JPH043164Y2 - - Google Patents

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JPH043164Y2
JPH043164Y2 JP18421285U JP18421285U JPH043164Y2 JP H043164 Y2 JPH043164 Y2 JP H043164Y2 JP 18421285 U JP18421285 U JP 18421285U JP 18421285 U JP18421285 U JP 18421285U JP H043164 Y2 JPH043164 Y2 JP H043164Y2
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water
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chamber
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、水室と湯室とが近接して配置される
湯水混合水栓の逆止弁に関するものである。
〔従来の技術〕
水室と湯室とが近接して配置される湯水混合水
栓としては、例えば、第4図乃至第6図に示すも
のがある。この湯水混合水栓1は、水栓本体1a
内が隔壁2及び3により水室4、湯室5、湯水の
混合室6に区画されている。水室4及び湯室5と
混合室6との間には、それぞれ二枚のセラミツク
弁体7a,7bによる流量調節弁8が配置されて
いる(第4図では水室4と混合室6との間に配置
した状態が示されている)。9及び10は湯と水
の流量調節ハンドルである。前記水室4及び湯室
5は、脚部11,12を介してそれぞれ水の供給
管13及び湯の供給管14に接続されている。脚
部11,12内には、止水栓15と逆止弁16と
が配置されている。脚部11,12及び湯水の供
給管13,14は、いわゆる湯水の供給通路であ
る。
逆止弁16は、何等かの原因で水室4又は湯室
5内の圧力が高くなつた場合に、湯又は水がその
供給側へ逆流することがあるのでこれを防止する
ためのものであり、第7図及び第8図に示すよう
に構成されている。すなわち、ケース本体20内
に、常時は弁座21へ着座するべく逆止弁用スプ
リング22によつて付勢された弁体23が配置さ
れている。ケース本体20の側面に形成された流
入口24から流入した湯又は水は、逆止弁用スプ
リング22の付勢力に抗して弁体23を第7図の
上方向(第8図では左方向)へ移動させる。この
弁体23の移動により、弁座21との間に流入口
が形成され、湯又は水はこの流出口を通つて水室
4又は湯室5へそれぞれ供給される。湯水の温度
調節は、前記流量調節ハンドル9,10を操作
し、混合室6へ流入する湯と水の量を調節するこ
とにより行われる。
なお、第4図及び第6図において、17は混合
室4に連通する吐出管、18はシャワーとバスへ
の切換ハンドル、19はシヤワーへの供給管であ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、前記従来の湯水混合水栓1にあつて
は、湯だけの供給状態のときに、隔壁2及び3や
水栓本体1aの外殻を介して水室2内の水が暖め
られ、膨張する。このとき、水室2は流量調節弁
8及び逆止弁16により密閉された状態にある。
このため、前記水室2内の水の膨張により、当該
水室2内の圧力が異常に上昇し、セラミツク弁体
7a,7bが必要以上に圧接されて、両者間の滑
りが悪くなり、流量調節ハンドル9の操作が重く
なるという欠点があつた。また繰り返し使用によ
る冷熱サイクルの反復履歴により水栓本体1aが
早期に疲労し、該水栓本体1aが破壊されたりす
る等の欠点を有していた。前記水室2内の圧力
は、ときとして100Kgf/cm2になることもあつた。
〔考案の目的〕
本考案は従来の前記欠点に鑑みてこれを改良除
去したものであつて、水室内の圧力が必要以上に
上昇した場合に、逆止弁から供給管側へその圧力
上昇分に相当する水量をリリーフさせるようにし
た湯水混合水栓用の逆止弁を提供せんとするもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
前記問題点を解決するための本考案の手段は、
水室と湯室とが近接して設けられた湯水混合水栓
の湯水供給通路の双方又は少なくとも水供給通路
に配置される逆止弁であつて、一端側が閉塞され
且つ側面に湯水の流入口が形成された筒状のケー
ス本体と、このケース本体内に配置され、常時は
当該ケース本体の流出口を形成する弁座へ着座す
るように逆止弁用スプリングで付勢された弁体と
で逆止弁を構成し、前記弁体に軸方向の貫通孔を
穿設すると共に、当該弁体のケース本体内側端部
に孔開きキヤツプを取り付け、キヤツプ内にリリ
ーフ弁用スプリングを介して前記貫通孔を閉塞す
るリリーフ弁を配置し、前記リリーフ弁用スプリ
ングの付勢力を逆止弁用スプリングの付勢力より
も大きくしている。
〔作用〕
例えば、今、湯水混合水栓1を湯だけの供給状
態として連続的に使用し、水室4(第4図及び第
5図参照)内の圧力が上昇したとする。この水室
4の圧力は、弁体38の貫通孔44からリリーフ
弁48へ作用している。このためリリーフ弁48
は、前記圧力がリリーフ弁用スプリング47の付
勢力よりも大きくなつたとき、第1図の下方向へ
移動し、第2図の状態となる。すなわち、水室4
側と水の供給管13(第5図参照)側とを連通状
態にする。その結果、水室4内の膨張水は弁体3
8の貫通孔44からリリーフ孔45を経てケース
本体35内の逆止弁装着室39へ流れ、ケース本
体35の側面に形成した流入口36から供給管1
3側へと流れる。このように、本考案にあつては
水室4内の膨張水を逆止弁30に設置したリリー
フ弁48により、水の供給管13側へ逃がすこと
ができ、水室4内の圧力が異常に高くなるのを防
止することが可能である。
以下に本考案の構成を図面に示す実施例に基づ
いて説明すると次の通りである。なお、逆止弁の
部分を除いた湯水混合水栓1の構成は第4図乃至
第6図に示す場合と同じである。
〔実施例〕
第1図は通常時の逆止弁30を示す脚部11の
部分縦断面図、第2図はリリーフ弁48が開動作
となつた場合の逆止弁30を示す脚部11の部分
縦断面図、第3図は逆止弁30の側面図である。
同図に示す如く、逆止弁30は脚部11の水供給
管側通路31と、水室側通路32との区画壁33
に設置されており、栓体34により一端側が閉塞
された筒状のケース本体35を有し、その側面に
は水の流入口36が形成されている。37は流入
口36を被覆する網部材であり、供給水中に含ま
れる不純物を除去するためのものである。ケース
本体35内は空洞になつており、弁体38の装着
室39となつている。弁体38は弁軸40の先端
部に概略三角錐状の弁部41が取り付けられてい
る。該弁部41は、ケース本体35の開口端側に
形成されたテーパー状の弁座42へ着座すること
が可能であり、弁座42と弁座41とで水の流出
口を形成する。弁体38は弁部41がテーパー状
の弁座42へ着座するように逆止弁用スプリング
43によつて、第1図の下方向へ付勢されてい
る。
また弁体38の弁軸40には貫通孔44が穿設
されており、弁体装着室39側の端部40aには
リリーフ孔45の形成されたキヤツプ46が取り
付けられている。キヤツプ46内には、リリーフ
弁用スプリング47により常時は貫通孔44を閉
塞するべく第1図の上方向へ付勢されたリリーフ
弁48が装着されている。リリーフ弁用スプリン
グ47は、その付勢力が前記逆止弁用スプリング
43の付勢力よりも大きくなるように設定されて
いる。尚、このリリーフ弁用スプリング47の付
勢力は、水室4(第4図及び第5図参照)の膨張
水をリリーフする作動圧となるものであり、該リ
リーフ弁用スプリング47の付勢力を変更するこ
とで、水室4の膨張水をリリーフする作動圧を容
易に変更することが可能である。参考までに、こ
の実施例におけるリリーフ弁用スプリング47の
付勢力は、リリーフ作動圧換算で30Kgf/cm2であ
り、逆止弁用スプリング43の付勢力は、給水圧
換算で0.05Kgf/cm2である。リリーフ弁用スプリ
ング47の付勢力は、17.5〜80Kgf/cm2の範囲に
わたつて設定するのが適切である。その理由は、
下限値17.5Kgf/cm2は水栓の耐水圧性能がJIS
B2061で17.5Kgf/cm2と規定されているからであ
る。また湯水弁開放で湯側より加圧したときの耐
圧性能80Kgf/cm2とした上限値は本体1a及び脚
部11の水室隔壁、外壁の肉厚を規格厚(2.5±
X、但し、Xは+側は規定せず、−側は0)とし
たとき、その壁の面積にもよるが100Kgf/cm2
で壁が膨れて変形するからである。
次に上述の如く構成された逆止弁30の動作態様
を説明する。
例えば、今、湯水混合水栓1を湯だけの供給状
態として連続的に使用したとすると、湯水混合水
栓1の水室4(第4図及び第5図参照)内の水が
湯に暖められて温度上昇し、水室4内の圧力が上
昇する。このとき、逆止弁30の弁体38は第1
図に示す状態にあり、ケース本体35の弁座42
へ着座している。前記水室4の圧力上昇は、脚部
11内の通路32を介して逆止弁30へ作用し、
弁体38の貫通孔44からリリーフ弁48へ作用
する。リリーフ弁48は、前記圧力がリリーフ弁
用スプリング47の付勢力よりも大きくなつたと
き、第1図の下方向へ移動し、第2図の状態とな
る。
従つて、リリーフ弁48が開となり、水室4内
の膨張水は脚部11内の通路32から弁体38の
貫通孔44を通り、キヤツプ46へ流入する。そ
して、リリーフ孔45からケース本体35内の逆
止弁装着室39へ流れ、更にケース本体35の側
面に形成した流入口36から水供給管13(第4
図及び第5図参照)側の通路31へと流れる。こ
の膨張水の水室4側からの流出により水室4内の
圧力は、次第に低下し、水室圧力がリリーフ弁用
スプリング47の付勢力よりも小さくなるとき、
リリーフ弁48はそのスプリング47により弁軸
40の端部40a側へ圧接され、貫通孔44を閉
塞する。
すなわち、水室4内の膨張水を逆止弁30に設
けたリリーフ弁48により、水の供給管13側へ
逃がすことにより、水室4内の圧力が異常に高く
なるのを防止することが可能である。このため、
水室4内が異常に高い圧力となり、セラミツク弁
体7a,7b(第4図参照)が必要以上に圧接さ
れてその操作が重たくなる等の欠点はない。また
冷熱サイクルの反復履歴により混合水栓本体1a
(第4図乃至第6図参照)が疲労し、早期に破壊
されるといつた欠点もない。
ところで、本考案は上述の実施例に限定される
ものではなく、湯水混合水栓1の種類、大きさ、
形状、それに逆止弁30の設置位置等は適宜の変
更が可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案にあつては、湯水混
合水栓の水室の水が暖められて膨張した場合に、
その膨張水を逆止弁内に設置したリリーフ弁から
水供給管側へ逃がすことができる。このため、水
室内の圧力が異常に高くなることは皆無であり、
従つて、流量調節弁等のセラミツク弁体等が必要
以上に圧接されてその操作が重たくなったり、冷
熱サイクルの反復履歴により水栓本体が早期に疲
労し、破壊に至る等の事故がない。またリリーフ
弁用スプリングの付勢力を変更することにより、
リリーフ弁の作動圧を任意に設定することが可能
である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案に係るものであり、
第1図は湯水混合水栓の脚部に逆止弁を配置した
状態を示す縦断面図、第2図はリリーフ時の状態
を示す同逆止弁の縦断面図、第3図は逆止弁の側
面図、第4図乃至第6図は一般的な湯水混合水栓
を示すものであり、第4図は一部断面正面図、第
5図は一部断面平面図、第6図は一部断面側面
図、第7及び第8図は従来の逆止弁を示すもので
あり、第7図は湯水混合水栓の脚部に逆止弁を配
置した状態を示す縦断面図、第8図は逆止弁の拡
大縦断面図である。 4……水室、5……湯室、1……湯水混合水
栓、30……逆止弁、36……流入口、35……
ケース本体、42……弁座、43……逆止弁用ス
プリング、38……弁体、44……貫通孔、45
……(リリーフ)孔、46……キヤツプ、47…
…リリーフ弁用スプリング、48……リリーフ
弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水室と湯室とが近接して設けられた湯水混合水
    栓の湯水供給通路の双方又は少なくとも水供給通
    路に配置される逆止弁であつて、一端側が閉塞さ
    れ且つ側面に湯水の流入口が形成された筒状のケ
    ース本体と、このケース本体内に配置され、常時
    は当該ケース本体の流出口を形成する弁座へ着座
    するように逆止弁用スプリングで付勢された弁体
    とを逆止弁を構成し、前記弁体に軸方向の貫通孔
    を穿設すると共に、当該弁体のケース本体内側端
    部に孔開きキヤツプを取り付け、キヤツプ内にリ
    リーフ弁用スプリングを介して前記貫通孔を閉塞
    するリリーフ弁を配置し、前記リリーフ弁用スプ
    リングの付勢力を逆止弁用スプリングの付勢力よ
    りも大きくしたことを特徴とする湯水混合水栓用
    逆止弁。
JP18421285U 1985-11-28 1985-11-28 Expired JPH043164Y2 (ja)

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JPS6291074U JPS6291074U (ja) 1987-06-10
JPH043164Y2 true JPH043164Y2 (ja) 1992-01-31

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