JP4325443B2 - ブラシレスモータのセンサレス制御方法、ブラシレスモータのセンサレス制御装置及び電動ポンプ - Google Patents

ブラシレスモータのセンサレス制御方法、ブラシレスモータのセンサレス制御装置及び電動ポンプ Download PDF

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本発明は、複数相のステータ巻線の各端子電圧と所定電圧との大小関係の取るべき規則的な変化を記憶しておき、各端子電圧と所定電圧との大小関係を時系列的にサンプリングし、サンプリングした大小関係が変化した時点の間隔を検出して行き、検出した最新の間隔と規則的な変化とに基づき、ステータ巻線を通電制御するブラシレスモータのセンサレス制御方法、ブラシレスモータのセンサレス制御装置、及びこのブラシレスモータのセンサレス制御装置を備える電動ポンプに関するものである。
近時、車両に搭載されてトランスミッション及び舵取装置の電動ポンプ等を駆動する電動モータとして、ブラシレスモータが使用されるようになって来ている。ブラシレスモータは、DCモータからブラシ及び整流子を取除き、電子整流回路を取付けたモータである。電子整流回路は、例えば3個のホール素子等の磁気センサを用いてマグネットロータがどの位置にあるのかを検出し、これらの検出信号に基づいてPWM制御等により、例えばU相、V相、W相の3相への通電を制御して回転磁界を発生させ、マグネットロータを回転駆動する。
ブラシレスモータを駆動するには、上述したようにロータの回転位置センサが必要であるが、モータを高温のエンジンルーム内に搭載する場合には、磁気センサの耐熱性が問題となり、回転位置センサを用いずにモータを駆動する所謂センサレス駆動が必要である。センサレス駆動では、ロータの回転位置を推定して、回転位置センサからの回転位置信号に相当する回転位置推定信号を作成する必要があり、通常、回転位置推定信号の作成には、3相の誘起電圧が利用される。
ブラシレスモータのセンサレス駆動では、各相のステータ巻線への通電は、通常、図6(a)のタイミングチャートに示すように、正負電圧区間の電気角180度の内120度の区間のみ通電する所謂120度通電が行なわれており、通電しない残りの60度の区間には、各相のステータ巻線の端子に各相の誘起電圧が露出する(ここでは1相のみ表示)。
従って、この60度の区間の各相のステータ巻線の端子電圧と基準電圧(REF電圧)とを比較して、何れかの相でそれらがクロスする時点(図6(b)のタイミングチャートではコンパレート出力が変化する時点)、即ち、ゼロクロス点をロータの回転位置に関連する時点とすることが出来る。基準電圧には、通電の為の電源電圧の1/2の電圧を使用する。
このセンサレス駆動では、図6(d)のタイミングチャートに示すような、検出したゼロクロス点の間隔を60度に相当する期間として、その1/2の30度を遅延時間Tdとし、ゼロクロス点から遅延時間Td遅延した時点で、各相のステータ巻線への通電を切換えている。
ゼロクロス点をサンプリングにより検出する場合、基準電圧との比較結果をサンプリングし、ステータ巻線の端子電圧の方が大である場合を「1」、小である場合を「0」として、U相、V相、W相の各比較結果を「101」「110」の様にパターン化する。
このパターンは、3相の場合は6種類有り、6種類のパターンが連続しながら順次切換わって行き、パターンが切換わった時点を、ゼロクロス点として検出している。
特開平6−70586号公報 特開平9−266690号公報 特開2002−300792号公報 特開2002−325484号公報 特開2003−111483号公報 長竹和夫「モータ実用ポケットブック 家電用モータ・インバータ技術」日刊工業新聞社 2000年4月28日初版1刷発行
上述したように、ブラシレスモータのセンサレス駆動では、各相のステータ巻線の端子電圧と基準電圧とを比較して、パターン切換えタイミングであるゼロクロス点を検出しており、基準電圧には、通電の為の電源電圧の1/2の電圧を使用している。
図6(a)に示すように、電源電圧の1/2の電圧(REF電圧)と、各相(ここでは1相のみ表示)の誘起電圧の中点レベルとが一致していれば、図6(d)に示すように、ゼロクロス点の間隔は略一定になる。しかし、REF電圧と各相の誘起電圧の中点レベルとが一致していなければ、図6(a)(c)のタイミングチャートに示すように、コンパレート出力にズレが生じ、図6(e)に示すように、ゼロクロス点の間隔にバラツキが生じる。
