな
わちモータ電流を読込んで、その値に応じて運転周波数
および運転電圧を修正するようにフィードバック制御す
るようになっている。なお、電圧・周波数演算回路34
は、電流センサ30の検出する電流が過電流となったと
きにインバータ回路13の運転を停止させるようになっ
ている。
【0019】制御電源回路36は、全波整流回路9の出
力電圧を降圧して制御電源電圧を得るようになってお
り、その制御電源電圧を電圧・周波数演算回路34、ゲ
ート駆動回路35および後述するその他の回路に供給す
るようになっている。そして、以上の全波整流回路9、
平滑用コンデンサ10、インバータ回路13、電流セン
サ30ないし33、電圧・周波数演算回路34、ゲート
駆動回路35および制御電源回路36により電流検出方
式の駆動装置37が構成されている。
【0020】さて、脱調検出装置38は、次のように構
成されている。電流検出手段たる電流検出回路39は、
モータ電流の1相分の電流を検出するように、例えばU
相の電流を検出するように入力端子が電流センサ31の
出力端子に接続されており、電流センサ31の検出電流
を電圧に変換するようになっている。この電流検出回路
39の出力端子は、電流周期検出手段たる電流周期検出
回路40の入力端子に接続されている。電流周期検出回
路40は、電流検出回路39の出力電圧の周期からモー
タ電流の周期を検出するもので、その出力端子は、周期
比較手段たる周期比較回路41の一方の入力端子に接続
されている。周期比較回路41の他方の入力端子は、前
記電圧・周波数演算回路34の出力端子に接続されてい
る。
【0021】この場合、電圧・周波数演算回路34は、
運転周波数を基にモータ29に供給される電圧すなわち
モータ電圧の周期を演算してその演算結果を周期比較回
路41に与えるようになっている。そして、周期比較回
路41は、周期検出回路40からのモータ電流の周期と
電圧・周波数演算回路34からのモータ電圧の周期とを
比較して比較結果を出力するようになっており、その出
力端子は、電圧・周波数演算回路34の入力端子に接続
されている。
【0022】つぎに、本実施例の作用につき、図2をも
参照して説明する。図2(a)はモータ電圧の波形、図
2(b)は正常時(脱調をしていない時)のモータ電流
である。脱調をしていない時には、モータ電圧の周期と
モータ電流の周期とは一致しているので、周期比較回路
41は脱調ではないと判定して出力信号をロウレベルと
する。モータ29の加減速時や負荷変化時などでは、モ
ータ電圧の周期とモータ電流の周期とに若干のずれを生
じるが、ほぼ一致している状態であり、その後定常状態
になるので、この場合も、周期比較回路41は脱調では
ないと判定して出力信号をロウレベルとする。
【0023】モータ29に脱調が生じた場合には、モー
タ電流は図2(c)に示すような波形になり,モータ電
圧の周期とモータ電流の周期とが一致しなくなって、周
期比較回路41は脱調と判定して出力信号をハイレベル
にする。そして、電圧・周波数演算回路34は、周期比
較回路41からハイレベルの信号が与えられると、脱調
と判断してインバータ回路13の運転を停止させ、モー
タ29に対する出力電圧の供給を停止させる。その後、
所定時間が経過すると、電圧・周波数演算回路34は、
インバータ回路13に運転を開始させ、モータ29を再
始動させる。
【0024】ところで、図2(c)で示す脱調時の電流
波形の周期や大きさは、モータ定数や負荷の慣性力など
によって異なる。そのため、周期比較回路41は、モー
タ電圧の周期とモータ電流の一致、不一致の判定は、基
本的には、モータ電圧の周期とモータ電流の周期との差
で行なうようになっているが、判定の差の基準には任意
の幅をもたせるようになっている。
【0025】このように本実施例によれば、周期比較回
路41は、モータ電圧の周期とモータ電流の周期とを比
較して、モータ19の脱調を判定するようにしたので、
脱調判定にモータ電流の実効値を用いる場合とは異な
り、モータ29の出力トルクが大きい時に脱調と誤判定
することはない。そして、モータ電圧の周期は、電圧・
周波数演算回路34により周波数指令値Fを基とする
運転周波数から演算により求めるようにしたので、モー
タ電圧を直接検出する必要はなく、それだけ電気的構成
が簡単になる。
【0026】なお、上記実施例では、電流検出回路39
によりモータ29のU相の電流を検出するようにした
が、他のV相或いはW相の電流を検出するようにしても
よく、または、2相分若しくは3相分の電流を検出する
ようにしてもよい。
【0027】図3および図4は本発明の第2の実施例で
あり、図1と同一部分には同一符号を付して示し、以下
異なる部分について説明する。図3において、電流検出
