JPH05613Y2 - - Google Patents

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JPH05613Y2
JPH05613Y2 JP1272687U JP1272687U JPH05613Y2 JP H05613 Y2 JPH05613 Y2 JP H05613Y2 JP 1272687 U JP1272687 U JP 1272687U JP 1272687 U JP1272687 U JP 1272687U JP H05613 Y2 JPH05613 Y2 JP H05613Y2
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water
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は水及び湯の混合割合を水側及び湯側の
2個のハンドルによつて調節するようにしたツー
ハンドル式湯水混合水栓に関するものである。
[従来の技術] この種のツーハンドル式湯水混合水栓の一般的
な構成を第5図、第6図及び第7図を参照して説
明する。なお第5図は正面図、第6図は平面図、
第7図は側面図であり、それぞれ一部を断面にて
表示してある。
符号10は水栓本体であつて、その内部が隔壁
12,14,16によつて区画され、水流路とな
る水室18、湯流路となる湯室20、混合水流路
となる混合室22が形成されている。符号24は
混合室22の最下流側に連通する吐水管であつ
て、その先端には吐水口キヤツプ26が設けられ
ている。
前記水室18は水用脚管28から水が導入され
るものであり、湯室20には湯用脚管30から湯
が導入される。
水室18と混合室22を区画する隔壁12及び
湯室20を混合室22とを区画する隔壁14には
それぞれ弁設置用開口32,34が穿設されてお
り、水用流量調節弁36と湯用流量調節弁38が
装着されている。この流量調節弁36,38にお
いては、それぞれ重ね合わされて摺動されるデイ
スク40,42が弁ケーシング44内に設けられ
ており、デイスク42は弁ケーシング44に固定
され、デイスク40はシヤフト46によつて回転
される。これらデイスク40,42は非中心位置
に、デイスク厚み方向に貫通する開口又は切り欠
きが設けられており、これらの開口もしくは切り
欠きが一致すると水室18もしくは湯室20が混
合室22と連通して水もしくは湯が流通可能とさ
れる。
各流量調節弁36,38のシヤフト46は水栓
本体10外に突出しており、水ハンドル48、湯
ハンドル50が固着されている。
第6図に示す如く、水用脚管28と湯用脚管3
0とにはそれぞれ止水栓52,54が設けられる
と共に、水及び湯の逆流を防止するための逆止弁
56,58が設けられている。
このように構成されたツーハンドル式湯水混合
水栓においては、水ハンドル48及び湯ハンドル
50を操作することにより水及び湯の流量を独自
に調節することができ、所望温度の温水を所望量
吐出させることができる。
なお、従来のツーハンドル式湯水混合水栓にお
いては、流量調節弁36,38の弁ケーシング外
周にOリングが装着され、このOリングが弁設置
用開口32,34の内周面に密着することにより
水室18と混合室22及び湯室20と混合室22
との封隔を行つている。
[考案が解決しようとする問題点] 上記従来の如く逆止弁56,58を配置する湯
水混合水栓にあつては、湯だけを吐出させている
ときに隔壁12や16或いは水栓本体10の外殻
を介して水室18内の水が温められ膨張する。こ
のとき、水室18は流量調節弁36及び逆止弁5
6により密閉された状態にある。このため水室1
8内の水が膨張して該水室内の水圧が相当に上昇
し、デイスク40が必要以上にデイスク42に圧
接され、両者の滑りが悪くなり水ハンドル48の
操作が重くなるという欠点があつた。また、この
膨張圧が繰り返し水栓本体10に負荷されること
により、早期に疲労破壊する恐れもあつた。因み
に前記水室18内の圧力はときとして100Kg/cm2
程度にも達することがある。
[問題点を解決するための手段] 本考案のツーハンドル式湯水混合水栓は、流量
調節弁を弁設置開口に装着し、この流量調節弁の
外周と弁設置用開口との間にシールリングを介在
させたものにおいて、このシールリングの外周面
に、所定圧以上の水圧がかけられたときに下流側
へ変形して該シールリングの上流側と下流側とを
連通可能とする可撓片部を周設したものである。
[作用] かかる本考案のツーハンドル式湯水混合水栓に
おいては、湯だけを連続的に吐水させることによ
り水室内に密封されていた水が膨張した場合、そ
の膨張圧はシールリングの可撓片部を押して混合
室側に流出する。その結果、水室内の圧力の過大
な上昇が防止される。
なお、通常の状態にあつてはこの可撓片部は弁
設置用開口の内周に密着しており、水室と混合室
とは完全に遮断された状態となつている。
[実施例] 以下図面に示す実施例を参照しながら本考案に
ついて更に詳細に説明する。
本考案のツーハンドル式湯水混合水栓の全体的
な構成は前記第5図ないし第7図と同様であるの
で、その説明については省略する。しかして、本
考案のツーハンドル式湯水混合水栓では、水用流
量調節弁と弁設置用開口とのシール構成に特徴が
あるので、この部分の構成について第1図及び第
2図を参照して詳細に説明する。
第1図は第5図のA部分の拡大断面図である。
第1図において水栓本体10の隔壁12には弁設
置用開口32が開設されており、水用流量調節弁
36が設置されている。この流量調節弁36は筒
状の弁ケーシング44内に筒軸と直交する方向に
板面を配して設けられた一対のアルミナ等のセラ
ミツク製デイスク42,44を備え、デイスク4
2は弁ケーシング44に固定され、デイスク44
はシヤフト46によつてデイスク42と摺動回転
可能とされている。
しかして、弁ケーシング44の外周にはシール
リングを装着するための溝60が周設されてお
り、この溝60にシールリング62が装着されて
いる。このシールリング62はその外周に可撓片
