JP3016008B2 - 2面シート形3方ボールバルブ - Google Patents
2面シート形3方ボールバルブInfo
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Description
の冷、温水配管などに用いられる立形の2面シート形3
方ボールバルブに関する。
管接続端を有していて、その1つを流入口とし2つを流
出口として流出口からの流体を流出口のいずれかへ流す
ように切替えたり、その1つを流出口とし2つを流入口
として流入口のいずれかからの流体を流出口へ流すよう
に切替えたりするボールバルブである。
ルブの一例を示す縦断面図であって、3つの配管接続端
21、22及び23を有しており、配管接続端23を流
入口とし配管接続端21及び22を流出口として、流入
口23からの流体を流出口21又は22のいずれかへ流
すようにボール24をステム25によって回転し、ボー
ル24のポート24aを図のように配管接続端21の方
へ向けたり配管接続端22の方へ向けたりする。
続端21及び22を流入口として、流入口21又は22
のいずれかからの流体を流出口23へ流すようにボール
24をステム25によって回転し、ボール24のポート
24aを図のように配管接続端21の方へ向けたり配管
接続端22の方へ向けたりする。
ートであって、ボール24はこれらのボールシート26
及び27によって支承されている。なお、図4に示した
3方ボールバルブは、配管接続端23がステム25の下
方に設けられている立形であって、3個の配管接続端2
1、22及び23の中心線を含む平面がステム25の中
心線も含んでいる。
作用を比較して説明するために示した2方ボールバルブ
の縦断面図であり、ボール32はボールシート33及び
34に支承された開弁状態になっている。また、図6
は、このボールバルブ31が閉弁された状態を示した縦
断面図である。
5から左方の配管接続端34へ流れているとすると、図
6に示した閉弁状態では、配管接続端35における圧力
が配管接続端36における圧力よりも高く、この圧力の
差がボール32を左方へ押すように作用し、左方のボー
ルシート33がボール32に押されて僅か変形しながら
ボール32とボデー37に強く圧着し、これらの間を完
全にシールしている。
僅かな圧縮変形に従って左方へ僅か移動する。このた
め、右方のボールシート34は、ボール32とシートリ
テーナ38への圧着状態が解け、配管接続端35とボデ
ーキャビティー39とが連通するようになることが多
い。しかし、この2方ボールバルブ31では、前述のよ
うにボールシート33によって完全にシールしているの
で閉弁状態が保たれている。
は、ステム40の下端部に平行2平面部を有する凸部形
40aを形成し、これをボール32の上部に設けた凹形
溝32aに嵌入し、図6に示したような閉弁状態におい
ては、ボール32がステム40に邪魔されずに流体圧に
よって上流側から下流側に移動することができるように
なっている。
ブも図5及び図6に示した2方ボールバルブ31と同様
にボール24が2個のボールシート26及び27に支承
されているので、例えば、図4において配管接続端22
における圧力が配管接続端21及び23における圧力よ
りも高い場合には、この圧力の差がボール24を左方へ
押しステム25との結合部に幾分の遊びがあるので移動
し、左方のボールシート26がボール24に押されて僅
か圧縮変形する。
ルシート27のボール24及びシートリテーナ28への
圧着状態が解け、配管接続端22とボデーキャビティー
29とが連通するようになる。このボデーキャビティー
29は、配管接続端21とはボールシート26によって
隔絶されているが、配管接続端23との間にはボールシ
ートが設けていないので直接通じている。従って、配管
接続端22からキャビティー29に漏れ出た流体が配管
接続端23に流入することになる。
が流入口又は流出口であっても、上記の作用は同じであ
り、配管接続端23が流入口であり配管接続端21が流
出口である場合には、上述した配管接続端22からキャ
ビティー29を通って配管接続端23に漏れ出た流体が
配管接続端21へと流れていく。
ールバルブのボール24を僅か回転させた状態を示した
横断面図である。この状態では、ボール24のポート2
4aがボールシート26に対して回転して移動するため
に、ボールシート26のボール24を支承する面積が図
からわかるように狭くなっている。
が配管接続端21及び23における圧力よりも高い場合
には、この圧力の差によってボール24が左方へ押さ
れ、ボールシート26が狭い面積でこのボール24を支
承するために、その部分だけの局部的な永久変形を起こ
しシール性が悪くなる。