手段たる電流検出回路42は、その入力端子が電流セン
サ31ないし33の出力端子に接続されていて、電流セ
ンサ31ないし33の検出電流を電圧に変換するように
なっており、その出力端子はdq座標変換手段たるdq
座標変換回路43の入力端子に接続されている。dq座
標変換回路43は、他の入力端子が電圧・周波数演算回
路34の出力端子に接続されていて、3相分のモータ電
流に相当する電圧検出回路42からの3相分の電圧信号
と電圧・周波数演算回路34からのモータ電圧の位相と
によって3相2相変換およびd軸q軸変換の座標変換が
おこなわれ、励磁電流成分とトルク電流成分とに分けら
れ、励磁電流成分が出力される。そして、dq座標変換
回路43の出力端子は、脱調レベル比較手段たる脱調レ
ベル比較回路44の一方の入力端子に接続されている。
【0028】脱調レベル比較回路44は、他方の入力端
子に任意に設定された脱調レベル信号Ixが与えられて
いて、dq座標変換回路43からの励磁電流成分と脱調
レベル信号Ixとを比較して比較結果を出力するように
なっており、その出力端子は、電圧・周波数演算回路3
4の入力端子に接続されている。そして、以上の電圧検
出回路42、dq座標変換回路43および脱調レベル比
較回路44により脱調検出装置45が構成されている。
【0029】つぎに、この第2の実施例の作用につき、
図4をも参照して説明する。dq座標変換回路43によ
り得られるトルク電流成分は、モータ29の出力トルク
に関係し、出力トルクが大きくなると、比例的に大きく
なる。また、dq座標変換回路43により得られる励磁
電流成分は、モータ29の磁束に関係し、モータ(ブラ
シレスモータ)29の場合には、ほぼ零(0)に近い値
となる。
【0030】図4(a)は、モータ29に加わる負荷ト
ルクを表わしたもので、時刻T1で負荷トルクが加わっ
たことを示している。図4(b)および(c)は、モー
タ29が脱調していない場合のそれぞれdq座標変換回
路43で座標変換されたトルク電流成分および励磁電流
成分を示す。図4(b)に示すトルク電流成分は、時刻
T1で負荷トルクが加わったために、比例的に大きくな
るが、応答速度は少し遅れて安定状態に収束する。図4
(c)に示す励磁電流成分は、時刻T1でモータ電圧に
変化がなかった場合には負(−)の値になるが、トルク
電流成分と同様に応答速度は少し遅れて安定状態に収束
する。
【0031】一方、モータ29に脱調が生じた場合に
は、dq座標変換回路43により得られる励磁電流成分
は図4(d)に示すようになり、負の方向に増大してい
く。そこで、脱調レベル比較回路44は、dq座標変換
回路43からの励磁電流成分と脱調レベル信号Ixとを
比較して、励磁電流成分が脱調レベル信号Ixよりも小
の時には、図4(e)に示すように脱調と判定して出力
信号をハイレベルにする(時刻T2)。そして、電圧・
周波数演算回路34は、脱調レベル比較回路44からハ
イレベルの信号が与えられると、脱調と判断してインバ
ータ回路13の運転を停止させ、モータ29に対する出
力電圧の供給を停止させる。その後、所定時間が経過す
ると、電圧・周波数演算回路34は、インバータ回路1
3に運転を開始させ、モータ29を再始動させる。な
お、図4(c)で示すように、励磁電流成分が脱調レベ
ル信号Ixよりも大の時には、脱調レベル比較回路44
は、脱調ではないと判定して出力信号をロウレベルのま
まにする。
【0032】ところで、図4(d)で示す脱調時の励磁
電流成分の大きさおよび方向は、モータ電圧に依存す
る。この図4(d)で示す脱調時の励磁電流成分の波形
は、モータ29に負荷トルクが加わった時にモータ電圧
が変化しなかった場合のものであり、モータ電圧を大き
くし過ぎた場合には、励磁電流成分は正(+)の方向に
大きく変化していく。従って、脱調レベル信号Ixは、
モータ29の電圧制御の方法により任意の値に変化させ
ることができるようになっている。
【0033】このような第2の実施例によれば、脱調レ
ベル比較回路44は、モータ電流の励磁電流成分と任意
に設定された脱調レベル信号Ixとを比較して、モータ
19の脱調を判定するようにしたので、前記第1の実施
例と同様の効果を得ることができる。
【0034】なお、上記第2の実施例では、dq座標変
換回路43の入力としてモータ電流の3相分を検出して
いるが、U、VおよびW相のうちの2相分の電流を検出
してもよい。
【0035】図5および図6は本発明の第3の実施例で
あり、図3と同一部分には同一符号を付して示し、以下
異なる部分について説明する。図5において、脱調警報
レベル比較手段としての脱調警報レベル比較回路46
は、一方の入力端子がdq座標変換回路43の出力端子
