JP2001308688A - 出力回路 - Google Patents

出力回路

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JP2001308688A
JP2001308688A JP2000120827A JP2000120827A JP2001308688A JP 2001308688 A JP2001308688 A JP 2001308688A JP 2000120827 A JP2000120827 A JP 2000120827A JP 2000120827 A JP2000120827 A JP 2000120827A JP 2001308688 A JP2001308688 A JP 2001308688A
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浩之 川端
Shinichi Maeda
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Hiroyuki Ban
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源電圧の低下により主スイッチング素子の
駆動に必要な駆動用電圧が低下した場合であっても、負
荷に対する出力電圧を高く維持する。 【解決手段】 バッテリ電圧VBが低下すると、チャー
ジポンプ回路18の出力電圧Vcが低下して、MOSF
ET15を十分にオンできなくなる。低電圧検出回路3
6がバッテリ電圧VBの低下を検出すると、駆動回路3
5は、MOSFET15に並列接続されたトランジスタ
16をオンオフ駆動する。これにより、出力回路12
は、バッテリ電圧VBにほぼ等しい電圧を出力でき、バ
ッテリ13から励磁コイル14に対し、トランジスタ1
6を介して十分な電流が供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主スイッチング素
子を介して負荷に対し電流を供給するものであって、特
には昇圧回路により生成した昇圧電圧を用いて主スイッ
チング素子を駆動する出力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の回路として、特許第26058
54号公報に開示されたスイッチ回路がある。このスイ
ッチ回路は、図8に示すように、負荷1と電源線2との
間に接続されハイサイドスイッチとして動作するNチャ
ネル型のMOSFET3(主スイッチング素子)を備え
ている。そして、昇圧回路としてのチャージポンプ回路
4は、制御回路5から出力されるオンオフ制御信号を昇
圧し、その昇圧により得られたオン駆動電圧またはオフ
駆動電圧は、抵抗6を介してMOSFET3のゲートに
与えられるようになっている。また、抵抗7、定電圧回
路8、MOSFET9および定電圧ダイオード10は、
電源線2の電圧VB(電源電圧VB)が上昇した場合
に、その電圧上昇を抑制するとともにMOSFET3を
オフさせるために設けられている。
【0003】このスイッチ回路において、MOSFET
3に対し電源電圧VBよりも十分に高いゲート電圧VG
(オン駆動電圧)を印加すると、ゲート・ソース間電圧
VGSが十分に高くなる。このため、MOSFET3は線
形領域で動作し、負荷1に対しドレイン・ソース間電圧
VDSがほぼ0Vの状態で電流を流せるようになる。この
オン駆動状態(以下、完全オン状態と称す)において
は、負荷1に対して電源電圧VBがほぼそのまま出力さ
れ、しかもMOSFET3のドレイン損失が減って素子
の発熱が小さくなる。従って、この完全オン状態は、ス
イッチ回路において好ましい駆動状態となる。
【0004】これに対し、MOSFET3のゲート電圧
VG が低下すると、上記完全オン状態とするために必要
なゲート・ソース間電圧VGSが得られなくなり、MOS
FET3は線形領域での動作から飽和領域での動作に移
行する。これに伴って、ドレイン電流が減少し、ドレイ
ン・ソース間電圧VDSが増加する。この駆動状態(以
下、不完全オン状態と称す)においては、負荷1に出力
される電圧は電源電圧VBよりも低下する。また、MO
SFET3のドレイン損失が増えて素子の発熱が大きく
なる。従って、この不完全オン状態は、スイッチ回路に
おいて好ましくない駆動状態となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、チャージポ
ンプ回路4は、例えばダイオードとコンデンサとが多段
に接続された回路構成であり、電源電圧VBに基づいて
動作する発振回路からの昇圧制御電圧をこれら各コンデ
ンサに印加することにより、チャージポンプ動作を行う
ようになっている。
【0006】しかしながら、電源電圧VBが低下して下
限電源電圧に近付くと、前記昇圧制御電圧の振幅および
周波数が低下するため昇圧電圧幅が小さくなる。そし
て、さらに電源電圧VBが低下すると、発振回路が停止
してチャージポンプ回路4の昇圧動作が停止してしま
う。こうした現象は、チャージポンプ回路4に限らずチ
ョッパ方式を用いた昇圧回路などにおいても同様にして
発生する。
【0007】その結果、チャージポンプ回路4は、MO
SFET3を完全オン状態に維持するために必要となる
オン駆動電圧を出力できなくなり、MOSFET3が不
完全オン状態となって上述した不具合が発生する。
【0008】これに対処するためは、チャージポンプ回
路4の動作用電源として、上記電源電圧VBよりも高い
電圧を出力できる別電源を設けることが考えられるが、
回路が複雑化しコスト高を招いてしまう。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、負荷と共通の電源により動作する昇圧
回路を設けその昇圧された駆動用電圧で主スイッチング
素子を駆動するものにおいて、電源電圧が低下した状態
であっても負荷に対する出力電圧を極力高く維持できる
出力回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために各請求項に記載した手段を採用できる。昇圧回路
は、負荷に対して設けられた電源から電圧を入力し、そ
の電源電圧の昇圧動作を行って駆動用電圧を生成してい
る。このため、電源電圧が下限電源電圧よりも低下する
と、昇圧回路は、主スイッチング素子を十分にオンする
ために必要となる駆動用電圧を生成できなくなる。
【0011】請求項1に記載した手段によれば、電源電
圧が下限電源電圧よりも低い期間、補助駆動回路は、低
電圧検出回路から出力される低電圧検出信号に基づいて
補助スイッチング素子をオンオフ駆動するので、そのオ
ン駆動時における電源から負荷への電流は、主スイッチ
ング素子ではなくそれをバイパスするように設けられた
補助スイッチング素子を介して流れるようになる。この
補助駆動回路は、昇圧回路が生成する駆動用電圧ではな
く電源電圧に基づいて補助スイッチング素子をオンオフ
駆動するので、補助スイッチング素子は、電源電圧低下
の影響を受けにくく、電源電圧が下限電源電圧よりも低
下した場合であっても十分なオン状態となる。
【0012】これにより、電源電圧が下限電源電圧より
も低い場合であっても、オン駆動に際し負荷に対してほ
ぼ電源電圧に等しい電圧を出力することができ、負荷の
十分な駆動が可能となる。また、このオン駆動時におい
て、補助スイッチング素子は十分なオン状態となってい
るためその素子損失も小さくなる。
【0013】請求項2に記載した手段によれば、負荷と
接続される主端子(例えば、ソースやエミッタ)の電位
は、オンオフ駆動状態に応じてほぼ電源電圧だけ変化す
る。この電位変化の大きい主端子を基準として制御端子
(例えばゲートやベース)に駆動信号が印加される回路
構成では、昇圧回路は、主スイッチング素子の駆動用電
圧として電源電圧よりもさらに十分に高い駆動用電圧を
生成する必要があり、従来回路にあっては特に電源電圧
低下の影響を受け易かった。
【0014】本手段によれば、昇圧回路が停止するなど
して駆動用電圧が電源電圧よりも低下したような場合で
あっても、補助スイッチング素子が動作するので、負荷
を十分に駆動することができる。
【0015】請求項3に記載した手段によれば、補助ス
イッチング素子と主スイッチング素子とが並列接続され
ているので、電源電圧の低下とともに主スイッチング素
子のオン状態が不十分になると、主スイッチング素子を
介して負荷に流れる電流が減少し、補助スイッチング素
子を介して負荷に流れる電流が増加する。
【0016】請求項4に記載した手段によれば、低電圧
検出回路は、電源電圧が下限電源電圧よりも高く設定さ
れた判定電圧以下に低下した場合に、低電圧検出信号を
出力して補助スイッチング素子を駆動する。その結果、
昇圧回路の昇圧特性や主スイッチング素子の静特性が各
出力回路ごとにばらついたり温度により変動したりして
下限電源電圧が一定しないような場合であっても、その
下限電源電圧付近において負荷の駆動が不十分となる事
態を回避できる。この効果を十分に得るために、判定電
圧を下限電源電圧の取り得る最大値以上に設定すること
が好ましい。
【0017】請求項5に記載した手段によれば、昇圧回
路は、チャージポンプ回路またはチョッパ型電源回路で
あるため、比較的小規模な回路構成とすることができI
C化に適している。
【0018】請求項6に記載した手段によれば、主スイ
ッチング素子はFETであるため、バイポーラトランジ
スタなどに比べてその駆動に要する電流が小さくて済
み、昇圧回路の出力電流が小さくなる。昇圧回路は、比
較的高い出力インピーダンスを有するため、昇圧回路の
出力電流が小さくなることにより、昇圧回路が出力する
駆動用電圧の低下を抑えることができる。また、FET
は、IC化する場合、同一定格のバイポーラトランジス
タよりもチップ面積を小さく構成できる。
【0019】請求項7に記載した手段によれば、補助ス
イッチング素子はバイポーラトランジスタであるため、
FETなどに比べてその駆動に必要な電圧(ベース・エ
ミッタ間電圧)が低くて済む。このため、補助駆動回路
は、電源電圧が下限電源電圧よりも低下した場合であっ
ても、電源電圧を用いて補助スイッチング素子を十分に
駆動することが可能となる。
【0020】請求項8に記載した手段によれば、主スイ
ッチング素子はFETであり、且つ補助スイッチング素
子はバイポーラトランジスタであるため、上述した理由
により主トランジスタの駆動および電源電圧の低下時に
おける補助スイッチング素子の駆動について特に好まし