従来は、ゼロクロス点の間隔を一定にする為に、ゼロクロス点を検出した後の処理で、間隔の移動平均を取っていたが、処理に時間が掛かり遅れが生じる要因となり、遅延時間の算出が遅れるという問題がある。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、第1発明では、ステータ巻線の端子電圧のゼロクロス点の間隔の不均一を軽減し、通電する為の遅延時間の算出に遅れが生じないブラシレスモータのセンサレス制御方法を提供することを目的とする。
第2発明では、ステータ巻線の端子電圧のゼロクロス点の間隔の不均一を軽減し、通電する為の遅延時間の算出に遅れが生じないブラシレスモータのセンサレス制御装置を提供することを目的とする。
第3発明では、第2発明に係るブラシレスモータのセンサレス制御装置を備える電動ポンプを提供することを目的とする。
第1発明に係るブラシレスモータのセンサレス制御方法は、複数相のステータ巻線の各端子電圧と所定電圧との大小関係の取るべき規則的な変化を記憶しておき、前記各端子電圧と所定電圧との大小関係を時系列的にサンプリングし、サンプリングした大小関係が変化した時点の間隔を検出し、検出した間隔と前記規則的な変化とに基づき、前記ステータ巻線を通電制御するブラシレスモータのセンサレス制御方法において、最新の前記間隔である第1間隔の1つ前の間隔である第2間隔を記憶しておき、(第1間隔/2)−(第2間隔/n)を演算し、サンプリングした大小関係が変化した時点から(第1間隔/2)−(第2間隔/n)遅延させた時点から、前記規則的な変化に基づき、前記ステータ巻線を通電制御することを特徴とする。(n>2)
第2発明に係るブラシレスモータのセンサレス制御装置は、複数相のステータ巻線の各端子電圧と所定電圧との大小関係の取るべき規則的な変化を記憶してあり、前記各端子電圧と所定電圧との大小関係を時系列的にサンプリングし、サンプリングした大小関係が変化した時点の間隔を検出し、検出した間隔と前記規則的な変化とに基づき、前記ステータ巻線を通電制御すべくなしてあるブラシレスモータのセンサレス制御装置において、最新の前記間隔である第1間隔の1つ前の間隔である第2間隔を記憶する手段と、(第1間隔/2)−(第2間隔/n)を演算する演算手段とを備え、サンプリングした大小関係が変化した時点から、前記演算手段が演算した(第1間隔/2)−(第2間隔/n)遅延させた時点から、前記規則的な変化に基づき、前記ステータ巻線を通電制御すべくなしてあることを特徴とする。(n>2)
第1発明に係るブラシレスモータのセンサレス制御方法及び第2発明に係るブラシレスモータのセンサレス制御装置では、複数相のステータ巻線の各端子電圧と所定電圧との大小関係の取るべき規則的な変化を記憶してあり、各端子電圧と所定電圧との大小関係を時系列的にサンプリングし、サンプリングした大小関係が変化した時点の間隔を検出し、検出した間隔と規則的な変化とに基づき、ステータ巻線を通電制御する。記憶する手段が、最新の前記間隔である第1間隔の1つ前の間隔である第2間隔を記憶し、演算手段が、(第1間隔/2)−(第2間隔/n)を演算する。次いで、サンプリングした大小関係が変化した時点から、演算手段が演算した(第1間隔/2)−(第2間隔/n)遅延させた時点から、規則的な変化に基づき、ステータ巻線を通電制御する。(n>2)
第3発明に係る電動ポンプは、請求項2に記載されたブラシレスモータのセンサレス制御装置と、該センサレス制御装置が駆動制御するブラシレスモータと、該ブラシレスモータが駆動するポンプとを備えることを特徴とする。
この電動ポンプでは、請求項2に記載されたブラシレスモータのセンサレス制御装置が、ブラシレスモータを駆動制御し、ブラシレスモータがポンプを駆動する。
第1発明に係るブラシレスモータのセンサレス制御方法によれば、ステータ巻線の端子電圧のゼロクロス点の間隔の不均一を軽減し、通電する為の遅延時間の算出に遅れが生じず、ブラシレスモータを効率良く駆動出来るブラシレスモータのセンサレス制御方法を実現することが出来る。
第2発明に係るブラシレスモータのセンサレス制御装置によれば、ステータ巻線の端子電圧のゼロクロス点の間隔の不均一を軽減し、通電する為の遅延時間の算出に遅れが生じず、ブラシレスモータを効率良く駆動出来るブラシレスモータのセンサレス制御装置を実現することが出来る。