に接続され、出力端子が電圧・周波数演算回路34の入
力端子に接続され、他方の入力端子には任意に設定され
た脱調警報レベル信号Iy(脱調レベル信号より大)が
与えられるように構成されている。この脱調警報レベル
比較回路46は、dq座標変換回路43からの励磁電流
成分と脱調警報レベル信号Iyとを比較し、その比較結
果を電圧・周波数演算回路34に出力するようになって
いる。そして、この脱調警報レベル比較回路46は、電
圧検出回路42、dq座標変換回路43および脱調レベ
ル比較回路44とともに脱調検出装置47を構成するよ
うになっている。
【0036】つぎに、この第3の実施例の作用につき、
図6をも参照して説明する。図6(a)、(b)、
(c)は、図4(a)、(b)、(c)と同様の負荷ト
ルク、トルク電流成分、励磁電流成分(正常時)を示
す。モータ29が脱調する恐れのある時には、dq座標
変換回路43からの励磁電流成分は図6(d)に示すよ
うになり、脱調警報レベル比較回路46は、励磁電流成
分が脱調警報レベル信号Iyより小さくなった時だけ、
図6(e)に示すように、出力信号をハイレベルとす
る。そして、電圧・周波数演算回路34は、脱調警報レ
ベル比較回路46からハイレベルの信号が与えられる
と、脱調の恐れがあると判断して警報器を動作させ、例
えば、LEDを点灯させ或いは点滅させ、または、ブザ
ーを鳴動させて、使用者に脱調の恐れがある旨を警報す
る。なお、図6(c)で示すように、励磁電流成分が脱
調警報レベル信号Iyよりも大の時には、脱調警報レベ
ル比較回路46は、脱調の恐れはないと判定して出力信
号をロウレベルのままにする。
【0037】ところで、図6(d)で示す脱調の恐れの
ある時の励磁電流成分の大きさおよび方向は、第2の実
施例と同様にモータ電圧に依存するので、脱調警報レベ
ル信号Iyは、モータ29の電圧制御の方法により任意
の値に変化させることができるようになっている。
【0038】従って、この第3の実施例によれば、脱調
警報レベル比較回路46は、励磁電流成分が脱調警報レ
ベル信号Iyより小さくなった時に出力信号をハイレベ
ルとし、これに基づいて、電圧・周波数演算回路34
は、脱調の恐れがあると判断してLEDを点灯させ或い
は点滅させ、または、ブザーを鳴動させるようにしたの
で、モータ29が脱調する前に使用者に警報することが
でき、使用者に脱調を回避する処置を促すことができ
る。
【0039】なお、上記第3の実施例では、脱調警報レ
ベル比較回路46は、励磁電流成分が脱調警報レベル信
号Iyより小さくなった時だけ出力信号をハイレベルと
するようにしたが、一度出力信号がハイレベルになった
ら一定時間だけハイレベルを継続するようにしてもよ
く、また、脱調レベル比較回路44の出力信号がハイレ
ベルになるまでハイレベルを継続するようにしてもよ
い。
【0040】図7は本発明の第4の実施例であり、図5
と同一部分には同一符号を付して示し、以下異なる部分
について説明する。警報時間演算手段としての警報時間
演算回路48は、電圧検出回路42、dq座標変換回路
43、脱調レベル比較回路44および脱調警報レベル比
較回路46とともに脱調検出装置49を構成するもの
で、その入力端子は、脱調警報レベル比較回路46の出
力端子に接続され、出力端子は、電圧・周波数演算回路
34の入力端子に接続されている。この場合、第3の実
施例の図5とは異なり、脱調警報レベル比較回路46の
出力端子は、電圧・周波数演算回路34の入力端子には
接続されていない。
【0041】つぎに、この第4の実施例の作用につき、
図6をも参照して説明する。脱調警報レベル比較回路4
6は、励磁電流成分が脱調警報レベル信号Iyより小さ
くなった時にモータ29に脱調の恐れがあるとして出力
信号をハイレベルとするが、図6(d)で示すように、
過渡的な負荷変動により、僅かな時間だけ励磁電流成分
が脱調警報レベル信号Iyより小さくなった時に使用者
に脱調の恐れがあると警報することは得策ではない。
【0042】そこで、この第4に実施例においては、警
報時間演算回路48は、脱調警報レベル比較回路46が
モータ29に脱調の恐れがあるとして出力信号をハイレ
ベルとしている時間を計測し、その計測した時間が任意
に設定された設定時間以上になった時に出力信号をハイ
レベルにするようになっており、これに基づいて、電圧
・周波数演算回路34は、脱調の恐れがあると判断して
LEDを点灯させ或いは点滅させ、または、ブザーを鳴
動させるなど、警報器を動作させる。
【0043】従って、この第4の実施例によれば、警報
時間演算回路48は、脱調警報レベル比較回路46がモ
ータ29に脱調の恐れがあるとして出力信号をハイレベ
