JP3482455B2 - ゲート駆動型半導体デバイスのためのゲート電荷回復用回路 - Google Patents
ゲート駆動型半導体デバイスのためのゲート電荷回復用回路Info
- Publication number
- JP3482455B2 JP3482455B2 JP08093594A JP8093594A JP3482455B2 JP 3482455 B2 JP3482455 B2 JP 3482455B2 JP 08093594 A JP08093594 A JP 08093594A JP 8093594 A JP8093594 A JP 8093594A JP 3482455 B2 JP3482455 B2 JP 3482455B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gate
- terminal
- voltage
- semiconductor device
- current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Description
半導体に関し、特に、ゲート駆動型半導体デバイスと組
み合わせて使用するためのゲート電荷回復用回路に関す
る。
駆動型半導体は、通常、ゲート端子と、そのゲート端子
を駆動する基準となる基準電流のための基準端子と、ス
イッチ端子を備えている。基準端子は、例えば、MOS
FET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)のソ
ース端子又はIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトラン
ジスタ)のエミッタ端子に相当する。同様に、スイッチ
端子は、例えば、MOSFETのドレイン端子又はIG
BTのコレクタ端子に相当する。
バイス」とも称する)の場合、その駆動過程は、ゲート
端子を、そのデバイスをONにするための電位と、デバ
イスをOFFにするための電位との間で交互に駆動させ
る動作を伴う。デバイスがONにされたときは、スイッ
チ端子は、基準端子に対して低インピーダンス特性を示
し、反対に、デバイスがOFFにされたときは、スイッ
チ端子は、基準端子に対して高いインピーダンス特性を
示す。ゲート端子と基準端子の間で示されるインピーダ
ンス特性は、通常、容量性であるから、デバイスを1つ
の電位から他の電位へ駆動する過程は、一定量の電荷を
ゲート端子へ流し、基準端子から放出させること、又
は、その逆の動作と同じである。
の応用例の回路においては、デバイスがONにされたと
きスイッチ端子を流れる電流を検出することが望まし
い。そのような検出は、一般に、基準端子に対して直列
関係に検出用抵抗器と称される抵抗器を挿入し、その検
出用抵抗器の両端間の電圧を検出することによって行わ
れる。この検出方法は、デバイスの基準端子から流出す
る電流がそのデバイスのスイッチ端子に流入する電流を
表すということに基づく近似法を利用したものである。
この回路構成を用いる多くの応用例において、半導体デ
バイスをONに駆動するのに使用される電圧源の1ノー
ドのための共通点を設定するために半導体デバイスの基
準端子に接続されていない検出用抵抗器の端子を接地端
子として機能させなければならない。
イッチ端子を流れる電流を検出することに随伴する一般
的な問題の1つは、デバイスをONにする過程において
充電用電流がゲート端子に流入し、基準端子から流出
し、検出用抵抗器を通ることである。この充電用電流が
検出用抵抗器を通る際その抵抗器の両端間に電圧が発生
する。この電圧は、通常、デバイスがONにされている
全時間のうちの短い時間の間だけ現れるので、電圧スパ
イクとみなされる。検出用抵抗器の両端間の電圧波形は
半導体デバイスのスイッチ端子を通る電流を表すもので
あることが望ましいが、検出用抵抗器の両端間に生じる
電圧スパイクは、望ましい電圧波形から偏位しているこ
とを示す。この電圧スパイクが、多くの応用例の回路に
とって困難な問題を提起することがある。このような電
圧スパイクをフィルタするために従来からいろいろな試
みがなされているが、そのためのフィルタ操作自体が又
追加の問題を惹起することが多い。
しようとする主要な課題は、ゲート駆動型半導体デバイ
スがONにされたときそのデバイスのスイッチ端子を通
って流れる電流を検出するために用いられる検出用抵抗
器の両端間に現れる電圧スパイクの発生を防止すること
である。
駆動型半導体デバイスの基準端子とドライバの正端子と
の間にコンデンサを接続し、そのドライバの正端子と電
圧源の正端子との間にフィルタ抵抗器を接続することに
よって上記課題が解決される。
にされると、上記コンデンサが、半導体デバイスの基準
端子から流出する充電用電流を、検出用抵抗器を通して
流さずに、上記ドライバの正端子へ分流させる働きをす
る。上記フィルタ抵抗器は、コンデンサのこの分流機能
を助成する。
される慣用のドライバU1によってゲート駆動されるM
OSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)
Q1を用いた従来技術の回路が示されている。この回路
では、MOSFET Q1のソース端子を通って流れる
電流を検出するために検出用抵抗器R1が使用されてい
る。MOSFET Q1がONにされたとき、検出用抵
抗器R1の両端間の電圧の波形は、図1に示されるよう
な望ましくない電圧スパイクを示す。あるいは別法とし
て、検出用抵抗器R1は、電流を検出するための任意の
数の慣用の電流検出デバイスによって構成することもで
きる。これらの従来技術の電流検出デバイスの代表的な
例としては、抵抗器、又は、直列に接続された整流ダイ
オードと抵抗器によって終端された出力巻線を有する電
流変成器、ホール効果電流検出器、及び、非線形の磁気
部品を用いたいろいろなタイプのDC電流変成器等があ
る。これらの電流検出デバイスのすべてに共通の特徴
は、検出すべき電流を搬送するための1対の端子と、検
出された電流に比例する電圧を設定するための別の1対
の端子を有することである。
ET回路の別の例を示す。この回路では、ドライバU1
に供給された電圧を電圧源V1に関してフィルタするた
めに抵抗器R2とコンデンサC1が用いられている。こ
の回路構成でもやはり、MOSFET Q1がONにさ