第3発明に係る電動ポンプによれば、ステータ巻線の端子電圧のゼロクロス点の間隔の不均一を軽減し、通電する為の遅延時間の算出に遅れが生じず、ブラシレスモータを効率良く駆動出来る電動ポンプを実現することが出来る。
以下に、本発明を、その実施の形態を示す図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係るブラシレスモータのセンサレス制御方法及びブラシレスモータのセンサレス制御装置の実施の形態1の要部構成を示すブロック図である。このブラシレスモータのセンサレス制御装置は、車両に搭載されて油圧ポンプ等を駆動するブラシレスDCモータ(以下、モータと記載)のセンサレス制御装置であり、車載バッテリ2からの直流電源により片側PWM方式で3相交流電圧を生成させ、モータ1を駆動制御する。
モータ1のU相、V相、W相のステータ巻線(図示せず)の各端子電圧Vu,Vv,Vwが回転位置推定信号生成部3に与えられ、回転位置推定信号生成部3は、与えられた各端子電圧に基づき、サンプリング(ディジタル方式)により各相の回転位置推定信号Hu,Hv,Hwを作成する。
回転位置推定信号Hu,Hv,Hwは、通電制御装置4に与えられ、通電制御装置4は、与えられた回転位置推定信号Hu,Hv,Hwに基づき、片側PWM方式で車載バッテリ2の直流電圧Eから3相交流電圧を生成させ、モータ1を駆動制御する。
回転位置推定信号生成部3は、図2のブロック図に示すように、電圧比較部12及び極性決定部14を備えており、電圧比較部12は、各端子電圧Vu,Vv,Vwと車載バッテリ2の直流電圧Eの1/2の電圧Vaとをそれぞれ比較するコンパレータ15u,15v,15wを備えている。コンパレータ15u,15v,15wの比較結果は、各端子電圧Vu,Vv,Vwの方が大である場合は「1」、小である場合は「0」であるディジタル信号Bu,Bv,Bwとして、極性決定部14に例えば19.23kHzの周波数でサンプリングされる。
極性決定部14は、メモリ14a及びタイマ14bを有するMPUにより構成され、メモリ14aには、ディジタル信号Bu,Bv,Bwのパターンの取るべき規則的な変化等を記憶している。また、サンプリングしたディジタル信号Bu,Bv,Bwのパターンとメモリ14aが記憶している規則的な変化に基づき、各相の回転位置推定信号Hu,Hv,Hwを作成して、通電制御装置4に与える。
通電制御装置4は、通電信号生成部5、PWM制御部7、ゲートドライブ回路8、スイッチング回路9及び速度制御部16から構成されている。
スイッチング回路9は、U相、V相、W相毎に、車載バッテリ2の陽極側に接続される半導体スイッチング素子6u+,6v+,6w+と、車載バッテリ2の陰極側に接続される半導体スイッチング素子6u−,6v−,6w−とが直列接続されている。それぞれの接続点は、モータ1のステータ巻線の端子に各相毎に接続されている。半導体スイッチング素子6u+,6u−,6v+,6v−,6w+,6w−には、それぞれフリーホイールダイオード(フライバックダイオード)が逆並列に接続されている。
速度制御部16は、モータ1のロータの回転速度検出値S及び回転速度設定値Saとを比較し、両者の大小関係に基づき、モータ1をPWM駆動する為の速度制御信号Spwmを作成し、PWM制御部7へ与える。
通電信号生成部5は、与えられた各相の回転位置推定信号Hu,Hv,Hwに基づいて、スイッチング回路9の半導体スイッチング素子6u+,6u−,6v+,6v−,6w+,6w−をそれぞれ通電制御する為の通電信号Cu+,Cu−,Cv+,Cv−,Cw+,Cw−を作成し、PWM制御部7へ与える。通電信号生成部5は、MPU又は論理素子により構成される。
PWM制御部7は、与えられた通電信号Cu+〜Cw−及び速度制御信号Spwmに基づき、半導体スイッチング素子6u+〜6w−をそれぞれPWM制御する為のPWM制御信号Du+,Du−,Dv+,Dv−,Dw+,Dw−を作成し、ゲートドライブ回路8へ与える。
ゲートドライブ回路8は、与えられたPWM制御信号Du+〜Dw−に基づき、半導体スイッチング素子6u+〜6w−をそれぞれオン/オフ駆動し、モータ1のステータ巻線に回転磁界を発生させる。
以下に、このような構成のブラシレスDCモータのセンサレス制御装置の動作を、図3のフローチャートを参照しながら説明する。