ルとしている時間が任意に設定された設定時間以上にな
った時に出力信号をハイレベルにするようにしたので、
モータ29が一時的な負荷変動により脱調状態になった
時に使用者に警報をすることはなく、モータを安定して
運転させることができる。
【0044】なお、上記第4の実施例では、警報時間演
算回路48は、脱調警報レベル比較回路46がモータ2
9に脱調の恐れがあるとして出力信号をハイレベルとし
ている時間が任意に設定された設定時間以上になった時
に出力信号をハイレベルにするようにしたが、これに限
らず、例えば、脱調警報レベル比較回路46の出力信号
がハイレベルとなる回数を検出する警報回数演算手段を
設けて、任意に設定された回数以上になった時に電圧・
周波数演算回路34に脱調の警報を行なわせるようにし
てもよく、また、その回数を表示手段に表示させるよう
にしてもよい。
【0045】図8は本発明の第5の実施例であり、図5
と同一部分には同一符号を付して示し、以下異なる部分
について説明する。脱調抑制電圧手段としての脱調抑制
電圧回路50は、電圧検出回路42、dq座標変換回路
43、脱調レベル比較回路44および脱調警報レベル比
較回路46とともに脱調検出装置51を構成するもの
で、その入力端子は、脱調警報レベル比較回路46の出
力端子に接続され、出力端子は、電圧・周波数演算回路
34の入力端子に接続されている。
【0046】つぎに、この第5の実施例の作用につき説
明する。脱調警報レベル比較回路46は、励磁電流成分
が脱調警報レベル信号Iyより小さくなった時にモータ
29に脱調の恐れがあると判定して出力信号をハイレベ
ルとする。これにより、脱調抑制電圧回路50は、電圧
・周波数演算回路34に電圧補正信号を与えるようにな
っている。すなわち、脱調抑制電圧回路50は、モータ
29の励磁電流成分が図6(d)のように負の方向に大
きくなった場合には、電圧・周波数演算回路34にモー
タ電圧が上昇するように電圧補正信号を与えるようにな
る。従って、モータ29の励磁電流成分は正の方向に増
大するようになって、脱調を生じる恐れを回避すること
ができる。
【0047】図9は本発明の第6の実施例であり、図5
と同一部分には同一符号を付して示し、以下異なる部分
について説明する。脱調抑制電圧位相手段としての脱調
抑制電圧位相回路52は、電圧検出回路42、dq座標
変換回路43、脱調レベル比較回路44および脱調警報
レベル比較回路46とともに脱調検出装置53を構成す
るもので、その入力端子は、脱調警報レベル比較回路4
6の出力端子に接続され、出力端子は、電圧・周波数演
算回路34の入力端子に接続されている。
【0048】つぎに、この第6の実施例の作用につき説
明する。脱調警報レベル比較回路46は、励磁電流成分
が脱調警報レベル信号Iyより小さくなった時にモータ
29に脱調の恐れがあると判定して出力信号をハイレベ
ルとする。これにより、脱調抑制電圧位相回路52は、
電圧・周波数演算回路34に電圧位相補正信号を与える
ようになっている。すなわち、脱調抑制電圧位相回路5
2は、モータ29の励磁電流成分が図6(d)のように
負の方向に大きくなった場合には、電圧・周波数演算回
路34に運転周波数が下降するように電圧位相補正信号
を与えるようになる。従って、モータ29の励磁電流成
分は正の方向に増大するようになって、脱調を生じる恐
れを回避することができる。
【0049】なお、本発明は上記しかつ図面に示す実施
例に限定されるものではなく、次のような変形、拡張が
可能である。図7の警報時間演算回路48を図8或いは
図9の脱調警報レベル比較回路46と電圧・周波数演算
回路34との間に設けるようにしてもよい。図1、図
3、図5、図7ないし図9においては、電圧・周波数演
算回路34、脱調検出装置38、45、47、49、5
1および53を機能別のブロック図としてハードウエア
で構成したが、マイクロコンピュータを主体とするソフ
トウエアで構成してもよい。
【発明の効果】以上の記述で明らかなように、本発明
は、次のような効果を奏する。請求項1記載のセンサレ
スブラシレスモータの脱調検出装置によれば、モータ電
流の周期と電圧の周期との比較により脱調の判定を行な
うので、脱調判定に電流の実効値を用いる必要はなく、
従って、脱調していないにもかかわらず脱調と誤検出す
る不具合はない。
【0050】請求項2記載のセンサレスブラシレスモー
タの脱調検出装置によれば、モータ電流の励磁電流成分
と脱調レベル信号との比較により脱調の判定を行なうの
で、請求項1と同様に脱調判定に電流の実効値を用いる
必要はなく、従って、請求項1と同様の効果を得ること
ができる。
【0051】請求項3記載のセンサレスブラシレスモー
タの脱調検出装置によれば、dq座標変換手段から得ら