れたとき検出用抵抗器R1の両端間に図1に示されるよ
うな望ましくない電圧スパイクが生じる。
ト駆動型MOSFET回路の3つの実施例が示されてい
る。本発明のどの実施例の回路においても、ゲート充電
用電流路に検出用抵抗器R1が含まれていない。
ト駆動型MOSFET回路においては、電圧源V1の正
端子と基準端子とドライバU1の正端子との間に、例え
ば抵抗器R2によって構成することができるフィルタが
接続され、ドライバU1の正端子とMOSFET(金属
酸化膜半導体電界効果トランジスタ即ちゲート駆動型半
導体デバイス)Q1のソース端子との間にコンデンサが
接続されている。あるいは別法として、抵抗器R2の代
わりに、インダクタ又は電圧制限電流源のようなその他
の周知のフィルタ素子を用いることもできる。この回路
構成によれば、MOSFET Q1がONにされたとき
検出用抵抗器R1の両端間に負の電圧スパイクが発生す
る可能性があるが、そのような負の電圧スパイクは、図
3及び4に例示された従来技術の回路においてMOSF
ETQ1がONにされたときに検出用抵抗器R1の両端
間に生じる正の電圧スパイクに比べて、さしたる問題は
ない。
ゲート駆動型MOSFET回路は、図3及び4に例示さ
れた従来技術の回路においてMOSFET Q1がON
にされたときに検出用抵抗器R1の両端間に生じる望ま
しくない正の電圧スパイクはもとより、図5に示される
本発明の第1実施例のゲート駆動型MOSFET回路に
おいてMOSFET Q1がONにされたときに検出用
抵抗器R1の両端間に生じる負の電圧スパイクをも排除
する。この第2実施例の回路においては、ドライバU1
のためのバイアス電流が検出用抵抗器R1を通って流
れ、それによって、検出用抵抗器R1の両端間の電圧波
形に問題になるようなオフセット(偏位)が生じないよ
うになされている。しかしながら、この回路構成は、ド
ライバU1の正端子のところに該ドライバの入力端子に
対して大きな動的電圧変動を生じる。そのような電圧変
動は、場合によってはドライバU1の誤動作を惹起する
こともあり得る。
ゲート駆動型MOSFET回路は、ゲート駆動型MOS
FET Q1がOFFにされたときそのMOSFET
Q1を放電させるための電力用接地とは別個の、バイア
ス電流のための信号用接地を用いている。この回路は、
図5及び図6の実施例の回路に関連して上述したような
起り得る欠点を排除する。
が、本発明は、ここに例示した実施例の構造及び形態に
限定されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸
脱することなく、いろいろな実施形態が可能であり、い
ろいろな変更及び改変を加えることができることを理解
されたい。
されたとき該半導体デバイスのスイッチ端子を通って流
れる電流を検出するのに用いられる検出用抵抗器の両端
間に現れる典型的な電圧波形を示す波形図であり、電圧
スパイクが発生することを示している。
て図1の電圧スパイクが排除されることを示す波形図で
ある。
従来技術の回路構成の回路図である。
従来技術の別の回路構成の回路図である。
回復用回路を用いたゲート駆動型半導体デバイスの回路
図である。
回復用回路を用いたゲート駆動型半導体デバイスの回路
図である。
回復用回路を用いたゲート駆動型半導体デバイスの回路
図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 ゲート駆動型半導体デバイスと、該半導
体デバイスのゲート電圧基準端子と該半導体デバイスへ
ゲート駆動電圧を供給する電圧源の第1端子との間に接
続された電流検出用デバイスと、該半導体デバイスのゲ
ート端子に接続された出力端子を有し、該半導体デバイ
スをON状態に駆動するために該出力端子へ、又は、該
出力端子から電流を流す電圧供給端子を有するゲート駆
動デバイスを含む回路であって、 前記半導体デバイスのゲート電圧基準端子と前記ゲート
駆動デバイスの電圧供給端子との間に接続されたコンデ
ンサと、 前記ゲート駆動デバイスの電圧供給端子と前記電圧源の
第2端子との間に接続されたフィルタ素子を備えている
ことを特徴とする回路。 - 【請求項2】 前記ゲート駆動型半導体デバイスは、M
OSFETから成ることを特徴とする請求項1に記載の
回路。 - 【請求項3】 前記フィルタ素子は、抵抗器から成るこ
とを特徴とする請求項1に記載の回路。 - 【請求項4】 前記フィルタ素子は、インダクタから成
ることを特徴とする請求項1に記載の回路。 - 【請求項5】 前記フィルタ素子は、電圧制限電流源を
構成することを特徴とする請求項1に記載の回路。 - 【請求項6】 ゲート駆動型半導体デバイスと、 該半導体デバイスにゲート駆動電圧を供給する電圧源
と、 該半導体デバイスのゲート電圧基準端子と前記電圧源の
第1端子との間に接続された電流検出用デバイスと、 該半導体デバイスのゲート端子に接続された出力端子を
有し、該半導体デバイスをON状態に駆動するために該
出力端子へ、又は、該出力端子から電流を流す電圧供給
端子を有するゲート駆動デバイスと、 前記半導体デバイスのゲート電圧基準端子と前記ゲート
駆動デバイスの電圧供給端子との間に接続されたコンデ
ンサと、 前記ゲート駆動デバイスの電圧供給端子と前記電圧源の
第2端子との間に接続されたフィルタ素子と、から成る
ゲート電荷回復用回路。 - 【請求項7】 前記電流検出用デバイスは、検出すべき
電流を搬送するための第1対の端子と、検出すべき電流
に比例する電圧を供給するための別の1対の端子を有し
ていることを特徴とする請求項6に記載のゲート電荷回
復用回路。 - 【請求項8】 前記ゲート駆動型半導体デバイスは、M
OSFETから成ることを特徴とする請求項6に記載の
ゲート電荷回復用回路。 - 【請求項9】 前記フィルタ素子は、抵抗器から成るこ
とを特徴とする請求項6に記載のゲート電荷回復用回
路。 - 【請求項10】 前記フィルタ素子は、インダクタから
成ることを特徴とする請求項6に記載のゲート電荷回復
用回路。 - 【請求項11】 前記フィルタ素子は、電圧制限電流源
を構成することを特徴とする請求項6に記載のゲート電
