JPH03599Y2 - - Google Patents

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JPH03599Y2
JPH03599Y2 JP17973085U JP17973085U JPH03599Y2 JP H03599 Y2 JPH03599 Y2 JP H03599Y2 JP 17973085 U JP17973085 U JP 17973085U JP 17973085 U JP17973085 U JP 17973085U JP H03599 Y2 JPH03599 Y2 JP H03599Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、水室と湯室とが近接して配置された
シングルレバー式等のの湯水混合水栓の逆止弁に
関するものである。
〔従来の技術〕
水室と湯室とが近接して配置される湯水混合水
栓としては、例えば、シングルレバー式のものが
ある。第3図乃至第5図は、シングルレバー式湯
水混合水栓1の一般的な構造を示すものである。
すなわち、この湯水混合水栓1は、水栓本体1
a内に水室2、湯室3、混合室4及び弁室5が区
画形成されており、弁室5にセラミツク製の二枚
の弁座6及び弁体7が配置されている。弁座6は
水室2に連通する孔2aと、湯室3に連通する孔
3a及び混合室4に連通する孔4aとを有し、弁
体7は前記各孔を相互に連通させ得る分配室7a
を有している。レバー8を操作することにより、
第6図の図a乃至dに示す如く、弁座6に形成さ
れた各孔2a乃至4aが分配室7aによりその連
通状態を制御され、湯水の閉止、水だけの供給、
湯だけの供給、湯水の供給の各状態を得る。第6
図の図aの状態は、水室孔2a及び湯室孔3aの
双方が閉鎖されており、湯水共に閉止状態であ
る。また同図の図bでは、湯孔3aと混合室孔4
aとが連通状態にあり、混合室4に連通する吐水
管9から湯だけの供給が行われる。更に同図の図
cの状態では、水室孔2aと湯室孔3aの双方が
混合室孔4aに連通しており、吐水管9から湯水
の混合した温水が供給される。更にまた同図の図
dの状態では、水室孔2aと混合室孔4aとが連
通状態にあり、吐水管9から水だけの供給が行わ
れる。
而して、このような湯水混合水栓1にあつて
は、開閉弁部の一次側の湯と水の供給通路10,
11に逆止弁12,13を配置して湯,水の逆流
を防止するようにしている。ところが、この逆止
弁12,13を配置するものにあつては、第6図
の図bに示す湯だけの供給状態にあつて、水室2
と湯室3の隔壁16及び水栓本体1a等を通じて
弁座6及び弁体7と逆止弁座12aと逆止弁体1
2とにより密閉状態の水室2内の水が暖められて
膨張し、該水室2内の圧力が異常に高くなる。こ
のため、セラミツク製の前記弁座6と弁体7とが
必要以上に圧接されて、両者間の滑りが悪くな
り、レバー8の操作が重くなることがあつた。ま
た繰り返し使用による冷熱サイクルの反復履歴に
より水栓本体1aが疲労し、該水栓本体1aが破
壊される場合がある等の欠点を有していた。
そのため、従来にあつては、第7図に示す如
く、逆止弁体12を装着する室14の一次側底壁
面14aと逆止弁座12aとの間にコイルスプリ
ング17を配置し、前記水室2の圧力上昇時に、
逆止弁座12aを同図の下方向へ移動させ、水室
2側の容積を増やすことにより、該水室2内の圧
力上昇を抑止するようにしていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、前記コイルスプリング17を配置す
るものにあつては、湯だけの供給状態から、第6
図の図cに示す温水の供給状態及び同図の図dに
示す水だけの供給状態へ切り換えた場合に、前記
逆止弁体12及び逆止弁座12aが給水圧の強い
水勢とコイルスプリング17の弾発的復帰力を受
けて水室2側(第7図の上方向)へ瞬間的に付勢
され、装着室14の二次側へ接続される管15の
管端15a側等に衝突し、いわゆるウオーターハ
ンマー音を発生するという欠点があつた。つま
り、ウオーターハンマー現象の原因となる勢力
が、コイルスプリング17の蓄性弾力によつて増
幅される結果、ウオターハンマー音を発生してい
た。
〔考案の目的〕
本考案は従来の前記欠点に鑑みてこれを改良除
去したものであつて、水室の圧力上昇をゴム製弾
性材料の形状変形により吸収し、ウオターハンマ
ー音を発することのない湯水混合水栓の逆止弁を
提供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記問題点を解決するための本考案の手段は、
水室と湯室とが近接して配置され、開閉弁部一次
側の湯水の供給通路に逆止弁が配置された湯水混
合水栓において、少なくとも水供給通路の途中に
設けられた逆止弁装着室の一次側底壁面と逆止弁
座との間に水室の圧力を吸収して変形する筒状の
ゴム性弾性材料を配置すると共に、該ゴム性弾性
材料と前記逆止弁装着室の一次側底壁面との間又
は逆止弁座とゴム性弾性材料との間の逆止弁装着
室の側壁面寄りに前記ゴム性弾性材料の変形用空
間を形成している。
〔作用〕
第1図及び第2図の実施例で明らかな如く、湯
だけの供給を行つている状態では、水室2(第3
図乃至第5図参照)内に密封された水が膨張し、
水室2内の圧力が異常に上昇する。この水室2内
の圧力は、給水圧以上になると逆止弁体22を同
図の下方向に付勢し、逆止弁体22はこの付勢力
により逆止弁座22aと装着室14の底壁面14
aとの間に配された筒状のゴム性弾性材料24を
押圧する。ゴム性弾性材料24は、装着室14の
底壁面14b寄りに形成された変形用空間25へ
水室2の圧力上昇分に比例して変形し、水室2側
の容積を大きくする。
一方、この湯だけの供給状態から温水の供給状
態又は水だけの供給状態へ切り換えた場合には、
ゴム性弾性材料24が水室2内に圧力変化に対応
して緩やかに形状回復及び弾性回復し、逆止弁体
22を復帰させる。この復帰は、従来のコイルス
プリング17(第7図参照)の場合に比較して復
帰の対応が前述の如く、ゴム製弾性材料24の形
状回復を伴つて緩やかになされるので、ウオータ
ーハンマー音を発する等の虞れはない。
以下に本考案の構成を図面に示す実施例に基づ
いて説明すると次の通りである。なお、逆止弁の
構成を除いた湯水混合水栓1の構成は第3図乃至
第5図に示すものと同じであり、同一符号のもの
は同一部材である。
〔実施例〕
第1図は本考案に係る逆止弁Aの第1の実施例
を示す水供給通路10の縦断面図である。同図に
示す如く、この第1の実施例にあつては、逆止弁
装着室14の一次側底壁面14a側に上端中央寄
りから外周面に向かつて下り勾配の中空円錘状台
座26を配置し、該台座26と逆止弁座22の下
端面との間に円筒状のゴム性弾性材料24を配置
している。従つて、ゴム性弾性材料24と台座2
6との間には、所定の空間25が形成されること
になる。この空間25はゴム性弾性材料24の変
形用空間としての機能を有する。なお、前記台座
26は水供給通路10を形成する管材等と一体的
に構成さるものであつてもよい。逆止弁体22
は、スプリング27を介して常時は逆止弁座22
aへ当接するように付勢されている。
このような逆止弁Aの構成にあつて、今、第6
図の図aに示す止水状態から同図の図bに示す湯
だけの供給状態へ切り換えたとする。すると、第
3図乃至第5図に示す湯水混合水栓1の水室2内
に密封された水が膨張し、水室2内の圧力が次第
に上昇する。この圧力上昇は、逆止弁体22を第
1図の下方向へ押圧するようになり、ゴム性弾性
材料24を圧縮する。ゴム性弾性材料24は、前
記押圧力により、台座26のテーパー面26aに
案内されて変形用空間25側(外周方向)へ拡大
されつつ移行して変形する(高さは減縮する)。
外周方向へ変形させるようにした理由は、もし当
該ゴム性弾性材料24をその内周方向へ変形させ
ると、ゴム性弾性材料24が台座26の貫通孔2
6b又は水供給通路10内に押し込まれて弾性回
復できない状態になる場合があるので、このよう
なことがないようにするためである。
前記ゴム性弾性材料24の変形により、逆止弁
体22及び逆止弁座22aは第1図の下方向へ移
動し、該移動分に相当して湯水混合水栓1の水室
2側の容積を増加させる。このため、湯だけの供
給状態で水室2内の圧力上昇があつてもこれを吸
収することが可能であり、セラミツク製の弁座6
及び弁体7との間が必要以上に圧接されることは
ない。従つて、湯だけの供給状態であつてもレバ
ー8の円滑な操作が可能である。また湯だけの供
給状態から温水若しくは水だけの供給状態へ繰り
返して使用する態様、またはその逆の状態へ繰り
返して使用する態様の冷熱サイクルの反復履歴が
あつても、前述の如く、水室2内の圧力上昇は、
ゴム製弾性材料24の変形用空間25への変形に
より吸収され、水栓本体1aが疲労する等のこと
はない。
而して、湯だけの供給状態から温水若しくは水
だけの供給状態へ切り換えると、水室2内の圧力
は当然のことながら低下する。このため、逆止弁
体22及び逆止弁座22aはゴム性弾性材料24
の弾力により第1図の上方向へ付勢されて元の状
態へ復帰する。ここにおいてゴム性弾性材料24
は、前記変形用空間25へ拡大されつつ移行して
変形した部分が形状回復する弾性力として働き、
逆止弁体22及び逆止弁座22aを付勢する力と
はならないので、従来のコイルスプリング15
(第7図参照)の場合に比較して逆止弁体22及
び逆止弁座22aを付勢する力が小さく、逆止弁
逆止弁体22及び逆止弁座22aは緩やかに上昇
復帰する。すなわち、この実施例の逆止弁22
は、いわゆるウオーターハンマー音を発すること
がない。
第2図は本考案の第2の実施例に係る逆止弁B
を示す水供給通路10の縦断面図である。この実
施例は、逆止弁座32aの下端面に外周方向へ上
り勾配のテーパー面33を形成し、ゴム性弾性材
料34の上端面34aを平滑面にすると共に下端
面34bを台座26のテーパー面26aに沿つた
テーパー面としている。従つて、この場合の変形
用空間35は、逆止弁座32aとゴム性弾性材料
34との間の装着室側壁面14b寄りに形成され
ることになる。水室2内の圧力が上昇して逆止弁
体32及び逆止弁座32aが押圧された場合、ゴ
ム性弾性材料34は前記変形用空間35へ(外周
方向へ)拡大されつつ移行して変形し、水室2内
の圧力上昇を吸収する。その他の構成並びに作用
効果は、前記第1の実施例の場合と同じであるの
で、ここでの説明は省略する。
なお、本考案は前述の実施例に限定されるもの
ではなく、適宜の変更が可能である。例えば、湯
水混合水栓1の形態及び逆止弁A,Bの設置位置
等は任意である。またシングルレバー式の湯水混
合水栓以外への適用も可能である。
〔考案の効果〕
以上に説明したように本考案にあつては、湯水
混合水栓の水室の圧力上昇があつた場合に、ゴム
性弾性材料の変形用空間への変形により該圧力上
昇を吸収することができ、レバー等の操作が重た
くなる等のことはない。また繰り返し使用による
冷熱サイクルの反復履歴により、水栓本体が疲労
し、早期に破壊されるということもない。更に、
前記水室の圧力が上昇した状態から水室内の圧力
が低下した場合に、ゴム性弾性材料は形状回復を
伴つて復元し、従来のコイルスプリングのように
逆止弁体及び逆止弁座を瞬間的に弾発することが
ない。従つて、逆止弁によるウオターハンマー音
の発生を防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す逆止弁の
縦断面図、第2図は同第2の実施例を示す逆止弁
の縦断面図、第3図乃至第6図はこの種湯水混合
水栓の一般的な構成を示すもので、第3図は湯水
混合水栓の一部断面正面図、第4図は同一部断面
平面図、第5図は同縦断面側面図、第6図は混合
水栓の各使用態様における二枚のセラミツク製弁
座及び弁体の位置関係を示す平面図、第7図は従
来の逆止弁の縦断面図である。 2……水室、3……湯室、10……水供給通
路、11……湯供給通路、22,32……逆止弁
体、22a,32a……逆止弁座、1……湯水混
合水栓、14……逆止弁装着室、14a……一次
側底壁面、24,34……ゴム性弾性材料、14
b……逆止弁装着室の側壁面、25,35……変
形用空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水室と湯室とが近接して配置され、開閉弁部一
    次側の湯水の供給通路に逆止弁が配置された湯水
    混合水栓において、少なくとも水供給通路の途中
    に設けられた逆止弁装着室の一次側底壁面と逆止
    弁座との間に水室の圧力を吸収して変形する筒状
    のゴム性弾性材料を配置すると共に、該ゴム性弾
    性材料と前記逆止弁装着室の一次側底壁面との間
    又は逆止弁座とゴム性弾性材料との間の逆止弁装
    着室の側壁面寄りに前記ゴム性弾性材料の変形用
    空間を形成したことを特徴とする湯水混合水栓用
    逆止弁。
JP17973085U 1985-11-20 1985-11-20 Expired JPH03599Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6084880B2 (ja) * 2013-04-03 2017-02-22 日東工器株式会社 逆止弁体及びそれを用いた逆止弁

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