JP4325443B2 - ブラシレスモータのセンサレス制御方法、ブラシレスモータのセンサレス制御装置及び電動ポンプ - Google Patents
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Description
従って、この60度の区間の各相のステータ巻線の端子電圧と基準電圧(REF電圧)とを比較して、何れかの相でそれらがクロスする時点(図6(b)のタイミングチャートではコンパレート出力が変化する時点)、即ち、ゼロクロス点をロータの回転位置に関連する時点とすることが出来る。基準電圧には、通電の為の電源電圧の1/2の電圧を使用する。
ゼロクロス点をサンプリングにより検出する場合、基準電圧との比較結果をサンプリングし、ステータ巻線の端子電圧の方が大である場合を「1」、小である場合を「0」として、U相、V相、W相の各比較結果を「101」「110」の様にパターン化する。
図6(a)に示すように、電源電圧の1/2の電圧(REF電圧)と、各相(ここでは1相のみ表示)の誘起電圧の中点レベルとが一致していれば、図6(d)に示すように、ゼロクロス点の間隔は略一定になる。しかし、REF電圧と各相の誘起電圧の中点レベルとが一致していなければ、図6(a)(c)のタイミングチャートに示すように、コンパレート出力にズレが生じ、図6(e)に示すように、ゼロクロス点の間隔にバラツキが生じる。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、第1発明では、ステータ巻線の端子電圧のゼロクロス点の間隔の不均一を軽減し、通電する為の遅延時間の算出に遅れが生じないブラシレスモータのセンサレス制御方法を提供することを目的とする。
第3発明では、第2発明に係るブラシレスモータのセンサレス制御装置を備える電動ポンプを提供することを目的とする。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係るブラシレスモータのセンサレス制御方法及びブラシレスモータのセンサレス制御装置の実施の形態1の要部構成を示すブロック図である。このブラシレスモータのセンサレス制御装置は、車両に搭載されて油圧ポンプ等を駆動するブラシレスDCモータ(以下、モータと記載)のセンサレス制御装置であり、車載バッテリ2からの直流電源により片側PWM方式で3相交流電圧を生成させ、モータ1を駆動制御する。
回転位置推定信号Hu,Hv,Hwは、通電制御装置4に与えられ、通電制御装置4は、与えられた回転位置推定信号Hu,Hv,Hwに基づき、片側PWM方式で車載バッテリ2の直流電圧Eから3相交流電圧を生成させ、モータ1を駆動制御する。
通電制御装置4は、通電信号生成部5、PWM制御部7、ゲートドライブ回路8、スイッチング回路9及び速度制御部16から構成されている。
通電信号生成部5は、与えられた各相の回転位置推定信号Hu,Hv,Hwに基づいて、スイッチング回路9の半導体スイッチング素子6u+,6u−,6v+,6v−,6w+,6w−をそれぞれ通電制御する為の通電信号Cu+,Cu−,Cv+,Cv−,Cw+,Cw−を作成し、PWM制御部7へ与える。通電信号生成部5は、MPU又は論理素子により構成される。
ゲートドライブ回路8は、与えられたPWM制御信号Du+〜Dw−に基づき、半導体スイッチング素子6u+〜6w−をそれぞれオン/オフ駆動し、モータ1のステータ巻線に回転磁界を発生させる。
モータ1のU相、V相、W相のステータ巻線の各端子電圧Vu,Vv,Vwは、図4(a)(b)(c)の波形図に示すように、位相がそれぞれ120度異なっており、それぞれの正負電圧区間である180度の電気角の内、中央部の120度の区間が通電され、それぞれの通電区間の終端部にはリンギングが生じている。中央部の120度以外の区間は、ステータ巻線に生じた誘起電圧が露出している。
極性決定部14のメモリ14aは、上述したディジタル信号Bw,Bv,Buのパターンが規則的に変化する順序を記憶している。
極性決定部14は、次に、メモリ14aに記憶するゼロクロス点間隔Tzaを前回のゼロクロス点間隔Tzbとした後(S20)、他からの割込を許可して(S22)リターンする。
PWM制御部7は、与えられた通電信号Cu+〜Cw−及び速度制御信号Spwmに基づき、片側PWM方式で半導体スイッチング素子6u+〜6w−をそれぞれPWM制御する為のPWM制御信号Du+〜Dw−を作成し、ゲートドライブ回路8へ与える。
尚、上述した実施の形態では、片側PWM方式でモータ1を駆動制御しているが、本発明に係るブラシレスモータのセンサレス制御方法及びセンサレス制御装置は、両側PWM方式及びPWM方式によらない方式にも適用することは可能である。
図5は、本発明に係る電動ポンプの実施の形態2の要部構成及びその周辺部を示すブロック図である。この電動ポンプは、車両のオートマチック・トランスミッションに使用されており、エンジン20の図示しないクランクシャフトとプロペラシャフト24とをオートマチック・トランスミッション21が連結している。
電動ポンプ22aは、オートマチック・トランスミッション21を作動させるオイルの圧力を制御する。
プロペラシャフト24のオートマチック・トランスミッション21と連結しない側の端部は、デファレンシャル25により駆動輪27の駆動軸26に直角に連結されている。
2,29 車載バッテリ
3 回転位置推定信号生成部
4 通電制御装置
5 通電信号生成部
6u+,6u−,6v+,6v−,6w+,6w− 半導体スイッチング素子
7 PWM制御部
8 ゲートドライブ回路
9 スイッチング回路
14 極性決定部
14a メモリ(記憶する手段)
14b タイマ
15u,15v,15w コンパレータ
20 エンジン
21 オートマチック・トランスミッション
22 ポンプ
22a 電動ポンプ
23 センサレス制御装置
24 プロペラシャフト
Claims (3)
- 複数相のステータ巻線の各端子電圧と所定電圧との大小関係の取るべき規則的な変化を記憶しておき、前記各端子電圧と所定電圧との大小関係を時系列的にサンプリングし、サンプリングした大小関係が変化した時点の間隔を検出し、検出した間隔と前記規則的な変化とに基づき、前記ステータ巻線を通電制御するブラシレスモータのセンサレス制御方法において、
最新の前記間隔である第1間隔の1つ前の間隔である第2間隔を記憶しておき、(第1間隔/2)−(第2間隔/n)を演算し、サンプリングした大小関係が変化した時点から(第1間隔/2)−(第2間隔/n)遅延させた時点から、前記規則的な変化に基づき、前記ステータ巻線を通電制御することを特徴とするブラシレスモータのセンサレス制御方法。(n>2) - 複数相のステータ巻線の各端子電圧と所定電圧との大小関係の取るべき規則的な変化を記憶してあり、前記各端子電圧と所定電圧との大小関係を時系列的にサンプリングし、サンプリングした大小関係が変化した時点の間隔を検出し、検出した間隔と前記規則的な変化とに基づき、前記ステータ巻線を通電制御すべくなしてあるブラシレスモータのセンサレス制御装置において、
最新の前記間隔である第1間隔の1つ前の間隔である第2間隔を記憶する手段と、(第1間隔/2)−(第2間隔/n)を演算する演算手段とを備え、サンプリングした大小関係が変化した時点から、前記演算手段が演算した(第1間隔/2)−(第2間隔/n)遅延させた時点から、前記規則的な変化に基づき、前記ステータ巻線を通電制御すべくなしてあることを特徴とするブラシレスモータのセンサレス制御装置。(n>2) - 請求項2に記載されたブラシレスモータのセンサレス制御装置と、該センサレス制御装置が駆動制御するブラシレスモータと、該ブラシレスモータが駆動するポンプとを備えることを特徴とする電動ポンプ。
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