モータ1のU相、V相、W相のステータ巻線の各端子電圧Vu,Vv,Vwは、図4(a)(b)(c)の波形図に示すように、位相がそれぞれ120度異なっており、それぞれの正負電圧区間である180度の電気角の内、中央部の120度の区間が通電され、それぞれの通電区間の終端部にはリンギングが生じている。中央部の120度以外の区間は、ステータ巻線に生じた誘起電圧が露出している。
回転位置推定信号生成部3のコンパレータ15u,15v,15wは、モータ1の各相のステータ巻線の各端子電圧Vu,Vv,Vwと車載バッテリ2の直流電圧Eの1/2の電圧Vaとをそれぞれ比較する。これらの比較結果は、端子電圧Vu,Vv,Vwの方が大である場合は「1」、小である場合は「0」であるディジタル信号Bu,Bv,Bwとして、極性決定部14にサンプリングされる。
ディジタル信号Bu,Bv,Bwは、例えば、(101)→(001)→(011)→(010)→(110)→(100)→(101)の順序で規則的に変化する。ディジタル信号Bu,Bv,Bwのこの6種類のパターンが規則的に変化する周期的時間は、サンプリング周期より充分大きい。
極性決定部14のメモリ14aは、上述したディジタル信号Bw,Bv,Buのパターンが規則的に変化する順序を記憶している。
極性決定部14は、先ず、他からの割込を禁止した後(図3S2)、ディジタル信号Bu,Bv,Bwをサンプリングし(S4)、サンプリングしたディジタル信号Bu,Bv,Bwのパターンに基づき、ゼロクロス点を検出する手順を実行する(S6)。ゼロクロス点を検出する手順は、例えば、ディジタル信号Bu,Bv,Bwのパターンが変化した後、その変化した後のパターンが複数回のサンプリングで連続した場合に、ゼロクロス点を検出したことにする。
極性決定部14は、ゼロクロス点を検出する手順(S6)により、ゼロクロス点を検出しなかったときは(S8)リターンする。ゼロクロス点を検出したときは、前回のゼロクロス点検出からのタイマ14bの計時を終了し(S10)、その計時した時間であるゼロクロス点間隔Tza(第1間隔)をメモリ14aに記憶する(S12)。次いで、今回のゼロクロス点検出からのタイマ14bの計時を開始する(S14)。
極性決定部14は、次に、前回のゼロクロス点間隔Tzb(第2間隔)をメモリ14aから読込み(S16)、遅延時間Td=(Tza/2)−(Tzb/n)を演算する(S18)。nはモータ1の回転数又は負荷によって変化させる進み角制御量によって変化する2を超える正数である。
極性決定部14は、次に、メモリ14aに記憶するゼロクロス点間隔Tzaを前回のゼロクロス点間隔Tzbとした後(S20)、他からの割込を許可して(S22)リターンする。
極性決定部14は、メモリ14aが記憶しているパターンの規則的な変化に基づき、コンパレータ15u,15v,15wの出力信号(サンプリングした信号)から、演算した遅延時間Td(S18)分、遅延させた各相の回転位置推定信号Hu,Hv,Hwを作成して、通電制御装置4に与える。回転位置推定信号Hu,Hv,Hwには、通電を切換えるタイミングと、メモリ14aが記憶しているパターンの規則的な変化に基づく、各相の正負の通電/非通電情報が含まれている。
通電制御装置4の通電信号生成部5は、回転位置推定信号Hu,Hv,Hwに基づく半導体スイッチング素子6u+〜6w−の6種類の制御パターンを記憶しており、与えられた回転位置推定信号Hu,Hv,Hwとこの制御パターンとにより通電信号Cu+〜Cw−を作成する。作成した通電信号Cu+〜Cw−はPWM制御部7へ与える。
PWM制御部7は、与えられた通電信号Cu+〜Cw−及び速度制御信号Spwmに基づき、片側PWM方式で半導体スイッチング素子6u+〜6w−をそれぞれPWM制御する為のPWM制御信号Du+〜Dw−を作成し、ゲートドライブ回路8へ与える。
ゲートドライブ回路8は、与えられたPWM制御信号Du+〜Dw−に基づき、片側PWM方式で各相の半導体スイッチング素子6u+〜6w−をそれぞれオン/オフ制御する駆動信号を出力して、モータ1のステータ巻線に回転磁界を発生させ、マグネットロータを回転駆動する。
尚、上述した実施の形態では、片側PWM方式でモータ1を駆動制御しているが、本発明に係るブラシレスモータのセンサレス制御方法及びセンサレス制御装置は、両側PWM方式及びPWM方式によらない方式にも適用することは可能である。
(実施の形態2)