い構成となる。
【0021】請求項9に記載した手段によれば、主スイ
ッチング素子および補助スイッチング素子はハイサイド
スイッチとして動作するので、特に自動車などにおいて
一端が車体アースされているような負荷を駆動するのに
適している。そして、主スイッチング素子は、Pチャネ
ル型に比べ低いオン抵抗を実現できるNチャネル型のM
OSFETを用いているので、素子発熱を低減すること
ができる。また、主スイッチング素子と並列接続される
補助スイッチング素子は、PNP型のバイポーラトラン
ジスタなので、電源電圧が低電圧検出回路や補助駆動回
路の動作限界電圧またはベース・エミッタ間電圧のうち
何れか高い電圧以上あればオン駆動が可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態について図1ないし図4を参照しなが
ら説明する。図1は、自動車用ICに内蔵された出力回
路の電気的構成の一例を示している。この図1におい
て、IC11内には、出力回路12および図示しない種
々の回路が形成されている。その電源入力端子11a、
11b、11cにはバッテリ13(電源に相当)の正側
端子が接続され、IC11内のグランド端子に繋がる電
源入力端子11dにはバッテリ13の負側端子が接続さ
れている。そして、IC11は、バッテリ13から電源
供給を受けて動作するようになっている。また、バッテ
リ13の負側端子は車体アースされており、IC11の
出力端子11eと車体アースとの間には、リレーの励磁
コイル14(負荷に相当)が接続されている。
【0023】出力回路12は以下のように構成されてい
る。すなわち、IC11の電源入力端子11aと出力端
子11eには、それぞれNチャネル型のMOSFET1
5(主スイッチング素子に相当)のドレインとソース
(何れも主端子に相当)が接続されている。また、これ
ら電源入力端子11aと出力端子11eには、それぞれ
補助スイッチング素子としてのPNP型のバイポーラト
ランジスタ16(以下、トランジスタ16と称す)のエ
ミッタとコレクタが接続され、そのベース・エミッタ間
には抵抗17が接続されている。つまり、トランジスタ
16は、MOSFET15に対して並列接続されてお
り、MOSFET15の電流バイパス経路を形成してい
る。
【0024】IC11の電源入力端子11bは、昇圧回
路としてのチャージポンプ回路18の入力線18aに接
続され、そのチャージポンプ回路18の出力線18bと
MOSFET15のゲート(制御端子に相当)との間に
は駆動回路19(主駆動回路に相当)が接続されてい
る。また、電源入力端子11bには制御電源20が接続
されており、この制御電源20は、チャージポンプ回路
18が昇圧動作を行うために必要となる制御電圧(例え
ば5V)を生成するようになっている。
【0025】チャージポンプ回路18は、ダイオード2
1〜25、コンデンサ26〜29および制御回路30を
備えて構成されている。入力線18aと出力線18bと
の間には、入力線18a側をアノードとしてダイオード
21が接続され、さらに入力線18a側をアノードとし
てダイオード22〜25が直列に接続されている。制御
電源20から制御電圧の供給を受けて動作する制御回路
30は、その内部に発振回路を備えており、繰り返しパ
ルス波形を持つ2つの昇圧制御電圧Ea、Eb(図3参
照)を出力するようになっている。
【0026】ダイオード22のカソードとダイオード2
3のアノードとの共通接続点およびダイオード24のカ
ソードとダイオード25のアノードとの共通接続点に
は、それぞれコンデンサ26および28の各一端子が接
続され、これらコンデンサ26および28の各他端子に
は上記昇圧制御電圧Eaが与えられるようになってい
る。同様に、ダイオード23のカソードとダイオード2
4のアノードとの共通接続点およびダイオード25のカ
ソードには、それぞれコンデンサ27および29の各一
端子が接続され、これらコンデンサ27および29の各
他端子には上記昇圧制御電圧Ebが与えられるようにな
っている。
【0027】駆動回路19は、具体的に図2(a)に示
す回路構成となっている。すなわち、チャージポンプ回
路18の出力線18bは、MOSFET15のゲートに
接続されるとともに、NPN型のトランジスタ31のコ
レクタ・エミッタ間を介してグランド端子に接続されて
いる。トランジスタ31のベースは、抵抗32を介して
CPU(図示せず)の出力端子に接続されている。この
CPUは、MOSFET15のオン駆動またはオフ駆動
に対応して、それぞれLレベルまたはHレベルのオンオ
フ制御信号を出力するようになっている。
【0028】また、駆動回路19は、上記構成に替えて
図2(b)に示す回路構成としても良い。この場合に
は、チャージポンプ回路18の出力線18bは、PNP
型のトランジスタ33のエミッタ・コレクタ間を介して
MOSFET15のゲートに接続されている。そして、
トランジスタ33のベースには、CPUから抵抗34を
介して上述したオンオフ制御信号が与えられるようにな
っている。
【0029】さて、出力回路12は、図1に示すように
上記各構成要素に加え、トランジスタ16を駆動するた
めの駆動回路35とバッテリ13の電圧VB(以下、バ
ッテリ電圧VBと称す)の電圧低下を検出するための低
電圧検出回路36とを備えている。
【0030】低電圧検出回路36は、電源入力端子11
cとグランド端子との間に直列接続されてバッテリ電圧
VBを分圧する抵抗37と38、基準電圧Vref を生成
する基準電源39、およびバッテリ電圧VBにより動作
し非反転入力端子と反転入力端子にそれぞれ前記分圧電
圧と基準電圧Vref が入力されるコンパレータ40によ
り構成されている。このコンパレータ40の出力端子
は、駆動回路35と抵抗41とを直列に介してトランジ
スタ16のベースに接続されている。
【0031】駆動回路35(補助駆動回路に相当)は、
CPUからのオンオフ制御信号が与えられており、コン
パレータ40の出力信号がLレベルの期間すなわち低電
圧検出信号が出力されている期間、トランジスタ16を
オンオフ駆動するようになっている。
【0032】次に、本実施形態の作用について図3およ
び図4も参照しながら説明する。まず、チャージポンプ
回路18の昇圧動作について説明する。バッテリ電圧V
Bがほぼ5V以上ある場合には、制御電源20はバッテ
リ電圧VBに基づいて5V一定の制御電圧を生成する。
この場合、チャージポンプ回路18の制御回路30は、
その電圧供給を受けて発振動作を行い、図3に示すよう
な50%デューティ、所定周期、所定振幅(Vh=5
V)を有し且つ互いに反転した位相関係を持つ2つの昇
圧制御電圧Ea、Ebを出力する。
【0033】いま、ダイオード21〜25の順方向電圧
をVfとすると、昇圧制御電圧Ea=0V、Eb=Vh
となる期間T1において、コンデンサ26は、バッテリ
13から電源入力端子11bとダイオード22とを介し
て充電され、コンデンサ26の両端電圧およびノード1
8cの電圧は(VB−Vf)となる。この場合、ダイオ
ード23は逆バイアスされている。
【0034】続いて、昇圧制御電圧Ea=Vh、Eb=
0Vとなる期間T2に移行すると、昇圧制御電圧Eaが
Vhだけ持ち上げられることにより、ノード18cの電
圧が(VB−Vf+Vh)に持ち上げられる。一方、昇
圧制御電圧EbはVhだけ下げられるので、ノード18
dの電圧がその分だけ低下する。その結果、ダイオード
23がオンとなり、コンデンサ26の充電電荷がコンデ
ンサ27に移動する。この場合、ダイオード22は逆バ
イアスされている。チャージポンプ回路18の出力電流
が0の場合、コンデンサ27の両端電圧は(VB+Vh
−2・Vf)となる。
【0035】以降、期間T3、T4、…と移行するごと
に、コンデンサ26の充電とコンデンサ26からコンデ
ンサ27への電荷移動とが繰り返して行われる。ここで
は、コンデンサ26と27とに着目して説明したが、コ
ンデンサ27と28との間およびコンデンサ28と29
との間の充電および電荷移動についても同様となる。ま
た、上述した通り、各コンデンサの充電電荷は電圧Vh
だけ持ち上げられた状態で次段のコンデンサに移される
ので、後段(出力線18b側)に接続されたコンデンサ
であるほどその両端電圧が高くなる。その結果、チャー
ジポンプ回路18は、バッテリ電圧VBをそれよりも十
分に高い電圧Vcにまで昇圧して出力することができ
る。
【0036】ところで、オン駆動時におけるMOSFE
T15のドレイン・ソース間電圧VDSとドレイン電流I
D (つまり励磁コイル14に流れる負荷電流)とは、ゲ
ート・ソース間電圧VGSに対応したMOSFET15の
静特性に従って定まる。出力回路12においては、Nチ
ャネル型のMOSFET15をハイサイドスイッチとし
て用いているため、MOSFET15がオンするとその
ソース電位(出力電圧Vo)が上昇する。そして、MO
SFET15が線形領域において十分にオンした状態
(以下、完全オン状態と称す)にあっては、ドレイン・
ソース間電圧VDSがほぼ0Vとなり、ソース電位はバッ
テリ電圧VBにほぼ等しくなる。
【0037】このため、MOSFET15が完全オン状
態となるゲート・ソース間電圧VGSをVTとすると、チ
ャージポンプ回路18は、常にバッテリ電圧VBよりも
VT以上高い電圧Vcを出力することが要求される。
【0038】しかしながら、実際のチャージポンプ回路
18は、バッテリ電圧VBが低下するに従って昇圧電圧
幅が減少し、やがて昇圧動作を停止してしまうという特
性を有している。図4(a)に示す実線Aは、バッテリ
電圧VB(横軸)に対するチャージポンプ回路18の出
力電圧Vc(縦軸)の変化特性を示している。
【0039】すなわち、バッテリ電圧VBがV5(例え
ば5V)以上ある場合には、チャージポンプ回路18は
正常に昇圧動作を行い、バッテリ電圧VBよりも少なく
ともVTだけ高い電圧Vcを出力する。この場合、バッ
テリ電圧VBに対する昇圧電圧幅は、バッテリ電圧VB
が高い程大きくなる。
【0040】バッテリ電圧VBがV5よりも低下する
と、制御電源20の出力電圧が低下するので、制御回路
30が出力する昇圧制御電圧Ea、Ebの振幅Vhが低
下する。このため、上記各コンデンサ22、…、25間
における電荷移動時の昇圧電圧が低下する。また、制御
回路30を構成する各素子(図示せず)の動作速度が低
下し、昇圧制御電圧Ea、Ebの周波数が低下するの
で、単位時間当たりに各コンデンサ22、…、25に充
電・移動する電荷量が減少する。こうした理由により、
チャージポンプ回路18の出力電圧Vcは急激に低下す
る。
【0041】そして、バッテリ電圧VBがV3まで低下
すると、昇圧動作が停止する。バッテリ電圧VBがV3
以下の場合には、ダイオード21がオンとなり、チャー
ジポンプ回路18の出力電圧Vcは(VB−Vf)とな
る。さらに、バッテリ電圧VBがV1(ほぼVf)以下
になると、ダイオード21もオフとなって出力電圧Vc
は0Vになる。
【0042】さて、本実施形態の特徴部分であるトラン
ジスタ16、低電圧検出回路36および駆動回路35に
ついての作用を説明する前に、バッテリ電圧VBの低下
がMOSFET15の駆動に及ぼす影響について説明す
る。図4(a)に示す実線Bは、トランジスタ16を非
動作とした状態(つまり従来構成と同じ状態)で、MO
SFET15をオン駆動した場合のバッテリ電圧VBに
対する出力電圧Voの変化特性を示している。
【0043】この図4(a)において、バッテリ電圧V
BがV4(下限電源電圧に相当)以上の場合には、チャ
ージポンプ回路18の出力電圧Vcは(VB+VT)以
上あるので、MOSFET15は完全オン状態となり、
出力電圧Voはほぼバッテリ電圧VBとなる。しかし、
バッテリ電圧VBがV4よりも低い場合、チャージポン
プ回路18の出力電圧Vcが低下して、MOSFET1
5のゲート・ソース間電圧VGSがVTよりも低下する。
その結果、MOSFET15は、完全オン状態から不完
全オン状態へと移行する。この不完全オン状態にあって
は、出力電圧Voは、前記出力電圧Vcの低下に伴って
バッテリ電圧VBよりも低下するので、励磁コイル14
を十分に駆動できなくなる。
【0044】これに対し、図4(b)は、低電圧検出回
路36、駆動回路35およびトランジスタ16を動作さ
せた状態で、CPUからオン制御信号が与えられた場合
のバッテリ電圧VBに対する出力電圧Voの変化特性を
示している。この図4(b)について、バッテリ電圧V
Bを複数の電圧範囲に分け、以下において各電圧範囲ご
との動作説明を行う。
【0045】(1)V6<VBの場合 低電圧検出回路36は、バッテリ電圧VBがV6(判定
電圧に相当)以下に低下したかどうかを検出する回路で
ある。この電圧V6は、MOSFET15が完全オン状
態から不完全オン状態に移行する電圧V4よりも高い電
圧に設定されている。低電圧検出回路36の抵抗37、
38の抵抗値をそれぞれRa、Rbとすると、基準電源
39の基準電圧Vref は、以下の(1)式を満足するよ
うに設定されている。 Vref =V6×Rb/(Ra+Rb) …(1)
【0046】バッテリ電圧VBがV6よりも高い場合に
は、コンパレータ40はバッテリ電圧VBにほぼ等しい
電圧を出力するので、駆動回路35はトランジスタ16
のベース電流をひくことができず、トランジスタ16は
CPUからのオンオフ制御信号にかかわらずオフ状態と
なる。このとき、MOSFET15は完全オン状態とな
るので、出力電圧Voはバッテリ電圧VBにほぼ等しく
なり、バッテリ13からMOSFET15を介して励磁
コイル14に十分な電流が供給される。
【0047】(2)V4≦VB≦V6の場合 コンパレータ40は0Vを出力するので、駆動回路35
は、CPUからのオン制御信号に従ってトランジスタ1
6をオン駆動する。また、MOSFET15のゲート・
ソース間にVT以上の電圧が印加されるので、MOSF
ET15はトランジスタ16とともにオン状態となる。
【0048】このように、MOSFET15とトランジ
スタ16とがともにオン状態となる重なり期間を設けた
のは、チャージポンプ回路18の昇圧特性やMOSFE
T15の静特性が出力回路12毎にばらついたり温度に
より変化したりして電圧V4が一定しないことによる。
従って、電圧V6は、これらばらつきなどにより電圧V
4が取り得る最大電圧値以上に設定されている。
【0049】(3)V2′≦VB<V4の場合 上記(2)と同様に、駆動回路35は、CPUからのオ
ン制御信号に従ってトランジスタ16をオン駆動する。
トランジスタ16は、オン駆動に要する電圧(ベース・
エミッタ間電圧Vf)が小さく、しかもPNP型を用い
たハイサイドスイッチであるため、バッテリ電圧VBが
V4より低下しても十分にオン駆動できる。この時、ト
ランジスタ16のコレクタ・エミッタ間電圧は飽和電圧
Vsat となるので、出力電圧Voはバッテリ電圧VBに
ほぼ等しくなり、バッテリ13からトランジスタ16を
介して励磁コイル14に十分な電流が供給される。
【0050】一方、駆動回路19もオン制御信号に従っ
てMOSFET15をオン駆動するが、チャージポンプ
回路18の出力電圧Vcが(VB+VT)よりも低下す
ることに加え、出力電圧Voつまりソース電位がほぼバ
ッテリ電圧VBに保持されるので、ゲート・ソース間電
圧が急激に低下する。その結果、MOSFET15はオ
フ状態となる。
【0051】(4)VB<V2′の場合 低電圧検出回路36が動作できなくなるため、駆動回路
35はトランジスタ16をオン駆動することができなく
なる。従って、MOSFET15とトランジスタ16と
はともにオフ状態となる。
【0052】以上説明したように、バッテリ13と励磁
コイル14との間に接続されたMOSFET15は、チ
ャージポンプ回路18により昇圧された電圧Vcを用い
てオン駆動されるが、バッテリ電圧VBがV4以下に低
下すると電圧Vcが低下して不完全オン状態となる。
【0053】本実施形態の出力回路12によれば、MO
SFET15にPNP型のトランジスタ16が並列接続
されており、バッテリ電圧VBがV4よりも高く設定さ
れたV6以下に低下している期間、低電圧検出回路36
がこれを検出し、駆動回路35がトランジスタ16をオ
ンオフ駆動する。
【0054】トランジスタ16は、MOSFET15に
比べオン駆動に必要な電圧が小さくしかもPNP型を採
用しているため、バッテリ電圧VBがMOSFET15
の下限電源電圧V4よりも低下した場合であっても、十
分なオン状態(飽和オン状態)となる。その結果、出力
電圧Voはバッテリ電圧VBにほぼ等しくなり、トラン
ジスタ16は、MOSFET15に代わり、励磁コイル
14に対しバッテリ電圧VBに応じた電流を流すことが
できる。また、トランジスタ16は、飽和オン状態であ
るため、その素子損失(コレクタ損失)を低く抑えるこ
とができる。
【0055】バッテリ電圧VBがV4よりも低い場合、
MOSFET15はオフ状態となるので、MOSFET
15が不完全オン状態のまま電流を流し続けることがな
くなり、その素子損失(ドレイン損失)の増加を防ぐこ
とができる。
【0056】トランジスタ16が動作を開始する電圧V
6は、MOSFET15が完全オン状態から不完全オン
状態に移行する電圧V4よりも高い電圧に設定されてい
る。従って、IC11内の素子のばらつきや温度変化な
どにより電圧V4がばらついたり変化したりする場合で
あっても、少なくともMOSFET15が不完全オン状
態となる場合には常にトランジスタ16がオン駆動され
るようになり、励磁コイル14の駆動が不十分となる事
態の発生を防ぐことができる。
【0057】主トランジスタとしてMOSFET15を
採用したので、バイポーラトランジスタを採用した場合
に比べてチャージポンプ回路18の出力電流が低減され
る。チャージポンプ回路18は出力インピーダンスが高
いので、出力電流が減少することにより出力電圧Voを
高めることができる。また、同一定格のバイポーラトラ
ンジスタを採用する場合に比べ、IC化する際のチップ
面積を小さくすることができる。さらに、MOSFET
15にはNチャネル型を採用したので、Pチャネル型を
用いる場合に比べてオン抵抗を下げることができ、ドレ
イン損失を一層低減することができる。
【0058】(第2の実施形態)図5は、上述した出力
回路12の低電圧検出回路36を低電圧検出回路43に
置き替えて構成される出力回路42の電気的構成を示し
ている。この出力回路42は、低電圧検出回路43を除
き出力回路12と同じ構成を有している。
【0059】低電圧検出回路43は、エミッタ接地され
た2つのトランジスタ44、45、電源入力端子11c
とグランド端子との間に直列接続されてバッテリ電圧V
Bを分圧する抵抗46と47、および電源入力端子11
cとトランジスタ44のコレクタ間に接続された図示極
性の定電流回路48から構成されている。トランジスタ
44のベースおよびコレクタは。それぞれ抵抗46と4
7との共通接続点およびトランジスタ45のベースに接
続され、トランジスタ45のコレクタが駆動回路35に
対する出力端子となっている。
【0060】この場合、トランジスタ44のオンに必要
なベース・エミッタ間電圧をVf、抵抗46、47の抵
抗値をそれぞれRc、Rdとすると、これら抵抗値R
c、Rdは、前述した電圧V6を用いて以下の(2)式
に示す関係式を満足するように設定される。
【0061】 Vf=V6×Rd/(Rc+Rd) …(2) バッテリ電圧VBがV6よりも高い場合には、トランジ
スタ44がオンとなり、定電流回路48からの電流は全
てトランジスタ44を介して流れる。この場合、トラン
ジスタ45はオフとなり、駆動回路35はトランジスタ
16のベース電流をひくことができず、トランジスタ1
6はオフ状態となる。
【0062】一方、バッテリ電圧VBがV6以下の場合
には、トランジスタ44がオフとなり、定電流回路48
からの電流はトランジスタ45のベース電流となる。こ
のためトランジスタ45がオン状態となり、駆動回路3
5はCPUからのオンオフ制御信号に従ってトランジス
タ16をオンオフ駆動する。上記構成の出力回路42に
よっても、第1の実施形態で述べた出力回路12と同じ
作用および効果を得ることができる。
【0063】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態について、出力回路の電気的構成を示す図6を
参照しながら説明する。自動車用のIC49に内蔵され
た出力回路50は、第1、第2の実施形態で説明した出
力回路12、42とは異なり、Pチャネル型のMOSF
ET51(主スイッチング素子に相当)とNPN型のバ
イポーラトランジスタ52(補助スイッチング素子に相
当)とが並列接続された上でローサイドスイッチとして
用いられている。
【0064】IC49の電源入力端子49aと49bに
は、それぞれバッテリ13の正側端子と負側端子が接続
され、IC49の出力端子49cとバッテリ13の正側
端子との間には、負荷としてのリレーの励磁コイル14
が接続されている。IC49の電源入力端子49bと出
力端子49cとの間には、MOSFET51のドレイン
・ソース間が接続されている。また、これら電源入力端
子49bと出力端子49cとの間には、トランジスタ5
2のエミッタ・コレクタ間が接続され、さらにトランジ
スタ52のベース・エミッタ間には抵抗53が接続され
ている。
【0065】昇圧回路としてのチャージポンプ回路54
は、MOSFET51を十分に駆動するための負のゲー
ト・ソース間電圧VGS(電圧VT)を生成するもので、
そのチャージポンプ回路54の出力端子とMOSFET
51のゲートとの間には駆動回路55(主駆動回路に相
当)が接続されている。このチャージポンプ回路54
は、前述したチャージポンプ回路18と同様にダイオー
ド、コンデンサおよび制御回路から構成されている。従
って、バッテリ電圧VBがV5以下に低下すると、チャ
ージポンプ回路54の昇圧電圧幅が低下したり昇圧動作
が停止したりする事情が存在する。
【0066】低電圧検出回路56は、前述した低電圧検
出回路36または43とほぼ同様に構成されており、I
C49の電源入力端子49aを介して入力したバッテリ
電圧VBがV6以下に低下した場合、バッテリ電圧VB
にほぼ等しい電圧(低電圧検出信号に相当)を出力する
ようになっている。この低電圧検出回路56の出力端子
は、駆動回路57と抵抗58とを直列に介してトランジ
スタ52のベースに接続されている。
【0067】上記構成を有する出力回路50によって
も、バッテリ電圧VBがV4よりも高く設定されたV6
以下に低下している期間、低電圧検出回路56がこれを
検出してトランジスタ52をオンオフ駆動する。従っ
て、出力回路50は、出力回路12、42と同様に、バ
ッテリ電圧VBがV4よりも低下した場合であっても、
出力電圧Voとしてバッテリ電圧VBをほぼそのまま出
力することができる。また、MOSFET51やトラン
ジスタ52の素子損失の増加を抑えることができるな
ど、出力回路12、42とほぼ同様の作用および効果を
得ることができる。
【0068】(第4の実施形態)次に、上述した第1、
第2の実施形態の昇圧回路について、チャージポンプ回
路18ではなく昇圧チョッパ型電源回路(以下、チョッ
パ回路と称す)を採用した第4の実施形態について、そ
のチョッパ回路の電気的構成を示す図7を参照しながら
説明する。
【0069】チョッパ回路59の電源入力端子59aに
はバッテリ電圧VBが印加され、制御端子59bには図
示しない制御回路から所定周波数を有する昇圧制御電圧
Ecが印加されるようになっている。また、昇圧した電
圧Vcは、出力端子59cから出力されるようになって
いる。
【0070】電源入力端子59aとグランド端子との間
にはコイル60とトランジスタ61のコレクタ・エミッ
タ間とが直列に接続され、電源入力端子59aと制御端
子59bとの間には抵抗62が接続されている。トラン
ジスタ61のベースは制御端子59bに接続され、コレ
クタはダイオード63を順方向に介して出力端子59c
に接続されている。出力端子59cとグランド端子との
間にはコンデンサ64が接続されている。
【0071】上記構成を有するチョッパ回路59におい
て、昇圧制御電圧EcがHレベルになると、トランジス
タ61がオンしてコイル60に電流が流れる。その後、
昇圧制御電圧EcがLレベルに変化すると、トランジス
タ61がオフしてコイル60に流れていた電流がダイオ
ード63を介してコンデンサ64に流れる。この動作を
繰り返すことにより、コンデンサ64に昇圧された電圧
Vcが生成される。
【0072】しかし、このチョッパ回路59について
も、バッテリ電圧VBが低下するに従って昇圧電圧幅が
低下し、MOSFET15(図1、図5参照)の駆動に
十分な電圧Vcが得られなくなるという特性を有してい
る。
【0073】従って、昇圧回路としてチョッパ回路59
を採用した出力回路においても、出力回路12、42と
同様にトランジスタ16を備えた構成とすることによ
り、これら出力回路12、42と同様の作用および効果
を得ることができる。
【0074】(その他の実施形態)なお、本発明は上記
し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではな
く、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
電源はバッテリ13に限られず直流電源であれば良く、
負荷はリレーの励磁コイル14に限られずその他の誘導
性負荷、抵抗負荷または容量性負荷であっても良い。
【0075】主スイッチング素子は、MOSFETに限
られず、例えばバイポーラトランジスタやIGBTなど
のスイッチング素子であっても良い。また、補助スイッ
チング素子は、バイポーラトランジスタに限られず、例
えばFETやIGBTなどのスイッチング素子であって
も良い。第3の実施形態において、昇圧回路としてチャ
ージポンプ回路54に替えてチョッパ型電源回路を採用
しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す出力回路の電気
的構成図
【図2】駆動回路の電気的構成図
【図3】チャージポンプ回路で用いる昇圧制御電圧E
a、Ebの波形図
【図4】(a)トランジスタ16が非動作の場合におけ
るバッテリ電圧VBに対する出力電圧Vcと出力電圧V
oの変化特性を示す図、(b)トランジスタ16を動作
させた場合におけるバッテリ電圧VBに対する出力電圧
Voの変化特性を示す図
【図5】本発明の第2の実施形態を示す図1相当図
【図6】本発明の第3の実施形態を示す図1相当図
【図7】本発明の第4の実施形態を示すチョッパ回路の
電気的構成図
【図8】従来技術を示す図1相当図
【符号の説明】
12、42、50は出力回路、13はバッテリ(電
源)、14は励磁コイル(負荷)、15、51はMOS
FET(主スイッチング素子)、16、52はバイポー
ラトランジスタ(補助スイッチング素子)、18、54
はチャージポンプ回路(昇圧回路)、19、55は駆動
回路(主駆動回路)、35、57は駆動回路(補助駆動
回路)、36、43、56は低電圧検出回路、59は昇
圧チョッパ型電源回路(昇圧回路)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川端 浩之 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 前田 真一 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 伴 博行 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5J032 AA02 AA05 AA12 AB02 AC13 5J055 AX05 AX47 AX53 AX63 BX16 CX28 DX03 DX13 DX48 DX52 DX54 DX73 DX82 EX07 EX11 EX17 EX19 EX23 EY01 EY10 EY12 EY17 EY21 EZ10 EZ39 EZ55 EZ57 FX05 FX08 FX12 FX18 FX22 FX25 FX32 FX33 FX38 GX01 GX02 GX04 GX06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と負荷とを接続する電源供給経路に
    設けられた主スイッチング素子と、前記電源の電圧を入
    力してその昇圧動作を行い前記主スイッチング素子の駆
    動に十分な駆動用電圧を生成する昇圧回路と、この生成
    された駆動用電圧を用いて前記主スイッチング素子を駆
    動する主駆動回路とを備えた出力回路において、 前記主スイッチング素子に流れる電流をバイパスすべく
    接続された補助スイッチング素子と、 前記昇圧回路による十分な駆動用電圧の生成が不能とな
    る下限電源電圧よりも前記電源電圧が低い場合に低電圧
    検出信号を出力する低電圧検出回路と、 この低電圧検出回路が低電圧検出信号を出力している期
    間、前記補助スイッチング素子を駆動する補助駆動回路
    とを備えて構成されていることを特徴とする出力回路。
  2. 【請求項2】 前記主スイッチング素子は2つの主端子
    と1つの制御端子とを備え、その2つの主端子はそれぞ
    れ前記電源と前記負荷に接続されるとともに、前記負荷
    と接続される主端子と前記制御端子との間に駆動信号が
    印加されることを特徴とする請求項1記載の出力回路。
  3. 【請求項3】 前記補助スイッチング素子は、前記主ス
    イッチング素子に対して並列接続されていることを特徴
    とする請求項1または2記載の出力回路。
  4. 【請求項4】 前記低電圧検出回路は、前記電源電圧が
    前記下限電源電圧よりも高く設定された判定電圧以下に
    低下した場合に前記低電圧検出信号を出力するように構
    成されていることを特徴とする請求項1ないし3の何れ
    かに記載の出力回路。
  5. 【請求項5】 前記昇圧回路は、チャージポンプ回路ま
    たはチョッパ型電源回路であることを特徴とする請求項
    1ないし4の何れかに記載の出力回路。
  6. 【請求項6】 前記主スイッチング素子はFETである
    ことを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載の出
    力回路。
  7. 【請求項7】 前記補助スイッチング素子はバイポーラ
    トランジスタであることを特徴とする請求項1ないし5
    の何れかに記載の出力回路。
  8. 【請求項8】 前記主スイッチング素子はFETであ
    り、且つ前記補助スイッチング素子はバイポーラトラン
    ジスタであることを特徴とする請求項1ないし5の何れ
    かに記載の出力回路。
  9. 【請求項9】 前記主スイッチング素子および前記補助
    スイッチング素子は、それぞれNチャネル型MOSFE
    TおよびPNP型バイポーラトランジスタであって、前
    記MOSFETのドレインと前記バイポーラトランジス
    タのエミッタとが前記電源に接続され、前記MOSFE
    Tのソースと前記バイポーラトランジスタのコレクタと
    が前記負荷に接続されたハイサイドスイッチを形成して
    いることを特徴とする請求項8記載の出力回路。
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