れる励磁電流成分と任意に設定された脱調警報レベル信
号とを比較する脱調警報レベル比較手段を設けるように
したので、脱調警報レベル比較手段の比較結果に基づい
て、脱調が生じる恐れがあることを警報することができ
る。
【0052】請求項4記載のセンサレスブラシレスモー
タの脱調検出装置によれば、脱調警報レベル比較手段の
出力によって時間を計測する警報時間演算手段を設ける
ようにしたので、脱調警報レベル比較手段の出力が任意
に設定された時間継続したときに脱調を生じる恐れがあ
ることを警報することができる。
【0053】請求項5記載のセンサレスブラシレスモー
タの脱調検出装置によれば、脱調警報レベル比較手段の
出力によってセンサレスブラシレスモータの駆動装置か
ら出力される電圧を補正する脱調抑制電圧手段を設ける
ようにしたので、脱調が生じる恐れを回避することがで
きる。
【0054】請求項6記載のセンサレスブラシレスモー
タの脱調検出装置によれば、脱調警報レベル比較手段の
出力によってセンサレスブラシレスモータの駆動装置か
ら出力される電圧の位相を補正する脱調抑制電圧位相手
段を設けるようにしたので、請求項5と同様の効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気的構成図
【図2】作用説明用の波形図
【図3】本発明の第2の実施例を示す電気的構成図
【図4】作用説明用の波形図
【図5】本発明の第3の実施例を示す電気的構成図
【図6】作用説明用の波形図
【図7】本発明の第4の実施例を示す電気的構成図
【図8】本発明の第5の実施例を示す電気的構成図
【図9】本発明の第6の実施例を示す電気的構成図
【符号の説明】
図面中、13はインバータ回路、29はセンサレスブラ
シレスモータ、34は電圧・周波数演算回路、37は駆
動装置、38は脱調検出装置、39は電流検出回路(電
流検出手段)、40は電流周期検出回路(電流周期検出
手段)、41は周期比較回路(周期比較手段)、42は
電流検出回路(電流検出手段)、43はdq座標変換回
路(dq座標変換手段)、44は脱調レベル比較回路
(脱調レベル比較手段)、45は脱調検出装置、46は
脱調警報レベル比較回路(脱調比較レベル比較手段)、
47は脱調検出装置、48は警報時間演算回路(警報時
間演算手段)、49は脱調検出装置、50は脱調抑制電
圧回路(脱調抑制電圧手段)、51は脱調検出装置、5
2は脱調抑制電圧位相回路(脱調抑制電圧位相手段)、
53は脱調検出装置を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 6/12 H02P 6/18

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石形のロータの磁極位置を磁極位
    置センサで検出することなく運転されるセンサレスブラ
    シレスモータの駆動装置において、 前記センサレスブラシレスモータに流れる電流を検出す
    る電流検出手段と、 この電流検出手段から得られる電流信号の周期を検出す
    る電流周期検出手段と、 この電流周期検出手段から得られる電流周期と前記セン
    サレスブラシレスモータの駆動装置から出力される電圧
    の周期とを比較して脱調を判定する周期比較手段とを具
    備したことを特徴とするセンサレスブラシレスモータの
    脱調検出装置。
  2. 【請求項2】 永久磁石形のロータの磁極位置を磁極位
    置センサで検出することなく運転されるセンサレスブラ
    シレスモータの駆動装置において、 前記センサレスブラシレスモータに流れる電流を検出す
    る電流検出手段と、 この電流検出手段から得られる電流信号を励磁電流成分
    とトルク電流成分とに座標変換するdq座標変換手段
    と、 このdq座標変換手段から得られる励磁電流成分と任意
    に設定された脱調レベル信号とを比較して脱調を判定す
    る脱調レベル比較手段とを具備したことを特徴とするセ
    ンサレスブラシレスモータの脱調検出装置。
  3. 【請求項3】 dq座標変換手段から得られる励磁電流
    成分と任意に設定された脱調警報レベル信号とを比較す
    る脱調警報レベル比較手段を具備したことを特徴とする
    請求項2記載のセンサレスブラシレスモータの脱調検出
    装置。
  4. 【請求項4】 脱調警報レベル比較手段の出力によって
    時間を計測する警報時間演算手段を具備したことを特徴
    とする請求項3記載のセンサレスブラシレスモータの脱
    調検出装置。
  5. 【請求項5】 脱調警報レベル比較手段の出力によって