ールバルブでは、流体の圧力差によって内部漏れが生じ
易いことやボールシートに局部的な永久変形を起こして
シール性が悪くなることの問題点を有しており、これら
の問題点を解消又は軽減するためにボールシートを4個
組込んだ4面シート形3方ボールバルブが作られている
が、これは構造が複雑で大形になり、また、甚だ高価で
あるために特別の場合を除いて余り使用されないのが実
情である。
シート形3方ボールバルブが有する上述の主として2つ
の問題点、即ち、流体の圧力差によって内部漏れが生じ
易いこと及びボールシートに局部的な永久変形を起こし
てシール性が悪くなることの問題点を解決した2面シー
ト形3方ボールバルブを提供するためのものである。
め、本発明は、ステムの軸線に交叉する方向に2つの配
管接続端を有し、ステムの軸線方向に1つの配管接続端
を有するボデー内にボールを回転自在に収納した立形の
3方ボールバルブにおいて、前記ボールとこのボールを
回転させるステムとを嵌合接続し、かつボール内よりス
テムの回転軸線上に螺入したボルトでボールとステムを
螺着固定した2面シート形3方ボールバルブである。
は、上記のように構成したので、立形3方ボールバルブ
の下方の配管接続端を除くいずれかの配管接続端におけ
る圧力が他の配管接続端における圧力よりも高く、この
圧力の差によってボールが一方に押されても、ボールが
嵌合とボルト締めとによって、又は、上方をステムとの
嵌合により下方をボデーに固定されこのボールの下方の
ポートに嵌入された筒形部材などにより、その回転軸線
上に固定されているので、ボールが移動することがな
い。
において、ボールとボデー又はシートリテーナとの間に
装着されているボールシートの圧着状態が変わらず、ボ
デーキャビティーへの漏れが起きない。
ボールを支承する面積が狭くなっても、ボールが移動し
ないのでボールシートに局部的な永久変形を起こすほど
圧縮されることがなく、シール性を低下させることがな
い。
ルブでは、フローティングボールタイプとは異なり、流
体圧によってボールを下流側のボールシートに圧着させ
る作用は行われないが、ボールシートの背面にOリング
を装着したので、これによってボールの上流側のボール
シート部での裏漏れを完全に防止し、このボールシート
をボールに圧着させる弾発力を増加させて、上流側で確
実にシールすることができる。
ステムに結合する場合には、これによってステムの飛び
出しを完全に防止しており、従来の3方ボールバルブに
おけるようなステム飛び出し防止用の部品は必要でな
い。
面シート形3方ボールバルブの一実施例を示す縦断面図
であって、1はボールバルブ、2はボール、3はステ
ム、4はボルト、5及び6はボールシート、7はOリン
グ、8はボデー、9はシートリテーナである。ステム3
の下端部に平行2平面部を有する凸形部3aを形成し、
これをボール2の上部に設けた凹形溝2aに比較的固く
嵌入させ、更に、図に示したようにボルト4を用いてボ
ール2をステム3にボルト締めして、ボール2をステム
3に結合させ、ボール2をその回転軸線上に固定させて
ある。
いて結合させたボール2とステム3を図1の断面に直角
なステム3の中心線を含む断面で示した部分断面図であ
る。
バルブの他の実施例を示す縦断面図であって、11はこ
のボールバルブ、12はボール、13はステム、14は
筒形部材、5及び6はボールシート、7はOリング、1
5はボデー、9はシートリテーナである。ステム13の
下端部に平行2平面部を有する凸形部13aを形成し、
これをボール12の上部に設けた凹形溝12aに比較的
固く嵌入させ、更に、図に示したようにボデー15にね
じ込んで固定した筒形部材14をボール12の下方のポ
ート12bに嵌入させて、ボール12をその回転軸線上
に固定させてある。
に示したボールバルブ11も共に、ボールシート5及び
6の背面にOリング7が装着してある。
について、その作用を説明する。図1の実施例におい
て、例えば、配管接続端8aにおける圧力が他の配管接
続端8b及び8cにおける圧力よりも高い時に、ボール
2はこの圧力の差によって図の左方に押されるが、ボー
ル2はステム3に嵌合とボルト締めによって結合され
て、その回転軸線上に固定されているので移動しない。
端15aにおける圧力が他の配管接続端15b及び15
cにおける圧力よりも高い時に、ボール12はこの圧力
の差によって図の左方に押されるけれども、ボール12
はステム13と筒形部材14とによって、その回転軸線
上に固定されているので移動しない。
おいてボール2とシートリテーナ9との間及びボール1
2とシートリテーナ9との間に装着されているボールシ
ート5の圧着状態が変わらず、配管接続端8a又は15
aからボデーキャビティー8d又は15dへの漏れは起
