JP3048803U - 流量制御弁 - Google Patents

流量制御弁

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JP3048803U
JP3048803U JP1997010001U JP1000197U JP3048803U JP 3048803 U JP3048803 U JP 3048803U JP 1997010001 U JP1997010001 U JP 1997010001U JP 1000197 U JP1000197 U JP 1000197U JP 3048803 U JP3048803 U JP 3048803U
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均允 室井
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均允 室井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異常渇水時に、主として家庭や公共施設等
で、水道蛇口からの出水量を、自主的に、簡単・確実に
減らせる様にした流量制御弁を提供する。 【解決手段】 任意の外形を有するブロック状の弁本体
1に、流体の入口部2と出口部3を設けると共に、入口
部と出口部の間にシリンダ室4を介在させ、シリンダ室
内に組込んだピストン弁7のピストンロッド8を、弁本
体の外側に突出させて弁操作部9とする。弁本体には、
入口部からシリンダ室内を経由して出口部に至る複数の
流体流路11〜13を形成させ、ピストン弁の前後動に
伴って、複数の流体流路の何れかが選択的に遮断される
様に構成した。前記流量制御弁Aには、その下流側に配
置する流量制御補助具Bを付属させるとよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、例えば、水道蛇口の近傍に取付けて置き、天候異常等による渇水 時に自主的に操作して、蛇口からの出水量を簡単・確実に減らせる様にした流量 制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
年間降雨量が比較的多い日本でも、人口集中の著しい都市域では、天候異変に 伴う異常渇水時には、やむを得ない緊急手段として水道の給水時間制限がしばし ば行われて来た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
然し、この給水時間制限を行うと、特に医療分野等で人命に拘わる危険な事態 を招く可能性もある。 そこで、単に不便なだけではなくて、危険な事態の発生も招き兼ねない給水停 止時間を極力短くて済む様にする為には、各種の事業所は勿論、一般家庭でも極 力節水を心掛ける必要がある。 然しながら、この心掛けがあっても、蛇口を使用する都度、水栓のひねり加減 を心して調節出来る様な人は稀と思われる。 かと云って、水道の供給源の水圧を下げてしまうと、高台に住んでいる人等は 、必要な水圧が得られなくて困る場合も生ずる。
【0004】 そこで、本願考案の目的は、主として一般家庭や公共施設等で、その時々の水 の使用状況に応じて、蛇口からの出水量を、自主的に、簡単・確実に減らせる様 にした流量制御弁を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する為の、本願考案による流量制御弁は、 任意の外形を有するブロック状体を、弁本体1とし、 該弁本体1には、流体の入口部2と出口部3を設けると共に、該入口部2と出 口部3の間にシリンダ室4を介在させ、 該シリンダ室4内に組込んだピストン弁7のピストンロッド8を、前記弁本体 1の外側に突出させて弁操作部9とし、 且つ、前記弁本体1には、前記入口部2からシリンダ室4内を経由して出口部 3に至る複数の流体流路11〜13を形成させ、 前記ピストン弁7の前後動に伴って、前記複数の流体流路の何れかが選択的に 遮断される様に構成した。 そして、前記流量制御弁Aには、その下流側に配置する流量制御補助具Bを 付属させるとよい。 この流量制御補助具Bは、 水道の蛇口端に取着する整流乃至起泡用の制水口金20と、該制水口金20内 に出し入れ自在に配設されて、通水抵抗体となる邪魔板30とを組合わせた構成 にするとよい。 又、夫々通水抵抗が相異する複数種類の邪魔板30A,30B,… を用意し て置くとよい。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下に、本願考案の第1実施例を、図1〜図3を参照しながら説明する。 この実施例の流量制御弁Aは、図1〜図3に示した様に、外形が略六角短柱状 をしたブロック体を、弁本体1としている。 この弁本体1の上端には、流体、この場合は水道水の入口部2を、下端には出 口部3を設けている。
【0007】 入口部2は、円筒形の凹み状に形成されており、その内周壁には配管接続用の 雌ねじを切っている。 出口部3は、短筒状に形成されており、その外周面には配管接続用の雄ねじを 切っている。
【0008】 ブロック状の弁本体1の、入口部2と出口部3との間には、閉鎖空間としての シリンダ室4を横向きに形成させている。 シリンダ室4の後端(図では右端)側は、弁本体1の外周面に開口させており 、この開口部aには栓体5を螺着している。6は水密保持用のパッキンである。
【0009】 シリンダ室4内には、ピストン弁7が組込まれており、そのピストンロッド8 の後端部は、栓体5に設けた軸孔bを貫通させて、弁本体1の外側に突出させて いる。 ピストンロッド8の上記突出端には、弁操作部としてのノブ9を取着している 。
【0010】 そして、図1〜図3に示した様に、入口部2の平坦な底面cと、シリンダ室4 の上部内壁面との間には、シリンダ室4の前端寄りの2箇所に、比較的大きな連 通孔11を穿っている。 又、シリンダ室4の下部内壁面と、出口部3の頂面dとの間には、シリンダ室 4の前端寄り箇所に、比較的小さな連通孔12を穿っている。 更に、シリンダ室4の後端寄りの2箇所には、上記頂面dに達する比較的大き な連通孔13を穿っている。これ等の連通孔11〜13は、流体流路となるもの である。
【0011】 図3は、流量制御弁Aの取付箇所の一例を示している。 この場合は、流し台の水道蛇口50の出水口51に、流量制御弁Aの入口部2 を螺込連結させている。 そして、出口部3には、水道蛇口用の首振りノズル60の基端部を螺込連結さ せている。
【0012】 次に、流量制御弁Aの作用を、図1,2を参照しながら説明する。 先ず、節水不要の時期、又は、節水すべき異常渇水時でも特別の事情で一時的 に水勢を強くしたい時には、図1に示した様に、ノブ9を押して、ピストン弁7 を前進させ、流量制御弁Aを、通常の使用状態にセットする。
【0013】 この状態では、図1の(b)に示した様に、入口部2は、比較的大きな連通孔 11→シリンダ室4→比較的大きな連通孔13の、第1の通水路を介して出口部 3に連通されている。 更に、入口部2と出口部3とは、連通孔11→シリンダ室4→比較的小さな連 通孔12の、第2の通水路を介しても連通されている。 その為、流量制御弁Aを通過する水量はより多くなる。
【0014】 次に、節水したい時には、図2に示した様に、ノブ9を引っ張ってピストン弁 7を後退させると、節水使用の状態にセットされる。 この状態では、図2の(b)に示した様に、入口部2と出口部3とは、比較的 大きな連通孔11→シリンダ室4→比較的小さな連通孔12の、第2の通水路を 介してのみ連通され、第1の通水路はピストン弁7によって遮断される。 その為、流量制御弁Aを通過する水量はより少なくなる。
【0015】 次に、本願考案の第2実施例を、図4〜図7を参照しながら説明する。 第2実施例との相異点は、流量制御弁Aに、流量制御補助具Bを併用したとこ ろにある。 この流量制御補助具Bは、図4に示した様に、水道蛇口50に連結した首振ノ ズル60の出水口61に螺着して用いる。
【0016】 流量制御補助具Bの基本的な構造は、従来から、水道蛇口の末端に取付けて使 われて来た、整流乃至起泡用口金に類似している。 即ち、図5,図6に示した様に、その上端内周面に雌ねじを切った短筒状のケ ーシング20を備え、その内部には、水流制御筒21を出し入れ自在に納めてい る。 ケーシング20の上端は、首振ノズル60の出水口61に螺着させる。
【0017】 水流制御筒21は、筒状ケース22の上端に、比較的目の細かい制水ネット2 3を、下端に、比較的目の粗い制水ネット24を、夫々張設した形態を備えてい る。 そして、周壁面の中間高さ位置には、所定幅のスリット25を横向きに設けて いる。
【0018】 このスリット25は、図5に示した邪魔板30A又は30Bを、筒状ケース2 2内に落とし込んで、図6に示した様に、制水ネット24上に載せる為のもので ある。 邪魔板30Aは、制水ネット24より直径が小さい円板から成り、その真ん中 には、所定の大きさの通水孔31を設けている。 邪魔板30Bは、通水孔31を4箇所に設けて、通水抵抗をより少なくした点 が、邪魔板30Aとは異なる。
【0019】 流量制御補助具Bの使い方は、流量制御弁Aを上記の節水使用状態にセットし ても、尚、節水が不十分と思われる場合に、首振ノズル60の先端に流量制御補 助具Bを螺着すれば、邪魔板30A(又は30B)の制水作用によって、節水効 果をより高めることが出来る。
【0020】 図7は、首振ノズル60の先端部への取付を、螺着ではなくて、ビス止めによ った、別の実施例の流量制御補助具B1の外観図である。 3本のビス32は、散水用ホースを、水道蛇口に連結させる場合と同様にして 、水道蛇口50に直接取付けるか、又は、首振ノズル60の先端に取付ける為の ものである。 場合によっては、流量制御弁Aは省いて、流量制御補助具Bだけを取付けても よい。
【0021】 尚、上記実施例では、流量を制御すべ流体は水道水であり、制御目的は節水で あるが、勿論、それ以外の様々な流体の流量を、別の目的で制御する為にも、流 量制御弁Aを使用出来る。 又、流量制御弁Aの取付箇所は、水道の蛇口部分に限られず、むしろ、蛇口か ら隔たっていて、簡単には操作出来ない箇所に取付ければ、節水目的をより確実 に達成出来る。
【0022】
【考案の効果】
以上の説明によって明らかな様に、本願考案による流量制御弁は、構造が比較 的単純であるにも拘わらず、容易、且つ、確実に流量制御機能を果たしてくれる 。 又、必要に応じて、流量制御補助具を併用すれば、よりきめ細かく流量を制御 出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の第1実施例を示すもので、通常の使
用状態にセットした流量制御弁の縦断面図及び作動説明
図である。
【図2】同上、節水使用状態にセットした流量制御弁の
縦断面図及び作動説明図である。
【図3】同上、流量制御弁を取付ける箇所を例示した、
取付箇所近傍の分解斜視図である。
【図4】流量制御補助具を付設した、第2実施例を示す
もので、水道蛇口への組付け方を説明した斜視図であ
る。
【図5】同上、流量制御補助具の分解斜視図である。
【図6】同上、流量制御補助具の縦断面図である。
【図7】同上、流量制御補助具の別の実施例を示した、
外観斜視図である。
【符号の説明】
A 流量制御弁 B,B1 流量制御補助具 1 弁本体 2 入口部 3 出口部 4 シリンダ室 5 栓体 6 パッキン 7 ピストン弁 8 ピストンロッド 9 ノブ(弁操作部) 11〜13 連通孔(流体流路) 20 ケーシング(制水口金) 21 水流制御筒 22 筒状ケース 23,24 制水ネット 25 スリット 30A,30B 邪魔板 31 通水孔 32 ビス a 開口部 b 軸孔 c 底面 d 頂面 50 水道蛇口 51,61 出水口 60 首振りノズル

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の外形を有するブロック状体を、弁
    本体1とし、 該弁本体1には、流体の入口部2と出口部3を設けると
    共に、該入口部2と出口部3の間にシリンダ室4を介在
    させ、 該シリンダ室4内に組込んだピストン弁7のピストンロ
    ッド8を、前記弁本体1の外側に突出させて弁操作部9
    とし、 且つ、前記弁本体1には、前記入口部2からシリンダ室
    4内を経由して出口部3に至る複数の流体流路11〜1
    3を形成させ、 前記ピストン弁7の前後動に伴って、前記複数の流体流
    路の何れかが選択的に遮断される様にしたことを特徴と
    する流量制御弁。
  2. 【請求項2】 前記流量制御弁Aには、その下流側に配
    置する流量制御補助具Bを付属させ、 該流量制御補助具Bは、水道の蛇口端に取着する整流乃
    至起泡用の制水口金20と、該制水口金20内に出し入
    れ自在に配設されて、通水抵抗体となる邪魔板30との
    組合わせから成ることを特徴とする請求項1記載の流量
    制御弁。
  3. 【請求項3】 夫々通水抵抗が相異する複数種類の前記
    邪魔板30A,30B,… を付属させたことを特徴と
    する請求項2記載の流量制御弁。
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