    センサレスブラシレスモータの駆動装置から出力される
    電圧を補正する脱調抑制電圧手段を具備したことを特徴
    とする請求項3または4記載のセンサレスブラシレスモ
    ータの脱調検出装置。
  6. 【請求項6】 脱調警報レベル比較手段の出力によって
    センサレスブラシレスモータの駆動装置から出力される
    電圧の位相を補正する脱調抑制電圧位相手段を具備した
    ことを特徴とする請求項3または4記載のセンサレスブ
    ラシレスモータの脱調検出装置。
JP18999899A 1999-07-05 1999-07-05 センサレスブラシレスモータの脱調検出装置 Expired - Fee Related JP3483805B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18999899A JP3483805B2 (ja) 1999-07-05 1999-07-05 センサレスブラシレスモータの脱調検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18999899A JP3483805B2 (ja) 1999-07-05 1999-07-05 センサレスブラシレスモータの脱調検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001025282A JP2001025282A (ja) 2001-01-26
JP3483805B2 true JP3483805B2 (ja) 2004-01-06

Family

ID=16250691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18999899A Expired - Fee Related JP3483805B2 (ja) 1999-07-05 1999-07-05 センサレスブラシレスモータの脱調検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3483805B2 (ja)

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002354871A (ja) * 2001-05-25 2002-12-06 Mitsubishi Electric Corp 電動パワーステアリング装置
JP3680016B2 (ja) * 2001-09-03 2005-08-10 三菱電機株式会社 同期電動機の脱調検出装置
JP4167863B2 (ja) * 2002-07-30 2008-10-22 株式会社日立製作所 同期モータの制御装置とこれを用いた機器
JP2005021362A (ja) * 2003-07-02 2005-01-27 Hitachi Home & Life Solutions Inc 洗濯機及び洗濯乾燥機
JP4764124B2 (ja) * 2004-12-17 2011-08-31 三菱重工業株式会社 永久磁石型同期モータの制御装置及びその方法
JP4198162B2 (ja) 2006-04-07 2008-12-17 三洋電機株式会社 モータ制御装置
JP4512611B2 (ja) * 2007-05-16 2010-07-28 株式会社日立製作所 同期モータ制御装置及びそれを用いた機器
KR100933330B1 (ko) * 2007-09-04 2009-12-22 엘지전자 주식회사 드럼세탁기의 모터 제어방법.
JP2009232498A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Sanyo Electric Co Ltd モータ制御装置
JP2008220169A (ja) * 2008-06-13 2008-09-18 Sanyo Electric Co Ltd モータ制御装置
US8710788B2 (en) 2010-03-23 2014-04-29 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Brushless motor drive apparatus and drive method
GB201012321D0 (en) 2010-07-22 2010-09-08 Artificial Lift Co Ltd Control of a brushless dc motor over a long cable in a well
JP5778045B2 (ja) * 2012-01-16 2015-09-16 日立アプライアンス株式会社 同期モータの駆動装置、及びこれを用いた冷凍装置、空気調和機、冷蔵庫、並びに同期モータの駆動方法
US9054621B2 (en) 2013-04-23 2015-06-09 Rockwell Automation Technologies, Inc. Position sensorless open loop control for motor drives with output filter and transformer
US9294019B2 (en) 2013-01-16 2016-03-22 Rockwell Automation Technologies, Inc. Method and apparatus for controlling power converter with inverter output filter
US10158314B2 (en) 2013-01-16 2018-12-18 Rockwell Automation Technologies, Inc. Feedforward control of motor drives with output sinewave filter
US9490738B2 (en) 2013-01-16 2016-11-08 Rockwell Automation Technologies, Inc. Sensorless motor drive vector control
US9124209B2 (en) 2013-01-16 2015-09-01 Rockwell Automation Technologies, Inc. Method and apparatus for controlling power converter with inverter output filter
US9287812B2 (en) 2013-06-29 2016-03-15 Rockwell Automation Technologies, Inc. Method and apparatus for stability control of open loop motor drive operation
US9054611B2 (en) 2013-06-29 2015-06-09 Rockwell Automation Technologies, Inc. Method and apparatus for stability control of open loop motor drive operation
WO2015097734A1 (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 株式会社日立産機システム 電力変換装置
US9374028B2 (en) 2014-08-22 2016-06-21 Rockwell Automation Technologies, Inc. Transition scheme for position sensorless control of AC motor drives
JP6497895B2 (ja) * 2014-11-17 2019-04-10 シャープ株式会社 同期モータの制御装置
US9716460B2 (en) 2015-01-28 2017-07-25 Rockwell Automation Technologies, Inc. Method and apparatus for speed reversal control of motor drive
US9774284B2 (en) 2015-02-19 2017-09-26 Rockwell Automation Technologies, Inc. Rotor position estimation apparatus and methods
US9800190B2 (en) 2016-02-03 2017-10-24 Rockwell Automation Technologies, Inc. Control of motor drives with output sinewave filter capacitor current compensation using sinewave filter transfer function
US9985565B2 (en) 2016-04-18 2018-05-29 Rockwell Automation Technologies, Inc. Sensorless motor drive vector control with feedback compensation for filter capacitor current