きない。
来の3方ボールバルブに関して図7において示したよう
に、ボールシート6のボール2又は12を支承する面積
が狭くなっても、ボール2及び12が移動しないので、
ボールシート6は局部的な永久変形を起こすほど圧縮さ
れることがなく、シール性を低下させることがない。
3方ボールバルブ1及び11では、フローティングボー
ルタイプとは異なり、流体圧によってボール2及び12
を下流側のボールシート6に圧着させる作用は行われな
いが、ボールシート5及び6の背面にOリング7を装着
したので、これによって上流側のボールシート5及び6
での裏漏れを完全に防止し、このボールシート5及び6
をボール2又は12に圧着させる弾発力を増加させて、
上流側のボールシート5においてボデーキャビティー8
d又は15dへの漏れを確実にシールすることができ
る。
がボール2に嵌合されていてステム3が内部の流体の圧
力によって飛び出すことを完全に防止されているので、
図3の実施例においてステム13の飛び出しを防止する
ために設けられたステム押さえ16のような部品は必要
でない。
ト形3方ボールバルブは、2面シート形であっても流体
の圧力差によって内部漏れを生ずることがなく、ボール
シートに局部的な永久変形を起こしてシール性が悪くな
ることもない。更に、ステムの飛び出し防止のための部
品が必要でなくなり、経済的効果も有している。
施例を示す縦断面図である。
角なステムの中心線を含む断面で示した部分断面図であ
る。
実施例を示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
図である。
す縦断面図である。
ルブのボールを僅か回転させた状態を示す横断面図であ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 ステムの軸線に交叉する方向に2つの配
管接続端を有し、ステムの軸線方向に1つの配管接続端
を有するボデー内にボールを回転自在に収納した立形の
3方ボールバルブにおいて、前記ボールとこのボールを
回転させるステムとを嵌合接続し、かつボール内よりス
テムの回転軸線上に螺入したボルトでボールとステムを
螺着固定したことを特徴とする2面シート形3方ボール
バルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8080587A JP3016008B2 (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 2面シート形3方ボールバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8080587A JP3016008B2 (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 2面シート形3方ボールバルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09242902A JPH09242902A (ja) | 1997-09-16 |
JP3016008B2 true JP3016008B2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=13722484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8080587A Expired - Lifetime JP3016008B2 (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 2面シート形3方ボールバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3016008B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101634084B1 (ko) * | 2014-06-13 | 2016-06-29 | 우리산업 주식회사 | 차압저감구조를 구비한 밸브 조립체 |
CN115507206B (zh) * | 2022-09-26 | 2024-01-30 | 浙江中控流体技术有限公司 | 一种可互换的多通球阀 |
-
1996
- 1996-03-08 JP JP8080587A patent/JP3016008B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09242902A (ja) | 1997-09-16 |
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