図5は、本発明に係る電動ポンプの実施の形態2の要部構成及びその周辺部を示すブロック図である。この電動ポンプは、車両のオートマチック・トランスミッションに使用されており、エンジン20の図示しないクランクシャフトとプロペラシャフト24とをオートマチック・トランスミッション21が連結している。
電動ポンプ22aは、オートマチック・トランスミッション21の側面に固定されたポンプ22と、ポンプ22を駆動するブラシレスDCモータ1と、ブラシレスDCモータ1を駆動制御する実施の形態1で説明したセンサレス制御装置23とを備えている。
電動ポンプ22aは、オートマチック・トランスミッション21を作動させるオイルの圧力を制御する。
エンジン20のクランクシャフトの、オートマチック・トランスミッション21と連結しない側の端部の回転は、電磁クラッチ32を介してプーリ31に伝達され、プーリ31の回転は、ベルト33により発電機28及び補機30に伝達される。補機30は、エアコンディショナのコンプレッサ等である。発電機28が発電した電力は、車載バッテリ29に蓄電され、センサレス制御装置23等の電源となる。
プロペラシャフト24のオートマチック・トランスミッション21と連結しない側の端部は、デファレンシャル25により駆動輪27の駆動軸26に直角に連結されている。
本発明に係るブラシレスモータのセンサレス制御方法及びブラシレスモータのセンサレス制御装置の実施の形態の要部構成を示すブロック図である。 回転位置推定信号生成部の構成例を示すブロック図である。 極性決定部の動作の例を示すフローチャートである。 ステータ巻線の各端子電圧を示す波形図である。 本発明に係る電動ポンプの実施の形態の要部構成及びその周辺部を示すブロック図である。 従来のブラシレスモータのセンサレス制御装置の動作の例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 (ブラシレスDC)モータ
2,29 車載バッテリ
3 回転位置推定信号生成部
4 通電制御装置
5 通電信号生成部
6u+,6u−,6v+,6v−,6w+,6w− 半導体スイッチング素子
7 PWM制御部
8 ゲートドライブ回路
9 スイッチング回路
14 極性決定部
14a メモリ(記憶する手段)
14b タイマ
15u,15v,15w コンパレータ
20 エンジン
21 オートマチック・トランスミッション
22 ポンプ
22a 電動ポンプ
23 センサレス制御装置
24 プロペラシャフト

Claims (3)

  1. 複数相のステータ巻線の各端子電圧と所定電圧との大小関係の取るべき規則的な変化を記憶しておき、前記各端子電圧と所定電圧との大小関係を時系列的にサンプリングし、サンプリングした大小関係が変化した時点の間隔を検出し、検出した間隔と前記規則的な変化とに基づき、前記ステータ巻線を通電制御するブラシレスモータのセンサレス制御方法において、
    最新の前記間隔である第1間隔の1つ前の間隔である第2間隔を記憶しておき、(第1間隔/2)−(第2間隔/n)を演算し、サンプリングした大小関係が変化した時点から(第1間隔/2)−(第2間隔/n)遅延させた時点から、前記規則的な変化に基づき、前記ステータ巻線を通電制御することを特徴とするブラシレスモータのセンサレス制御方法。(n>2)
  2. 複数相のステータ巻線の各端子電圧と所定電圧との大小関係の取るべき規則的な変化を記憶してあり、前記各端子電圧と所定電圧との大小関係を時系列的にサンプリングし、サンプリングした大小関係が変化した時点の間隔を検出し、検出した間隔と前記規則的な変化とに基づき、前記ステータ巻線を通電制御すべくなしてあるブラシレスモータのセンサレス制御装置において、
    最新の前記間隔である第1間隔の1つ前の間隔である第2間隔を記憶する手段と、(第1間隔/2)−(第2間隔/n)を演算する演算手段とを備え、サンプリングした大小関係が変化した時点から、前記演算手段が演算した(第1間隔/2)−(第2間隔/n)遅延させた時点から、前記規則的な変化に基づき、前記ステータ巻線を通電制御すべくなしてあることを特徴とするブラシレスモータのセンサレス制御装置。(n>2)
  3. 請求項2に記載されたブラシレスモータのセンサレス制御装置と、該センサレス制御装置が駆動制御するブラシレスモータと、該ブラシレスモータが駆動するポンプとを備えることを特徴とする電動ポンプ。
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