JP2681684B2 - クラッチ作動装置用流量制御装置 - Google Patents

クラッチ作動装置用流量制御装置

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JP2681684B2
JP2681684B2 JP6474389A JP6474389A JP2681684B2 JP 2681684 B2 JP2681684 B2 JP 2681684B2 JP 6474389 A JP6474389 A JP 6474389A JP 6474389 A JP6474389 A JP 6474389A JP 2681684 B2 JP2681684 B2 JP 2681684B2
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隆一 田中
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、車両等のクラッチ作動装置用として利用
される流量制御装置に関し、特に、外部の温度が大きく
変動するような場合でも、その変化に応じて適正な絞り
機能を得ることができる技術に関する。
(従来の技術) この種の流量制御装置は、クラッチの接続を円滑に行
なうため、液圧を発生するマスタシリンダと、このマス
タシリンダからの液圧の供給に応じてクラッチにおける
動力伝達を遮断するクラッチオペレーティングシリンダ
との間に配置される。その主な機能は、マスタシリンダ
側への戻り流量を制限する絞り作用にある。
この流量制御装置は、たとえば、実開昭62−194217号
の公報が示すように、クラッチマスタシリンダ側に連絡
される入口と、クラッチオペレーティングシリンダ側に
連絡される出口と、これら入口と出口とに連絡して形成
した内部空所と、この内部空所にばねにより出口側に付
勢されて移動可能に挿入され、出口側圧力が入口側圧力
よりも所定値高くなると移動する可動体と、この可動体
の移動により当接して入口側と出口側とを絞り連通する
絞り部材とを有している。
そして、従来では、絞り部材による絞りは固定絞りで
あり、しかも、絞り部材の材料として、プラスチックあ
るいは金属を専ら用いていた。
(発明が解決しようとする課題) 従来のプラスチック製あるいは金属製の絞り部材を用
いたものでは、外部の温度が大きく変動したような場合
でも、その絞り面積は変わらない。しかし、クラッチ作
動装置の作動液は、そうした温度変化によって大なり小
なり粘度が変わる。作動液は、低温でどろどろした高粘
度状態を呈するのに対し、常温から高温ではさらさらし
た低粘度状態を呈する。
その結果、常温の低粘度の状態で適正な絞り面積を設
定すると、低温時に過剰な絞り作用を生じ、クラッチを
接続しにくいという問題を生じる。
この発明は、こうした温度変化に起因する問題を解決
するもので、温度変化に応じて適正な絞り機能を得るこ
とができるようにした技術を提供することを目的とす
る。
(発明の概要) この発明では、絞り部材をゴム材料から形成するよう
にしている。ゴムは、温度変化に応じて、その硬度を変
化する。
絞り部材は、ピストン等の可動体と当接して絞りを構
成するが、ゴム硬度が温度によって変わることから、可
動体と当接する部位の変形量が温度によって変わり、絞
りの有効面積を変える。この絞りの有効面積は、常温か
ら高温の時に比べて、低温時に大きくなる。そのため、
大きな温度変化があったとしても、常に適正な絞り機能
を生じ、円滑なクラッチ作動を行なうことができる。
(実施例) 第1図は、この発明の一実施例である流量制御装置の
全体的な断面図、また、第2図は、絞り部材の部分の側
面図である。
第1図において、流量制御装置10のハウジングは二つ
の配管接続部を備えている。一つは、マスタシリンダ側
に連絡される入口11であり、もう一つは、クラッチオペ
レーティングシリンダに連絡される出口12である。入口
11および出口12をもつハウジングは、内部部品の組み立
て上、管状の本体13とその本体13の一端にシールリング
14を挟んでねじ結合したキャップ部材15とからなる。入
口11が本体13の端部に、また、出口12がその反対側のキ
ャップ部材15の端部に各々設けられている。
本体13には、図の左端の入口11のほか、小径孔16を通
して入口11に連絡した内部空所17、さらに右端の開口近
くの大径なねじ孔18がある。このねじ孔18はキャップ部
材15を結合するためのもので、そこに、キャップ部材15
のねじ部分15bが結合されている。ねじ部分15bにも小径
孔19があり、出口12を内部空所17と連絡している。
本体13の内部空所17に、コップ形状のピストン20、そ
して、その内側にブロック形状のバルブステム22が各々
挿入されている。バルブステム22には右端部に外向きフ
ランジ22aがあり、そこに、ばね24の力が加わってい
る。したがって、バルブステム22およびピストン20は、
そのばね24により、非作動時には、出口12側に付勢さ
れ、ピストン20の端面がキャップ部材15の端面に当って
いる。キャップ部材15の端面に設けた突部15cは、ピス
トン20とキャップ部材15とのリンギングを防ぐ効果があ
る。しかし、こうした非作動時の状態でも、ピストン20
の中央の通孔21、およびバルブステム22の外向きフラン
ジ22a近くの通路23a,23bによって、出口12側と入口11側
との連通はなされている。
ばね24の他端は、リング形状の補強板26に支持されて
いる。補強板26は、絞り部材であるバルブシート28と一
体化されている。バルブシート28は、ブタジエン−スチ
レン−ゴムあるいはエチレン−プロピレン−ターポリマ
ー等のゴム材料からなる。第2図がより明らかにしてい
るように、ゴム製のバルブシート28には、中央の通孔30
のほか、そこからリング形状の補強板26の内周まで延び
た4本の溝32がある。そして、こうした補強板26付きの
バルブシート28は、本体13の内部空所17の底部に座して
いる。
さて、クラッチペダルが踏まれ、マスタシリンダ側の
作業液が流量制御装置10を通してクラッチオペレーティ
ングシリンダ側に供給される際、入口11から出口12に至
る間に絞り作用は生じない。しかし、ついでクラッチペ
ダルの踏み込みを戻すと、マスタシリンダ側の液圧が低
下するため、出口12側の圧力が入口11側の圧力よりも高
くなる。その差が所定値以上になると、第4図および第
5図に示すように、その差圧によってピストン20および
バルブステム22が図の左方に移動し、バルブステム22の
左端面がバルブシート28の一面に当接する。これによ
り、バルブシート28の溝32の部分が、バルブステム22と
相俟って絞りとして機能する。
ところで、ゴム製のバルブシート28は、第3に示すよ
うに、周囲の温度が低くなるにつれて、その硬度を高め
る。そこで、常温から高温の時、第5図に示すように、
比較的硬度の低いバルブシート28は、バルブステム22側
からの力を受けて比較的大きく変形する。それに対し、
低温時には、第4図に示すように、ゴム硬度が高いた
め、バルブシート28の変形量はわずかである。こうした
ゴム製のバルブシート28の変形量のちがいから、溝32の
部分の絞り効果が、温度変化に応じて異なったものとな
る。それが、温度変化に応じた適正な絞り作用を生むこ
とになる。
なお、図に示した実施例では、絞りとなる溝32をゴム
製のバルブシート28側に設けているので、金属あるいは
プラスチック製のバルブステム22との当接によるゴムの
喰われが少ないという利点もある。しかし、絞りとなる
溝をバルブステム22側に設けるようにすることもでき
る。その場合、バルブステム22の端面に溝を加工しても
良いし、あるいは、絞り部材である、溝をもつゴムプレ
ートをバルブステム22の端面に貼り付けるようにしても
良い。後者の場合には、ゴムプレートを本体13の内部空
所17の底部に直接的に当接するようにすることができ
る。したがって、組み付け時の部品が少なくなるので、
組み付けなどの上で有利である。
また、図に示した実施例では、ピストン20の外周、つ
まりはピストン20と本体13との摺動部分にシールリング
を配置していないが、ピストン20の外周にシールリング
を設けるようにしても良い。
(発明の効果) この発明によれば、絞り部材をゴム材料で形成するこ
とによって、温度変化によるゴム硬度の変化を利用し、
外部の温度変動に応じて、絞りの有効面積を適正に変え
るようにしているので、常に適正な絞り作用を生じ、円
滑なクラッチ作動を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例を示す全体的な断面図、 第2図は、要部の側面図、 第3図は、ゴム材料の温度−硬度の関係を示す特性図、
そして、 第4図および第5図は、各々、作動時の状態を示す断面
図である。 10……流量制御装置、11……入口、 12……出口、17……内部空所、 20……ピストン、22……バルブステム、 24……ばね、28……バルブシート(絞り部材)、 32……溝。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クラッチマスタシリンダ側に連絡される入
    口と、クラッチオペレーティングシリンダ側に連絡され
    る出口と、これら入口と出口とに連絡して形成した内部
    空所と、この内部空所にばねにより出口側に付勢されて
    移動可能に挿入され、出口側圧力が入口側圧力よりも所
    定値高くなると移動する可動体と、この可動体の移動に
    より当接して入口側と出口側とを絞り連通する絞り部材
    とを有するクラッチ作動装置用流量制御装置において、
    前記絞り部材をゴム材料から形成したクラッチ作動装置
    用流量制御装置。
JP6474389A 1989-03-16 1989-03-16 クラッチ作動装置用流量制御装置 Expired - Lifetime JP2681684B2 (ja)

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JP2003106303A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Teijin Seiki Co Ltd アクチュエーションシステム

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