部64が一体的に設けられており、この可撓片部
64は本実施例では混合室22側に傾いたフイン
状のものとされている。
かかる構成において、通常の水圧状態にあつて
は可撓片部64は弁設置用開口32の内周面に密
着しており、デイスク42,44が止水状態とな
つている場合には、水室18と混合室22とは完
全に封隔された状態となる。しかして、この状態
にあつて湯のみを連続して流し、その湯の熱が隔
壁12又は16或いは水栓本体10の外殻を通し
て水室18内に伝えられ、該水室18内の圧力が
所定圧以上に上昇すると、この水圧が可撓片部6
4を押して該可撓片部64を弁設置用開口32の
内周面から離反させる(第2図参照)。これによ
り水室18内の膨張水が混合室22内にリーク
し、水室18内における過大な圧力上昇を防止す
ることができる。
なお、本実施例ではこの可撓片部64が混合室
22側に傾いたフイン状とされているので、この
可撓片部64の変形が円滑に行われ、水室18内
の過大圧力の開放を確実に行うことができるとい
う効果が奏される。
第3図及び第4図は本考案の異なる実施例に係
るツーハンドル式湯水混合水栓の要部を示す断面
図であり、それぞれ第1図及び第2図に対応した
箇所の断面を示している。この実施例においては
流量調節弁36に設けられる溝60が第1,2図
の実施例よりも混合室22側に配置されており、
この溝60に設置されたシールリング62の可撓
片部64は弁設置用開口32の混合室22側の端
面に密着した構成とされている。この実施例にお
いても、水室18内の圧力が過大となると、その
圧力によつて可撓片部64が混合室22側に撓ん
で隔壁12の端面から離反し、水室18内の膨張
水が混合室22側にリークする(第4図)。
なお、本考案いおいては、可撓片部がその上流
側と下流側とを連通させるように変形する臨界圧
力が20ないし30Kg/cm2程度となるように選定する
のが好適である。因みに通常の水道水圧は約5〜
6Kg/cm2程度であるので、このような臨界圧とす
ることにより、通常の状態にあつては水室18と
混合室22が確実に遮断され、該水室18内にお
ける膨張水圧のみをリークさせることができる。
このような可撓片部の変形弾性の選定は、シール
リングの材質や可撓片部の肉厚、形状等を変更す
ることにより選定可能である。
[考案の効果] 以上の通り本考案のツーハンドル式湯水混合水
栓においては、湯のみを連続的に吐出させること
により水室内の圧力が上昇した場合、この水室内
の圧力が所定圧以上になるとシールリングの可撓
片部が変形することによりこの水室圧の圧力を混
合室側にリークさせることができる。これにより
水室内の過大な圧力上昇が防止される。そのた
め、常時軽快なハンドル操作が可能とされる。更
に、荷重が繰り返し負荷されることによる金属疲
労により水栓本体が破壊することも確実に防止さ
れる。従つて、本考案によればハンドル操作が軽
快でありしかも耐久性に優れたツーハンドル式湯
水混合水栓が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るツーハンドル式
湯水混合水栓の要部を示す断面図、第2図は同作
動説明図、第3図は異なる実施例の要部を説明す
る断面図、第4図は同作動説明図、第5図、第6
図及び第7図はそれぞれツーハンドル式湯水混合
水栓の一般的な構成を示す断面図である。 10……水栓本体、12,14,16……隔
壁、18……水室、20……湯室、22……混合
室、32,34……弁設置用開口、36,38…
…流量調節弁、48……水ハンドル、50……湯
ハンドル、60……溝、62……シールリング、
64……可撓片部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 水栓本体内に隔壁によつて画成された水流路、
    湯流路及びこれら流路が合流された混合水流路を
    備え、水流路と混合水流路との接続部及び湯流路
    と混合水流路との接続部にそれぞれ水及び湯の流
    量調節弁が設けられ、これらの流量調節弁には水
    栓本体外のハンドルが連結されているツーハンド
    ル式湯水混合水栓において、 前記水側の流量調節弁は隔壁に開設された弁設
    置用開口にシールリングを介して装着されてお
    り、このシールリングの外周面には、所定圧以上
    の水圧によつて下流側へ撓むことにより該シール
    リングの上流側と下流側とを連通可能な可撓片部
    が周設されていることを特徴とするツーハンドル
    式湯水混合水栓。
JP1272687U 1987-01-30 1987-01-30 Expired - Lifetime JPH05613Y2 (ja)

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JP1272687U JPH05613Y2 (ja) 1987-01-30 1987-01-30

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JP1272687U JPH05613Y2 (ja) 1987-01-30 1987-01-30

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JPS63121870U JPS63121870U (ja) 1988-08-08
JPH05613Y2 true JPH05613Y2 (ja) 1993-01-08

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JP2522024Y2 (ja) * 1991-02-27 1997-01-08 株式会社三栄水栓製作所 浴室用の湯水混合栓

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JPS63121870U (ja) 1988-08-08

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