荷回復用回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08093594A JP3482455B2 (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | ゲート駆動型半導体デバイスのためのゲート電荷回復用回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08093594A JP3482455B2 (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | ゲート駆動型半導体デバイスのためのゲート電荷回復用回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07273626A JPH07273626A (ja) | 1995-10-20 |
JP3482455B2 true JP3482455B2 (ja) | 2003-12-22 |
Family
ID=13732323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08093594A Expired - Fee Related JP3482455B2 (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | ゲート駆動型半導体デバイスのためのゲート電荷回復用回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3482455B2 (ja) |
-
1994
- 1994-03-28 JP JP08093594A patent/JP3482455B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07273626A (ja) | 1995-10-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5298797A (en) | Gate charge recovery circuit for gate-driven semiconductor devices | |
US7239185B2 (en) | Driver circuit connected to pulse shaping circuitry | |
US20030081365A1 (en) | Power supply reverse bias protection circuit for protecting both analog and digital devices coupled thereto | |
US4811191A (en) | CMOS rectifier circuit | |
US4581551A (en) | Input/output circuit for use with various voltages | |
JP3739361B2 (ja) | 半導体集積回路装置 | |
JPS5986922A (ja) | スイツチングトランジスタのための制御装置 | |
US20030231033A1 (en) | Driver circuit connected to a switched capacitor and method of operating same | |
JP3482455B2 (ja) | ゲート駆動型半導体デバイスのためのゲート電荷回復用回路 | |
JPH05347544A (ja) | チャージポンプ回路 | |
JP3089873B2 (ja) | 出力回路 | |
JP2001308688A (ja) | 出力回路 | |
JP2800277B2 (ja) | 半導体素子駆動回路 | |
JPH09213893A (ja) | 半導体装置 | |
JPH04142468A (ja) | インテリジェントicの過電流検出回路 | |
EP0606746B1 (en) | A circuit for increasing the breakdown voltage of a bipolar transistor | |
JPH06105856B2 (ja) | 定電流源回路 | |
JPH04116708A (ja) | ボルテージレギュレータ | |
JPH07120935B2 (ja) | スイツチング回路 | |
JP2001267898A (ja) | 誘導性負荷駆動回路 | |
JPS587688Y2 (ja) | トランジスタ増幅器の保護回路 | |
JP3273744B2 (ja) | スイッチング素子駆動回路 | |
JP3369490B2 (ja) | 電源回路用カレントリミッタ回路 | |
JP3259658B2 (ja) | パワースイッチおよびそれを用いた電圧制御方法 | |
JPH0513046Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071017 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081017 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081017 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091017 Year of fee payment: 6 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091017 Year of fee payment: 6 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091017 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101017 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101017 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017 Year of fee payment: 8 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017 Year of fee payment: 8 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |