JP3481895B2 - 二層管用ベント構造 - Google Patents
二層管用ベント構造Info
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Description
口をなすベント構造、それに使用するベントキャップ及
び接続筒に関するものである。
々に建築物外までの配管によって行われていたが、近
年、その両配管を途中で一つにまとめ、その後は、大小
径の2管からなる二重管又は管軸方向の隔壁によって管
内を2通路にした管により建築物外に導びくことが行わ
れている。これらの管を二層管といい、そのベント構造
も二層通路ゆえの工夫が必要であり、実開昭60−37
751号公報にはその技術が開示されている。
二層管の隔壁が嵌入される溝を形成し、ベントキャップ
を二層管の端部に嵌合した際、二層管の隔壁がその溝に
嵌まってグリル内面まで至って、ベント開口部(グリル
部)まで二層通路として、各排気が他方の管路に逆流し
ないようにしたものである。
ダンパーを設けて、火災等により、配管内が所要温度に
なると、ダンパーを閉じてその配管を遮断する機能を要
求されるようになっており、特開平10−306932
号公報等にそのベント構造が開示されている。
ベント部まで隔壁を有するとともに、その隔壁に連続し
てダンパーを設けたベント構造が提案されている。この
技術は、各排気をその逆流を招くことなく外気に出す、
いわゆる分離排気することができるとともに、ダンパー
の開閉によって防火機能も発揮するものである。
に小径内管2を通した二層管3においては、その二層管
3の開口にバタフライダンパー30を有するベントキャ
ップ20を嵌合したベント構造のものもある。図中、W
は建築物の外壁である。
36号公報記載の技術は、円滑な分離排気及び防火機能
の要請には応えているが、ベント前面にダンパーが突出
し、そのダンパーをフードでもって被っているため、部
品数も多く、コスト面で問題があるうえに、壁面から大
きく突出するため、見栄えもよくない。
06932号公報記載のベントキャップを二層管3に嵌
合する際にも、内管2との干渉を避けるべく、内管2は
ベントキャップ20の先端(挿入端)より後方に位置す
るように後退している。このため、内外管2、1を連通
するその空間sが生じ、矢印のごとく、逆流aが生じて
いる。
昭60−37751号公報記載のベントキャップ(バタ
フライダンパーなし)を嵌合してベント構造をなす場合
においても、内管2との干渉を避けるため、内管2は同
様に後退させて内外管2、1を連通する空間sが生じて
おり、その空間sを介して逆流aが生じる場合がある。
管用ベント構造とすることを第1の課題とし、内外管か
らなる二層管においても逆流を招くことのないベント構
造とすることを第2の課題とする。
するために、この発明は、まず、バタフライダンパーを
使用することにしたのである。バタフライダンパーは、
閉じた時には円板状で、その中央分割線上に支軸を有し
て、その支軸の両側に半円形のダンパー片を回転自在に
設け、その両ダンパー片をトーションスプリングによっ
て円板状となる方向に付勢したものである。このため、
その両ダンパー片を閉じれば(折り畳めば)半円形とな
る。
をその支軸を二層管の隔壁の端縁に沿わして設けること
としたのである。このようにすれば、ダンパーが閉じれ
ば、配管が閉じられ、ダンパーが開けば、その両ダンパ
ー片が重なって隔壁と同一面上、すなわち隔壁の一部を
なす。このため、ベント開口のグリルまで隔壁となる部
材を形成し、その部材に両ダンパー片が重なったダンパ
ーをその部材を挾むように設け、排気時には、ダンパー
を隔壁の一部としてコンパクト化を図ったのである。
発明は、ベントキャップと二層管の間に接続筒を介在
し、この接続筒でもって、内外管の管路を管路方向の隔
壁によって管内を2通路とした二層管構造となるように
したのである。このようにすれば、上述の実開昭60−
37751号公報記載のベントキャップをその二層管に
嵌合して開口まで隔壁が至るベント構造を構成すること
ができ、また、後述のバタフライダンパー付きのベント
キャップを嵌合して、開口まで隔壁が存在するものとし
得る。
通路とした二層管のベント内にバタフライダンパーを設
けたベント構造の上記第1の課題を達成するための発明
の実施形態としては、その二層管のベント開口グリル内
面から二層管の隔壁に至る分離板を形成し、前記バタフ
ライダンパーは、その両面のダンパー片が前記隔壁又は
分離板の両側面にそれぞれ沿うようになっている構成を
採用し得る。
部材(部品)でもって製作し得るが、一般には二層管に
ベントキャップを嵌合して製作するのが施工上も好まし
い。そのベントキャップは、例えば、前記二層管が嵌合
される筒体の開口部にグリルを形成し、そのグリル内面
から前記二層管の隔壁に至る分離板を前記筒体内に設
け、その分離板の後縁に上記バタフライダンパーの支軸
を位置させて、その両側ダンパー片をグリル側に回動し
て分離板の両側面にそれぞれ沿わせる構成を採用し得
る。
の実施形態としては、大径外管内に小径内管を通した二
層管のベント構造の前記二層管とベントキャップとの間
に介設される接続筒において、内外筒の二重筒から成
り、その外筒の一端に上記二層管の大径外管が嵌合接続
され、内筒の一端には二層管の小径内管が嵌合接続さ
れ、その内筒の他端は一側面が筒軸方向に徐々に押しつ
ぶされながら拡径して外筒内に溶接されており、前記外
筒には前記ベントキャップが嵌合接続される構成を採用
し得る。
公報記載のベントキャップを嵌合してベント構造とする
こともでき、また、バタフライダンパーを有するベント
構造においても同様に使用し得る。例えば、大径外管内
に小径内管を通した二層管のベント内にバタフライダン
パーを設けたベント構造であって、その二層管にその接
続筒を接続し、その接続筒に上述のこの発明に係るバタ
フライダンパー付ベントキャップを接続する。
角などの多角形管のみならず、楕円管にあっても、この
発明は採用し得る。この多角形管等の場合には、その形
状に、ベントキャップ、接続筒の形状を適合させること
は勿論である。
この実施例は、スパイラルダクト管から成る浴室配管1
及び便所配管2を途中で一まとめにして二層管(二重
管)3として、その端にベント5を嵌着したものであ
る。ベント5は、二重管構造をなす隔壁を有する接続筒
10と、その接続筒10に嵌着されるベントキャップ2
0とから成る。この実施例では、接続筒10までが二層
管をなす。
筒11の内部に小径円状内筒12を有し、その内筒12
は筒軸方向に一面が徐々に押しつぶされながら拡径して
外筒11内面に溶接された構成であり、その内筒12の
つぶされ壁13が隔壁をなす。内外筒12、11の一端
外周にはパッキング14が嵌着されており、この一端に
二層管3が嵌合接続されると、パッキング14によって
その接続部がシールされる。
に、グリル筒21、その接続筒22及び接続筒22内の
バタフライダンパー30とから成る。グリル筒21は、
前面が格子状になってその開口23から排気される。開
口23はスリット状に限らず、円孔、角孔などと排気機
能を有する形状であればいずれでもよい。グリル前面下
部には排水孔24が形成されている。グリル筒21の前
板裏面には分離板25が左右を分けるように設けられて
おり、その中央にはダンパー30のサーモスタット31
が通るスリット26が形成されている。
フランジ27でもってグリル筒21にビス止めされ、そ
の後端にダンパー30の支軸32が設けられている。ダ
ンパー30は、その支軸32に半円形のダンパー片33
a、33bが揺動自在に取付けられ、その両片33a、
33bをトーションスプリング34で開放方向(円板状
になる方向)に付勢している。また、ダンパー片の一方
33aの後縁は支軸32から少し後方に突出しており
(図2参照)、この突片35が他方のダンパー片33b
に当接することにより、両ダンパー片33a、33bの
揺動が阻止されて、円形状態が維持される。ダンパー3
0は、常時は、サーモスタット31によって両ダンパー
片33a、33bの重ね状態が維持され、火災等によ
り、サーモスタット31の接合金属が融けてその一部3
1aが離れることにより、スプリング34でもって両ダ
ンパー33a、33bが開いて(ダンパー30が閉じ
て)接続筒22、すなわち、二層管路が遮断される。
図3に示すように、接続筒10にベントキャップ20を
嵌着することにより組立てられる。このとき、ばね片2
8によって抜け止めされる。また、その嵌着により、分
離板25はダンパー30の両ダンパー片33a、33b
間を通って、その後縁(ダンパー30の支軸32)が接
続筒10の隔壁13に連続する。
物の壁Wの開口aに嵌着されて、二層管3が嵌合接続さ
れる。この状態は、二層管3が、隔壁13、分離板25
(ダンパー30)によって、排気の分離状態を維持して
グリル開口23まで連続される。火災等により、サーモ
スタット31が作動してダンパー30が閉じれば(両ダ
ンパー片33a、33bが開放すれば)、接続筒10、
すなわち二層管3は遮断される。
5の後縁に設けたが、図5に示すように、分離板25の
途中にスリット25aを形成し、又は分離板25を途中
で分割し、そのスリット(分割部)25aにダンパー3
0の支軸32を入れて、ダンパー30を分離板25の途
中に設けたり、分離板25の前縁(グリル筒21の前板
後面)に設けることもできる。また、図6に示すよう
に、ダンパー30を接続筒11の隔壁13側に沿わせて
もよい。このとき、円管12のくびれ部の形状はダンパ
ー片33a、33bが沿う形状とする。さらに、図7に
示すように、ダンパー30は接続筒10の隔壁13の前
縁に設けてもよい。このとき、ダンパー30は接続筒1
0側に取付けられることとなり、同図とは逆に、図6の
ごとく隔壁13側に沿わすこともできる。
板)にダンパーを沿うようにしたので、コンパクトなも
のとし得る。
Claims (2)
- 【請求項1】 大径外管1内に小径内管2を通した二層
管3のベント内にバタフライダンパー30を設けたベン
ト構造であって、 上記二層管3に接続される接続筒10と、その接続筒1
0に接続されるベントキャップ20とから成り、 上記接続筒10は、内外筒12、11からなる二重筒
で、その外筒11の一端に上記二層管3の大径外管1が
嵌合接続され、内筒12の一端には二層管3の小径内管
2が嵌合接続され、その内筒12の他端は一側面が筒軸
方向に徐々に押しつぶされながら拡径して外筒11内に
溶接されてその他端縁の一部が外筒11の筒軸方向の隔
壁13となり、 上記ベントキャップ20は、ベント開口グリル内面から
接続筒10の隔壁13に至る分離板25が形成され、上
記バタフライダンパー30は、その両側のダンパー片3
3a、33bが前記隔壁13又は分離板25の両側面に
それぞれ沿うようになっていることを特徴とする二層管
用ベント構造。 - 【請求項2】 大径外管1内に小径内管2を通した二層
管3のベント構造において、前記二層管3とベントキャ
ップ20との間に介設される接続筒10であって、 内外筒12、11の二重筒から成り、その外筒11の一
端に上記二層管3の大径外管1が嵌合接続され、内筒1
2の一端には二層管3の小径内管2が嵌合接続され、そ
の内筒12の他端は一側面が筒軸方向に徐々に押しつぶ
されながら拡径して外筒11内に溶接されており、 上記外筒11には上記ベントキャップ20が嵌合接続さ
れることを特徴とする二層管用ベント構造に使用する接
続筒。
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