US10020766B2 (en) 2016-11-15 2018-07-10 Rockwell Automation Technologies, Inc. Current control of motor drives with output sinewave filter
JP6765320B2 (ja) 2017-02-28 2020-10-07 株式会社日立産機システム 交流電動機の制御装置
JP6647262B2 (ja) * 2017-10-04 2020-02-14 キヤノン株式会社 モータ制御装置、シート搬送装置、原稿読取装置及び画像形成装置
CN108183655A (zh) * 2018-02-02 2018-06-19 珠海格力电器股份有限公司 驱动电路的保护电路
WO2020174621A1 (ja) * 2019-02-27 2020-09-03 三菱電機株式会社 モータ駆動装置及び空気調和機
CN115485965A (zh) 2020-04-30 2022-12-16 株式会社岛津制作所 分析装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001025282A (ja) 2001-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3483805B2 (ja) センサレスブラシレスモータの脱調検出装置
JP3680016B2 (ja) 同期電動機の脱調検出装置
US8269436B2 (en) Motor control device
US20070296371A1 (en) Position sensorless control apparatus for synchronous motor
KR102466981B1 (ko) 인버터 스위칭 소자의 고장 검출 장치 및 방법
JPH11308704A (ja) 電気車の制御装置及び制御方法
US8754603B2 (en) Methods, systems and apparatus for reducing power loss in an electric motor drive system
JP5511700B2 (ja) インバータ装置、ファン駆動装置、圧縮機駆動装置および空気調和機
JP6463966B2 (ja) モータ駆動装置およびモータ駆動用モジュール並びに冷凍機器
US7843161B2 (en) Inverter device
JP3471269B2 (ja) 永久磁石形同期電動機の制御装置
JP4788603B2 (ja) インバータ装置
US20230142956A1 (en) Motor controller, motor system and method for controlling motor
JP4682746B2 (ja) 電動機の制御装置
JP7205176B2 (ja) モータ駆動システム
KR100486587B1 (ko) 센서리스 비엘디씨 모터의 락킹 검출방법
JP3733095B2 (ja) 同期電動機の脱調検出装置及び同期電動機の脱調検出方法及び冷凍空調装置用圧縮機の駆動装置
US20230111291A1 (en) Motor controller, motor system and method for controlling motor
JP4265395B2 (ja) インバータ装置
JP2010252503A (ja) Pmモータの位置・速度センサレス制御装置
JP2002247895A (ja) 動力出力装置とその異常検出装置および方法
JP2005278360A (ja) ブラシレスモータのセンサレス制御方法、ブラシレスモータのセンサレス制御装置及び電動ポンプ
JP2001128477A (ja) スイッチトリラクタンスモータ制御方法、圧縮機駆動方法およびこれらの装置
JP4325443B2 (ja) ブラシレスモータのセンサレス制御方法、ブラシレスモータのセンサレス制御装置及び電動ポンプ
JP2002112575A (ja) インバータ装置およびその保護方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081017

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081017

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091017

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101017

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees