JPH0123001Y2 - - Google Patents

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JPH0123001Y2
JPH0123001Y2 JP16127884U JP16127884U JPH0123001Y2 JP H0123001 Y2 JPH0123001 Y2 JP H0123001Y2 JP 16127884 U JP16127884 U JP 16127884U JP 16127884 U JP16127884 U JP 16127884U JP H0123001 Y2 JPH0123001 Y2 JP H0123001Y2
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valve
ball
seat
ring
valve chamber
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Description

【考案の詳細な説明】 従来技術とその課題、本考案の目的 本考案は、従来一般的に用いられているボール
バルブ、即ち、任意の管路に接続する通孔1,1
を備えた弁胴2の弁室3内に、リング状のシート
4,4を介して、貫通孔5を有するボール6を気
密かつ回転自在に収納し、該ボール6をハンドル
7を連設した回転軸8で設定角度(90゜)回転し
て、弁の開閉を行うようにした、既存構成のボー
ルバルブの改良に係るものである。
即ち、ボールバルブを水等の液体またはスチー
ル等の気体の流体管路中に設置使用したとき、当
然の事乍ら、弁の全閉時に弁室3内に少量の液体
が残留し、またスチーム等の気体の場合にはそれ
ら気体とそれが凝結して液体となつたものが残留
する。
そして、これら弁室3内の残留流体(特に水)
が、寒冷時や低温使用による凍結膨脹を生じ、或
は、高温流体の送給によるバルブの急激加熱によ
つて爆発的な熱拡散、体積膨脹を生じて、それに
よる弁室内の異状昇圧によつて、弁胴、弁室、シ
ート等を変形、破壊し、バルブ全体の機能を損傷
するに至ることがまゝあつて、その有効な解決が
課題とされてきたものである。
上記課題解決の一手段として、従来、例えば第
8図示の如く、ボール6の一例面(閉止したとき
入力側となる方)に小孔(バイパス)9を穿孔し
ておくことが行われており、これによれば、バル
ブ全閉時に上記事態が発生しても、当然に弁室3
の残留流体と一方通孔側の流体との内圧が均衡す
るので、上記の如き事故は発生しない。
ところが、この構成を採用すると、バルブの一
方側(小孔9を設けた側)が特定されて、謂わば
バルブの設置につき方向性が有ることになるの
で、ハンドル7の位置や開閉動方向などの関係
で、管路中におけるボールバルブの設置作業上、
極めて都合の悪い場合が生じる欠点があつた。
本考案は上記従来技術の欠点を解決すべくなさ
れたものであり、後記の如く、特に、シート4′
の構成と、該シート4′を設置する弁室3のシー
ト嵌合部10の構成を下記のようにすることによ
つて、弁室内の異状昇圧による事故を防止し、併
せて、管路中の設置等に左右の方向性なく自在に
設置し得るようにしたものである。
本案ボールバルブの構成 次に、本考案の構成を実施例につき説明する
と、任意の管路に接続する通孔1,1を備えた弁
胴2の弁室3内に、リング状のシート4,4を介
して、貫通孔5を有するボール6を気密かつ回転
自在に収納し、該ボール6をハンドル7を連設し
た回転軸8で設定角度回転して、弁の開閉を行う
ようにした、既存構成のボールバルブにおいて、 シート4′,4′は、外周面に少なくとも1本の
小条溝11を形成すると共に、外周面の後側角部
にテーパ部12を形成したものとし、また、弁室
3内の左右のシート嵌合部10,10は、その内
側面13に少なくとも1本の小条溝14を形成し
たものとして、 上記シート4′,4′のテーパ部12と、シート
嵌合部10,10の内周面13′及び内側面13
が形成するリング状の空間15内にOリング16
を介在設置するようにしたものである。
従来構成のシート4は、第9図の如く、例えば
硬質プラスチツク製のリング状体の中心孔17の
周囲の内側面に、ボール6の周面に適合するシー
ル部18′を有する弧状凹部18を形成したもの
であり、このシート4を、弁室3内左右の、該シ
ート4の形状に合わせて形成したシート嵌合部1
0,10内に密に嵌合し、シート4,4間にボー
ル6を抱持するものであるが、 本案におけるシート4′は、第3図の如く、従
来構成のシート4において、その外周面に例えば
5本の小条溝11を等間隔に切設し、また、外周
面の後側角部を三角状に切除したようにして、テ
ーパ部12を形成したものである。
そして、弁室3左右のシート嵌合部10,10
の内側面(中央に通孔1が開口した面)に、例え
ば、4本の小条溝14を等間隔に切設して、シー
ト4′,4′をシート嵌合部10,10に嵌合した
ときに、テーパ部12と内周面13′と内側面1
3が形成するリング状の空間15内にOリング1
6を設置するものである。
作用、効果 (i) ボールバルブを全閉すると、第2図の如く、
弁室3内に流体が残留し、この残留流体が高温
(爆発的体積膨脹)及び低温(凍結による体積
膨脹)で異状昇圧した場合に、従来のボールバ
ルブにおいては、前記の如き種々の弊害を起
す。
(ii) 本案ボールバルブは、通常時は、ボール6と
シート4′のシール部18′によるシール面a、
Oリング16とシート4′のテーパ部12、シ
ート嵌合部10の内周面13′及び内側面13
による各シール面b,c,dの4ケ所でシール
している。(第5図) (iii) この状態で長期使用し、シール面a(シート
のシール部18′)が摩耗しても、Oリング1
6の同封作用によりボール6のチヤツキ作用と
相俟つてシート4′の背面を流体の圧力でボー
ル6側に押しつけ、シール面aにシール面圧を
与えることが出来る。(第7図) (iv) 而して、弁室3内の残留流体が異状昇圧した
場合には、P方向から圧力がシート4′の小条
溝11を通り、Oリング16に作用する。
Oリング16はこの圧力により内径側にウエツ
ジされて行き、そして、シート嵌合部10の小条
溝14と連通し、該小条溝14内を通つて通孔1
内に排出される。(第6図) 上記排出によつて弁室3内が降圧すると、Oリ
ング16は直ちに原状復元し、上記(ii)同様にシー
ル面a,b,c,dによりシールされる。
効 果 以上の如く、本案ボールバルブによれば、弁室
の残留流体が異状昇圧した場合には、その圧力で
直ちにOリングが変形作用して、小条溝11−空
間15−小条溝14の通路が形成されて、昇圧圧
力を通孔1側に排出する降圧作用を自動的に行う
ので、異状昇圧による各種弊害を完全に解消し得
る効果がある。
また、ボールバルブの左右の通孔に通じる弁室
の左右両方に上記構成を備えたので、ボールバル
ブの管路中設置につき、方向性なく、左右自在に
設置可能となり、作業性を向上し得る利点もあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案ボールバルブの実施例の縦断面
図、第2図はそのA−A′断面矢視図(バルブ全
閉状態)、第3図は本案シートの切断正面図及び
左右側面図、第4図は弁室の一部断面図及びその
B−B′矢視図、第5図、第6図及び第7図は本
考案の作用説明図、第8図は従来のボールバルブ
の横断面図(バルブ全閉状態)、第9図は従来の
シートの一部切断正面図及び左右側面図である。 付号、1……通孔、2……弁胴、3……弁室、
4,4′……シート、5……貫通孔、6……ボー
ル、7……ハンドル、8……回転軸、9……小
孔、10……シート嵌合部、11……小条溝、1
2……テーパ部、13……内側面、13′……内
周面、14……小条溝、15……空間、16……
Oリング、17……中心孔、18……弧状凹部、
18′……シール部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 管路に接続する通孔を備えた弁胴の弁室内に、
    シートを介して、貫通孔を有するボールを気密か
    つ回転自在に収納し、該ボールをハンドルを連設
    した回転軸で該定角度回転して、弁の開閉を行う
    ようにした、既存構成のボールバルブにおいて、 シートは、外周面に少なくとも1本の小条溝を
    形成すると共に、外周面の後側角部にテーパ部を
    形成したものとし、また、弁室内の左右のシート
    嵌合部は、その内側面に少なくとも1本の小条溝
    を形成したものとして、 上記シートのテーパ部とシート嵌合部の内周面
    及び内側面が形成する空間内にOリングを介在設
    置するようにしたことを特徴とする、ボールバル
    ブ。
JP16127884U 1984-10-25 1984-10-25 Expired JPH0123001Y2 (ja)

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JP16127884U JPH0123001Y2 (ja) 1984-10-25 1984-10-25

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JP16127884U JPH0123001Y2 (ja) 1984-10-25 1984-10-25

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Publication Number Publication Date
JPS6175562U JPS6175562U (ja) 1986-05-21
JPH0123001Y2 true JPH0123001Y2 (ja) 1989-07-13

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JP16127884U Expired JPH0123001Y2 (ja) 1984-10-25 1984-10-25

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005114116A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Yamatake Corp 二方ボール弁
JP2012031928A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Nichiden Kogyo Kk ボールバルブ

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Publication number Publication date
JPS6175562U (ja) 1986-05-21

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